JPH01202A - 表面被覆金属の製造方法 - Google Patents

表面被覆金属の製造方法

Info

Publication number
JPH01202A
JPH01202A JP63-40644A JP4064488A JPH01202A JP H01202 A JPH01202 A JP H01202A JP 4064488 A JP4064488 A JP 4064488A JP H01202 A JPH01202 A JP H01202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
coating layer
hours
hot
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63-40644A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS64202A (en
JPH0375601B2 (ja
Inventor
明博 宮坂
小川 洋之
弘之 本間
北口 三郎
裕 森本
荒木 敏
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新日本製鐵株式会社 filed Critical 新日本製鐵株式会社
Priority to JP63-40644A priority Critical patent/JPH01202A/ja
Priority to DE88103873T priority patent/DE3881923T2/de
Priority to EP88103873A priority patent/EP0283877B1/en
Priority to US07/172,633 priority patent/US4844863A/en
Publication of JPS64202A publication Critical patent/JPS64202A/ja
Publication of JPH01202A publication Critical patent/JPH01202A/ja
Publication of JPH0375601B2 publication Critical patent/JPH0375601B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面被覆金属の製造方法に係り、さらに詳しく
は耐食性、耐高温腐食性、耐酸化性、耐摩耗性などの特
性を有する層で金属の表面を被覆する方法に関するもの
である。
[従来の技術] 近年、産業の進歩と技術の発展により材料はますます厳
しい環境で使用されるようになってきた。例えば、エネ
ルギー資源開発では生産流体中に硫化水素や炭酸ガスを
多量に含む石油や天然ガス(いわゆるサワーオイルやサ
ワーガス)が開発されているが、開発に使用される油井
管やラインパイプなどの材料として低合金鋼では腐食や
割れを起こすため、ハステロイ(ニー276やインコネ
ル625(いずれも商品名)といったニッケル合金が既
に使用されている。しかし、これら合金は非常に高価で
あることが大きな難0点である。従って、構造材の表面
にのみこれら合金を合わせ材として使用し、強度は下地
の金属(例えば低合金鋼)で確保するいわゆるクラツド
鋼の使用が考えられた。
クラツド鋼はその形状が管の場合には継目無管或いは溶
接管として、形状が板の場合には圧延板として種々の製
造方法が確立または提案されている。しかし、いずれも
製造プロセスが複雑で歩留りが悪いという難点に加えて
、ハステロイC−276やインコネル625といったニ
ッケル合金を合わせ材とするクラツド鋼、なかでもクラ
ツド鋼管は製造が非常に困難であって未だ実用化されて
いない。本発明者等の研究によればその理由は、これら
合金の熱間加工時の変形抵抗が母材となる低合金鋼や炭
素鋼のそれに比べて著しく大きいため、熱間圧延などの
通常の製造プロセスでは合わせ材と母材とを均一に加工
できず、両金属が独立に変形するので接合することが難
しいことにあると考えられる。
一方、バルブのスピンドル部や往復動型ポンプのピスト
ンおよびシリンダーなどの摺動部、あるいはスラリー輸
送用パイプといった部材では耐摩耗性が必要であるため
、例えばステライト合金(商品名)などが、肉感あるい
は溶射されて使用されている。さらに、高温で使用され
る圧力容器や鋼管には例えばN i−Cr合金やN i
−Cr−A I−Y合金やCo−Cr−A I−Y合金
といった耐酸化性材料が、肉感あるいは溶射によって被
覆される場合がある。しかし、これらはいずれも最終製
品に対して肉盛あるいは溶射されるため非常にコストの
高いものとなっている。加えて、小径パイプの内面とい
った狭い部分には被覆できないと言う難点を有している
ところで、熱間静水圧プレス法は従来からよく知られた
技術であって、この方法を利用したクラッド製品の提案
もなされている。例えば、特開昭61−223106号
公報には、高合金粉末を粉末の固相線温度以上に加熱す
ると共にガス加圧して能率よく高合金クラッド製品を製
造する方法が開示されている。しかし、この方法をはじ
めとして従来報告ないしは提案されている熱間静水圧プ
レス法を利用したクラッド製品の製造方法は何れも最終
製品に被覆するものであったため、コストが高く、かつ
大型製品や長尺品(例えば12m長さ)の製造はできな
いという難点を有していた。
また、特開昭61190007号公報および特開昭61
190008号公報には、それぞれ厚肉の可鍛性金属円
筒およびこれと径を異にする薄肉金属円筒によって構成
されるカプセル内に粉末を充填して密閉し、これを冷間
等方静水圧によって加圧して、粉末を圧縮してビレット
を作り、これを熱間押出し加工する方法、また、同心円
筒状をなす内外2重壁を有するゴムまたは類似物質の容
器内に、可鍛性金属の円筒材料を一方の容器壁に密着さ
せて収容すると共に、他方の容器壁と上記円筒材料との
間に粉末材料を充填して密閉し、これを冷間等方静水圧
によって加圧し、この容器から取り出した材料をビレッ
トとして熱間押出しする方法が開示されている。これら
の方法によっても、前述したハステロイC−276やイ
ンコネル625といったニッケル合金等の変形抵抗の大
きな材料の被覆層を形成して熱間加工した場合、母材と
の密着が弱いため母材からの剥離や被覆層の割れの発生
という難点は解消されるものではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はかかる現状に鑑み、耐食性、耐高温腐食性、耐
酸化性、耐摩耗性など表面被覆が目的とする特性を母材
金属に具備せしめた材料を安価に製造する方法を提供す
るものである。
C課題を解決するための手段] 本発明者等は上記の目的を達成するべく種々実験、検討
を重ねた結果、ニッケル合金やコバルト合金のように熱
間変形抵抗の著しく大きい材料を合わせ材とし、低合金
鋼や炭素鋼のように熱間変形抵抗の比較的小さい材料を
母材として熱間加工するためには、熱間加工前において
合わせ材と母材とを金属結合させ、且つ接合界面に充分
な接合強度を持たせておけば、合わせ材と母材とを同時
に且つ均一に熱間加工することが可能であり、さらに熱
間加工後においても合わせ材と母材とを金属結合させ、
且つ接合界面に充分な接合強度を持たせることができる
のを見出した。さらに、熱間加工前において合わせ材と
母材とを金属結合させ、且つ接合界面に充分な接合強度
を持たせる方法を種々検討した結果、熱間静水圧プレス
法(以下旧P法と言う)が、コスト、接合強度、などの
点で優れていることがわかった。即ち、被覆せんとする
合わせ材金属の粉末をlP法によって母材上に被覆層と
して形成せしめると同時に充分な接合強度を与えること
ができることを見出した。更に、被覆金属がハステロイ
やステライトなどの難加工性材料であフても、HIPに
おいて被覆層中の気孔を消失せしめておけば、後続の熱
間加工を行なうに充分な熱間加工性を被覆金属に付与で
きることも見出した。これらを基にして長尺のクラッド
製品を製造可能であることを見出した。
更に、本発明者らは旧P flitに均熱処理を施すと
被覆層の熱間加工性が一段と改善され、加工量か著しく
多い場合であっても被覆層に割れや疵などの欠陥を生ず
ることなく熱間加工できることを見出した。ここで、均
熱処理の目的は旧P処理された後の冷却途中に被覆層中
に析出した粗大析出物を熱間加工の直前に固溶・消失さ
せることにあるが、本発明者等の検討によれば被覆金属
がN1基合金あるいはCo基合金からなる場合には均熱
処理として1050〜1240℃で0.5〜10h保持
することが有効であり、被覆金属がTi基合金からなる
場合には均熱処理として550〜900℃で0.5〜t
oh保持することが有効である。いずれの場合において
も、均熱処理後析出物が再び析出しないうちに熱間加工
を行なうことが重要である。
また更に、本発明者らは旧P後に溶体化熱処理を施すと
、前述の均熱処理後、直ちに熱間加工する場合と同様に
、被覆層の熱間加工性が一段と改善され、加工量が著し
く多い場合であっても被覆層に割れや疵などの欠陥を生
ずることなく熱間加工できることを見出した。ここで、
溶体化熱処理の目的は旧P処理された後の冷却される途
中に被覆層中に析出した粗大析出物を固溶・消失させる
ことにあるが、本発明者等の検討によれば被覆金属がN
i基合金あるいはCo基合金からなる場合には溶体化熱
処理として1050〜1240℃で0.5〜10h保持
した後、5 deg/sec以上の冷却速度で急冷する
ことが有効であり、被覆金属がTi基合金からなる場合
には溶体化熱処理として550〜900℃で0.5〜1
0h保持した後、5 deg/sec以上の冷却速度で
急冷することが有効である。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものでその要旨
とするところは、金属素材の表面に、他種金属の粉末を
該他種金属の固相線温度以下で300 kg/cm2以
上のガス圧力を負荷する熱間静水圧プレスによって被覆
層として形成せしめた後に、熱間加工を施して延伸する
こと、或は上記熱間静水圧プレスによって被覆層を形成
せしめた後に均熱処理を加えた後直ちに熱間加工を施し
て延伸すること、若しくは上記熱間静水圧プレスによっ
て被覆層を形成しめた後に溶体化熱処理を加えた後に、
熱間加工を施して延伸することを特徴とする表面被覆金
属の製造方法にある。
ここで「母材」となる金属素材及び「合わせ材」となる
他種金属の種類については格別に制限されるものではな
く、例えば金属素材としては炭素鋼、低合金鋼、ステン
レス鋼、ニッケル及びニッケル合金、コバルト及びコバ
ルト合金、チタン及びチタン合金などが挙げられる。一
方、合わせ材としては耐食性、耐高温腐食性、耐酸化性
耐摩耗性などの機能のうち、必要な機能に応じて選択す
ればよく、例えばハステロイ、ステライト、Ni−Cr
合金、ステンレス鋼、Fe基超超合金ニッケル及びニッ
ケル合金、コバルト及びコバルト合金、チタン及びチタ
ン合金などを挙げることができる。
以下本発明の詳細な説明する。
[作用] まず本発明においては金属素材の表面に、他種金属の被
覆層を旧Pによって形成せしめるのであるが、他種金属
は粉末を用いて、例えば第1図に示す要領で金属素材1
と他種金属粉末2とをカプセル3内に充填・密閉し、次
いで熱間静水圧プレスして他種金属粉末を被覆層として
形成せしめると同時に被覆層と素材金属とを金属結合さ
せることができ、接合界面には充分な接合強度を持たせ
ることができる。この時、次の工程で良好に熱間加工す
るためには、被覆層の熱間加工性を確保しなければなら
ないが、そのためには被覆層内に気孔を残留させない事
が重要であり、密閉容器内を真空にすることと充分高い
温度と圧力で熱間静水圧プレスすることが重要である。
真空度は!×1O−3Torrより高いことが好ましい
旧P温度は母材金属と合わせ材金属の種類によって異な
るが、熱間加工性を良好に保つためには両方の金属の固
相線温度より低い温度でなければならない。それは、固
相線温度を超えると冷却時に成分元素の偏析を生じ、次
の工程に於ける熱間加工性が著しく低下するからである
。ただし、HIP時間を短縮するには、上記温度範囲内
で出来るだけ高い温度とすることが有効である。一方、
旧P圧力は高いほど旧P温度・時間を減少できるが、3
00 kg/ca+”未満の圧力では旧P温度・時間を
いかに選択しても他種金属粉末被覆層の焼結が不充分で
熱間加工性を確保できないので、熱間加工性を良好に保
つためには300 kg/cm2以上の旧P圧力とする
必要がある。
被覆金属がNi基合金或いはCo基合金からなる場合に
は、HIP温度は1050〜1240t、HIP時間は
0.5から10hとする必要がある。その理由は、HI
P温度が1050℃未満では12時間が数十時間と著し
く長くなるために実用的ではなく、1240℃を超える
と前述の理由から熱間加工性が低下するためであり、H
IP時間が0.5h未満では前記の温度範囲内で旧P温
度をいかに高くしても熱間加工性の良好な被覆層を得る
ことは困難だからであり、旧P時間をtohを超えて更
に長くしてもその効果は飽和しているからである。
また、被覆金属がTi基合金からなり、母材金属が鉄基
合金(低合金鋼、炭素鋼、ステンレス鋼など)からなる
場合には旧P温度を600〜900℃とし、HIP時間
は0.5〜10hとすることが必要である。その理由は
、HIP温度が600℃未満では+11P時間が数十時
間と著しく長くなるために実用的ではなく、900℃を
超えるとTiとFeとが反応して脆い化合物を生成する
ために熱間加工性が低下するためであり゛、HIP時間
が0.5h未満では前記の温度範囲内で旧P温度をいか
に高くしても熱間加工性の良好な被覆層を得ることは困
難だからであり、HIP時間をlohを超えて更に長く
してもその効果は飽和しているからである。
一方、本発明における均熱処理の目的は、主にHIP処
理後の冷却途中に被覆層中に析出した粗大析出物を固溶
・消失させ、次の工程である熱間加工における熱間加工
性を一段と改善することにある。本発明者等の検討によ
れば被覆金属がNi基合金あるいはCo基合金からなる
場合には均熱処理として1050〜1240℃で0.5
〜10h保持することが有効であり、被覆金属がTi基
合金からなる場合には均熱処理として550〜900℃
で0.5〜10h保持することが有効である。その理由
は、均熱温度がNi基合金およびCo基合金で1050
℃未満、またTi基合金で550℃未満では析出物を固
溶できないためであり、均熱温度がNi基合金およびC
o基合金で1240℃超、Ti基合金で900℃超では
被覆層あるいは接合界面において逆に熱間加工性が低下
するからである。さらに、前記温度範囲において、保持
時間が0.5h未満では均熱処理温度を前記温度範囲の
上限としても析出物を充分固溶させることができず、−
力保持時間をtohMiとしてもその効果はもはや飽和
しているので、保持時間は0.5〜10hとすべきであ
る。また、均熱処理温度に保持した後に冷却するに際し
、加及的速やかに熱間加工しないと再び析出物が析出し
て熱間加工性が低下するので、均熱処理後の搬送はでき
るだけ速くすることが望ましい。
また、本発明における溶体化熱処理の目的は、前述の均
熱処理と同様、主にHIP処理後の冷却時に被覆層中に
析出した粗大析出物を固溶・消失させ、次の工程である
熱間加工における熱間加工性を一段と改善することにあ
る。本発明者等の検討によれば被覆金属がNi基合金あ
るいはCo基合金からなる場合には溶体化熱処理として
1050〜1240℃で0.5〜10h保持した後、5
 deg/sec以上の冷却速度で急冷することが有効
であり、被覆金属がTi基合金からなる場合には溶体化
熱処理として550〜900℃で0.5〜toh保持し
た後、5deg/sec以上の冷却速度で急冷すること
が有効である。その理由は、溶体化温度がNi基合金お
よびCo基合金で1050℃未満、またTi基合金で5
50℃未満では析出物を固溶できないためであり、溶体
化温度がNi基合金およびCo5合金で1240℃超、
Ti基合金で900℃超テハ被rfIP!Jあるいは接
合界面において逆に熱間加工性が低下するからである。
さらに、前記温度範囲において、保持時間が0.5h未
満では溶体化熱処理温度を前記温度範囲の上限としても
析出物を充分固溶させることができず、−力保持時間を
10h超としてもその効果はも、はや飽和しているので
、保持時間は0.5〜10hとすべきである。また、溶
体化熱処理温度に保持した後に冷却するに際し、冷却速
度が5 deg/sec未満では冷却途中に再び析出物
が析出して熱間加工性を損なうので、冷却速度は5 d
eg/sec以上とする必要がある。かかる冷却速度を
得るための方法としては、例えば水冷、強制空冷などを
適用することができる。
次に本発明においては被覆層形成後熱間加工を行なうか
、或は上記被覆層形成後均熱処理を加えた後直ちに熱間
加工を行うか、若しくは上記被覆層形成後溶体化処理を
施した後に熱間加工を行うのであるが、上記の条件で被
覆層を形成した場合には複合材であっても通常と同様に
して熱間加工することができる。本発明における熱間加
工の目的は被覆した金属素材を延伸することによって長
尺の表面被覆金属を製造したり、或いは複雑な形状の表
面被覆金属を製造することに有り、製品の形状に応じて
熱間圧延、熱間鍛造、熱間押出などの熱間加工法を適用
することができる。尚、本発明において熱間加工とは母
材である金属素材及び合わせ材である被覆金属が成型等
の目的で通常加工される温度範囲での加工を指すが、加
工温度の選定に際しては母材及び被覆層の両方に対して
適切な温度を選定する必要がある。
本発明においては金属素材の形状が板或いはパイプの場
合には被覆層を一つの面、例えば板の上面、パイプの内
面、パイプの外面としても良く、両面即ち板の上・下両
面、パイプの内・外両面とすることも可能である。製品
が使用される状況に応じて、−面あるいは両面のうち適
切なほうを選択すれば良い。
その地熱間加工を行なった後に、例えば母材の強度、靭
性等を調質する目的で行なう焼き入れ焼き戻し、焼きな
らし等の熱処理、被覆層の耐食性を更に改善させる目的
で行なう溶体化熱処理や焼き鈍し等の熱処理、製品の形
状を調整するなどの目的で行なう冷間加工など必要に応
じてさらに他の加工を加えることもできる。いずれも必
要な強度、靭性、耐食性等に応じて選択することができ
る。
本発明は腐食性物質に対する抵抗を必要とする製品、高
温酸化に対する抵抗を必要とする製品及び耐摩耗性を必
要とする製品などを製造するために応用することができ
、例えば管、容器、板および棒など種々の形状に応用す
ることができる。あるいはさらに成形、溶接などを行な
って製品を製造するための素材として使用することも可
能であることはいうまでもない。
以下に本発明の実施例について説明する。
[実施例] 実施例1 第1表に示す材料及び製造条件で熱間加工に供する素材
を製造した。ここで、本発明例ん1〜2はスラブの上面
に被覆層を形成した例、本発明例43〜5はスラブの両
面に被覆層を形成した例、本発明例&6〜12は中空ビ
レットの内面に被覆層を形成した例、本発明例^13〜
1−6は中空ビレットの内外面に被覆層を形成した例で
ある。何れも合金粉末を熱間静水圧プレス法によって金
属素材の表面に被覆層として形成せしめた。各々の形状
を第2図、第3図、第4図及び第5図にそれぞれ示す。
第2図はスラブ4の上面に被覆層5を形成した例である
。第3図はスラブ4の上面及び下面に被覆層5を形成し
た例である。第4図は中空ビレット6の内面に被覆層5
を形成した例である。
第5図は中空ビレット6の内面および外面に被覆層5を
形成した例である。
一方、比較例^!7〜22はいずれも合金粉末をHIP
法によってスラブの上面に被覆層として形成せしめた例
であるが、*を付した点において本発明の条件を満たし
ていない、ものである。また、比較例&L23〜24は
他種金属として板あるいは管を用いて組み立てスラブあ
るいは組み立てビレットを製造した後に熱間加工を行な
う従来法である。熱間加工は、組み立てスラブでは熱間
圧延を、組み立てビレットでは熱間押出を行なった。
次にこれらの材料を第2表に示す条件で熱間加工して表
面被覆金属を製造した。その結果を第2表に合わせて示
す。また良好に熱間加工できたものについては、各種試
験を行なった結果も併せて第2表に示した。第2表で曲
げ試験はJIS G 0601およびJIS Z 31
24に準じて行ない、剪断強さ試験はJIS G 06
01に準じて行ない、超音波探傷試験はJIS G 0
601よびJIS Z 23441.:準じて行なった
第2表のうち比較例である417. &19および庵2
1は12時の温度が高すぎたために、比較例蒸18、4
20および^22は12時の圧力が低すぎたために、い
ずれも熱間加工中に被覆層に割れを生じたものである。
また、比較例の^23〜24は金属素材(母材)と他種
金属(合わせ材)とが熱間加工前に接合されていなかっ
たために、両者を均一に加工することができず、両者を
接合することもできなかったものである。
これに対して本発明に従って製造した例ん1〜16の各
材料は曲げ試験、剪断強さのいずれの特性にも優れてお
り、超音波探傷試験でも非接合部などの欠陥は全く検出
されなかった。また、熱間加工後の断面のミクロ観察結
果から、被覆層には気孔は全くなく、かつ均一で良好な
接合界面が得られていることが確かめられた。
実施例2 第3表に示す材料及び製造条件で熱間加工に供する素材
を製造した。ここで、本発明例I%L1〜2はスラブの
上面に被覆層を形成した例、本発明例&3はスラブの両
面に被覆層を形成した例、本発明例&4〜8は中空ビレ
ットの内面に被覆層を形成した例、本発明例I%L9〜
11は中空ビレットの内面および外面に被覆層を形成し
た例である。いずれも合金粉末を熱間静水圧プレス法に
よって金属素材の表面に被覆層として形成せしめた。各
々の形状を第2図、第3図、第4図及び第5図にそれぞ
れ示す。第2図はスラブ4の上面に被覆層5を形成した
例である。第3図はスラブ4の上面及び下面に被覆層5
を形成した例である。第4図は中空ビレット6の内面に
被覆層5を形成した例である。第5図は中空ビレット6
の内面および外面に被覆層5を形成した例である。
一方、比較例はいずれも合金粉末を旧P法によって中空
丸ビレット内面に被覆層として形成せしめた例であるが
、*を付した点において本発明の条件を満たしていない
ものである。
次にこれらの材料を第4表に示す条件で熱間加工して表
面被覆金属を製造した。その結果を第4表に合わせて示
す。また良好に熱間加工できたものについては、各種試
験を行なった結果も併せて第4表に示した。第4表で曲
げ試験はJIS G 0601およびJIS Z 31
24に準じて行ない、接合強さ試験はJIS H866
4に準じて行ない、接合部の欠陥長さ率は断面の光学顕
微鏡観察によって測定した非接合部の長さを界面の全長
で除して求めた。
第4表のうち比較例である412.414および五16
は均熱処理時の温度が低すぎたために、比較例&13.
 &15および&17は均熱処理を行なわなかったため
に、いずれも熱間加工はできたものの被覆層中に割れを
生じたものである。これに対して本発明に従って製造し
た例志1〜11の各材料は曲げ試験、接合強さのいずれ
の特性にも優れており、断面の光学顕微鏡観察で非接合
部などの欠陥は全く検出されなかった。また熱間加工後
の断面のミクロ観察結果から、被覆層には気孔や割れは
全くなく、かつ均一で良好な接合界面が得られているこ
とが確かめられ、著しく加工量の多い熱間加工であって
も優れた表面被覆金属が得られていることが確認された
実施例3 第5表に示す材料及び製造条件で熱間加工に供する素材
を製造した。ここで、本発明例&1〜2はスラブの上面
に被覆層を形成した例、本発明例&3はスラブの両面に
被覆層を形成した例、本発明例五4〜8は中空ビレット
の内面に被覆層を形成した例、本発明例Al19〜11
は中空ビレットの内面および外面に被覆層を形成した例
である。何れも合金粉末を熱間静水圧プレス法によって
金属素材の表面に被覆層として形成せしめた。各々の形
状を第2図、第3図、第4図及び第5図にそれぞれ示す
。第2図はスラブ4の上面に被覆層5を形成した例であ
る。第3図はスラブ4の上面及び下面に被覆層5を形成
した例である。第4図は中空ビレット6の内面に被覆層
5を形成した例である。第5図は中空ビレット6の内面
および外面に被覆層5を形成した例である。
一方、比較例はいずれも合金粉末をHIP法によって中
空ビレット内面に被覆層として形成せしめた例であるか
、*を付した点において本発明の条件を満たしていない
ものである。
次にこれらの材料を第6表に示す条件で熱間加工して表
面被覆金属を製造した。その結果を第2表に合わせて示
す。また良好に熱間加工できたものについては、各種試
験を行なった結果も併せて第6表に示した。第6表で曲
げ試験はJIS G 0601およびJIS Z 31
24に準じて行ない、接合強さ試験はJIS I+ 8
664に準じて行ない、接合部の欠陥長さ率は断面の光
学顕微鏡観察によって測定した非接合部分の長さを接合
部の全長で除して求めた。
第6表のうち比較例である412.415gよびh18
は溶体化熱処理時の温度が低すぎたために、比較例41
3.ん16および419は溶体化熱処理後の冷却速度が
小さすぎたために、比較例&+4.No17および馬2
0は溶体化熱処理を行なわなかったために、いずれも熱
間加工はできたものの被覆層に割れを生じたものである
。これに対して本発明に従って製造した例五1〜11の
各材料は曲げ試験。
接合強さのいずれの特性にも優れており、断面の光学顕
微鏡観察で非接合部などの欠陥は全く検出されなかった
。また熱間加工後の断面のミクロ観察結果から、被覆層
には気孔や割れは全くなく、かつ均一で良好な接合界面
が得られていることが確かめられ、著しく加工量の多い
熱間加工であっても優れた表面被覆金属が得られている
ことが確認された。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば優れた特性を有する表
面被覆金属の製造が可能であり、産業の発展に貢献する
ところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属素材の表面に他種金属の被覆層を形成する
ための熱間静水圧プレスにおける充填要領を示す図であ
る。第2図、第3図、第4図及び第5図は何れも本発明
方法に従う加工素材の積層要領を示す断面図である。 1・・・金属素材、2・・・他種金属粉末、3・・・カ
プセル、4・・・スラブ、5被覆層、6・・・中空ビレ
ット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属素材の表面に、多種金属の粉末を該他種金属の
    固相線温度以下で300kg/cm^2以上のガス圧を
    負荷する熱間静水圧プレスによって被覆層として形成せ
    しめた後に、熱間加工を施して延伸することを特徴とす
    る表面被覆金属の製造方法。 2、他種金属被覆層の形成が金属素材の両面にわたる請
    求項1記載の方法。 3、他種金属がNi基合金からなり、熱間静水圧プレス
    として1050〜1240℃で0.5〜10h保持して
    処理する請求項1または2記載の方法。 4、他種金属がCo基合金からなり、熱間静水圧プレス
    として1050〜1240℃で0.5〜10h保持して
    処理する請求項1または2記載の方法。 5、他種金属がTi基合金からなり、金属素材がFe基
    合金からなり、熱間静水圧プレスとして600〜900
    ℃で0.5〜10h保持して処理する請求項1または2
    記載の方法。 6、金属素材の表面に、他種金属の粉末を該他種金属の
    固相線温度以下で300kg/cm^2以上のガス圧を
    負荷する熱間静水圧プレスによって被覆層として形成せ
    しめ、均熱処理を加えた後直ちに熱間加工を施して延伸
    することを特徴とする表面被覆金属の製造方法。 7、他種金属被覆層の形成が金属素材の両面にわたる請
    求項6記載の表面被覆金属の製造方法。 8、他種金属がNi基合金からなり、熱間静水圧プレス
    として1050〜1240℃で0.5〜10h保持して
    処理し、さらに均熱処理として1050〜1240℃で
    0.5〜10h保持する請求項6または7記載の表面被
    覆金属の製造方法。 9、他種金属がCo基合金からなり、熱間静水圧プレス
    として1050〜1240℃で0.5〜10h保持して
    処理し、さらに均熱処理として1050〜1240℃で
    0.5〜10h保持する請求項6または7記載の表面被
    覆金属の製造方法。 10、他種金属がTi基合金からなり、金属素材がFe
    基合金からなり、熱間静水圧プレスとして600〜90
    0℃で0.5〜10h保持して処理し、さらに均熱処理
    として550〜900℃で0.5〜10h保持する請求
    項6または7記載の表面被覆金属の製造方法。 11、金属素材の表面に、他種金属の粉末を該他種金属
    の固相線温度以下で300kg/cm^2以上のガス圧
    を負荷する熱間静水圧プレスによって被覆層として形成
    せしめ、溶体化熱処理を加えた後に熱間加工を施して延
    伸することを特徴とする表面被覆金属の製造方法。 12、他種金属被覆層の形成が金属素材の両面にわたる
    請求項11記載の表面被覆金属の製造方法。 13、他種金属がNi基合金からなり、熱間静水圧プレ
    スとして1050〜1240℃で0.5〜10h保持し
    て処理し、さらに溶体化熱処理として1050〜124
    0℃で0.5〜10h保持した後5deg/sec以上
    の冷却速度で急冷する請求項11または12記載の表面
    被覆金属の製造方法。 14、他種金属がCo基合金からなり、熱間静水圧プレ
    スとして1050〜1240℃で0.5〜10h保持し
    て処理し、さらに溶体化熱処理として1050〜124
    0℃で0.5〜10h保持した後5deg/sec以上
    の冷却速度で急冷する請求項11または12記載の表面
    被覆金属の製造方法。 15、他種金属がTi基合金からなり、金属素材がFe
    基合金からなり、熱間静水圧プレスとして600〜90
    0℃で0.5〜10h保持して処理し、さらに溶体化熱
    処理として550〜900℃で0.5〜10h保持した
    後5deg/sec以上の冷却速度で急冷する請求項1
    1または12記載の表面被覆金属の製造方法。
JP63-40644A 1987-03-25 1988-02-25 表面被覆金属の製造方法 Granted JPH01202A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-40644A JPH01202A (ja) 1987-03-25 1988-02-25 表面被覆金属の製造方法
DE88103873T DE3881923T2 (de) 1987-03-25 1988-03-11 Verfahren zur Herstellung von beschichteten Metallrohre.
EP88103873A EP0283877B1 (en) 1987-03-25 1988-03-11 Method of producing clad metal tubes.
US07/172,633 US4844863A (en) 1987-03-25 1988-03-24 Method of producing clad metal

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6912787 1987-03-25
JP62-69127 1987-03-25
JP62-74485 1987-03-30
JP62-74484 1987-03-30
JP63-40644A JPH01202A (ja) 1987-03-25 1988-02-25 表面被覆金属の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPS64202A JPS64202A (en) 1989-01-05
JPH01202A true JPH01202A (ja) 1989-01-05
JPH0375601B2 JPH0375601B2 (ja) 1991-12-02

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02250906A (ja) 表面被覆金属の製造方法
EP0283877B1 (en) Method of producing clad metal tubes.
EP2272616B1 (en) Clad stainless steel substrates and method for making same
US5056209A (en) Process for manufacturing clad metal tubing
US6691397B2 (en) Method of manufacturing same for production of clad piping and tubing
TWI357444B (en) Zirconium-cladded steel plates, and elements of ch
US20110017339A1 (en) Method for rolled seamless clad pipes
US4995548A (en) Preparation process for coextrusion billets with multiple metallic cylindrical layers
JPH01202A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH04365817A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH02163306A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH0375601B2 (ja)
EP1025919B1 (en) Method for producing multilayer thin-walled bellows
JPH0364405A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JP2580099B2 (ja) 熱間静水圧プレス方法
JPH0361305A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH04350176A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH0790329A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH05295407A (ja) 二重管の製造方法
JPH05287320A (ja) 熱間静水圧プレス方法
JPH05237538A (ja) 表面被覆金属の製造方法
EP0454911B1 (en) A preparation process for coextrusion billets with multiple metallic cylindrical layers
JPH02258903A (ja) クラッド金属管の製造方法
JPS63114954A (ja) 表面被覆金属の製造方法
JPH0397805A (ja) クラッド管製造用ビレット