JPH0120059Y2 - - Google Patents

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JPH0120059Y2
JPH0120059Y2 JP3124786U JP3124786U JPH0120059Y2 JP H0120059 Y2 JPH0120059 Y2 JP H0120059Y2 JP 3124786 U JP3124786 U JP 3124786U JP 3124786 U JP3124786 U JP 3124786U JP H0120059 Y2 JPH0120059 Y2 JP H0120059Y2
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displacement
amount
sliding
plate
stroke
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JP3124786U
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  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はばねを介し面圧力を付与するスライ
ドバルブ装置のばねのたわみを検出し摺動面から
の漏鋼事故を未然に防止することができる面開き
検出装置を提供する。
従来の技術 スライドバルブ装置は第1図に示すように容器
1内の溶湯の排出流量を制御するもので、スライ
ドプレート3を油圧シリンダ4などで摺動させ、
容器1側に固着されたボトムプレート2のノズル
孔に対しスライドプレート3のノズル孔をずらせ
ノズル孔の開度を変え、溶湯の排出流量が調整さ
れる。溶鋼の排出流量は鋼の品質に対し影響が大
きいため通常流量調整が頻繁に行われるため、ス
ライドプレート3の摺動回数は非常に多く、取鍋
用スライドバルブ装置の場合1鍋当り100〜200回
摺動させられる。したがつてプレートれんが(ボ
トムプレート2及びスライドプレート3)のノズ
ル孔周りの摺動面5は損傷が激しく、取鍋用スラ
イドバルブ装置では通常2〜4鍋使用するとプレ
ートれんがを交換するものである。
発明が解決しようとする問題点 ノズル孔周りの摺動面5が過度に損傷した状態
で使用すると損傷部分に付着した凝固鉄や耐火物
の破片(以下異物という)がスライドプレート3
を摺動させた時摺動面に噛込み、摺動面が開いて
漏鋼事故を起こすことになる。そのため作業者は
鋳造作業前毎回ノズル孔6から摺動面5の損傷度
合をチエツクし再使用している。しかしノズル孔
6からでは摺動面5の損傷度合を正確にチエツク
することはできなく、余命があるプレートれんが
を交換したり、チエツクミスにより漏鋼事故を起
こすことがある。
問題点を解決するための手段 本考案は上記の如きチエツクミスによる漏鋼事
故を未然に防止する検出装置を提供するものであ
り、本考案の構成は前記実用新案登録請求の範囲
に明記したとおりであるが、本考案装置の1例を
示す添付図面により具体的に詳述する。
第1図〜第3図は従来のばね7を介しトツグル
機構8により面圧力を付与するスライドバルブ装
置にストローク検出装置を取付けた図を示す。容
器1に固着されたハウジング9にボトムプレート
2が嵌挿され、スライドプレート10に嵌挿され
たスライドプレート3はクランプ11により摺動
自在に保持されている。クランプ11はばね7を
内蔵したばねホルダとトツグル機構8により連結
せらればね7のたわみによりスライドプレート3
がボトムプレート2に圧接せられ摺動面5に面圧
力が付与される。バネホルダ12はハウジング9
に摺動自在にとりつけてあり、ブラケツト18が
付設してある。
ストローク検出器13,14,15,16は本
体がハウジング9に固着されたブラケツト17に
取付けられ、他端に突出した可動シヤフト20が
ばねホルダ12に固着されたブラケツト18に接
してハウジング9に対するばねホルダ12の上下
方向への摺動による移動距離が検出される。又ス
トローク検出器13〜16は1対のばねホルダ1
2の両端にそれぞれ取付けられ、(第3図図示)
ばねホルダ12の傾むきも検出される。
各ストローク検出器13〜16の信号は制御盤
19でれんがセツト時の初めの状態を0表示さ
せ、セツト状態からスライドプレート3を摺動さ
せた時の変位量を表示させ、変位量により警報及
びスライドプレートの駆動源(油圧ユニツトな
ど)をコントロールし、漏鋼事故を防止するとと
もに変位量を記録することにより、装置の変形度
合、老朽の進捗状態を把握することができる。
前記ストローク検出器は変位量を抵抗値の変化
で検出するポテンシヨメータや、変位量をインピ
ーダンスの変化で検出する差動変圧器など変位量
が連続的に検出できる市販の検出器が用いられ
る。
考案の効果 第4図、第5図はスライドプレート3の摺動ス
トロークとストローク検出器13〜16の変位量
を示す。
従来の実施例の装置及びプレートれんがを用い
スライドプレート3の摺動ストロークとストロー
ク検出器13〜16の変位量の関係を調べると: プレートれんがの摺動面が正常な場合第4図の
ように、スライドプレート3の摺動に対し、スト
ローク検出器13〜16の変位量は殆んど変らな
いそれに反し摺動面5に異物が噛込み摺動面が開
く(面開き)と第5図のようにストローク検出器
14,16の変位量が大きく変化する。図中〇印
番号は同じ番号のストローク検出器の変位曲線を
示す。図中点は面開き開始位置を点は面開き
最大位置を示す。
摺動面からの漏鋼事故は面開きが大きい時に発
生し、その大きさは溶湯の種類(鋼、銅、アルミ
ニウム等)、鋳造温度などにより異なるが、通常
0.5〜1.0mm(漏鋼限界)以下なら摺動面の途中で
凝固し外部に漏出せず漏鋼事故にならない。しか
し面開き量が漏鋼限界以上になると摺動面から溶
湯が流出し漏鋼事故が発生する点は漏鋼限界点
を示す。漏鋼事故を未然に防止するためには摺動
面5に異物が噛込んだ時スライドプレート3を
点以上摺動させてはならなく例えば点の変位量
を検出し鋳造を停止すれば良い。
鋳造を停止する方法としては点の変位量を制
御盤19で検出し警報を鳴らし作業者が操作を停
止するか、19の信号によりスライドプレート3の
駆動源(油圧シリンダ、電動シリンダなど)を自
動的に停止させることができる。第4図及び第5
図のグラフは実施例の装置の測定結果であり、装
置及びプレートれんがの精度、異物の大きさなど
により、ストローク検出器の変位量は変る。
又第4図の変位量は面開きを起こさなくてもプ
レートれんがの精度、装置の変形などで変化す
る。
装置及びプレートれんがが正常な場合、変位量
は通常0.1〜0.2mm(許容変位限界)以下であり、
変位量が許容変位限界(点)以上になるとプレ
ートれんが又は装置に異常があり安定な鋳込作業
ができない。そのため鋳込作業前にスライドプレ
ート3を摺動させ、変位量を検出することによ
り、プレートれんが又は装置の状態が判定できる
ため異常なものに対して処置が可能となり安定し
た鋳造作業ができ又変位量をれんがセツト毎、毎
回継続して測定することによりその装置の老朽進
捗状況、変形度合を推測し、装置の適切なメンテ
ナンスを行うことができ、メンテナンス費用の節
減が可能となる。
以上のように本考案によれば変位量を検知し未
然に漏鋼事故を防止するとともに、安定した鋳込
作業及び適切なメンテナンスによりコストダウン
を計ることができる。
第4図及び第5図に示した変位量と摺動ストロ
ークの関係は1実施例の値であり、装置の変形度
合、プレートれんがの精度、異物の大きさ、異物
の噛込み位置、異物の形状など種々の要因により
異なるが、前述の管理基準である漏鋼限界、許容
面開き限界はほぼ前述の値を採用することができ
る。また、前述の具体例では、ボトムプレート2
とスライドプレート3により構成される。2層式
のスライドバルブ装置について記述したが、3枚
プレートより構成され中間のプレートれんがが摺
動する。3層式のスライドバルブ装置にも適用で
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライドバルブ装置に本発明のストロ
ーク検出器を取付けた一例を示す部分断面図、第
2図は第1図の矢視A−A図、第3図はストロー
ク検出器の取付位置を示す平面図、第4図、第5
図は検出器の変位と摺動ストロークの関係線図、
第6図は従来のスライドバルブ装置の断面図であ
り、図中:1:容器、2:ボトムプレート、3:
スライドプレート、4:油圧シリンダ、5:摺動
面、6:ノズル孔、7:ばね、8:トツグル機
構、9:ハウジング、10:スライドケース、1
1:クランプ、12:ばねホルダー、13〜1
6:ストローク検出器、19:アンプ、20:可
動シヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ばね7を介し面圧力を付与するスライドバルブ
    装置において、ハウジング9とばねホルダ12の
    間にストローク検出器13〜16を取付け、その
    変位量を制御盤19に検出し、警報又はスライド
    プレート3の駆動源を制御し摺動面5からの漏鋼
    事故を未然に防止することができるスライドバル
    ブの面開き検出装置。
JP3124786U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0120059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3124786U JPH0120059Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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JP3124786U JPH0120059Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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Publication Number Publication Date
JPS62146562U JPS62146562U (ja) 1987-09-16
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JP3124786U Expired JPH0120059Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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KR101023113B1 (ko) * 2003-08-14 2011-03-24 주식회사 포스코 용강 래들에 장착되는 밸브 조립체 내의 면압 측정시스템및 그 측정방법

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JPS62146562U (ja) 1987-09-16

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