JP2001071103A - 連鋳ロール回転検出装置 - Google Patents

連鋳ロール回転検出装置

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JP2001071103A
JP2001071103A JP2000078405A JP2000078405A JP2001071103A JP 2001071103 A JP2001071103 A JP 2001071103A JP 2000078405 A JP2000078405 A JP 2000078405A JP 2000078405 A JP2000078405 A JP 2000078405A JP 2001071103 A JP2001071103 A JP 2001071103A
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rotation
casting roll
pressing plate
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Makoto Naito
誠 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールドに上方から挿入するダミーバーに取
り付けても、モールド内面に疵を付けることなく、その
出側に配された各連鋳ロールを確実に自動検査する。 【解決手段】 鋳片通路を構成する各連鋳ロールにほぼ
等しい押付力で摩擦接触しながら該通路内を移動する押
付板28と、該押付板28に回転自在に保持され、前記
各ロールと接触する複数の検出ロール30とを有し、前
記押付板28の移動に伴なう各検出ロール30の回転状
態から前記連鋳ロールの回転を検査する検出装置におい
て、前記押付板28に前記連鋳ロールに対する押付力を
付与する圧縮コイルバネ36と、必要に応じて該コイル
バネによる押付力を抑制するために2枚の押付板28を
強制的に狭める油圧シリンダ38とを設け、モールド通
過時には押付力を抑制するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、連鋳ロール回転検
出装置、特に連続鋳造を開始する前に連鋳機に配設され
ている連鋳ロールの回転の状態を検査する際に適用して
好適な、連鋳ロール回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連鋳機では、溶鋼をモールドに注入し、
冷却して形成された鋳片をその出側に配設された多数の
ガイドロール、ピンチロール等(以下、連鋳ロールとも
いう)のロール群により引き抜きながら連続的に鋳片の
製造を行っている。
【0003】この連鋳機では、上記鋳片を多数の連鋳ロ
ールにより支持・案内しながら、これら連鋳ロールによ
り形成される鋳片通路内を移動、通過させているため、
連鋳ロールが回転しなかったり、回転不良の連鋳ロール
が存在すると、鋳片の表面に引掻き疵が発生し、製品欠
陥の原因となるため、ロール回転有無の管理は非常に重
要である。しかし、鋳片通路は狭く、又、ロール数も膨
大なため、人力での管理は困難である。
【0004】そこで、従来より、鋳造を開始する前に、
多数の連鋳ロールの回転検査を自動で行っている。この
ような連鋳ロールの自動検査に利用可能なロール回転検
出装置として、特公昭56−14383のように、連鋳
ロールと接触する複数の回転検出ロールを有するロール
回転駆動体を、鋳片通路の各連鋳ロールとほぼ等しい押
付力で摩擦接触しながら鋳片通路内を移動させて連鋳ロ
ールを回転させ、各連鋳ロールと接触する回転検出ロー
ルの回転状態から、連鋳ロールの回転を検出する装置
や、特開平4−15510のように、ロール方向に付勢
されてロール外周に接触する検出ヘッドに加わる摩擦力
を荷重検出手段により検出し、該荷重検出手段の出力に
よってロール回転を検出する装置が提案されている。
【0005】これらの装置によれば、例えばダミーバー
に組み込んだ検出装置を、鋳片通路を構成する連鋳ロー
ル群の間に下流側から通すことにより、簡易且つ効果的
に検査することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
56−14383のような方法では、連鋳ロールの間隔
(ギャップとも称する)が、連鋳機の上流側から下流側
にかけて、鋳片の凝固収縮に合わせて小さくなっていく
ので、等しい押付力を出すための装置を小さく作ること
が困難であり、又、ダミーバーを上方から挿入する方式
の連鋳機では、モールド内を通過する際にも押付力が発
生するため、モールドの内面を構成する銅板に疵を付け
てしまうという問題点を有していた。
【0007】一方、後者の特開平4−15510のよう
な方法では、連鋳ロールの摩擦力が鋳造毎に潤滑用のグ
リースや酸化スケールの影響により大きく変化するの
で、回転有無の閾値を定めるのが非常に困難であるとい
う問題点を有していた。
【0008】又、後者の特開平4−15510には、装
置の基準位置と検出ヘッドとの間の距離を測定する変位
計を設け、該変位計の出力によってロール間隔を測定す
ることも記載されているが、検出ヘッドの連鋳ロールへ
の接触面の断面が半円状とされていたため、曲面同志の
接触となり、上下の連鋳ロールの中心がずれていたり、
検出ヘッドが傾いていた場合には、正確なギャップを測
定することができないという問題点を有していた。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、モールドに上方から挿入するダミー
バーに取り付けても、モールド内面に疵を付けることな
く、鋳片通路を構成する多数のロール群を確実に自動検
査することができる連鋳ロールの回転検出装置を提供す
ることを第1の課題とする。
【0010】本発明は、又、連鋳機の鋳片冷却用スプレ
ーの冷却水がかる状況下で連鋳ロールに押付られる板部
材に錆が発生することがなく、更に、繰返し押付けを行
っても変形や摩耗が起こらず、長寿命化を図ることを第
2の課題とする。
【0011】本発明は、又、同時にロールギャップも精
度良く測定可能とすることを第3の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋳片通路を構
成する各連鋳ロールに略等しい押付力で摩擦接触しなが
ら該鋳片通路内を移動するロール回転駆動体と、該駆動
体に回転自在に保持され、前記各ロールと接触する回転
検出ロールとを有すると共に、前記駆動体の移動に伴な
う回転検出ロールの回転状態から前記連鋳ロールの回転
を検査する連鋳ロール回転検出装置において、前記駆動
体に、前記連鋳ロールに対する前記押付力を付与する付
勢手段と、必要に応じて該付勢手段による前記押付力を
抑制する抑制手段とを設けたことにより、前記第1の課
題を解決したものである。
【0013】又、前記制御手段を、前記駆動体を前記連
鋳ロールから引き離す方向に強制的に移動させる流体圧
シリンダとしたものである。
【0014】あるいは、前記抑制手段を、前記駆動体を
前記連鋳ロールから引き離す方向に移動させた状態に保
持する押付力抑制用治具としたものである。
【0015】更に、前記押付力抑制用治具が、ダミーバ
ーに取り付けられた前記駆動体がモールドを通過した時
点で該駆動体から外れるようにしたものである。
【0016】又、前記駆動体を、対向する2枚の板部材
からなる押付板とし、これら押付板を、両者の内側に位
置する前記付勢手段により外側に付勢するようにしたも
のである。
【0017】又、前記押付板を耐腐食性の材料で形成す
ると共に、その表面を、硬度の高い材料でコーティング
することにより、前記第2の課題を解決したものであ
る。
【0018】本発明は、又、鋳片通路を構成する各連鋳
ロールを回転させるのに必要なトルク以上のトルクを発
生する押付力で連鋳ロールと摩擦接触しながら該鋳片通
路内を移動し得る押付板と、該押付板に回転自在に保持
され、前記各連鋳ロールと接触する回転検出ロールを有
し、前記押付板の移動による各連鋳ロールの回転の有無
を、前記回転検出ロールの回転状態から検査する連鋳ロ
ール回転検出装置であって、前記押付板を耐腐食性の材
料で形成すると共に、その表面を、硬度の高い材料でコ
ーティングすることにより、前記第2の課題を解決した
ものである。
【0019】更に、前記押付板間の距離を検出する距離
計を設け、連鋳ロール間を通過する際に、連鋳ロールに
回転トルクを与えると共に、連鋳ロール間隙の測定も同
時に行えるようにして、前記第3の課題を解決したもの
である。
【0020】又、同様の連鋳ロール回転検出装置であっ
て、前記押付板間の距離を検出する距離計を設け、連鋳
ロール間を通過する際に、連鋳ロールに回転トルクを与
えると共に、連鋳ロール間隙の測定も同時に行えるよう
にして、前記第3の課題を解決したものである。
【0021】即ち、本発明においては、各連鋳ロールに
接触する駆動体(例えば押付板)に、これら連鋳ロール
に対して略等しい押付力(押圧力)を付与する付勢手段
と、必要に応じて該付勢手段による押付力を抑制する抑
制手段とを設けたので、モールドを通過中は上記押付力
を抑制し、該モールドを通過した後にその抑制を解除す
ることにより、各連鋳ロールに対する押付力を生じさせ
ることが可能となるため、該モールドの内面に疵を付け
ることなく、各連鋳ロールの回転を確実に検査すること
ができる。
【0022】又、前記押付板を耐腐食性の材料で形成す
ると共に、その表面を、硬度の高い材料でコーティング
したので、押付板の寿命を長くすることができる。
【0023】又、前記押付板間の距離を検出する距離計
を設けたので、連鋳ロール間を通過する際に、連鋳ロー
ルに回転トルクを与えると共に、連鋳ロール間隙の測定
も同時に高精度で行える。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明に係る第1実施形態の連鋳
ロール回転検出装置が適用される連鋳機の概略を示す模
式図であり、図2は、本実施形態の検出装置がダミーバ
ーに取り付けられている状態を示す概略正面図である。
【0026】上記連鋳機は、タンディッシュ10に溜め
られている溶鋼がモールド12に注入され、冷却されて
表面近傍が固まると、それがガイドロール14、ピンチ
ロール16からなる連鋳ロールのロール群により形成さ
れている通路を通って引き抜かれることにより、鋳片が
連続的に製造されるようになっている。なお、大きい丸
で示したピンチロール16は、小さい丸で示した複数の
ガイドロール14からなるセグメント毎に1対ずつ配設
されている。
【0027】上記連鋳機のモールド12には、鋳造開始
前にレール(図示せず)上をダミーバーカー18が接近
し、積んであるダミーバー20を上方から該モールド1
2内に挿入し、次いで連鋳ロール14、16内を通過さ
せるようになっている。
【0028】上記ダミーバー20は、複数のリンク単位
が連結されたリンクチェーン構造になっており、図2に
は、本実施形態の検出装置22が、このダミーバー20
の長さ方向の途中の外側に、ねじ止めされた取付部材2
4を介して取り付けられた状態が示されており、これを
上から見ると図3のようになっている。
【0029】この検出装置22について詳述すると、上
記取付部材24に固定されている回動軸26にそれぞれ
一端が回動自在に固定された、対向するステンレス鋼板
等からなる2枚の板部材により、ロール回転駆動体であ
る押付板28が形成されている。
【0030】この押付板28は、鋳片通路を構成する前
記各連鋳ロール14、16にほぼ等しい押付力で摩擦接
触しながら該通路内を移動することにより、連鋳ロール
14、16を強制的に回転させる働きをする。又、この
2枚の押付板28には、それぞれ回転自在に保持され、
前記各連鋳ロール14、16と接触する回転検出ロール
30が取り付けられている。
【0031】この回転検出ロール30は、一端が前記押
付板28の内側壁に回動可能に支持されたアーム32の
中間位置に軸支され、その他端部に取り付けられている
バネ34により、連鋳ロール14、16に対して一定の
押付力が生じるようになされている。そして、上記押付
板28の移動に伴なう前記回転検出ロール30の回転
は、フレキシブルシャフト31Sを介してエンコーダ3
1Eに伝達され、各回転検出ロール30の回転状態から
前記連鋳ロール14、16の回転を検査するようになっ
ている。
【0032】本実施形態では、前記押付板28に、前記
連鋳ロールに対する前記押付力を付与するために、その
内側に圧縮コイルバネ(付勢手段)36が介設され、該
バネ36により、2枚の押付板が外側に付勢されてい
る。又、同じく上記押付板28の内側には、必要に応じ
て該コイルバネ36による前記押付力を抑制するため
に、2枚の押付板28の間隔を強制的に狭める(連鋳ロ
ール14、16から引き離す方向に移動させる)油圧シ
リンダ(抑制手段)38が介設されている。
【0033】図4は、上述した本実施形態の検出装置を
簡略化して、その作用を説明するための油圧回路図であ
る。この図に示すように、電磁切換弁40により、油圧
シリンダ38が前記圧縮コイルバネ36の付勢力に抗し
て、前記押付板28を二点鎖線の位置から実線の位置に
なるようにすることができると共に、電磁切換弁40を
切り換えて該油圧シリンダ38をフリーの状態にする
と、回転検出可能な二点鎖線の位置に戻して押付力が有
効な状態にすることができる。
【0034】従って、本実施形態によれば、ダミーバー
20をモールド12の上方から挿入するときに、前記油
圧シリンダ38により前記押付板28を実線の抑制位置
に狭めておき、該ダミーバー20と共に移動するこの押
付板28がモールド12を通過した時点で、電磁弁40
を切り換えて油圧シリンダ38を開放(フリー)状態に
し、該押付板28を二点鎖線の測定位置にすることがで
きる。
【0035】その結果、本実施形態によれば、検出装置
22をモールド12の内面に疵を付けることなく通過さ
せることができると共に、モールド12を出た後は連鋳
ロール14、16の回転検査を確実に行うことが可能と
なる。
【0036】以上のようにして検査を終了し、ダミーバ
ー20が連鋳機を出て、待機位置(図示せず)にきたら
再び電磁切換弁40を切り換えて、油圧をかけることに
よって押付板28の押付力を抑制することができ、次の
作業に備えるようにすることができる。
【0037】図5は、本発明に係る第2実施形態の連鋳
ロール回転検出装置を示す概略正面図である。但し、こ
の図5では、前記図2の場合とは逆向きに表わしてあ
る。
【0038】本実施形態では、付勢手段として2つのコ
イルバネ36A、36Bを備えていると共に、抑制手段
として押付板28の後端部分にフランジ部28Aと、該
押付板28を実線で示した抑制位置に保持するための押
付力抑制用治具42とで構成されているようにした以外
は、実質的に前記第1実施形態と同一である。なお、図
示は省略するが、上記フランジ部28Aには後方が開放
状態の溝が切られており、該溝に治具42を嵌入するこ
とにより、上記実線の抑制位置に保持できるようになっ
ている。
【0039】本実施形態では、図6に示すように上記治
具42を所定長さの紐部材44の一端に固定し、その他
端もダミーバーカー18の、例えばフレーム18Aに固
定しておくことにより、ダミーバー20をモールド12
の上方から挿入する際に、上記押付板28がちょうどモ
ールド12を通過した位置で上記治具42が外れるよう
になっており、その結果、図5に2点鎖線で示した測定
状態にできるようになっている。
【0040】図7に、この様子を拡大して示したよう
に、挿入手段46によりダミーバー20がモールド12
に上方から挿入され、検出装置22が取り付けられてい
る部分がちょうどモールド12を通過した位置で上記治
具42が外れるように、上記紐部材44の長さを調整し
ておくことにより、前記第1実施形態と同様にモールド
12の内面に疵を付けることなく、連鋳ロールのロール
群の回転状態を確実に検出することができる。
【0041】そこで、本実施形態の検出装置22を適用
した場合のモールドの寿命を従来の装置と比較したとこ
ろ、ロール回転検出を行わない場合を1.0とすると、
従来法で検出すると0.4であったものが本実施形態に
よれば1.0にすることができた。
【0042】なお、図1の鋳片通路は、鋳片冷却のため
にスプレー冷却されており、前記押付板28に冷却水が
かかって錆が発生したり、繰返し押付けにより、変形や
摩耗が発生し易く、寿命が短くなる可能性がある。又、
ロールギャップの測定も同時に行いたい要請がある。そ
こで、このような問題をも解決すべく、本発明の第3実
施形態では、図8に示す如く、前記押付板28を、耐食
性材料、例えばSUS304ステンレス製とし、更に、
表面にHsが40以上の材料、例えばCo−Ni(Hs
=41)で厚さ2.0mmのコーティング29を行って
いる。
【0043】本実施形態においては、更に、前記押付板
28の間隔を検出するための距離計として差動トランス
50を設けて、連鋳ロールとの接触面が平坦な押付板2
8を利用したロールギャップの高精度測定も可能として
いる。
【0044】なお、本実施形態においては、押付板28
のコーティング剤29としてCo−Niを使用している
が、コーティング剤の種類はこれに限定されない。図9
に示す如く、硬さHsが40以上であれば、変形、摩耗
量が1.0mm以下に抑えられるので、差動トランス5
0の校正を、連鋳機の定期修理(8〜12週)間隔以上
に空けることができる。なお、距離計の種類も、差動ト
ランス50に限定されず、押付板28の材質も、耐蝕性
のあるものであれば、SUS304に限定されない。
【0045】なお、本実施形態においては、押付板28
の耐蝕性向上と、差動トランス50によるロールギャッ
プ検出が併用されていたが、いずれか一方のみを用いる
ことも可能である。又、押付板の間隔を縮める必要がな
い場合には、油圧シリンダを省略することも可能であ
る。
【0046】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0047】例えば、抑制手段は、前記実施形態に示し
たものに限定されず、同様の機能を有するものであれば
任意に変更可能であり、油圧シリンダを、例えばエアシ
リンダにしてもよい。
【0048】又、回転検出用のエンコーダも、幅方向ス
ペースに余裕があれば検出ロールに直結してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
モールドに上方から挿入するダミーバーに取り付けて
も、モールド内面に疵を付けることなく、鋳片通路を構
成する多数のロールを確実に自動検査することができ
る。
【0050】又、ロール回転駆動体の押付板に耐蝕性材
料を用い、更にその表面を、硬度の高い材料でコーティ
ングした場合には、連鋳機の冷却水がかかる状況におい
ても、錆が発生して劣化することがなく、又、繰り返し
押付けを行っても、変形や摩耗が抑えられ、長寿命化が
図られる。
【0051】又、押付板間に距離計を設けた場合には、
連鋳ロールとの接触面が平坦な押付板を利用して、ロー
ル間隔の高精度測定も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検出装置が適用される連鋳機の概略を
示す説明図
【図2】本発明に係る第1実施形態の検出装置が取り付
けられた状態を示す概略正面図
【図3】本発明に係る第1実施形態の検出装置が取り付
けられた状態を示す概略平面図
【図4】第1実施形態の作用を示す説明図
【図5】本発明に係る第2実施形態の検出装置を示す概
略正面図
【図6】押付力抑制用治具の取付状態を示す説明図
【図7】第2実施形態の作用を示す説明図
【図8】本発明に係る第3実施形態の検出装置を示す概
略正面図
【図9】押付板寿命の実験結果を示す線図
【符号の説明】
10…タンディッシュ 12…モールド 14…ガイドロール(連鋳ロール) 16…ピンチロール(連鋳ロール) 18…ダミーバーカー 20…ダミーバー 22…連鋳ロール回転検出装置 24…取付部材 26…回動軸 28…押付板(ロール回転駆動体) 29…コーティング 30…回転検出ロール 32…アーム 34…バネ 36…圧縮コイルバネ 38…油圧シリンダ 40…電磁切換弁 42…押付力抑制用治具 50…差動トランス(距離計)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳片通路を構成する各連鋳ロールに略等し
    い押付力で連鋳ロールと摩擦接触しながら該鋳片通路内
    を移動するロール回転駆動体と、該駆動体に回転自在に
    保持され、前記各連鋳ロールと接触する回転検出ロール
    とを有すると共に、前記駆動体の移動に伴なう回転検出
    ロールの回転状態から前記連鋳ロールの回転を検査する
    連鋳ロール回転検出装置において、 前記駆動体に、前記連鋳ロールに対する前記押付力を付
    与する付勢手段と、必要に応じて該付勢手段による前記
    押付力を抑制する抑制手段とを設けたことを特徴とする
    連鋳ロール回転検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記抑制手段が、前記
    駆動体を前記連鋳ロールから引き離す方向に強制的に移
    動させる流体圧シリンダであることを特徴とする連鋳ロ
    ール回転検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記抑制手段が、前記
    駆動体を前記連鋳ロールから引き離す方向に移動させた
    状態に保持する押付力抑制用治具であることを特徴とす
    る連鋳ロール回転検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記押付力抑制用治具
    が、ダミーバーに取り付けられた前記駆動体がモールド
    を通過した時点で該駆動体から外れるようになっている
    ことを特徴とする連鋳ロール回転検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    駆動体が、対向する2枚の板部材からなる押付板であ
    り、これら押付板が、両者の内側に位置する前記付勢手
    段により外側に付勢されていることを特徴とする連鋳ロ
    ール回転検出装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記押付板が耐腐食性
    の材料で形成されると共に、その表面が、硬度の高い材
    料でコーティングされていることを特徴とする連鋳ロー
    ル回転検出装置。
  7. 【請求項7】鋳片通路を構成する各連鋳ロールを回転さ
    せるのに必要なトルク以上のトルクを発生する押付力で
    連鋳ロールと摩擦接触しながら該鋳片通路内を移動し得
    る押付板と、該押付板に回転自在に保持され、前記各連
    鋳ロールと接触する回転検出ロールを有し、前記押付板
    の移動による各連鋳ロールの回転の有無を、前記回転検
    出ロールの回転状態から検査する連鋳ロール回転検出装
    置であって、 前記押付板が耐腐食性の材料で形成されると共に、 その表面が、硬度の高い材料でコーティングされている
    ことを特徴とする連鋳ロール回転検出装置。
  8. 【請求項8】請求項5乃至7のいずれかにおいて、前記
    押付板間の距離を検出する距離計が設けられ、 連鋳ロール間を通過する際に、連鋳ロールに回転トルク
    を与えると共に、連鋳ロール間隙の測定も同時に行える
    ようにされていることを特徴とする連鋳ロール回転検出
    装置。
  9. 【請求項9】鋳片通路を構成する各連鋳ロールを回転さ
    せるのに必要なトルク以上のトルクを発生する押付力で
    連鋳ロールと摩擦接触しながら該鋳片通路内を移動し得
    る押付板と、該押付板に回転自在に保持され、前記各連
    鋳ロールと接触する回転検出ロールを有し、前記押付板
    の移動による各連鋳ロールの回転の有無を、前記回転検
    出ロールの回転状態から検査する連鋳ロール回転検出装
    置であって、 前記押付板間の距離を検出する距離計が設けられ、 連鋳ロール間を通過する際に、連鋳ロールに回転トルク
    を与えると共に、連鋳ロール間隙の測定も同時に行える
    ようにされていることを特徴とする連鋳ロール回転検出
    装置。
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JP2010502450A (ja) * 2006-09-19 2010-01-28 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト メタルストランドを連続鋳造するための方法

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