JPH0120690Y2 - - Google Patents
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- JPH0120690Y2 JPH0120690Y2 JP20188084U JP20188084U JPH0120690Y2 JP H0120690 Y2 JPH0120690 Y2 JP H0120690Y2 JP 20188084 U JP20188084 U JP 20188084U JP 20188084 U JP20188084 U JP 20188084U JP H0120690 Y2 JPH0120690 Y2 JP H0120690Y2
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、溶融金属から化学成分及びガス分析
用の試料を同時に採取するのに用いられる複合サ
ンプラに関するものである。 (ロ) 従来の技術 溶鋼試料採取用サンプラ(以下、単にサンプラ
という)は、溶鋼の品質に重大な影響を与える化
学成分及びガス分析を分析するため、試料の内部
健全性に富み、表面肌もよく採取率(採取成功
率)が高く、しかも迅速、容易に採れなければな
らない。また従来、化学成分分析用のサンプラ
(例えば実公昭56−3661号代表される、いわゆる
コイン型サンプラ)とガス分析用サンプラ(いわ
ゆるピン状型サンプラ)とは形状及び大きさが異
なるため別々のサンプラとして扱われていた。こ
の為、1つの溶鋼より試料を採取するのに2つの
サンプラを必要とするのでコスト高となるばかり
でなく、作業を2度行わねばならぬ欠点があつ
た。 さらに、従来のピン状型サンプラ(例えば実公
昭54−45108号、同56−46209号、同56−46210号
等)は試料の内部健全性において必ずしも充分で
なく、その改善も求められていた。 (ハ) 考案の目的(解決しようとする問題点) 本考案は上述した従来のサンプラの欠点を除く
ため、1つの紙管内にコイン型サンプラと特定構
造のピン状型サンプラを併列装着することによ
り、1回の操作で化学成分分析用試料とガス分析
用試料を同時に採取することを可能とし、かつ試
料内部に巣または偏析等の存在しない健全なガス
分析用試料の得られるサンプラを提供することに
成功したものである。 (ニ) 考案の構成(問題点を解決するための手段) 本考案を図面によつて具体的に説明する。第1
図は本考案サンプラの正面断面説明図、第2図は
先端側より見た側面説明図であつて、本考案の基
本的特徴は、紙管1内に、コイン型サンプラ2及
びピン状型サンプラ7が、併列して装着、内蔵さ
れている点に存している。 コイン型サンプラ2は耐熱材料よりなり、内部
にコイン状の空間3を形成した試料溜4と、その
一方に突出した直管状の試料採取部5によつて構
成され、その先端は溶融可能な金属キヤツプ6に
よつて覆われている。 次にピン状型サンプラ7は、内部を減圧し先端
10を溶融可能とした耐熱管例えば石英、耐熱ガ
ラス管等よりなる試料部8と、これと連通し試料
部8の径より大きい径を有する押湯部9により一
体的に構成されている。 押湯部9の径は試料部8の径の1.2倍以上(好
ましくは1.5倍以上)とするのがよく、また押湯
部の容積は試料部の容積の1.0倍以上とするのが
望ましい。また、試料部8の先端10は溶鋼の熱
によつて溶融する構造、例えば非耐熱性の薄肉ガ
ラス等によつて構成される。 このような構造のコイン型サンプラ2及びピン
状型サンプラ7は1つの紙管1内に、隔板11及
びモルタル12によつて併列的に装着内蔵され
る。 (ホ) 考案の作用及び効果 2つのサンプラを装着された紙管1は第3図に
示すように把持部14を有する長尺パイプ13の
先端に取りつけられ溶鋼内に挿入される。コイン
型サンプラ2及びピン状型サンプラ7の先端はそ
れぞれ溶湯の熱によつて容易に溶融するので溶鋼
試料は同一の位置から同時に2つのサンプラに採
取される。 従来、コイン型サンプラの試料によつて炭素を
分析するにはドリルによつて切粉をとらねばなら
なかつたが本考案の複合サンプラを用いるときは
ピン状型サンプラの試料によつてガス分析が可能
であるので切粉採取時間が不要となつた。 本考案の顕著な効果の1つは、ガス分析用サン
プラとして、試料部8に連通してそれより径の大
きい押湯部9を有するサンプラを用いた結果、押
湯効果により、試料部8において巣及び偏析のな
い健全なガス分析試料を得らられることである。 次にその1例を第1表に示す。
用の試料を同時に採取するのに用いられる複合サ
ンプラに関するものである。 (ロ) 従来の技術 溶鋼試料採取用サンプラ(以下、単にサンプラ
という)は、溶鋼の品質に重大な影響を与える化
学成分及びガス分析を分析するため、試料の内部
健全性に富み、表面肌もよく採取率(採取成功
率)が高く、しかも迅速、容易に採れなければな
らない。また従来、化学成分分析用のサンプラ
(例えば実公昭56−3661号代表される、いわゆる
コイン型サンプラ)とガス分析用サンプラ(いわ
ゆるピン状型サンプラ)とは形状及び大きさが異
なるため別々のサンプラとして扱われていた。こ
の為、1つの溶鋼より試料を採取するのに2つの
サンプラを必要とするのでコスト高となるばかり
でなく、作業を2度行わねばならぬ欠点があつ
た。 さらに、従来のピン状型サンプラ(例えば実公
昭54−45108号、同56−46209号、同56−46210号
等)は試料の内部健全性において必ずしも充分で
なく、その改善も求められていた。 (ハ) 考案の目的(解決しようとする問題点) 本考案は上述した従来のサンプラの欠点を除く
ため、1つの紙管内にコイン型サンプラと特定構
造のピン状型サンプラを併列装着することによ
り、1回の操作で化学成分分析用試料とガス分析
用試料を同時に採取することを可能とし、かつ試
料内部に巣または偏析等の存在しない健全なガス
分析用試料の得られるサンプラを提供することに
成功したものである。 (ニ) 考案の構成(問題点を解決するための手段) 本考案を図面によつて具体的に説明する。第1
図は本考案サンプラの正面断面説明図、第2図は
先端側より見た側面説明図であつて、本考案の基
本的特徴は、紙管1内に、コイン型サンプラ2及
びピン状型サンプラ7が、併列して装着、内蔵さ
れている点に存している。 コイン型サンプラ2は耐熱材料よりなり、内部
にコイン状の空間3を形成した試料溜4と、その
一方に突出した直管状の試料採取部5によつて構
成され、その先端は溶融可能な金属キヤツプ6に
よつて覆われている。 次にピン状型サンプラ7は、内部を減圧し先端
10を溶融可能とした耐熱管例えば石英、耐熱ガ
ラス管等よりなる試料部8と、これと連通し試料
部8の径より大きい径を有する押湯部9により一
体的に構成されている。 押湯部9の径は試料部8の径の1.2倍以上(好
ましくは1.5倍以上)とするのがよく、また押湯
部の容積は試料部の容積の1.0倍以上とするのが
望ましい。また、試料部8の先端10は溶鋼の熱
によつて溶融する構造、例えば非耐熱性の薄肉ガ
ラス等によつて構成される。 このような構造のコイン型サンプラ2及びピン
状型サンプラ7は1つの紙管1内に、隔板11及
びモルタル12によつて併列的に装着内蔵され
る。 (ホ) 考案の作用及び効果 2つのサンプラを装着された紙管1は第3図に
示すように把持部14を有する長尺パイプ13の
先端に取りつけられ溶鋼内に挿入される。コイン
型サンプラ2及びピン状型サンプラ7の先端はそ
れぞれ溶湯の熱によつて容易に溶融するので溶鋼
試料は同一の位置から同時に2つのサンプラに採
取される。 従来、コイン型サンプラの試料によつて炭素を
分析するにはドリルによつて切粉をとらねばなら
なかつたが本考案の複合サンプラを用いるときは
ピン状型サンプラの試料によつてガス分析が可能
であるので切粉採取時間が不要となつた。 本考案の顕著な効果の1つは、ガス分析用サン
プラとして、試料部8に連通してそれより径の大
きい押湯部9を有するサンプラを用いた結果、押
湯効果により、試料部8において巣及び偏析のな
い健全なガス分析試料を得らられることである。 次にその1例を第1表に示す。
【表】
注:従来A:実公昭54−45108号(障壁型)
従来B:実公昭56−46209号(括れ型)
本考案1:試料部長さ100mm、押湯部長さ50mm
本考案2:試料部長さ50mm、押湯部長さ50mm
以上の如く本考案の複合サンプラを使用すれば
1回の操作により溶鋼の同位置より化学成分分析
用試料、ガス分析用試料を同時に採取することが
でき、かつガス分析用試料は表面肌、内部健全
性、採取成功率のいずれにもすぐれている。
1回の操作により溶鋼の同位置より化学成分分析
用試料、ガス分析用試料を同時に採取することが
でき、かつガス分析用試料は表面肌、内部健全
性、採取成功率のいずれにもすぐれている。
第1図は本考案の正面断面説明図、第2図は先
端側よりみた側面説明図、第3図は使用時の態様
を示す説明図で、 1は紙管、2は化学成分分析用サンプラ(コイ
ン型)、3はコイン状空間、4は試料溜、5は試
料採取部、6はキヤツプ、7はガス分析用サンプ
ラ(ピン状型)、8は試料部、9は押湯部、10
は先端、11は隔板、12はモルタル、13は支
持部、14は把持部である。
端側よりみた側面説明図、第3図は使用時の態様
を示す説明図で、 1は紙管、2は化学成分分析用サンプラ(コイ
ン型)、3はコイン状空間、4は試料溜、5は試
料採取部、6はキヤツプ、7はガス分析用サンプ
ラ(ピン状型)、8は試料部、9は押湯部、10
は先端、11は隔板、12はモルタル、13は支
持部、14は把持部である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 耐熱材料よりなり、内部にコイン状空間を形
成した試料溜と、該試料溜の一方に突出し先端
を溶融可能とした直管状の試料採取部を一体に
成形した化学成分分析用サンプラ及び (b) 内部を減圧した耐熱管の先端を溶融可能とし
た試料部の他端に連通して該試料部の径より大
きい径を有する押湯部を設けたガス分析用サン
プラを、 紙管内に併列して装着した溶鋼試料採取用複
合サンプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20188084U JPH0120690Y2 (ja) | 1984-12-30 | 1984-12-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20188084U JPH0120690Y2 (ja) | 1984-12-30 | 1984-12-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61115969U JPS61115969U (ja) | 1986-07-22 |
JPH0120690Y2 true JPH0120690Y2 (ja) | 1989-06-21 |
Family
ID=30764076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20188084U Expired JPH0120690Y2 (ja) | 1984-12-30 | 1984-12-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0120690Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-30 JP JP20188084U patent/JPH0120690Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61115969U (ja) | 1986-07-22 |
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