JPH01218443A - レーザ治療器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は例えば手術用の顕微鏡体にレーザ光の照射部
を一体的に設けたレーザ治療器に関する。

［従来の技術］ 一般的な手術用顕微鏡は、複数の関節部を有して屈曲状
態を調節できるアーム体と、このアーム体を支持する支
持手段と、上記アーム体の先端部に支持された顕微鏡体
とによって構成されている。このような顕微鏡体は手術
を行なうのに障害にならないように手元空間を広く求め
られるものであった。

一方、上記手術用顕微鏡を使用しながら患部の治療を行
なう場合に、例えばレーザ治療器を使用することがある
。この際上記レーザ治療器には例えば外科用ハンドピー
スが設けられており、このハンドピースを術者が操作し
てレーザ治療を行なうものであった。こうしたハンドピ
ースにはレーザ発振器からレーザ光を導光する導光手段
として光ファイバーや関節部を有する導光管等が設けら
れている。

［発明が解決しようとする課題］ このようなレーザ治療器および手術用顕微鏡を使用して
治療を行なう場合において、顕微鏡の支持構造部分に上
記レーザ治療器が緩衝してしまい、手術の妨げとなり操
作性が低いという欠点があった。このような欠点を解決
するために顕微鏡体に対してレーザ光照射部を一体に設
けることにより上述のような緩衝の問題を解決すること
が現在考えられている。ところが、こうした顕微鏡体を
有するレーザ治療器は、顕微鏡体に設けられた対物レン
ズの焦点距離を変更すると、レーザ光照射部の集光レン
ズの焦点距離が上記対物レンズの焦点距離に適応できな
くなり、この調整が非常に困難であるという事情があっ
た。

この発明は上記事情に着目してなされたものであり、顕
微鏡体に対してレーザ光の照射手段を一体的に設け、こ
の顕微鏡体の対物レンズの焦点距離の変更に対応して、
レーザ光の照射部の集光レンズの焦点距離を変更するこ
とができるレーザ治療器を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、顕微鏡体を設け、この顕微鏡体の観察視野
内にレーザ光を照射する照射手段を同顕微鏡体に一体に
設け、顕微鏡体に対物光学系を設け、上記照射手段の一
部を集光光学系で形成し、上記対物光学系および集光光
学系の焦点距離を変更する焦点距離変更手段を設けたレ
ーザ治療器にある。

［作用］ 上述のように構成されることにより、顕微鏡体の対物光
学系の焦点距離を変更した際に、これに適したレーザ照
射手段の集光光学系の焦点距離に容易に変更することが
できる。

［実施例］ 以下、この発明における第１実施例を第１図乃至第３図
を参照して説明する。図中に示される支持柱１の下端は
ベース体２の上部に結合されており、また上記支持柱１
の上端には水平方向に延長された支持片３が結合されて
いる。この支持片３の先端側の上部にはアーム体４の基
端が水平方向に回動するように枢支軸５を介して枢支さ
れている。さらに、アーム体４の先端部には下側に延出
される枢支軸６が設けられ、この枢支軸６の下端部には
２つの連−粘体７．８が順次枢支されており、これらの
連結体７．８の先端には顕微鏡体９が結合されている。

この顕微鏡体９は双眼式であり、レーザ照射部１０が設
けられ、この照射部１０は上記顕微鏡体９によって観察
される観察範囲内にレーザ光を照射するようになってい
る。このレーザ照射部１０から照射されるレーザ光は上
記顕微鏡体９と別体に設けられたレーザ光発振装ｒＩｔ
１１から光フアイバーケーブル１２によって導光される
ようになっている。つまり、上記顕微鏡体９に対して接
続体９ａを介して上記光フアイバーケーブル１２の先端
側が接続されている。

また、上記顕微鏡体９には双眼式の接眼部１３が設けら
れており、後述する対物光学系１４を通過した光が入射
されるようになっている。そして、この対物光学系１４
は光学ユニット１５内に固定された対物レンズ１６によ
って構成されており、図示しない例えばプリズム等によ
って光軸を折曲し上記接眼部１３に入射するようになっ
ている。

また、上記光学ユニット１５の対物レンズ１６と上記照
射部１０との間にはビームスプリッタ−１７が光軸に対
して例えば４５＠の角度をもって傾けて設けられており
、このビームスプリッタ−１７の反射面に対して水平方
向からレーザ光が照射されるように上記光フアイバーケ
ーブル１２が接続されている。そして、この光フアイバ
ーケーブル１２の先端部とビームスプリッタ−１７との
間には集光光学系１８としての集光レンズ１９が配設さ
れている。この集光レンズ１９は上記光学ユニット１５
内に固定されており、光フアイバーケーブル１２から出
射されたレーザ光が通過することで、この集光レンズ１
９の焦点が上記対物レンズ１６の焦点に一致するように
配設されている。

このような光学ユニット１５は例えば第２図に示される
ように構成されており、焦点距離が短く構成されている
。つまり、レーザ光が照射される患部２０に上記顕微鏡
体９を近接した状態で患部２０を観察および治療するこ
とができる。

また、光学ユニット１５は上記顕微鏡体９に対して着脱
自在に取付けられており、複数の光学ユニット１５を準
備することで、各種の焦点距離を設定することができる
。つまり、上記光学ユニット１５により焦点距離変更手
段を形成している。

例えば第３図に示すように第２図に示される光学ユニッ
ト１５のものよりも焦点距離の長い対物レンズ２１およ
び集光レンズ２２が設けられた光学ユニット２３を上記
顕微鏡体９に取付けることにより、例えば深部に位置さ
れる患部２４を観察しながら治療することができる。

さらに、上記光学ユニット１５．２３はともに対物レン
ズ１６．２１と集光レンズ１９．２２の焦点が一致する
ように配設されているが、レーザ光が通過する集光レン
ズ１９．２２の焦点距離を変更するか、または集光レン
ズ１９．２２内体の位置を光軸方向にずらして設けるこ
とにより、レーザ光の照射面積を変更した光学ユニット
を取付けることもできるようになってい−る。このよう
に照射面積の異なる光学ユニットを交換して使用するこ
とにより患部の治療面積に適したレーザ光の照射を行な
うことができ、効率的に治療を行なうことができる。な
お、ここで使用されるレーザ光がＣＯ２レーザ光等の赤
外線光である場合等には照射点を予め照準し得ないため
可視光であるＨｅ−Ｎｅレーザ光等を上記Ｃ０２レーザ
光と全く同軸になして導光装置中に導き、レーザ光の照
準を行なうことができるように構成されているものも含
まれる。

以下この発明における第２実施例について第４図乃至第
６図を参照して説明するが、顕微鏡体２５を支持する構
造および同顕微鏡体２５にレー゛ザ光を供給するための
構造等は第１図に示されるレーザ治療器と同様であるの
で、要部のみを図示して説明する。

第４図に示される顕微鏡体２５には例えば双眼式の接眼
部１３が設けられており、内部には対物光学系を構成す
る対物レンズ２６が設けられている。この対物レンズ２
６は円板状に形成されたフレーム３０に対してその縁部
が結合されており、その他に複数個例えば３つの対物レ
ンズ２７、〜２９が周方向に等間隔をもって配設されて
おり、これらの対物レンズ２６、〜２９はそれぞれ異な
る焦点距離をもっている。そして上記フレーム３０の鎖
線Ａで示される中心部分は顕微鏡体２５内に枢支されて
周方向に回動調整できるように構成されている。そして
、図示しない調整部例えば上記フレーム３０の周面に亘
って縦溝が設けられ、且つ周面の一部が外側に露出する
ように設けられている。この顕微鏡体２５の調整を行な
う際には上記フレーム３０の周面の縦溝部に指を掛け、
複数個の対物レンズ２６、〜２９のうちから１つの対物
レンズを選択して使用するようになっている。

そして、上記顕微鏡体２５の側方からは光フアイバーケ
ーブル１２の先端部が接続されており、この光フアイバ
ーケーブル１２の先端部に対向する位置には集光光学系
を構成する集光レンズ３２が設けられている。この集光
レンズ３２は第６図に示されるように円板状のフレーム
３３に固定されており、この集光レンズ３２の他にも焦
点距離の異なる集光レンズ３４、〜３６が周方向に所定
間隔をもって配設されている。上記フレーム３３の周面
には溝が設けられており、周面の一部が顕微鏡体２５の
外側に露出するように設けられ、且つ鎖線Ｂで示される
部分が枢支されて周方向に回動するようになっている。

そして、上記４つの内から選択された集光レンズ３４を
通過したレーザ光が照射される上記対物レンズ２６と同
対物レンズ２６の焦点との間にはビームスプリッタ−１
７が設けられている。このビームスプリッタ−１７はレ
ーザ光の光軸に対して反射面が例えば４５＠傾いた状態
に設けられており、上記対物レンズ２６の光軸上に反射
面が位置されている。さらに、上記４つの対物レンズ２
６、〜２９は上記４つの集光レンズ３２．３４、〜３６
にそれぞれ適応した焦点距離をもつものであり、対物レ
ンズ２６の焦点距離に対応するように集光レンズ３傘の
焦点距離が設定されている。

また他の対物レンズ２７に対応して、他の集光レンズ３
４の焦点距離が設定されており、上記対物レンズ２８．
２９に対してもそれぞれ集光レンズ３５．３６も同様に
適応するような焦点距離に設定されている。つまり、上
記２つのフレーム３０．３３をそれぞれ周方向に回動調
整することにより、対物レンズ２６、〜２９および集光
レンズ３２．３４、〜３６の焦点距離を選択できるよう
になっている。

このように構成されたレーザ治療器によれば上記接眼部
１３から患部２０を正確に観察するのに適した焦点距離
の対物レンズ２６を選択して観察を行なった際に、焦点
距離が合わず正確な観察が行なえなかった場合に、上記
フレーム３０を回動して例えば他の対物レンズ２９を選
択することで焦点が一致し、確実な観察ができるように
なったら、上記フレーム３３を回動調整してレーザ光の
光軸上に上記対物レンズ２９に対応する焦点距離をもつ
集光レンズ３６を対応させることにより、治療を行なう
のに最適のレーザ光の照射を容易に行なうことができる
。

なお、上述のように構成されたフレーム３０．３３には
適応するレンズが互に選択された場合にのみレーザ光が
照射可能な状態になるように構成された安全装置が設け
られていてもよい。また、上記各実施例では顕微鏡体９
．２５は手術用の顕微鏡にレーザ光の照射手段を設けた
ものであるがこれに限定されず、観察用の光学系を有す
る医療用又は産業用等に使用される機器にレーザ光の照
射手段を設けたものも含まれる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば観察およびレー
ザ光の照射を行なう部位までの距離に対応して対物光学
系および集光光学系の焦点距離を変更できるので、従来
構造に比較して容易で迅速な治療を可能にできるレーザ
治療器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明における第１実施例であり
、第１図はレーザ治療器の概略的構成を示す側面図、第
２図は光学ユニットの一例の概略的構成を示す側面図。 第３図は異なる焦点距離を有する光学ユニットの例を示
す概略的側面図、第４図乃至第６図はこの発明における
第２実施例であり、第４図は要部の概略的構成を示す側
面図、第５図は対物レンズが設けられたフレームを示す
平面図、第６図は集光レンズが設けられたフレームを示
す平面図である。 ９・・・顕微鏡体、１４・・・対物光学系、１５・・・
光学ユニット（焦点距離変更手段）、１８・・・集光光
学系。 出願人代理人　弁理士　坪井　　淳 第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 顕微鏡体と、この顕微鏡体に一体的に設けられ同顕微鏡
   体の観察視野内にレーザ光を照射する照射手段と、上記
   顕微鏡体に設けられた対物光学系と、上記照射手段の一
   部を形成する集光光学系と、上記対物光学系および集光
   光学系の焦点距離を変更する焦点距離変更手段とを具備
   することを特徴とするレーザ治療器。