JPH01218557A - 動物用経口投与組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発育促進剤、抗コクシジウム剤、として広く
利用されているポリエーテル系抗生物質の効果をより向
上させた動物用経口投与組成物に間する。

〔従来の技術〕

現状は、ポリエーテル系抗生物質のみを用途、目的に応
じて動物用飼料に添加して用いている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ポリエーテル系抗生物質のｉｎ　ｖｉｔｒＧにおける効
果と、ｉｎ　ｖｉｖｏにおける効果が必ずしも一致せず
、ｉｎ　ｖｉｖｏにおける効果の発現が充分でなく、そ
のため投与量を増やさなければならないという問題があ
る。

［！［を解決するための手段］ そこで本発明者らは、種々検討した結果、ポリエーテル
系抗生物質とポリアクリル酸ナトリウムを含有する組成
物を動物に経口的に投与することにより、その効果が充
分発揮され、投与量を減らしても発育促進効果などが充
分発現されることを見い出した。

本発明は、上記知見により完成されたものである。

本発明で使用されるポリエーテル系抗生物質としては、
例えばモネンシン、サリノマイシン、ラサロシドなとが
あけられ、飼料添加物として既に使用されている公知物
質である。

ポリアクリル酸ナトリウムは飼料添加物、食品添加物と
して広く利用されている安全性の高い公知物質である。

ポリエーテル系抗生物質とポリアクリル酸ナトリウムの
使用比率は前者１重量部に対し、後者１重量部以上、好
ましくは１〜４００ｉｉ量部、さらに好ましくは２〜１
００重量部が良い。

本発明の組成物はポリエーテル系抗生物質及びポリアク
リル酸ナトリウムとを含有しているものであれば特に制
限はないが、例えば上記２者を混合しただけのもの、上
記２者と賦形剤とを混合した製剤又は上記２者を含有す
る飼料などがあげられる。

賦形剤としては、例えば小麦粗粉、大豆粗粉、大豆油粕
、コーンスターチ、コーンミール、ふすま、脱脂米糠、
でんぷん、乳糖、酵母、油脂、炭酸カルシウム、タルク
、木質粉末、カオリン、珪藻土、水、生理的食塩水など
があげられる。

飼料としては市販されている動物用飼料であればよく、
例えばトウモロコシ、マイロなどの穀類、大豆油粕など
の植物油粕類、フスマ、米糠などの糟ＩＩ類、コングル
テンミール、糖蜜などの製造粕類、肉骨粉、魚粉、ホエ
ー、脱脂粉乳、血粉、フェザ−ミール動物性油脂などの
動物質類なとの飼料原料を適当な割合に混合したもの、
それに更にビタミン、ミネラル、アミノ酸などの飼料添
加物を加えて作った飼料でも良い。

本発明の組成物を製造するにはポリエーテル系抗生物質
とポリアクリル酸ナトリウムを混合すれば良く、賦形剤
を使用する場合は、ポリエーテル系抗生物質とポリアク
リル酸ナトリウムと賦形剤を混合すれば良い。

製造された本発明の組成物を動物に経口的に連続投与す
る事により、ポリエーテル系抗生物質が単独で投与する
場合より有効に作用し、発育促進効果、抗コクシジウム
効果などの効果が充分発揮される。

その投与量は有効成分であるポリエーテル系抗生物質と
して０　、１　ｍｇ／ｋｇ以上、好ましくは０．１〜１
０ｍｇ／ｋｇが良い。

投与する動物としては、例えば鶏や豚などがあげられる
。

次に本発明の組成物が優れた効果をもつものである事を
実験例により示す。

実験例１．豚による発育促進試験 表−１に示す基本飼料に、サリノマイシン１０−のみ添
加した区、ポリアクリル酸ナトリウムのみ２０００．添
加した区、サリノマイシンｌＯ圏とポリアクリル酸ナト
リウム２０００ｔｎを併用した区の３区を設けた。

ランドレース系の子豚（体重８　ｋ、　）を１区当り６
頭（♀３修♂３）とし、各区の飼料を４週間給与し、増
体重を測定し、発育促進効果を判定した。

試験結果は表−２に示す様に、サリノマイシンとポリア
クリル酸ナトリウムの併用図が一番増体を示し、ポリア
クリル酸ナトリウムはサリノマイシンの効果を増強する
ことが判明した。

表−１基本飼料（％） とうもろこし　　　　　　３８．１％ 小麦粉　　　　　　　　　１７．０ 大豆粕　　　　　　　　　１２．０ 魚粉　　　　　　　　　　　７．０ 脱脂粉乳　　　　　　　　１３．０ ブドウ糖　　　　　　　　　　９．０ 食塩　　　　　　　　　　　０．３ 粉末油脂　　　　　　　　　１．５ ビタミンミネラル混合物　　２．１ 計　　　　　　　１００．０ 表−２発育成績（ｋｇ　） 実験例２．鶏による抗コクシジウム効果表−３に示す基
礎飼料に、ラサロシドのみ６０博添加した区、ポリアク
リル酸ナトリウムのみ１００〇−添加した区、ラサロシ
ド６０騨とポリアクリル酸ナトリウム１００ＯＱを併用
した区を設けた。

ブロイラーの雌ビナを１区５羽とし、５日令より各区の
飼料を与え始め、８日令にアイメリアテネラのオーシス
トを１羽当り、５Ｘ１０’個経口投与し人工感染させた
。その後血便の出現をｔＩｔ察し抗コクシジウム効果の
判定基準とした。

試験結果は表−４に示す様に、ラサロシド６０騨とポリ
アクリル酸ナトリウム１０００Ｉｆ＠併用区は抗コクシ
ジウム効果を示し、ポリアクリル酸ナトリウムはラサロ
シドの効果を増強することが判明した。

表−３基本飼料配分割合（％） とうもろこし　　　　　６１．４５％ 大豆粕　　　　　　　　２９ 魚粉　　　　　　　　　　７ リン酸二石炭　　　　　　１．５ ミネラル混合物　　　　　０．０５ ビタミンＡＤＥ　　　　　　０．２ ビタミンＢ群　　　　　　０．２ ＤＬ−メチオニン　　　　０．２ 計　　　　　　　１００ 表−４血便の出現羽数 次に本発明の組成物の製造を実施例により説明する。

実施例−１ ラサロシド７５重量部にポリアクリル酸ナトリウム１０
００重量部を混合し、粉末状の組成物を得た。

実施例−２ 実施例−１で得られた組成物１１ｊｌ量部に脱脂米Ｉ［
８９重量部を混合し粉末状の組成物を得た。

実施例−３ 実施例−２で得られた組成物１重量部を市販配合飼料１
００重量部に添加し、均一に混合して飼料組成物を得た
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ポリエーテル系抗生物質及びポリアクリル酸ナトリウム
   を含有する動物用経口投与組成物