JPH01199939A - N‐ビニルカルボン酸アミドの製造法 - Google Patents

N‐ビニルカルボン酸アミドの製造法

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JPH01199939A
JPH01199939A JP63024770A JP2477088A JPH01199939A JP H01199939 A JPH01199939 A JP H01199939A JP 63024770 A JP63024770 A JP 63024770A JP 2477088 A JP2477088 A JP 2477088A JP H01199939 A JPH01199939 A JP H01199939A
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JP
Japan
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acid amide
reaction
raw material
carboxylic acid
alkoxyethyl
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JP63024770A
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English (en)
Inventor
Shuichi Sugita
修一 杉田
Kuniomi Marumo
丸茂 国臣
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は水溶性ポリマーであるポリビニルアミンならび
にタウリンおよびシステアミン等の化学薬品の原料とし
て利用できるN−ビニルカルボン酸アミド製造法に関す
る。さらに詳しくはN−(α−アルコキシエチル)カル
ボン酸アミドを硫酸および/または硫酸水素の金属塩の
存在下熱分解することによりN−ビニルカルボン酸アミ
ドを製造する方法に関する。
(2)従来の技術 従来、N−(α−アルコキシエチル)カルボン酸アミド
の熱分解によるN−ビニル−カルボン酸アミドの製造法
として次のような方法が開示されている。
■N−(α−アルコキシエチル)カルボン酸アミドをガ
ス状で300℃〜600℃に加熱、脱アルコールする方
法(ドイツ特許第2336977号)。
■N−(α−メトキシエチル)アセトアミドを酸性アル
ミナの存在下255℃〜250℃で脱メタノールし、N
−ビニルアセトアミドを合成する方法(ピー・エム・シ
ュマルツルP、 MSchmalzlネブラスカ大学博
士論文1980年、ケミカルアブストラクツ第93巻1
13348h)。
■N−(α−アルコキシエチル)カルボン酸アミドをア
ルミナ、リン酸アミルニウム等の触媒の存在下50℃〜
200℃に加熱し、脱アルコールする方法(米国特許第
3377340号および英国特許第1125324号)
しかしこれらの方法はいずれも解決すべき問題点を有し
ている。すなわち前記■の方法では無触媒で反応を行な
うため高(−)温度が必要である。また■の方法はN−
(α−メトキシエチル)アセトアミドの熱分解に限定さ
れている上、我々の検討の結果では副生物としてアセト
アミド、アセトニトリル等が少量ではあるが生成すると
ともに、生成物の着色が避は難かった。■の方法は反応
原料がN−(α−メトキシエチル)−N−メチルアセト
アミド、N−(α−エトキシエチルル)−N−エチルプ
ロピオンアミド、あるいはN−(α−エトキシエチル)
ピロリドンといった、窒素原子に水素原子の結合してい
ない、N−(α−アルコキシエチル)−N−アルキル化
合物に限定されていた。
以上のように従来のN−(α−アルコキシエチル)カル
ボン酸アミドの熱分解によるN−ビニルカルボン酸アミ
ドの製造は簡便かつ適用範囲の広い方法とは言い難い。
(3)発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、これら従来技術の反応温度の高さ、区
応副生物の生成、生成物の着色、適用範囲の狭さ等の問
題点を解決する方法として、N−(α−アルコキシエチ
ル)カルボン酸アミドを、硫酸もしくは硫酸水素の金属
塩を触媒に用いて熱分解することにより低い反応温度で
収率よく高純度のN−ビニルカルボン酸アミドを製造す
る方法の提供にある。
(4)課題を解決するための手段 本発明の目的は、本発明の方法に従ってN−(α−アル
コキシエチル)カルボン酸アミドを硫酸もしくは硫酸水
素の金属塩の存在下に熱分解することにより達成される
原料となるN−(α−アルコキシエチル)カルボン酸ア
ミドは、アセタールとカルボン酸アミド、アセトアルデ
ヒドとアルコールおよびカルボン酸アミド、エチリデン
ビスアミドとアルコールの反応あるいはN−エチルカル
ボン酸アミドのアルコール中での電解アルコキシ化等に
よって容易に合成出来ることが広く知られている。こう
して得られるN−(α−アルコキシエチル)カルボン酸
アミドは熱分解反応によりN−ビニルカルボン酸アミド
に転化出来ることが知られているが、反応温度の高さ、
触媒、反応物の適用範囲の狭さ、反応副生物の生成、生
成物の着色等の問題が避は難く、必ずしも満足すべき方
法とは言い難かった。
本発明者らはこれら従来技術の問題点を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、N−(α−アルコキシエチル)カル
ボン酸アミドの熱分解にこれまで用いられたことのない
硫酸、もしくは硫酸水素の金属塩を触媒に用いると比較
的低い反応温度で収率よく高純度のN−ビニルカルボン
酸アミドが得られることを見出し、本発明を完成するに
至った。
これまでに、°各種金属の硫酸塩をアセタール類の脱ア
ルコール反応に使用した例はあるが(たとえば有機合成
化学協会誌第25巻第1号70頁1967年)、N−(
α−アルコキシエチル)カルボン酸アミドの脱アルコー
ル反応に使用した例は全くない。
本発明に用いる硫酸塩あるいは硫酸水素塩としては、硫
酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫
酸水素カルシウム、硫酸水素マグネシウム、硫酸水素カ
リウム、硫酸アルミニウム等が挙げられるが、硫酸マグ
ネシウム、硫酸カルシウム等、アルカリ土類金属の硫酸
塩が特に好ましい。
また、本発明のN−(α−アルコキシエチル)カルボン
酸アミドとしてはホルムアミド、アセトアミド、N−メ
チルアセトアミド、プロピオンアミド、2−ピロリドン
等のカルボン酸アミドから導かれるアミド類が包含され
る。
反応温度は通常50℃〜500℃の範囲から適宜選択さ
れるが特に100℃〜300℃の範囲が好ましい。
低温に過ぎるとN−(α−アルコキシエチル)カルボン
酸アミドの転化率が低下し、また高温に過ぎると目的と
するN−ビニルカルボン酸アミドの選択率の低下、着色
等が起こり好ましくない。
反応温度は触媒の種類、量、反応原料の種類により最適
条件が異なり、目的とするN−ビニルカルボン酸アミド
を収率よく得るには適切な反応温度を設定することが重
要である。
反応は気相または液相にて行なわれ、反応圧力は常圧、
減圧いずれにても行ない得るが、特に気相で減圧下、反
応原料と触媒の接触時間が必要以上に大きくならない反
応条件が好ましい。なぜなら反応原料と触媒が必要以上
長時間接触すると目的とするN−ビニルカルボン酸アミ
ドの選択率の低下、着色等が起こるからである。
本発明の方法によって得られる化合物は水溶性ポリマー
や有用な化学薬品へと誘導され得る。
(5)実施例 以下本発明の実施例および比較例を示し、本発明を具体
的に説明する。
実施例 1 窒素導入管および滴下ロートを具備した3日フラスコ(
50ml)を長さ40cm、直径2.1cmの石英管に
連結した。
石英管中に無水硫酸カルシウム(−旦水と混ぜ固めた後
砕き、乾燥したもの)を、残りの部分には石英リングを
充てんした。石英管の他方は一78℃に冷却した受器に
連結し、真空ポンプで7mm11gに減圧した。石英管
を電気炉により220’Cに、30フラスコを油浴中1
50℃に加熱した。窒素を10m1/分の速度で流しな
がら滴下ロートからN−(α−イソプロポキシエチル)
アセトアミド(25,0g)を35分間かけて滴下した
。熱分解物を冷却した受器内に凝縮させたところ、白色
の結晶が析出した。。受器内の成分をガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、反応原料であるN−(α
−イソプロポキシエチル)アセトアミド2.5gおよび
目的物であるN−ビニルアセトアミド12.5gを含有
していた。これはN−(α−イソプロポキシエチル)ア
セトアミドの転化率9050%N−ビニルアセトアミド
の選択率94.8%に相当した。
比較例 1 無水硫酸カルシウムを反応管に充てんしないことの他は
実施例1と同様に反応を行なった。石英管の温度は40
0℃とした。反応終了後受器内の成分を分析したところ
N−(α−イソプロポキシエチル)アセトアミド10.
3gおよびN−ビニルアセトアミド8.1gを含有して
いた。これはN−(α−イソプロポキシエチル)アセト
アミドの転化率58.8%、N−ビニルアセトアミドの
選択率94.0%に相当した。また、受器内に凝縮した
結晶はうす黄色に着色していた。
比較例 2 無水硫酸カルシウムに代えて活性アルミナ(住友アルミ
ニウム社製、商品名KHA −24) 20gを用いる
以外は実施例1と全く同様に反応を行なった。石英管の
温度は実施例1と同じ220℃とした。
受器内に凝縮した結晶は茶色に着色していた。
受器内の成分を分析したところN−(α−イソプロポキ
シエチル)アセトアミドの転化率94.5%、N−ビニ
ルアセトアミドの選択率84.9%であった。
実施例 2 反応原料をN−(α−イソプロポキシエチル)アセトア
ミドに代えてN−(α−メトキシエチル)アセトアミド
を用いる以外は実施例1と全く同様に反応を行なった。
受器内の成分を分析したところ、N−(α−メトキシエ
チル)アセトアミドの転化率93.5%、N−ビニルア
セトアミドの選択率96.3%であった。生成物の着色
は全くなかった。
実施例 3 反応原料にN−(α−メトキシエチル)ホルムアミドを
用いる以外は実施例1と全く同様に反応を行なった。容
器内の成分を分析したところN−(α−メトキシエチル
)ホルムアミドの転化率92.5%、N−ビニルホルム
アミドの選択率96.5%であった。生成物の着色はな
かった。
実施例 4 無水硫酸カルシウムに代えて無水硫酸マグネシウム(関
東化学社特級、粒状)20gを触媒に用いる以外は実施
例1と全く同様に反応を行なった。
反応終了後、受器内の成分を分析したところ、N−(α
−イソプロポキシエチル)アセトアミドの転化率60.
0%、N−ビニルアセトアミドの選択率97.0%であ
った。受器内の結晶に着色は金くなかった。
実施例 5 反応原料にN−(α−エトキシエチル)−N−メチルア
セトアミドを用いる以外は実施例4と同様に反応を行な
った。石英管の温度は150℃とした。反応終了後受器
内の成分を分析したところ、N−(α−エトキシエチル
)−N−メチルアセトアミドの転化率79.0%、N−
ビニル−N−メチルアセトアミドの選択率98.5%で
あった。生成物の着色は全くなかった。
比較例 3 無水硫酸マグネシウムを充てんしないことの他は実施例
5と全く同様に反応を行なった。受器内の成分を分析し
たところ、目的とするN−ビニル−N−メチルアセトア
ミドは全く検出されず、原料回収に終わった。
実施例 6 硫酸カルシウムに代えて硫酸水素カルシウム(20g)
を触媒に用いる以外は実施例1と全く同様に反応を行な
った。反応終了後、受器内の成分を分析したところ、N
−(α−イソプロポキシエチル)アセトアミドの転化率
86.9%、N−ビニルアセトアミドの選択率96.5
%であった。受器内の結晶に着色は全(なかった。
e)効 果 本発明はN−(α−アルコキシエチル)カルボン酸アミ
ドからN−ビニルカルボン酸を製造する熱分解法におい
て硫酸および/または硫酸水素の金属塩を触媒に用いる
ことにより触媒を用いない方法、あるいは従来の他の触
媒を用いる方法に比べて、より低い反応温度で熱分解を
行なうことが出来るので、生成物の着色が抑制される上
に、目的とするN−ビニルカルボン酸アミドの選択率が
向上し、高品質のN−ビニルカルボン酸アミドを得るこ
とが可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子あるいは炭素数1〜6のアル
    キル基を表わし、R_2は水素原子あるいは炭素数1〜
    6のアルキル基を表わし、R_3はアルキル基を表わす
    ) で示されるN−(α−アルコキシエチル)カルボン酸ア
    ミドを、硫酸および/または硫酸水素の金属塩の存在下
    に、熱分解・脱アルコールすることを特徴とするN−ビ
    ニルカルボン酸アミドの製造法。
JP63024770A 1988-02-03 1988-02-03 N‐ビニルカルボン酸アミドの製造法 Pending JPH01199939A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5700946A (en) * 1995-04-18 1997-12-23 Nippon Shokubai Co., Ltd. Process for production of N-vinyl compound

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5700946A (en) * 1995-04-18 1997-12-23 Nippon Shokubai Co., Ltd. Process for production of N-vinyl compound

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