JPH01203148A - プリンタの送給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタの送給装置に関し、詳しくは、記録シ
ート送給部に複数個のシート送りローラを有し、これら
のシート送りローラを送給部に収容された記録シートの
上面に圧接回転させて、記録位置に送給かなされる形態
のプリンタの送給装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のプリンタ送給装置においては一般的に一
対のシート送りローラがローラ軸の対称位置に配置され
、均等な圧接力てもってシート面に圧接して回転する。

第８図は従来のプリンタの一例を示す。ここて、１はロ
ーラ軸ＩＡに設番プられたシート送りローラ、２は送給
部側のシート送りローラ対向位置に配置される圧板であ
り、これらはそれぞれの軸に沿ってその位置が調整可能
なように構成されている。第９図は、シート送りローラ
１と送給部とを取出して示した図であり、木形態の送給
装置では圧板２上に不図示の記録シートが累積した状態
に収容されており、送給指令かあるとローラ軸ＩＡか矢
印方向に回転し、ローラ１か最上層の記録シートに接触
して、これを分離爪３から引離し、シートを矢印Ａ方向
に送給する。かくして、１枚のシートか送給された後は
、カム機構４によりシート全体が圧板２と共に下方に押
下げられ、シート面からローラ１を非接触に保ち、次の
送給のための待機状態となる。

再び第８図に戻り、送給部から送給された記録シートは
不図示のペーパーガイドによってプラテンローラ５に沿
い記録ヘット６の対向位置に導かれ、更に排出ローラ７
と拍車８との間に保持された上、記録ヘッド６の走査に
より記録シート上に記録かなされる。なお、本例はフル
カラーインクシェツト方式の記録ヘット６か示されてお
り、９はその記録ヘット６を搭載しているキャリッジ、
１０はキャリッジ９を心動自在に案内する案内軸、１１
はキャリッジ駆動モータである。かくして、記録ヘット
６により記録を終えた記録シートは排出ローラ７の駆動
によりスタッカ１２上に排出される。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のこのようなプリンタの送給装置に
おいては、シート幅方向の左右対称位置に配置されたシ
ート送りローラによってシートの送給がなされるか、部
品精度等のばらつき等により送り出し方向か左右で一致
しない虞があり、特にその方向か互いに中央向きの場合
、記録シートにしわが生じたりして、ジャムの原因とな
るばかりでなく、記録の品位を損い、また搬送方向も不
安定となる。更にまた、記録シート自体にしわがある場
合、そのままシート送りローラによって圧接されて送給
されるのも問題である。

また、１本のシート送りローラを有する場合において、
その心金形態を中高の太鼓胴型とした上、ゴムを被覆し
て円筒状の表面に仕上げたものが提案されているが、シ
ートがローラの中心から外れた場合には斜行の虞がある
。

本発明の目的は、上述した従来の問題点に着目し、その
解決を図るべく、記録シートの送給にあたり、シート面
に張りを持たせ、確実にしわの発生を防止するようにし
たプリンタの送給装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は、記録シートの
送給方向に対しローラ軸上の対称位置に配置された対を
なす送給ローラを具え、対をなす送給ローラは記録シー
トに圧接したときに記録シートに送給方向とは直角な方
向の張力を発生させる手段を有することを特徴とするも
のである。

〔作　用〕

本発明によれは、対をなす送給ローラの回転に伴い、そ
の双方のり−ラにより記録シートを互いに外側に引張る
均等な力か発生するので、送給方向の安定性か得られる
と共に、しわが寄るのを防止し　更に記録シートから幅
方向のたるみをとることかでき、正しい姿勢て記録シー
トを記録位置に送給することかてきる。

〔実施例） 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す。ここで、１００はロ
ーラ軸ＩＡに沿ってその位置の調整が自在なシート送り
ローラであり、本例では、張力発生手段としてそのロー
ラ１００の各々がゴム等の弾性体で、かつ内側から外側
に向けて半径を漸減させるように形成されている。なお
、その他の構成については、第８図および第９図につい
て説明したところと同様であるのて、その説明を省略す
る。

このように構成したプリンタの送給装置においては、使
用される記録シート１０２の幅に応じて圧板２やシート
送りローラ１００の位置が調整されるか、記録シート１
０２にシート送りローラ１００が圧接する際に第２図お
よび第３図に示すようにローラ１００の内側、すなわち
シートの中心側と外側とては周速と圧接力とに微妙な違
いか生じるためにシート１０２には矢印Ｂて示ずように
シート両端を外側に引張る力か発生する。しかもかかる
引張力がシート１０２の両端部で均等に作用するので、
効果的に記録シート１０２のしわを伸ばしながら、しか
も正しい方向にシート送りすることができる。

第４図は本発明の他の実施例を示し、本例は、シート送
りローラ１か従来通りの円筒型弾性ローラであるのに対
して張力発生手段としての圧板２００の方にそれぞれ内
から外に向けての下り勾配とした傾斜を持たせるように
したものである。このように構成したプリンタ送給装置
においては、シート１０２自体に自重と張力によるＢ方
向の引延ばし力が得られる上に、圧板２００上へのロー
ラ１の圧接により軸方向に対する圧接力の違いが生じる
のて、記録シー＋１０２にＢ方向の引張力を生じさせる
ことができる。なお、本例のような構造とした上にシー
ト送りローラ１の方を先に述べたローラ１００と同様な
形状としても、効果的に作用させることかできる。

第５図は本発明の更に他の実施例を示す。本例は、張力
発生手段としてシート送りローラ１０１にねじ１０１八
を刻設し、この図で右側のシート送りローラ１０１には
軸ＩＡの回転方向に対して右ねじとなるように、また左
側のシート送りローラには同回転方向に対して左ねじど
なるようにする。かくすることによって、記録シーｈ１
０２にその送給の際に矢印Ｂて示すようにシート１０２
を互いに外側に引張るような力を発生させることができ
る。

第６図および第７図は本発明の更にまた別の実施例を示
す。これらの図において、張力発生手段の１つとしてシ
ート送りローラを外側に移動させる移動手段を示す。２
１はシート送りローラ１と１体に構成した軸支部材であ
り、２２は軸支部材２１を枢支させている軸受部材であ
る。軸支部材２１は鍔部２１Ａを有し、鍔部２１Ａのシ
ート送りローラ１側にはカム面２１Ｂが形成しである。

また、２３は軸支部オΔ２１の鍔部２１Ａと軸受部材２
２との間に介装した圧縮ばねである。なお、これらの図
はいずれも左右のシート送りローラ１のうち、左側のロ
ーラ部分のみが示されているもので、これと全く対称の
形態で右側のローラ部分が構成される。

このように構成したプリンタの送給装置において、まず
、記録シート１０２が送出されるときには、第６図に示
すように圧板２がその上に累積されている記録シート１
０２全体をカム機構４（第１図参照）の作用で上方に持
上げることによって、シート送りローラ１をシート上面
に圧接させた状態に保つ。そこで、この状態でローラ軸
ＩＡが回転させられると、カム面２１．８の作用により
シート送りローラ１が軸支部材２１と共に矢印Ｃ方向に
移動させられることによって、記録シート１ｏ２を同方
向に引張る力が発生し、このような力か左右のシート送
りローラ１により互いに反対方向に発生するので記録シ
ート１０２を送給中宮に緊張した状態に保つことができ
る。

ついて、記録シー＋１０２の送出か終了すると、第７図
に示すように上述のカム機構４により圧板２か下方に引
下げられ、その上方に累積されてぃる記録シーｈ１０２
からシート送りローラ１が引離される。しかして、この
状態でシート送りローラ１か継続回転させられることに
よって、はね２３のばね力により、軸支部材鍔部２１Ａ
のカム面２１Ｂを介してシート送りローラ１を矢印り方
向に戻すことがてきる。なお、第７図ではその戻ったと
きの状態が示されている。

なお以上の説明ては、シート送給時におけるシート送り
ローラの記録シートへの接触および非接触が圧板の上下
動作によって行われる場合で、従って、シート送りロー
ラの形状が完全な円筒形状若しくは直円錐台形状をなす
例であったが、シート送りローラの半径を周方向におい
て変化させたカム形状となして、圧板の方を上下させず
、シート送りローラの記録シートへの接触および非接触
を行わせるように構成されたプリンタの送給装置にも本
発明を適用できることはいうまでもない。この場合は接
触を保つ周面部分において、シート送りローラを第１図
ないし第７図に示した形態に準じて形成すれはよい。

（発明の効果） 以上説明してきたように、本発明によれば、記録シート
の送給方向に対してローラ軸上の対称位置に配置された
対をなす送給ローラを有し、この対をなす送給ローラを
記録シートに圧接させたときに、これらの送給ローラに
より記録シートにその送給方向とは直角な方向の張力を
互いに発生させるようにしたので、記録シート自体のし
わを延ばす作用が得られると共に、送給中にしわが発生
ずるのを防止することができ、更に方向の安定した送給
を実施することがてぎてジャムの発生防止に貢献するこ
とかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるプリンタの送給装置の構成の一例
を示す斜視図、 第２図は第１図の断面図、 第３図はそのシート送りローラの上面図、第４図は本発
明の他の実施例の断面図、第５図は本発明の更に他の実
施例としてそのシート送りローラを一部破砕して示す構
成図、第６図および第７図は本発明の更に別の実施例と
して、そのシート送り動作の過程をそれぞれ説明するた
めの断面図、 第８図は従来のプリンタの構成の一例を示す斜視図、 第９図はその送給装置の詳細図である。 １　、１００　、１０１・・・シート送りローラ、ＩＡ
・・・ローラ軸、 ２．２００・・・圧板、 ４・・・カム機構、 ６・・・記録ヘッド、 ２１・・・軸支部材、 ２１Ａ・・・鍔部、 ２１Ｂ・・・カム面、 ２２・・・軸受部材、 ２３・・・圧縮ばね、 １０１八・・・ねじ、 １０２・・・記録シート。 １ト　　　　　　　　　　　　工

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）記録シートの送給方向に対しローラ軸上の対称位置
   に配置された対をなす送給ローラを具え、 該対をなす送給ローラは前記記録シートに 圧接したときに当該記録シートに前記送給方向とは直角
   な方向の張力を発生させる手段を有することを特徴とす
   るプリンタの送給装 置。 ２）特許請求の範囲第１項記載のプリンタの送給装置に
   おいて、 前記対をなす送給ローラは互いに外側に向 けて半径を漸減させた弾性体であることを特徴とするプ
   リンタの送給装置。 ３）特許請求の範囲第１項記載のプリンタの送給装置に
   おいて、 前記対をなす送給ローラは互いに外側に向 けて切られたねじ部を有することを特徴とするプリンタ
   の送給装置。 ４）特許請求の範囲第１項記載のプリンタの送給装置に
   おいて、 前記対をなす送給ローラは前記記録シート に圧接したときに互いに外側に向けて移動されることを
   特徴とするプリンタの送給装置。