JPH0364405A - 表面被覆金属の製造方法 - Google Patents

表面被覆金属の製造方法

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JPH0364405A
JPH0364405A JP20020889A JP20020889A JPH0364405A JP H0364405 A JPH0364405 A JP H0364405A JP 20020889 A JP20020889 A JP 20020889A JP 20020889 A JP20020889 A JP 20020889A JP H0364405 A JPH0364405 A JP H0364405A
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temperature
vacuum
powder
hot
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JP20020889A
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Akihiro Miyasaka
明博 宮坂
Hiroyuki Ogawa
小川 洋之
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業−]二の利用分腎] 本発明は表面被覆金属の製造方法に係り、さらに詳しく
は耐食性、耐高温腐食性、耐酸化性、耐摩耗性などの特
性を有する層で金属の表面を被覆する方法に関するもの
である。
[従来の技術] 近41、産業の進歩と技術の発展により材料はまずまコ
)−厳しい環境で使用されるようにな−)てきた。例え
Gよ、エネルギー資源開発ては生産流体中に硫化水素や
炭酸カスを多量に含む石油や天然カス(いわゆるサワー
オイルやサワーカス)が開発されているか、開発に使用
される油井管やラインパイプなとの桐材としてイ1(合
金鋼ては腐nや割れを起こすため、ハステロイC−27
6やインコネル625(い1−れも商品名)といったニ
ッケル合金か既に使用されている。しかしこれら台企は
非常に高価であることか大ぎな難点である。従って、構
造材の表面にのみこれら合金を合わせ月として使用し、
強度は1地の金属(例えば低合金鋼)て石7「′保する
いわゆるクラツド鋼の使用か考えられた。
クラット鋼はその形状か管の場合には継]」jjj[、
管或いは溶接管として、形状が板の場合には斤延板とし
て種々の製造方法が確立または提案されている。しかし
、い1゛れも製造プロセスか複雑て歩留りか悪いという
難点に加えて、ハステロイC−271iやインコネル6
25といったニッケル合金を合わせ材とするクラソ]・
鋼、なかでもクラット鋼管は製造が非常に困難であって
未だ実用化されていない。木発明者等の研究によれはそ
の理由は、これら合金の熱間加工時の変形抵抗がa)材
となる低合金鋼や炭素鋼のそれに比べて著しく大きいた
め、熱間厘延なとの通常の製造プロセスでは合わせ村と
母材とを均一に加−[できず1両金属が狼立に変形する
ので接合することか難しいことにあると考えられる。
一方、バルブのスピンドル部や往復動型ポンプのピスト
ンおよびシリンダーなどの摺動部、あるいはスラリー輸
送用パイプといった部材では耐摩耗性か必要であるため
、例えばステライト合金(商品名〉などが、肉盛あるい
は溶射されて使用されている。さらに、高温で使用され
る圧力容器や鋼管には例えばNi−Cr合金やN i−
Cr−A I−Y合金やCo−Cr−A I−Y合金と
いった耐酸化性材料が、肉盛あるいは溶射によって被覆
される場合がある。しかし、これらはいずれも最終製品
に対して肉盛あるいは溶射されるため非常にコストの高
いものとなっている。加えて、小径バイブの内面といっ
た狭い部分には被覆できないと言う難j:、iを有して
いる。
ところで熱間静水圧プレス(tlll))法は従来から
良く知られた技術てあって、この方法を利用したクラッ
ト製品が提案されている。例えは時開n/(61223
]f)6号公報には、高合金粉末を粉末の固相線温度以
にに加熱′するとともにカス加圧して能率よく高合金ク
ラッド製品を製造する方法か開示されている。しかし、
この方法をはじめとして従来から報告ないし提案されて
いる熱間静水圧プレス法を利用したクラッド製品の製造
方法はいずれも最終製品に被覆するものであったためコ
ストが高く、かつ大型製品や長尺品(例えば12m長さ
)の製造はできないとつい難点をイrしていた。
また、特開昭6l−19000Ei号公報には金属円筒
とそれに同心をなす円筒内に粉末を充填して熱間押出す
ることによって金属円筒が加工された層および粉末層が
転化した充実層とか積層されたクラット金属管を得る方
法が、特開昭61i90007号公報および特開昭61
〜190008号公報には、金属円筒とぞれと径を異に
する円筒因に粉末を充填して等方静水I上て圧縮してヒ
レットを作り、これを熱間押出することによって金属円
筒か加工された層および粉果屑か11広化した充夫居と
が稍JHVfされたクラッド金属管を得るJ〕法が、そ
れぞれ開示されている。しかし、これらの方法によって
も超合金などを被覆した複合材において被覆金属内に割
れや空隙なとの欠陥のない良好な表面被覆金属を得るこ
とは必ずしも容易ではなかった。
これに対して本発明者らは、特開昭84−202号公報
において、金属素材の表面に、他種金属の粉末を該他種
金属の固相線温度以下てガス11ミを負荷する熱間静水
EFプレス(++11’)によって被覆層として形成せ
しめた後に、熱間加工を施して延伸する方法、さらに被
覆層として形成せしめた後に溶体化処理を施して熱間加
工を施して延伸する方法、あるいは均熱処理を加えた後
直ちに熱間加工を施して延伸する方法などを提案してい
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、耐食性、耐高温腐食性、耐酸化性、耐摩耗性
なと表面被覆か目的とする特性をl+I材に具備せしめ
た材料を、−段と安価にかつ容易に製造する方法を提供
するものである。
[課題を角q7丸するための手段] 本発明者等は上記の目的を達成するへく、その後も種々
実験と検3]を重ねた結果、ついに他種金属の粉末をま
ず金属素材(母材)の表面に冷間て成形かつ固着せしめ
てから真空中で金属素材および他種金属の固相線温度以
下の高温に加熱し保持した七で冷却し真空外へ取り出し
、続いて該他種金属の固相線温度以fの熱間静水圧プレ
スによって被覆層として形成せしめ、さらに熱間加工を
施して延伸する方法を見出すに至った。冷間て成形かつ
固着せしめて手から真空中で金属素材および他種金属の
固相線以下の高温に加熱し保持した場合、他種金属被覆
層は続いて熱間静水圧プレスを施すに際して密閉容器に
封入する必要かなくなり、密閉容器の製造・組立、真空
密閉、および熱間静水圧プレス後の密閉容器の除去とい
ったプロセスが省略できる。また、かかる方法で形成し
た他種金属被覆層は続く熱間加工に対して充分な熱間加
工性を持ち、被覆層(合わせ材)と金属素材(母材)と
の間には充分な接合強度が例与されること、後続の熱間
加工において被覆層(合わせ材)と金属素材〈母材)と
を1勺−かつ同時に加工できること、得られた表面被覆
金属は被覆層(合わせ材)と金属素材(母材)とのいj
゛れも欠陥がなく肉厚なとの寸法も均一であることがわ
かった。従って、表面被覆金属を一段と安価に、迅速に
、かつ容易に製造することが可能である。
さらに本発明者らは真空中で加熱し保持する条件につい
て種々検討した結果、他種金属がニッケル基合企、鉄基
合金、コバルト基合金である場合には、1050℃〜1
240℃て1〜10h保持すれば良く、他種金属がチタ
ン基合金からなりかつ金属素側が鉄基合金からなる場合
には、600℃〜900℃て1〜lOh保持ずれば良い
ことがわかった。また、真空中で加熱し保持することに
よってつくられた他種金属層を熱間静水圧プレスする条
件についても詳細に検討した結果、ガス圧としては30
0kg/cm2以−4二あれは良く、温度と保持時間に
ついては他種金属がニッケル塾合金、鉄基合金、コバル
ト基合金である場合には1050℃〜1240℃て(]
、5〜10h保持1−れば良く、他種金属かチタノノ、
シ合金からなりかつ金属素材か鉄基合金からなる場合に
は、600℃〜900℃て0.5〜10h保持すれは良
いことかわかった。
一=方、本発明名らは金属累月の表面に他種金属の粉末
を冷間で固着せしめる方法を検8=f シた結果、冷間
プレスあるいは冷間静水J)IEプレスか」二記の目的
に適していることも見出した。さらに他種金属の粉末を
冷間で固着せしめた後の話他種金属粉末層の空孔率を3
0%以下としておくと、真空中で加熱し保持した後の他
種金属層の熱間加工性か段と改善されること、また真空
中において加熱し保持するに際し、雰囲気の圧力を1 
x to−”Torr以下にしておくと、被覆層の熱間
加工性が一段と良くなることを見出した。
本発明は上記の知見に基いてなされたものでその要旨と
するところは、金属素材の表面に他種金 0 属の粉末を冷間て固着せしめかつ粉末層として形成せし
・めた後に、真空中において金属素材および他種金属の
固相線温度以下の高温に加熱し保持した+て冷却して真
空外へ取り出し、該他種金属の固相線温度以下の熱間静
水圧プレスによって被覆層として形成せしめ、さらに熱
間加工を施して延伸することを特徴とする表面被覆金属
の製造方法にあり、さらに」二記方法において、他種金
属粉末層の空孔率か30%以干にまで冷間で低減するこ
と、冷間プレスもしくは冷間静水圧プレスで他種金属の
粉末を固着せしめかつ粉末層として形成せしめること、
雰囲気の圧力がI X 1O−3Torr以下の真空中
で加熱し保持すること、他種金属がニッケル基合金、鉄
基合金、コバルト基合金である場合には真空中で105
0℃〜1240℃で1〜10h保持し熱間静水圧プレス
に際して1050℃〜1240℃で0.5〜10h保持
すること、他種金属かチタン基合金からなりかつ金属素
材か鉄基合金からなる場合には、真空中で600℃〜9
00℃て1〜10h保持し熱間静水j干プレスに際して
600℃〜900℃で0.5〜10h1 保持すること、を随時組み合せ適用した表面被覆金属の
製造方法にもある。
ここで「母材」となる金属素材および「合わせ利」とな
る他種金属の種類については格別に制限されるものでは
なく、例えば金属素材としては炭素鋼、低合金鋼、ステ
ンレス鋼、ニッケル及びニッケル合金、コバルト及びコ
バルト合金、チタン及びチタン合金などが挙げられる。
一方、合わせ材としては耐食性、耐高7品腐食性、耐酸
化性、耐摩耗性などの機能のうち、必要な機能に応して
選択すればよく、例えばハスアロイ。ステライト。
Ni−Cr合金、スデンレス鋼、FcJ、%超合金ニッ
ケル及びニッケル合金、コバルト及びコバルト合金、チ
タン及びチタン台金などを挙げることができる。
以下本発明の詳細な説明する。
[作用] まず本発明においては金属素材の表面に他種金属の粉末
を冷間で固着せしめるのであるか、他種金属は粉末を用
いて、例えば第1図に示す要領て 2 金属素材1と他種金属粉末2とを容器3内に充填し、次
いて冷間で容認の外部から圧縮して他種金属粉末を凝集
させるとともに予備成形し、他種金属粉末層の金属素材
の表面に固着せしめる。このとき容器内は必ずしも真空
である必要はなく、大気ままても良い、1勿論真空とし
ても良い。冷間で固着せしめる方法としては、例えば冷
間ブレスあるいは冷間静水圧プレスなどを適用すること
ができる。冷間での固着を冷間静水圧プレスで行なう場
合には、容器内は密閉する必要がある。なお、本発明に
おいて冷間とは金属素材および他種金属の再結晶温度以
下を指す。容器は必ずしも剛性の高いものである必要は
なく、他種金属粉末の充填と冷間での固着に際し取扱い
に支障のない程度に軟らかい材料てあっても良い。
次に真空中において、金属素材および他種金属の固相線
温度以下の高温に加熱し保持するのであるが、この結果
として、後の熱間静水圧プレスにおいて密閉容器を使用
しなくても他種金属粉末層に静水圧を有効に作用させる
ことが可能になる。
加熱温度は母材金属と合わせ材金属との種類によって異
なるが、熱間加圧性を良好に保つためには両方の金属の
固相線温度以下でなければならない。それは、固相線温
度を超えて加熱すると一部あるいは全部が溶融し、冷却
時に成分元素の偏析を生じ熱間加圧性が低下するためで
ある。但し、加熱温度は金属素桐および他種金属のlI
!i+相線Q+of a以下の範囲で高いほど効果的で
ある。真空中ての加熱・保持が終Yしたら、取扱いに支
障のない程度の温度まで冷却した後に真空外へ取り出す
他種金属がニッケル基合金、鉄基合金、コバルト基合金
のいずれかからなる場合には、真空中での加熱温度は1
050℃〜1240℃の範囲とし、加熱時間は1〜10
hとすることが好ましい。カロ熱7品度か1050℃未
満では非常に長い時間の処理が必要となるためてあり、
加熱温度が1240℃を超えると前述の理由から他種金
属粉末層の熱間加工性が低下−するため、いずれも後続
の熱間加丁が困難になるためである。一方、加熱時間を
上記の範囲とするのは、加熱時間が1h未満では上記の
温度範囲でい 3 4 かに加熱温度を高くしてもその効果か不充分であり、加
熱時間をlOhを超えてさらに長くしてもその効果は飽
和しているからである。
他種金属かチタン基合金からなり金属素材か鉄基合金か
らなる場合には、真空中て600℃〜900℃の範囲と
し、加熱時間は1〜10hとすることか好ましい。加熱
温度か600℃未満ては非常に長い時間の処理か必要と
なるためてあり、加熱温度か900℃を超えるとチタン
と鉄とか反応するために、いずれも後続の熱間加工か困
難になるためである。一方、加熱時間を上記の範囲とす
るのは、加熱時間が1h未満ては上記の温度範囲でいか
に加熱温度を高くしてもその効果が不充分であり、加熱
時間を10hを超えてさらに長くしてもその効果は飽和
しているからである。
真空中で加熱し保持する際の真空が真空度の高い、即ち
雰囲気の圧力か低いほと好ましい。雰囲気の月二力かI
 X 1O−3Torr以ドてあれば良好な熱間加工性
を存する被覆層を形成することかできる。
さらに、金属素材および他種金属の固相線温度 5 以Fて300kg/Cl112以上のカス1」−を負荷
する熱間静水ILブレスを施すのであるか、この結果と
して他種金属の熱間加工性が一段と敗善され、他種金属
と金属素材との結合も強固なものになり、熱間加工て両
名を同時かつ均一に延伸することか一段と容易になるの
である。良好な熱間月下性をイ1−づ−る被覆層を得る
目的のためには、熱間静水圧プレスは充分高い温度と圧
力において充分長い時間行なうことかJR要である。
この場合にも加熱温度は母材金属と合わせ材金属との種
類によって異なるか、熱間加工+Lを良好に保つために
は両方の金属の固相線温度以下てなければならない。そ
れは、固相線温度を超えて加熱すると一部あるいは全部
が溶融し、冷却時に成分元素の偏析を牛し熱間加F+1
かイ氏下=するためである。但し、加熱温度は金属素材
および他種金属の固相線温度以下の範囲でI′:4いは
と効果的である。ガス注を300kg/c+r+2以−
1−とするのは、ガスJ干が300kg/cm2未満で
は熱間静水圧プレスに必要な処理時間が長時間になりす
ぎて生産効率が暑しく 6 低下゛するためである。
他種金属かニッケル基合金、鉄基合金、コバルト基合金
のいずれかからなる場合には、熱間静水圧プレスでの加
熱温度は1050℃〜1240℃の範囲とし、加熱11
.9間は 0.5〜10hとすることが好ましい。加熱
温度が1050℃未満ては非常に長い時間の処理か必要
となるためてあり、加熱温度か1240℃を超えると前
述の理山がら他種金属粉末層の熱間力[[性か低−トす
るため、いずれも後続の熱間加工が困難になるためであ
る。一方、加熱時間を上記の範囲とするのは、加熱時間
か0.5h未満ては」7゜記の温度範囲でいかに加熱温
度を高くしても良好な熱間加−に性をイjする被覆層を
得ることは困難だからであり、加熱時間を10hを超え
てさらに長くしてもその効果は飽和しているからである
他種金属かチタン基合金からなり金属素材が鉄基合金か
らなる場合には、熱間静水圧プレスての加熱温度は60
0℃〜900℃の範囲とし、加熱時間は 0.5〜10
hとすることが々Tましい。加熱温度か600℃人漏′
Cは1記の温J9範囲ていかに加熱温度を高くしても良
好な熱間加工性を’4Tする被覆層を得ることは困難た
かうであり、加熱時間をlOhを超えてさらに長くして
もその効果は飽和1ノでいるからである。
方、熱間月下後に良好な被覆金属を得るためには、真空
中ての加熱をする前に冷間て固着された状態における他
種金属粉末層の相対密度か高いほとよく、空孔率か11
0%以下であれば真空中で加熱することによって密閉容
器を使わなくても熱間静水圧プレスを有効に作用させる
ことが容易になる。
次に本発明においては被覆層形成後熱回加りを行なうの
であるが、上記の条件て被覆層を形成した場合には複合
材であっても通常と同様にして熱間加圧することかてき
る。本発明における熱間加工のl」的は被覆した金属素
材を延伸することによって長尺の表面被覆金属を製造し
たり、或いは複雑な形状の表面被覆金属を製造すること
に有り、製品の形状に1心して熱間作廷、熱間鍛込、熱
間押出などの熱間加工法を適用することかてきる。
 7 8 尚、本発明において熱間加工とは母材である金属素材及
び合わせ材である被覆金属が成型等の目的で通常加工さ
れる温度範囲ての加工を指すが、加工温度の選定に際し
ては母材及び被覆層の両方に対して適切な温度を選定す
る必要がある。
本発明においては金属素材の形状が板或いはバー(ブの
賜金には被覆層を一つの面、例えば板の上面、パイプの
内面、パイプの外面としても良く、両面即ち板の上・下
両面、パイプの内・外両面とすることも可能である。製
品が使用される状況に比・じて、−面あるいは両面のう
ち適切なほうを選択すれば良い。
その地熱間加工を行なった後に、例えば母材の強度、靭
性等を調質する目的て行なう焼き入れ、焼き戻し、焼き
ならし等の熱処理、被覆層の耐食性を更に改善させる目
的で行なう溶体化熱処理や焼き鈍し等の熱処理、製品の
形状を調整するなとの目的て行なう冷間加工なと必要に
応じてさらに他の加工を加えることもてきる。いずれも
必要な強度、靭性、耐食性等に応じて選択することがで
 9 きる。
本発明は腐食性物質に対する抵抗を必要とする製品、高
温酸化に対する抵抗を必要とする製品及び耐摩耗性を必
要とする製品などを製造するために応用することができ
、例えば管、容器、板および棒など種々の形状に応用す
ることがてきる。あるいはさらに成形、溶接などを行な
って製品を製造するための素材として使用することも可
能であることはいうまてもない。
以下に本発明の実施例について説明する。
[実施例] 実施例1 第1表に示す材料及び製造条件て熱間加工に供する素材
を製造し・た。ここて、本発明例&1〜2は中空ヒレッ
トの内面に被覆層を形成した例、本発明何泊3〜4は中
空ビレットの内外面に被覆層を形成した例、本発明例&
5〜6はスラブの一1面に被N層を形成した例、本発明
例NO,7〜8はスラブの両面に被覆層を形成した例、
本発明例#o、 9は丸棒の外面に被覆層を形成した例
である。いずれ 0 も被覆J曽用の金属粉本を冷間て固着せしめた後に真空
中て高温に加熱し保持した上で冷却し′C真空外へ取り
出し、さらに熱間静水圧プレスによって被覆層として形
成せしめた。各々の形状を第2図、第3図、第4[ン1
、第5図及び第6図にそれぞれ示す。第2図は中空ビレ
ット4の内面に被覆層5を形成した例である。第3図は
中空ビレット4の内面及び外面に被覆層5を形成した例
である。
第4図はスラブ6の上面に被覆層5を形成した例である
。第5図はスラブ6の上面および下面に被覆層5を形成
した例である。第6図は丸棒(中実ビレット)7の外面
に被覆層5を形成した例である。
一方、比較側路10は合企粉末を冷間で中空ビレットの
内面に固着した後そのまま1lIPシた例であり、比較
例&Ilは冷間ての固着、真空中ての加熱か不充分な例
てあり、また比較例ン12は他種金属として板を用いて
組み立てスラブを製造した後に熱間加工する従来法であ
る。
次にこれらの材料を第2表に示す条件で熱間加−T−し
て表面被覆金属を製ノ青した。その結果を第2表に合わ
せて示す。また良好に熱間加工てきたものについては、
各種試験を行なった結果も併せて第2表に示した。第2
表で曲げ試験は、lTS G 060オヨびJIS Z
 :l]2−1ニ準して行ない、超−14波探傷4JL
験はJIS G 0601およびJIS Z :l12
4ニQ”じて行ナッた。第2表中の曲げ試験結果C○は
割れ、剥離ども発生しなかったことを示す。
第2表のうち比較例であるM110〜11はい1゛れも
被覆層に微小割れを牛している。また、比較例の/Vo
、12は金属素材く1す材)と他種金属(合わせ材)と
が均一に加工されず、ましてや両者を接合することもで
きなかったものである。
これに列して本発明に従って製造した例&1〜9の各飼
料は111jげ試験特性に優れており、超%7波深傷試
験でも非接合部などの欠陥は全く検出されなかった。ま
た、熱間加工後の断面のミクロ観察結果から、被覆層に
は気孔は仝〈なく、かつ均で良好な接合界面が得られて
いることが確かめられた。
1 2 24 [発明の効果] 以1−二連へたように本発明によれば優れた特性を有す
る表面被覆金属を安価にして容易に製造することか可I
’iFsてあり、産又の発JJCにi1献するところ極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属素材の表面に他種金属の粉末を固着するた
めの冷間予備成形における充填要領を示す断面図である
。第2図、第3図、第4171 、第5図及び第6図は
いずれも本発明方法に従う加に素材の積層要領を示す断
面図である。 1・・・金属素側、2・・・他種金属粉末、3・・・容
器、4・・・中空ビレット、5・・・被覆層、6・・・
スラブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属素材の表面に他種金属の粉末を冷間で固着せし
    めかつ粉末層として形成せしめた後に、真空中において
    金属素材および他種金属の固相線温度以下の高温に加熱
    し保持した上で冷却して真空外へ取り出し、該他種金属
    の固相線温度以下の熱間静水圧プレスによって被覆層と
    して形成せしめ、さらに熱間加工を施して延伸すること
    を特徴とする表面被覆金属の製造方法。 2、熱間静水圧プレスを300kg/cm^2以上のガ
    ス圧で行う請求項1記載の表面被覆金属の製造方法。 3、他種金属がニッケル基合金からなり、真空中におい
    て加熱し保持するに際して1050℃〜1240℃で1
    〜10h保持し、熱間静水圧プレスに際して1050℃
    〜1240℃で0.5〜10h保持する請求項1記載の
    表面被覆金属の製造方法。 4、他種金属が鉄基合金からなり、真空中において加熱
    し保持するに際して1050℃〜1240℃で1〜10
    h保持し、熱間静水圧プレスに際して1050℃〜12
    40℃で0.5〜10h保持する請求項1記載の表面被
    覆金属の製造方法。 5、他種金属がコバルト基合金からなり、真空中におい
    て加熱し保持するに際して1050℃〜1240℃で1
    〜10h保持し、熱間静水圧プレスに際して1050℃
    〜1240℃で0.5〜10h保持する請求項1記載の
    表面被覆金属の製造方法。 6、他種金属がチタン基合金からなり、かつ金属素材が
    鉄基合金からなり、真空中において加熱し保持するに際
    して600℃〜900℃で1〜10h保持し、熱間静水
    圧プレスに際して600℃〜900℃で0.5〜10h
    保持する請求項1記載の表面被覆金属の製造方法。 7、金属素材の表面に他種金属の粉末を冷間で固着せし
    める手段が冷間プレスである請求項1〜5のいずれか1
    項記載の表面被覆金属の製造方法。 8、金属素材の表面に他種金属の粉末を冷間で固着せし
    める手段が冷間静水圧プレスである請求項1〜5のいず
    れか1項記載の表面被覆金属の製造方法。 9、金属素材の表面に他種金属の粉末を冷間で固着せし
    めた後の該他種金属粉末層の空孔率が30%以下である
    請求項1〜7のいずれか1項記載の表面被覆金属の製造
    方法。 10、真空中において加熱し保持するに際し、雰囲気の
    圧力が1×10^−^3Torr以下であることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項記載の表面被覆金属
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1020238A4 (en) * 1997-09-04 2004-07-21 Hongzhuan Zheng ROLLING MILL WITH TWO-DIMENSIONALLY CONTROLLED ROLL BENDING

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