JPH0121383B2 - - Google Patents

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JPH0121383B2
JPH0121383B2 JP59148745A JP14874584A JPH0121383B2 JP H0121383 B2 JPH0121383 B2 JP H0121383B2 JP 59148745 A JP59148745 A JP 59148745A JP 14874584 A JP14874584 A JP 14874584A JP H0121383 B2 JPH0121383 B2 JP H0121383B2
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JP
Japan
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passage
valve
control
shift
clutch
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JP59148745A
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JPS6127362A (ja
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Masao Shimamoto
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6127362A publication Critical patent/JPS6127362A/ja
Publication of JPH0121383B2 publication Critical patent/JPH0121383B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の油圧制御装置、詳しく
はクラツチ要素とブレーキ要素及びロツクアツプ
クラツチの作動制御用油圧回路を備えた自動変速
機の油圧制御装置に関する。
(従来技術) 一般に自動変速機の油圧制御装置は、マニユア
ルバルブと、電磁弁によつて動作する複数の(シ
フトバルブとを備え、前記マニユアルバルブの手
動操作により、パーキング、ドライブ、リバース
などの各レンジに切り換えると共に、前記ドライ
ブレンジでは、更に車速などに応じて前記電磁弁
を介して前記シフトバルブを作動させて、複数の
シフトポジシヨンに自動的に切り換えるように成
している。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、従来のこの種油圧制御装置では、前
記のごとくドライブレンジにおいて自動変速のお
こなえるシフトポジシヨンの数を多くすると、前
記シフトバルブを作動させる前記電磁弁の個数も
それに伴つて多くり、そのため全体としてコスト
高となるし、又重量も増加する等の問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上の問題を解決するために、クラツ
チ要素とブレーキ要素及びロツクアツプクラツチ
の作動制御用油圧回路を備え、前記各要素及びロ
ツクアツプクラツチの作動により、シフト可能に
した自動変速機の油圧制御装置において、オイル
ポンプに連通し、前記各要素に作動油を供給する
主回路と、第1電磁弁を介装した第1制御通路と
第2電磁弁を介装した第2制御通路と、圧力制御
室とばね室とをもち、前記圧力制御室を前記第1
制御通路に連通し、前記ばね室を、前記第2制御
通路と主回路とに第1方向切換弁を介して接続す
るシフト弁と、圧力制御室とばね室とをもち、前
記圧力制御室を前記第1制御通路と主回路とに第
2方向切換弁を介して接続し、前記ばね室を前記
第2制御通路と、前記主回路における前記シフト
弁の二次側とに第3方向切換弁を介して接続し、
前記ロツクアツプクラツチをオン・オフさせるシ
フト弁とを備え、前記第1及び第2電磁弁を選択
的にオン・オフ動作させ、これら電磁弁のオン・
オフ動作により、前記各シフト弁を作動制御し
て、前記ロツクアツプクラツチのオン・オフを含
む5位置又は6位置のシフトポジシヨンを制御す
るごとくしたのである。
(作用) しかして本発明によれば、2つの電磁弁による
4通りのオン、オフ動作により、前記自動変速機
を5位置又は6位置のシフトポジシヨンに切り換
えられるのである。
(実施例) 以下、本発明にかかる油圧制御装置の実施例を
図面に基づいて説明する。
まず、本発明装置を適用する自動変速機を第1
図に基づいて説明する。
第1図に示した自動変速機は、トルクコンバー
タ1と遊星歯車装置2とから成り、前記遊星歯車
装置2に、2つの第1及び第2クラツチC1,C
2と2つの第1および第2ブレーキB1,B2と
を組込むと共に前記トルクコンバータ1の入力側
にロツクアツプクラツチC3を組込んだものであ
る。
しかして第1図において3はエンジンからの入
力軸、4は前記トルクコンバータ1に連動する第
1伝動軸であり、5は前記ロツクアツプクラツチ
C3を介して前記入力軸3に直結して、前記遊星
歯車装置2をダイレクトドライブする第2伝動軸
である。又6は出力軸、7は差動歯車装置、8は
ミツシヨンケースであり、Fはこのミツシヨンケ
ース8と前記遊星歯車装置のキヤリア2aとの間
に介装するスプラグ形式のワンウエイクラツチで
ある。
以上のごとく構成する自動変速機は、後記のマ
ニユアルバルブ20の切り換えにより前記第1及
び第2クラツチC1,C2ないしロツクアツプク
ラツチC3とから成るクラツチ要素と、前記第1
及び第2ブレーキB1,B2から成るブレーキ要
素とを選択して、ニユートラルレンジ、ドライブ
レンジ、ローレンジ、リバースレンジにシフト可
能とし、且つドライブレンジにシフトした状態か
ら、前記第1及び第2クラツチC1,C2ないし
ロツクアツプクラツチC3とから成るクラツチ要
素と、前記第1ブレーキB1との選択により、第
2図のごとく6つのシフトポジシヨン、即ちドラ
イブレンジにおけるニユートラルNと、1速1st
と、2速2ndと、2種類の3速3rd―1、3rd―2
と、4速4thにシフト可能と成している。
詳しくは、いずれのクラツチ要素及びブレーキ
要素が作動しない状態では、ニユートラルNに、
第2クラツチC2のみが作動すると、1速1stに、
第2クラツチC2と第1ブレーキB1とが作動す
ると、2速2ndに、第1及び第2クラツチC1,
C2が作動すると、3速3rd―1に、第2クラツ
チC2とロツクアツプクラツチC3とが作動する
と、3速3rd―2に、ロツクアツプクラツチC3
と第1ブレーキB1とが作動すると、4速にそれ
ぞれシフトされるようになつている。
尚第2図においてニユートラルNは、発進に際
して前記マニユアルバルブ20をドライブレンジ
にシフトしてアクセルペダルを踏まない状態の
時、前記出力軸6への駆動力の伝達を遮断してク
リープ現象の発生を阻止するステツプである。
又3rd―1は、トルクコンバータ1を介しての
流体駆動のもとで行う3速であり、又3rd―2は
トルクコンバータ1を介しての流体駆動とロツク
アツプクラツチC3を介しての直結駆導とのいわ
ゆる分割駆動のもとで行う3速である。
又前記4速4thは、前記ロツクアツプクラツチ
C3を介しての直結駆動である。
又第2図において〇印は、後述する電磁弁4
1,42の閉動作、及び各クラツチ要素とブレー
キ要素の動作を示し、×印は、電磁弁41,42
の開動作、及び各クラツチ要素、ブレーキ要素が
作動しない状態をそれぞれしめす。
本発明装置は、以上の自動変速機における前記
各クラツチ要素C1,C2,C3及び前記各ブレ
ーキ要素B1,B2を、作動油により作動制御し
て、前記した6つのシフトポジシヨンにシフト可
能にするもので、次にその一実施例を第3図に基
づいて説明する。
本発明装置の基本構造は、オイルポンプPに連
通し、前記各要素に作動油を供給する主通路10
と、この主通路10の前記各要素への連通遮断を
制御するマニユアルバルブ20ないし油圧作動形
シフト弁装置30と、このシフト弁装置を制御す
る2つの第1、第2電磁弁41,42と、これら
第1、第2電磁弁41,42の開閉を電気的に制
御する制御装置50とから成るものであつて、前
記シフト弁装置30を、5つの第1ないし第5シ
フト弁31〜35とチエツクボールを遊挿した3
つの第1ないし第3方向切換弁36〜38とによ
り構成している。
しかして、前記各第1、第2電磁弁41,42
は、前記主回路10から分岐する分岐路11,1
2にそれぞれオリフイス11a,12aを介して
接続すると共に、前記各分岐路11,12におけ
る前記各オリフイス介装位置の二次側に、前記第
1、第2電磁弁41,42の開閉により制御され
る第1、第2制御通路43,44を接続してい
る。
又、前記マニユアルバルブ20及び前記シフト
弁装置30を構成する第1ないし第5シフト弁3
1〜35は、前記主回路10および該主回路10
に設けた第1ないし第5枝通路13〜17の途中
に介装し、前記各シフト弁31〜35の制御によ
り、前記クラツチ要素およびブレーキ要素の制御
を行うごとく成している。
前記マニユアルバルブ20は、5ランド形式の
スプール20aを用いたもので、該バルブ20に
前記主回路10を接続し、該バルブ20の切り換
え操作により、前記主回路10を前記第1乃至第
5枝通路13〜17に選択的に接続するのであつ
て、具体的には、ドライブレンジでは、前記主回
路10を前記第1乃至第4枝通路13〜16に連
通し、ローレンジでは、前記主回路10を第1、
第3、第5枝通路13,15,17に連通するよ
うに成している。
又前記第1ないし第4シフト弁31〜34は、
いずれも3ランド形式のスプール31a〜34a
を用い、これら各スプール31a〜34aの一側
に圧力制御室31b〜34bを、他側にばね室3
1c〜34cをそれぞれ設け、該ばね室31c〜
34cに前記各スプール31a〜34aを押圧す
るスプリング31d〜34dを介装したものであ
つて、前記第1シフト弁31は、前記主回路10
の途中に介装され、その圧力制御室31bに前記
第1制御通路43の分岐路43aを接続すると共
に、ばね室31cに前記第2制御通路44の分岐
路44aを、前記第1方向切換弁36を介して接
続している。
又前記第2シフト弁32は、前記第1枝通路1
3および前記第2ブレーキB2に連通する前記第
5枝通路17の途中に介装し、その圧力制御室3
2bに前記第2制御通路44の分岐路44bを接
続すると共に、ばね室32cに前記第1制御通路
43の分岐路43bを接続している。
又前記第3シフト弁33は、前記第1クラツチ
C1に連通する前記第2枝通路14及び前記第5
枝通路17における前記第2シフト弁32介装位
置の二次側の途中に介装し、その圧力制御室33
bに前記第1枝通路13における前記第2シフト
弁32介装位置の2次側を接続すると共に、ばね
室33cに前記第1制御通路43の分岐路43c
を接続している。
尚前記第2枝通路14は、前記第1枝通路13
における前記第2シフト弁32介装位置の二次側
よりを分岐して形成している。
又前記第4シフト弁34は、前記第2クラツチ
C2に連通する前記第3枝通路15及び前記第1
ブレーキB1の正圧室S1に連通する前記第4枝
通路16の途中に介装し、その圧力制御室34b
には、前記第5シフト弁35から延びる第3制御
通路45を接続すると共に、ばね室34cには、
前記第1制御通路43の分岐路43dを接続して
いる。
尚前記第3枝通路15は、前記第1枝通路13
における前記第2シフト弁32介装位置の一次側
より分岐し、又前記第4枝通路16は、前記第2
枝通路14における前記第3シフト弁33介装位
置の一次側より分岐している。
又前記第5シフト弁35は前記ロツクアツプク
ラツチC3の制御を行うもので、4ランド形式の
スプール35aを用い、このスプール35aの一
側に圧力制御室35bを、他側にばね室35cを
それぞれ設け、該ばね室35cに前記スプール3
5aを押圧するスプリング35dを介装したもの
であつて、前記第1枝通路13における前記第2
シフト弁32介装位置の二次側の途中に介装し、
その圧力制御室35bには、前記第1制御通路4
3の分岐路43e及び前記第3制御通路45を、
前記第2方向切換弁37を介して接続すると共
に、前記ばね室35cには、前記第2制御通路4
4の分岐路44cを前記第3方向切換弁38を介
して接続している。
しかして以上のごとく構成する油圧回路におい
て、前記第1シフト弁31には、2つのタンクラ
イン31e,31fを接続すると共に、該シフト
弁31の二次側には、前記第2制御通路44の分
岐路44cに介装した前記第3方向切換弁38か
ら延びる第4制御通路46を接続しているのであ
つて、該第1シフト弁31は、常時は前記主回路
10の一時側通路10aを二次側通路10bに連
通させると同時に、前記第4制御通路46を前記
タンクライン31eに連通させるごとく成す一
方、前記スプール31aの前記スプリング31d
に抗する動作に伴い、前記主回路10の一時側通
路10aを前記第4制御通路46に連通させると
同時に、該主回路10の二次側通路10bを前記
タンクライン31fに連通させるごとく成してい
る。
又前記第2シフト弁32は、常時は前記第1枝
通路13を開いて前記第5枝通路17を閉じる一
方、前記スプール32aのスプリング32dに抗
する動作に伴い、前記第1枝通路13を閉じて前
記第5枝通路17を開くように成している。
又前記第3シフト弁33は、常時は前記第5枝
通路17を開いて前記第2枝通路14を閉じる一
方、前記スプール33aのスプリング33dに抗
する動作に伴い、前記第5枝通路17を閉じて前
記第2枝通路14を開くように成している。
又前記第4シフト弁34には、前記第1枝通路
13における前記第5シフト弁35介装位置の二
次側を分岐した油路18を接続しているのであつ
て、該第4シフト弁34は、常時は前記第3枝通
路15を開くと同時に、前記第4枝通路16の一
次側通路16aと二次側通路16bの連通を遮断
して、該二次側通路16bを前記油路18に連通
する一方、前記スプール34aのスプリング34
dに抗する動作に伴い、前記第3枝通路15を閉
じると同時に、前記第4枝通路16の一次側通路
16aを二次側通路16bに連通して、前記油路
18を閉じるように成している。
又前記第5シフト弁35には、2つのタンクラ
イン35e,35fを接続すると共に、トルクコ
ンバータ1への作動油の供給通路21から分岐す
る第1油通路22と前記ロツクアツプクラツチC
3に作動油を供給する第2油通路23を接続して
いるのであつて、常時は前記第1油通路22を前
記第2油通路23に連通すると同時に前記第1枝
通路13における該第5シフト弁35介装位置の
一次側と二次側とを連通する一方、前記スプール
35aのスプリング35dに抗する動作に伴い、
前記第1油通路22を遮断して前記第2油通路2
3を前記タンクライン35eに連通すると同時
に、前記第1枝通路13における該第5シフト弁
35介装位置の一次側を前記第3制御通路45に
連通するように成している。
また、以上の油圧回路において、前記第1枝通
路13における前記第2シフト弁32介装位置の
二次側に油路19を設けて、該油路19を前記第
1方向切換弁36を介して前記第1シフト弁31
のばね室31cに接続する一方、前記第2枝通路
14における前記第3シフト弁33介装位置の二
次側に油路14aをもうけ、該油路14aを前記
第1ブレーキB1の背圧室S2に接続している。
一方、前記第1、第2電磁弁41,42は、ソ
レノイドSOL1,SOL2と、これら各ソレノイ
ドSOL1,SOL2への通電により作動して該電
磁弁41,42に接続したタンクライン41a,
42aを閉じる弁体41b,42bを備え、これ
ら弁体41b,42bの開動作により、前記第
1、第2制御通路43,44を前記タンクライン
41a,42aに開放すると共に、閉動作により
前記タンクライン41a,42aを閉じて、前記
第1、第2制御通路43,44に前記オリフイス
11a,12aで制御される制御圧が立つごとく
成している。
しかして前記第1第2電磁弁41,42の開閉
を制御する制御装置50は、車速センサーSSと
スロツトルセンサーSLS及びこれらセンサーSS、
SLSからの信号に基づいて変速点の計算を行い、
前記各電磁弁41,42のソレノイドSOL1,
SOL2への通電を制御するコンピユータCPとか
ら成る。
以上の構成において、前記第1、第2クラツチ
C1,C2および第2ブレーキB2は、作動油が
供給されると作動し、前記ロツクアツプC3は、
前記第2油通路23を介して作動油が供給されて
いる時には作動せず、該第2油通路23を介して
タンクライン35eに開放された時に作動するの
であり、又前記第1ブレーキB1は、正圧室S1
にのみ作動油が供給された時に作動するようにな
つている。
尚、図において61はプレツシヤレギユレータ
バルブ、62はセカンダリレギユレータバルブ、
63はモジユレータバルブ、64はアキユムレー
タであつて、前記プレツシヤレギユレータバルブ
61には、調圧調整のための電磁弁65を付設し
ている。
次に以上のごとく構成する油圧制御装置の作動
を説明する。
まず実施例では、ドライブレンジにおける自動
変速において、車速ないしスロツトル開度の変化
に伴うニユートラルNから4速4thへの切り換え
は、N→1st→2nd→3rd―1→3rd―2→4thの順
に切り換えられ、又4速4thからニユートラルN
への切り換えは、4th→3rd―2→2nd→1st→Nの
順に切り換えられて、3rd―1ポジシヨンに切り
換えられない。
しかして第3図は、発進に際し、前記マニユア
ルバルブ20をドライブレンジにシフトした状態
でアクセルペダルを踏み込んでいない状態を示
し、この時、センサー制御装置50からの指示に
より、前記第1電磁弁41が閉動作して、制御圧
が前記第1及び第5シフト弁31,35の圧力制
御室31b,35bと前記第2〜第4シフト弁3
2,33,34の各ばね室32c,33c,34
cとに作用するのであつて、これに伴い、前記第
1シフト弁31のスプール31aがスプリング3
1dに抗して往動し、前記主回路10の一次側通
路10aが前記第4制御通路46に連通して前記
第5シフト弁35のばね室35cにも作動油が供
給されるので、該第5シフト弁35は、圧力バラ
ンスにより作動せず、また前記主回路10の二次
側通路10bにも作動油が供給されないので、前
記第2、第3、第4シフト弁32,33,34も
作動しない。
従つて、前記クラツチ要素及びブレーキ要素は
作動することがなく、ニユートラルNとなるので
ある。
この状態から車速ないしスロツトル開度の変化
で1速1stの指示が出ると、第4図にしめすごと
く、前記第1電磁弁41が開いて前記第1制御通
路43に制御圧が立たなくなるのに対し、前記第
2電磁弁42が閉じて、制御圧が前記第1及び第
5シフト弁31,35のばね室31c,35cと
前記第2シフト弁32の圧力制御室32bに作用
するのである。
これに伴い、前記第1シフト弁31のスプール
31aが復動して、前記主回路10の一次側通路
10aと二次側通路10bとが連通すると同時
に、第2シフト弁32のスプール32aがスプリ
ング32dに抗して往動し、前記第1枝通路13
を閉じるのに対して前記第3,4,5シフト弁3
3,34,35は作動しない。
この結果、主回路10からの作動油が前記第3
枝通路15を介して第2クラツチC2にのみ供給
されて、該第2クラツチC2のみが作動する1速
1stに切り換わるのである。
また第4図に示す状態1stから2速2ndの指示が
出ると、第5図に示すごとく、前記両電磁弁4
1,42が閉じて、制御圧が、前記第1、第2、
第5シフト弁31,32,35の圧力制御室31
b,32b,35b、及びばね室31c,32
c,35cと、前記第3、第4シフト弁33,3
4のばね室33c,34cにそれぞれ作用し、こ
れに伴い、前記第2シフト弁32のスプール32
aが、圧力バランスにより復動して前記第1枝通
路13を開くと共に、該第1枝通路13の二次側
に設けた油路19を介して前記第1シフト弁31
のばね室31cに作動油を供給するのである。
この結果、前記主回路10からの作動油が、前
記第3枝通路15を介して第2クラツチC2に供
給されると同時に、前記第1枝通路13から該第
1枝通路13の分岐路18ないし前記第4枝通路
16の二次側通路16bを介して前記第1ブレー
キB1の正圧室S1にも供給され、第2クラツチ
C2と第1ブレーキB1とが作動する2速2ndに
切り換わるのである。
又第5図に示す状態から3速3rd―1の指示が
出ると、第6図に示すごとく、前記両電磁弁4
1,42が開いて前記第1、第2制御通路43,
44に制御圧が立たないのであつて、この時、前
記主回路10からの制御油が、前記第1枝通路1
3を介して前記第3シフト弁33の圧力制御室3
3bに供給され、これに伴い、該第3シフト弁3
3のスプール33aがスプリング33dに抗して
往動し、前記第2枝通路14が開くのである。
この結果、前記主回路10からの作動油が、前
記第1ないし第2枝通路13,14を介して前記
第1クラツチC1に供給されると同時に、前記第
3枝通路15を介して前記第2クラツチC2にも
供給されるのに対し、前記第1ブレーキB1の正
圧室S1には、前記第1枝通路13の分岐路18
ないし前記第4枝通路16の二次側通路16bを
介して作動油が供給され、且つ背圧室S2には、
前記第2枝通路14ないし該第2枝通路14を分
岐した油路14aを介して作動油が供給されるの
で、該第1ブレーキB1は作動しない。
尚前記第1シフト弁31のばね室31cには、
前記第1枝通路13ないし前記油路19を介して
作動油が供給されている。
従つて、自動変速機は、前記第1、第2クラツ
チC1,C2が作動して、前記トルクコンバータ
1を介しての3速3rd―1に切り換わるのである。
又更に第6図に示す状態から、分割駆動のもと
での3速3rd―2の指示が出ると、第7図に示す
ごとく、前記第1電磁弁41が閉じるのに対し、
前記第2電磁弁42が開いて、制御圧が前記第1
及び第5シフト弁31,35の圧力制御室31
b,35bと前記第2〜第4シフト弁32,3
3,34のばね室32c,33c,34cとに作
用するのであつて、これに伴い、前記第1シフト
弁31のスプール31aが往動しようとするが、
該第1シフト弁31のばね室31cには、既に2
速2ndに切り換えられた時点で作動油が供給さ
れ、トルクコンバータ1を介しての3速3rd―1
に切り換わつた時点においてもそれが維持されて
いるので、前記第1シフト弁31のスプール31
aは、圧力バランスにより往動しない。
これに対し、圧力制御室35bに制御圧が作用
した前記第5シフト弁35のスプール35aは、
スプリング35dに抗して往動し、これにより、
前記第1枝通路13における該第5シフト弁介装
位置の一次側が前記第3制御通路45に連通し
て、該第3制御通路45を介して該第5シフト弁
35の圧力制御室35b及び第4シフト34の圧
力制御室34bに作動油が供給されると同時に、
前記第1油通路22が遮断されて、前記第2油通
路23がタンクライン35eに開放される。
そして前記第5シフト弁35のスプール35a
の往動に伴い、前記第1枝通路13における前記
第5シフト弁35介装位置の二次側が、該第5シ
フト弁35に接続したタンクライン35fに開放
されるので、前記第3シフト弁33のスプール3
3aが復動して前記第2枝通路14を閉じる。
従つて、3rd―1ポジシヨンでは作動油が供給
されていた前記第1クラツチC1と前記ロツクア
ツプクラツチC3及び前記第1ブレーキB1の正
圧室S1ないし背圧室S2には、作動油が供給さ
れないこととなる。
この結果、前記主回路10からの作動油は、前
記第3枝通路15を介して第2クラツチC2にの
み供給され、又前記のごとく前記ロツクアツプク
ラツチ3Cにも作動油が供給されなくなるので、
前記第2クラツチC2と前記ロツクアツプクラツ
チC3とが作動して、いわゆる分割駆動のもとで
行う3速3rd―2に切り換わるのである。
又第7図に示す状態3rd―2から4速4thの指示
が出ると、前記両電磁弁41,42が開いて前記
第1、第2制御通路43,44に制御圧が立たな
いのであるが、この時、前記第5シフト弁35の
圧力制御室35bには、前記のごとく、3rd―2
ポジシヨンに切り換えれた時点で前記第3制御通
路45を介して作動油が供給されているため、前
記圧力制御室35bに制御圧が作用しなくなつて
も、該第5シフト弁35のスプール35aは往動
したままでいる。
一方前記第4シフト弁34のばね室34cに制
御圧が作用しなくなるのに対し、圧力制御室35
bには、前記第3制御通路45を介して作動油が
供給されているので、該第4シフト弁34のスプ
ール34aがスプリング34dに抗して往動する
のであつて、これに伴い、前記第3枝通路15が
閉じられると同時に、前記第4枝通路16の一次
側通路16aが二次側通路16bに連通し、且つ
前記分岐路18が閉じられるのである。
従つて、3rd―2ポジシヨンでは作動油が供給
されていた前記第2クラツチC2には、作動油が
供給されないこととなるのに対し、前記第1ブレ
ーキB1の正圧室S1には、前記主回路10から
の作動油が前記第4枝通路16を介して供給され
ることとなり、又前記ロツクアツプクラツチ3C
には、3rd―2ポジシヨンと同様、作動油は供給
されないのである。
この結果、前記ロツクアツプクラツチC3と前
記第1ブレーキB1とが作動して、4速4thに切
り換わるのである。
尚、以上の実施例では、ドライブレンジにおい
て、前記自動変速機を6つのシフトポジシヨンに
自動変速するように成したが、これに限定される
ものではなく、例えば5つのシフトポジシヨンに
自動変速するようになしてもよい。
(発明の効果) 以上のごとく本発明にかかる油圧制御装置によ
れば、2つの電磁弁による4通りのオン、オフ動
作により、2つのシフト弁を作動制御して、前記
自動変速機を5位置又は6位置のシフトポジシヨ
ンに切り換えられるので、換言すれば、前記電磁
弁を3つも用いずとも、4通りの組み合わせの制
御動作しか行えない2つの電磁弁により、5もし
くは6通りの切り換え操作が成し得るので、それ
だけ前記電磁弁の個数を少なくすることが出来、
従つて全体としてコストを安く出来るし、自動変
速機の重量も軽くすることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を適用する自動変速機の一
例を示すスケルトン図、第2図はその変速ステツ
プにおけるクラツチ要素及びブレーキ要素と電磁
弁の動作の関係を示す説明図、第3図〜第8図は
本発明装置の一実施例を示す油圧回路図であつ
て、第3図は、ニユートラルN状態、第4図は、
1速(1st)状態、第5図は2速2nd状態、第6図
は3速3rd―1状態、第7図は3速3rd―2状態、
第8図は4速4th状態を示す。 C1…第1クラツチ、C2…第2クラツチ、C
3…ロツクアツプクラツチ、B1…第1ブレー
キ、B2…第2ブレーキ、41…第1電磁弁、4
2…第2電磁弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クラツチ要素とブレーキ要素及びロツクアツ
    プクラツチの作動制御用油圧回路を備え、前記各
    要素及びロツクアツプクラツチの作動により、シ
    フト可能にした自動変速機の油圧制御装置におい
    て、オイルポンプに連通し、前記各要素に作動油
    を供給する主回路と、第1電磁弁を介装した第1
    制御通路と第2電磁弁を介装した第2制御通路
    と、圧力制御室とばね室とをもち、前記圧力制御
    室を前記第1制御通路に連通し、前記ばね室を、
    前記第2制御通路と主回路とに第1方向切換弁を
    介して接続するシフト弁と、圧力制御室とばね室
    とをもち、前記圧力制御室を前記第1制御通路と
    主回路とに第2方向切換弁を介して接続し、前記
    ばね室を前記第2制御通路と、前記主回路におけ
    る前記シフト弁の二次側とに第3方向切換弁を介
    して接続し、前記ロツクアツプクラツチをオンオ
    フさせるシフト弁とを備え、前記第1及び第2電
    磁弁を選択的にオン・オフ動作させ、これら電磁
    弁のオン・オフ動作により、前記各シフト弁を作
    動制御して、前記ロツクアツプクラツチのオン・
    オフを含む5位置又は6位置のシフトポジシヨン
    を制御するごとくしたことを特徴とする自動変速
    機の油圧制御装置。
JP14874584A 1984-07-17 1984-07-17 自動変速機の油圧制御装置 Granted JPS6127362A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846258A (ja) * 1981-09-12 1983-03-17 Mitsubishi Motors Corp 電子制御式油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5846258A (ja) * 1981-09-12 1983-03-17 Mitsubishi Motors Corp 電子制御式油圧制御装置

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