JPH01218441A - レーザ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はレーザプローブを用いて、たとえば人体をレー
ザ手術するレーザ装置に関する。

［従来の技術］ 特開昭５８−９７３５３号公報で示されるように、従来
、レーザプローブを用いて、人体をレーザ手術するとき
に使用するレーザ装置ではそのコネクタ受にレーザプロ
ーブのコネクタを装着したことを検知したときに始めて
レーザ発振動作を行なわせ、誤ってレーザ発振動作が行
なわれないようにしている。すなわち、レーザ装置のコ
ネクタ受にはレーザプローブのコネクタが装着したこと
を検知するセンサを設けている。さらに、このセンサに
よる装着検知信号でシャッタが開いたことを検知するシ
ャッタ開放検知用センサの信号によってレーザ発振器の
発振が可能にする制御がなされるものである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来のものはレーザ装置のコネクタ
受にレーザプローブのコネクタを装着したことを検知す
る検知手段としては実質的に単一であり、コネクタの装
着を検知することについては二重に検知する動作が行な
われない。また、レーザプローブのコネクタが装着した
ことを検知するセンサとは別に、このセンサによる装着
検知信号でシャッタが開いたことを検知するシャッタ開
放検知用センサを設けるが、安全性を確保するためにそ
れらを組込んで構成するにはその構成が複雑で、高価な
ものになるとともにその製造や組立て上の調整が面倒で
ある等の問題があった。

本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは比較的簡単な構成で、レーザプローブの
コネクタが装着したことを確実に検知し、安全性を確保
できるレーザ装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために本発明は、レーザプローブを
用いてレーザ処置を行なうレーザ装置において、レーザ
プローブのコネクタを装着するコネクタ受と、このコネ
クタ受に装着されたレーザプローブのコネクタを固定す
る固定部材と、コネクタ受に装着されたレーザプローブ
のコネクタを検知する第１の検知手段と、コネクタ受に
装着されたレーザプローブのコネクタを固定したときに
その固定部材を検知する第２の検知手段と、この第１の
検知手段と第２の検知手段が共に検知したときレーザ発
振器の発振動作を可能ならしめる制御手段とを具備した
ものである。

［作用コ しかして、コネクタ受にレーザプローブのコネクタを装
着すると、これを第１の検知手段が検知し、さらに、コ
ネクタ受に装着したレーザプローブのコネクタを固定部
材で固定すると、これを第２の検知手段が検知する。そ
して、この第１の検知手段と第２の検知手段が共に検知
したときレーザ発振器の発振動作を可能ならしめる。し
たがって、レーザプローブのコネクタが取り付けられた
ことそれ自体を２つの面から二重に検知して、レーザ発
振器の発振動作を可能ならしめるから、そのレーザ出射
動作の安全性を確保できる。

［実施例］ 第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。第２図で示す医用レーザ装置１の本体２の前面
には操作パネル３が構成され、この操作パネル３には各
種操作つまみ４や各種表示部５が設けられている。操作
パネル３の上部にはレーザプローブ６のコネクタ７を装
着するコネクタ受８が設けられている。さらに、操作パ
ネル３にはレーザプローブ６の出射先端を差込んでその
レーザプローブ６から出射するレーザ光の出射強度を測
定して出力を較正するための出力測定口９が設けられて
いる。また、このレーザ装置１にはレーザ照射制御用の
フットスイッチ１１やレーザプローブ６の支持アーム１
２等が付設されている。なお、上記レーザプローブ６は
第３図で示す内ＶＬ鏡１３の挿通チャンネルを通じて体
腔内に導入できるようになっている。この挿通チャンネ
ルは内視鏡１３の操作部１４にある挿入口１６ａと、内
視鏡１３の挿入部１５の先端にある開口１６ｂとに連通
している。

また、第１図で示すようにレーザプローブ６はコネクタ
７とシース１７とにわたり光ファイバ１８を挿通してな
り、光ファイバ１８の先端は先端チップ１９に支持され
ている。光ファイバ１８の後端部分はコネクタ本体２０
に支持されている。

コネクタ本体２０には供給用チューブ２１の口金２２を
弾性的にワンタッチで着脱自在に接続する取付は口２３
が設けられている。この供給用チューブ２１はその口金
２２を取付は口２３に接続することにより光ファイ／＜
　１８を挿通したシース１７内に連通する。そして、こ
のガス供給用チューブ２１を通じてガスや水等の流体を
供給し、先端チップ１９の部分から噴出できるようにな
っている。なお、上記シース１７はコネクタ本体２０に
対して折止めチューブ２４を介して接続されている。

また、レーザプローブ６のコネクタ本体２０は医用レー
ザ装置１におけるコネクタ受８に第１図で示すように装
着して固定される。すなわち、コネクタ受８にはそのレ
ーザプローブ６のコネクタ７における円柱状のコネクタ
本体２０を差し込む嵌合孔２５を有してなり、このコネ
クタ本体２０の外周面の中間部分にはその全周にわたっ
てリング状のフランジ２６が突設されている。そして、
このフランジ２６はコネクタ受８における嵌合孔２５の
外端周縁に突き当り位置決めされるようになっている。

さらに、コネクタ受８には嵌合孔２５の廻りに同心的に
位置して固定部材としての固定リング２７を嵌着する係
止筒２８が突設されている。固定リング２７はゴム等の
弾性材料によって形成され、第１図で示すように係止筒
２８に対してその弾性を利用して着脱自在に係着される
とともに、その内端部分２９で上記コネクタ本体２０の
フランジ２６を外側から押えて固定するようになってい
る。つまり、コネクタ本体２０のフランジ２６はコネク
タ受８における嵌合孔２′５の外端周縁と固定リング２
７の内端部分２９との間で挟持されて所定の位置に固定
される。

さらに、コネクタ受８の内側にはその嵌合孔２５に差し
込まれたコネクタ本体２０の先端により操作される第１
の検知手段としての検知スイッチ３１が設置されている
。また、コネクタ受８の側方部位には係止筒２８に正し
く装着された状態での固定リング２７により操作される
第２の検知手段としてのフォトセンサ３２が設置されて
いる。

Ｔ５１の検知手段としての検知スイッチ３１はマイクロ
−スイッチからなり、その作動子３３がコネクタ本体２
０の先端に対向して設けられている。第２の検知手段と
してのフォトセンサ３２は発光素子と受光素子とからな
り、発光素子から放射した光が固定リング２７で反射す
ると、この反射光を受光素子で受光することにより固定
リング２７が正しく装着されたことを検知するようにな
っている。

また、レーザプローブ６のコネクタ本体２０には光ファ
イバ１８の入射端に結像させる集光レンズ３６が設けら
れている。さらに、レーザ装置１内において、コネクタ
受８に対向して集光レンズ３７が設置されている。そし
て、レーザ装置１内−のＹＡＧレーザ発振器３８から出
射するレーザ光はその集光レンズ３７．３６を通じてレ
ーザプローブ６の光ファイバ１８の入射端に入射させる
ようになっている。

また、集光レンズ３７とＹＡＧレーザ発振器３８との間
の光軸上にはシャッタ３９が退避自在に・　設けられ、
このシャッタ２９はレーザ光を出射させるときに開放さ
せるようになっている。なお、このシャッタ２９は上記
第１の検知手段としての検知スイッチ３１と第２の検知
手段としてのフォトセンサ３２がそれぞれ装着状態を検
知したときにおいて、始めて開放し、また、このシャッ
タ２つが開放したときにおいて、始め−てＹＡＧレーザ
発振器３８が発振動作を行なうようになっている。

第４図はその制御系の構成を示す。４１はその制御部で
、これはレーザプローブ装着完了信号を受けたときにＹ
ＡＧレーザ発振器３８をレーザ発振動作可能な状態にス
タンバイするようになっている。レーザプローブ装着完
了信号は検知スイッチ３１とフォトセンサ３２の各検知
信号をアンド回路４２を通して得られる。また、４３は
そのレーザ用電源であり、４４はシャッタ駆動手段であ
る。

次に、この医用レーザ装置１を使用する場合の作用を説
明する。まず、レーザプローブ６をコネクタ受８に装着
する。つまり、コネクタ受８の嵌合孔２５にコネクタ本
体２０を差し込み、このコネクタ本体２０のフランジ２
６をコネクタ受８における嵌合孔２５の外端周縁に突き
当てて位置決めする。ついで、コネクタ本体２０に・装
着している固定部材としての固定リング２７をその弾性
を利用して係止筒２８に係着する。これにより第１図で
示すようにそのコネクタ本体２０をコネクタ受８に取付
は固定することができる。すなわち、コネクタ本体２０
は嵌合孔２５に差し込まれるとともに、そのフランジ２
６は固定リング２７により外側から押えてその固定リン
グ２７と嵌合孔２５の外端周縁との間で挟持されて所定
の位置に固定される。

そして、この状態において、コネクタ本体２０の先端は
第１の検知手段としての検知スイッチ３１の作動子３３
を押して操作し、また、固定リング２７は第２の検知手
段としてのフォトセンサ３２により検知される。第１の
検知手段としての検知スイッチ３１と第２の検知手段と
してのフォトセンサ３２はそれぞれ検知信号を出し、こ
の各検知信号はアンド回路４２に入力する。アンド回路
４２は装着完了信号を出力し、これを受けた制御部４１
はＹＡＧレーザ発振器３８をレーザ発振動作可能な状態
にスタンバイする。

そこで、フットスイッチ１１を操作すると、シャッタ駆
動手段４４を作動させ、シャッタ３９を開放し、ＹＡＧ
レーザ発振器３８は発振動作を行なう。このＹＡＧレー
ザ発振器３８から出射したレーザ光は集光レンズ３７．
３６を通じてレーザプローブ６の光ファイバ１８の入射
端に入射する。

そして、内視鏡１３の挿通チャンネルを通じて体腔内に
導入されているレーザプローブ６の先端からレーザ光を
出射し、患部を照射して治療を行なう。

なお、この場合、必要に応じて供給用チューブ２１から
シース１７内を通じてガスや水等を供給し、先端チップ
１９の部分から噴出させることができる。

第５図は本発明の第２の実施例を示すものである。この
実施例は医用レーザ装置１のコネクタ受８にガイド筒６
１を形成し、このガイド筒６１にはブツシュロッド６２
を装填する。このブツシュロッド６２は中間部にそのガ
イド筒６１内を摺動する大径部６３を形成してなり、一
端側部分６４は外部に突出し、他端側部分６５は内部に
突き出すように貫通して設けられている。また、ガイド
筒６１内において、他端側部分６５の外周にはリターン
スプリング６６が巻装されている。そして、このリター
ンスプリング６６の付勢力によりブツシュロッド６２は
通常、その一端側部分６４を外部に向けて突出させてい
る。

コネクタ受８の内側にはブツシュロッド６２の他端側部
分６５に対向して第１の検知手段としての検知スイッチ
７１が設置されている。この検知スイッチ７１はブツシ
ュロッド６２が押し込まれたときに突出する他端側部分
６５の先端で作動子６７が押し込まれて操作されるよう
になっている。

また、このコネクタ受８には固定部材としての固定リン
グ６８が螺合して装着されるようになっている。こ９固
定リング６８はレーザプローブ６のコネクタ本体２０の
外周に突設して形成されたフランジ２６をコネクタ受８
における嵌合孔２５の外端周縁に押え付けるようになっ
ている。つまり、コネクタ本体２０のフランジ２６はコ
ネクタ受８における嵌合孔２５の外端周縁と固定リング
６８の内端部分６９との間で挟持されて所定の位置に固
定される。そして、このときにコネクタ本体２０のフラ
ンジ２６が、ブツシュロッド６２をリターンスプリング
６６の付勢力に抗して押し込み、第１の検知手段として
の検知スイッチ７１の作動子６７を押し込み操作するも
のである。

また、コネクタ受８に螺合した固定部材としての固定リ
ング６８に対向して第２の検知手段としての検知スイッ
チ７２が設けられている。検知スイッチ７２は第５図で
示すようにコネクタ受８に固定リング６８が正しく螺合
したときその固定リング６８の内端に当り操作される作
動子７３を有してなる。つまり、この検知スイッチ７２
は固定リング６８の取着状態を検知するようになってい
る。さらに、第１の検知手段としての検知スイッチ７１
と第２の検知手段としての検知スイッチ７２とは上記第
１の実施例と同様に第４図で示すような制御系に接続さ
れていて、同様な機能を発揮するようになっている。

なお、この実施例において、レーザ装置１側の集光レン
ズ３７はコネクタ受８に組み込まれている。また、この
レーザプローブ６には流体供給用チューブを設けていな
い。第１の実施例のものと′実質的に同様なものには同
じ符号を付しである。

しかして、この実施例のものも上記実施例と同様にコネ
クタ受８に対するレーザプローブ６の装着完了状態を確
実に検知し、正しく装着したときにのみ、レーザ装置１
の発振動作を制御する。

また、この実施例では固定リング６８をねじ込むことに
よりコネクタ本体２０のフランジ２６を強力に固定し、
光軸方向および半径方向のずれを防止する。

なお、本発明は上記各実施例のものに限定されるもので
はなく、種々の変形例が考えられるものである。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、コネクタ受にレーザプロ
ーブのコネクタを装着すると、これを第１の検知手段が
検知し、さらに、コネクタ受に装着したレーザプローブ
のコネクタを固定部材で固定すると、これを第２の検知
手段が検知し、この第１の検知手段と第２の検知手段が
共に検知したときレーザ発振器の発振動作を可能ならし
めるものである。つまり、レーザプローブのコネクタが
取り付けられたことそれ自体を２つの面から二重に検知
したときにおいて、始めてレーザ発振器の発振動作を可
能ならしめるから、そのレーザ出射動作の安全性を確保
できる。しかも、レーザプローブのコネクタの装着状態
を検知する第１の検知手段と、レーザプローブのコネク
タを固定する固定部材を検知する第２の検知手段とを特
別な構造しなくても容易に構成できるので、これらを比
較的簡単に構成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図はコネクタ受付近の断面図、第２図は医用レ
ーザ装置の斜視図、第３図は内視鏡の斜視図、第４図は
制御系の概略的な構成図、第５図は本発明の第２の実施
例を示すそのコネクタ受付近の断面図である。 １・・・レーザ装置、６・・・レーザプローブ、７・・
・コネクタ、８・・・コネクタ受、２０・・・コネクタ
受、２７・・・固定リング、３１・・・検知スイッチ、
３２・・・フォトセンサ、３８・・・ＹＡＧレーザ発振
器、４１・・・制御部、６８・・・固定リング、７１・
・・検知スイッチ、７２・・・検知スイッチ。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳 第　４　図 ７．２５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レーザプローブを用いてレーザ処置を行なうレーザ装置
   において、レーザプローブのコネクタを装着するコネク
   タ受と、このコネクタ受に装着されたレーザプローブの
   コネクタを固定する固定部材と、コネクタ受に装着され
   たレーザプローブのコネクタを検知する第１の検知手段
   と、コネクタ受に装着されたレーザプローブのコネクタ
   を固定したときにその固定部材を検知する第２の検知手
   段と、この第１の検知手段と第２の検知手段が共に検知
   したときレーザ発振器の発振動作を可能ならしめる制御
   手段とを具備したことを特徴とするレーザ装置。