JPH0121210Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121210Y2 JPH0121210Y2 JP18796284U JP18796284U JPH0121210Y2 JP H0121210 Y2 JPH0121210 Y2 JP H0121210Y2 JP 18796284 U JP18796284 U JP 18796284U JP 18796284 U JP18796284 U JP 18796284U JP H0121210 Y2 JPH0121210 Y2 JP H0121210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- dynamic pressure
- pressure generating
- shaft
- generating grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000003112 inhibitor Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は動圧流体軸受の改良に関する。
従来の技術
従来の技術としては、第7図(例えば特公昭57
−24322号公報)に示すように、軸1と該軸1と
共動する外側部材2を備え、前記両部材1,2の
互いの対向面3,4のうち軸1の面3に円周方向
等間隔に複数本の略V形の動圧発生溝5を形成し
た動圧流体軸受が知られている。この動圧流体軸
受における複数の動圧発生溝5は、全て同一幅を
有し、かつ溝頂部5a側の軸方向に対向する溝端
部5b,5cを結ぶ直線Qが溝外を通るように形
成されている。
−24322号公報)に示すように、軸1と該軸1と
共動する外側部材2を備え、前記両部材1,2の
互いの対向面3,4のうち軸1の面3に円周方向
等間隔に複数本の略V形の動圧発生溝5を形成し
た動圧流体軸受が知られている。この動圧流体軸
受における複数の動圧発生溝5は、全て同一幅を
有し、かつ溝頂部5a側の軸方向に対向する溝端
部5b,5cを結ぶ直線Qが溝外を通るように形
成されている。
考案が解決しようとする問題点
このような動圧発生溝5は、例えば第3図およ
び第4図に示すように、溝パターン8を形成した
スクリーン6を軸1とスキージ7間に通し、イン
クIをスクリーン6の溝パターン8を通過させて
軸1の表面に溝パターンを印刷し、従来周知のエ
ツチング処理を施してインク塗布以外の個所をエ
ツチングし、動圧発生溝5を形成している。この
場合、印刷インクはエツチング防止剤を兼ねてい
る。
び第4図に示すように、溝パターン8を形成した
スクリーン6を軸1とスキージ7間に通し、イン
クIをスクリーン6の溝パターン8を通過させて
軸1の表面に溝パターンを印刷し、従来周知のエ
ツチング処理を施してインク塗布以外の個所をエ
ツチングし、動圧発生溝5を形成している。この
場合、印刷インクはエツチング防止剤を兼ねてい
る。
従つて、前記従来構造のような複数の動圧発生
溝5の形状であると、印刷個所と非印刷個所とを
含む線Q上に印刷パターンのつなぎ目があるた
め、次の製造上の不都合が生じることがある。
溝5の形状であると、印刷個所と非印刷個所とを
含む線Q上に印刷パターンのつなぎ目があるた
め、次の製造上の不都合が生じることがある。
(イ) 軸1の円周長さが、スクリーン6における所
定数の溝パターンの全長Lよりもやや長い場
合、第5図のように動圧発生溝5を形成するた
めの印刷パターン5′に切れ目が生じる恐れが
ある。ここでSは印刷開始個所でEは印刷終了
個所である。
定数の溝パターンの全長Lよりもやや長い場
合、第5図のように動圧発生溝5を形成するた
めの印刷パターン5′に切れ目が生じる恐れが
ある。ここでSは印刷開始個所でEは印刷終了
個所である。
(ロ) 逆に軸1の円周長さが、スクリーン6におけ
る所定数の溝パターンの全長Lよりもやや短い
場合、スクリーン6の溝パターンの重なりによ
り第6図のように動圧発生溝5を形成するため
の印刷パターン5′がつなぎ目でその形状がく
ずれやすい。
る所定数の溝パターンの全長Lよりもやや短い
場合、スクリーン6の溝パターンの重なりによ
り第6図のように動圧発生溝5を形成するため
の印刷パターン5′がつなぎ目でその形状がく
ずれやすい。
(ハ) さらに前記(ロ)の場合、スクリーン6の裏面に
インクが付着し、新たな軸への溝パターンの印
刷時に軸表面に不要なインクが付着して所定の
動圧発生溝が得られない。
インクが付着し、新たな軸への溝パターンの印
刷時に軸表面に不要なインクが付着して所定の
動圧発生溝が得られない。
この(イ)(ロ)(ハ)の不都合が発生した場合、エツチン
グ処理により形成された動圧発生溝5の形状がく
ずれているため、動圧流体軸受の使用時、所望の
動圧力が得られなくなる恐れがある。
グ処理により形成された動圧発生溝5の形状がく
ずれているため、動圧流体軸受の使用時、所望の
動圧力が得られなくなる恐れがある。
この考案は、従来技術の不都合を解消すること
のできる動圧発生溝を有する動圧流体軸受を提供
することを目的とする。
のできる動圧発生溝を有する動圧流体軸受を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段
この考案は、軸と該軸と共働する外側部材を備
え、前記両部材の互いの対向面のうち少なくとも
一方の面に円周方向に複数本の略V形の動圧発生
溝を形成した動圧流体軸受において、前記動圧発
生溝の少なくとも一本が、溝頂部側の軸方向に対
向する溝端部を結ぶ直線が溝内のみを通るよう
に、他の動圧発生溝より円周方向幅を大きく形成
することを解決手段とする。
え、前記両部材の互いの対向面のうち少なくとも
一方の面に円周方向に複数本の略V形の動圧発生
溝を形成した動圧流体軸受において、前記動圧発
生溝の少なくとも一本が、溝頂部側の軸方向に対
向する溝端部を結ぶ直線が溝内のみを通るよう
に、他の動圧発生溝より円周方向幅を大きく形成
することを解決手段とする。
実施例
第1図及び第2図はこの考案の一実施例で、軸
10の軸方向に間隔を置いて2個所に、円周上複
数本の略V形の動圧発生溝列12を形成してい
る。この動圧発生溝列12のうち180゜対向位置の
溝14の円周方向幅bを、他の溝13の円周方向
幅aよりも大きく形成している。しかもこの溝1
4は、溝頂部15側の軸方向に対向する溝端部1
6,17を結ぶ直線Pが溝14外に出ることなく
溝14内のみを通るように形成する。11は軸1
0と共働するハウジングである。
10の軸方向に間隔を置いて2個所に、円周上複
数本の略V形の動圧発生溝列12を形成してい
る。この動圧発生溝列12のうち180゜対向位置の
溝14の円周方向幅bを、他の溝13の円周方向
幅aよりも大きく形成している。しかもこの溝1
4は、溝頂部15側の軸方向に対向する溝端部1
6,17を結ぶ直線Pが溝14外に出ることなく
溝14内のみを通るように形成する。11は軸1
0と共働するハウジングである。
尚、実施例では円周幅bを大きく形成した動圧
発生溝14は動圧バランスを考慮して180゜対向位
置に設けたが、動圧バランスを損なうことがなけ
れば少なくとも一個所設ければよい。また軸10
の動圧発生溝列12は、軸方向に一個所あるいは
二個所以上の複数個所に配置してもよい。さらに
軸側でなくハウジング11の軸10との対向面に
動圧発生溝列12を形成してもよい。
発生溝14は動圧バランスを考慮して180゜対向位
置に設けたが、動圧バランスを損なうことがなけ
れば少なくとも一個所設ければよい。また軸10
の動圧発生溝列12は、軸方向に一個所あるいは
二個所以上の複数個所に配置してもよい。さらに
軸側でなくハウジング11の軸10との対向面に
動圧発生溝列12を形成してもよい。
作用および効果
この考案においては、動圧発生溝の形状を前述
の構成としたため、スクリーンの溝パターンを軸
に印刷する時、円周幅が大きい溝14をつなぎ目
に位置するようにしておけば、軸10の円周長さ
とスクリーン6における所定数の溝パターンの全
長Lとがわずかに大小が生じていたとしても、つ
なぎ目が溝内に完全に含まれた線P上の位置、す
なわち印刷インクが全く塗布されない位置にある
ため、第5図や第6図のような印刷インクが塗布
されるパターンの切れ目や重なりが防止できて、
溝形状のくずれがなくなり、所望の溝形状が得ら
れ、動圧流体軸受の使用時に所定の動圧力が得ら
れる。
の構成としたため、スクリーンの溝パターンを軸
に印刷する時、円周幅が大きい溝14をつなぎ目
に位置するようにしておけば、軸10の円周長さ
とスクリーン6における所定数の溝パターンの全
長Lとがわずかに大小が生じていたとしても、つ
なぎ目が溝内に完全に含まれた線P上の位置、す
なわち印刷インクが全く塗布されない位置にある
ため、第5図や第6図のような印刷インクが塗布
されるパターンの切れ目や重なりが防止できて、
溝形状のくずれがなくなり、所望の溝形状が得ら
れ、動圧流体軸受の使用時に所定の動圧力が得ら
れる。
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は第1図における動圧発生溝の展開図、第3図お
よび第4図は印刷原理図、第5図および第6図は
従来の動圧発生溝を形成するときの印刷パターン
の不良形状、第7図は従来の動圧流体軸受の縦断
面図である。 10……軸、11……ハウジング、13,14
……動圧発生溝、15……溝頂部、16,17…
…溝端部。
は第1図における動圧発生溝の展開図、第3図お
よび第4図は印刷原理図、第5図および第6図は
従来の動圧発生溝を形成するときの印刷パターン
の不良形状、第7図は従来の動圧流体軸受の縦断
面図である。 10……軸、11……ハウジング、13,14
……動圧発生溝、15……溝頂部、16,17…
…溝端部。
Claims (1)
- 軸と該軸と共動する外側部材を備え、前記両部
材の互いの対向面のうち少なくとも一方の面に円
周方向に複数本の略V形の動圧発生溝を形成した
動圧流体軸受において、前記動圧発生溝の少なく
とも一本が、溝頂部側の軸方向に対向する溝端部
を結ぶ直線が溝内のみを通るように、他の動圧発
生溝より円周方向幅を大きく形成してなる動圧流
体軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18796284U JPH0121210Y2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18796284U JPH0121210Y2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101125U JPS61101125U (ja) | 1986-06-27 |
JPH0121210Y2 true JPH0121210Y2 (ja) | 1989-06-26 |
Family
ID=30745435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18796284U Expired JPH0121210Y2 (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0121210Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-10 JP JP18796284U patent/JPH0121210Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61101125U (ja) | 1986-06-27 |
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