JPH01210651A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JPH01210651A
JPH01210651A JP63033119A JP3311988A JPH01210651A JP H01210651 A JPH01210651 A JP H01210651A JP 63033119 A JP63033119 A JP 63033119A JP 3311988 A JP3311988 A JP 3311988A JP H01210651 A JPH01210651 A JP H01210651A
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雅弘 佐々木
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竹本 和雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定の変速段でエンジンブレーキを利かせる
ためのクラッチが変速機構に設けられている自動変速機
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に自動変速機は、トルクコンバータと、遊星歯車装
置を用いた変速機構とを備え、変速門構に動力伝達経路
を切替えるための各種クラッチ、ブレーキ等の摩擦要素
が設けられ、これら摩擦要素が油圧制御回路により作動
されるようになっている。さらに上記変速機構には、通
常、変速機構の遊星歯車装置の1つの入力要素と入力軸
との間に、ワンウェイクラッチを介してエンジンから上
記入力要素への動力伝達のみ可能とする第1クラッチと
、この第1クラッチおよびワンウェイクラッチと並列に
配置された第2クラッチとが設けられ1.第2クラッチ
が締結されたときはエンジン側へ逆駆動が伝えられてエ
ンジンブレーキが利く状態となるように構成されている
(実開昭60−75748号公報)。
この種の自動変速機の変速機構においては、車両の前進
走行時には上記第1クラッチが締結状態に保たれるとと
もに、変速段によって上記第2クラッチが締結状態と開
放状態とに切替えられるようになっている。つまり、エ
ンジンブレーキを必要とする変速段、例えばDレンジで
の3速等では、上記第2クラッチが締結されることによ
りエンジンブレーキが利く状態とされる。一方、Dレン
ジでの1速、2速等の低速段では、逆トルクの伝達を避
けて変速時等におけるショックを緩和するため、上記第
2クラッチが開放されてエンジンブレーキが利かない状
態とされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来の自動変速機によると、Dレンジでの
1速等の発進用変速段では、上記第2クラッチが開放さ
れることにより、エンジン側から遊星歯車装置の1つの
入力要素への動力伝達は第1クラッチおよびワンウェイ
クラッチのみを通して行なわれることとなるが、とくに
発進直後等に低車速の状態でエンジン負荷が高くなって
エンジン出力トルクが増大したときは、エンジン側から
変速機構へ入力されるトルクに対して上記第1クラッチ
およびワンウェイクラッチの容量が不足し、このため充
分にトルクを伝達しきれなくなる場合がある。このよう
な事態を避けるには予め上記第1クラッチ等の容量を大
きくしておけばよいわけであるが、遊星歯車装置および
各種の摩擦要素が含まれている上記変速機構においては
スペース上等の制約があることから、第1クラッチの容
量を大ぎくすることが難しい。
この問題に対し、発進用変速段等の低速段でも上記第2
クラッチを締結すれば、この第2クラッチを通しても動
力が伝達されるので上記容量不足が補われる。しかし、
単純に低速段でも常に上記第2クラッチを締結すると、
例えば23!から1速への変速時等に逆トルクが伝達さ
れて変速ショックが生じる。
本発明は上記の事情に鑑み、クラッチ個々の容量を増大
させることを要せず、かつ変速ショックを防止しつつ、
低車速でエンジン負荷が高いときにもトルク伝達に必要
なりラッチ容量を確保することができる自動変速機を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、変速機構の入力軸と
変速機構に含まれる遊星歯車装置の中の1つの入力要素
との間に、ワンウェイクラッチを介してエンジンから上
記入力要素への動力伝達のみ可能とする第1クラッチと
、この第1クラッチおよびワンウェイクラッチと並列に
配置された第2クラッチとを備え、車両の前進走行時に
上記第1クラッチを締結し、かつ、エンジンブレーキを
特徴とする特定の変速段で上記第2クラッチを締結する
ようにした自動変速機において、上記特定変速段以外で
あって発進用変速段にある場合には車速または車速に対
応する回転数が所定値以下でエンジン負荷が所定値以上
の領域にあるときに上記第2クラッチを締結する第2ク
ラッチ作動手段を設けたちのである。
〔作用〕
上記構成の自動変速機によると、上記特定変速段でエン
ジンブレーキを利かせるために上記第2クラッチが締結
されるほかに、上記発進用変速段では、エンジンから変
速機構に入力されるトルクが増大する低車速、高負荷の
状態にあるときに、上記第1クラッチに加えて第2クラ
ッチも締結されることにより、第1クラッチ側の経路と
第2クラッチ側の経路の双方を通してエンジンからの動
力が伝達される状態となる。従ってこの状態では、上記
両経路の各クラッチ容量を合せたものが全体のクラッチ
容量となり、実質的にクラッチ容量が大きくされる。
〔実施例〕
第1図は本発明の装置が適用される自動変速確の全体構
造を示している。この自動変速機は、エンジンの出力軸
1に連結されたおルクコンバータ2と、このトルクコン
バータ2の出力側に配設された変速機構10とを有する
。上記トルクコンバータ2は、エンジンの出力軸1に固
定されたポンプ3と、タービン4と、一方向クラッチ6
を介して固定軸7上に設けられたステータ5とを備えて
いる。
上記変速機構10は、基端が上記エンジンの出力軸1に
固定されて先端がオイルポンプ40に連結されたオイル
ポンプ駆動用中実軸12を備えるとともに、この中実軸
12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2のタービ
ン4に連結された中空のタービン軸(変速機構の入力軸
)13を備え、このタービン軸13上には、ラビニョ型
の遊星歯車装置14が設けられている。この遊星歯車装
置14は、小径サンギヤ15、大径サンギヤ16、ロン
グピニオンギヤ17、ショートピニオンギヤ18および
リングギヤ19からなっている。この遊星歯車装置14
に対して、次のような各種の摩擦要素が組込まれている
エンジンから遠い側の側方において上記タービン軸13
と遊星歯車装置14の1つの入力要素である上記小径サ
ンギヤ15との間には、フォワードクラッチ(第1クラ
ッチ)20とコーストクラッチ(第2クラッチ)21と
が並列に配置されている。上記フォワードクラッチ20
は、第1のワンウェイクラッチ22を介してタービン軸
13から小径サンギヤ15への動力伝達のみを可能とす
るものである。つまり、上記フォワードクラッチ20が
締結されている状態では、上記第1のワンウェイクラッ
チ22により、タービン軸13に対する小径サンギヤ1
5の逆回転は阻止されて正回転は許容されるようになっ
ている。また、上記コーストクラッチ21は、タービン
軸13と小径サンギヤ15との間で相互の動力伝達を断
続するものである。
上記コーストクラッチ21の半径方向外方には、上記大
径サンギヤ16に連結されたブレーキドラム23aとこ
のブレーキドラム23aに掛けられたブレーキバンド2
3bとを有する2−4ブレーキ23が配置されており、
この2、−3ブレーキが締結されると大径サンギヤ16
が固定されるようになっている。この2−4ブレーキ2
3の側方には、上記ブレーキドラム23aを介して大径
サンギヤ16とタービンシャフト13との間の動力伝達
を断続する後進走行用のリバースクラッチ24が配置さ
れている。また、上記遊星歯車装置14の半径方向外方
において遊星歯車装@14のキャリヤ14aと変速機構
10のケース10aとの間には、上記キャリヤ14aと
ケース10aとを係脱するロー・リバースブレーキ25
が配置されるとともに、これと並列に第2のワンウェイ
クラッチ26が配置されている。さらに、遊星歯車装置
14のエンジン側の側方には、上記キャリヤ14aと上
記タービン軸13の間の動力伝達を断続する3−4クラ
ツヂ27が配置されており、この3−4クラッチ27の
側方に、リングギヤ19に連結されたアウトプットギヤ
28が配置されており、このギヤ28はアウトプットシ
ャフト28aに取付けられている。なお、29はエンジ
ンの出力軸1とタービン軸13とをトルクコンバータ2
を介さずに直結するためのロックアツプクラッチである
この変速機構10は、それ自体で前進4段、後進1段の
変速段を有し、クラッチ20.21.24.27および
ブレーキ23.25+を適宜作動させることにより所要
の変速段を得ることができる。
ここで、各変速段とクラッチ、ブレーキの作動関係を第
1表に示す。
この第1表および第1図から理解されるように、前進走
行用レンジであるり、2.1の各レンジではフォワード
クラッチ20が締結され、この状態で2−4ブレーキ2
3と3−4クラッチ27の状態が変えられることにより
変速比が変り、1速から4速までの状態が得られる。ま
た、コーストクラッチ21は、変速段に応じて締結、開
放が切替えられる他に、後に詳述するような作動手段に
よりDレンジでの1速等では同−変速段内でも運転状態
によって締結、開放が切替えられる。このコーストクラ
ッチ21が締結状態のときは第1のワンウェイクラッチ
22がロックされる。なお、第2のワンウェイクラッチ
26は、1速時にキャリヤ14aの逆転を阻止する作用
をなす。
第合図は、上記摩擦要素(各クラッチ、ブレーキ)20
.21,23,24,25.27.29への油圧供給を
制御する油圧制御回路を示している。この油圧制t11
回路において、ポンプ40によりリザーバタンク41か
ら汲上げられた作動油の油圧は、プレッシャレギュレー
タバルブ(PRV)42により所定のライン圧に調圧さ
れ、油路71を通ってマニュアルバルブ43のボート4
3aに供給される。このマニュアルバルブ43は、手動
操作によってP、R,N、D、2.1の各レンジにシフ
トされ、そのレンジ位置に応じ、上記ボート43aと他
のボート43b、43c、43dとの連通状態が切替え
られるようになっている。
上記マニュアルバルブ43がDレンジ等の前進走行用レ
ンジにシフトされたとぎは、上記ボート43aに連通ず
る状態となるボート43bから油路72,72aを経て
フォワードクラッチ20ヘライン圧が供給されることに
より、フォワードクラッチ20が締結状態に保たれると
ともに、油路72aの油圧がN−Dアキュムレータ54
にも作用してその弁体54aを図の左側に作動すること
により、コーストクラッチ21に通じる油路73と後記
3−4SV53からN−Dアキュムレータ54に至る油
路74とが連通状態に保たれる。また、上記ボート52
bからの油圧は油路72.72bを経て1−23V(1
−2シフトバルブ)51に送られる。
上装置−2SV51は、1−2SL (1−2ソレノイ
ドバルブ)101によりコントロールされて、1速と2
速との間等で切換作動され、2−4ブレーキ23の締結
側油室に対する油圧の供給、排除等を行なう。すなわち
、1−28L101がオフとされると、油路71aから
導かれるライン圧がパイロット圧として1−28V51
に作用することによりスプール51aが図の左側に移動
し、2−4ブレーキ23の締結側油室を油路75a。
75を介してドレン側に連通させる。また1−2811
01がオンとされると、パイロット圧がドレンされるこ
とによりスプール51aが図の右側に移動し、油路72
.72bより導かれるライン圧を油路75.75bより
3−48V53を介して2−4ブレーキ23の締結側油
室へ送る。
一方、マニュアルバルブ43のボート43dからは油路
76を経て2−33V (2−3シフトバルブ)52に
ライン圧が送られる。この2−3SV52は、2−3S
L (2−3ソレノイドバルブ)102によりコントロ
ールされて、2速と3速との間等で切換作動され、3−
4クラッチ27に対する油圧の供給、排除等を行なうと
ともに、3−43V53と協同して2−4ブレーキ23
の開放側油室に対する油圧の供給、排除に関与する。す
なわち、2−3SL102がオフとされると、油路77
から導かれるライン圧がパイロット圧として2−3SV
52に作用することによりスプール52aが図の左側に
移動する。この状態では、上記油路76のライン圧が、
サーボコントロールバルブ55.2−3タイミングバル
ブ56およびバイパスバルブ57が組込まれた回路を介
し、3−4クラッチ27に供給されるとともに、3−4
SV53に接続された油路78にも送られる。また2−
38L102がオンとされると、パイロット圧がドレン
されることによりスプール52aが図の右側に移動する
。この状態では、3−4クラッチ27が油路79を介し
てドレン側に連通されるとともに、3−48V53に接
続された油路78が3−2キヤパシテイバルブ58およ
び3−2タイミングバルブ59が組込まれた回路を介し
てドレン側に連通される。
マ1.=、3−4 S V 53 ハ、3−4SL (
3−4ソレノイドバルブ)103によりコントロールさ
九て、3速と4速との間等で切換作動され、2−4ブレ
ーキ23の締結側油室に対する油圧供給および開放側油
室に対する油圧の供給、排除に関与するとともに、コー
ストクラッチ21に対する油圧の供給、排除を行なう。
すなわち、3−43L103がオフとされると、油路7
7aがら導がれるライン圧がパイロット圧として3−4
3V53に作用することによりスプール53aが図の左
側に移動する。この状態では、1−2SV51から油路
75.75bを通って3−43V53に送られるライン
圧が油路80aを介して2−4ブレーキ23の締結側油
室に供給され、4′JXっ、2−3SVに接続された回
路に通じる油路78と2−4ブレーキ23の開放側油室
に通じる油路81とが連通されるとともに、マニュアル
バルブ43のボート43bから油路72.72Gを通っ
て3−4SV53に送られるライン圧が油路74.N−
Dアキュムレータ54および油路73を介してコースト
クラッチ21に供給される。3−48L103がオンと
されると、パイロット圧がドレンされることによりスプ
ール53aが図の右側に移動する。
コ(7) 状B テLL、1−2SV51か’)3−4
SV53に送られるライン圧が、オリフィスを有する油
路80bを介して2−4ブレーキ23の締結側油室に供
給され、かつ、2−4ブレーキ23の開放側油室の油圧
が3−4キヤパシテイバルブ60を介してドレンされる
とともに、コーストクラッチ21の油圧もドレンされる
このほかに油圧制御回路には、ルンジの1速時にマニュ
アルバルブ43のボート43cからのライン圧を減圧し
た上で1−28V51を介してローリバースブレーキ2
5に供給するローリデューシングバルブ61、上記ロー
リバースブレーキ25への油圧供給の有無やアクセル開
度等に応じてPRV42を制御することによりライン圧
を調整するバルブ62〜65、ロックアツプ用5LI0
4のオン、オフに応じてロックアツプクラッチ29の作
動III Illを行なうロックアツプコントロールバ
ルブ66等が組込まれている。
このような油圧制御回路によると、前進走行用レンジで
の変速比を決める2−4ブレーキ23と3−4クラツヂ
27の状態は、1−2.2−3゜3−4の各5L101
〜103のオン、オフに応じた1−2,2−3,3−4
の各5V51〜53の状態によって定まる。つまり、上
記2−4ブレーキ23は、締結側油室に油圧が供給され
るとともに開放側油室の油圧がドレンされたときにのみ
締結され、従って、1−2SL101がオンで3−4S
L103がオンとなった場合および1−28L101が
オン、2−38L102がオン、3−4SL103がオ
フとなった場合に締結されて、それ以外の場合は開放さ
れる。また、3−4クラッチ27は、2−3SL102
がオフとなることにより油圧が供給された場合に締結さ
れ、2−33L102がオンとなることにより油圧がド
レンされた場合に開放される。一方、エンジンブレーキ
に関係するコーストクラッチ21は、3−481103
がオフとなることにより油圧が供給された場合に締結さ
れ、3−48L103がオンとなることにより油圧がド
レンされた場合に開放される。
ここで、上記各5L101〜103のオン、オフの組合
せについての8通りパターンと、これらのパターンによ
って定まる2−4ブレーキ23.3−4クラッチ27の
状態および変速段と、コーストクラッチ21の状態およ
びエンジンブレーキの有無とを、第2表に示す。この表
中、2−4ブレーキ23.3−4クラッチ27およびコ
ーストクラッチ21についてはO印が締結、X印が開放
を表わしており、エンジンブレーキについては0印がエ
ンジンブレーキの利く状態、X印がエンジンブレーキの
利かない状態を表わしている。なお、4速ではコースト
クラッチ21が開放されていても変速機構出力側からの
逆駆動がピニオンギヤ16.17およびキャリヤ14a
を介してエンジン側に伝達されるのでエンジンブレーキ
が利く状態となるが、それ以外の変速段では、コースト
クラッチ21が締結されたときエンジンブレーキが利く
状態、コーストクラッチが開放されたときエンジンブレ
ーキが利かない状態となる。
第3図は上記油圧制御回路に対する電気的な制御系統を
示す。この図において、31はマイクロコンピュータ等
を用いたコントロールユニット(ECU)であり、この
コントロールユニット31から油圧制御回路の各ソレノ
イドバルブ101〜104に制御信号が出力される。上
記コントロールユニット31には、シフトレバ−の位置
によってレンジを検出するセンサからのレンジ信号32
、エンジンの吸気通路に設けられたスロットル弁の開度
を検出するセンサからのスロットル開度信号(エンジン
負荷に相当する信号)33、トルクコンバータのタービ
ン回転数を検出するセンサからのタービン回転数信号(
車速に対応する回転数の信号)34が入力される。さら
に当実施例では、ホールドモードを指定するホールド信
号35もコントロールユニット31に入力される。この
ホールド信号は、Dレンジでは主に3速、2レンジでは
主に2速、ルンジでは主に1速というように、レンジ毎
に特定変速段を保持するホールドモードを指定するもの
であり、運転者が所望に応じてホールドモード指定スイ
ッチを操作したときにこの信号35が与えられる。
上記コントロールユニット31は、上記各信号32〜3
5に応じて上記各ソレノイドバルブ101〜104を作
動することにより、各摩擦要素に対する油圧供給状態を
制御して、変速等の制御を行なう。つまり、ロックアツ
プ状態とすべきかどうかに応じてロックアツプ5L10
4を制御する一方、各レンジ毎にスロットル開度および
タービン回転数等により決定される変速段に応じ、1−
2.2−3.3−4の各5L101〜103を、第2表
の中から選択されたパターンに制御する。
とくにコーストクラッチ21に対しては、運転状態に応
じて定まる変速段がエンジンブレーキを特徴とする特定
変速段である場合に締結状態とするとともに、この特定
変速段以外であって発進用変速段である場合にも、車速
に対応するタービン回転数とエンジン負荷に相当するス
ロットル開度とが第4図の領[Aにあるときに締結状態
としてそれ以外の領域Bでは開放状態とするように、3
−43L103を制御する。こうして上記コントロール
ユニット31と3−4SL103および3−4SV53
により、コーストクラッチ21に対する作動手段(第2
クラッチ作動手段)が構成されている。上記領域Aは、
タービン回転数が所定値(例えば300rpm)以下で
、かつ、スロットル間度が所定値(例えばスロットル全
開との比で2.5/8)以上に設定されている。なお、
タービン回転数およびスロットル開度が領MAに突入す
る方向に変化する場合と領14.Aから脱する方向に変
化する場合とに応じ、第4図に実線と破線とで示すよう
に領1aA、Bの境界値にヒステリシスをもたせておい
てもよい。
上記コントロールユニット31により変速段等に応じて
前記第2表の中から選択されるソレノイドバルブの組合
せのパターンの具体例を第3表に示す。この表における
パターンのNo、は第2表に対応する。
この第3表の中のソレノイドバルブ組合せの基本パター
ンにおいては、Dレンジの3速と、2レンジの2速およ
び3速と、ルンジの1速および2速の各場合に、エンジ
ンブレーキを利かせるため、それぞれの変速段を達成し
つつコーストクラッチ21を締結状態とするパターンが
設定される一方、Dレンジの1速および2速と2レンジ
の1速の各場合は、それぞれの変速段を達成しつつコー
ストクラッチ21を開放状態とするパターンが設定され
る。また、Dレンジと2レンジの各1速の場合は、上記
基本パターンとは別に、前記領域Aで選択されるパター
ンとして、1速状態を達成しつつコーストクラッチ21
を締結状態とするパターン(No、3)が設定される。
さらに前記ホールドモードが指定されたときは、主に3
速が保持されるDレンジでも発進可能にするため低速域
では2速とされるようになっているため、Dレンジであ
ってホールドモードが指定されているときは、上記基本
パターンとは別に、発進段である2速の場合に前記領域
Aで選択されるパターンとして、2速状態を達成しつつ
コーストクラッチ21を締結状態とするパターン(No
、5>が設定される。
上記コントロールユニット31による制御動作を第5図
のフローチャートによって説明する。
このフローチャートでは、まずステップs1で、コント
ロールユニット31に入力される各信号32〜35を読
込む。次にステップS2で、レンジ信号32により、レ
ンジ位置がDまたは2レンジのいずれかにあるか否かを
判定し、その判定がYESの場合はステップS3で、ス
ロットル開度およびタービン回転数が第4図中のgA域
域内内あるか否かを判定する。この場合、上記領1aA
の回転数限界が300rl)m(車速に換算すると1速
で3 km/h、2速で51v/h)程度に低く設定さ
れていて、発進用変速段以外では領域Aとなることはな
いので、発進用変速段かどうかを調べることは要しない
ステップ82.83のいずれかで判定がNoとなった場
合は、ステップS4で、そのときの運転状IB(スロッ
トル開度およびタービン回転数)により決定される変速
段に応じ、第3表中の基本パターンの中から変速段に対
応するソレノイドバルブ組合せパターンを選択する。
ステップS2およびステップS3の判定がともにY’E
Sとなれば、Dまたは2レンジであって、かつ、運転状
態が発進用変速段とされるべき領域のうちの上記領域A
内にあることを意味する。この場合は、ステップS5で
ホールドモードか否かを調べ、ホールドモードでないと
きはステップS6で第2.第3表中のNo、3のパター
ンを選択し、ホールドモードのとき(発進段が2速とさ
れるとき)はステップS7で第2.第3表中のNO65
のパターンを選択する。
ステップ84 、Ss 、87のいずれかによるパター
ン選択に続いてステップS8では、選択されたパターン
となるようにソレノイドバルブ101〜103を駆動す
る。
以上のような当実施例の自動変速機によると、Dレンジ
の3速等のエンジンブレーキを必要とするW定f1段で
コーストクラッチ21が締結されるほかに、Dレンジや
2レンジでの発進用変速段で、運転状態が上記領域A内
にあるときは・その変速段を達成しつつコーストクラッ
チ21が締結される状態に制御される。従ってこのよう
な発進用変速段においてエンジンからの伝達されるべき
トルクが大ぎくなる低車速高負荷の領域では、第1図中
のタービン軸13から小径サンギヤ15への動力伝達が
、フォワードクラッチ2oが配置された経路とコースト
クラッチ21が配置された経路の双方を通して行なわれ
、伝達されるべきトルクに見合うようにクラッチ容量が
大きくされることとなる。
また、Dレンジや2レンジで発進用変速段とされる運転
領域のうちでも上記領域A以外の領域では、前記基本パ
ターンに従った制御によりコーストクラッチ21が開放
される。この場合、エンジンから伝達されるべきトルク
は上記領域Aにある場合と比べて小さくなるので、フォ
ワードクラッチ20が配置された経路のみによっても充
分にトルク伝達が達成される。そしてこのようにコース
トクラッチ21が開放されることにより、2速から1速
への変速時等にはエンジンブレーキが利かない状態とさ
れて、低速段での変速ショックを防止する作用は維持さ
れる。
なお、上記実施例では車速に対応する回転数と回転数と
してタービン回転数を用いており、発進段が1速か2速
かにかかわらず領域A内にあるか否かを判定すればよい
ものであるが、車速信号そのそのものを用いることもで
き、この場合は各発進段で車速を設定すればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、車両の前進走行時に、ワンウェ
イクラッチを介してエンジン側からの動力伝達を行なう
第1クラッチを締結し、かつ、エンジンブレーキを特徴
とする特定の変速段で、上記第1クラッチおよびワンウ
ェイクラッチと並列に配置された第2クラッチを締結す
るようにした自動変速機において、上記特定変速段以外
であって発進用変速段にある場合には、車速またはこれ
に対応する回転数が所定値以下でエンジン負荷が所定値
以上の領域にあるときに上記第2クラッチを締結するよ
うにしているため、上記第2クラッチを利用して、簡単
な構造によりながら、エンジンから伝達されるトルクが
大きくなるときにそれに見合うようにクラッチ容量を大
きくし、充分にトルク伝達を達成することができる。し
かも、エンジンブレーキを特徴とする特定変速段以外で
は上記領域に限って第2クラッチを締結しているので、
変速ショックを増大させることなく、有効にトルク伝達
を行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例についての自動変速機の変速
機構の概略を示す骨子図、第2図は変速機構に対する油
圧制御回路の回路構成説明図、第3図は油圧制御回路に
対する制御系統のブロック図、第4図は発進用変速段で
第2クラッチを締結状態とする領域を示す説明図、第5
図は制御動作を示すフローチャートである。 13・・・タービン軸(変速機構の入力軸)、14・・
・遊星歯車装置、18・・・小径サンギヤ(入力要素)
、20・・・フォワードクラッチ(第1クラッチ)、2
1・・・コーストクラッチ、22・・−ワンウェイクラ
ッチ、51・・・1−2シフトバルブ、52・・・2−
3シフトバルブ、53・・・3−4シフトバルブ、10
1・・・1−2ンレノイドバルブ、102・・・2−3
ソレノイドバルブ、103・・・3−4ソレノイドバル
ブ、31・・・コントロールユニット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、変速機構の入力軸と変速機構に含まれる遊星歯車装
    置の中の1つの入力要素との間に、ワンウェイクラッチ
    を介してエンジンから上記入力要素への動力伝達のみ可
    能とする第1クラッチと、この第1クラッチおよびワン
    ウェイクラッチと並列に配置された第2クラッチとを備
    え、車両の前進走行時に上記第1クラッチを締結し、か
    つ、エンジンブレーキを必要とする特定の変速段で上記
    第2クラッチを締結するようにした自動変速機において
    、上記特定変速段以外であって発進用変速段にある場合
    には車速または車速に対応する回転数が所定値以下でエ
    ンジン負荷が所定値以上の領域にあるときに上記第2ク
    ラッチを締結する第2クラッチ作動手段を設けたことを
    特徴とする自動変速機。
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