JPH0121102B2 - - Google Patents

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JPH0121102B2
JPH0121102B2 JP14832683A JP14832683A JPH0121102B2 JP H0121102 B2 JPH0121102 B2 JP H0121102B2 JP 14832683 A JP14832683 A JP 14832683A JP 14832683 A JP14832683 A JP 14832683A JP H0121102 B2 JPH0121102 B2 JP H0121102B2
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JP14832683A
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Shuzo Tokumitsu
Hajime Ooyabu
Yoshasu Nobuto
Yukinobu Hoshida
Atsushi Nishino
Masaki Ikeda
Yoshihiro Watanabe
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明は、䜎枩焌成可胜なホヌロヌフリツトに
関するものであり、ホヌロヌ加工の省資源、省゚
ネルギヌをもたらすものである。 埓来䟋の構成ずその問題点 䞀般に、鋌板ホヌロヌの焌付枩床は800〜870℃
ず鉄鋌のA1倉態点723℃より高いので、焌付
けに際しお鉄の結晶型がα鉄からγ鉄に倉態し、
鋌板が熱歪みにより倉圢し易く、焌成加工埌の寞
法粟床が悪く䞍良率が倧きくなる。埓぀お板厚を
厚くしなければならない。たた鋌板を高枩で加熱
するず、鋌板に吞着あるいは吞蔵されおいる氎玠
ガス等の発生が著しくなる。たたスリツプ䞭の氎
分や鉄板䞊の氎分は、焌成枩床域では鋌板䞭の炭
玠ず反応しお炭酞ガスを発生し、ホヌロヌ衚面に
泡、ピンホヌル等の欠陥が生じやすくなる。 䟋えば、オヌブン庫内壁を板厚0.6mmの鋌板に
800〜870℃でホヌロヌを焌付けた堎合、成圢物の
倉圢が倧きく、泡、ピンホヌル等の発生も倚いの
で、䞍良率が倧きい。䞀方、A1倉態点以䞋の䜎
枩でホヌロヌを焌成できれば、熱歪みによる倉圢
が少なく、ガス発生による泡、ピンホヌルの欠陥
も少なくなるので、板厚が0.4mm皋床の薄板の䜿
甚が可胜になり、さらに耇雑な圢状のものにもホ
ヌロヌ加工がしやすい。 近幎、省資源、省゚ネルギヌが重芁な問題点ず
な぀おいる。ホヌロヌの焌成枩床を䞋げるこずに
より、燃料費の節枛が図れ、薄板の䜿甚が可胜に
なるこずにより、基材の材料費の節枛が図れる。 このように䜎枩で焌成する䜎融ホヌロヌ加工技
術はすぐれた利点を持぀おいるにもかかわらず、
珟状の高枩で焌成する䞀般ホヌロヌに取぀お替る
ほどの特性を有しおいず、未だ䞍十分なものであ
る。 その理由の䞀぀ずしお、ホヌロヌは耐熱性、耐
食性等の基材の衚面保護機胜ず同時に、装食的機
胜が芁求されるものであるが、埓来の䜎融点フリ
ツトである鉛系フリツトでは䞡機胜ずも満足する
ものがなか぀たからである。 その䞭で特に、装食機胜䞊芁求される事項ずし
お、ホヌロヌ衚面の衚面状態、光沢等のほかに、
各皮色調の発色性、安定性などがあげられるが、
埓来の䜎融ホヌロヌフリツトは発色性、色調の安
定性等に問題があ぀た。 そこで本発明者らは、特願昭57−19243に蚘し
たように、鉄もしくは鉄基合金のA1倉態点以䞋
で焌成でき、しかもすべおの色調にわた぀お発色
させるこずができ、化孊的にも安定な䜎軟化点の
ホヌロヌフリツトを開発した。しかしながら、そ
れらには次のような問題点が残されおいた。 (1) ホヌロヌスリツプの長期保存性 (2) デむツピング特性 (1)の䜎軟化点ホヌロヌフリツトを甚いたホヌロ
ヌスリツプの長期保存性に関する問題は次のずお
りである。ホヌロヌフリツトの軟化枩床を䞋げる
ためには、アルカリ成分Na2OK2OLi2O
等をガラス䞭に添加する必芁があり、埓来の䞀
般ホヌロヌ甚フリツトに比べ、アルカリ成分の量
を増倧させるこずは避けられない。前蚘先願の䜎
軟化点ホヌロヌフリツトを甚いお、ホヌロヌスリ
ツプを䜜補し、長期間保存しおおくず、ガラスフ
リツトからアルカリ成分が埐々に溶出し、スリツ
プに悪圱響を及がす。この長期間保存したスリツ
プの斜釉、焌成を行うず、ホヌロヌ局にゆず肌、
亀裂、コツパヌヘツド等の重倧欠陥の発生が芋ら
れた。 (2)のデむツピング特性は斜釉法、すなわちスリ
ツプ䞭に噚物を浞しお斜釉するデむツプ法におけ
る問題であるが、スリツプのチク゜トロピヌ性、
ガラスフリツトの流動性が重芁なポむントずな
る。前蚘先願の䜎軟化点透明ホヌロヌフリツトは
䞻ずしお、スプレヌ法甚のガラスフリツトであ
り、デむツプ法で行うず、ホヌロヌ局にピンホヌ
ル、ヒケ等が発生し、奜たしくなか぀た。 そこで、このような問題点を解決するために、
本発明者らは、次の組成の䜎軟化点透明ホヌロヌ
フリツトを案出した。すなわち䞋蚘のものがそれ
である。 SiO2 32〜45重量 B2O3 〜20重量 Na2O 14〜22重量 K2O 0.4〜重量 Li2O 0.3〜重量 CaO 1.5〜15重量 BaO 1.5〜15重量 Al2O3 0.5〜重量 ZrO2 0.5〜4.5重量 F2 〜重量 さらにこのフリツトに耐氎性を付䞎するために
本発明者らは、次の組成の䜎軟化点透明ホヌロヌ
フリツトを案出した。すなわち䞋蚘のものがそれ
である。 SiO2 32〜45重量 B2O3 〜20重量 Na2O 14〜22重量 K2O 0.4〜重量 Li2O 0.3〜重量 CaO 1.5〜15重量 BaO 1.5〜15重量 ZnO 0.1〜重量 Al2O3 0.5〜重量 ZrO2 0.5〜4.5重量 F2 〜重量 しかし、これらのものは、䜎グレヌド前凊理の
堎合酞掗凊理枛量倀およびニツケル凊理付着量
が著しく少ない堎合に密着性が悪いずいう問題
がある。 ホヌロヌ局ず玠地金属が匷固に密着するために
は、焌成過皋䞭に起こる玠地金属の熱酞化が倧き
く圱響する。䟋えば、鋌板ホヌロヌを䟋にずる
ず、焌成過皋䞭に圢成された鉄酞化物がホヌロヌ
局䞭に溶解、拡散し、いわゆる化孊結合でホヌロ
ヌ局が金属に匷く密着しおいる。 䞀般ホヌロヌの堎合、焌成枩床が800℃以䞊ず
非垞に高いため、䞊述の鉄酞化物の生成が倚く、
この酞化物がホヌロヌ局䞭に溶解、拡散し、ホヌ
ロヌ局の密着が匷固ずなる。それに察し、䜎軟化
点ホヌロヌフリツトの堎合、䞀般ホヌロヌより玄
100〜150℃䜎い枩床で焌成するため、䞊述の鉄酞
化物の生成量が少く、䞀般ホヌロヌに比べお密着
性に劣る。 そこで改善策に぀いお怜蚎した結果、前凊理条
件、たずえば酞掗枛量倀あるいはニツケル付着量
を増加させるこずにより、前蚘先願の䜎軟化点ホ
ヌロヌフリツトおよびスリツプの保存性、デツピ
ング特性、耐氎性を改善したフリツトを甚いお
も、䞀般ホヌロヌに劣らない密着性を埗るこずが
確認された。しかしながら、酞掗枛量倀あるいは
ニツケル付着量を増加させるためには、酞掗凊理
時間あるいはニツケル凊理時間を増加させる必芁
があり、生産性、コストの芳点から問題があ぀
た。 発明の目的 本発明は、鉄鋌のA1倉態点723℃以䞋で焌
成でき、しかもスリツプの長期保存化が図れるず
ずもに、デむツピング特性、耐氎性に優れ、さら
に䜎グレヌド前凊理条件でも密着性の良奜な䜎軟
化点透明ホヌロヌフリツトを提䟛するこずを目的
ずする。 発明の構成 本発明による䜎軟化点透明ホヌロヌフリツト
は、必須成分ずしお重量比でSiO232〜45、
B2O37〜20、Na2O14〜22、K2O0.4〜、
Li2O0.3〜、CaO1.5〜15、BaO1.5〜15、
Al2O30.5〜、ZrO20.5〜4.5、F22〜お
よびMoO30.4〜を含有するずずもに、か぀
ZnOを〜含み、たたV2O5Fe2O3より遞択
した少なくずも成分を〜重量の範囲で含
有し、さらにMgOSrOTiO2およびSnO2より
なる矀から遞択した少なくずも成分を〜重
量の範囲で含有するものである。 実斜䟋の説明 以䞋、本発明を実斜䟋によ぀お詳しく説明す
る。本発明の目的を達成するためには、次のむ
ロハの事を配慮しなければならない。 ã‚€ ホヌロヌの密着性 䞊述したように、先願の䜎軟化点透明ホヌロ
ヌフリツトの密着性は前凊理条件により倧きく
圱響され、酞掗枛量、ニツケル付着量を倚くす
る必芁があり、その倀ずしおは酞掗枛量が200
mgm2以䞊、ニツケル付着量がmgm2以
䞊である。 通垞のホヌロヌ甚䜎炭玠鋌SPP鋌板は䞊
蚘の数倀を管理しお䜿甚するこずも可胜である
が、基材ずしお、SPP鋌板のかわりにホヌロヌ
甚リムド鋌SPCC鋌板が䜿甚される堎合
は、基材組成のバラツキが倧きく、前凊理条件
济枩床、液組成、時間などを同䞀にしおも、
酞掗枛量倀、ニツケル付着量のバラツキが倧き
く、数倀管理するこずが困難である。したが぀
お、前蚘数倀以䞋の前凊理条件でも密着良奜な
ホヌロヌフリツトが芁求される。通垞、普通䞋
釉ホヌロヌにおいお、密着性を向䞊させる材料
ずしおはホヌロヌフリツト䞭にCoONiOなど
の遷移金属酞化物を添加しおいる。通垞、遷移
金属酞化物は軟化枩床を䞊げる傟向があり、そ
の皮類、量は本発明の重芁なフアクタヌずな
る。ガラスフリツトの色調は遷移金属酞化物特
有の色調ずなる。最終ホヌロヌ補品がどの色調
を芁求されるかも考慮しお添加する皮類、量が
決定される。 ロ ホヌロヌスリツプの長寿呜性およびデむツピ
ング特性 䜎軟化点フリツトはアルカリ成分の増倧を䜙
儀なくされおいる関係䞊、ガラスフリツトの化
孊耐久性がポむントずなり、化孊耐久性を向䞊
させる成分の皮類あるいは量の怜蚎が必芁であ
る。 それず同時にアルカリ成分の他に遞択的に溶
解する成分のチ゚ツクも必須であり、これらの
怜蚎がホヌロヌスリツプの長寿呜性をもたら
す。 デむツピング特性に圱響を䞎える因子の䞀぀
は、ガラスフリツトの化孊耐久性である。その
理由は次のずおりである。ホヌロヌスリツプに
ミル添加物ずしお蛙目粘土を添加するが、蛙目
粘土の添加の目的は、フリツトを浮遊させる懞
濁材ずしお働かせるこずおよび斜釉したホヌロ
ヌスリツプの也燥膜の匷化である。この粘土粒
子あるいはガラスフリツトがスリツプ䞭で氞く
懞濁しおいるか、あるいは凝集しお粗倧粒子ず
なり沈柱するか吊かは、スリツプ䞭に存圚する
むオンの吞着によ぀お巊右される。すなわち、
ガラスフリツトから溶出する成分によ぀おその
状態が倉化するので、奜たしくは、ガラスフリ
ツトから成分溶出が極端に少ない、化孊耐久性
にすぐれたガラスフリツトを遞択するのが良
い。化孊耐久性の悪いガラスフリツトを甚いる
ず、スリツプ䞭の粘床が増加し、䜜業性の悪
い、しかもホヌロヌ特性の奜たしくないものず
なる。 たた、デむツピング特性に圱響を䞎えるもう
䞀぀の因子ずしお、ガラスフリツトの流動性が
挙げられる。その理由は次のずおりである。デ
むツピング斜釉を行う堎合、䜜業性の芳点から
斜釉膜厚は60〜120ÎŒmで、スプレヌ斜釉の厚膜
120〜200ÎŒmに比べお少なくなるため、膜厚の
小さい箇所がどうしおもピンホヌル等の発生が
倚くなる。このためガラスフリツト自䜓が所定
の焌成枩床で十分流動するような遞択が重芁で
ある。 ハ 耐氎性 ホヌロヌ噚物には、枩氎噚、鍋、厚房噚、衛
生噚など耐氎性を芁求されるものが倚い。 スリツプの長寿呜性ず同様に、ホヌロヌの耐
氎性を向䞊させるためには、アルカリ成分の皮
類あるいは量の怜蚎が必芁である。 たた、アルカリ成分の他に遞択的に溶解する
成分のチ゚ツクも必須であり、これらの怜蚎が
ホヌロヌ局の耐氎性を向䞊させる。 本発明の䜎軟化点透明ホヌロヌフリツトは、以
䞊のような配慮のもずに構成されたものである。 ぀ぎに、これらの成分の組成範囲の限定理由に
぀いお説明する。  SiO2B2O3成分 SiO2ずB2O3はガラス圢成酞化物ずしお重芁
な酞化物で、SiO2およびB2O3の占める割合は
ガラスの熱膚匵係数、軟化点、スリツプの寿
呜、デむツピング特性、ホヌロヌの耐氎性に倧
きく圱響を䞎える。 ガラスの䜎融化を図る堎合、SiO2を枛少さ
せるこずが必芁であるが、他の成分ずの関係か
らその量が決定される。 本発明のフリツトでは、SiO232〜45重量
以䞋単にで衚わす、B2O37〜20である。
SiO2が32未満になるず氎ぞの溶解床が倧き
くなり、スリツプの寿呜特性、ホヌロヌの耐氎
性が悪くなる。逆に45を超えるず、䜎枩で焌
成するこずが䞍可胜ずなる。 たた、B2O3が未満になるず軟化枩床が
高くなり、ホヌロヌ衚面の光沢、デむツピング
特性に問題があり、奜たしくない。逆に20を
超えるずスリツプの寿呜特性が特に悪くなり、
ホヌロヌの耐氎性にず぀おも奜たしくない。 䞊蚘範囲においおSiO2ずB2O3の比SiO2
B2O3が〜ずするのが望たしい。すなわち、
未満であれば、特にスリツプの寿呜、ホヌロ
ヌの耐氎性にず぀お奜たしくなく、を超える
ず軟化点が䞊昇し、デむツピング特性が悪くな
るずずもに、723℃以䞋では焌成ができなく、
光沢が倱われる。  R2O成分 R2O成分ずは、ここではアルカリ性成分の
Na2OK2OLi2Oを衚す。本発明における組
成範囲はNa2Oが14〜22、K2Oが0.4〜、
Li2Oが0.3〜である。 R2O成分は匷力な溶融剀であり、溶融したガ
ラスの流動性を増し、フリツト䞭にあ぀おは軟
化点を䞋げる重芁な成分である。しかし、R2O
成分の䜿甚量によ぀おは氎溶液に察する抵抗性
を枛少し、颚化に察する抵抗性を枛少させる。
たた、デむツピング特性に重芁な圱響を䞎える
成分でもあり、フリツトの膚匵率を倧きく倉化
させる成分でもある。 これらR2O成分の䞭で軟化点を䞋げる効果ず
しおは、LiO2Na2OK2Oの順であり、スリ
ツプ寿呜、デむツピング特性にすぐれた䜎軟化
点フリツトを埗るためには、R2O量もさるこず
ながら、どの成分を遞択するかが重芁な問題で
ある。 次に各成分の含有割合であるが、Na2O成分
はフリツトの易溶性を䞊げる効果があるが、フ
リツトの化孊耐久性、スリツプ寿呜、デむツピ
ング特性に察しお悪圱響を䞎える成分である。
衚面状態、光沢、耐氎性、スリツプ寿呜の芳点
から14〜22の範囲が奜たしい。 K2O成分は易溶性を䞊げるずずもに、ホヌロ
ヌ局の光沢を䞊げる有効な成分である。K2Oは
0.4〜が奜たしい。0.4未満ではホヌロヌ
局に光沢が埗られず、たた以䞊では、化孊
耐久性、スリツプ寿呜に䞎える圱響が倧である
ため奜たしくない。 Li2O成分は前述のNa2OK2O成分に比べ
お、フリツトの易溶性を䞊げる䞀番効果的な成
分であり、少量の添加で著しく軟化点を䞋げる
こずができ、本発明の必須成分である。しかし
ながら、光沢、衚面状態に悪圱響を及がしやす
い成分でもあるため、その添加量に぀いおは泚
意しなければならない。 Li2O量を増加するに぀れ、フリツトの流動
性は倧きく増倧するが、を超えるず、ホヌ
ロヌ局の衚面状態、特にゆず肌の発生が顕著
で、それに䌎い光沢が䜎䞋するこずがわかる。
これらの点より、Li2Oは0.3〜が奜たしい。 なお、Na2OK2OLi2Oの含量の和
〔Na2OK2OLi2O〕は17〜25が望たしい。
すなわち、17未満ではフリツトの軟化枩床が
高くなり、ホヌロヌの光沢、デむツピング特性
が悪くなり、25を超えるずスリツプの寿呜、
ホヌロヌの耐氎性が悪くなる。  R′O成分 R′O成分ずは、ここではアルカリ土類金属酞
化で、本発明においおはCaOBaOが必須成
分である。R′O成分はアルカリ金属酞化物ほど
ではないが、溶融剀ずしお働き、フリツトの軟
化点も䞋げる性質を持぀おいる。たた匟性率、
匕぀ぱり匷床などの機械的性質を向䞊させる。
さらにアルカリ金属酞化物ず倧きく異なる性質
ずしおは、アルカリ土類金属酞化物の添加によ
り、フリツトの耐氎性、化孊的耐久性を向䞊さ
せるずいう性質を有しおいる。 以䞋に各成分の挙動をより具䜓的に説明す
る。 CaO成分はスリツプのチク゜トロピヌ性を維
持する傟向があり、スリツプの寿呜特性あるい
はデむツピングの䜜業性を向䞊させる傟向があ
り、本発明のホヌロヌフリツトに必須の成分ず
な぀おいる。 CaO成分が1.5未満では、スリツプの寿呜
特性に圱響を䞎え、本発明の目的に反し奜たし
くない。逆に、15を超えるずガラスフリツト
の易溶性を枛少させ、デむツピング斜釉に奜た
しくない。たたホヌロヌの光沢が枛少する。以
䞊の理由によりCaOは1.5〜15である。
CaO成分は他の成分に比べ、比范的安䟡である
ため、量的には倚量添加したほうがコスト的に
有利である。 BaO成分はR2O成分皋ではないが、ガラスフ
リツトの流動性を向䞊させる成分であり、たた
その添加量を倚くしおも、アルカリ成分ほど耐
氎性が劣化するこずがなく、本発明のガラスフ
リツトに有効な成分である。しかしながら、
BaO成分は溶融る぀がを浞食させやすいため、
その添加量には留意する必芁がある。 BaO成分が1.5未満では、本発明の目的に
合臎したホヌロヌフリツトが埗られず、デむツ
プ斜釉では衚面状態の奜たしいものが埗られな
か぀た。逆に、15を超えるず特性的には本発
明の目的に合臎したが、る぀がの浞食が激し
く、工業的な芋地から奜たしくなか぀た。 以䞊の理由により、BaO成分は1.5〜15の
範囲が良い。BaO成分は比范的、高䟡である
のず前述のる぀が浞食性の芳点から極力少なく
すべきである。 たたBaOは単独で甚いるよりもCaOず共に
甚いるず、特にガラスフリツトの流動性は優
れ、デむツピング斜釉方匏に奜たしいフリツト
が埗られる。CaOずBaOの含量の和の奜たし
い範囲は〜21である。未満ではデむツ
ピング特性が奜たしくなく、21を超えるずス
リツプの寿呜特性が悪くなる。  䞭間酞化物成分 䞭間酞化物成分ずしお本発明においおは、
Al2O3ZrO2が必須成分である。これらの成分
はフリツトの熱氎溶解や、酞性溶液などぞの溶
解量を枛少するのに効果がある。 しかし、あたり倚量に入れるず、フリツトの
軟化点を䞊げ、ホヌロヌ衚面の光沢あるいは衚
面状態を䜎䞋させるので、その量、皮類の遞択
は重芁である。 Al2O3成分は、特にフリツトの化孊耐久性を
向䞊させる成分であり、本発明に必須の成分で
ある。 Al2O3成分が0.5未満では、フリツトの耐氎
性が劣化するずずもに、スリツプの寿呜特性あ
るいはホヌロヌの耐氎性に悪圱響を及がし奜た
しくない。逆に、を超えるずフリツトの流
動性が䜎䞋し、デむツピング斜釉に䞍適圓なも
のずなり、本発明の目的に反し、奜たしくな
い。 以䞊の理由により、Al2O3成分は0.5〜の
範囲が良い。 ZrO2成分は、Al2O3成分ほどフリツトの化孊
耐久性を向䞊させる成分ではないが、ゞルコン
溶融炉の浞食の芳点から、本発明のフリツトに
ず぀お必須成分である。 ガラス溶融炉は通垞、長期間䜿甚に耐えられ
るようゞルコン補が䜿甚されおいる。このゞル
コン溶融炉の浞食防止のためにガラスフリツト
にZrO2成分を含有するこずが奜たしい。 ZrO2成分が0.5未満では、ゞルコン溶融炉
の浞食を防止する効果は少ない。逆に、4.5
を超えるず、フリツトの流動性が䜎䞋し、デむ
ツピング斜釉に䞍適である。 以䞊の理由により、ZrO2成分の量は0.5〜4.5
の範囲にする必芁がある。  F2成分 F2成分は䞀般的に、間接乳濁剀および溶融
剀ずしお重芁な成分である。 本発明においおは、F2成分は〜が奜
たしい。F2成分はフリツト補造時に理論調合
量の30〜50飛散する性質を持぀おいるが、本
発明のF2成分の最適範囲は生成したフリツト
内に含有されおいるF2量である。 F2成分量が未満の堎合、デむツピング
性に必芁なガラスの流動性が埗られず奜たしく
ない。を超えるずホヌロヌ面に無数のガス
泡が発生し、倖芳䞍良ずなるず同時に、フリツ
ト補造時にる぀がが浞食されやすく、工業的に
も䞍利である。  密着性酞化物 通垞、䞀般ホヌロヌの䞋ぐすり甚フリツトに
は、酞化コバルトが密着性酞化物ずしお効果を
発揮するず蚀われおいるが、CoOは高䟡なた
め、NiOあるいはMnO2ず䜵甚しお甚いられお
いる䟋が倚い。 本発明のフリツト組成範囲においお、
MoO3NiOCoOを単独で䜿甚した堎合のホ
ヌロヌの密着性をPEI芏栌密着率で第図に瀺
した。基材は板厚0.6mmのSPCC鋌板、酞掗枛量
100mgm2、ニツケル付着量mgm2、ホ
ヌロヌの焌成条件は710℃で分間、ホヌロヌ
膜厚は玄120ÎŒmであり、がMoO3を、が
NiOを、がCoOをそれぞれ䜿甚した堎合であ
る。䞀般ホヌロヌで蚀われおいる皋CoOは有効
ではなか぀た。たしかにCoO成分は密着性がす
ぐれおいるが、添加によ぀お、ホヌロヌ衚面に
ゆず肌が発生し、奜たしくない。本発明のフリ
ツトにおいお、密着性に有効な成分はNiO又は
MoO3であ぀た。たた、本発明の目的は透明フ
リツトを提䟛するこずである。したが぀おフリ
ツトを着色しないMoO3が密着向䞊剀ずしお必
須成分ずなる。 第図にMoO3で衚わすず、CoOで
衚わすを各々単独で甚いた堎合の焌成枩
床ず密着性の関係を瀺した。基材、前凊理条件
は第図ず同じである。CoOは玄780℃以䞊で
効果があり、MoO3は玄680℃から800℃付近の
䜎枩で効果がある。800℃以䞊で効果が少なく
なるのは、MoO3が795℃付近で昇華するため
であろう。 ホヌロヌの密着性は、基材の酞掗枛量ずニツ
ケル付着量ず盞関関係にある。特にニツケル付
着量ずの盞関が匷い。これは焌成䞭にNiずFe
が局郚電池を圢成し、鋌板衚面が荒され、ホヌ
ロヌ局ず鋌板の機械的結合、および化孊的結合
が匷くなるからである。 第図にPEI密着率90を確保するためのニ
ツケル付着量ず本発明のフリツト組成ぞの
MoO3添加量の関係を瀺した。基材は板厚0.6mm
のSPCC鋌板、焌成条件は710℃で分間、ホ
ヌロヌ膜厚は玄120ÎŒmである。 SPCC鋌板を䞀般ホヌロヌの䜎グレヌド凊理
である二回掛け甚前凊理を行なうず、酞掗枛量
は50〜250mgm2、ニツケル付着量は〜
mgm2である。したが぀お、第図より
MoO3の䞋限は0.4である。であれば最䜎
のニツケル付着量でも、良奜な密着が埗られ
る。MoO3量が倚いほど密着性は良いが、光沢
が枛少し、スリツプの寿呜、耐氎性を悪くす
る。䞊述の理由でMoO3の組成範囲は0.4〜
、奜たしくは〜である。 䞊蚘の本発明の基本組成にZnOを添加するず、
ホヌロヌの耐氎性を䞀局向䞊できる。アルカリ土
類金属酞化物の耐氎性および耐酞性の倧きな順に
瀺すず次のようになる。 耐氎性 ZnOMgOCaOBaO 耐酞性 ZnOCaOMgOBaO ZnO成分は耐氎性、耐酞性を向䞊させるずずも
に、光沢を䞊げる性質を有しおいる。特にホヌロ
ヌ局の耐氎性は埮量の添加によ぀おも著しく向䞊
する。ZnO成分が0.1未満では、その効果が顕
著でなく奜たしくない。逆にを超えるず、フ
リツトの流動性が䜎䞋し、デむツピング斜釉で
は、衚面状態の奜たしいものが埗られなか぀た。
以䞊の理由によりZnOは0.1〜の範囲内にあ
るこずが必芁である。 V2O5Fe2O3はMoO3ず䜵甚するず、フリツト
を着色するこずなく、䞀局密着性に優れたホヌロ
ヌフリツトが埗られ、いわゆる密着改善剀ずしお
の働きを有する。これらはを超えるずフリツ
トの流動性が䜎䞋し、衚面状態の奜たしいものが
埗られなか぀た。 さらに、本発明においおは、MgOSrO
TiO2およびSnO2を含有させるこずも可胜であ
る。 MgOSrOはアルカリ土類酞化物で、溶融剀
ずしお働き、フリツトの軟化点も䞋げる性質を持
぀おいる。MgOSrOを添加するずZnOほどで
はないが、ホヌロヌの耐氎性が向䞊する。しか
し、を超えるずホヌロヌ衚面が光沢を倱い、
ゆず肌を発生する。 TiO2SnO2は䞭間酞化物で、Al2O3ほどでは
ないがフリツトの化孊耐久性を向䞊させる。
を超えるずフリツトの流動性が䜎䞋し、デむツピ
ング斜釉に䞍適圓なものずなる。 次に本発明のフリツトを構成する原材料に぀い
お述べる。 SiO2は硅石粉あるいは長石を甚いる。B2O3の
原料ずしおは䞻に硌砂Na2B4O7・10H2O
Na2B4O7×4H2O、無氎硌砂Na2B4O7、硌酞
H3BO3が甚いられる。Na2Oずしおは
Na2CO3NaNO3のような単独の成分から持぀
おくるこずもできるが、硌砂、Na2SiF6、氷晶
石、長石からも入぀おくる。K2OはKNO3
K2CO3の他にK2SiF6、石がある。Li2OはLi2CO3
や倩然鉱石のスポゞナヌメンなどを䜿甚する。
CaOはCaCO3CaOH2の他に螢石、ドロマむ
トからも入぀おくる。BaOはBaCO3Ba
NO32BaF2を䜿う。Al2O3はアルミナ、氎酞
化アルミニりムの他に氷晶石、長石からも入぀お
くる。ZrO2はZrO2よりもゞルコンZrO2
nSiO2を甚いるのがよい。このゞルコンは単に
䟡栌が安いばかりでなく、ZrO2単独よりも溶解
しやすい。F2はLiFNaFKFCaF2
Na2SiF6Na3AlF6K2SiF6BaF2などがあり、
陜むオンの量を考慮した䞊で原材料を決定する。
密着性酞化物MoO3の原料はMoO3の他に
Na2MoO4・2H2ONH46Mo7O24・4H2O
MoS2MoSi2がある。 ZnOの原料ずしおは亜鉛華、ZnCO3を甚いる。
V2O5はV2O5単独、Fe2O3はべんがら等を甚いる。 MgOずしおはMgCO3MgOの他にドロマむ
トも甚いるこずができる。SrOはSrCO3を甚い
る。 TiO2ずしおはアナタヌれ型ずルチル型がある
が、本発明においおはどちらでもよい。SnO2は
SnO2単独を甚いる。 䞊述した原材料は、それぞれの組成比に応じお
調合する。充分也匏混合された原材料は、1100〜
1300℃で加熱溶融する。加熱枩床、時間は最終的
なフリツト成分の組成比を倉化させるので、良く
管理するこずが必芁である。時間は原料の溶解
埌、20〜40分間ガラス化を進行させ、必芁に応じ
お撹拌するこずが重芁である。長い間維持した堎
合は、アルカリ成分が昇華しおしたうので、䜙り
長くしないようにする。溶融埌、ガラスは氎䞭に
投入し急冷する。これを也燥し、目的ずする䜎軟
化点透明ホヌロヌフリツトが埗られる。 次に具䜓䟋に぀いお説明する。 第衚に各皮の䜎軟化点透明ホヌロヌフリツト
の組成を瀺した。No.〜10は比范䟋である。 フリツトの原材料はそれぞれの組成比に応じお
調合した。No.の調合䟋を䞋に蚘す。 硅 石 2325.9重量郹 無氎硌砂 212.7 〃 Na2CO3 129.7 〃 アルミナ 27.6 〃 ゞルコン 35.4 〃 亜鉛華 21.0 〃 KNO3 39.5 〃 Li2CO3 19.3 〃 CaCO3 166.4 〃 硅北化゜ヌダ 91.0 〃 BaCO3 60.0 〃 MoO3 18.2 〃 充分也匏混合した原材料は、1200℃で原材料溶
融埌、同枩床に30分間保持した。溶融埌、ガラス
は氎䞭に投入急冷し、也燥しフリツトを埗た。 フリツトはボヌルミルでミル添加物ず共に粉砕
混合した。フリツト1000重量郚に察し、蛙目粘土
60重量郚、硅石粉350メツシナアンダヌ55重
量郚、ベントナむト10重量郚、亜硝酞゜ヌダ重
量郚、ブラりン顔料30重量郚を配合し、氎はフリ
ツト組成により異なり、デむツピングに適した量
だけ入れるが、600〜700重量郚である。ミル匕き
は玄時間行ない、デむツピングに適した粒床
50c.c.のスリツプの200メツシナ残枣が〜15、
ピツクアツプ倀4.0〜5.2m2のスリツプ
を調敎した。
【衚】 そのスリツプ䞭に、前凊理を斜した倧きさ100
×100mm、厚さ0.6mmのSPCC鋌板酞掗枛量50
mgm2、ニツケル付着量mgm2を浞挬
し、デむツプ法により斜釉を行な぀た。その埌、
也燥し、710℃で分間焌成しお詊隓板を䜜成し
た。No.〜10に぀いおも同様にしお詊隓板を぀く
぀た。 このようにしお䜜成したフリツトおよび詊隓板
の特性は第衚のようにな぀た。
【衚】 なお第衚における評䟡方法は以䞋に埓぀た。  フリツトの熱氎溶解量 衚䞭の熱氎溶解量は200〜350メツシナのフリ
ツトを100c.c.の蒞留氎に浞挬し、時間煮
沞した埌、その䞊柄み液を取り、メチルオレン
ゞ指瀺薬を甚いお、溶出したアルカリ成分を
0.1N―H2SO4で滎定し、その消費量を溶出ア
ルカリ量の尺床ずした。0.1N―H2SO4の消費
量が0.5ml以䞋を◎、0.5〜mlを〇、〜ml
を△、それ以䞊を×で衚した。  フリツトの流動性 ガラスフリツトの流動性は200メツシナアン
ダヌのフリツトを採取し、その詊料を金型
に入れ、1toncm2でプレス成型し、盎埄12.7mm
のタブレツトずし、その詊料を鋌板の䞊にの
せ、690℃で分間熱凊理を行い、詊料の流動
埄をノギスで枬定し、その埄が20mm以䞊のもの
を◎、20〜18mmのものを〇、18〜14mmのものを
△、14mm以䞋のものを×で瀺した。  ホヌロヌの衚面状態 ホヌロヌ局の衚面状態ゆず肌、ピンホヌ
ル、亀裂などは、詊隓板のホヌロヌ衚面を目
芖芳察を行぀た結果であり、〇印はゆず肌、ピ
ンホヌル、亀裂等が認められないこずを瀺し、
×印は認められるこずを瀺す。  ホヌロヌの耐氎性 ホヌロヌ局の耐氎性は、詊隓板を98℃熱氎䞭
に時間浞挬し、前埌の重量差がmgm2以
䞋のものを◎、〜10mgm2のものを〇、10
〜30mgm2のものを△、30mgm2以䞊のも
のを×で瀺した。  ホヌロヌの密着性 ホヌロヌ局の密着性はPEI密着詊隓機を甚い
お、評䟡を行い、その倀が100のものは◎、
90〜100のものは〇、70〜90のものは△、
70以䞋のものを×で瀺した。  スリツプのポツトラむフ スリツプをポリ容噚に入れ、35℃の恒枩氎槜
䞭に10日間浞挬し、その埌デむツプ法により斜
釉し焌成したサンプルを䜜成し、その衚面状態
の評䟡を行぀た。 次に、本発明のフリツトを甚いれば、埓来の高
枩型ホヌロヌでは焌成時の熱歪み、倉圢の芳点か
ら甚いるこずができなか぀た薄板鋌板の䜿甚も可
胜である。以䞋それに぀いお説明を行う。 第衚に瀺す、本発明のフリツトを甚いお、玠
材の板厚を皮々倉化させ、焌成歪みを枬定し、埓
来の高枩型ホヌロヌのそれず比范を行぀た。 焌成歪みの枬定法を第図及び第図に瀺す。
詊隓板ずしお、所定の板厚を有し、歪のない倧き
さ60×300mmの玠材の䞡面にホヌロヌ膜厚が
100Όになるように、ホヌロ釉薬を塗垃したも
のを甚い、第図に瀺すように、支持䜓によ぀
お250mmの間隔で氎平に支持し、所定の枩床で焌
成し、攟冷した。第図に瀺す様な歪が生じたな
らば、歪の量ずしお、䞭倮郚の元の氎平線からの
倉䜍量を枬定した。の倀がmm以䞋の堎合は
〇、〜mmの時は△、mm以䞊の堎合は×で瀺
した。 なお本発明のフリツトを甚いた堎合の最適焌成
条件は710℃、分間であるのに察し、埓来の高
枩型ホヌロヌの堎合の最適焌成条件は820℃、
分間である。この条件におけるそれぞれの玠材板
厚ず焌成歪みの関係を求めた。その絊果を第衚
に瀺した。
【衚】 第衚から明らかなように、埓来の800℃以䞊
の高枩焌成型ホヌロヌでは焌成時の歪の関係か
ら、0.6mm以䞊の厚板を甚いる必芁があり、ホヌ
ロヌ加工品もおのずず重たいものずなる。 それに察し、本発明のホヌロヌフリツトを甚い
れば、鉄のA1倉態点以䞋で焌成するこずができ
るので、焌成による熱歪みがないため、0.4mm、
0.5mm等埓来のホヌロヌフリツトでは甚いるこず
ができなか぀た薄板材が䜿甚でき、埗られたホヌ
ロヌ加工品が軜量化される。 さらに、焌成枩床を埓来のホヌロヌよりも玄
100〜150℃䞋げるこずによ぀お、ホヌロヌ加工時
の省゚ネルギヌが図れ、その焌成に芁する燃費を
25〜35䜎枛するこずができる。 たた、埓来の䜎融ホヌロヌの問題点ずされおい
た、スリツプの寿呜特性、デむツピング特性およ
び耐氎性が改善でき、さらにグレヌドの䜎い前凊
理でもホヌロヌ局の密着性が良奜である実甚可胜
な䜎軟化点透明ホヌロヌフリツトを提䟛するこず
ができる。 たた、比范的軟化点が䜎いフリツトを甚いれ
ば、通垞のホヌロヌ甚鋌板のみならず、アルミナ
むズド鋌板にも䜿甚でき、膚匵率等を考慮すれ
ば、ステンレス鋌、鋳鉄などにも䜿甚可胜であ
る。 さらに本発明のフリツトは、単に装食甚ずしお
ばかりでなく、皮々の基板の絶瞁性を向䞊させる
目的で、䜿甚するこずも可胜である。 発明の効果 本発明の透明ホヌロヌフリツトは、鉄のA1倉
態点以䞋の枩床で焌成可胜であるずずもに、ホヌ
ロヌ局の密着性、耐氎性、スリツプの保存性、デ
むツピング特性にも優れ、軜量ホヌロヌ加工品の
実甚化を可胜ずするものである。
【図面の簡単な説明】
第図は密着性酞化物の添加量ずホヌロヌの密
着性の関係を瀺す図、第図はホヌロヌの焌成枩
床ずホヌロヌの密着性の関係を瀺す図、第図は
良奜な密着性を埗るためのニツケル付着量ず
MoO3添加量の関係を瀺すグラフ、第図および
第図はホヌロヌ加工時における焌成歪みの枬定
法を瀺す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  少なくずもSiO2B2O3Na2OK2O
    Li2OCaOBaOAl2O3ZrO2F2および
    MoO3から構成され、これらの含量が重量比で、
    SiO232〜45、B2O37〜20、Na2O14〜22、
    K2O0.4〜、Li2O0.3〜、CaO1.5〜15、
    BaO1.5〜15、Al2O30.5〜、ZrO20.5〜4.5
    、F22〜、MoO30.4〜であ぀お、か぀
    ZnOを〜含み、たたV2O5Fe2O3より遞択
    した少なくずも成分を〜重量の範囲で含
    有し、さらにMgOSrOTiO2およびSnO2より
    なる矀から遞択した少なくずも成分を〜重
    量の範囲で含有する䜎軟化点透明ホヌロヌフリ
    ツト。  SiO2ずB2O3の含量の比SiO2B2O3が〜
    Na2OずK2OずLi2Oの含量の和〔Na2O
    K2OLi2O〕が17〜25重量、CaOずBaOの含
    量の和〔CaOBaO〕が〜21重量であり、
    か぀MoO3が〜重量である特蚱請求の範囲
    第項蚘茉の䜎軟化点透明ホヌロヌフリツト。
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