JPH0121828B2 - - Google Patents

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JPH0121828B2
JPH0121828B2 JP60111296A JP11129685A JPH0121828B2 JP H0121828 B2 JPH0121828 B2 JP H0121828B2 JP 60111296 A JP60111296 A JP 60111296A JP 11129685 A JP11129685 A JP 11129685A JP H0121828 B2 JPH0121828 B2 JP H0121828B2
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JP
Japan
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acridone
amsa
acid
scheme
chloro
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JP60111296A
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JPS6183163A (ja
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Kauadeiasu Jerii
Uiriamu Doiru Terensu
Janiku Erizabesu
Ei Paateika Richaado
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Bristol Myers Co
Original Assignee
Bristol Myers Co
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Publication of JPH0121828B2 publication Critical patent/JPH0121828B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D219/00Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
    • C07D219/04Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D219/00Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
    • C07D219/04Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
    • C07D219/06Oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D219/00Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
    • C07D219/04Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
    • C07D219/08Nitrogen atoms
    • C07D219/10Nitrogen atoms attached in position 9

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 (1) 発明の分野 本発明は4′―(9―アクリジニルアミノ)―メ
タンスルホン―m―アニシジド(m―AMSA)
の新規類似体、その製造方法およびその哺乳動物
における悪性腫瘍を阻止する抗腫瘍剤としての使
用に関する。 (2) 従来技術の説明 本発明のm―AMSA類似体は一般に下記基本
構造および番号付け方式を有する。 用いた番号付け方式は上に示したものである
が、従来技術の若干は逆の方式を用い、アクリジ
ン核に左から右へ付けないで右から左へ番号付け
ていることを理解すべきである。 アクリジニルアミノメタンスルホンアニリド誘
導体は近年その抗腫瘍性について研究されてい
る。この種類の天然産および半合成の化合物につ
いては、種々の例が文献に記載されており、より
関連する公知技術は次のようなものである。 (a) 種々の置換アクリジン核を含む多数の4′―
(9―アクリジニルアミノ)―メタンスルホン
アニリド(AMSA)および4′―(9―アクリ
ジニルアミノ)メタンスルホン―m―アニシジ
ド(m―AMSA)類似体がジエ.メド.ケム.
(J.Med.Chem.)19、772、1124、1409(1976)
に抗腫瘍活性について調査されたことが報告さ
れている。 AMSAおよびm―AMSAは構造式、 を有する。 (b) ドラグズ、オブ、ザ、フユーチヤ(Drugs
of the Futute)、5、77(1980)およびその参
照文献に、m―AMSA(、R1=R2=H)が
広スペクトルの試験抗腫瘍活性を有する化合物
であり、多くのヒト腫瘍の治療における瞭床評
価中であつたことが開示されている。 (c) 欧州特許出願第0025705A1号には動物におけ
る抗腫瘍活性を有する式、 (式中、 R1はCH3、CH2CH3または(CH22CH3を表
わし、 R2はCONHR4、F、Cl、Br、I、CF3
NO2、NH2、CH3、OCH3またはNHCOCH3
表わし、 R3はCONHR4、H、CH3またはOCH3、を
表わす、ただし、R2およびR3の少なくとも1
つはCONHR4を表わす、 R4はH、CH3、CT2CH3、(CH22CH3
(CH23CH3またはCH2CH(CH32、そのそれ
ぞれはヒドロキシル、アミンおよびアミド(ア
ミンおよびアミドは場合により置換される)官
能から選ばれる1つ以上の同一または異なる置
換基により置換されまたは置換されない、を表
わす〕 のm―AMSA類似体およびその酸付加塩が開
示されている。 発明の概要 本発明は一般式、 (式中、 RはCH3であり、 R1はClまたはCH3であり、 R2はCH2NHCH3、CH2N(CHO)CH3である) により表わすことができるm―AMSAの新規な
3、5―二置換誘導体を提供するものである。 従来技術は、m―AMSAより優れた動物にお
ける抗腫瘍活性を有し直接的変異誘発性が低いか
または誘発性のないアクリジン核中の3位置およ
び(または)5位置中にカルボキサミド置換基を
含む種類のm―AMSA類似体を開示しているけ
れども、本発明のm―AMSA類似体はm―
AMSAに比べて今回驚くほど改良された結果を
与えることが判明した。 本発明の新規化合物は文献に記載された従来技
術の手順により製造される。種々の3,5―二置
換m―AMSA類似体の合成は中間体として3―
置換―9(10H)アクリドン―5―カルボン酸お
よびそのエステルを必要とする。しかし、出発物
質として使用する3―置換―9(10H)アクリド
ン―5―カルボン酸を製造する従来技術の方法
は、そのような方法で生ずる異性体混合物の分離
が困難なために決して満足なものではなかつた。
従つて、上記化合物の新規な製造方法にはジピペ
リジドを塩化ホスホリンで9―クロロ―アクリジ
ンに環化し、次の酸加水分解することが含まれ
る。 詳細な説明 本発明の新規な化合物は一般に当該技術で知ら
れた方法により製造できる。そのような方法の例
示は図式1,3,4,5および6に示す反応図式
である。図式2は3―クロロ―および3―メチル
―9(10H)アクリドン―5―カルボン酸を製造
するための本発明の改良法の例示である。 図式 1 R1がBr、ClまたはCH3であり、R2がH、C2H5
またはCH3である出発物質の製造(従来技術) 図式 2 R1がCl、またはCH3であり、R2がH、C2H5
たはCH3である出発物質の製造 図式 3 R1がBr、ClまたはCH3であり、R2
CH2NHCH3、CH2N(CHO)CH3または
CH2NHCHOである3,5―二置換m―
AMSA合成用のアルキルアミノ中間体の製造 図式 4 R1がBrまたはClであり、R2がCH2NHCH3
たはCH2N(CHO)CH3である式の化合物の
製造 図式 5 R1がCH3であり、R2がCH2N(CHO)CH3であ
る式の化合物の製造 図式 6 R1がCH3であり、R2がCH2NHCHOである式
の化合物の製造 図式1〜5の説明 3―置換―9―(10H)アクリドン―5―カル
ボン酸を合成する公知手順にはジフエニルアミン
ジカルボン酸の環化、アクリドンおよびその置換
誘導体の製造に最もしばしば用いられる一般法、
が含まれる(図式1)。硫酸、塩化ホスホリルお
よびジクロロリン酸無水物は環化反応に対する酸
性試薬として使用される。ジフエニルアミンジカ
ルボン酸の環化は混合物または分解生成物を生
じ、困難な分離手順を必要とし、若干の場合に普
通の研究室手法により行なうことができない。反
復再結晶は、普通の有機溶媒中の両異性体の低い
溶解度のために純物質を与える効果がない。さら
に、生じた化合物は360℃以上で融解し、従つて
融点をそれらの純度の基準として使用することが
できない。 従来技術の欠陥を克服するために中間体酸を合
成する新規手順が開発された(図式2)。新規方
法にはジピペリジド8を塩化ホスホリルで環化し
次いで酸加水分解することが含まれる。 ジフエニルアミンジカルボン酸4をアシルクロ
リド7を経てジピペリジド8に転化した。酸の精
製は困難な仕事であることが判明したので粗酸を
これらの製造に用い生成物8を単にシリカゲルカ
ラムに通して濾過することにより精製した。 ジピペリジド8を塩化ホスホリルで処理すると
閉環が生じ、予期できた9―ピペリジノアクリジ
ンよりもむしろ主に9―クロロアクリジンが生
じた。閉環反応は不活性有機溶媒例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの中で、好ましくは
約70〜110℃の範囲内の温度、最も好ましくは溶
媒系の還流温度で加熱して行なうことができる。
N―〔2―(2―ピペリジノカルボニル)アニリ
ノ―4―ニトロベンゾイル〕ピペリジンをベンゼ
ン中で還流温度において塩化ホスホリルで処理
し、95%エタノールから生成物を再結晶すること
が典型であり、3―ニトロ―9―クロロ―5―ピ
ペリジノカルボニル―アクリジンが結晶固体とし
て得られた。生じた化合物の単離およびその後の
精製は容易であるけれども、それはこの合成にお
いて実用価値を有さず、従つて生じた化合物は1
個のフラスコ中で製造して温和な酸加水分解によ
り9―アクリドンに転化する。このように製造し
た9―アクリドンの収率は閉環段階における反応
時間により影響される。最適収率はジピペリジド
を塩化ホスホリルで還流下に45分間処理するとき
に与えられ、この時間を超えると収率が低下し、
3時間後には60〜63%である。 9―アクリドンの加水分解は容易に達成され、
高収率で酸を与えた。典型的には3―クロロ―5
―ピペリジノカルボニル―9―(10H)アクリド
ンを濃塩酸―酢酸混合物(1:2)で還流温度で
24時間処理し3―クロロ―9(10H)アクリドン
―5―カルボン酸が得られた。類似の方法で3―
ブロモ―5―ピペリジノカルボニル―9(10H)
アクリドンを同様の条件で加水分解すると3―ブ
ロモ―9(10H)アクリドン―5―カルボン酸が
得られた。 エチルエステルおよびメチルエステルは相当す
る酸とそれぞれ硫酸ジエチルおよび硫酸ジメチル
とをジイソプロピルエチルアミンの存在下に反応
させることにより最もよく高い収率で製造され
た。 N―フエニルアントラニル酸のアルキルアミド
の塩化ホスホリルで環化することによる9―アル
キルアミノアクリジンの生成はイ.エフ.エルス
レーガー(E.F.Elslager)他によりジヤーナル・
オフ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ(J.
Am.Chem.Soc.)79、4699(1957)その他に記載
される。ビ.エフ.ケイン(B.F.Cain他、ジエ.
メド.ケム(J.Med.Chem.)18、1110(1975)は
3―(3―メチルアニリノ)ベンゾピペリジドの
環化が3―メチル―9―ピペリジノアクリジを生
じ、それが温和な酸加水分解により容易に3―メ
チル―9―アクリドンに転化されたことを示し
た。上記従来技術からジピペリジドの閉環が類似
の方法で進行して9―ピペリジノアクリジンを生
じ、それがピペリジン部分の加水分解開裂により
相応する9―アクリドンを生ずることが予期され
た。9―クロロアクリジンがジピペリジドの塩化
ホスホリルによる環化の主生成物であることが見
出されたことは意外であつた。 R1がBr、ClまたはCH3であり、R2
CH2NHCH3、CH2N(CHO)CH3または
CH2NHCHOである3,5―2置換m―AMSA
の合成に必要なアルキルアミノメチル中間体は図
式3に示した反応系列により製造された。酸:3
―ブロモ―、3―クロロ―および3―メチル9
(10H)アクリドン―5―カルボン酸、は図式2
に示した本発明の手順により製造された。エステ
ルは文献類似の手順(エフ.エツチ.ストドラ
(F.H.Stodola)、ジヤーナル・オフ・オーガニツ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)29、2490
(1964)〕を用い相当する酸と硫酸ジエチルとの反
応により最もよく製造され、水素化ホウ素リチウ
ムで相当するアルコール2に還元された。ヒドロ
キシメチル化合物2を塩化チオニルで処理すると
9―クロロ―5―クロロメチル類似体が生じ、そ
れを温和な加水分解(95%エタノール)で3に転
化した。アミン4はクロロメチル類似体3からア
ミンで処理することにより製造した。 本発明の3,5―二置換m―AMSAの製造は
図式4,5および6に示される。9―クロロ―ア
クリジン6は文献手順〔アール.エム.アセツソ
ン(R.M.Atseson)「ザ、ケミスリ、オブ、ヘテ
ロシクリツク、コンパウンヅ(The Chmistry
of Heterocyclic Compounds)」9巻、インター
サイエンス パブリツシヤーズ、N.Y.1956;ケ
イン(Cain)他、大体彼の論文〕を用いて4の
塩酸塩と塩化チオニルとの反応により製造され、
精製することなく縮合反応に使用した。9―クロ
ロアクリジンとアミンの塩酸塩とを縮合して9―
アミノアクリジンを得ることは公知の方法である
(アール.エム.アセツソン、「ザ、ケミストリ
ー、オブ、ヘテロシクリツク、コンパウンド」9
巻、インターサイエンス パブリツシヤーズ、
N.Y.1956;ケイン他、大体彼の論文〕。4―アミ
ノ―3―メトキシ―メタンスルホンアニリド塩酸
塩は文献手順〔ケイン(Cain)他、ジエ.メド.
ケミ(J.Med.Chem.)11,295(1968);ケイン他、
ジエ.メド.ケム.,18(11)1110(1975)〕を用
いて製造され、9―クロロアクリジン6と縮合さ
せ、R1がBr、ClまたはCH3であり、R2
CH2NHCH3またはCH2N(CHO)CH3である3,
5―二置換m―AMSAを製造した。先にこの反
応に用いられたエタノールまたは水性エタノール
〔ケイン(Cain)他、大体彼の発表〕よりも乾燥
ジメチルホルムアミド(DMF)が縮合反応に対
する優秀な溶媒であることが見出された。DMF
中で9―クロロアクリジンの9―アクリドンへの
加水分解は最少であり、生成物は通常純粋な形態
で沈殿する。前記本発明の化合物は二塩酸塩―水
和物として単離された。 R1がCH3でありR2がCH2N(CHO)CH3である
3,5―二置換m―AMSAの製造は図式5に示
される。これらの生成物は3―メチル―5―メチ
ル―アミノメチル―9(10H)アクリドン4と塩
化チタニルおよび等モル量のDMFとの反応によ
り9―クロロ中間体6が得られ、それを7と縮合
してN―ホルミル化合物8を与えることにより製
造できる。5―クロロメチル―3―メチル―9
(10H)アクリドンを3―メチル―5―メチルア
ミン―9(10H)アクリドンに代えた置換は図式
6に示され、R1がCH3でありR2がCH2NHCHO
である3,5―二置換m―AMSAが得られる。 生物学的活性 本発明の代表的な化合物を移植性マウス腫瘍
B16黒色腫、マデイソン(Madison)109肺癌腫、
L―1210白血病に対する抗腫瘍活性について試験
し、これらの試験の結果は表〜に示される。
用いた方法は一般にナシヨナル、カンサー、イン
スチチユート(National Cancer Institute)の
プロトコル〔例えばカンサー、ケモセラピー、レ
プ.(Cancer Chemotherapy Rep.)パート3、
3:1〜103(1972)参照〕に従つた。主要試験の
詳細は表の下に示される。
【表】
【表】 判定基準:%T〓C〓125を有意抗腫瘍活性とみ
【表】
【表】 判定基準:%T〓C〓125を有意抗腫瘍活
性とみなす。
【表】
【表】 判定基準:%T〓C〓125を有意抗腫瘍活性と
みなす。
【表】
【表】 前記実験動物試験は本発明の化合物が哺乳動物
の悪性腫瘍に対し顕著な阻止作用を有することを
示す。 従つて本発明の他の観点によれば、悪性腫瘍に
冒された哺乳動物患者に対して本発明の化合物の
有効腫瘍阻止量を投与することを含む前記哺乳動
物患者を治療的に処置する方法が提供される。 本発明のなお他の観点において、本発明の式の
化合物の有効腫瘍阻止量を不活性の製剤に許容さ
れるキヤリヤーまたは希釈剤と組合せて含む薬剤
組成物が提供される。これらの組成物は非経口投
与に適する任意の薬剤形態に仕上げることができ
る。 本発明による非経口投与用の薬剤には無菌の水
性または非水性の溶液、懸濁液または乳濁液が含
まれる。それらはまた使用直前に無菌の水、生理
的食塩水または若干の他の無菌注入可能な媒質に
溶解できる無菌の固体組成物の形態に製造するこ
とができる。 本発明の化合物の実際の好ましい投薬量は用い
る個々の化合物、配合した個々の組成物、投与方
式並びに処理する個々の位置、患者および疾患に
より変動することが認められよう。薬物の作用を
変動させる多くの因子、例えば年令、体重、性、
食事、投与の時間、投与の経路、排泄の速度、患
者の状態、薬剤組合せ、反応感受性および疾患の
状態、は当業者により考慮されよう。所定の条件
の組に対する最適投与量は、与えた実験動物デー
タおよび前記指針を顧慮して普通の投薬量決定試
験を用いて当業者により確認することができる。 次の実施例は本発明を限定するのではなくこれ
を例証するものである。 出発物質の製造 製造 1 メチルアミン(1.0g、32ミリモル)のDMF
(10ml)中の溶液に3―クロロ―5―クロロメチ
ル―9(10H)アクリドン(1g、3.6ミリモル)
を加え、生じた溶液を室温で5時間かきまぜた。
沈殿を捕集し、エーテルで洗浄して乾燥すると表
題化合物0.522g(55.6%)が得られた、融点193
〜195g。この生成物はtlc(シリカ、5%MeOH
―CH2Cl2)でRf0.15のシングルスポツトを示し
た。母液から、蒸発し、残留物をエタノールから
結晶化した後化合物0.175gが得られ収率は74.3
%に上昇した。元素分析、計算値
(C15H13N2ClO):C66.06、H4.80、N10.27、
Cl13.00、測定値:C65.37、H4.83、N10.23、
Cl12.76. 製造 2 メチルアミン(1g、32ミリモル)の乾燥ジメ
チルホルムアミド(10ml)中の溶液に5―クロロ
メチル―3―メチル―9(10H)アクリドン(443
mg、1.72ミリモル)を加え、生じた溶液を室温で
24時間かきまぜた。反応混合物を塩化メチレンで
希釈し、溶液を初めに10%炭酸水素ナトリウム、
次いで水で洗浄して乾燥した。溶媒を減圧で除去
して残留物を得、それをシリカカラム上で初めに
クロロホルム、次にクロロホルム中の1%メタノ
ール、最後にクロロホルム中の3%メタノールを
溶離剤として用いてクロマトグラフイーにかけ
た。生成物を含むフラクシヨンを合せて蒸発させ
ると生成物4C、298mg(68.7%収率)が得られた。
分析試料はクロロホルム―エーテル混合物からの
再結晶により得られた。元素分析、計算値 (C16H16N2O):C76.16、H6.39、N11.10、測定
値:C75.24、H6.39、N10.89. 製造 3 DMF(5ml、アンモニアを飽和)の溶液に5―
クロロメチル―3―メチル―9(10H)アクリド
ン(0.45g、1.75ミリモル)を加え、室温で24時
間かきまぜた。反応混合物を塩化メチレンで希釈
し、溶液を10%炭酸水素ナトリウムおよび水で洗
浄して乾燥した。溶媒を真空で除去した後、残留
物をシリカゲルカラム上で初めにクロロホルム、
次にクロロホルム中の1%メタノールを用いてク
ロマトグラフイーにかけた。 実施例 4a(1.0g、3.83ミリモル)のエタノール中の懸
濁液にHCl(ガス)を通し、次いで溶媒を減圧で
除去することにより4aの塩酸塩が得られた。塩
4aを次にSOCl2(20ml)とともにDMF(2滴)の
存在下に30分間還流した。溶媒と蒸発させ、次に
ベンゼンとともに共蒸発して痕跡量をSOCl2を除
き、9―クロロ類似体6aを得た。6aの乾燥DMF
(20ml)中の溶液に4―アミノ―3―メトキシメ
タンスルホンアニリド塩酸塩(1.16g、4.6ミリ
モル)を加え、混合物を90゜の油浴中でかきまぜ
ながら1時間加熱した。加熱中に固体生成物が分
離した。固体を捕集し、エタノール、次にエーテ
ルで洗浄して8aの二塩酸塩960mg(46%)を得
た。融点280℃(分解)。 1Hmr(DMSO―d6)δ:2.64(s,3H,
NCH3)、3.11(s,3H,SO2CH3)、3.53
(s,3H,OCH3)、4.94(s,2H,
CH2N)、6.92―8.37(m,9H,ArH).元
素分析、計算値(C23H23N4ClO3S・
2HCl):C50.79,H4.63,N10.30,
Cl19.56,S5.89.測定値:C50.50,H4.69,
N10.72,Cl19.78,S5.67. 実施例 この生成物は実施例に示した手順に従い、製
造1の塩酸塩を用いて、しかしDMFを触媒量で
はなく等モル量加えて製造した。従つて、CHCl3
(40ml)中に懸濁した製造2の塩酸塩(1.155g、
4ミリモル)を塩化チオニル(8ml)および触媒
としてDMF(0.32ml、4.12ミリモル)と反応させ
た。生じた9―クロロ類似体を4―アミノ―3―
メトキシメタンスルホンアニリド(7)(1.06g、
4.2ミリモル)と乾燥DMF(15ml)中で縮合させ
た。反応混合物を7%NaHCO3で希釈し、水
(200ml)中へ注加し、次いでCH2Cl2(3×80ml)
で抽出した。有機相を乾燥(Na2SO4)し、蒸発
させ、残留物を乾燥シリカゲルカラム上でCHCl3
―EtOAc―MeOH(1:1:0.1)を溶離剤とし
て用いてクロマトグラフイーにかけると8k1.4g
(63%)が得られた。この生成物はtlc(シリカ、
20%MeOH―CH2Cl2)でRf=0.64に主スポツト
を示した。この物質をCH2Cl2に溶解し、塩化水
素を加えて溶媒を除くと8kの二塩酸塩が得られ
た。融点232℃(無定形塊)。 1Hmr(DMSO―d6)δ:2.53(s,3H,C―
CH3)、3.02(s,3H,NCH3)、3.13(s,
3H,SO2CH3)、3.56(s,3H,OCH3)、
4.99(s,2H,CH2N)、6.96―8.50(m,
9H,ArH)、10.11(bs,1H,NH)、12.92
(s,1H,CO)、IR(CHCl3):1650
(CO)cm-1.元素分析、計算値
(C25H26N4O4S・2HCl):C54.44,H5.12,
N10.16,S5.81.測定値:C54.73,H5.36,
N10.06,S6.01. 実施例 この生成物は実施例に示した手順に従い製造
3の塩酸塩を用いて製造することができる。従つ
て、CHCl3(40ml)中に懸濁した製造3の塩酸塩
2g、3.9ミリモル)を塩化チオニル(8ml)お
よび触媒としてDMF(0.32ml、4.12ミリモル)と
反応させることができる。生ずる9―クロロ類似
体を適当な溶媒(例えばTHF、−20℃)に溶解し
た後処理し、次いでテト.レト.(Tet.Lett.)
23;3315(1982)の手順により酢酸ギ酸無水物複
合体で処理すると所望の生成物を得ることができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式、 (式中、 RはCH3であり、 R1はClまたはCH3であり、 R2はCH2NHCH3、またはCH2N(CHO)CH3
    である) を有する化合物。
JP60111296A 1984-06-18 1985-05-23 抗腫瘍剤 Granted JPS6183163A (ja)

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