JPH01214832A - コマカウンタを任意コマ数表示から初期化する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産葉上の利用分野 本発明は一般的には写真の分野に関し、特にカメラのコ
マカウンタ（若しくは、露出カウンタ）を初期コマ数表
示に初期化する装置に関する。

口、従来の技術 ］マカウンタは、使用者に対して露出ずみのコマ数ある
いは未露出で残っているコマ数を示すようカメラに内蔵
される測定機構である。典型的には、コマカウンタは目
盛の上に刻まれたｒｌ、２゜３．４．５・・・・３６」
の数字で指示された３６個の均等隔置の数のコマ数表示
と、これら番号のついたコマ数表示の１個あるいは２個
と等しい分だけ、「１」から隔置された所定位置におい
て目盛に刻まれたマークあるいは文字により表示された
初期コマ数表示とを有するカウンタ目盛を含む。「１」
から「３６」の数字はフィルムの一連のコマを示し、マ
ークあるいは文字は最初のコマに先行し、最初の写真を
撮る前の準備として露出されるフィルムの限定された部
分に対応する。

フィルムが正しくカメラの巻取りスプールに導かれてい
ることを確実にするために最初の写真を撮る前に（レン
ズは蓋をしたままで）１ないし２枚空写しすることが望
ましいことが多い。空写しの後、カウンタの目盛は初期
コマ数表示から「１」まで増分されている 最近、「クイックスナップ」と称される１回限りの使い
捨てカメラが富士写真フィルム株式会社により紹介され
た。メーカの工場でカメラには従来の２４枚撮りの３５
ミリフイルムカートリツジが装てんされ、未露出フィル
ムの概ね全長分が工場でカートリッジがら巻上げスプー
ルに予め巻上げられている。未露出のフィルムと係合し
た計測スプロケットが、巻上げ作業の間回転され、カウ
ンタの目盛の各歯と係合したアクチュエータを回転させ
てカウンタの目盛を「１」のコマ数表示から、「２４」
のコマ数表示に続く「Ｓ」のコマ数表示まで増分する。

これはコマカウンタを「Ｓ」コマ数表示に初期化するた
めに行われる０次いで１〜２枚空写しが行われ、カウン
タの目盛は「２４」のコマ数表示に戻る。

前記「クイックスナップ」を用いて１コマ毎写真を撮っ
た後、カートリッジ内のフィルムスブールと係合したつ
まみが手動で回転され露出分をカートリッジに巻き戻す
、フィルムの１コマ分に等しい分だけフィルムを巻戻す
ことによりカウンタの目盛を次の下位の数のコマ数表示
まで減分するよう計測スプロケットを回転させる。概ね
全長のフィルムが露出され、カートリッジに巻き戻され
ると、カメラは写真屋へ送られ、そこで現像処理の為フ
ィルムを抜き取りカメラは捨ててしまう。

「クイックスナップ」においては、カウンタの目盛は、
例えば「１」のコマ数表示のような所定の最初のコマ数
表示から「Ｓ」コマ数表示まで初期化する必要がある。

このように工場でのフィルムの巻取りスプールへの予備
巻上げの間、メーカではカウンタの目盛が、予備巻取り
作業の始まる前に所定の元のコマ数表示にあるか確認す
るため特に注意を払う必要がある。さもなければ、カウ
ンタの目盛はコマの計数を不正確に示すことになる。

ハ０発明が解決しようとする課題 本発明は、公知の従来装置と比較して構成が比較的単純
なものとした、任意コマ数表示がらコマカウンタを初期
化する装置を提供することを目的としている。

二１発明の構成 本発明によれば、任意コマ数表示から初期コマ数表示に
カメラのコマカウンタを初期化する装置であって、（ａ
）　　フィルムカートリッジがら未露出のフィルムを巻
上げスプール（以下の実施例において、参照番号３で示
す）に予備巻上げするよう鎖巻取りスプールが回転され
、（ｂ）　　アクチュエータ（１１）が初期コマ数表示
を含む一連のコマ数表示を有するコマカウンタ（１７）
の各歯（１５）と係合して回転するようになされており
、（ｃ）　　前記アクチュエータに接続されたスプロケ
ットがフィルムの予備巻上げの間フィルムと係合して回
転しアクチュエータを回転させて前記コマカウンタをそ
の初期コマ数表示に初期化する装置において、前記コマ
カウンタが前記の歯の中の２個の歯の間の所定空間（３
７）内に配置された阻止手段（３９）を有しており、該
阻止手段は前記アクチュエータが前記コマカウンタをそ
の初期コマ数表示まで回転させた後は、該カウンタを同
じ方向に回転して他のコマ数表示とすることがないよう
、該コマカウンタの回転を阻止するが、フィルムが前記
巻取りスプールに予備巻上げされる間、前記の所定空間
内で当該アクチュエータが同じ方向に回転し続けること
ができるようにしてあることを特徴とする装置を提供す
る。

ホ１発明の作用 本発明ではアクチュエータと阻止手段とを上記の如く構
成したので、前記コマカウンタが初期化された後は、当
該カウンタが更に回転されることがなく、初期化状態を
維持できる。従って、初期化作動は比較的単純であって
、「クイックスナップ」のような従来技術の例にみられ
る失敗はない。

へ、実施例 以下、本発明を３５ミリカメラに関連して説明する。３
５ミリカメラは広く知られているので、該カメラに関し
ては、本発明は特に本発明の一部を形成する写真用要素
即ち本発明と直接協働する要素だけを主に説明するが、
その他の要素は当該技術分野の専門家には公知の各種の
形態をとりうるものである。

図面、特に第１図には、１回限り使用の使い捨てカメラ
１のある要素が示されており、露出の前に未露出のフィ
ルムＦはその全長にわたり通常の２４枚撮り３５ミリフ
イルムカートリツジＣから、巻取りスプール即ちドラム
３に予備巻上げされる。

各露出の後、フィルムは１回に１コマづつカートリッジ
Ｃに巻き戻される。

第１図に示すようにカートリッジＣがカメラ１に装てん
されると、未露出のフィルムＦのリーグ部分りは従来の
計測スプロケット５上に位置決めされ、フィルムの１個
以上の穿孔Ｐをスプロケットの周囲の各歯７と係合させ
、フィルムリーダの前端部Ｅは巻取りスプール３のスロ
ット９に挿入されフィルムのリーダを巻取りスプールに
固定させる。フィルムＦの概ね全長をカートリッジＣか
らスプールに予備巻取すする巻取りスプール３の回転の
間、計測スプロケット５は個々のコマがスプールに巻き
上げられる毎に１回転する。

アクチュエータ１１が計測スプロケット５に弁軸線関係
で固定され、スプロケットが回転するときにカウンタの
ディスク１７の周囲の各歯１５と係合するための半径方
向のフィンガ部分１３を有している。カウンタのディス
ク１７はカメラｌのボディの上部分１９の下方に回転可
能に取り付けられ、前記ボディ上部分の窓２１を介して
部分的に視ることができる。第１図と第２図とに示すよ
うに、カウンタのディスク１７は、１個おきに対応する
位置において「２」から「２４」までの偶数がディスク
に刻まれている２４個の均等に隔置されたコマ数表示と
、２個のコマ数表示骨だけ「２４」から隔置された所定
の位置でディスクに刻まれた三角形のマーク２３で示す
初期コマ数表示とを有する。「２」から「２４」までの
数はフィルムＦの一連のコマの１個おきのコマを示し、
三角形のマーク２３は、最初の写真を撮る前に露出され
る、２４番目のコマに続くフィルムの限定部分に対応す
る。計測スプロケット５が１回転する毎に、アクチュエ
ータ１１も同様に回転してカウンタのディスク１７を窓
２１を通して視ることのできる別のコマ数表示に割出し
する。

フィルムＦを各露出の後カートリッジＣに巻き戻すため
に、カメラ１のボディの上部１９の下方に位置し、かつ
該ボディの上部のスロット２７を介して扱いうる手動巻
戻しノブ２５が設けられている。第１図に示すように、
ノブ２５はカートリッジＣのフィルムスプール（図示せ
ず）と係合し、該スプールを回転させるための、弁軸線
関係で固定された垂下シャフト２９を有する。

メーカにおいて、巻上げスプール３はカメラ１のボディ
の上部分１９の近接用開口３１に挿入したスクリュード
ライバあるいはその他の工具によりスプールを回転させ
、カートリッジＣがら未露出のフィルムＦの概ね全長を
スプールに予備巻上げする。予備巻上げ作業が終ると、
前記近接用の開口３１は栓をされる。

フィルムの予備巻上げ動作の間、計測スプロケット５は
未露出のフィルムＦと係合して回転し、アクチュエータ
１１を第２図で矢印３３で示す予備巻上げ方向即ち時計
方向に回転させる。アクチュエータ１１の半径方向のフ
ィンガ部分１３がカウンタのディスク１７の一連の１ｊ
ｉ１５と係合し、ディスクを、第２図で矢印３５で示す
予備巻上げ方向即ち反時計方向に回転させる。このため
カウンタのディスク１７を窓２１で視ることのできる各
コマ数表示に割り出す。

第３図で示すマーク２３が表示する初期コマ数表示に初
期化するため、カウンタのディスク１７が予備巻上げ方
向３５に十分回転されると、ディスクの歯１５′がアク
チュエータ１１の半径方向のフィンガ部分１３を通って
運動し、前記歯とディスクの細長い突出部３９との間の
空間即ち隙間３７がアクチュエータと対向して位置され
る。

第４図および第５図に示すように、未露出のフィルムＦ
の継続した予備巻上げの間予備巻上げ方向３３にアクチ
ュエータ１１が継続して回転しても、カウンタのディス
ク１７が初期コマ数表示に初期化された後は、当該アク
チュエータはカウンタのディスク１７に対して概ね何ら
影響を与えない。

即ち、カウンタのディスク１７は他のコマ数表示まで回
転しない。この理由は、アクチュエータ１１の半径方向
のフィンガ部分１３が、カウンタのディスク１７の細長
い突出部３９を乗り越えることができずディスクの次の
歯１５′″と係合せず、ディスクの歯１５′とも係合し
えないからである。

その結果、アクチュエータ１１が予備巻上げ方向３３に
回転する限りは、歯１５′と細長い突起部３つとの間の
空！’ｍ３７で単に回転するだけである。

アクチュエータ１１が第４図に示す角度で位置すると、
半径方向のフィンガ部分１３がカウンタのディスク１７
の細長い突起部３つに当接し、第４図で矢印３９が示す
巻戻し方向にディスクを軽く押す。しかしながら第３図
に示す角度まで予備巻上げ方向３３にアクチュエータ１
１が連続的に回転することにより、半径方向のフィンガ
部分１３がカウンタのディスク１７の歯１５′と当接し
てディスクを巻戻し方向３５に包かに押す、このように
、歯１５′と細長１．Ｎ突出部３９との間の空間３７に
おけるアクチュエータ１１の予備巻上げ方向３３の回転
の間、カウンタのディスク１７は予備巻上げ方向３９と
巻戻し方向３５に前後に僅かに運動する。

カウンタのディスク１７の歯１５′と細長い突出部３９
との間の空間３７においてアクチュエータ１１が予備巻
上げ方向３３に回転し続けるので、未露出フィルムＦの
連続した予備巻上げ運動の間、フィルムが前記の歯や細
長い突出部と係合してディスクを初期コマ数表示から外
すように回転することなく、ディスクを、例えば第２図
に示すその他いずれかのコマ数表示即ち任意のコマ数表
示から初期コマ数表示まで初期化できる。従来技術のコ
マカウンタのように予備巻上げ作業を開始する前にカウ
ンタのディスク１７を所定の開始コマ数表示に位置させ
る必要はない。

最初の写真を撮る前に、カウンタのディスクを初期コマ
数表示から「２４」のコマ数表示まで割り出し、かつカ
メラ１が正しく作動してｂＸることを確認するために、
（レンズを蓋したままで）２枚の空写しが行われる。各
露出の後は手動の巻戻しノブ２５を回転させて個々のコ
マをカートリッジＣへ巻き戻す必要がある。アクチュエ
ータ１１がまず、フィルムＦの初期巻戻し運動の間第６
図で矢印４１により示す巻戻し方向即ち反時計方向に回
転すると、半径方向のフィンガ部分１３がカウンタのデ
ィスク１７の細長い突出部３９と当接してディスクを巻
戻し方向３９に僅かに回転させる１次いで、第７図と第
８図とに示すように、アクチュエータ１１の半径方向の
フィンガ部分１３がカウンタのディスク１７の歯１５′
と係合してディスクが１個のコマ分割り出されるまでデ
ィスクを巻戻し方向３９にさらに回転させる。

フィルムＦが完全に露出され、カートリッジＣへ巻き戻
されると、カウンタのディスク１７が「０」コマ数表示
まで減分される。次いでカメラ１を写真屋に渡し、写真
屋ではフィルムを処理するため外し、カメラは捨てる。

本発明を好適実施例に関して説明してきた。しかしなが
ら本発明の範囲から逸脱することなく当該技術分野の専
門家には種々変更や修正が可能なることが認められる。

ト０発明の効果 本発明は、初期コマ数表示へのコマカウンタの初期化に
関する前述の問題を解決する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、任意のコマ数表示からコマカウンタを初期化
するための、本発明の好適実施例による装置を有する１
回限り使用の使い捨てのカメラの内部の斜視正面図、お
よび 第２図から第８図までは、前記初期化装置の作動の一連
の過程を示す、コマカウンタと初期化装置との上平面図
である。 図において、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、任意コマ数表示から初期コマ数表示にカメラのコマ
   カウンタを初期化する装置であつて、フィルムカートリ
   ッジから未露出のフィルムを巻取りスプール上に予備巻
   上げするよう該巻取りスプールが回転され、アクチュエ
   ータが初期コマ数表示を含む一連のコマ数表示を有する
   コマカウンタの各歯と噛合って回転するようにされてお
   り、前記アクチュエータに接続されたスプロケットがフ
   ィルムの予備巻上げ運動の間フィルムと係合して回転し
   、アクチュエータを回転させ前記コマカウンタをその初
   期コマ数表示に初期化する装置において、 前記コマカウンタが、前記歯の中の２個の歯の間の所定
   の空間内に配置された阻止手段を有しており、該阻止手
   段は前記アクチュエータが前記コマカウンタをその初期
   コマ数表示まで回転させた後は、該コマカウンタを同じ
   方向に連続して回転して他のコマ数表示とすることがな
   いよう該コマカウンタの回転を阻止するが、フィルムが
   前記巻取りスプールに予備巻上げされ続ける間、前記の
   所定の空間内で当該アクチュエータが同じ方向に回転し
   続けることができるようにしてあることを特徴とするコ
   マカウンタを初期化する装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、前記
   阻止手段は前記アクチュエータが該阻止手段と係合しな
   いで、前記コマカウンタの歯と係合してコマカウンタを
   回転させるよう、コマカウンタの歯に関連して構成され
   ていることを特徴とするコマカウンタを初期化する装置
   。 ３、特許請求の範囲第２項に記載の装置において、前記
   阻止手段が前記コマカウンタの前記歯以上に前記コマカ
   ウンタから突出して前記アクチュエータが前記阻止手段
   上を通って次の歯まで回転しないよう阻止することを特
   徴とするコマカウンタを初期化する装置。