JPH01208501A - 可変容量タービン - Google Patents

可変容量タービン

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Publication number
JPH01208501A
JPH01208501A JP63030213A JP3021388A JPH01208501A JP H01208501 A JPH01208501 A JP H01208501A JP 63030213 A JP63030213 A JP 63030213A JP 3021388 A JP3021388 A JP 3021388A JP H01208501 A JPH01208501 A JP H01208501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
movable vane
casing
turbine wheel
turbine casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63030213A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusao Tateishi
房雄 立石
Takashi Sugai
菅井 孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP63030213A priority Critical patent/JPH01208501A/ja
Publication of JPH01208501A publication Critical patent/JPH01208501A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、可変ノズル構造を有するタービンに関し、特
に車輌用エンジンの所謂ターボチャージャに使用される
可変容量タービンに関する。
〈従来の技術〉 ターボチャージャの排気タービンとして用いられるラジ
アルタービンに於ては、タービン室入口を狭窄して排気
の流入速度を増大させることにより、エンジンの低回転
領域に於ても過給効果を確保することができる。一方、
エンジンの高回転領域では、タービン室への入口圧力が
高まり排気抵抗が増加することによってエンジン効率が
低下する。そこで特公昭38−7653号公報に記載さ
れているように、タービンホイール外周部を臨むノズル
部に環状に配設された複数の可動ベーンを傾動させるこ
とにより各ベーン間に郭成されるノズルの開口面積を変
化させて、エンジンの低回転域では過給効果を確保し、
かつ中高速回転域ではエンジンの排気ガスに対する排圧
を小さく保つことができる。更に上記公報には、可動ベ
ーン駆動機構として、タービンホイールと同心の駆動リ
ングを円周方向に変位させ、該駆動リングと係合するて
こ部を介して各可動ベーンを同時に傾動させるリンク機
構が開示されている。
ところが、従来の可動ベーン駆動機構はタービンホイー
ルの背後側、即ち作動流体の吐出通路と反対側に配置さ
れるので、例えばターボチャージャとして使用する場合
にはタービンホイールとコンプレッサホイールとを連結
する主軸の潤滑部ケーシングによって組付スペースが大
きな制約を受けるという問題があった。また、潤滑部ケ
ーシングの構造が可動ベーン駆動機構のために複雑化し
かつ製作が困難になると共に、通常の排気タービンを使
用するターボチャージャとの互換性が失なわれるために
製造コストが増大するという不都合が生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで、本発明の目的は、タービンホイールの背後側に
連結されるコンプレッサ等を装着して、例えばターボチ
ャージャの排気タービンとして使用する場合にも、他の
装置部分によって何ら制約を受けることなく充分な可動
ベーン駆動制御手段の組付スペースを確保することがで
き、かつ製作性が良好であると共に、通常のターボチャ
ージャと互換性を有するようにした可変容量タービンを
提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 上述の目的は、本発明によれば、タービンホイールの外
周に沿って郭成される環状のスクロール通路と前記ター
ビンホイールの軸線方向に沿って延びる吐出通路とを有
するタービンケーシングと、前記タービンホイール外周
より外側の円周上に弧状の可動ベーンと固定ベーンとを
環状にかつ交互に配設してなる可変ノズルと、前記可動
ベーンを前記円周より内向きに傾動させる可動ベーン駆
動制御手段とを備える可変容量タービンであって、前記
可動ベーン駆動I11御手段が前記タービンホイールよ
り前記吐出通路側に配設されていることを特徴とする可
変容量タービンを提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、タービンホイールの背後側に装着さ
れる他の装置部分によって何ら制約されることなく、可
動ベーン駆動制御手段の十分な組付スペースをタービン
ホイールの吐出通路側に確保することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図には、本発明に基づく可変容量タービンを適用し
たエンジン用ターボチャージャが示されている。このタ
ーボチャージャは、コンプレッサ部分のスクロールを形
成するコンプレッサケーシング1と、該コンプレッサケ
ーシングの背面を閉塞する背板2と、ターボチャージャ
の主軸を軸支しかつその軸受を潤滑する潤滑部ケーシン
グ3と、タービン部分のスクロールを形成するタービン
ケーシング4とを有する。
コンプレッサケーシング1は、軸線方向に開口する吸気
人11通路5と、吸気出口としてのスクロール通路6と
が内部に郭定され、リング部材7を介してボルト8によ
り背板2と一体化されている。
スクロール通路6の中心位置には、吸気入口通路5の内
端側に隣接する領域にコンプレッサホイール9が配置さ
れている。コンプレッサホイール9は、潤滑部ケーシン
グ3の中心に回転自在に枢支された主軸10の一方の端
部にナツト11により一体的に取付けられている。
背板2の中央には潤滑部ケーシング3が接続されている
。潤滑部ケーシング3の上部には、潤滑油導入孔12が
穿設され、図示されない潤滑油ポンプから送られる潤滑
油が潤滑油通路13を介して主軸10の各軸受部分に供
給され、潤滑油ケーシング3下部の排出口14から図示
されないオイルサンプに排出される。この潤滑油がコン
プレッサ側に侵入することを防止するために、主軸10
が貫通する背板2と潤滑部ケーシング3との間には、ガ
イド板50等からなる公知のシール手段が設けられてい
る。
タービンケーシング4は、その背面に螺合されたスタッ
ドボルト15にリング部材16を介してナツト17を締
結し、フランジ18を挾持することにより潤滑部ケーシ
ング3と一体的に接続されている。第2図に併せて示さ
れるようにタービンケーシング4は、断面積が下流方向
に減少する環状のスクロール通路21を有し、その接線
方向に入口21aが開口している。スクロール通路21
の中心位置には、主軸10の他端に一体的に取付けられ
た例えばセラミック製のタービンホイール22が配置さ
れている。
スクロール通路21内には、部分弧状をなす4個の固定
ベー723がタービンホイール22と同心の円周上に等
幅かつ等間隔でタービンケーシング4と一体的に形成さ
れている。固定ベーン23によって、スクロール通路2
1は排気ガスの流路が外周路21bと流入路21cとに
区画される。
隣接する固定ベーン23間には、それぞれ固定ベーン2
3と同じ曲率の部分弧状をなす可動ベーン24が同一円
周上に配置されている。可動ベーン24は、対応する固
定ベーン23の一方の円周方向端部に摺接して前記円周
の内側のみに傾動するように可動ベーン部材25に枢支
され、全開状態では両ベーン23.24が連続した翼形
を形成する。このようにして、固定ベーン23と可動ベ
ーン24とがスクロール通路21の外周路21bを流れ
る排気ガスに対する4個のベーンの前縁部分と後縁部分
とをそれぞれ形成する。可動ベーン24の傾斜角度は、
後述する可動ベーン駆動制御手段によって調整される。
可動ベーン部材25はタービンホイール22の軸線方向
前方に開口する排気出口通路26の一部を構成する円筒
部27を有し、その内側にタービ ゛ンホイール22が
受容されている。可動ベーン部材25には円筒部27か
ら放射方向外向きに延出する大小2個のフランジ部28
.29が形成され、小さい方のフランジ部28がタービ
ンケーシング4の内孔30に嵌合している。両フランジ
部28.29にはピン31が前記軸線方向に沿って回動
自在に貫通し、その一端に可動ベーン4が、他端にレバ
一部材32がそれぞれ固着されている。
タービンケーシング4には、その前面を閉塞し、かつ円
筒部27に連続して排気出口通路26を構成するカバー
33が、タービンケーシング4側に螺合するスタッドボ
ルト34にナツト35を締結することにより取付けられ
ている。可動ベーン部材25は、フランジ部29がター
ビンケーシング4とカバー33との間に挟持されること
より、それらと一体的に保持されている。カバー33に
は排気出口通路26の左右両側に1対の膨出部36が形
成されている。この膨出部36内に、前記可動ベーン駆
動制御手段の部分を構成するレバ一部材32、該レバ一
部材の遊端に係合するスリット37aを両端に切設した
シーソ一部材37及び該シーソ一部材の枢軸38が収容
されている。枢軸38は、可動ベーン部材25のフラン
ジ部29とカバー33のボス部39とによって回動自在
に支持されている。
第3図によく示されるように、左右両側のボス部39か
ら外部に突出する2個の枢軸38の端部には、それぞれ
リンクアーム40の一端が連結されている。両リンクア
ーム41の他端は1個のリンクロッド41に連結され、
4個の可動ベーン24を同時に駆動することができる。
可動ベーン24の駆動源として、アクチュエータ42が
ブラケット43を介してタービンゲージング4に取付ら
れている。アクチュエータ42は流体圧によって軸線方
向に往復運動する駆動軸44を有し、駆動軸44は連結
軸45を介してリンクロッド41に連結されている。こ
のようにして、アクチュエータ42により可動ベーン2
4を駆動する公知の平行リンク機構からなる前記可動ベ
ーン駆動制御手段が構成される。
このリンク機構は、駆動軸44と連結軸45とがボール
ジヨイント46により、連結軸45とリンクロッド41
とがクレビスジヨイント47によりれぞれ連結され、ア
クチュエータ42からの駆動力をリンクアーム40に円
滑に伝達することができる。また、可動ベーン24の全
開位置を規定するためにストッパ48が連結軸45に取
付られ、ブラケット43に螺着された調節ボルト49に
当接して駆動軸44のストロークを制限する。
排気ガスの流量が比較的スクロールしないエンジンの低
回転域では、第3図に示すようにアクチュエータ42が
駆動軸44を引込む方向に作動する。これによりリング
ロッド41が第3図に於て右方へ変位し、リンクアーム
40が枢軸38を中心としてシーソ一部材37を時計方
向に回転させ、両端のスリット37aに係合するレバ一
部材32を介してピン31を中心として可動ベーン24
を外向きに駆動する。可動ベーン24を閉じることによ
って、固定ベーン23の前縁部と可動ベーン24の後縁
部とのラップ部分に郭定されるノズルの間隙が最小とな
る。従って、排気ガスが最大限に絞られて加速され、流
入路21c内で旋回流となってタービンホイール22を
駆動するので、エンジン低速域に於ける過給効果が確保
される。
エンジンの回転速度が増大して過給効果が十分になると
、アクチュエータ42は駆動軸44を押し出す方向に作
動する。これにより、リンクアーム40が逆方向に傾動
してシーソ一部材37を時計方向に回転させ、レバ一部
材32を介して可動ベーン24を内向きに傾動させる。
このように前記ノズルの間隙を拡大させると、排気流が
増速されずかつ流路抵抗が少ないので、エンジンに対す
る排気背圧を小さくすることができる。
尚、可動ベーン駆動制御手段としては、上述のリンク機
構に限定されるものではなく、電動式や他の公知の様々
な駆動手段及び駆動力伝達機構を用いることができる。
更に、エンジン回転数や走行状況に応じてノズル開度を
最適にする別の制御手段を可動ベーン部材やカバー内外
部に、例えばアクチュエータを取付けるブラケット上に
設けることができる。
[発明の効果コ 上述したように本発明によれば、タービンケーシングの
前面を閉塞するカバーと、該カバーとタービンケーシン
グとの間の挟持される可動ベーン部材とによって可動ベ
ーン駆動制御手段がタービンホイールの排気出口通路側
に配設されることにより、背後側に連結されるコンプレ
ッサ部分及び潤滑部ケーシングに何ら制約されることな
く充分な組付スペースが確保されるので、特にタービン
ケーシングはスクロール通路を製作すればよいため構造
が簡単になり、装置全体の製作性が向上する。更に、タ
ーボチャージャの排気タービンとしてコンプレッサ部分
及び潤滑部ケーシングに対する互換性をもたせることが
できるので、製造コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づく可変容量タービンを適用した
ターボチャージャの縦断面図である。 第2図は、タービン部分の正面図である。 第3図は、可動ベーン駆動制御手段の構造を示す説明図
である。 1・・・コンプレッサケーシング 2・・・背板      3・・・潤滑部ケーシング4
・・・タービンケーシング 5・・・吸気入口通路  6・・・スクロール通路7・
・・リング部材   8・・・ボルト9・・・コンプレ
ッサホイール 10・・・主軸     11・・・ナツト12・・・
潤滑油導入孔 13・・・潤滑油通路14・・・排出口
    15・・・スタッドボルト16・・・リング部
材  17・・・ナツト18・・・フランジ   21
・・・スクロール通路21a・・・入口    21b
・・・外周路21c・・・流入路   22・・・ター
ビンホイール23・・・固定ベーン  24・・・可動
ベーン25・・・可動ベーン部材26・・・排気出口通
路27・・・円筒部    28.29・・・フランジ
部30・・・内孔     31・・・ピン32・・・
レバ一部材  33・・・カバー34・・・スタッドボ
ルト35・・・ナツト36・・・膨出部    37・
・・シーソ一部材37a・・・スリット  38・・・
枢軸39・・・突部     40・・・リンクアーム
41・・・リンクロッド 42・・・アクチュエータ4
3・・・ブラケット  44・・・駆動軸45・・・連
結軸    46・・・ボールジヨイント47・・・ク
レビスジヨイント 48・・・ストッパ   49・・・調節ボルト50・
・・ガイド板 特 許 出 願 人  本田技研工業株式会社代   
理   人  弁理士 大 島 陽 −第2図 (27a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 タービンホイールの外周に沿って郭成される環状のスク
    ロール通路と前記タービンホイールの軸線方向に沿って
    延びる吐出通路とを有するタービンケーシングと、前記
    タービンホイール外周より外側の円周上に弧状の可動ベ
    ーンと固定ベーンとを環状にかつ交互に配設してなる可
    変ノズルと、前記可動ベーンを前記円周より内向きに傾
    動させる可動ベーン駆動制御手段とを備える可変容量タ
    ービンであつて、 前記可動ベーン駆動制御手段が前記タービンホイールよ
    り前記吐出通路側に配設されていることを特徴とする可
    変容量タービン。
JP63030213A 1988-02-12 1988-02-12 可変容量タービン Pending JPH01208501A (ja)

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