JPH01219363A - 可変容量式斜板型圧縮機 - Google Patents
可変容量式斜板型圧縮機Info
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- JPH01219363A JPH01219363A JP63045638A JP4563888A JPH01219363A JP H01219363 A JPH01219363 A JP H01219363A JP 63045638 A JP63045638 A JP 63045638A JP 4563888 A JP4563888 A JP 4563888A JP H01219363 A JPH01219363 A JP H01219363A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は斜板型圧縮機の容量制御に関するもので、例え
ば自動車空調装置用の冷媒圧縮機として使用して有効で
ある。
ば自動車空調装置用の冷媒圧縮機として使用して有効で
ある。
本発明者らは、先に可変容量式斜板型圧縮機として、シ
ャフトにより回転駆動される斜板が、スプールの軸方向
移動に応じてその傾斜角度が減少し、それによりピスト
ンのストロークを可変するという構成を提案した。すな
わち、斜板がシャフトに対し傾斜可能かつシャフト軸方
向に変位可能に取付けられており、斜板の傾斜角度と中
心位置が連動して変位するようにした。
ャフトにより回転駆動される斜板が、スプールの軸方向
移動に応じてその傾斜角度が減少し、それによりピスト
ンのストロークを可変するという構成を提案した。すな
わち、斜板がシャフトに対し傾斜可能かつシャフト軸方
向に変位可能に取付けられており、斜板の傾斜角度と中
心位置が連動して変位するようにした。
このような可変容量式斜板型圧縮機では、一方の作動室
では斜板傾斜角変化に応じてデッドボリュームの大幅増
加があるものの、他方の作動室ではデッドボリュームの
大幅増加を伴うことがな(、徐々に容量を低下できるこ
とになる。
では斜板傾斜角変化に応じてデッドボリュームの大幅増
加があるものの、他方の作動室ではデッドボリュームの
大幅増加を伴うことがな(、徐々に容量を低下できるこ
とになる。
第2図はこの本発明者らが先に提案した可変容量式斜板
型圧縮機を示す断面図である。この例においてはスプー
ル30の変位に応じて斜板10が傾斜角度を変える。さ
らに斜板10はスプールの球面支持部405と傾斜可能
に連結しているため、スプール30の変位に応じて斜板
10の傾斜角度が可変されることになる。従ってこの圧
縮機では制御圧室200内の圧力を制御することにより
スプール30の位置を変位し、それにより圧縮機の吐出
容量が連続的に可変制御できる。
型圧縮機を示す断面図である。この例においてはスプー
ル30の変位に応じて斜板10が傾斜角度を変える。さ
らに斜板10はスプールの球面支持部405と傾斜可能
に連結しているため、スプール30の変位に応じて斜板
10の傾斜角度が可変されることになる。従ってこの圧
縮機では制御圧室200内の圧力を制御することにより
スプール30の位置を変位し、それにより圧縮機の吐出
容量が連続的に可変制御できる。
しかしながら、本発明者らがさらに実験検討を行ったと
ころ、制御圧室200内の圧力と圧縮機吐出容量とが常
にl;1の関係で対応するものとはならないことが認め
られた。
ころ、制御圧室200内の圧力と圧縮機吐出容量とが常
にl;1の関係で対応するものとはならないことが認め
られた。
第8図は第2図図示圧縮機における制御圧室200内の
圧力Pcと吐出容量との関係を示すグラフである。この
図に示すように制御状態はヒステリシスループを描くこ
とが認められる。例えば、圧縮機吐出容量をC1にする
際に歩容量から吐出容量を漸増させる場合には制御圧室
200内圧力をPc、まで上昇させなければならない。
圧力Pcと吐出容量との関係を示すグラフである。この
図に示すように制御状態はヒステリシスループを描くこ
とが認められる。例えば、圧縮機吐出容量をC1にする
際に歩容量から吐出容量を漸増させる場合には制御圧室
200内圧力をPc、まで上昇させなければならない。
逆に大容量から歩容量へ漸減させる場合には制御圧室2
00内の圧力をPc、まで低下させなければならない。
00内の圧力をPc、まで低下させなければならない。
そのように大きなヒステリシスがある場合には、圧縮機
の正確な吐出容量が困難なものとなる。
の正確な吐出容量が困難なものとなる。
本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、本発明者ら
が先に提案した可変容量式斜板型圧縮機において、制御
圧室内圧力とその圧力に対応する圧縮機吐出容量との制
御をより良好にすることを目的とする。
が先に提案した可変容量式斜板型圧縮機において、制御
圧室内圧力とその圧力に対応する圧縮機吐出容量との制
御をより良好にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の圧縮機では、シャフ
トに対して斜板を揺動可能に支持する支持部と、この支
持部をシャフトの軸方向に変位させるスプールとを備え
、さらに容量変更時の斜板の回動を滑らかにするために
、支持部と斜板との間をピン支持構造とする。
トに対して斜板を揺動可能に支持する支持部と、この支
持部をシャフトの軸方向に変位させるスプールとを備え
、さらに容量変更時の斜板の回動を滑らかにするために
、支持部と斜板との間をピン支持構造とする。
すなわち、支持部もしくは斜板のいずれか一方にピン状
の突起を設け、かつ他方にこのピン状の突起が係合する
孔を設け、さらにピン状突起と孔との間には滑動部材を
配設するという構造を採用する。
の突起を設け、かつ他方にこのピン状の突起が係合する
孔を設け、さらにピン状突起と孔との間には滑動部材を
配設するという構造を採用する。
このように本発明において滑動部材を介して斜板と支持
部をピン結合するため、支持部における摩擦力が大幅に
低減でき、容量可変制御の際のヒステリシスを小さ(す
ることができる。
部をピン結合するため、支持部における摩擦力が大幅に
低減でき、容量可変制御の際のヒステリシスを小さ(す
ることができる。
以下本発明の一実施例を図に基づいて述べる。
第1図は可変容量式斜板型圧縮機の縦断面図である。ア
ルミニウム合金製のフロントハウジング4゜フロントサ
イドプレート8.吸入弁9.フロントシリンダブロック
5.リアシリンダブロック6゜吸入弁12. リアサ
イドプレート11及びリアハウジング13はスルーボル
ト16によって一体的に固定された圧縮機の外殻を成し
ている。シリンダブロック5.6には第3図に示すよう
にシリンダ64(641〜645)が夫々5ケ所、各シ
リンダ64が互いに平行になるように形成されている。
ルミニウム合金製のフロントハウジング4゜フロントサ
イドプレート8.吸入弁9.フロントシリンダブロック
5.リアシリンダブロック6゜吸入弁12. リアサ
イドプレート11及びリアハウジング13はスルーボル
ト16によって一体的に固定された圧縮機の外殻を成し
ている。シリンダブロック5.6には第3図に示すよう
にシリンダ64(641〜645)が夫々5ケ所、各シ
リンダ64が互いに平行になるように形成されている。
図示しない自動車走行用エンジンの駆動力を受けて回転
するシャフト1はベアリング3及びベアリング14を介
してそれぞれフロントハウジング4及びリアシリンダブ
ロック6に回転自在に軸支されている。また、シャフト
1に加わるスラスト力(図中左方向へ働く力)はスラス
ト軸受15を介してフロントシリンダブロック5で受け
、止め輪によりシャフト1の図中右方向への動きを規制
している。尚、止め輪はシャフト1に形成された環状溝
によって係止されている。
するシャフト1はベアリング3及びベアリング14を介
してそれぞれフロントハウジング4及びリアシリンダブ
ロック6に回転自在に軸支されている。また、シャフト
1に加わるスラスト力(図中左方向へ働く力)はスラス
ト軸受15を介してフロントシリンダブロック5で受け
、止め輪によりシャフト1の図中右方向への動きを規制
している。尚、止め輪はシャフト1に形成された環状溝
によって係止されている。
スライド部40はベアリング14を介してスプール30
に回転自在に軸支されている。スライド部40に働くス
ラスト力(図中右方向へ働く力)はスラスト軸受116
を介してスプール30で受け、環状係止部17によりリ
アシャフト40がスプール30から外れるのを防いでい
る。尚、この係止部17はリアシャフト40外表面に形
成されている。スプール30はリアシリンダブロック6
の円筒部65及びリアハウジング13の円筒部135内
に軸方向摺動可能に配されている。
に回転自在に軸支されている。スライド部40に働くス
ラスト力(図中右方向へ働く力)はスラスト軸受116
を介してスプール30で受け、環状係止部17によりリ
アシャフト40がスプール30から外れるのを防いでい
る。尚、この係止部17はリアシャフト40外表面に形
成されている。スプール30はリアシリンダブロック6
の円筒部65及びリアハウジング13の円筒部135内
に軸方向摺動可能に配されている。
第4図はスライド部を示す斜視図である。図のようにス
ライド部を円筒状をした本体401とこの本体により外
方向に突出している2本のピン402を有する。なおこ
のピン402は対向する位置に配設され、かつピンの中
心軸は本体401の軸線と直交する。本例において本体
401はシャフト1上に摺動自在に配設されるため、そ
の内径はシャフト1の外径とほぼ同等となっている。本
例においてこの本体の内径は30m程度である。
ライド部を円筒状をした本体401とこの本体により外
方向に突出している2本のピン402を有する。なおこ
のピン402は対向する位置に配設され、かつピンの中
心軸は本体401の軸線と直交する。本例において本体
401はシャフト1上に摺動自在に配設されるため、そ
の内径はシャフト1の外径とほぼ同等となっている。本
例においてこの本体の内径は30m程度である。
またピンは線弾力に充分耐え得るようその直径が12m
程度となっている。
程度となっている。
さらにピン402上には滑動部材、そしてブツシュ40
3が取付けられている。“このブツシュ403は摺動性
に冨んだ材料を含んで作られ、例えば燐青銅やテフロン
コーティングした炭素鋼等よりなる。
3が取付けられている。“このブツシュ403は摺動性
に冨んだ材料を含んで作られ、例えば燐青銅やテフロン
コーティングした炭素鋼等よりなる。
第5図はスライド部40が斜板10に組みつけられた状
態を示す断面図である。また第6図は第5図のVl−V
l線に沿う矢視断面図である。この第5図および第6図
はより明らかなように、ピン402は斜板lOと同一平
面上に配設される。すなわち斜板lOには係止溝100
2が形成されており、この係止溝1001内にピン40
2が挿入されその状態で係止板1002で覆われる。還
元すれば、係止板1002と係止溝1001とによりピ
ン402が嵌合する嵌合孔が形成される。
態を示す断面図である。また第6図は第5図のVl−V
l線に沿う矢視断面図である。この第5図および第6図
はより明らかなように、ピン402は斜板lOと同一平
面上に配設される。すなわち斜板lOには係止溝100
2が形成されており、この係止溝1001内にピン40
2が挿入されその状態で係止板1002で覆われる。還
元すれば、係止板1002と係止溝1001とによりピ
ン402が嵌合する嵌合孔が形成される。
また、第5図より明らかなように斜板10のシャフト1
側面にはスリット105が形成されており、シャフト1
の斜板10側端面には平板部165が形成されている。
側面にはスリット105が形成されており、シャフト1
の斜板10側端面には平板部165が形成されている。
そして、平板部165がスリブ)105内壁に面接触す
るようにして配されることにより、シャフト1に与えら
れた回転駆動力を斜板10に伝えるものである。
るようにして配されることにより、シャフト1に与えら
れた回転駆動力を斜板10に伝えるものである。
また、斜板10両面側にはシュー18及びシュー19が
摺動自在に配設されている。一方、フロントシリンダブ
ロック5のシリンダ64及びリアシリンダブロック6の
シリンダ63内にはピストン7が摺動可能に配されてい
る。上述のようにシュー18及び19は斜板10に対し
、摺動自在に取り付けられている。またシュー18及び
19はピストン7の内面に対し、回転可能に係合してい
る。従って、斜板10の回転を伴う揺動運動は、このシ
ュー18及び19を介しピストンに往復運動として伝達
される。尚、シュー18.19は斜板10上に組み付け
られた状態で、外面が同一球面上にくるように形成され
ている。
摺動自在に配設されている。一方、フロントシリンダブ
ロック5のシリンダ64及びリアシリンダブロック6の
シリンダ63内にはピストン7が摺動可能に配されてい
る。上述のようにシュー18及び19は斜板10に対し
、摺動自在に取り付けられている。またシュー18及び
19はピストン7の内面に対し、回転可能に係合してい
る。従って、斜板10の回転を伴う揺動運動は、このシ
ュー18及び19を介しピストンに往復運動として伝達
される。尚、シュー18.19は斜板10上に組み付け
られた状態で、外面が同一球面上にくるように形成され
ている。
前記シャフト1の平板部165には長溝166が設けら
れており、また、斜板10にはピン通し孔106,10
8が形成されている。シャフト1の平板部165は斜板
10のスリット105に配された後、ピン80及び止め
輪によりピン通し孔106.108とシャフト1の長溝
166とに係止される。この長溝166内のピン80の
位置により斜板の傾きが変わるのであるが、傾きが変わ
ると共に斜板中心(ピン402支持部)の位置も変わる
。すなわち、第1図中右側の第2作動室60においては
、斜板10の傾きが変わってピストン7のストロークが
変化しても、ピストン7の作動室60側の上死点は殆ど
変わらずデッドボリュームの増加が実質的に生じないよ
うに長溝166が設けられている。一方、図中左方向の
作動室50では斜板の傾きが変わると共にピストン7の
上死点は変化するため、デッドボリュームも変化する。
れており、また、斜板10にはピン通し孔106,10
8が形成されている。シャフト1の平板部165は斜板
10のスリット105に配された後、ピン80及び止め
輪によりピン通し孔106.108とシャフト1の長溝
166とに係止される。この長溝166内のピン80の
位置により斜板の傾きが変わるのであるが、傾きが変わ
ると共に斜板中心(ピン402支持部)の位置も変わる
。すなわち、第1図中右側の第2作動室60においては
、斜板10の傾きが変わってピストン7のストロークが
変化しても、ピストン7の作動室60側の上死点は殆ど
変わらずデッドボリュームの増加が実質的に生じないよ
うに長溝166が設けられている。一方、図中左方向の
作動室50では斜板の傾きが変わると共にピストン7の
上死点は変化するため、デッドボリュームも変化する。
本例では上述したように斜板10の傾斜角が変動しても
、ピストン7の作動室60側の上死点位置が変動しない
ような形状に長溝166が形成されている。従ってこの
長溝166は厳密には曲線状となるが、実際の形成に当
たってはほぼ直線の長溝で近似できることになる。さら
に本例では長溝166の形成により平板部165の形状
が過大となることがないように、長溝166はシャフト
1の軸線上に配設されている。このように長溝166を
シャフト1の軸線上に形成し、平板部165を小型化す
ることは平板部165がピストン7の内側に配設される
タイプの斜板型圧縮機においては特に有効である。
、ピストン7の作動室60側の上死点位置が変動しない
ような形状に長溝166が形成されている。従ってこの
長溝166は厳密には曲線状となるが、実際の形成に当
たってはほぼ直線の長溝で近似できることになる。さら
に本例では長溝166の形成により平板部165の形状
が過大となることがないように、長溝166はシャフト
1の軸線上に配設されている。このように長溝166を
シャフト1の軸線上に形成し、平板部165を小型化す
ることは平板部165がピストン7の内側に配設される
タイプの斜板型圧縮機においては特に有効である。
図中符号21は軸封装置であり、シャトフ1を伝って冷
媒ガスや潤滑オイルが外部へ洩れるのを防いでいる。図
中符号24は作動室50.60に開口し、吐出室90.
93と連通ずる吐出口であり、この吐出口24は、吐出
弁22によって開閉される。吐出弁22は弁押さえ23
と共に図示しないボルトによりフロントサイドプレート
8及びリアサイドプレート11に固定されている。図中
符号25は作動室50.60と吸入室72.74とを連
通ずる吸入口で、吸入弁9及び吸入弁12によって開閉
される。
媒ガスや潤滑オイルが外部へ洩れるのを防いでいる。図
中符号24は作動室50.60に開口し、吐出室90.
93と連通ずる吐出口であり、この吐出口24は、吐出
弁22によって開閉される。吐出弁22は弁押さえ23
と共に図示しないボルトによりフロントサイドプレート
8及びリアサイドプレート11に固定されている。図中
符号25は作動室50.60と吸入室72.74とを連
通ずる吸入口で、吸入弁9及び吸入弁12によって開閉
される。
図中符号500は制御圧空間200内圧力を制御するた
めの制御弁であり、制御弁500の一方は低圧導入通路
97によりリア側の吸入空間74と結ばれている。また
、他方は制御圧通路98を介して制御圧室200と結ば
れている。
めの制御弁であり、制御弁500の一方は低圧導入通路
97によりリア側の吸入空間74と結ばれている。また
、他方は制御圧通路98を介して制御圧室200と結ば
れている。
第1図中フロント側の吐出空間90は、シリンダブロッ
ク5に形成された図示しない吐出通路により吐出ポート
に導かれ、又、リア側の吐出空間93はシリンダブロッ
ク6に形成された吐出通路により吐出ポートに導かれて
いる。両吐出ポートは外部配管により連結されるため、
吐出空間90と吐出空間93内圧力は同一圧力である。
ク5に形成された図示しない吐出通路により吐出ポート
に導かれ、又、リア側の吐出空間93はシリンダブロッ
ク6に形成された吐出通路により吐出ポートに導かれて
いる。両吐出ポートは外部配管により連結されるため、
吐出空間90と吐出空間93内圧力は同一圧力である。
またフロント側の吸入空間72は吸入通路71によりハ
ウジング中央部に形成された吸入空間70に導かれ、同
様にリア側の吸入空間74も吸入通路73により吸入空
間70に導かれている。
ウジング中央部に形成された吸入空間70に導かれ、同
様にリア側の吸入空間74も吸入通路73により吸入空
間70に導かれている。
上記構成により圧縮機の作動について述べる。
図示しない電磁クラッチが接続され、シャフト1にエン
ジンからの駆動力が伝えられると圧縮機は起動する。
ジンからの駆動力が伝えられると圧縮機は起動する。
起動時には圧縮機内部で圧力差が生じないため、この状
態においては、スプール30の前後で圧力差が生じなく
なっている。すなわち、起動時においてはスライド部4
0を介して斜板10を傾斜させる方向には荷重が加わっ
ていない。
態においては、スプール30の前後で圧力差が生じなく
なっている。すなわち、起動時においてはスライド部4
0を介して斜板10を傾斜させる方向には荷重が加わっ
ていない。
このような状態でシャフト1が回転を開始すると、シャ
フトlの回転は斜板10を介してピストン7を往復駆動
することになる。このピストン7の往復移動に伴い作動
室50.60内で冷媒の吸入、圧縮、吐出が行われるこ
とになる。
フトlの回転は斜板10を介してピストン7を往復駆動
することになる。このピストン7の往復移動に伴い作動
室50.60内で冷媒の吸入、圧縮、吐出が行われるこ
とになる。
ただこの場合、リア側の作動室60とフロント側の作動
室50との圧力差に基づ(力がピストン7およびシュー
18.19を介して斜板1oに加わることになる。特に
斜板10は球面支持部4゜5によって揺動自在に支持さ
れており、かつスリット105と平板部165との嵌合
によりシャフト1の回転力を受けるようになっているた
め、ピストン7に加わる力が斜板10の傾斜角を減少さ
せる方向にモーメントとして作動することになる。
室50との圧力差に基づ(力がピストン7およびシュー
18.19を介して斜板1oに加わることになる。特に
斜板10は球面支持部4゜5によって揺動自在に支持さ
れており、かつスリット105と平板部165との嵌合
によりシャフト1の回転力を受けるようになっているた
め、ピストン7に加わる力が斜板10の傾斜角を減少さ
せる方向にモーメントとして作動することになる。
例えば第3図に軸線X上に伝導ピン80が位置している
状態では、第1シリンダ空間641に配設されているピ
ストンからは斜板10に対し傾斜角を変動させるモーメ
ントは発生しない。しかしながら第2乃至第5のシリン
ダ空間642,643.644.645に配設されたピ
ストン7からは、斜板10の傾斜角を減少させる方向に
回転モーメントが発生する。この回転モーメントFiX
Riは、ピン80周りに生ずるモーメントFpmXRに
よって受けられることになる(第7図図示)。
状態では、第1シリンダ空間641に配設されているピ
ストンからは斜板10に対し傾斜角を変動させるモーメ
ントは発生しない。しかしながら第2乃至第5のシリン
ダ空間642,643.644.645に配設されたピ
ストン7からは、斜板10の傾斜角を減少させる方向に
回転モーメントが発生する。この回転モーメントFiX
Riは、ピン80周りに生ずるモーメントFpmXRに
よって受けられることになる(第7図図示)。
またこのピストン7により発生する回転モーメントは、
球面支持部405に対しFbxの押圧力を加えることに
なる。
球面支持部405に対しFbxの押圧力を加えることに
なる。
すなわち、スプール30の前後に差圧がない状態では、
スライド部40およびスプール30が図中右方向に変位
する。その結果、斜板10はその傾斜角を小さくする。
スライド部40およびスプール30が図中右方向に変位
する。その結果、斜板10はその傾斜角を小さくする。
ただ、斜板10はシャフト1の長溝166に伝導ピン8
0によって規制されているため、斜板10は傾きを減少
すると共に、斜板10の中心にあるピン402に対し図
中左方向に力を与え、ピン402を右方向へ移動させる
。
0によって規制されているため、斜板10は傾きを減少
すると共に、斜板10の中心にあるピン402に対し図
中左方向に力を与え、ピン402を右方向へ移動させる
。
ピン402を介してスライド部40に働く図中右方向の
力はスラスト軸受116を介してスプール30に伝えら
れ、スプール30はリアハウジング13の底部に当たる
まで移動する。この状態は圧縮機の吐出容量が最小とな
る状態である。
力はスラスト軸受116を介してスプール30に伝えら
れ、スプール30はリアハウジング13の底部に当たる
まで移動する。この状態は圧縮機の吐出容量が最小とな
る状態である。
そして、図示されない吸入ボート(冷凍サイクルの蒸発
気につながる)より吸入される冷媒ガスは、中央部の吸
入空間70へ入り、次いで吸入通路73を通り、リア側
の吸入室74へ入る。その後、ピストン7の吸入行程に
おいて、吸入弁12を介して吸入口25より作動室60
内へ吸入される。吸入された冷媒ガスは圧縮行程で圧縮
され、所定圧まで圧縮されれば吐出口24より吐出弁2
2を押し開いて吐出室93へ吐出される。高圧の冷媒ガ
スは吐出通路を通り、吐出ポートより冷凍サイクルの図
示しない凝縮器に吐出される。
気につながる)より吸入される冷媒ガスは、中央部の吸
入空間70へ入り、次いで吸入通路73を通り、リア側
の吸入室74へ入る。その後、ピストン7の吸入行程に
おいて、吸入弁12を介して吸入口25より作動室60
内へ吸入される。吸入された冷媒ガスは圧縮行程で圧縮
され、所定圧まで圧縮されれば吐出口24より吐出弁2
2を押し開いて吐出室93へ吐出される。高圧の冷媒ガ
スは吐出通路を通り、吐出ポートより冷凍サイクルの図
示しない凝縮器に吐出される。
この際、フロント側の第1の作動室50はデッドボリュ
ームが大きいため、リア側の第2作動室60よりも圧縮
比が小さく、第1作動室50内の冷媒ガスの圧力が吐出
空間90内圧力(リア側第2作動室60の吐出圧力が導
かれている)よりも低く、フロント側第1作動室50で
の冷媒ガスの吸入、吐出作用は行われない。
ームが大きいため、リア側の第2作動室60よりも圧縮
比が小さく、第1作動室50内の冷媒ガスの圧力が吐出
空間90内圧力(リア側第2作動室60の吐出圧力が導
かれている)よりも低く、フロント側第1作動室50で
の冷媒ガスの吸入、吐出作用は行われない。
圧縮機の起動時には、上述したように圧縮機吐出容量は
最小容量となる。しかしこのように吸入圧力が吐出圧と
均圧している状態では、吸入圧室74内の冷媒圧力の絶
対圧力も設定圧より高くなっている。そのため低圧導入
通路97を配して圧力室501に導入される圧力はスプ
リング502の設定圧より高く、ダイヤフラム503を
第1図中上方に変位させる。その結果弁体504はスプ
リング505の付勢力により弁座506に当接する。
最小容量となる。しかしこのように吸入圧力が吐出圧と
均圧している状態では、吸入圧室74内の冷媒圧力の絶
対圧力も設定圧より高くなっている。そのため低圧導入
通路97を配して圧力室501に導入される圧力はスプ
リング502の設定圧より高く、ダイヤフラム503を
第1図中上方に変位させる。その結果弁体504はスプ
リング505の付勢力により弁座506に当接する。
同様に圧縮機作動後においても冷凍サイクルより要求さ
れる能力が高い状態では圧縮機の吸入室74内圧力が高
くなることが知られている。これは冷凍サイクルの蒸発
器でのスーパーヒートによるもので、このように圧縮機
に吸入される冷媒の圧力が高(なれば、前述した起動時
と同様に圧力室501内の圧力がスプリング502の設
定圧より高(なり、ダイヤフラム503を図中上方向に
押し上げる。
れる能力が高い状態では圧縮機の吸入室74内圧力が高
くなることが知られている。これは冷凍サイクルの蒸発
器でのスーパーヒートによるもので、このように圧縮機
に吸入される冷媒の圧力が高(なれば、前述した起動時
と同様に圧力室501内の圧力がスプリング502の設
定圧より高(なり、ダイヤフラム503を図中上方向に
押し上げる。
従って圧縮機に要求される能力が高い場合には弁体50
4が弁座506に当接し、信号圧通路98が遮断される
。−力制御圧室200は高圧導入通路96を介して吐出
室93と導通している。そのため、吐出室93内の高圧
は絞り99を介して制御圧室200内に漸次導入される
ことになる。
4が弁座506に当接し、信号圧通路98が遮断される
。−力制御圧室200は高圧導入通路96を介して吐出
室93と導通している。そのため、吐出室93内の高圧
は絞り99を介して制御圧室200内に漸次導入される
ことになる。
それにより制御圧室200内の圧力は漸増する。
そのため、スプール30に対し、圧力室により第1図中
左方向へ働く力(制御王室200と吸入空間74との圧
力差による)は圧縮機の回転に伴い次第に上昇する。そ
して、この力が前述したスライド部40を図中右方向へ
押す力に打ち勝つと、スプール30は次第に図中左方向
へ移動し始める。
左方向へ働く力(制御王室200と吸入空間74との圧
力差による)は圧縮機の回転に伴い次第に上昇する。そ
して、この力が前述したスライド部40を図中右方向へ
押す力に打ち勝つと、スプール30は次第に図中左方向
へ移動し始める。
そしてシャフト1の長溝166と伝動ピン80の作用に
より斜板10はその回転中心(ピン402部分)を図中
左方向へ移動しつつその傾きを大きくしてゆく。更に制
御圧室200内圧力が上がってゆくと、スプール30は
その肩部305がリアサイドプレート11に当たるまで
図中左方向へ移動し、最大容量状態を実現する。それが
第1図の状態である。第1図の状態では、図示されない
吸入ボートより吸入される冷媒ガスは中央の吸入空間7
0に入り、吸入通路71及び73を通ってそれぞれ吸入
室72及び74へ流入する。そして、吸入行程では吸入
口25より吸入弁9及び12を介して、それぞれ作動室
50及び60へ入り、次いでピストン7の変位と共に圧
縮され、吐出口24より吐出弁22を介して、それぞれ
吐出空間90及び93へ入り、吐出通路を通り吐出ポー
トより吐出され、外部配管で合流するものである。この
状態では作動室50及び60共に冷媒ガスの吸入、吐出
作用を行っている。
より斜板10はその回転中心(ピン402部分)を図中
左方向へ移動しつつその傾きを大きくしてゆく。更に制
御圧室200内圧力が上がってゆくと、スプール30は
その肩部305がリアサイドプレート11に当たるまで
図中左方向へ移動し、最大容量状態を実現する。それが
第1図の状態である。第1図の状態では、図示されない
吸入ボートより吸入される冷媒ガスは中央の吸入空間7
0に入り、吸入通路71及び73を通ってそれぞれ吸入
室72及び74へ流入する。そして、吸入行程では吸入
口25より吸入弁9及び12を介して、それぞれ作動室
50及び60へ入り、次いでピストン7の変位と共に圧
縮され、吐出口24より吐出弁22を介して、それぞれ
吐出空間90及び93へ入り、吐出通路を通り吐出ポー
トより吐出され、外部配管で合流するものである。この
状態では作動室50及び60共に冷媒ガスの吸入、吐出
作用を行っている。
その後冷凍サイクルから要求される圧縮機吐出容量が減
少してくると、それに応じて圧縮機に吸入される冷媒の
圧力も低下する。これは冷凍サイクルの蒸発器における
スーパーヒートの減少、冷凍サイクルの膨張弁の絞り量
増加等による。
少してくると、それに応じて圧縮機に吸入される冷媒の
圧力も低下する。これは冷凍サイクルの蒸発器における
スーパーヒートの減少、冷凍サイクルの膨張弁の絞り量
増加等による。
この状態では低圧導入通路97を介して圧力室501に
導入される冷媒圧力は低下してくる。それに応じスプリ
ング502の設定圧力が勝り、ダイヤフラム503を図
中下方向に押し下げる。その結果弁体504が弁座50
6から離脱し、信号圧通路98と低圧導入通路97とが
導通することになる。これにより制御圧室200内の圧
力は、吸入王室74側に逃がされる。最もこの状態でも
信号圧通路200は高圧導入通路96を介し、吐出圧室
93と連通しているが、高圧導入通路96途中には絞り
99が形成されているため、吐出圧室93から制御圧室
200に導入される冷媒の量は、制御圧室200より吸
入圧室74側に逃がされる冷媒の量に比べて少ないもの
となる。その結果、スプール30の前後に生ずる圧力差
が減少し、スプールは上述した始動時の説明と同様の圧
力状態により第1図中右側に変位する。
導入される冷媒圧力は低下してくる。それに応じスプリ
ング502の設定圧力が勝り、ダイヤフラム503を図
中下方向に押し下げる。その結果弁体504が弁座50
6から離脱し、信号圧通路98と低圧導入通路97とが
導通することになる。これにより制御圧室200内の圧
力は、吸入王室74側に逃がされる。最もこの状態でも
信号圧通路200は高圧導入通路96を介し、吐出圧室
93と連通しているが、高圧導入通路96途中には絞り
99が形成されているため、吐出圧室93から制御圧室
200に導入される冷媒の量は、制御圧室200より吸
入圧室74側に逃がされる冷媒の量に比べて少ないもの
となる。その結果、スプール30の前後に生ずる圧力差
が減少し、スプールは上述した始動時の説明と同様の圧
力状態により第1図中右側に変位する。
すなわち本例の圧縮機では圧縮機吸入冷媒の圧力に応じ
てスプール30が連続的に変位し、それにより圧縮機の
吐出容量も連続的に変化することになる。
てスプール30が連続的に変位し、それにより圧縮機の
吐出容量も連続的に変化することになる。
しかも本例の圧縮機では、スプールの変位がスライド部
40を介して斜板10に伝達されるが、その伝達部での
摺動摩擦は極めて少ないものとなっている。スライド部
40の変位は、具体的にはピン402およびブツシュ4
03を介し斜板10に伝達される。ブツシュ403は摺
動性が極めて良好な材料よりなるため、ブツシュ403
と斜板10との間での摩擦は小さなものとなる。
40を介して斜板10に伝達されるが、その伝達部での
摺動摩擦は極めて少ないものとなっている。スライド部
40の変位は、具体的にはピン402およびブツシュ4
03を介し斜板10に伝達される。ブツシュ403は摺
動性が極めて良好な材料よりなるため、ブツシュ403
と斜板10との間での摩擦は小さなものとなる。
さらに本例の圧縮機では、伝動ピン80にはベアリング
909が取付けられており、このベアリング909を介
してスリット105のピン通し孔106.108に支持
される構造となっている。
909が取付けられており、このベアリング909を介
してスリット105のピン通し孔106.108に支持
される構造となっている。
そのため、スプールの変位を受けて斜板10がこの傾斜
角を変化する際、伝動ピン80周りにおける摩擦力も極
めて小さなものとなる。その結果、スプール30の変位
が斜板10のケース角変化に円滑に伝達され、圧縮機吐
出量の連続的変化は確実に制御される。
角を変化する際、伝動ピン80周りにおける摩擦力も極
めて小さなものとなる。その結果、スプール30の変位
が斜板10のケース角変化に円滑に伝達され、圧縮機吐
出量の連続的変化は確実に制御される。
第9図は、スライド部40と斜板10との係合を第1図
図示のようにピン402およびブツシュ403を用いて
行ったものと、第2図図示圧縮機のように球面支持部4
05を用いて行ったものとの制御ヒステリシスを比較し
たものである。図中破線Aは球面支持部を用いたもので
ヒステリシスを示し、実線BはP支持構造のものを示す
。この第9図より明らかなように、本例のごと(ピン支
持構造を用いれば、30%程度摩擦力を小さ(すること
が確かめられた。
図示のようにピン402およびブツシュ403を用いて
行ったものと、第2図図示圧縮機のように球面支持部4
05を用いて行ったものとの制御ヒステリシスを比較し
たものである。図中破線Aは球面支持部を用いたもので
ヒステリシスを示し、実線BはP支持構造のものを示す
。この第9図より明らかなように、本例のごと(ピン支
持構造を用いれば、30%程度摩擦力を小さ(すること
が確かめられた。
なお、上述の例では、スライド部40の変位を斜板10
に伝達する際の滑動部材としてブツシュ403を用いた
が、他にベアリング等を用いてもよいことはもちろんで
ある。この滑動部材にはピストン7の反力として最大3
00kg程度の荷重が加わるので、その荷重に耐え得る
ベアリングを使用する必要がある。
に伝達する際の滑動部材としてブツシュ403を用いた
が、他にベアリング等を用いてもよいことはもちろんで
ある。この滑動部材にはピストン7の反力として最大3
00kg程度の荷重が加わるので、その荷重に耐え得る
ベアリングを使用する必要がある。
以上説明したように本発明の圧縮機では、スプールの変
位を支持部を介して斜板に伝達する際に、斜板との連結
部に滑動部材を配置したため、スプールの変位を掻めて
良好に斜板傾斜角変化に伝達することができる。
位を支持部を介して斜板に伝達する際に、斜板との連結
部に滑動部材を配置したため、スプールの変位を掻めて
良好に斜板傾斜角変化に伝達することができる。
その結果スプールに加わる荷重の変位に対応して斜板傾
斜角を確実に変位させることができ、圧縮機の吐出容量
制御がより正確なものとなる。
斜角を確実に変位させることができ、圧縮機の吐出容量
制御がより正確なものとなる。
第1図は本発明圧縮機の一実施例を示す断面図、第2図
は本発明者らが先に提案した圧縮機を示す断面図、第3
図は第1図図示圧縮機のシリンダ空間を示す断面図、第
4図は第1図図示圧縮機のスライド部を示す斜視図、第
5図は第1図図示圧縮機のスライド部と斜板結合部を示
す断面図、第6図は第5図のVl−Vl線に沿う断面図
、第7図は第1図図示圧縮機の荷重状態を示す説明図、
第8図は第2図図示圧縮機における制御ヒステリシスを
示す説明図、第9図は第1図図示圧縮機と第2図図示圧
縮の制御ヒステリシスの変化を示す説明図である。 1・・・シャフト、7・・・ピストン10・・・斜板9
,30・・・スプール、40・・・スライド部、402
・・・ピン。 403・・・ブツシュ。
は本発明者らが先に提案した圧縮機を示す断面図、第3
図は第1図図示圧縮機のシリンダ空間を示す断面図、第
4図は第1図図示圧縮機のスライド部を示す斜視図、第
5図は第1図図示圧縮機のスライド部と斜板結合部を示
す断面図、第6図は第5図のVl−Vl線に沿う断面図
、第7図は第1図図示圧縮機の荷重状態を示す説明図、
第8図は第2図図示圧縮機における制御ヒステリシスを
示す説明図、第9図は第1図図示圧縮機と第2図図示圧
縮の制御ヒステリシスの変化を示す説明図である。 1・・・シャフト、7・・・ピストン10・・・斜板9
,30・・・スプール、40・・・スライド部、402
・・・ピン。 403・・・ブツシュ。
Claims (4)
- (1)内部にシリンダ室を有するシリンダブロックと、 このシリンダブロック内に回転自在に支持されたシャフ
トと、 このシャフトに揺動可能に連結し、シャフトと一体回転
する斜板と、 前記シリンダ室内に摺動自在に配設され、前記斜板の揺
動運動を受けて前記シリンダ室内を往復移動するピスト
ンと、 このピストンの両側の端部のそれぞれに前記シリンダ室
内面との間で形成され、流体の吸入、圧縮、吐出を行な
う作動室と、 前記シャフトに対し前記斜板を揺動可能に支持する支持
部と、 この支持部を前記シャフトの軸方向に変位させるスプー
ルとを備え、 前記支持部および前記斜板のいずれか一方にピンを形成
し、他方にこのピンと係合する係合孔を形成し、 さらに前記ピンと前記係合孔との間に滑動部材を備える
ことを特徴とする可変容量式斜板型圧縮機。 - (2)前記スプールのうち前記支持部と反対側の部位に
、内部圧力に応じて前記スプールを前記シャフトの軸方
向に変位させる制御圧室を形成し、この制御圧室に供給
される信号圧力に応じて、前記スプールが前記斜板の中
心点位置を前記シャフトの軸方向に変位させるとともに
、前記斜板の傾斜角を変位させるべく移動する請求項1
記載の可変容量式斜板型圧縮機。 - (3)前記滑動部材はブッシュであることを特徴とする
請求項1もしくは2記載の可変容量式斜板型圧縮機。 - (4)前記滑動部材はベアリングであることを特徴とす
る請求項1もしくは2記載の可変容量式斜板型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63045638A JPH01219363A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 可変容量式斜板型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63045638A JPH01219363A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 可変容量式斜板型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01219363A true JPH01219363A (ja) | 1989-09-01 |
JPH0529794B2 JPH0529794B2 (ja) | 1993-05-06 |
Family
ID=12724906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63045638A Granted JPH01219363A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 可変容量式斜板型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01219363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356885U (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-31 | ||
WO1991019095A1 (fr) * | 1990-06-04 | 1991-12-12 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Compresseur a disque en nutation du type a capacite variable en continu |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP63045638A patent/JPH01219363A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356885U (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-31 | ||
JPH089433Y2 (ja) * | 1989-10-06 | 1996-03-21 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 可変容量型斜板式圧縮機の斜板 |
WO1991019095A1 (fr) * | 1990-06-04 | 1991-12-12 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Compresseur a disque en nutation du type a capacite variable en continu |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0529794B2 (ja) | 1993-05-06 |
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