JPH01218777A - 電子部品用積層材の製造方法 - Google Patents
電子部品用積層材の製造方法Info
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- JPH01218777A JPH01218777A JP4399888A JP4399888A JPH01218777A JP H01218777 A JPH01218777 A JP H01218777A JP 4399888 A JP4399888 A JP 4399888A JP 4399888 A JP4399888 A JP 4399888A JP H01218777 A JPH01218777 A JP H01218777A
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Landscapes
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電子部品用積層材の製造方法に関し、さらに詳
しくは、マイクロ電池の負極封孔板、正極キャップ、水
晶振動子キャップ等に使用される深絞り加工性、曲げ加
工性等のプレス成形性、・強度および耐蝕性等が優れた
電子部品用積層材の製造方法に関するものである。
しくは、マイクロ電池の負極封孔板、正極キャップ、水
晶振動子キャップ等に使用される深絞り加工性、曲げ加
工性等のプレス成形性、・強度および耐蝕性等が優れた
電子部品用積層材の製造方法に関するものである。
[従来の技術]
一般に、積層材の製造方法としては、熱間圧延圧接法、
冷間圧延圧接法、拡散接合法および爆発圧接法等が挙げ
られる。
冷間圧延圧接法、拡散接合法および爆発圧接法等が挙げ
られる。
しかし、電子部品用積層材については、多種多量生産、
生産性のために一般的に冷間圧延接合方法が主として行
なわれている。
生産性のために一般的に冷間圧延接合方法が主として行
なわれている。
この冷間圧延接合方法は、熱、つまり相互拡散の力を借
りずに(圧接後完全な金属結合とするため拡散加熱工程
が入るが。)接合するため、前処理が重要なポイントと
なる。従って、接合面の油脂分および酸化物等を除去す
るために前加工として、脱脂、研磨、洗浄(酸荒等)が
必要である。
りずに(圧接後完全な金属結合とするため拡散加熱工程
が入るが。)接合するため、前処理が重要なポイントと
なる。従って、接合面の油脂分および酸化物等を除去す
るために前加工として、脱脂、研磨、洗浄(酸荒等)が
必要である。
次いで、連続的に重ね合せて圧延圧接を行なうのである
が、この場合の圧下率は通常の圧延より可成り大きい、
1パス圧下率は50%以上である。
が、この場合の圧下率は通常の圧延より可成り大きい、
1パス圧下率は50%以上である。
この上うな圧接状態における接合界面は、まだ空孔が多
くて完全な接合ではなく、金属学的に完全な接合とする
ためには、界面における相互拡散により両金属が格子間
隔の規模において接合化することが必要で、そのたぬに
加熱拡散処理を行なわなければならない。
くて完全な接合ではなく、金属学的に完全な接合とする
ためには、界面における相互拡散により両金属が格子間
隔の規模において接合化することが必要で、そのたぬに
加熱拡散処理を行なわなければならない。
このような冷間圧延圧接方法においては、圧延時に大き
な圧下率を必要とするため、広幅製品を製作するために
は通常の圧延機より大形の圧延機が必要となり、前処理
設備が大掛かりとなり、また、屡々圧延時に酸化物を巻
き込んで重大な欠陥を発生させたりし、ざらに、コスト
アップにつながることになる。
な圧下率を必要とするため、広幅製品を製作するために
は通常の圧延機より大形の圧延機が必要となり、前処理
設備が大掛かりとなり、また、屡々圧延時に酸化物を巻
き込んで重大な欠陥を発生させたりし、ざらに、コスト
アップにつながることになる。
また、マイクロ電池の負極封口板等の材料としては、N
i/5US304/Cuの3層の積層材が使用されてい
るが、この3層積層祠は、外面のNiは電気接点性と耐
蝕性の面から、また、内面・のCu(OP C)は負極
材との電気化学的安定性の面から使用され、そして、母
材である5US304は封口パツキン圧力に対して変形
しないための適度な強度と絞り加工および曲げ加工等の
プレス加工性の特性を持たせるために使用されている。
i/5US304/Cuの3層の積層材が使用されてい
るが、この3層積層祠は、外面のNiは電気接点性と耐
蝕性の面から、また、内面・のCu(OP C)は負極
材との電気化学的安定性の面から使用され、そして、母
材である5US304は封口パツキン圧力に対して変形
しないための適度な強度と絞り加工および曲げ加工等の
プレス加工性の特性を持たせるために使用されている。
マイクロ電池は電子部品であり、その例外として扱われ
ることは不可能であり、それを構成している小さな部品
まで、性能、コスト面等種々の面で見直されてきている
。
ることは不可能であり、それを構成している小さな部品
まで、性能、コスト面等種々の面で見直されてきている
。
従来から、使用されているNi/5US304/Cuは
、マイクロ電池負極封目板としての特性は満足するが、
素材製造工程中およびプレス加工時に発生ずる屑の再利
用は不可能であり、そのコスト面における損失は多大で
あり、母材であるst+5ao4に代わる材料の開発が
臨まれており、その1例として、本出願人が先に開発し
、出願を完了している銅合金が挙げられる。
、マイクロ電池負極封目板としての特性は満足するが、
素材製造工程中およびプレス加工時に発生ずる屑の再利
用は不可能であり、そのコスト面における損失は多大で
あり、母材であるst+5ao4に代わる材料の開発が
臨まれており、その1例として、本出願人が先に開発し
、出願を完了している銅合金が挙げられる。
−3=
[発明が解決しようとする課題]
本発明は上記に説明したような、従来における電子部品
ような積層材の種々の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研
究を行ない、検討を重ねた結果、接合界面に欠陥がなく
、接合性の良好な電子部品用積層材の製造方法を開発し
たのである。
ような積層材の種々の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研
究を行ない、検討を重ねた結果、接合界面に欠陥がなく
、接合性の良好な電子部品用積層材の製造方法を開発し
たのである。
[課題を解決するための手段]
本発明に電子部品用積層材の製造方法は、(1)芯材は
錫めっきが施された強度、プレス成形性、耐蝕性等の優
れた銅基合金であり、皮材はニッケルめっきが施された
電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の優れた銅およ
びニッケルであり、これらの芯材および皮材を重ね合わ
せてから、1パスの冷間圧延加工率が35%以上の冷間
圧延を行ない、次いで、400℃以上の温度において拡
散接合を行なうことを特徴とする電子部品用積層材の製
造方法を第1の発明とし、 (2)芯材はニッケルめっきが施された強度、プレス成
形性、耐蝕性等の優れた銅基合金であり、皮材は錫めっ
きが施された電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の
優れた銅およびニッケルであり、これらの芯材および皮
材を重ね合わせてから、lパスの冷間圧延加工率が35
%以上の冷間圧延を行ない、次いで、400℃以上の温
度において拡散接合を行なうことを特徴とする電子部品
用積層材の製造方法を第2の発明とする2つの発明より
なるものである。
錫めっきが施された強度、プレス成形性、耐蝕性等の優
れた銅基合金であり、皮材はニッケルめっきが施された
電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の優れた銅およ
びニッケルであり、これらの芯材および皮材を重ね合わ
せてから、1パスの冷間圧延加工率が35%以上の冷間
圧延を行ない、次いで、400℃以上の温度において拡
散接合を行なうことを特徴とする電子部品用積層材の製
造方法を第1の発明とし、 (2)芯材はニッケルめっきが施された強度、プレス成
形性、耐蝕性等の優れた銅基合金であり、皮材は錫めっ
きが施された電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の
優れた銅およびニッケルであり、これらの芯材および皮
材を重ね合わせてから、lパスの冷間圧延加工率が35
%以上の冷間圧延を行ない、次いで、400℃以上の温
度において拡散接合を行なうことを特徴とする電子部品
用積層材の製造方法を第2の発明とする2つの発明より
なるものである。
本発明に係る電子部品用積層材の製造方法について、以
下詳細に説明する。
下詳細に説明する。
1)芯材
銅基合金であり、強度、伸び特性および絞り加工性等の
プレス加工性および耐蝕性が優れたものであり、例えば
、Cu−Ni−9n系合金が使用できる。
プレス加工性および耐蝕性が優れたものであり、例えば
、Cu−Ni−9n系合金が使用できる。
2)皮材
銅およびニッケルであり、電気接点性、電気化学的安定
性、耐蝕性に優れたものである。この皮材は部分皮材を
も包含する。
性、耐蝕性に優れたものである。この皮材は部分皮材を
も包含する。
3)芯材および皮材のめっき
芯材の銅基合金に錫めっきおよびニッケルめっきを、ま
た、皮材の銅およびニッケルにニッケルめっきおよび錫
めっきをを行なうのは、芯材である銅基合金と皮材(部
分皮材を含む)である銅およびニッケルを冷間圧延によ
る圧接する上で、良好な接合性を得るためである。
た、皮材の銅およびニッケルにニッケルめっきおよび錫
めっきをを行なうのは、芯材である銅基合金と皮材(部
分皮材を含む)である銅およびニッケルを冷間圧延によ
る圧接する上で、良好な接合性を得るためである。
そして、これらの各種めっきの厚さは、0.01〜02
5μmとするのがよ(,0,01μm未八ではへ記の効
果が少なく、また、025μmを越えるとNi−8nの
脆い金属間化合物を形成する。よって、めっきの厚さは
0,01〜0.25μmとする。
5μmとするのがよ(,0,01μm未八ではへ記の効
果が少なく、また、025μmを越えるとNi−8nの
脆い金属間化合物を形成する。よって、めっきの厚さは
0,01〜0.25μmとする。
また、中間層としてめっきするニッケルおよび錫は、活
性化された芯材である銅基合金と皮材である銅およびニ
ッケルの表面を保護し、その後の冷間圧延圧接時、中間
層が割れて素地が露出してもその表面は活性であり、接
合界面は良好な接合性を示し、また、これらの中間層は
拡散熱処理において相互拡散が行なわれて消滅し、さら
に−層の良好な接合界面が得られる。
性化された芯材である銅基合金と皮材である銅およびニ
ッケルの表面を保護し、その後の冷間圧延圧接時、中間
層が割れて素地が露出してもその表面は活性であり、接
合界面は良好な接合性を示し、また、これらの中間層は
拡散熱処理において相互拡散が行なわれて消滅し、さら
に−層の良好な接合界面が得られる。
なお、何れのめっきも無光沢めっき浴であり、有機物の
混入、添加は好ましくなく、また、めっき組成は特に限
定的ではないが、例えば、以下説明するめっき組成が適
している。
混入、添加は好ましくなく、また、めっき組成は特に限
定的ではないが、例えば、以下説明するめっき組成が適
している。
ニッケルめっき浴
硫酸ニッケル H5g/]
塩化ニッケル 45g/l
硼酸 30g/l
錫めっき浴
硫酸錫 40g/l
硫酸 100g/l
クレゾールスルポン酸 40g/l
冷間圧延において、lパスの冷間圧延加工率を35%以
上とするのは、35%未満では良好な整合性を得ること
ができず、その後の拡散熱処理において膨れの発生ずる
原因となる。よって、1パスの冷間圧延加工率は35%
以上とする。
上とするのは、35%未満では良好な整合性を得ること
ができず、その後の拡散熱処理において膨れの発生ずる
原因となる。よって、1パスの冷間圧延加工率は35%
以上とする。
400℃以上の温度において拡散接合を行なうのは、4
00℃未満の温度における拡散接合処理では金属学的に
完全に接合することが困難であり、その後のプレス加工
時に剥離する原因となり、また、拡散接合処理温度の上
限は特に限定的ではな=7− く、芯材および皮材の融点以下であれば良い。かつ、連
続焼鈍あるいはバッヂ焼鈍の何れでも使用でき、処理時
間も数秒〜4時間程度である。
00℃未満の温度における拡散接合処理では金属学的に
完全に接合することが困難であり、その後のプレス加工
時に剥離する原因となり、また、拡散接合処理温度の上
限は特に限定的ではな=7− く、芯材および皮材の融点以下であれば良い。かつ、連
続焼鈍あるいはバッヂ焼鈍の何れでも使用でき、処理時
間も数秒〜4時間程度である。
[実 施 例コ
本発明に係る電子部品用積層材の製造方法の実施例を説
明する。
明する。
実施例
第1表に示す心材および皮材を3層に重ねて積層材圧延
を行なった。
を行なった。
=8−
次ぎに、本発明に係る電子部品用積層材の製造方法と比
較方法の圧延条件にッケル、錫のめっき厚さ。圧延圧下
率。拡散熱処理。)を第2表に示す。
較方法の圧延条件にッケル、錫のめっき厚さ。圧延圧下
率。拡散熱処理。)を第2表に示す。
なお、めっき処理前には、すべてアルカリ浴中における
負極電解および酸洗を行ない表面を活性化した。
負極電解および酸洗を行ない表面を活性化した。
次ぎに、製作した積層材圧延の密着性を調査するために
、以下説明する試験を行なった。
、以下説明する試験を行なった。
第3表にその結果を示す。
■圧延時の接合性(外観検査)
■拡散熱処理後の膨れの有無
(30倍の実体顕微鏡を使用した。試料はtx50×5
00でN、ガス中て熱処理した。)■拡散熱処理後の材
料を使用して90°繰り返し曲げを破断するまで行ない
破断部の断面をミクロ観察し、接合界面から剥離の有無
を調査した。
00でN、ガス中て熱処理した。)■拡散熱処理後の材
料を使用して90°繰り返し曲げを破断するまで行ない
破断部の断面をミクロ観察し、接合界面から剥離の有無
を調査した。
90°繰り返し曲げ時の試験片形状は、tX5×501
曲げRは0.荷重5 kgf0■拡散熱処理後の材料を
エリクセン試験機により、張り出し成形しくポンチ径2
0mmφ半丸)、先端部に亀裂が発生するまで行ない、
この部分の断面ミクロを光学顕微鏡により観察し、接合
界面からの剥離の有無を調査した。
曲げRは0.荷重5 kgf0■拡散熱処理後の材料を
エリクセン試験機により、張り出し成形しくポンチ径2
0mmφ半丸)、先端部に亀裂が発生するまで行ない、
この部分の断面ミクロを光学顕微鏡により観察し、接合
界面からの剥離の有無を調査した。
第3表から明らかなように、本発明に係る電子部品用積
層材の製造方法によれば、比較例に比べて積層材の接合
性が優れていることかわかる。
層材の製造方法によれば、比較例に比べて積層材の接合
性が優れていることかわかる。
即ち、本発明に係る電子部品用積層材の製造方法によれ
ば、圧延密着性が良好であり、拡散熱処理後の膨れの発
生もなく、接合界面の密着性も優れている。
ば、圧延密着性が良好であり、拡散熱処理後の膨れの発
生もなく、接合界面の密着性も優れている。
これに対して、比較例No、7〜No、9は中間層のニ
ッケルめっき層および錫めっき層の厚さが0.01μm
未満であること、比較例No、 10、No、12およ
びNo、 14は圧延圧下率が35%未満であること、
比較例No、 l l、 No、 l 3およびNo、
15は拡散熱処理条件が400℃未満であること、さ
らに、No、 16は中間層としてのニッケルめっき、
錫めっきがないことにより密着性が劣っている。
ッケルめっき層および錫めっき層の厚さが0.01μm
未満であること、比較例No、 10、No、12およ
びNo、 14は圧延圧下率が35%未満であること、
比較例No、 l l、 No、 l 3およびNo、
15は拡散熱処理条件が400℃未満であること、さ
らに、No、 16は中間層としてのニッケルめっき、
錫めっきがないことにより密着性が劣っている。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明に係る電子部品用積層材の
製造方法は上記の構成であるから、接合性の優れた電子
部品用積層材を製造することができ、電子部品の高信頼
性向上の効果を有しているものである。
製造方法は上記の構成であるから、接合性の優れた電子
部品用積層材を製造することができ、電子部品の高信頼
性向上の効果を有しているものである。
Claims (2)
- (1)芯材は錫めっきが施された強度、プレス成形性、
耐蝕性等の優れた銅基合金であり、皮材はニッケルめっ
きが施された電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の
優れた銅およびニッケルであり、これらの芯材および皮
材を重ね合わせてから、1パスの冷間圧延加工率が35
%以上の冷間圧延を行ない、次いで、400℃以上の温
度において拡散接合を行なうことを特徴とする電子部品
用積層材の製造方法。 - (2)芯材はニッケルめっきが施された強度、プレス成
形性、耐蝕性等の優れた銅基合金であり、皮材は錫めっ
きが施された電気接点性、電気化学的安定性、耐蝕性の
優れた銅およびニッケルであり、これらの芯材および皮
材を重ね合わせてから、1パスの冷間圧延加工率が35
%以上の冷間圧延を行ない、次いで、400℃以上の温
度において拡散接合を行なうことを特徴とする電子部品
用積層材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4399888A JPH0818145B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 電子部品用積層材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4399888A JPH0818145B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 電子部品用積層材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1111975A1 (en) * | 1998-07-23 | 2001-06-27 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Clad board for printed-circuit board, multilayered printed-circuit board, and method of manufacture thereof |
EP1193755A1 (en) * | 1999-06-10 | 2002-04-03 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Clad plate for forming interposer for semiconductor device, interposer for semiconductor device, and method of manufacturing them |
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-
1988
- 1988-02-26 JP JP4399888A patent/JPH0818145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1111975A1 (en) * | 1998-07-23 | 2001-06-27 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Clad board for printed-circuit board, multilayered printed-circuit board, and method of manufacture thereof |
EP1111975A4 (en) * | 1998-07-23 | 2005-10-26 | Toyo Kohan Co Ltd | KASHIERTE PLATE FOR A PCB MULTIPLE PCB AND METHOD FOR THE PRODUCTION OF THIS |
US6663980B1 (en) * | 1998-09-30 | 2003-12-16 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Clad plate for lead frames, lead frame using the same, and method of manufacturing the lead frame |
EP1193755A1 (en) * | 1999-06-10 | 2002-04-03 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Clad plate for forming interposer for semiconductor device, interposer for semiconductor device, and method of manufacturing them |
EP1193755A4 (en) * | 1999-06-10 | 2007-07-11 | Toyo Kohan Co Ltd | PLATING FOR FORMING AN INTERCALIAL ELEMENT IN A SEMICONDUCTOR DEVICE, SUCH AN INTERCONNECTION MEMBER, AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
Also Published As
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JPH0818145B2 (ja) | 1996-02-28 |
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