JPH01215990A - 酸洗槽循環タンクの酸濃度制御方法 - Google Patents

酸洗槽循環タンクの酸濃度制御方法

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JPH01215990A
JPH01215990A JP4307588A JP4307588A JPH01215990A JP H01215990 A JPH01215990 A JP H01215990A JP 4307588 A JP4307588 A JP 4307588A JP 4307588 A JP4307588 A JP 4307588A JP H01215990 A JPH01215990 A JP H01215990A
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JP
Japan
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acid
acid concentration
tank
concn
circulation tank
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Application number
JP4307588A
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English (en)
Inventor
Kiyohide Fujii
藤井 清英
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の酸洗槽による鋼帯の連続酸洗設備にお
いて、各酸洗槽に酸を供給する循環タンクの酸濃度制御
方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、複数の酸洗槽によって銅帯を連続的に酸洗する場
合、各酸洗槽に酸を供給する循環タンクがカスケードに
接続され、第1番目の循環タンクに酸を補給し、最終の
循環タンクから酸を排出する設備となっている。そして
、各循環タンクの酸濃度は、液の一部を酸濃度測定装置
に送り、順次測定されるが、−度の測定時間が約5分と
長く、また各循環タンクの酸濃度を第2図に示すような
、測定時間T1と測定周期T2のタイ1、スケジュール
で測定すると、n台の循環タンクの酸濃度を測定する場
合、n×5〔分〕に1度という測定周期T2になり、そ
の非測定時間における変動等に対応できず、厳密な制御
が困難であった。これに対し、例えば特公昭57−22
75号公報に示されるように、液温度、酸濃度、反応時
間、反応表面積による酸濃度の予測と、反応表面積、ス
ケール厚さによる酸濃度事前設定をもって、制御性を向
上させる方法が提案された。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような方法は、複数の酸洗槽全体
を一単位として制御するものであるため、酸洗槽個別の
酸濃度の調整が不可能であり、局所的な酸不足や酸過剰
による酸洗ムラや素地の侵食が発生ずるという問題点を
有していた。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて成されたも
のであり、各々の酸洗槽に対応する各循環タンクの酸濃
度の測定とこれに基づく制御により、各循環タンク別の
酸過剰と酸不足を防くことができ、銅帯の酸洗ムラを防
止して、地金を保護することができる酸洗槽循環タンク
の酸濃度制御方法を提供すること目的とするものである
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、各循環タンクの酸
濃度測定後の非測定時に、関数を用いた酸濃度推定演算
と給酸時酸濃度修正演算を行い、カスケード接続された
循環タンクの下流側タンクの修正酸濃度により補給酸量
を算出し、最上流側タンクの酸濃度と補給酌量によって
補給酸濃度を決定するものである。
(作  用) 本発明は、上記した方法によって、各循環タンクの酸濃
度を測定し、しかも一定の関数により測定後の酸濃度推
定演算を行い、かつ給酸時にはこれに対応ずべく酸濃度
の修正演算を行うので、各タンクの実際の酸濃度に対す
る応答遅れを生ずることなく対応し、更に下流側タンク
に対する補給酸量と最上流タンクへの酸濃度を調整し、
全体として最適酸濃度の範囲でバランスさせることとな
る。
(実 施 例) 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図において、■は銅帯、2□〜2.、は酸洗槽であ
り、鋼帯1は酸洗槽2.、から2.まで順次送られて酸
洗される。3.〜3.lはカスケード接続された循環タ
ンクであり、上記酸洗槽2.〜2ゎに各々酸を循環させ
るものである。4は補給タンクであり、上記循環タンク
3.〜3□へ補給される酸を貯えておくものである。こ
の補給タンク4の酸は、給酸ポンプ5と給酸流量計6を
介して、第1の循環タンク31に供給される。そして、
この第1の循環タンク2.から第2の循環タンク32へ
、更には次へと移送ポンプ7I〜7.、(図示せず)を
介して移送され、最下流側の循環タンク3.。
からは、排酸ポンプ8と排酸流量計9を介しで排酸され
る。
また、101〜10.、は循環ポンプであり、上記循環
タンク3.〜3゜に供給された酸を、酸洗槽21〜2.
lに各々循環させるためのものである。
11は酸濃度測定装置であり、各循環タンク3□〜31
1の液の一部をサンプルとして取り出し測定するもので
ある。12は制御装置であり、上記酸濃度測定装置11
で測定された各循環タンク3゜〜3..の酸濃度に基づ
き、その酸濃度を一定の範囲に保つべく、酸濃度外れの
状況に応して、後述する弐に基づき酸濃度推定演算と補
給酸量や移送酸量の演算を行うとともに、その結果に基
づくポンプ群の運転制御を行うものである。ここで、循
環タンク31〜3oは、レヘル一定の制御を行うため、
人出量が等しくなるように移送ポンプ71〜7 n−I
 と給酸ポンプ5及び排酸ポンプ8を同期運転している
。その際の人出量の検知は、上記給酸流量計6と排酸流
量計9によって行う。
以上説明したようにカスケードに接続された循環タンク
31〜31において、各循環タンク3゜〜34の酸濃度
は異なり、排出側(すなわち下流側)のタンクはど酸濃
度は薄くなってゆく。また、各循環タンク31〜3..
の酸濃度は液の一部をサンプルとして、酸濃度測定装置
11に送り測定する。この時、酸濃度測定は中和滴定な
どを用いるものが多く、−度の測定に約5分必要であり
、第2図に示すように各循環タンク31〜3..の測定
時間をTI(約5分)とすれば、その測定周期はT 2
 (すなわち約5Xn分)であり、このT2を1サイク
ルとして全循環タンク3I〜3アの酸濃度を測定するこ
とができる。従って、それぞれのタンクの酸洗液が、非
測定状態にある時、制御装置12でそれぞれ以下の酸濃
度推定演算式(1)を用いて、酸濃度を算出する。
Di=Xixfi (θ、d、h、、t、、v、w)−
(111、n以下の整数 D1=循環タンク3.の推定酸濃度 に1:補正係数 fi:関  数 θ:酸湯温 度:測定酸濃度 ■ニラインスピード h:板  厚 W:板  幅 t:経過時間 ここで、関数fiは、酸濃度、測定酸濃度から成る酸洗
処理能力の項と、板幅、板厚、ラインスピード、経過時
間から成る酸消費量の項で表される。
(1)式で表された酸濃度推定演算は、酸濃度測定が行
われる度に初期化されるので、推定誤差の累積は防止さ
れる。また(1)式は、循環タンク3.〜3o間で、酸
の移送が行われていない状態での演算であるので循環タ
ンク31〜3,1間に設置した移送ポンプ7、〜7ゎ−
1の間欠運転され、酸の移送が行われた時、各循環タン
ク31〜3oの酸濃度は急激に変化する。ポンプ7I〜
7゜−1の間欠運転完了後の酸濃度は(2)式のように
書き表される。
Dl :移送前の循環タンク31の酸濃度Di’:移送
後の循環タンク31の酸濃度Di−、:移送前の循環タ
ンク31−1の酸濃度Vi :移送前の循環タンク31
の酸量V1゛ :移送後の循環タンク31の酸量Fi 
:循環タンク31からの移送量 Fi−、:循環タンク3】−1のからの移送量酸の移送
後は(1)式の推定演算は成立しない為、(2)式の酸
濃度Di”を測定酸濃度として扱い、初期化を行う。こ
こで述べる初期化とは、測定酸濃度の更新、経過時間の
零化を指す。
以上のような、(1)式、(2)式を組み合わせて用い
ることにより、全条件での酸濃度を知ることができる。
また、前述の通り、各循環タンク3I〜37の酸濃度は
異なり、またカスケード接続の為に、下流側の循環タン
ク3゜で酸濃度が下限以下となったり、逆に最上流の循
環タンク3.で酸濃度が上限以上となる傾向がある。従
って、通常操業時は、循環タンク3゜と循環タンク31
1−1 の酸濃度により補給酸量を決定する。即ち、循
環タンク3.、の酸濃度が常用下限を下回る時上流側に
隣接する循環タンク3h−3の酸濃度より酸排出量と循
環タンク3 n−1からの流入量が決まる。そのときの
酸移送量Fnは(3)式ようになる。
Dn−、Dn Fn :酸移送量 ■n :循環タンクnの酸量 Dn :移送前の循環タンク3□の酸濃度Dn’  :
移送後の循環タンク3゜の酸濃度り、、  二移送前の
循環タンク3n−8の酸濃度この(3)式により循環タ
ンク3Rの酸移送量が決まるごとにより、下流側タンク
より順に移送量と酸濃度が決まる。各循環タンク31〜
3ゎでレヘル一定制御を実施し、ポンプ7、〜7□−1
.5、8を同期運転することにより前述の(2)式は以
下のように書き換えることができる。
i そして、補給酸の投入場所である第1の循環タンク3.
の酸濃度は、次の(4)式のように表される。
■+ また、下流側より酸の移送量が決定される為、補給酸が
直接投入される循環タンク31では、酸濃度が上限を上
回り、鋼帯1の素地の鉄を侵食する場合がある。その場
合は次の(5)式に基づい?、補給酸の濃度を変化させ
る。
本実施例では、制御装置12において、以上説明したよ
うな演算式による演算を、測定酸濃度に応じて行い、一
定の範囲より外れた場合に、補給酸量Fによって下流側
循環タンクの酸濃度を調整し、補給酸濃度Doによって
上流側循環タンクの酸濃度の調整を行い、酸濃度を最適
状態でバランスさせる。この状態で、鋼帯1の酸洗を行
うと、酸の処理能力を最大限利用することができ、酸洗
ムラあるいは、素地の侵食といった酸洗不良を防止する
ことができる。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したような方法により、各循環タン
ク毎の酸濃度を測定しながら、その測定後の非測定時に
一定の関数による酸濃度の推定演算と給酸時における変
化に対応する修正演算を行うので、各タンクの酸濃度変
化に応答したその修正酸濃度をもって#濃度値として利
用することができる。しかも、その修正酸濃度により各
循環タンクの下流側タンクに対する補給酸量を決定する
とともに、最上流タンクに対する補給酸の濃度はその補
給酸量と当該最上流タンクの酸濃度とによって決定する
ものであるため、全体として最適酸濃度の範囲に設定す
ることができ、従来のように各循環タンク別の酸過剰や
酸不足を招来することがない。従って、鋼帯の酸洗ムラ
を防止し、地金の素地の侵食を防止できるものであり、
銅帯の酸洗仕上状態の向上を図ることができるものであ
り、極めて有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を利用した実施例を一部ブロック図
で示す構成図、第2図は本発明実施例及び従来例におけ
る循環タンクの酸濃度を測定するタイムスケジュールで
ある。 ■は綱帯、2.〜汎は酸洗槽、31〜3.、は循環タン
ク、4は補給タンク、11は酸濃度測定装置、12は制
御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の酸洗槽による鋼帯の連続酸洗設備における
    各酸洗槽に酸を供給する循環タンクの酸濃度制御方法に
    おいて、各循環タンクの酸濃度測定後の非測定時に、関
    数を用いた酸濃度推定演算と給酸時酸濃度修正演算を行
    い、カスケード接続された循環タンクの下流側タンクの
    修正酸濃度により補給酸量を算出し、最上流側タンクの
    酸濃度と補給酸量によって補給酸濃度を決定することを
    特徴とする酸洗槽循環タンクの酸濃度制御方法。
JP4307588A 1988-02-24 1988-02-24 酸洗槽循環タンクの酸濃度制御方法 Pending JPH01215990A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321174A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Jfe Steel Kk 酸洗プロセスの酸濃度制御方法・装置、及びこれらを用いた鋼板製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007321174A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Jfe Steel Kk 酸洗プロセスの酸濃度制御方法・装置、及びこれらを用いた鋼板製造方法

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