JPH01216886A - 転写記録媒体 - Google Patents

転写記録媒体

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JPH01216886A
JPH01216886A JP63041938A JP4193888A JPH01216886A JP H01216886 A JPH01216886 A JP H01216886A JP 63041938 A JP63041938 A JP 63041938A JP 4193888 A JP4193888 A JP 4193888A JP H01216886 A JPH01216886 A JP H01216886A
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JP
Japan
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Application number
JP63041938A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kirihata
桐畑 善弘
Katsuhide Tsukamoto
勝秀 塚本
Yutaka Nishimura
豊 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/423Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by non-macromolecular compounds, e.g. waxes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高解像の文字或いは画像を記録するに好適な
転写記録媒体に関するものであり、と(にマルチカラー
やフルカラーの記録に好適なカラー転写記録媒体に関す
る。
〈従来の技術〉 従来提案されている転写記録媒体は第1図に示すように
光透過性支持体1の上面に光反射層2、下面に転写性向
上のための光分解性化合物を含有する光熱変換層3、光
熱変換層3の下面に熱転写性固体インキ層4が設けられ
た構成を有する。該転写記録媒体を使用して記録を行う
には、衆知の放電破壊記録の手段により、光反射層2を
情報のパターンに応じて除去し、第2図に示すように熱
転写性固体インキ層4を塗布した面と受像シート5とを
密着させ、光反射層2上からキセノンフラッシュランプ
6により紫外線、可視光線および赤外線を含む閃光を照
射せしめる。
すると光反射層2が残っている部分に照射された閃光は
反射され、光反射層が除去された部分に照射された閃光
は支持体lを通過して光熱変換層3に到達する。光熱変
換層は、閃光エネルギーを吸収し、これを有効に熱エネ
ルギーへと変換させる。その結果、熱転写性固体インキ
層4は熱溶融又は熱昇華を開始し、受像シート5の表面
に転写する。しかるのち前記放電記録媒体と受像シート
をを剥離することにより転写画像を得るものであった。
カラーの色重ねをする際は上記の各工程をイエロー、マ
ゼンタ、シアンおよび必要に応じてブラックからなる単
色カラーの熱転写性固体インキ層について各々上の工程
を繰り返して減法混色する方法を採用していた。しかし
ながら、上記従来の転写記録媒体にはイエロー、マゼン
タ、シアンの各インキの減法混色性即ち、色重ね特性と
濃度の均一性に大きな欠陥がある。
即ち、1色目のインキが転写される際は、光分解性化合
物の光分解の結果、発生したガスの体積彫版によりイン
キはきわめて良好に転写されるが、一方ではインキがガ
ス彫版による強い押圧力のために受像紙面内部へまで浸
透される結果、転写されたインキ面の透気度が著しく増
大し、熱溶融又は熱昇華状態にあるインキ層は光分解の
結果発生するガスの急激な噴出力とそのガスのインキ層
中での滞留により粗面化状態で凝固するため平滑面を維
持することが出来ない。この結果、1色目のインキ層面
上へ2色目のインキが転写される際は、透気度が高く逆
に平滑度が低い面上へ転写されることになる。
したがって、光分解の結果発生したガスの逸散が著しく
困難になり、1色目の場合に比べ転写されたインキ面は
一層粗面化される。さらにガスの急激な噴出力により、
2色目のインキが1色目のインキとつよ(混和される結
果、1色目のインキの一部が粗面化された程度に応じて
媒体側へ付着されて剥離されるというトラッピングの問
題が発生する。また平滑度が低い面への転写であるので
2色目のインキの転写にとっては不利な状態にある。同
様な理由により、3色目の転写はさらに転写性が困難に
なり、満足した色重ねは不可能になる。さらにまた、照
射される面積にわたって光エネルギーの分布がある場合
、および受像シートと転写記録媒体を剥離させる前に2
回の光照射がなされた部分は、1回の光照射がなされた
部分と、そのインキ面の透気度と平滑度に大きな差異が
生ずるため、これは結果として、濃度ムラを発生させる
。したがって、光照射を繰り返してカラー転写画像を得
る場合、ムラのない、均一な濃度を得ることが困難であ
った。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は上記の事情に鑑み、濃度ムラのない均一な高濃
度の転写画像が得られるように減法混色特性を改良させ
た転写記録媒体を提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の事情に鑑み、その問題点を解決すべ(
鋭意検討の結果なされたものである。その概要は、光透
過性支持体の上に、■光分解性化合物およびワックス類
、または熱溶融後過冷却性を示す物質から成る剥離性中
間層、■厚さ10μm以下の極薄支持体、■熱転写性固
体インキ層が順次積層して設けられていることを特徴と
する転写記録媒体を第1の発明とする。次に、光透過性
支持体の片面に放電破壊記録で除去可能な光反射層を設
け、該光透過性支持体のもう一方の面に、■光分解性化
合物およびワックス類または熱溶融後過冷却性を示す物
質から成る剥離性中間層、■厚さ10us+以下の極薄
支持体、■熱転写性固体インキ層を順次積層して設けら
れていることを特徴とする転写記録媒体を第2の発明と
する。
本発明の転写記録媒体を図面に基づいて、以下に説明す
る。第3図は、本発明の基本構成をなすものであり、光
透過性支持体1と極薄支持体9との間に光分解性化合物
を含有させたワックス類または熱溶融後過冷却性を示す
物質から成る剥離性中間層10を設け、極薄支持体9の
表面に熱転写性固体インキ層4を設けた転写記録媒体で
ある。
極薄支持体を貼り合わせ方法によって設ける場合の手段
としては、加圧および/または加熱の手段が考えられる
。貼り合わせの際の加圧は、例えば加圧ローラー間を通
過させるだけでもよいが、赤外線ランプ等にて極薄の支
持体表面を露光させることにより、剥離性中間層を熱軟
化させながら貼り合わせてもよい。あるいは、加圧ロー
ラー間を通過させる直前に赤外線ランプ等にて、極薄の
支持体表面を露光させることにより、剥離性中間層を熱
軟化させた後、加圧ローラー間を通過させてもよい。こ
の場合の加圧ローラー間の線圧は、0、1 kg/cm
〜10kg/c+mであって、好ましくは1〜5 kg
 / ca+の範囲が適当である。また、この場合の加
熱温度は、40℃〜150℃であって、好ましくは50
℃〜100℃の範囲が適当である。
貼り合わせの界面については、光透過性支持体と剥離性
中間層間、または剥離性中間層と極薄支持体間、のいず
れであってもよい。貼り合わせる前に、あらかじめ極薄
の支持体上に熱転写性固体インキ層が設けられている場
合は、剥離性中間層の塗工後の乾燥温度により、該熱転
写性固体インキ層が熱溶融するので好ましくない。また
、貼り合わせ時の加圧の際、ローラーの表面に該熱転写
性固体インキ層がブロッキングする場合がある。
とくに加熱手段を併用させた場合は、この問題が目立ち
、本発明が目的とする構成の転写記録媒体の製造は困難
となる。
極薄支持体を塗工方法によって設ける場合は、当該極薄
支持体の材料を適当な溶剤中に溶解もしくは分散させた
後、通常のソルベントコーティング方法により剥離性中
間層上に塗工することができる。あるいは、溶剤を用い
ないで極薄支持体の材料のみを押出コーティング方法等
のノンソルベントコーティング方法により塗工すること
もできる。
第3図の転写記録媒体を製造するにあたり、本発明では
、剥離性中間層中に光分解性化合物を含有させることを
必須の条件とするが、さらに該剥離性中間層、極薄支持
体の内部、極薄支持体の片面もしくは両面のうち少な(
ともいずれかに光熱変換物質を含有する必要がある。こ
のうち、極薄支持体の内部、極薄支持体の少なくとも一
面に光熱変換物質を含有させる場合について、極薄支持
体の周辺構成を第4図(イ)、に)および(ハ)に図示
して説明する。
第4図(イ)は、極薄支持体9の熱転写性固体インキ層
4が設けられた面とは反対側の面に、光熱変換物質13
を含有させた光熱変換層12aを設けた場合である。こ
の場合には、光熱変換物質13に加え、口述する光分解
性化合物11を同時に配合させることもできる。第4図
に)は、極薄支持体9の熱転写性固体インキ層が設けら
れた面と同一側の面に、光熱変換物質13を含有させた
層(光熱変換層)12bを設け、数層を介して熱転写性
固体インキ層4を設けた場合である。
第4図(ハ)は、極薄支持体自身の中に光熱変換物質1
3を含有させて光熱変換支持体12cとし、該支持体の
表面に熱転写性固体インキ層4を設けた場合である。本
発明に使用する光熱変換物質は、カーボンブラック、黒
鉛、各種金属粉末および各種の有機顔料や染料をあげる
ことができる。
なお、光熱変換物質の使用量は、剥離性中間層、光熱変
換層中または当該薄支持体中の全固型分100重量部に
だいし0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部
の範囲が適当である。
第5図は、本発明の第2発明により得られた転写記録媒
体の構成例である。即ち、前記第3図を構成する転写記
録媒体の熱転写性固体インキ層が設けられた面とは反対
側の面、即ち、光透過性支持体1の表面に放電破壊記録
で除去可能な光反射層2を設けたものである。
さらに又、本発明の転写記録媒体の製造にあたっては、
これを構成する熱転写性固体インキ層がイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよび必要に応じてブラックからなる単色
カラーインキが面順次状に設けられている。
すなわち本発明でいう転写記録媒体の極薄支持体の裏面
上に各単色カラーの熱転写性固体インキ層を設けるには
、例えば第6図に)に示すように極薄支持体の幅方向に
沿って順次熱転写性固体インキ層4−1.4−2.4−
3および4−4を設けてもよいし、又、第6図口に示す
ように極薄支持体の長さ方向に沿って前記各カラーの熱
転写性固体インキ層を順次設けてもよい。尚、この場合
の熱転写性固体インキ層4−L4−2.4−3および4
−4は例えばイエロー、・マゼンタ、シアン、ブラック
に相当するものとする。
次に本発明の主たる層構成で使用する材料について述べ
る。
〔光透過性支持体〕
本発明で用いられる光透過性支持体にはポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリイミ
ド、ポリカーボネイト、セロファン、芳香族ポリアミド
等の各種耐熱性樹脂フィルムが用いられ、該フィルムの
厚さは1〜100ullls好ましくは4〜30μmの
範囲が適当である。
〔極薄支持体〕
貼り合わせ方法によって設ける場合は、前記した光透過
性支持体に準するものであるが、必ずしも光透過性であ
ることを必要としない。
塗工方法によって設ける場合は、通常のコーティング用
樹脂を用いることができるが、と(に破断強度と破断伸
度が比較的太き(、また耐熱性の高い材料がのぞましい
。即ち、その具体例としては、ポリウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン系樹脂、フッ素系樹脂、スチレン・ブタジェンゴム
(SBR) 、シリコーンゴム、ポリビニルブチラール
、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂類、不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ユリャ
樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の熱硬化性樹
脂類をあげることができる。必要に応じ、これらの樹脂
の塗料中へ先に述べた光熱変換物質に加え硬化剤や触媒
を添加させて、耐熱性、耐候性、力学的強度等を向上さ
せてもよい。また、各種顔料や界面活性剤を添加させ被
膜形成状態の向上や接着性を改善させてもよい。
極薄支持体の厚さは、本発明において重要な要件である
。即ち、10#IIa以下であることが必須であって、
と(に1〜4un+の範囲にあることが好ましい。支持
体の厚さが1uII以下の場合は、貼り合わせ方法によ
って設けるときに該支持体の搬送上のキレおよびシワ、
各層の塗工時のムラおよび塗工筋、さらにはボビン時の
シワ等、多くの問題が発生するからである。またこの場
合は、熱容量が小さく、力学的強度も弱いために、光熱
変換物質により発生した熱と光分解ガスの体積彫版にと
もなう押圧作用により当該支持体が著しく変質・変形し
、破裂することもあるからである。他方、支持体の厚さ
が10pm以上の場合は、熱容量が大きいために、発生
した熱量が支持体自身に吸収される結果、熱感度が低下
するからである。また力学的強度も強すぎるために、光
分解ガスの体積彫版にともなう抑圧の効果を著しく阻害
する結果、性能が大きく低下するからである。
〔剥離性中間層〕
本発明でいう剥離性中間層は、光照射時においてこの上
層に設けられる極薄支持体との界面で熱的および力学的
な接続の程度を有効に軽減剥離させるために設けられる
ものである。本発明者は、界面で熱的および力学的な接
続の程度を軽減剥離させるためには、フラッシュ光照射
時の光エネルギーを一部吸収することにともなう光分解
時の発熱作用と、光分解ガスの体積膨張作用により、剥
離性中間層自身が熱溶融すると同時に、界面にて極薄支
持体を押し上げることが、きわめて有効であることを見
出した。剥離性中間層中のワックス類は、その融点が3
0〜180℃の範囲にある固体または半固体状物質をあ
げることができる。即ち、その具体例としては、カルナ
バワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、エステルワックス、酸化ワックス、モンタ
ンワックス等のワックス類、ステアリン酸、ベヘン酸等
の高級脂肪酸、バルミチルアルコール、ステアリルアル
コール等の高級アルコール、パルミチン酸セチル、ステ
アリン酸セチル等の高級脂肪酸エステル、アセトアミド
、ステ1リン酸アミド等のアミド等をあげることができ
る。熱溶融後、過冷却性を示す物質はサンチサイザー9
(オルトトルエンスルフォンアミドとパラトルエンスル
フォンアミドとの混合物質)、塩素化ジフェニル、ベン
ゾトリアゾール、トリベンジルアミン、ポリエチレング
リコール、安息香酸等をあげることができる。これらワ
ックス類または熱溶融後、過冷却性を示す物質に加え、
光分解性化合物の均一な溶解と良好な皮膜性を得るため
に、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、ブチラール樹
脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂を添加させてもよ
い。これら熱溶融性ワックス類または熱溶融後過冷却性
を示す物質は単独、または2種以上を混合して用いるこ
とができる。
次に、剥離性中間層に配合する光分解性化合物は、紫外
線、可視光線および赤外線等を含む光により速やかに光
分解することが必須の条件となる。これに好適な材料系
としてジアゾ化合物およびアジド化合物をあげることが
できる。このうちジアゾ化合物としては、従来ジアゾ複
写材料の分野で使用されているものをそのままあげるこ
とができる。即ち、その具体例としては、4−ジアゾ−
1−ジメチルアミノベンゼン、4−ジアゾ−1−ジエチ
ルアミノベンゼン、4−ジアゾ−1−ベンゾイルアミノ
−2,5−ジェトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−モル
ホリノベンゼン、4−ジアゾ−1−モルホリノ−2,5
−ジメトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−モルホリノ−
2,5−ジェトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−ピロリ
ジノ−3−メチルベンゼン、4−ジアゾ−1−ピロリジ
ノ−2−メチルベンゼン、4−ジアゾ−1−ジメチルア
ミノ−2−(4°クロロフエノキシ)−5−クロロベン
ゼン等をあげることができる。
以上のジアゾ化合物は、その塩化物と塩化亜鉛、塩化カ
ドミウム、塩化錫等のハロゲン化金属との複塩を形成さ
せて安定化させることができる。また前記ジアゾ化合物
とテトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオロ硫酸等のフッ
化物の酸やテトラフェニルホウ素のナトリウム塩等の有
機ホウ素塩との錯塩を形成させて安定化させてもよい。
他方、アジド化合物としては特に芳香族アジド化合物が
有効であり、4.4’−ジアジド−ジフェニルスルホン
、4,4°−ジアジドベンゾスルホン、4.4′−ジア
ジドスチルベン、4,4°−ジアジドベンザルアセトン
、2,6−ジー(4−アジドベンザル)−4−メチルシ
クロヘキサノン等が本発明に適用できる。
以上の光分解性化合物は、特別な処理を行うことなく、
使用することができるが、必要に応じマイクロカプセル
中に内包させてもよい。カプセル化は、従来公知の方法
により達成することができる。即ち、米国特許第280
0457号公報等に開示されている親水性壁材料のコア
セルベーション法、米国特許第3287154号公報等
に開示されている界面重合法、英国特許第952807
号公報等に開示されている電解分散冷却法、米国特許第
311407号公報等に開示されているスプレードライ
ング法等いずれも適用することができる。
マイクロカプセルの壁材料としては、ポリウレタン樹脂
、ポリアミド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド共重合体樹
脂、メラミン樹脂、ポリスチレン・アクリレート共重合
体樹脂、ゼラチン、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリビ
ニルアルコール樹脂等を単独、又は2種類以上併用する
ことができる。当該マイクロカプセルの粒径は0.01
〜20μ11好ましくは0.05〜3μmの範囲が適当
である。
以上の光分解性化合物は、単独又は2種類以上を混合し
て用いることもできる。なお使用量は、剥離層中の全固
型分100重量部にたいし0.1〜80重量部、好まし
くは5〜50重量部の範囲が適当である。剥離性中間層
は、前記した熱溶融性物質又は熱溶融後過冷却性を示す
物質をバインダーとし、光分解性化合物および必要に応
じて各種添加剤を加え、ソルベントコーティング方法、
あるいはホットメルト法等のノンソルベント方法により
塗布される。当該層の厚さは0.01〜5μm1好まし
くは0.05〜3μmの範囲が適当である。
〔熱転写性固体インキ層〕
熱転写性固体インキ層は、主としてバインダーと着色剤
、および必要に応じて柔軟剤を配合して構成される。こ
の場合、バインダーはワックス類、高級脂肪酸、高級脂
肪酸エステル、高級アルコール、アミド類、エステルガ
ム、ロジンフェノール樹脂等の[1ジン誘導体、テルペ
ン樹脂、シクロペンタジェン樹脂等の高分子化合物、ス
テアリルアミン、パルミチンアミン等の高級アミン、ポ
リエチレングリコール、ポリエチレンオキシド等をあげ
ることができる。
着色剤は従来公知の色素又は顔料の中から選ぶことがで
きる。その具体例としてシアン色色素としては、ダイア
セリトンファストブリリアントブルーR(三菱化成社製
、商品名)、カヤロンポリエステルブルーB−3Fコン
ク(日本化薬社製、商品名)等、マゼンタ色色素として
はダイアセリトンファストレッドR(三菱化成社製、商
品名)、カヤロンポリエステルピンクRCL−E (日
本化薬社製、商品名)等、イエロー色色素としてはカヤ
ロンポリエステルライトイエロー5G−8(日本化薬社
製、商品名)、アイゼンスビロンイエローGRH(保土
谷化学社製・、商品名)等をあげることができる。又、
シアン色顔料としてはセルリアンブルー、フタロシアニ
ンブルー等、マゼンタ色顔料としてはブリリアントカル
ミン、アリザリンレイク等、イエロー色顔料としてはハ
ンザイエロー、ビスアゾイエロー等、黒色顔料としては
カーボンブラック、黒鉛、オイルブラック等をあげるこ
とかできる。
熱昇華性又は熱気化性の着色剤は、一般に繊維類の転写
捺染や熱転写インキ中に使用される、分散染料、油溶染
料、酸性染料、媒染染料、バット染料、塩基性染料等の
中から選ぶことができる。
その具体例としては、アゾ系、アントラキノン系、ニト
ロ系、スチリル系、ナフトキノン系、キノフタロン系、
アゾメチン系、クマリン系、縮合多環系等の染料をあげ
ることができる。これら染料の昇華開始温度は150℃
以下が望ましい。
以上の熱転写性固体インキ層中には、エヂレン・酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂等
の熱可塑性樹脂や可塑剤、鉱油、植物油等の油剤を添加
してもよい。又、必要に応じて、ブロッキング防止剤、
無機および有機顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、界面活性剤等を添加してもよい。当該インキ層
は単一層構成以外に、各層の機能を分離させた複数層構
成であってもよい。熱転写性固体インキ層はホットメル
トコーティング法又はソルベントコーティング法により
前記した極薄支持体の表面に形成される。インキ層の厚
さは0.1〜10un+、好ましくは1〜5u+mの範
囲が適当である。
〔光反射層〕
放電破壊し易い、アルミニウム、亜鉛、錫等の金属蒸着
膜が適用される。この際、放電記録特性を良好にさせる
ため、シリカ、アルミナ、二酸化錫、水和アルミナ等微
粒子を含有させた透明性の高い粗面化層を光透過性支持
体と光反射層との間に設けることが好ましい。
次に上記のごとき製造方法によって得られた転写記録媒
体を使用して行う転写記録方法についてそのプロセスを
第7図■2口、(ハ)により順に以下に説明する。
この場合、第7図(イ)は、第5図の転写記録媒体を、
第7図に)は、第3図の転写記録媒体を、さらに第7図
(ハ)は、第3図の転写記録媒体を使用した例である。
(1)  まず、第7図(イ)、に)および(ハ)に示
すように、転写記録媒体を構成する熱転写性固体インキ
層4の表面に受像シート5の表面を密着させる。
(2)  転写記録媒体の背面(支持体を介して熱転写
性固体インキ層の反対側の面)に画像情報に基づいた光
エネルギーを照射する。この場合の画像情報に基づいた
光エネルギーを照射する手段としては、例えば、 ■第71鞘に示すように転写記録媒体の熱転写性固体イ
ンキ層の反対側の面に放電破壊記録で除去可能な光反射
層が設けられている場合は、前記した放電転写法と全く
同様に、光反射層を情報のパターンに応じて除去させた
後、光反射層上から閃光7を照射させる。
■第7図口に示すように透明基体14上に金属蒸着膜か
らなる光反射層2を設け、該蒸着膜を放電破壊とか、フ
ォトポリマーを利用した剥離現像法(ビールアパート法
)等により画像状に除去していわゆるネガのマスクシー
ト16を作製してこれを転写記録媒体の背面に重ね合わ
せ、キセノン、ヨウ素ランプ等の光源6により閃光7を
照射させる。
■第7図(ハ)に示すように画像状に制御され、かつ集
束レンズ17により集束されたレーザー光18、すなわ
ちYAGレーザ−、ヘリウム・カドミウムレーザー、ア
ルゴンイオンレーザ−、クリプトンレーザー、エキシマ
レーザ−、チッ素レーザー、金属蒸着レーザー、炭酸ガ
スレーザー、色素レーザー、半導体レーザー等を走査し
ながら照射する、 等がおこなわれる。
(3)第8図に示すように、転写記録媒体と受像シート
とを剥離分離させることにより、受像シート上に熱転写
性固体インキからなる転写画像8を得る。
く作 用〉 転写記録媒体の背面(支持体を介して熱転写性固体イン
キ層の反対側の面)に画像情報に基づいた光エネルギー
を照射させると、剥離性中間層中の光分解性化合物が光
吸収する結果、光分解しガスを発生する。光分解反応は
、発熱反応であるので熱エネルギーを発生し、熱溶融ま
たは熱軟化を開始する。と(に光熱変換物質が含有され
ているときは、熱溶融または熱軟化は一層促進される。
同時に光分解ガスは著しく体積彫版する結果、極薄支持
体上を受像紙面に沿って押しあげて密着させる。剥離性
中間層の透過光は、極薄支持体の内外面に含有される光
熱変換物質に吸収され、同様に発熱する結果、これらの
熱エネルギーは極薄支持体上に設けられている熱転写性
固体インキを熱溶融状態または熱昇華状態にさせる。
以上において、光照射時に剥離性中間層はこの上に設け
られる極薄支持体との界面で、熱的および力学的接続の
程度を有効に軽減剥離させる結果、以下の効果を発現す
る。
(1)  発生した熱エネルギーが、光透過性支持体側
へ逸散することを防止する結果、熱エネルギーの効率を
向上させる(断熱作用)。
(2)光透過性支持体に支配される媒体としての強い「
腰」が、極薄支持体のみの弱い「腰」となる結果、光分
解ガスの体積彫版にともなうインキ層の押圧効果を著し
く向上させる(押圧作用)。
さらに極薄支持体を設けることにより光分解ガスは、剥
離性中間層自身、または剥離性中間層と極薄支持体との
間のいずれかに存在することになり、インキ層面に直接
的に放出されるものではない。したがって、次の効果を
発現する。
(3)熱転写性固体インキは、耐熱性と力学的強度にす
ぐれた極薄支持体を介して受像シート面へ押圧される結
果、転写インキの表面の平滑度が高(なる。(平滑転写
作用) 〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本実
施例は本願発明を限定するものではない。なお、配合部
数は、すべて重量部を示すものである。
実施例1 〔光反射層の形成〕 厚さが12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる光透過性支持体上に、平均粒径5uI11のシ
リカ(Sin、)を含有させた層厚6μmの粗面化層を
設け、さらに該粗面化層上に約500人のアルミニウム
蒸着層を設けることにより、放電破壊記録で除去可能な
光反射層を設けた。
〔光熱変換層の形成〕
上記混合液をよく分散させた後、厚さ2.0μmの極薄
のポリエチレンテレフタレートフィルムの支持体面上に
、乾燥後の塗布厚が2.0μmとなるように塗工して、
光熱変換層を形成した。
〔剥離性中間層の形成〕
上記混合液にガラスピーズを加え、ペイントシェイカー
にて100分間分散・溶解処理を行った後、これを剥離
性中間層塗料とした。次に、該塗料を厚さが12μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムの光反射層が設け
られた面にたいして反対側の面上に、乾燥後の塗布厚が
2.Ousとなるように塗工して、剥離性中間層を形成
した。
〔貼り合わせ〕
極薄の支持体上に形成した光熱変換層面にたいして反対
側の面と光透過性支持体の光反射層が設けられた面に対
して反対側の面上に形成した剥離性中間層面とを重ね合
わせ、ローラー間の線圧が4 kg / amの加圧ロ
ーラー間を、5m/分の速度で通過させることにより光
透過性支持体と極薄支持体とを貼り合わせた。
〔熱転写性固体インキ層の形成〕
■イエローインキ(Y) ■マゼンタインキ(M) 0シアンインキ(C) ■ブラックインキ(BK) 上記(2)、(E)、Oおよび■からなる各混合物を9
5℃で溶融混合した後、ホモミキサーで60分間撹拌し
て熱溶融性インキとした。Y、M、CおよびBKインキ
の各融点は、75.74.72および69℃、100℃
における各溶融粘度は、126゜34.22および12
0cPであった。前記各インキを貼り合わせた後の極薄
支持体の表面上にホットメルト塗工法により、第6図(
イ)に示すように支持体の幅方向に沿って面順次状とな
るよう、かつその各層厚が3.5μ蒙となるようにコー
ティングして、熱転写性固体インキ層を形成し、Y、M
C,BKのインキ層を有する本発明による転写記録媒体
を得た。
然るのち、該転写記録媒体の光反射層面を通常の放電記
録装置の印字ヘッド面とプラテン印加圧カフ00g/c
+Jで密着させ、ヘッド印加電圧45Vにて、文字パタ
ーン、ベタパターンおよびデイザ−法による階調パター
ンで画像情報を記録した。
次に転写記録媒体のイエロー色の熱転写性固体インキ層
面と受像紙を密着させた。つづいて、キセノンフラッシ
ュ装置(理想科学社製、FX−150>を用いて、光反
射層側から閃光を全面照射した。
このときの熱転写性固体インキ層面と受像紙面との密着
圧は、100g/c+j1閃光エネルギーは13+II
J/−の一定値に調整した。受像シートは、その表面の
ベック平滑度が4〜6秒のボンド紙、50〜60秒のコ
ピー用紙、300〜320秒の熱転写用紙、および10
,000秒以上のOHP用シートの4種類を用いた。
閃光照射後、イエロー色の転写記録媒体と受像シートと
を180°剥離法により剥離分離することにより受像紙
上にイエロー色の転写画像を得た。
次に該イエロー色インキ面と、光反射層面が対応したパ
ターンで放電破壊記録された転写記録媒体のマゼンタ色
のインキ面とを密着させた。つづいて、イエロー色の場
合と同様にして光照射後、剥離・分離させることにより
、減法混色を行った。つづいて、該転写インキ面と、光
反射層面が対応したパターンで放電破壊記録された転写
記録媒体のシアン色インキ面とを密着させた。つづいて
、同様に光照射後、剥離・分離することにより減法混色
を行ってカラー転写画像を得た。
実施例2 前記実施例1において極薄支持体上の光熱変換層を削除
し、剥離性中間層の配合および形成方法を下記のように
変更した以外は実施例1と同様にして本発明の転写記録
媒体を作製した。
〔剥離性中間層の形成〕
、上記混合液にガラスピーズを加え、ペイントシェイカ
ーにて100分間分散・溶解処理を行った後、60℃に
設定した加熱洛中でよく撹拌しつつ溶剤を蒸発させて、
熱溶融性バインダー中に光熱変換物質と光分解性化合物
を均一に分散・溶解させた固型分を得た。次に、該固型
分を光反射層が設けられた面にたいして反対側の面上に
ホットメルト塗工法により、塗布厚が2.5μ糟となる
ように塗工して剥離性中間層を形成した。
実施例3 〔剥離性中間層の形成〕 光分解性化合物を内包させたマイクロカプセル分散液。
上記混合液をよく撹拌することにより均一に溶解させた
。次に上記溶液をアラビアゴムのloz水溶液110部
中に添加し、液温を50℃に保温しつつ2時間撹拌する
ことにより乳化分散を行った。乳化液の平均粒径は1.
8μmであった。
以上により、マイクロカプセル成分(光分解性化合物、
芯物質用溶剤、カプセル壁材)が40%の分散液を得た
。然る後、上記分散液2部を熱溶融後、過冷却性を示す
ポリエチレンオキサイド(凹成化学工業社製、商品名ア
ルコックスE−45、軟化点65〜67℃)の3%水溶
液28部中に添加し、よく分散処理を行った後、これを
剥離性中間層塗料とした。次に該塗料を実施例1と同様
に光反射層が設けられた面にたいして反対側のポリエチ
レンテレフタレート面上に乾燥後の塗布厚が3.0部m
となるように塗工して剥離性中間層を設けた。
【極薄支持体の形成〕
上記混合物を溶融・混合した後、押出コーティング法に
より、剥離性中間層上に塗布厚が1.8u*となるよう
に塗工して極薄支持体を設けた。この後、実施例1と同
様にして極薄支持体の表面上に熱転写性固体インキ層を
形成して、本発明の転写記録媒体を得た。なお、転写記
録方法も実施例1と同様にして行った。
実施例4 〔剥離性中間層の形成〕 上記混合液をよく撹拌することにより、均一に溶解させ
て剥離性中間層塗料とした。然る後、実施例3と同様に
してポリエチレンテレフタレート面上に剥離性中間層を
設け、さらに実施例3の極薄支持体、熱転写性固体イン
キ層を順次積層して本発明の転写記録媒体を得た。なお
、転写記録方法も実施例1と同様にして行った。
実施例5 〔剥離性中間層の形成〕 上記混合液を50℃に保温しつつ、よ(撹拌させること
により均一に溶解させ、ホットプレート上で60℃に昇
温させ、光反射層が設けられた面にたいして反対側のポ
リエチレンテレフタレート面上に乾燥後の塗布厚が2.
0μ輪となるように塗工して、剥離性中間層を形成した
〔極薄支持体の形成〕
上記混合液にガラスピーズを加え、ペイントシェイカー
にて100分間分散処理を行った後、これを極薄支持体
塗料とし、剥離性中間層上に乾燥後の塗布厚が2.5p
mとなるように塗工して、極薄支持体を設けた。この後
、30℃の温度下にて、2日間キュアー処理を行うこと
により極薄支持体の硬化反応を完結させた。然る後、極
薄支持体の表面上に熱転写性固体インキ層を設けて、本
発明の転写記録媒体を得た。なお、転写記録方法も実施
例1と同様にして行った。
実施例6 光透過性支持体を、粗面化層およびアルミニウム蒸着層
が設けられていない厚さが、6μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムに換えた以外は、実施例1と同様に
して本発明による転写記録媒体を得た。次に該転写記録
媒体の熱転写性固体インキ層面と受像シート面とを密着
させ、もう−方の面に厚さ1m/mのガラス板をあてて
、100g/cdの均一な圧力を印加させた。然る後、
25ワツトのアルゴンイオンレーザ−を使用し、本発明
の転写記録媒体の光透過性支持体側から、ガラス板を介
して、10m/秒の速度にて直径10μmの画線を走査
しながら照射した。然る後、転写記録媒体と受像シート
とを剥離させて、受像シート上に転写画像を得た。
比較例1 剥離性中間層のバインダーを、熱溶融性を示さない、一
連のフッ素系およびシリコーン系の材料を用いた処方に
換えた以外は実施例1、即ち貼り合わせ方法による製造
方法、および実施例5、即ち塗工方法による製造方法に
より比較用の転写記録媒体の製造方法を試みた。しかし
、実施例1に準じて行った貼り合わせ方法においては、
フッ素系、シリコーン系の材料ともに光透過性支持体と
極薄支持体とを貼り合わせることが不可能であった。
一方、実施例5に準じて行った塗工方法においては、シ
リコーン系の材料の場合は著しいハジキが発生して、均
一な塗工面を得ることが不可能であった。フッ素系の材
料(リボール社製、商品名リボフロンU−200)の場
合について、実施例1と同様にして転写記録を行った。
比較例2 剥離性中間層中に、光分解性化合物を含有させないこと
以外は、実施例1と同様にして比較用の転写記録媒体を
作製し、実施例1と同様にして転写記録を行った。
前記各実施例および比較例の転写記録媒体から得られた
画質を評価したところ、第1表に示すとおりの結果が得
られた。第1表に示す画質の評価方法は、いずれも目視
および拡大写真(25倍、50倍)による視覚判定によ
るもので、その評価基準は以下のとおりである。
Y、Y−+M、Y−M→Cの全ての場合につき、「印字
ガケ」、「トギレ」、「カスレ」、「ハジキ」、「色ム
ラ」、「ベタ部の濃淡ムラ」等が全(なく、Y−+Mの
2色重ねの部分は均一な赤色、Y−+M→Cの3色重ね
の部分は均一な黒色であり、この黒色のマクベス反射濃
度値が1.5以上であり、総合的にきわめて高品質のカ
ラー画像が得られている場合を◎、Y、Y→M、Y−M
→Cのいずれかの場合につき、上であげた問題点のうち
少なくとも1つが発生するが、その程度が小さくY−+
M、Y→M+Cの色重ねの部分はほぼ均一な赤色、黒色
が得られ、この黒色のマクベス反射濃度値が1.2以上
であり、総合的に充分許容できる品質のカラー画像が得
られているときを○、Y、Y−M、Y→M→Cのいずれ
かの場合につき、上であげた問題点がかなり目立ち、Y
+M→Cの3色重ねの部分の黒色のマクベス反射濃度値
が0.9以上であり、総合的に許容が困難な品質のカラ
ー画像のときを△、Y、71M、Y+M→Cのいずれか
の場合につき、上であげた問題点が著しく目立ち、濃度
不足の場合を×とした。
第1表から明らかなとおり、本発明により受像シート上
にすぐれたカラーの転写画像を得ることができることを
確認することができた。
〔以下余白〕
〈発明の効果〉 本発明は上記の構成よりなるので、カラーの転写に際し
てすぐれた減法混色が可能となり、かつ平滑度の高い受
像シート(OHPシートを含む)から平滑度の極端に低
いポンド紙にいたるまで、広範な種類の受像シートに対
して画像情報に忠実かつ確実な転写が可能となった。即
ち、光照射時に剥離性中間層は、この上に設けられる極
薄支持体との界面で熱的および力学的接続の程度を有効
に軽減させる結果、熱転写性固体インキは、耐熱性と力
学的強度にすぐれた極薄支持体を介して高い熱エネルギ
ー効率とつよい押圧力で受像シート面へ転写されるため
、転写されたインキ面は付着量が多く、かつ平滑度の高
い面を形成する。したがって、2色目以降の転写の際に
は、非転写面が平滑面であるので、接触面が増大し、均
一で高濃度の確実な転写が可能となる。一方、光分解ガ
スは、直接的にインキ層面に放出されないので、非転写
インキのトラッピングの問題が解消し、同時に光エネル
ギーの分布、または2回の光照射が発生してら、濃度ム
ラのない均一なカラーの転写濃度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の転写記録媒体の断面図、第2図は、
従来の転写記録方式を示す図、第3図、第4図および第
5図は、本発明により得られた転写記録媒体の構成例を
示す図、第6図は、本発明でいう淡色カラーの熱転写性
固体インキ層を面順次状に設けたものの平面図であり、
また第7図および第8図は、本発明のカラーの転写記録
方法を示す図である。 1・・・光透過性支持体   2・・・光反射層3・・
・光熱変換層  4・・・熱転写性固体インキ層5・・
・受像シート     6・・・光源7・・・閃光  
      8・・・転写画像9・・・極薄支持体  
   lO・・・剥離性中間層11・・・光分解性化合
物  12a 、 12b・・・光熱変換層12c・・
・光熱変換支持体  13・・・光熱変換物質14・・
・透明基体  15・・・熱溶融部または熱昇華部16
・・・マスクシート    17・・・集束レンズ18
・・・レーザー光 特許出顎人 株式会社巴川製紙所 (ほか1名) 第4図 (イ) (ロ) (ハ) 第6図 (イ) (ロ) 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)光透過性支持体上に、 [1]光分解性化合物およびワックス類または熱溶融後
    過冷却性を示す物質から成る剥離性中間層、 [2]厚さ10μm以下の極薄支持体、 [3]熱転写性固体インキ層が順次積層して設けられて
    いることを特徴とする転写記録媒体。 2)光透過性支持体の片面に放電破壊記録で除去可能な
    光反射層を設け、該光透過性支持体のもう一方の面に、 [1]光分解性化合物およびワックス類または熱溶融後
    過冷却性を示す物質から成る剥離性中間層、 [2]厚さ10μm以下の極薄支持体、 [3]熱転写性固体インキ層が順次積層して設けられて
    いることを特徴とする転写記録媒体。
JP63041938A 1988-02-26 1988-02-26 転写記録媒体 Pending JPH01216886A (ja)

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