JPH01201116A - 航空機の対空速度及び航行方向の検出方法及びその装置 - Google Patents

航空機の対空速度及び航行方向の検出方法及びその装置

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JPH01201116A
JPH01201116A JP63294489A JP29448988A JPH01201116A JP H01201116 A JPH01201116 A JP H01201116A JP 63294489 A JP63294489 A JP 63294489A JP 29448988 A JP29448988 A JP 29448988A JP H01201116 A JPH01201116 A JP H01201116A
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signal
pressure
component
frequency
aircraft
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JP63294489A
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Iii William W Flint
ウイリアム ウオレス フリント,ザサード
Richard C Filipkowski
リチャード シイ.フイリプコワスキー
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Original Assignee
United Technologies Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P13/00Indicating or recording presence, absence, or direction, of movement
    • G01P13/02Indicating direction only, e.g. by weather vane
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/14Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring differences of pressure in the fluid

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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、航空機の対空速度及び方向の検出方法及び
その装置に関するものである。特に、本発明は、回転部
材の端部における圧力変化を示す信号に基づいて対空速
度及び方向を検出する方法及び装置に関するものである
[従来の技術] 航空機の航行速度及び航行方向を検出するために、回転
アームの端部に圧力センサを取り付け、航空機の空気中
における運動によって生じる圧力変化を解析することは
、例えば、デイ−、エフ。
ダウ(D、F、Daw)に付与されたアメリカ特許第4
.360.888号に開示されて公知である。
ダウ特許に開示されている飛行速度計はヘリコプタの飛
行速度を計測するためのもので、ヘリコプタのロータブ
レードの一つの先端部に圧力検出プローブを配置した構
成となっている。このダウ特許の構成においては、ロー
タブレードが回転しているとき、タブレード先端部にお
ける圧力の周期的な変動幅は、ヘリコプタの移動速度に
応じて変化する。圧力の周期的な変化は、電気信号に変
換され、この電気信号が一対の対向するコアコイルを用
いた誘導結合手段を介して出力される。この場合、コア
コイルを相互に直交し、かつ航空機の前後方向の軸線に
対して所定の位置関係で配設することによって、全ては
移動速度成分の計測が可能となる。また、全ての移動成
分を計測することによって、航空機の軸線に対する移動
方向の検出が可能となる。多くのヘリコプタには、スリ
ップリングが設けられていないので、ダウ特許に示され
た誘導結合による信号伝達方向は、ヘリコプ夕において
特に有効なものとなっている。
オンクセン特許には、全方位対空速度検出装置が示され
ている。オンクセン特許の方式は、複数の中空管状アー
ムの端部にそれぞれピトー型センサを配設し、二つのセ
ンサの検出圧力の差を示す圧力差信号に基づいて航空機
の対空速度を算出している。このオンクセン特許に開示
された装置においては、対空速度が零以外のときには、
センサに流通する空気の速度は正弦曲線状に変化し、セ
ンサアームが気流に対して直交する位置において最大と
なる。即ち、センサアームが気流に対して直交した状態
では、向い風状態の気流に対するセンサの相対速度はア
ームの速度と気流の速度の和に相当する速度となり、追
い風状態では、アーム速度と気流の速度の差に相当する
速度となる。従って、二つの中空管状アームにおける圧
力に差が生じる。そこで変換器を用いて、二つの圧力差
とアームに流通する空気の合計速度に比例する電圧信号
が発生される。一方、二つのセンサアームが気流と平行
になった場合、各センサ内の空気の流通速度は等しくな
り、圧力差変換器の出力電圧は零となる。従って、オン
クセン特許によれば、圧力差変換器の出力電圧は正弦波
となり、この正弦波の振幅は対空速度を示し、正弦波の
位相は気流の方向を示すものとなる。オンクセン特許で
は、この正弦波を基準位相を用いて対空速度信号を前後
方向成分と側方成分とに分解している。
なお、ダウ特許に開示された方式では、ピックアップコ
イルの配置によって、自動的に前後方向成分と側方成分
に分解出来るように構成されている。
これら、オンクセン特許とダウ特許の双方では、回転ア
ームの端部における圧力は、純粋に正弦波的に変化する
ことを萌提としている。
なお、上記以外の回転式の圧力センサ装置は、例えばペ
イルマン(Bailman)に付与された米国特許第3
,400,584号、第3.726.139号、第4,
065,957号及び第4,071,570号に開示さ
れている。
本発明の目的は、新規で、効率的に航空器の対空速度を
計測出来る計測方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、航空器の固定規準フレームにおけ
る気塊に対する航空機の航行方向を検出することが出来
る対空速度及び方向の計測方向及び装置を提供とするこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の第一の構成によれば、回転部材の端部における
圧力を示す圧力検出信号と、予じめ設定された基準フレ
ーム内における回転部材の所定の基準位置を検出して周
期的に発生される基準位置信号と、及び気塊の静圧を示
す静圧検出信号に基づいて、航空機の対空速度と前記基
準フレームに対する航行方向を検出する装置であって、
周期的に発生される基準位置信号に応じて前記回転部材
の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定される複
数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング周期にお
ける検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリングするサ
ンプリング手段と、及び 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
ンプルを処理して、各圧力サンプルに関して回転部材の
端部における圧力をしめす圧力成分信号を発生し、該圧
力成分信号と前記静圧検出信号に応じて航空機の対空速
度と航行方向を算出する信号処理手段とによって構成し
たことを特徴とする航空機の対空速度及び航行方向の検
出装置が提供される。
なお、前記信号処理装置は、 各サンプリング周期における前記回転部材の端部におけ
る検出圧力の定常圧力成分を示す定常圧力成分信号を発
生する手段と、 前記各サンプリング周期における定常圧力成分信号を加
算して定常成分信号を発生する手段と、各サンプリング
周期における、回転部材の端部の一次調波成分に関して
、前記一次調波の各位相の値をしめす一対の直角位相調
波信号を発生する手段と、 各位相の直角位相調波信号を加算して一対の直角位相成
分信号を発生する手段と、 前記一対の直角位相成分信号の各位相成分の大きさを示
す一次調波信号を形成する手段と、前記定常成分信号と
、前記一次調波信号と及び前記静圧検出信号に基づいて
航空機の気塊に対する速度を示す対空速度信号を発生す
る手段と、及び、 前記一対の直角位相成分信号に基づいて航空機の基準フ
レームに関して航行方向を示す航行方向信号を発生する
手段とで構成する。また、前記回転部材の端部の圧力を
示す圧力検出信号は回転部材の回転周波数よりも高い周
波数の周期信号であり、気塊に対する航空機の動作によ
って発生する圧力変動に比例して周波数変調されており
、前記サンプリング手段は、周波数変調された圧力検出
信号の平均周波数を算出して、この平均周波数を示す信
号を発生する手段を有する。
さらに、前記周波数変調された圧力検出信号の平均周波
数の算出手段は、 複数のサンプリング周期の各サンプリング周期における
周波数変調された圧力検出信号のサイクルを計数し、計
数値を示す圧力サイクル信号を発生する手段と、 各サンプリング周期における、周波数一定の周波数信号
を計数して、計数値に応じたクロックサイクル信号を発
生する手段と、 前記圧力サイクル信号を前記クロックサイクル信号で除
算して、各サンプリング周期における前記除算結果を示
す商信号を発生する手段と、及び前記商信号と前記クロ
ックサイクル信号を乗算して、各サンプリング周期の周
波数変調された圧力検出信号の平均周波数を示す平均周
波数信号を発生する手段とで構成する。前記定常圧力成
分信号の加算手段及び前記直角位相調波成分信号の加算
手段は、回転部材の一回転分のサンプリング周期の定常
圧力成分及び直角位相調波成分信号を加算する。
またさらに、前記一次調波信号の発生手段は、各位相の
直角位相成分信号の各別に二乗して二乗信号を発生する
手段と、 前記各位相の二乗信号を加算して加算信号を発生する手
段と、 前記加算信号を1/2乗して加算信号の平方根を求めて
前記一次調波信号を発生する手段とで構成する。
前記対空速度の算出手段は、 前記定常成分信号を前記静圧検出信号で除算して定常成
分信号値の前記静圧検出信号値に対する比信号を発生す
る手段と、 前記比信号を2/7乗して2/7乗根信号を発生する手
段と、 前記検出された静止温度信号を前記一次調波信号で乗算
して積信号を発生する手段と、前記積信号を定常成分信
号で除算して商信号を発生する手段と、及び 前記商信号と、所定の定数信号と2/7乗信号を乗算し
て対空速度信号を発生する手段とで構成する。また、前
記回転部材の一回転中に設定されるサンプリング周期の
数mに応じてしくm/π)3in(π/m)]”で決定
される補正値により前記一次週整波信号を補正する手段
を設けることも出来る。
本発明の第二の構成によれば、回転部材の端部における
圧力を示す圧力検出信号と、予じめ設定された基準フレ
ーム内における回転部材の所定の基準位置を検出して周
期的に発生される基準位置信号と、及び気塊の静圧を示
す静圧検出信号に基づいて、航空機の対空速度と前記基
準フレームに対する航行方向を検出する装置であって、
周期的に発生される基準位置信号に応じて前記回転部材
の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定される複
数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング周期にお
ける検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリングするサ
ンプリング手段と、及び 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
ンプルをフーリエ変換により処理して、各圧力サンプル
に関して回転部材の端部における圧力をしめすフーリエ
圧力成分信号を発生し、該フーリエ成分信号と前記静圧
検出信号に応じて航空機の対空速度と航行方向を算出す
る信号処理手段とによって構成したことを特徴とする航
空機の対空速度及び航行方向の検出装置が提供される。
さらに、本発明の第三の構成によれば、回転部材の端部
における圧力を示す圧力検出信号と、予じめ設定された
基準フレーム内における回転部材の所定の基準位置を検
出して周期的に発生される基準位置信号と、及び気塊の
静圧を示す静圧検出信号に基づいて、航空機の対空速度
と前記基準フレームに対する航行方向を検出する方法で
あって、周期的に発生される基準位置信号に応じて前記
回転部材の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定
される複数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング
周期における検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリン
グし、 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
ンプルをフーリエ変換により処理して、各圧力サンプル
に関して回転部材の端部における圧力をしめすフーリエ
圧力成分信号を発生し、及び、 該フーリエ成分信号と前記静圧検出信号に応じて航空機
の対空速度と航行方向を算出するようにしたことを特徴
とする航空機の対空速度及び航行方向の検出方法が、提
供される。
[実施例] 以下に、本発明の好適実施例による対空速度及び方法の
計測方法及び装置を添付する図面を用いて説明する。
第1図は、第6図に示す装置を用いた対空速度及び方向
の計測方法の該略を示すもので、回転部材の端部におけ
る圧力を示す検出圧力信号を用いて航空機の航行速度及
び航行速度を検出するものである。回転部材は、例えば
アメリカ特許第4.360.888号に示すように、モ
ータによって回転駆動される回転軸と、この回転軸の軸
線に直交し、対称に伸びる一対の回転アームとで構成さ
れている。
なお、回転部材の構成は、上記の構成に限定されるもの
ではない。また、圧力センサは、例えばアメリカ特許第
3.332,282号に示すように、ヘリコプタのロー
タ1の端部に配設することも可能である。なお、センサ
の配置に関しても、上記のヘリコプタのロータの端部に
配設することは、必須なものではなく、必要に応じて適
宜選択し得るものである。第8図に示すように、ヘリコ
プタのロータlは、上方から見て反時計回りに所定の速
度、例えば5RPM、で回転する。第8図に示すロータ
lを持つヘリコプタは、気塊中を飛行速度v7で移動し
ている。流速V〒で流れる気塊は、以下「気流」と称す
る。ロータブレード3の先端部2における圧力を計測す
る場合、ロータブレード3が気流にたいして向い風状態
で回転しているのでセンサによって測定される測定値(
PTSS)は、SRPMで回転するロータの定常状態の
速度から航空機(ヘリコプタ)の飛行速度v7を差引い
た速度に比例する。
一方、気流にたいして追い風状態で回転移動するブレー
ド5の先端部4における圧力を計測する場合、計測値(
PTSS)は、ロータ5の定常状態における速度と気塊
に対する航空機の飛行速度VTとの和となる。
上記のような、ロータブレード先端部における圧力変化
は、第9図に示されている。第9図は、ロータブレード
の方位角に対する通常状態におけるロータブレードの先
端部における圧力変化を示している。第9図において、
圧力変化を示す波形6の振幅7は、理論的には、気塊に
対する対空速度を示している。また、第9図に示す、位
相角φは、航空機の規準フレームに対する航空機の航行
方向を示している。第5図には、ヘリコプタの固定座標
系を示しており、航空機(ヘリコプタ)の固定航行方向
軸線の方位角との関係を示している。
第8図の構成において、信号処理ユニット8は、ロータ
ブレード3.5の先端部2.4に配設された圧力センサ
(図示せず)の少なくとも一つと接続されたスリップリ
ング装置9より検出圧力信号を人力される。この圧力セ
ンサとしては、スウイングル等(Svindal et
 al)に付与されたアメリカ特許第4,405.97
0号、グランサム等(Granthaa et al)
に付与されたアメリカ特許第4.415,948号及び
第4゜467.394号、メール(Male)に付与さ
れたアメリカ特許第4,517,622号及びベリスタ
イン(Beristain)に付与されたアメリカ特許
第4.530,029号等に示されたセンサ、及び他の
周知のいかなるタイブの圧力センサを用いることが出来
る。
第1図において、本発明の好適実施例による対空速度及
び航行方向の測定方法を実行するために、検出段10で
は、圧力、温度を含む種々のパラメータが検出している
。この検出段10は、検出したパラメータに応じた信号
値を持つパラメータ検出信号を出力している。このパラ
メータ検出信号には、圧力検出信号が含まれている。な
お、検出段10は、各検出パラメータに応じたセンサ、
検出器群で構成されている。パラメータ信号は、検出段
lOよりせんぶりんぐ段12でサンプリングされる。ま
た、パラメータ信号は、サンプリング段12に主釣りを
腐れると同時に、サンプリング段より後の処理を行う各
信号処理段にも入力される。第1図において、前記した
回転部材に設けた圧力センサにより出力される検出圧力
信号は、信号線又はデータライン14を介してサンプリ
ング段12に入力されるものとして示されている。デー
タライン14を通じてサンプリング段12でサンプリン
グされる検出圧力信号は、第8図及び第9図に示すよう
に、航空機の航行速度に応じて振幅を変化し、航行速度
の増速に伴って幅振が大きくなる略正弦波状の信号とな
っている。ヘリコプタがホバーリング状態となっている
場合には、気塊に対するヘリコプタの相対速度は零とな
るので、検出圧力信号の信号値の振幅は零となる。この
ときの検出圧力信号の信号値は、回転部材の回転運動に
よる定常値(PTSS)となる。なお、この定常値(P
TSS)は、静圧よりも大きなものとなっている。
各回転部材の回転毎の検出圧力信号のサンプリングには
所定のサンプリング時間を要する。サンプリング段12
によってサンプリングされた検出圧力信号は、データラ
イン18を介して信号処理部19に供給される。この信
号処理部19には、マツピング段20を有している。な
お、マツピング段20は、必要に応じて省略することも
可能であり、この場合には、サンプリング段12の出力
は、データライン24を介して直接分析段26に供給さ
れる。また、データライン18で、分析段26に供給す
る前に、サンプリング段12の出力を単純に線形処理す
ることも可能である。しかしながら、分析段26で、フ
ーリエ分析による成分分離処理を行うために、データラ
イン18にサンプリング段12より供給される圧力サン
プル値をマツピング段20によって非線形処理を行って
おくことが望ましい。マツピング段20では、供給され
た圧力サンプル値に基づいてマツピングを行って分析段
26にデータライン28を介して供給する圧力データを
形成する。分析段26ではデータライン28を介してマ
ツピング段20より供給された圧力データをフーリエ分
析によって成分毎に分解する。
マツピング段20においては、圧力サンプルを処理する
ための種々の処理動作が行なわれる。マツピング段20
で実行される圧力サンプル処理には、以下に詳述するよ
うに加圧流体のベルヌーイの定理による正確な解析を可
能とするために、277乗根のマツピング処理が含まれ
ている。なお、マツピング段20を前述のように省略し
て、データライン18に供給される圧力サンプルをその
ままデータライン28に供給することも可能である。い
ずりの場合においても、分析段26では、不連続的なフ
ーリエ分析が行なわれて、定常成分と直角位相成分とに
分離される。分析段26のフーリエ分析によって得られ
た定常成分と一対の直角位相成分は、それぞれデータラ
イン30.32に供給される。
なお、ここに示す実施例においては、圧力データの成分
分離をフーリエ分析によって行うようにしているが、本
発明による成分分離方法は、これに特定されるものでは
なく、定常成分と直角位相成分を分離することの出来る
いかなる分離方法をも採用可能なものとなっている。
分析段26で発生されデーライン32に供給された一対
の直角位相成分は、航行方向検出段34に供給される。
航行方向検出段34では、対の直角位相成分に基づいて
航空機の規準フレーム上における気塊に対する航空機の
航行方向を検出する。航行方向検出段34より出力され
る方向信号は、出力ライン36より方向検出出力として
出力される。
一方、データライン32の直角位相成分は、データライ
ン30の定常成分とともに、対空速度検出段37に供給
される。対空速度検出段37では、供給されたとちょっ
かく位相成分と定常成分に基づいて航空機の気塊に対す
る速度が検出される。対空速度検出段37の処理では、
可圧縮流体に関するベルヌーイの公式を、データライン
32.30より供給される直角位相成分、定常成分及び
検出段10よりデータライン38を介して供給される静
止温度及び静止とに関して二項式に展開して、対空速度
が算出される。この処理によって得られた対空裂く度検
出段37の出力が気塊に対する航空機の航行速度として
、出力ライン40より出力される。
なお、上述したサンプリング段12においては、回転部
材(ロータブレード)の先端に設けた圧力センサのセン
サ出力は、回転部材のかく回転サイクル中の所定タイミ
ングでサンプリングされる。
例えば、圧力センサの出力は、回転部材の回転動作中x
/8ラジアンの角度毎にサンプリングすることが可能で
ある。なお、圧力センサの出力のサンプリング動作は、
回転に同期して所定角度で行うことは必須ではなく、時
間に同期してサンプリングを行うことも可能である。g
/8ラジアンのサンプリングを行うことも可能である。
t/8ラジアンのサンプリング周期で圧力センサの出力
をサンプリングした場合、回転部材の一回転毎に16の
圧力サンプルが得られることになる。これらの圧力サン
プルは、所定のr/8ラジアンの回転動作中に検出され
る平均圧力を示すものとなる。また、これをx/Bラジ
アンの角度位置における圧力センサの出力値とすること
も可能である。対空速度検出段26では、回転部材の一
回転分の圧力サンプルに基づいてフーリエ分析により定
常成分と一対の直角位相成分を得ている。前述したよう
に、定常成分と直角位相成分の双方は、データライン3
0.32を介して対空速度検出段37に供給され、対空
速度の算出パラメータとして用いられる。なお、対空速
度の算出方法の詳細は、後述する。また、一対の直角位
相成分(正弦係数、余弦係数)は、航行方向検出段34
において対空速度位相を二つの位相成分の比の正接より
決定するために用いられる。
周知のように、信号分析における周期関数f(x)は以
下の通り表現される。
f(x)ao+jiarl cos(nx)+bn  
5in(nx)]”(1)ここでao・1/2sl  
f(x)dx       ・・・・(2)−寡 a=1/xl  f(x)cos(nx)dx    
”・(3)−寡 bn;l/ll  f(x)sin(nx)dx   
 =(4)上記の式に示すようにいずれの関係f(x)
も、各21の長における有限数の不連続点以外では連続
しており、有限数の最大値と最小値をもっており、更に
、集束するフーリエ級数を有している。
本発明によれば、回転部材の回転周波数の倍数に生じる
調和は、対空速度と関連しているが、最初の調和及び定
常成分が最も有用な対空速度情報を含んでいる。以下に
説明する実施例においては、各回転部材の回動角範囲の
平均圧力を示す圧力センサの出力は、対空速度を算出す
るために、上記のアルゴリズム中で用いられる。このア
ルゴリズムによれば、フーリエの分散級数によって人力
圧力信号を表わす、フーリエ級数が決定される。回転部
材の一回転当りm個の圧力サンプルが得られると仮定し
、j番目の圧力サンプル値をPTjで表わすとすると。
PT、=FFF(A、”+B、’)””ここで、FFF
は、補正要素であり、[C+++#)sin(i/m)
]”に相当する。
正弦波の非線形化処理による高調波の変調によって精度
の向上が可能となる。そこで、補正要素FFFの実際の
値は、この高調波の変調を補正するように決定される。
フーリエのアルコリズムは、最初の調波が変調される程
度にまで調波の変調が大きくならない限り、高調波の変
調による誤差の影響を受は難いものとなっている。この
ような調波の変調による影響は、ロータ周波数に等しい
ブレーク周波数を持つ一次遅れとして効果的に機能する
サンプリング方式を採用することによって、減少するこ
とが出来る。このサンプリング方式は、少なくとも一回
転分の等しい大きさの相互に隣接した圧力サンプルに実
施例することが可能である。この時、圧力サンプルは、
各圧力計測角度範囲における圧力の平均値であり、各サ
ンプル点における瞬間圧力ではない。
以下に、本発明の好適実施例による対空速度及び航行方
向の計測装置のハードウェアを説明する。
装置には、第11図に示すように、圧力変換器66によ
って出力される二つの周期信号が信号ライン64.65
に供給される。信号ライン64に供給される信号は、圧
力と変換器の温度に比例した周波数をもっている。これ
は、通常の、半導体ダイヤフラム型の容量型圧力変換器
66は、温度及び圧力の影響を受けるため、これを補償
するものである。変換器66は、通常発振器67のタン
ク回路内に配設されている。発振器67は、検出圧力に
応じて変化する容量によって共振周波数を変化させる。
この信号ライン64の信号は、「圧力周波数」と呼ばれ
る。−方、信号ライン65に供給される信号は、変換器
66の温度に比例した周波数を有している。この信号ラ
イン65の信号は、「温度周波数」と呼ばれ、温度セン
サによって制御される電圧制御発振器68によって発生
される。温度周波数は、圧力周波数の温度による影響を
補償するのに用いられる。温度周波数を用いて圧力周波
数を補償すると、圧力周波数は、単に圧力の関数となる
従来より公知の圧力検出において、圧力センサは通常圧
力計測範囲において非線形特性を有しており、従ってセ
ンサ出力は、圧力変化に伴って非線形的に変化すること
になる。そこで、第1図に示すマツピング段20により
マツピング処理が行なわれている。マツピング段の動作
としては、圧力センサの非線形信号の線形化処理があり
、また第2図に示す補間処理がある。検出した圧力が回
転部材の先端部における検出出力を示すように変調され
、第2図の横軸50上の瞬間圧力又は平均圧力48とし
て示す高周波周期信号によって示されると、圧力は高周
波周期信号の周波数に対応する横軸50上の点を通る縦
線51と、各曲線52.54.56の交点の縦軸60上
の位置61を交点を通る水平線62と縦軸60との交点
を求めることで決定される。第2図において、各曲線5
2.54.56は、気塊の温度に応じて設定されている
。従って、第2図のマツピングには所定の貴塊温度に対
応した圧力情報が格納されている。第2図において、曲
線52.54.56はそれぞれ気塊温度Ta+、Tst
、Tssにおける各周波数に対応する圧力値に設定され
ている。このマツプは、信号処理装置内の記憶装置に格
納されている。更に、このマツプは補間にも用いられる
。例えば気塊温度がTstとTutの中間の場合、気塊
温度に応じて補間計算により横軸50上の点64とこの
点を通る曲線63ヲ決定し、この点64を通る水平線6
2と縦軸60の交点61を圧力値として読み取る。
以下においては、説明を簡略化するために、圧力にのみ
比例する周波数をもつセンサ信号のみが与えられている
ものとする。従って、以下の説明においては、センサ信
号の周波数(圧力周波数)が回転部材の先端部の圧力を
示すものとして説明する。
まず、センサ信号のサンプリングは、センサ信号の立上
り(又は立下り)及び高周波クロックパルスの立上り(
又は下り)を計数して行なわれる。
この結果、センサ信号の周波数は、所定のサンプリング
周期内で計数されたセンサパルス数をクロックパルス数
で除算することによって、クロックパルス周波数に対す
る比として表わされる。このサンプリング処理によって
、サンプリング周期内における圧力センサ信号の平均周
波数に等しい圧力周波数が発生される。
第9図に波形6で示す実際の圧力の周波数は、主ロータ
の周波数と等しいものとなる。この第9図に示す実際の
圧力の周波数は、本明細書において使用される「圧力周
波数」とは意味内容を異にしており、前記したように圧
力周波数は第11図の発振器67によって発生されるも
ので、実際の圧力の周波数に比べて相当に高い周波数と
なっており、変換器66によって検出された瞬間圧力を
記す瞬間値に応じた周波数となっている。従って、開店
部材の先端部において検出される圧力変化は、発振器6
7のタンク回路の発振周波の周波数変調に用いられてい
る。
本明細書において、「調波」の語は、開店部材の先端部
において周期変化をする圧力の調波を示している。対空
速度が零の場合には、圧力は、くずれた正弦曲線状に変
化し、その基本周波数は回転部材の回転周波数に等しい
ものとなる。正弦曲線状の圧力変化は、基本周波数に調
波が含まれていることを示している。これらの調波は、
サンプリングプロセスにおいて重畳され基本周波数の振
幅を反転させる。本発明によれば、こうしたサンプリン
グ時における調波の重畳は、前述した一次遅れ効果によ
って減少される。
ここで、回転部材の一回転中に、m個の圧力サンプルが
サンプリングされる。この時、各圧力サンプルのサンプ
ル期間は21/1となる。本実施例においては、サンプ
リングによって得られる圧力サンプルは、回転部材の回
転における各2x/mのサンプル周期において変換器に
よって検出される圧力の平均圧力を示すものとなる。各
サンプル周期の終端では、サンプリング動作が停止され
て、検出された現行のサンプリング周期の平均圧力を示
す圧力サンプルが読取られ、次いで次のサンプリング周
期の圧力サンプリング動作を開示する。
各サンプリング周期の全期間に検出された回転部材先端
部の圧力の平均圧力をサンプリングすることによって、
基本周波数を変調している調波か1/mに減少される。
即ち、基本周波数に重畳されている調波は、17mの要
素(nは重畳している調波)によって減少されることに
なる。しかしながら、1/+は一次ローパスフィルタの
減少要素であり、このフィルタによって周波数は基本周
波数に標準化される。従って、本実施例による方法は、
全ての周波数に重畳している調波に対してこれを減少す
るための一次ローパスフィルタとして機能している。更
に、基本周波に重畳している調波はサンプル率を増加す
ることによって減少することが出来る。即ち、サンプル
率を増加することによって、基本周波数に重畳されてい
る調波野周波数が増加するので、この調波の周波数を、
サンプリング動作におけるフィルタ効果によって減少し
易い帯域とすることが出来るものである。
第1図のデーライン28に供給されるマツピングされた
圧力データは、第3図においては、信号線28aに連続
して供給される全圧力サンプル(PTOTj )で示さ
れている。この全圧力サンプル(PTOTj )は、各
サンプル周期においてサンプリングされた圧力サンプル
を示している。各全圧力サンプル(PTOTj)は、乗
算器70によって1/+ (例えばl/16)の乗数と
乗算される。なおmは、回転部材の一回転におけるサン
プリング周期の数である。乗算器70は、レジスタ72
に接続されており、乗算効果をレジスタに供給する。本
実施例においては、回転部材の一回転におけるサンプリ
ング周期を16等分しているので、レジスタ72には、
16の記憶領域を有しており、乗算器70より連続して
供給される16の乗算結果で順次記憶するように構成さ
れている。
なお、レジスタ72は、シフトレジスタで構成して、乗
算器70からの乗算結果が入力される毎に、記憶内容を
順にシフトするように構成することが出来る。このレジ
スタ72には、加算器74が接続されており、新しい乗
算結果がレジスタに書込まれる毎に、各記憶領域に記憶
されている圧力ブーツの加算処理を行う。加算器74に
よる加算処理の結果は、定常状態成分信号(PTSS)
として信号線30aに供給される。なお、上述の処理に
おいては、各サンプル周期における圧力サンプルを乗算
器70で乗算処理して順次レジスタ72に書き込み、こ
れと同時に加算器74で加算処理を行って、定常状態成
分信号PTSSを順次発生するようにしているが、これ
に換えて、回転部材の一回転の圧力サンプルを一時に乗
算、書き込み処理して、間欠的に定常状態成分信号PT
SSを発生するように構成することも可能である。また
、この乗算処理、レジスタ72へのデータの書込タイミ
ング、加算処理タイミングは、必要に応じて任意に設定
することが可能である。
一方、信号線28aを介してマツピング段20より入力
される圧力データPTOTjは、乗算器78によって、
フーリエ係数のたは重み付は係数KAjと乗算される。
この重み付は係数KAjは、各サンプリング周期におけ
る一次調波を示す前述の式(3)におけるC03(nx
)の平均値に対応している。この乗算器78は、レジス
タ80に接続されており、重み付は処理された圧力デー
タを供給する。前述のレジスタ72と同様に、レジスタ
80は、16の記憶領域を有しており、乗算器78より
の重み付は処理されたデータの入力毎に記憶内容を更新
する。レジスタ80は、加算器82に接続されている。
加算器82は、前記の加算器74と同様に重み付けされ
た圧力データが入力する毎に、レジスタ80の各記憶領
域に記憶されているデータの加算処理を行い、又は、回
転部材の各−回転毎に、−回の加算処理を行うことも可
能である。また、上記とは異なる任意のタイミングで加
算処理を行うことも当然に可能である。なお、好ましく
は、加算器82の動作タイミングを他の加算器の動作タ
イミングに周期させる。
加算器80の加算結果は、直角位相成分信号A、として
信号線32aに供給される。この直角位相成分信号A、
は、信号線32aを介して二乗回路86に供給されて、
二乗される。二乗回路86は、二乗結果を第一の二乗信
号At”として加算器90に信号線88を介して供給す
る。
更に、信号線28aより供給される圧力データPTOT
jは、乗算器92でフーリエの重み付は係数KBjと乗
算される。この重み付は係数KBjは、一次調波を示す
式(4)の5in(nx)に対応している。乗算器92
によって、重み付けされた圧力データは、レジスタ94
に供給され、このレジスタに割付けられた記憶領域に格
納される。レジスタ94も、前記のレジスタ72及び8
0と同様に、所定のタイミングで、乗算器92より供給
される重み付けされた圧力データを順次記憶する。乗算
器92は、加算器96に接続されている。加算器96は
所定のタイミングで各記憶領域に格納されているデータ
を加算して第二の直角位相成分信号(B2)を発生する
。加算器96は、二乗回路100に接続されている。二
乗回路100は、第二の直角位相成分信号Blを二乗し
て、第二の二乗信号B、tを発生し、これを、信号線1
02を介して加算器90に供給する。加算器90は、第
−及び第二の二乗信号を加算し、加算結果を信号線10
4を介して平方根回路106に供給される。平方根回路
106は、加算器90から供給される加算結果の平均刀
根を算出して複合位相信号(PT、)を発生し、信号線
108を介してこれを演算回路109に供給する。
ここで、複合位相信号PT、の値は、回転部材の先端部
における圧力変動による一次調波の大きさを示すもの度
なっている。
なお、第3図は、本発明における航行方向を算出するた
めに信号の処理を図式的に示したものであって、実際に
は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ等の適当なコンピ
ュータ装置によって実施することが可能である。また要
すれば、第3図の回路をIc化し又はい(つかの回路部
品に分割して構成することも可能である。例えば、分離
した直角位相信号を、分離回路を用いて上記の複合位相
信号を得ることは、コポリ(Kobori)に付与され
た米国特許第3.584;783号に示されている。
塩山回路109は、圧縮可能な流体に関するベルヌーイ
の公式を二項展開する。演算回路109の用いる式は以
下の通りである。
ここで、 NWAは気塊の分子量(kg/mol)vl
は回転部材先端の速度(m/5ee)Tは静止温度(°
K) Rはガス定数(ジュール/moi”K)PTSS  回
転部材の一回転における先端部の平均 圧力にニートン/11り PT、  回転部材の一回転における先端部の一次調波
成分にニート21m” ) PS   は静圧にニート21mり 第4図は、航空機の基準フレームに対する航行方向を検
出するための第1図の航行方向検出段34において実行
される処理を示すフローチャートである。第9図につい
て説明したように、基準フレームは、第5図に示すよう
にヘリコプタ120に関して形成される座標系である。
この座標系の軸線の一つは、ヘリコプタの前後方向軸線
に対応している。第5図において、ヘリコプタの前進方
向の基準フレームに対する角度位置は0°又は−ラジア
ンの位置に設定され、この前進方向を基準として各方向
位置が時計回りに設定される。従って、後進方向はπラ
ジアンの位置となり、ヘリコプタのパイロットの向かっ
て右方向がX/2ラジアンの位置となり、向かって左方
向が3f/2ラノアンの位置となる。
第4図のルーチンは、データライン32を介して直角位
相成分が分析段26より入力されたときに、これに応じ
て実行される。ステップ128で処理動作が開始される
と、まずステップ130で、第3図の加算器82より信
号線32aに供給される第一の直角位相成分信号A、が
零よりも小さい値となっているか否かのチエツクが行な
われる。ステップ130において第一の直角位相成分の
信号値が零よりも大きい場合には、ステップ132にお
いて第一の直角位相成分A、の絶対値が第二の直角位相
成分B、の絶対値と比較される。ステップ132の比較
の結果第二の直角位相成分の絶対値が第一の直角位相成
分の絶対値よりも大きい場合には、ステップ134にお
いて第二の直角位相成分B1が零よりも小さいか否かチ
エツクされる。ステップ134におけるチエツクの結果
、第二の直角位相成分B1が零よりも小さい値であると
判定された場合、航行方向は、[t−arctan(A
t/B+) ]となる。また、ステップ134において
チエツクされた第二の直角位相成分B、の値が零以上で
あるときには、航行方向は[arctan(A、/B、
)]となる。なお、正接の値は第1図においては1/4
ラジアン乃至+t/4ラジアンの値となる。
ステップ132において、第二の直角位相成分B1の絶
対値が第一の直角位相成分の絶対値よりも小さいか、若
しくは等しい場合には、航空機の航行方向は[(i/4
)−arctan(B、/A、) ]で表わされる。
また、ステップ130におけるチエツクの結果、第一の
直角位相成分の値が零よりも大きいか等しい場合には、
ステップ136で第一、第二の直角位相成分A、、 B
、の絶対値が比較される。ステップ136の比較の結果
、第二の直角位相成分B、の絶対値が第一の直角位相成
分A1の絶対値よりも大きい場合には、ステップ138
で第二の直角位相成分B1が零よりも小さいか否かがチ
エツクされる。ステップ138において、第二の直角位
相成分の値が零よりも小さいと判定された場合、航空機
の基本フレームに対する航行方向は[x+arctan
(At/B+) ]で求められる場合には、航行方向は
[2x+arctan(A+/Bυ]で求められる。
一方、ステップ136の第一、第二の直角位相成分の絶
対値の比較において、第二の直角位相成分の絶対値が第
一の直角位相成分の絶対値以下のときには、航行方向は
[(3g/2)−arctan(B+/A、)]で求め
られる。
なお、上記によって演算された航行方向は、第1図の出
力ライン36に供給される方向検出出力においては、検
出された方向を信号レベルによって示している。
第6図は、第1図に概略を示す本発明の対空速度及び航
行方向の検出装置の具体例を示すものである。図示の実
施例において、第1図の検出段10に対応するセンサ群
150には、センサ152.、、.154.156.1
58ガ設けられている。これらのセンサ152.。
、、154.156.15gは、それぞれの検出する状
態に応じた値のセンサ信号を、以下に示す第1図のサン
プリング段12の動作を行うサンプリングユニット内に
設けた信号調整手段に供給している。このサンプリング
ユニットは、センサ群150及び信号処理装置160及
びデータバス、アドレスバスを除く第6図のすべての回
路要素を含んでいる。なお、データバス及びアドレスバ
スは、必ずしもハードウェアの構成上必要ではなく、単
に説明の便宜上図示のような構成で示したものである。
また、信号処理装置160は、第1図の信号処理段19
に対応した信号処理動作を行う。従って、第6図の構成
は、主に第1図のサンプリング段12の動作を行うハー
ドウェアの構成を示すものである。
センサ群150より供給されるセンサ信号より、データ
をサンプリングし、このデータを信号処理装置に供給す
るためには種々の方法を採用することが可能である。種
々の方法の内の一つは、ハードウェアによる同期であり
、回転部材の回転角度位置に応じて、所定角度位置で信
号処理装置160にハードウェア的に割り込み処理を行
わせる方法である。この方法によれば、ハードウェアの
動作は圧力サンプルのサンプリングタイミングに同期す
る。このハードウェア同期による圧力サンプルの信号処
理装置への入力方法に関しては、第10図に関して後述
する。他の方法としては、ソフトウェアによる同期であ
り、ソフトウェア的に圧力サンプル毎に読み込みタイミ
ングを決定して、圧力サンプルのサンプリングタイミン
グと信号処理装置への入力タイミングを同期させるもの
である。第6図の例においては、ソフトウェアによる同
期処理による圧力サンプルのサンプリング及び処理動作
が示されている。回転部材の各サイクルの回転動作にお
いて回転部材の角速度が一定であると仮定すると、理論
的にはハードウェアによる同期のほうが、ソフトウェア
による同期に比べて精度が高いと考えられる。しかしな
がら、実際にはハードウェアによる同期とソフトウェア
による同期の間には精度的に殆ど差がなく、ハードウェ
ア的な同期を得るために必要なハードウェアのコストを
考えると、ソフトウェアによる同期のほうが好ましいも
のとなる。勿論。他の方法による同期処理も可能であり
、第6図及び第10図にしめず構成は、回転部材の回転
に圧力サンプルのサンプリングタイミングを同期させる
ためにのみ用いられている。例えば、ウェスト ジュニ
ア等(West、Jr、 et al)に付与されたア
メリカ特許第4゜181.962号には、上記以外のサ
ンプル方法が示されている。
ハードウェア的処理及びソフトウェア的処理のいづれの
場合においても、第6図及び第10図に示すように信号
線162を介してセンサ群150中の基準パルス発生用
センサ152から基準パルスが供給されている。この基
準パルス発生用センサ152は、回転部材の航空機に関
して設定される所定の基準位置を検出して基準パルスを
発生する。この基準パルスは、例えば振幅が0.7vに
設定され、パルス幅が1 m sのパルスである。第6
図及び第10図の実施例とも、この基準パルスによって
リセットされる。
第6図に示されたソフトウェアによる同期処理において
は、信号処理装置160のソフトウェア処理によって圧
力サンプルのサンプリングタイミングが決定される。な
お、サンプリングタイミングの決定プロセスに関しては
、第7図を参照して後述する。第6図の実施例において
は、信号処理装置160によってソフトウェア的に決定
されるサンプリングタイミングを検出すると、圧力サン
プルの読み込みを指令する割り込み指令が、信号線16
3を通じて出力される。信号処理装置160は、この割
り込み指令に応じて第7図のフローチャートを実行する
圧力データのサンプリング周期、即ち回転部材のπ/8
ラジアン回転する時間を計測するために、カウンタ16
4が設けられている。このカウンタ164は、信号線1
66を介して入力される高周波クロックパルスをカウン
トする。信号処理装置160は、ソフトウェア的に高周
波クロックパルスによって各回転部材の一回転期間にお
ける各圧力サンプルのサンプリング時間を算出する。こ
の時のサンプリング時間演算に用いるデータとしては一
回転前のデータが用いられる。算出された圧力サンプル
のサンプリングタイミングを示すデータは、データバス
及び信号線170を通じてバッファ168に格納される
。バッファ168に記憶された圧力サンプルのサンプリ
ングタイミングデータは、比較器172に入力される。
この比較器172には、カウンタ164より高周波クロ
ックパルスの計数値が入力され、バッファ168より人
力されるサンプリングタイミングデータと比較される。
カウンタ164の計数値とサンプリングタイミングデー
タが一致すると、比較器172は、前記した割り込み指
令を発生する。これと同時に、信号線176にはリセッ
ト信号が比較器より出力される。このリセット信号は、
信号線176を介してORゲート178に入力される。
ORゲートは、比較器172より入力されたリセット信
号に応じてカウンタ164のリセットコマンドを発生し
て、カウンタの計数値をクリアする。なお、このORゲ
ート178には、信号調整回路188が接続されており
、基準パルス発生用センサ152の出力され、フィルタ
184によって濾波された基準位置パルスに応じて発生
されるリセット信号に応じて、カウンタ164にリセッ
トコマンドを出力して、後者をリセットする。従って、
信号線176に回転部材の一回転中に供給されるリセッ
ト信号の数は、一回転中にサンプリングされる圧力サン
プルの数に対応している。また、上記のように、信号調
整回路188によって発生され信号線182に供給され
るリセット信号の数は回転部材の一回転中にひとつとな
る。従って、回転部材の一回転中に線号線176よりO
Rゲート178に供給されるm個のリセット信号の内の
一つは、信号調整回路188より入力されるリセット信
号と同一タイミングとなる。
前記のように、基準パルス発生用センサ152から信号
線162に供給された基準位置信号は、フィルタ184
に供給されて濾波され、信号線186を介して信号調整
回路188に入力される。
信号調整回路188は、フィルタ184より入力された
基準位置信号を調整処理してリセット信号を信号線18
2を介してORゲートに供給するとともに、これを基準
位置パルスとして基準位置パルスラッチ回路190に入
力する。また、信号調整回路188の出力は、さらに周
波数カウンタ192に人力される。基準位置パルスラッ
チ回路190は信号線194を介して信号処理装置16
0に接続されており、信号処理装置160は、この信号
線194を介して、基準位置パルスラッチ回路190の
記憶内容を読み出す。信号処理装置160は、基準位置
パルスラッチ回路190より読み出したデータによって
回転位置の基準位置を検出すると同時にアドレスバス及
び信号線196を介して基準位置パルスラッチ回路をリ
セットする。
回転部材の回転数を検出するために、信号線162にお
ける基準位置信号の発生間隔が計測される。このため、
周波数カウンタ192には、信号線198を介して所定
周波数のクロックパルスが供給されている。周波数カウ
ンタ192は、基準位置信号の発生時点から次の基準位
置信号の発生時点までの経過時間を、クロックパルスを
計数して計測する。周波数カウンタ192は、信号線2
00に計数値を供給する。この計数値は、回転数周期ラ
ッチ回路202によってラッチされる。なお、周波数カ
ウンタ192のカウント値は、信号線182を介して入
力される信号調整回路188の出力によってリセットさ
れる。
全圧力周波数は、温度−圧力センサ154から信号線2
06に供給される圧力信号の周期、即ちサイクル期間を
計測することによって検出される。
温度−圧力センサ154は、信号線206に検出圧力の
関数であり、かつ使用するセンサの温度に依存して変化
する圧力信号を供給する。また、センサ154は、信号
線208に温度にのみ依存する周波数信号を供給する。
この温度−圧力センサ154は、通常回転部材の先端部
に設けられているので、上記した圧力信号及び周波数信
号は、適当な信号伝達手段209を介して伝達される。
この、信号伝達手段209として代表的なものはスリッ
プリングであり、このスリップリング209を用いて回
転部材の先端部に設けられた温度−圧力センサ154の
出力は、ヘリコプタの機態部側に伝達される。第6図の
信号線208に供給される検出温度信号と、信号線20
6に供給される検出圧力信号に基づいて、例えば第2図
の温度曲線63で示す温度を決定するための第1図のマ
ツピング段の20の処理が行われる。
信号線206に供給された周波数変調された圧力信号は
周期カウンタ210に入力され、この周期カウンタ21
0は、周波数変調された圧力信号の周期サイクルを計数
する。これと同時に、周波数カウンタ212は、12M
Hzの固定発振周波数を持つクロック発生器216の1
2MHzの周期を持つクロック信号を計数する。
一方、周期カウンタ218及び周波数カウンタ220は
、上記の周期カウンタ210と周波数カウンタ212と
同様に動作して、信号線208の温度依存周波数信号と
12MHzのクロック信号をカウントする。信号線16
3を通じて割り込み指令が信号処理装置160に入力さ
れる度毎に、信号線222及び224を介して周期カウ
ンタ210及び218の動作を停止させる停止信号を発
生して、これらのカウンタのカウント動作を停止させる
。これと同時か若しくは、周期カウンタ210及び21
8への停止信号の出力直後に、信号処理装置160は、
信号線226及び228を通じて周波数カウンタ212
及び220に停止信号を出力する。このとき、周期カウ
ンタ210及び218並びに周波数カウンタ212及び
220のカイント値は、信号線230.232.234
及び236、データバスを介して、信号処理装置に続み
取られる。その後、信号線238及び240を介して、
スタート信号が周期数カウンタ212及び220に入力
されて、周波数カウンタはそれぞれのカウント動作を開
始する。これと同時か又は略同時に周期カウンタ210
及び218が起動され、カウント動作を再開する。これ
らの周期カウンタ及び周波数カウンタのカウント値は、
後述する第7図のルーチンの処理において用いられる。
外気温度は、例えばロセモント(R□gHount)の
モデル102− AM−1(J−510−BF−56の
摂氏零度における抵抗が500オームの抵抗型プローブ
で構成する温度センサ158を用いて計測される。温度
センサ158は、電源(図示せず)よりの電源供給によ
って動作して、温度信号を信号線250を介してDC信
号調整回路252に供給する。
同様に、高度センサ156によって大気圧(静圧)が検
出される。この高度センサ156としては、例えばロセ
モント製造のモデル1241Aの高度センサが用いられ
る。このロセモントのモデル1241Aの高度センサは
、約305mの高度変化に対してIVDcの出力変化を
生じるように構成されている。高度センサ156によっ
て出力される静圧信号は、信号線254を介して第二の
DC信号調整回路256に入力される。第−及び第二の
DC信号調整回路252.256によって調整された外
気温度信号及び静圧信号は、信号線258及び260を
介してアナログマルチプレクサ262に入力される。こ
のアナログマルチプレクサ262は、信号処理装置16
0より出力される制御信号に応じて信号線258.26
0間を切り換える。従って、このアナログマルチプレク
サ262からは外気温度信号と静圧信号が選択的にA/
D変換器268に入力される。A/D変換器268は、
信号線を介してアナログ信号として入力される外気温度
信号と静圧信号をディジタル変換して、外気温度及び静
圧をしめすディジタル信号(以下に、「ディジタル外気
温度信号」及びディジタル静圧信号」と称す)を信号線
270に供給する。
信号処理装置160は、通常のディジタル処理装置の形
態で示されており、入出力装置280と、出力装置28
2と、CPU288と、RAM290及びROM292
で構成されている。この実施例においては、通常の汎用
コンピュータを用いた例を示すが、専用コンピュータ又
は特定の目的に用いるコンピュータの使用も当然可能で
ある。
ROM292には、以下に詳述する第7図のプログラム
に従って実行される処理ステップの処理手順が記憶され
ている。RAMは、演算処理に用いるデータを一時記憶
するために用いられており、電源の遮断によって記憶し
ているデータは消去される。CPU288は、第7図の
プログラムに従って処理の制御を行うとともに、データ
の入出力タイミングの制御を行う。
第7図は、信号処理装置160によって実行される処理
手順をしめすフローチャートであり、第1図のサンプリ
ング段12のサンプリング処理を行うとともに、第1図
の対空速度検出段37と航行方向検出段34の処理動作
を行う。第7図のフローチャートには明確に示されてい
ないが、信号処理装置160は、第2図のマツピング処
理をも行うように構成されている。
第7図の処理は、信号線163を介して入力される割り
込み指令が入力されたときにステップ300より処理を
開始する。まづ、ステップ302で、圧力変換停止コマ
ンドを発生し、これを信号線222及び224を介して
周期カウンタ210及び218に出力する。周期カウン
タ210及び218は、この圧力変換停止コマンドに応
じて圧力及び温度サイクルのカウントを停止する。また
、圧力変換停止コマンドは信号線226及び220に入
力されて、これらの周波数カウンタの動作を停止させる
ステップ304では、周期カウンタ210.2I8と周
波数カウンタ212.220の各カウント値が信号線2
30.232.234.236、データバス及び入出力
装置280を介して信号処理装置160に読み込まれる
。ステップ304において、各カウント値の読み込みが
終了すると、ステップ306におい”C1スタート指令
を発生し、このスタート指令を信号線222.224を
介して周期カウンタ210及び218に出力して、これ
らの周期カウンタにのカウント動作を再開させる。また
、周期カウンタ210及び218は、カウント動作再開
と同時に、スタート指令を信号線238及び240を介
して周波数カウンタ212及び220に出力して、画周
波数カウンタのカウント動作を再開させる。次いで、ス
テップ308では、基準パルスラッチ回路190の記憶
内容読み出し、ステップ310において、現行ルーチン
のトリガが基準位置信号によるものか圧力サンプル周期
の終端によるものかをチエツクする。ステップ310に
おけるデータの読み出しは、信号線194を通じて行わ
れる。ステップ310による判定結果が、今回の割り込
み処理が、基準位置信号によってトリガされたものであ
ることが検出された場合には、ステップ312で信号線
196を介してリセット信号を発生して基準パルスラッ
チ回路190をリセットする。この基準パルスラッチ回
路のリセットは、次の圧力サンプリング期間の終了前に
リセット出来るように、ステップ310で、基準位置信
号による割り込み処理を検出した後、すぐに実行される
信号処理装置!60は、ステップ316で回転部材の回
転カウンタ202の記憶内容を信号線、データバスを介
して読み込む。この回転カウンタ202のデータの読み
込みによって、信号処理装置160は、ある圧力サンプ
リング周期における信号線198に供給されるクロック
信号の数を演算することが出来る状態となる。例えば、
この処理は、回転カウンタ202のカウント値を回転部
材の一回転におけるサンプル周期の数がml例えば16
、である場合には、ステップ318で、除算処理によっ
て、各サンプル周期におけるクロック信号のカウント数
が算出される。
ステップ318の演算の結果得られた圧力サンプルのサ
ンプルタイミングは、ステップ320でデータバス及び
信号線170を介してバッファ168に格納される。信
号処理装置160は、ステップ322ですべての指数を
リセットする。このときリセットされる指数にはフーリ
エ係数KAj及びKBjが含まれる。また、これと同時
にレジスタ72.80及び84に格納されているデータ
も消去される。
一方、ステップ310において割り込み処理が基準位置
信号によりトリガされたものではないと判定された場合
には、ステップ312.316.318.320及び3
22をジャンプし、ステップ324で、圧力サンプル周
期カウント値に1を加算する。この圧力サンプル周期カ
ウント値は、回転部材の一回転中におけるサンプル周期
の角度位置を示すもので、基準位置より開始されるサン
プル周期より順に割り付けられた数で示される。
ステップ322又は324の処理後、ステップ326の
処理が実行され、センサ158及び156より信号線2
50及び254に供給され、信号線270及びデータバ
スを介して静圧信号と温度信号が読み込まれる。次いで
、ステップ326で読み込まれた静圧信号と温度信号に
基づいて、ステップ328で現行圧力サンプリング周期
内の全圧力が演算され、この全圧力データは第3図のデ
ータライン28aに供給されるPTOT j信号とされ
る。信号処理装置160は、ステップ330で、信号線
270から入力される静圧信号及び温度信号に基づいて
静圧データ(ps)と温度データ(TSF)が演算され
る。次いで、ステップ332で、次の圧力サンプリング
周期で用いる回転部材の回転角速度が演算される。
ステップ334では、ステップ328で演算された全圧
力データが、分離された二つの直角位相のそれぞれの直
角位相に対応するフーリエの重み付は関数によって乗算
される。このステップ334の処理は第3図の乗算段7
8及び92に対応している。ステップ336では、PT
OT jデータが1/mで乗算される。なお、mは回転
部材の一回転中における圧力サンプリング周期の数であ
り、定常状態データ及び直角位相データとしては、j番
目のデータがステップ334の重み付は処理で得られた
データとともに用いられる。ステップ338では、すべ
てのデータが加算される。この加算処理は、第3図のス
テップ74.82.96の処理に対応している。ステッ
プ340では、上記の処理により得られた直角位相成分
データと定常成分データが出力される。このとき、直角
位相成分データは、第3図の出力線32a、32bを通
じて出力され、定常成分データは出力線30aを通じて
出力される。
また、ステップ342では、ステップ340で出力され
た直角位相成分データを演算処理して、演算結果を第3
図の信号線108に供給する。次いでステップ344で
は、第3図のステップ109に対応した演算処理によっ
てベルヌーイの公式を展開して対空速度が演算される。
ステップ344で演算された対空速度が、ステップ34
6で第1図の出力ライン40a又は第6図の信号線34
8及び図示しないARING送信器を介して、第6図に
ライン350に示すように外部ユニットに出力される。
次いで、ステップ352で、第1図のステップ34の演
算処理によって航行方向の演算が行われる。ステップ3
52で演算された航行方向信号は、第1図の出力ライン
36又は第6図の出力ライン356を介してステップ3
54で出力される。ステップ356の処理を終了した後
、信号処理装置の動作はステップ358で通常ルーチン
に戻る。
なお、航行方向データは、外部装置において、第6図の
ライン360に示す航行方向信号より求められる。
上記したように、第7図に示す割り込み処理は、信号線
163を介して割り込み指令が信号処理装置に入力され
る毎に実行される。
第10図は、前記のようにハードウェア的に第1図のサ
ンプリング段12の圧力サンプリング動作を同期させる
ものである。第10図の構成は、ORゲート178、カ
ウンタ164、比較器172及びバッファ168を除く
他の構成は第6図の構成と同一である。第10図の構成
においては、メカニカルカウンタ370が設けられてお
り、このメカニカルカウンタ370の出力は、信号線3
72を通じて信号調整回路374に供給される。
このメカニカルカウンタ370は、回転部材の回転に同
期して回転する回転板の周縁にノツチを設けて構成する
ことが出来、回転板の各所定回転角度位置において出力
されるパルス信号をカウントする構成となる。信号調整
回路374は、メカニカルカウンタの出力を調整処理し
て、信号線376に回転部材の回転角度位置を示すパル
ス信号を供給する。一方、プログラム可能な割り込み指
令発生器380は、圧力サンプリング周期に対応するメ
カニカルカウンタのカウント数を示すデータ(以下、「
サンプリング周期データ」と称す)を信号線382を通
じて出力する。周期カウンタ378は、信号調整回路3
74より信号線376を介して入力されるパルス信号を
カウントし、カウント値がサンプリング周期データの値
と一致したときに、割り込み指令を発生して信号線16
3を介して、信号処理装置160に入力して、第7図の
処理をトリガする。上記のように、この実施例において
は、回転部材の回転角度位置を機械的に検出して、割り
込み処理がトリガされる。たとえば、上記したメカニカ
ルカウンタ370に912のノツチが設けられていると
すると、基準位置においてメカニカルカウンタのカウン
ト値が零となり、このカウント値は912まで回転部材
の角度位置変化に応じて漸次増加することになる。
メカニカルカウンタ370の発生するパルス信号のカウ
ント値を記憶しているカウンタ378は、回転部材の基
準位置を検出して基準パルス発生用センサ152によっ
て発生され、信号線162を通じて供給される基準位置
信号によってリセットされる。これによって、圧力サン
プルのサンプリングタイミングは、回転部材の回転に同
期することになる。
当然、基準位置信号は、第6図の実施例と同様に、基準
パルスラッチ回路190にラッチされる。
前記の実施例と同様に、信号処理装置160は、この基
準パルスラッチ回路190の記憶内容を読み出して、回
転部材が基準位置を通過したことを検出する。これと同
時に、信号処理装置160は、基準パルスラッチ回路1
90をリセットする。
なお、第10図の実施例における、信号処理装置の動作
は、先の実施例における第7図のフローチャートにしめ
したプログラムをほぼ同じとなる。
そのため、説明の重複をさけるため、第10図の実施例
に関する動作の説明は省略する。
第1図に関する説明において、マツピング段20では、
第3図のステップ109に示すように、ベルヌーイの公
式を2項展開する処理を行わずに、ベルヌーイの公式を
解く処理を含むマツピング処理を行うことが出来る。一
般に、ベルヌーイの公式は、以下の通りである。
ここで、PTは全圧力(N e w t o n7m”
)PSは静圧(N e w t o n7m”)■はセ
ンサ速度(ピトー管の速度、 m/5ee) Tは静止温度(°K) Kは定数(s e c ’−” K/m”)上記の式の
右項を第3図のステップ109と同様に展開することも
可能である。しかしながら、ここでは、上記の公式を以
下の通り書き換える。
この、書き換えた公式では、左項は、静圧と検出圧力の
みを含むので第1図のマツピング段20で求められる。
このとき、第1図の信号線359に供給される静圧信号
を用いることが出来る。277乗された圧力サンプルの
値は、信号線28に供給され分析段26で処理される。
この、分析段26では、前述の処理に代えてフーリエ分
析を行うことが可能となる。このフーリエ分析によって
得られて一次調波(P H)の値は、以下の式による対
空速度の演算に用いられる。
ここで、Tは静止温度 Vrは回転部材の回転速度 Cは定数 この場合、航空機の速度を算出する対空速度演算段37
の処理は、先に説明した右項の展開による処理に比べて
、処理工数の少ないものとすることが出来る。
なお、本発明は、上記の実施例に特定されるものではな
く、上記の実施例のいかなる変形、変更、及び特許請求
の範囲に記載した要件を満足するいかなる実施例をも包
含するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適実施例による対空速度及び航行
方向の検出装置の基本的な構成を示す概念図、 第2図は、本発明の実施例に用いる圧力センサ0周波数
及び温度に依存した非線形特性をしめすグラフ、 第3図は、第1図の装置における分析段の構成を示すブ
ロック図、 第4図は、第1図の装置における航行方向演算段の構成
を示すブロック図、 第5図は、本発明の好適実施例における航空機の基準フ
レームを示す図、 第6図は、圧力サンプルのサンプリング処理を行う第1
図の装置の詳細を示すブロック図、第7図は、第6図の
信号処理装置によって行われろ処理のフローチャート、 第8図は、本発明の好適実施例を適用するヘリコブタの
ロータ部分とこれに設ける圧力検出装置の概略を示す図
、 第9図は、圧力センサによって検出される圧力の回転部
材(ロータ)の−回転中における変化を示す波形図、 第1θ図は、第6図の実施例の変形例を示すブロック図
、 第11図は、圧力周波数の発生回路の回路図である。 F/G、? Pノ2θ Jw/2 FIG、//

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転部材の端部における圧力を示す圧力検出信号
    と、予じめ設定された基準フレーム内における回転部材
    の所定の基準位置を検出して周期的に発生される基準位
    置信号と、及び気塊の静圧を示す静圧検出信号に基づい
    て、航空機の対空速度と前記基準フレームに対する航行
    方向を検出する装置であって、 周期的に発生される基準位置信号に応じて前記回転部材
    の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定される複
    数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング周期にお
    ける検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリングするサ
    ンプリング手段と、及び 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
    ンプルを処理して、各圧力サンプルに関して回転部材の
    端部における圧力をしめす圧力成分信号を発生し、該圧
    力成分信号と前記静圧検出信号に応じて航空機の対空速
    度と航行方向を算出する信号処理手段とによって構成し
    たことを特徴とする航空機の対空速度及び航行方向の検
    出装置。
  2. (2)前記信号処理装置は、 各サンプリング周期における前記回転部材の端部におけ
    る検出圧力の定常圧力成分を示す定常圧力成分信号を発
    生する手段と、 前記各サンプリング周期における定常圧力成分信号を加
    算して定常成分信号を発生する手段と、各サンプリング
    周期における、回転部材の端部の一次調波成分に関して
    、前記一次調波の各位相の値をしめす一対の直角位相調
    波信号を発生する手段と、 各位相の直角位相調波信号を加算して一対の直角位相成
    分信号を発生する手段と、 前記一対の直角位相成分信号の各位相成分の大きさを示
    す一次調波信号を形成する手段と、前記定常成分信号と
    、前記一次調波信号と及び前記静圧検出信号に基づいて
    航空機の気塊に対する速度を示す対空速度信号を発生す
    る手段と、及び、 前記一対の直角位相成分信号に基づいて航空機の基準フ
    レームに関して航行方向を示す航行方向信号を発生する
    手段とによって構成したことを特徴とする請求項第1項
    記載の航空機の対空速度及び航行方向検出装置。
  3. (3)前記回転部材の端部の圧力を示す圧力検出信号は
    回転部材の回転周波数よりも高い周波数の周期信号であ
    り、気塊に対する航空機の動作によって発生する圧力変
    動に比例して周波数変調されており、前記サンプリング
    手段は、周波数変調された圧力検出信号の平均周波数を
    算出して、この平均周波数を示す信号を発生する手段を
    有することを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の
    航空機の対空速度及び航行方向検出装置。
  4. (4)前記周波数変調された圧力検出信号の平均周波数
    の算出手段は、 複数のサンプリング周期の各サンプリング周期における
    周波数変調された圧力検出信号のサイクルを計数し、計
    数値を示す圧力サイクル信号を発生する手段と、 各サンプリング周期における、周波数一定の周波数信号
    を計数して、計数値に応じたクロックサイクル信号を発
    生する手段と、 前記圧力サイクル信号を前記クロックサイクル信号で除
    算して、各サンプリング周期における前記除算結果を示
    す商信号を発生する手段と、及び前記商信号と前記クロ
    ックサイクル信号を乗算して、各サンプリング周期の周
    波数変調された圧力検出信号の平均周波数を示す平均周
    波数信号を発生する手段とで構成したことを特徴とする
    請求項第3項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出
    装置。
  5. (5)前記定常圧力成分信号の加算手段及び前記直角位
    相調波成分信号の加算手段は、回転部材の一回転分のサ
    ンプリング周期の定常圧力成分及び直角位相調波成分信
    号を加算するようにしたことを特徴とする請求項第2項
    記載の航空機の対空速度及び航行方向検出装置。
  6. (6)前記一次調波信号の発生手段は、 各位相の直角位相成分信号の各別に二乗して二乗信号を
    発生する手段と、 前記各位相の二乗信号を加算して加算信号を発生する手
    段と、 前記加算信号を1/2乗して加算信号の平方根を求めて
    前記一次調波信号を発生する手段とで構成したことを特
    徴とする請求項第2項記載の航空機の対空速度及び航行
    方向検出装置。
  7. (7)前記対空速度の算出手段は、 前記定常成分信号を前記静圧検出信号で除算して定常成
    分信号値の前記静圧検出信号値に対する比信号を発生す
    る手段と、 前記比信号を2/7乗して2/7乗根信号を発生する手
    段と、 前記検出された静止温度信号を前記一次調波信号で乗算
    して積信号を発生する手段と、 前記積信号を定常成分信号で除算して商信号を発生する
    手段と、及び 前記商信号と、所定の定数信号と2/7乗信号を乗算し
    て対空速度信号を発生する手段とで構成したことを特徴
    とする請求項第2項記載の航空機の対空速度及び航行方
    向検出装置。
  8. (8)前記回転部材の一回転中に設定されるサンプリン
    グ周期の数mに応じて[(m/π)sin(π/m)]
    ^2で決定される補正値により前記一次調整波信号を補
    正する手段を設けたことを特徴とする請求項第1項乃至
    第7項のいずれかに記載の航空機の対空速度及び航行方
    向検出装置。
  9. (9)回転部材の端部における圧力を示す圧力検出信号
    と、予じめ設定された基準フレーム内における回転部材
    の所定の基準位置を検出して周期的に発生される基準位
    置信号と、及び気塊の静圧を示す静圧検出信号に基づい
    て、航空機の対空速度と前記基準フレームに対する航行
    方向を検出する装置であって、 周期的に発生される基準位置信号に応じて前記回転部材
    の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定される複
    数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング周期にお
    ける検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリングするサ
    ンプリング手段と、及び 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
    ンプルをフーリエ変換により処理して、各圧力サンプル
    に関して回転部材の端部における圧力をしめすフーリエ
    圧力成分信号を発生し、該フーリエ成分信号と前記静圧
    検出信号に応じて航空機の対空速度と航行方向を算出す
    る信号処理手段とによって構成したことを特徴とする航
    空機の対空速度及び航行方向の検出装置。
  10. (10)前記信号処理装置は、 各サンプリング周期における前記回転部材の端部におけ
    る検出圧力の定常圧力成分を示すフーリエ級数定常圧力
    成分信号を発生する手段と、前記各サンプリング周期に
    おけるフーリエ級数定常圧力成分信号を加算してフーリ
    エ定常成分信号を発生する手段と、 各サンプリング周期における、回転部材の端部の一次調
    波成分に関して、前記一次調波の各位相の値をしめす一
    対のフーリエ級数直角位相調波信号を発生する手段と、 各位相のフーリエ級数直角位相調波信号を加算して一対
    のフーリエ直角位相成分信号を発生する手段と、 前記一対のフーリエ級数直角位相成分信号の各位相成分
    の大きさを示すフーリエ級数一次調波信号を形成する手
    段と、 前記フーリエ定常成分信号と、前記フーリエ級数一次調
    波信号と及び前記静圧検出信号に基づいて航空機の気塊
    に対する速度を示す対空速度信号を発生する手段と、及
    び、 前記一対のフーリエ直角位相成分信号に基づいて航空機
    の基準フレームに関して航行方向を示す航行方向信号を
    発生することを特徴とする請求項第9項記載の航空機の
    対空速度及び航行方向検出装置。
  11. (11)前記回転部材の端部の圧力を示す圧力検出信号
    は回転部材の回転周波数よりも高い周波数の周期信号で
    あり、気塊に対する航空機の動作によって発生する圧力
    変動に比例して周波数変調されており、前記サンプリン
    グ手段は、周波数変調された圧力検出信号の平均周波数
    を算出して、この平均周波数を示す信号を発生する手段
    を有することを特徴とする請求項第1項又は第9項又は
    第10項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出装置
  12. (12)前記周波数変調された圧力検出信号の平均周波
    数の算出手段は、 複数のサンプリング周期の各サンプリング周期における
    周波数変調された圧力検出信号のサイクルを計数し、計
    数値を示す圧力サイクル信号を発生する手段と、 各サンプリング周期における、周波数一定の周波数信号
    を計数して、計数値に応じたクロックサイクル信号を発
    生する手段と、 前記圧力サイクル信号を前記クロックサイクル信号で除
    算して、各サンプリング周期における前記除算結果を示
    す商信号を発生する手段と、及び前記商信号と前記クロ
    ックサイクル信号を乗算して、各サンプリング周期の周
    波数変調された圧力検出信号の平均周波数を示す平均周
    波数信号を発生する手段とで構成したことを特徴とする
    請求項第11項記載の航空機の対空速度及び航行方向検
    出装置。
  13. (13)前記定常圧力成分信号の加算手段及び前記直角
    位相調波成分信号の加算手段は、回転部材の一回転分の
    サンプリング周期の定常圧力成分及び直角位相調波成分
    信号を加算するようにしたことを特徴とする請求項第1
    0項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出装置。
  14. (14)前記一次調波信号の発生手段は、 各位相のフーリエ直角位相成分信号の各別に二乗して二
    乗信号を発生する手段と、 前記各位相の二乗信号を加算して加算信号を発生する手
    段と、 前記加算信号を1/2乗して加算信号の平方根を求めて
    前記一次調波信号を発生する手段とで構成したことを特
    徴とする請求項第10項記載の航空機の対空速度及び航
    行方向検出装置。
  15. (15)前記対空速度の算出手段は、 前記定常成分信号を前記静圧検出信号で除算して定常成
    分信号値の前記静圧検出信号値に対する比信号を発生す
    る手段と、 前記比信号を2/7乗して2/7乗根信号を発生する手
    段と、 前記検出された静止温度信号を前記一次調波信号で乗算
    して積信号を発生する手段と、 前記積信号を定常成分信号で除算して商信号を発生する
    手段と、及び 前記商信号と、所定の定数信号と2/7乗信号を乗算し
    て対空速度信号を発生する手段とで構成したことを特徴
    とする請求項第10項記載の航空機の対空速度及び航行
    方向検出装置。
  16. (16)前記回転部材の一回転中に設定されるサンプリ
    ング周期の数mに応じて[(m/π)sin(π/m)
    ]^2で決定される補正値により前記一次調整波信号を
    補正する手段を設けたことを特徴とする請求項第9項乃
    至第14項のいずれかに記載の航空機の対空速度及び航
    行方向検出装置。
  17. (17)回転部材の端部における圧力を示す圧力検出信
    号と、予じめ設定された基準フレーム内における回転部
    材の所定の基準位置を検出して周期的に発生される基準
    位置信号と、及び気塊の静圧を示す静圧検出信号に基づ
    いて、航空機の対空速度と前記基準フレームに対する航
    行方向を検出する方法であって、 周期的に発生される基準位置信号に応じて前記回転部材
    の角度位置に応じ、前記基準位置に関して設定される複
    数の圧力サンプリング周期の、各サンプリング周期にお
    ける検出圧力を圧力サンプルとしてサンプリングし、 各サンプリング周期においてサンプリングされた圧力サ
    ンプルをフーリエ変換により処理して、各圧力サンプル
    に関して回転部材の端部における圧力をしめすフーリエ
    圧力成分信号を発生し、及び 該フーリエ成分信号と前記静圧検出信号に応じて航空機
    の対空速度と航行方向を算出するようにしたことを特徴
    とする航空機の対空速度及び航行方向の検出方法。
  18. (18)前記の信号処理は、 各サンプリング周期における前記回転部材の端部におけ
    る検出圧力の定常圧力成分を示すフーリエ級数定常圧力
    成分信号を発生し、 前記各サンプリング周期におけるフーリエ級数定常圧力
    成分信号を加算してフーリエ定常成分信号を発生し、 各サンプリング周期における、回転部材の端部の一次調
    波成分に関して、前記一次調波の各位相の値をしめす一
    対のフーリエ級数直角位相調波信号を発生し、 各位相のフーリエ級数直角位相調波信号を加算して一対
    のフーリエ直角位相成分信号を発生し、前記一対のフー
    リエ級数直角位相成分信号の各位相成分の大きさを示す
    フーリエ級数一次調波信号を形成し、 前記フーリエ定常成分信号と、前記フーリエ級数一次調
    波信号と及び前記静圧検出信号に基づいて航空機の気塊
    に対する速度を示す対空速度信号を発生し、及び、 前記一対のフーリエ直角位相成分信号に基づいて航空機
    の基準フレームに関して航行方向を示す航行方向信号を
    発生するようにしたことを特徴とする請求項第17項記
    載の航空機の対空速度及び航行方向検出方法。
  19. (19)前記回転部材の端部の圧力を示す圧力検出信号
    は回転部材の回転周波数よりも高い周波数の周期信号で
    あり、気塊に対する航空機の動作によって発生する圧力
    変動に比例して周波数変調されており、前記サンプリン
    グ手段は、周波数変調された圧力検出信号の平均周波数
    を算出して、この平均周波数を示す信号を発生するよう
    にしたことを特徴とする請求項第1項又は第9項又は第
    18項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出方法。
  20. (20)前記周波数変調された圧力検出信号の平均周波
    数の算出においては、 複数のサンプリング周期の各サンプリング周期における
    周波数変調された圧力検出信号のサイクルを計数し、計
    数値を示す圧力サイクル信号を発生し、 各サンプリング周期における、周波数一定の周波数信号
    を計数して、計数値に応じたクロックサイクル信号を発
    生し、 前記圧力サイクル信号を前記クロックサイクル信号で除
    算して、各サンプリング周期における前記除算結果を示
    す商信号を発生し、及び前記商信号と前記クロックサイ
    クル信号を乗算して、各サンプリング周期の周波数変調
    された圧力検出信号の平均周波数を示す平均周波数信号
    を発生するようにしたことを特徴とする請求項第19項
    記載の航空機の対空速度及び航行方向検出方法。
  21. (21)前記定常圧力成分信号の加算手段及び前記直角
    位相調波成分信号の加算手段は、回転部材の一回転分の
    サンプリング周期の定常圧力成分及び直角位相調波成分
    信号を加算するようにしたことを特徴とする請求項第1
    8項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出方法。
  22. (22)前記一次調波信号は、 各位相のフーリエ直角位相成分信号の各別に二乗して二
    乗信号を発生し、 前記各位相の二乗信号を加算して加算信号を発生し、 前記加算信号を1/2乗して加算信号の平方根を求めて
    前記一次調波信号を発生して算出するようにしたことを
    特徴とする請求項第18項記載の航空機の対空速度及び
    航行方向検出方法。
  23. (23)前記対空速度は、 前記定常成分信号を前記静圧検出信号で除算して定常成
    分信号値の前記静圧検出信号値に対する比信号を発生し
    、 前記比信号を2/7乗して2/7乗根信号を発生し、 前記検出された静止温度信号を前記一次調波信号で乗算
    して積信号を発生し、 前記積信号を定常成分信号で除算して商信号を発生し、
    及び 前記商信号と、所定の定数信号と2/7乗信号を乗算し
    て対空速度信号を発生して算出することを特徴とする請
    求項第18項記載の航空機の対空速度及び航行方向検出
    方法。
  24. (24)前記回転部材の一回転中に設定されるサンプリ
    ング周期の数mに応じて[(m/π)sin(π/m)
    ]^2で決定される補正値により前記一次調整波信号を
    補正するようにしたことを特徴とする請求項第17項乃
    至第23項のいずれかに記載の航空機の対空速度及び航
    行方向検出方法。
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