JPH01199503A - 催芽,催根苗マット - Google Patents

催芽,催根苗マット

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JPH01199503A
JPH01199503A JP63022783A JP2278388A JPH01199503A JP H01199503 A JPH01199503 A JP H01199503A JP 63022783 A JP63022783 A JP 63022783A JP 2278388 A JP2278388 A JP 2278388A JP H01199503 A JPH01199503 A JP H01199503A
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Japan
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germination
water
rice
medium
soil
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JP63022783A
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Motoji Ishida
石田 元二
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水稲栽培において、予め催芽、催根した玄米の
種子を播種内蔵したマット状の培地を用いる育苗方法に
関する。
〔従来の技術〕
水稲箱育苗でマント状の苗を育てこれを田植え機を用い
て水田に機械移植する栽培法は我が国全土に普及してい
る。
その普及面積は全国の水稲栽培面積232万haに対し
200万haに達し、使用育苗箱数はha当たり200
箱と見ても4億箱となる。
全国各地域の共同育苗施設で生産して農家に供給されて
いる緑化した箱育苗の稚苗か1箱約600円で取引され
ているから、全国におけろ終生産額は少なくとも2.4
00億円をFらないであろうと推定される。
育苗には先ず9種子の選別、消毒、浸種、催芽などの種
子予措が重要である。
芒や枝梗を脱芒機または麻袋を利用して取り。
唐箕、風選機で精選する。さらに発芽率1発芽揃いをよ
くするため比11.08〜1.13の塩水または硫安水
中で比重選別を行いばか苗病等にかかりやすい未熟粒を
除去する。終わった後は種籾の塩分は良く洗い落とす。
種籾の消毒は商品名、スミチオン乳剤、ホーマイ等を使
い約15°Cで24時間浸7貴する。
消毒が終わったら、新しい水と取り替えて浸漬を行う。
種籾を水に水温15°Cの場合は6〜7「1.22℃な
らば4〜5日浸して吸水させ1次に水をきって加温室や
風呂場等で30〜35°Cの連渦に1〜2日保ち催芽さ
せる。
この間に床上の準備を行う。水田土、山林表土を掘り上
げ砕いて風乾し、篩って土塊を除く、風化した堆肥等の
有機物と肥料分を混合し、土壌殺菌剤で消毒する。
この床上作成が意外に労力を必要とするため。
工業的に量産した粒状人工培土が市販され普及している
。粒状人工培土の使用率は全箱育苗の約40%に達して
おり、その価格は20kg入り1袋が市価900円くら
いである。育苗箱1箱あたり床土3.3L覆土11を要
するから仮比重を0゜9とみて、3.87kg、175
円の上代を要することになる。
また床上1人工培土とも重量があるため移動に不便でと
くに潅水後は取扱に力を要する。老齢化し、婦人労働に
たよることの多い我が国の兼業農家ではより軽く取扱易
い資材、パルプ、ロックウール、特殊尿素樹脂発泡体等
の成形培地も使われはじめている。
この成形培地の使用率は約4%と業界ではみている。
次に、育苗箱に床土を一つ一つ詰め込み、一つ一つなら
べて散水して床上に充分吸水させてから余分の水を切り
、この床上の上に手または播種機によって湿った催芽籾
を出来るだけ均一になるように一箱あたり催芽籾で36
0cc(約2合) (重量換算すれば催芽籾で313グ
ラム、乾燥籾換算で約250グラム)の2/3量をバラ
播きした後、残りの1/3量の催芽籾でムラ直しをする
次に催芽籾を覆土し2発芽室または発芽器内に積み重ね
て30〜32℃の適温に約40時間保ち発芽さセる。
芽が10〜15鶴伸長し、生えそろったら発芽器内から
発芽した育苗箱を取り出してビニールハウス、または温
室内に運び一つづつ並べ、かんれいしゃ等の遮光資材で
光量を調節して緑化する。
露地育成の場合は遮光資材と保温資材のビニールフィル
ムで育苗箱をトンネル被覆して同様に緑化する。
緑化したならば遮光資材を取り除き5日夜温度を換気窓
の開閉や保温資材の撞くり上げと暖房機、保温被覆等に
より調節し、散水して、硬化させる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
籾は上記のように長期間の水中への浸漬によって吸水し
なければ催芽しないため、水中の酸素は現在の農家の各
戸育苗で通常行われている1日に1〜2回の水替えや攪
拌では籾の呼吸作用によりたちまち消耗する。
酸素の不足した状態で胚乳、胚芽が発芽活動を開始する
と、籾は還元呼吸を行って胚乳内の貯蔵澱粉を分解して
発芽のエネルギーをまかなう。
酸素の不足した状態は籾の発芽にとっては望ましいこと
ではなく、まず芽を伸長して空気中に突出させて1葉の
中動中の通気腔から空気中の酸素を吸収しようとして鞘
葉の異常伸長が起こる。
同時に一素制限下では第1葉と幼根1節板の伸長は阻害
される。
幼根発生限界酸素濃度は2PPMで、活発な発生には5
〜6PPMの酸素濃度が必要とされる。
籾は酸素を吸収して始めて発根する。充分な酸素の供給
があれば2種子根根毛の発生が多く長く密生して、その
後の成育を良好とし病害にかかりにくい健全な育ちかた
をする。
酸素の不足した状態の発芽発根はその後の生育にとって
望ましい現象ではない。
このように籾が長期間の水中への浸漬によって吸水しな
ければ催芽しない理由は、内穎外穎ともに表面は珪質化
して厚く肥厚した表皮細胞に覆われところどころに毛が
生えているため吸水しにくく1表皮下の内部組織が水で
飽和したのちこれから滲み出た水が玄米との隙間にたま
り、つぎに玄米に吸水される種子構造になっているから
であるさらに籾の水中への浸漬はH(籾殻)に含まれる
発芽抑制物質の溶脱にも役立ってい・る。
とくに食味良好のため作付けが多いコシヒカリは発芽抑
制作用が深く充分な浸漬が必要である。
また玄米の構造も表面は薄い果皮に包まれ、その内部は
さらに薄い種皮があってこの種皮の吸水抵抗性も強い。
玄米の表面からの吸水は胚に近い部分が最も早い。
つまり籾は秋に地表に落下しても容易に発芽せず、春に
充分な水のある状態になってたっぷり吸水出来る条件が
揃ってはじめて発芽すると言う子孫保持の生理的仕組み
になっているからである。
初市の約15%を吸水すると生理的に籾は発芽準備活動
を開始し2発芽時の吸水量は初市の約25%はどである
共同育苗施設などではシャワー式の定温便芽器を用いて
水を循環させ”ζ酸素の補給を図っているが、大量の籾
の催芽を低コストで短期間に行おうとするため高温密集
催芽となって、やはり酸素不足を起こしやすい。
また殺菌効果が抜群であった有機水銀製剤が使用禁止に
なったため、たとえ現在使用可能な薬剤で消毒しても籾
の表面に付着した種子伝染性の病菌(いもら病・ごま葉
枯病・ばが苗病・Phoma屈菌による立が枯れ・もみ
枯細菌病菌による幼苗腐敗症・褐条病)が高温密集催芽
により他の健全な籾にも付着してばか苗病等が本圃で蔓
延する事態も引き起こしている。
また籾の発芽力は穂上の層粒位置と発芽の早さに相関が
あり、穂の上部に層粒した籾は下部の籾よりも早く発芽
する。一つの枝梗内では、先端の籾の発芽が最も早く、
先端から2番目の籾の発芽が最も劣っていることは底置
にものべである。
籾の発芽に遅速があると籾がぎっしり詰まった育苗箱で
は発芽が遅れた籾が酸素欠乏等で腐ったり2発芽しても
生育が遅れて田植え時にに草丈が低ずぎて水没する等の
不都合を生ずる。
農家ごとの各戸育苗はもちろん、共同育苗施設において
も前記のように一時期に育苗作業が集中して非常に労力
を要するので、精選2選別、消毒催芽催根、播種作業の
合理化省力化が望まれている。
播種作業が合理化省力化出来れば共同育苗施設の回転率
も向トして1年に1ケ月ぐらいしか稼動しない共同育苗
施設の採算も改善される。
さらに稲の健全な生育のためには育苗箱あたり150c
c前後の催芽籾の薄播き播種が望ましいのであるが、現
在のばらまき方式では定間隔で播種出来ないので播きム
ラが多く、移植時の欠株を恐れて360ccもの原種を
して線香苗、ムレ苗などの育苗不良を引き起こしている
原種による生育不良と前記の催芽時の酸素不足により、
前記の種子伝染、後記の土壌伝染、空気伝染(いもち病
・ごま葉枯病Ryzopus属菌およびTrichod
erma属菌による立枯病)病が蔓延しやすい、茎と根
の細い弱々しい稲になってしまう。
、とくに原種は、籾と籾が接触し保菌籾を中心に籾から
籾へと菌糸が蔓延し病状が拡大する。
育苗日数も乾燥籾換算の200グラム播きで20〜25
日、100グラム播きで30〜35日。
50グラム播きで30〜40日、まで育苗日数を延ばし
ても分けつ収量に影響しないので、薄まきにするほど作
業の調整はやりやすい。
水不足で田植えの遅れる場合でも、ムレ苗、老化苗など
の被害の出る時期を延ばすことができる。またうずまき
苗は大きくて丈夫なため、田植え後1ケ月で有効票の確
保が出来、無効分けつは極すくなくなる。
穂も大きく層粒数も多くなり、生育か旺盛で倒伏に強く
なるので、倒伏しやすい銘柄米のコシヒカリの場合うず
まき育苗は最適の栽培方法であることは一部の農家に知
られかつ実行されている。
しかし、定間隔で播種出来ないため、田植え時の欠株の
発生を恐れてやむをえず原種をしているのは自動播種機
械を備えた共同育苗施設でも同じである。
薄播き播種の要望に応えて最近市販されている薄播き播
種機は、すじまき方式、大径ロール式。
点播方式、ボットシート式等があるが田植え機の横送り
回数と播き溝の条数を一致させること、特別仕様の田植
え機と育苗資材が必要になること。
等の欠点がある。またいずれの方式もずじ播きか、2〜
3粒の点播きが可能となるだけで一粒づつ正確に定間隔
に籾を配置して生育の均一を図ることは出来ない。
共同育苗施設においても、高価で複雑な床上詰め機械、
播種機械、覆土機械が不要となれば、施設は簡単安価と
なり生産性も向上することはあきらかである。
しかし、薄まきにより育苗箱数が10a当たり約5〜1
0箱も増加してしまうことも、このように数、aの利点
のある薄まきの中、成苗の普及を妨げている。
また床上消毒1人工粒状培土の使用によっても土壌伝染
性病害(Fusarium属菌、py−thium属菌
、Rhyzopus属菌、Tr−ichoderma属
菌、Rhzoctonia属菌、白組病菌2等による立
枯病)は防げない。
成形培地を用いても覆土は床上または人工粒状培土を使
わなければならない。
〔問題点を解決する手段〕
稲種子の発芽は先ず胚や胚乳の酵素活動に始まる。既に
種子内に完成している幼芽、幼根の細胞が吸水によって
伸長を起こし、幼芽、幼根が内穎外穎の種皮を破って外
に現れる。
この時点まで稲種子は乾燥に対して極めて強く、長い間
乾燥状態に置いても枯死することはないが、細胞分裂を
開始すると乾燥に弱くなって、乾燥後の発芽力は失われ
る。
この発芽初期のみ乾燥に耐える生理作用は、春先に降水
等によりいったん発芽を開始しても、充分な水分の供給
が続かない場合は9発芽を中止して再度の水分供給のあ
る時期まで耐えて、子孫を維持しようと図るために獲得
された稲本来の遺伝的形質である。このような再発芽力
を稲種子が持っていることを産業的に利用しようとは現
在まで試みられなかった。
この長い間乾燥状態に置いても枯死することは無い発芽
初期の稲種子特有の生理作用を利用して、催芽伸根して
乾燥した玄米の種子を予め一定間陥で連層内蔵した有害
な病菌を含まないマット状あるいはシート状の固形培地
を用い、この培地を育苗箱内に設置し、あるいはマット
状の培地を透水性の合成樹脂フィルムで包んでそのまま
ビニールトンネル、ビニールハウス内の土壌の上に設置
して清水育苗することにより、籾を調整7選別。
浸漬し、育苗箱中に培土を詰め、浸漬籾を播種する多方
な作業を簡単にし、播種量を適当にし、病害の発生を防
ぎ2発芽を早く均一にする方法を提供するものである。
一見額似した技術として、春、播種時の労働ピヘクを緩
和するため、播種した苗箱を貯蔵しておく播種貯蔵法が
開発されているが1本発明とは種子一定間隔播種2種子
の固定、予め催芽、細根した玄米の種子を播種内臓した
有貴病菌を含まぬマント状あるいはシート状の培地を用
いる育苗方法等の点で技術思想と構成9作用が根本的に
異なる播種貯蔵法は床上、覆土ともに水分10%稈度の
土を用いて種籾を消毒後浸漬せずに乾燥したまま播種し
、出芽させる時は、2〜3日前に十分潅水して種籾に吸
水させてから出芽器にいれる方法である。
播種貯蔵法は完全に乾燥した培土を作れぬため貯蔵期間
は1ケ月くらいしかなく、また種籾に吸水させる期間を
要するのはもちろん、育苗箱−箱が7〜10kg近くに
なり運搬、保管に不便であるため、農家の各戸手作業に
より小規模に試みられたに過ぎない。
また土の表面近くに籾種子が覆土されているため、育苗
箱の運搬により床十荷士が動きやすく。
種子も移動し易く、籾の露出による板張不足とコロビ苗
、厚覆土による湿害苗立ち不良を起こす。
また床上、覆土からの土壌伝染性病害を防げない根本的
な欠点は1選別、浸漬をしない乾燥籾をそのまま播くた
め、塩水選別をしてから5〜10日浸漬したのち播種し
たものにくらべ2発芽が遅れ不発芽が多く出芽が不揃い
になって、短期育苗の稚苗や中留にとっては使用に耐え
ないことにある。
この違いが起こる理由は5選別は籾の充実度により発芽
力の弱い軽い籾を除き、低温での充分な浸漬は前述のよ
うに発芽抑制物質を溶出させ、吸水の早さ2発芽準備に
入るまでの難易などの差をなくすのに効果があるからで
ある。
〔作用〕
第1図においてlは、籾を精選し、玄米を傷つりぬよっ
に籾殻を除き、1上重選別後、適温度、適7111度、
多量の空気の補給のもとにわずかに催芽。
催根させた後、形状選別2色彩選別して、 (催芽、 
01:根して粒径の大きくなったものと不発芽のため1
1÷径の小さいものとをインデントシリンダー選別機の
粒径の異なった穀粒がはまりこむようになっている窪み
を設けたシリンダーを用いて選別する。色彩選別機は光
電管を用いて穀粒の色彩によるちがいを判別して選別す
るもので、この場合は催芽、催根して胚芽の色が変わっ
たものを選別ずろ)催芽、細根不良種子を選別除外した
のち、毒l5ll物が多い殺菌剤(ベノミル剤、チュウ
ラム・ベノミル剤、チュウラム・ヂオファネーI・メチ
ル剤、キャブタン・チアベンダゾール剤)、生理活性剤
(イソプロヂオラン剤)等の食品添加物以外の薬剤を付
着させて乾燥した催芽、伸根玄米である2はピートモス
シート又はバルブシート、親水加工したロックウールシ
ート等の肥料分を適量含んだ吸水性のある微細な連続気
泡を多量に保持するシート状の播種床固形培地である。
催芽、伸根玄米1を真空播種機等(平板状の種子吸着箱
やシリンダーに定間隔で種子吸着穴を設け、内部の空気
を減圧して種子を吸着し1次いで、僅かに加圧して種子
を播種床培地に播種する)を用いて定間隔に播種床固形
培地2上に播種し。
次に3の同質のシート状覆い培地をのせてプレスしで、
縁部を接着し、播種床固形培地2と覆い培地3を固定す
る。
催芽、伸根玄米1はプレスにより播種床固形培地2と覆
い培地3にめり込むので播種床固形培地2と覆い培地3
の間には隙間は生じない。
4は催芽、伸根玄米1の胚芽である。
催芽、伸根玄米1の播種床固形培地2への座りを良くし
播種作業をやりやすくするためには、播種床固形培地2
に催芽、伸根玄米1のはまりこむ溝、または窪みを設け
てもよい。
再発芽させるには第2図のように5の育苗箱中に本発明
品をはめこみ、ビニールフィルムトンネル内またはヒニ
ールハウス、温室内の6の土壌上に設置して、散水して
播種床固形培地2と覆い培地3罹芽、伸根玄米1に吸水
させ、適温に保つ。
と催芽、伸根玄米1は播種床固形培地2と覆い培地3の
培地構造材の微細な空間が保持する充分な空気と水分の
供給のもとに、−斉にその胚芽4より再び種子根7と鞘
葉8を伸長して短い鞘葉8は、覆い培地3から揃って発
芽し2種子根7は育苗箱底面の小穴9から土壌6の中に
揃って貫入し、板上10を多量に発生する理想的な発芽
を行うもちろん、育苗箱5中に本発明品をはめこみ。
瀦水後1発芽器1発芽室に入れ、前記の現行技術と同し
く発芽後土壌6上に設置して緑化、硬化を行っても良い
さらに省力を図るには、第2図のように覆い培地3の上
面に催芽、伸根玄米1の播種位置を避けて11の凸条、
突起を設ける。育苗箱5中に本発明品をはめこみ発芽室
に入れることなく前記のように直接土壌6上に設置して
1点水後本発明品の上に12の非透水性透光プラスチッ
クフィルムをかければ、凸条、突起11にささえられ゛
(覆い培地3と非透水性透光プラスチックフィルム12
の間には13の空間が構成される。
この空間13の温室効果により(4i、’J’、催根玄
細根、播種床固形培地2.覆い培地3の温度は」二昇し
、水分の蒸発を防ぐことができる。また鞘葉8が出芽直
後の柔らかいうちに非透水性透光プラスチックフィルム
12に触れて苗焼けを起こすこともない。
非透水性透光プラスチックフィルム12に多数の小穴1
4を設けζおけけば、温度の過上昇を防ぎ、また上から
潅水も可能となる。
覆い培地3の−L面を黒色に着色すればさらに温度の上
昇は良好となる。
さらに省力低コスト化を図るには2本発明品を育苗箱サ
イズに合わせて裁断することなり、長尺のまま土壌−ヒ
に設置して発芽育成する第3興、第4図において、15
は長尺の本発明品を包む非透水性透光プラスチックフィ
ルム12に多数の小穴14を設け、これを水溶性のポリ
ビニールアルコールフィルム16でラミネートした複合
フィルムである。
非透水性透光プラスチックフィルム12の長尺本発明品
を包む上面には、育苗箱サイズに合わせて17のミシン
目が入れてあり、縁部18を残して切り取れるようにな
っている。
非透水性透光プラスチックフィルム12の小穴14ミシ
ン目17は水溶性のポリビニールアルコールフィルム1
6でラミネートされふさがれているから、貯蔵中に本発
明品が吸湿することはない長尺の本発明品を土壌上に設
置して散水すれば、 水i性のポリビニールアルコール
フィルム16は溶けて水は催芽、伸根玄米1.播種床培
地2゜覆い培地3にしみ込み、催芽、細根玄米1は前記
と同様に発芽1発根する。
種子様7は底面の非透水性透光プラスチ・7クフイルム
12の小穴14から土壌6の中に揃って貫入する。
第2本葉が出て芽が非透水性透光プラスチックフィルム
12にふれたら、ミシン目17にそって非透水性透光プ
ラスチソクフイルノ・12を切り取り苗を外気中で生育
させる。
図のように本発明品は上面に切り取り残りの非透水性透
光プラスチックフィルム12の縁部18が残って、6面
を非透水性透光プラスチックフィルム12で支えられて
いるから枠で囲まなくてもバラバラになることはない。
苗取りは底面のフィルムを土壌6から剥がしながら本発
明品による苗マットを巻き取って行く。
田植機への七ソトは本発明品による苗マットを適当な長
さに切って非透水性透光プラスチックフィルム12を取
り除いて行う。
以上は、播種床固形培地2.覆い培地3をもって全て床
上と覆土に替える方法であるが、播種床固形培地2.覆
い培地3をさらに薄くシート状として、育苗箱に床上ま
たは2人工培土を敷いた上に、シート状の本発明品をの
せ、そのまま、あるいは、軽く覆土して前記のように育
苗してもよいさらに薄く紙状としたい場合は、催芽、細
根玄米1を紙状播種床培地に接着しないと播種した催芽
、細根玄米1が動いて定間隔を保てないから。
KK三島製紙の商品名デイゾルボ等の水溶性紙に水溶性
接着剤を塗布した水溶性接着タンク紙を用いて播種床培
地とし、同じ水溶性紙を覆い培地として用いる。
育苗箱に床上または1人工培土を敷いた上に。
紙状の本発明品をのせ、覆土して前記のように育苗すれ
ば、水溶性紙と水溶性接着剤は水に溶けて催芽、細根玄
米1は床土または1人工壇上上に定間隔で設置される。
もちろん催芽、細根させた玄米のかわりに薬剤を付着さ
せただけの乾燥玄米を用いてもよい。
ただしこの場合は乾燥玄米が吸水して発芽するまでに時
間がかかり病害におかされやすく、前記のように発芽が
不揃いになる。
〔発明の効果〕
あらかじめ籾殻を除いて発芽発根させである催芽、細根
玄米1は吸水が早く即時−斉に再伸長を開始し1発芽勢
は良く均一に成育するので、在来技術による種子籾を吸
水発芽させるための120時間に及ぶ浸漬作業と定温発
芽器内における50時間の加温が不要となる。
もちろん種子予措−切も不要となり、床土を育苗箱中に
入れ散水し浸漬籾を播種する多方な育苗箱への播種作業
は不要となり2本発明品をビニールトンネル内に並べて
水をかけるだけの簡単な作業により育苗が出来る。
運搬移動は資材が軽いため7女子供老人でも容易に出来
、現今の農村労働事情に最適である。
また籾殻を除いた玄米であるから籾殻に寄生する前記の
各種病害虫の伝播は無い。
玄米であるから籾殻があっては目視しがたい発芽発根の
状態をあらかじめ目視して選別出来、播種機により精密
に定間隔に播種しであるから発芽が揃い、生育も良好と
なって、田植機にかけても欠株が生じ難い。
本発明品はポリエチレンフィルム等の防湿性の資材で包
装し、酸素吸着剤を封入して、低温、低酸素、乾燥状態
におけば、数年の長期保存と高発芽勢の維持が可能とな
る。
したがって2周年生産設備を稼動出来る。
また本発明品は軽く、@送、保管、移動が簡単なため鎖
中生産と長距離輸送が出来る。
このため、1年に1月弱しか稼動しないので。
完全な設備を装備出来ない共同育苗施設と異なり1本発
明品の生産は充分な施設投資が可能となり、工業生産施
設のように完全な設備を完備して。
省力的な集中連続生産が可能となり、安価に提供出来よ
う。
本発明の稲種子は催芽、他種玄米で籾殻は無く、玄米は
発芽発根しているため食味は変化して食用には適せず、
さらに殺菌剤を付着させているために2食品衛生法によ
り1食用に供せない状態に変化している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例断面、斜視図。 第2図は実施例断面図。 第3図は実施例断面図。 第4図は実施例斜視図。 図中 1は催芽、他種玄米、2は播種床固形培地、3は
覆い培地 4は胚芽、5は育苗箱、6は土壌、7は種子
根、8は鞘葉、9は育苗箱底面の小穴、10は根毛、1
1は凸条、突起、12は非透水性透光プラスチックフィ
ルム、13は空間、14は小穴、15は複合フィルム、
16はポリビニールアルコールフィルム、17はミシン
目、18は縁部。 手続補正書(自発)噴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 催芽、催根した玄米を乾燥して発芽発根活動の進行を停
    止させ、ピートモス、パルプ、ロックウール、等の固形
    培地に一定の間隔で位置させてなる催芽、催根苗マット
JP63022783A 1988-02-04 1988-02-04 催芽,催根苗マット Pending JPH01199503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63022783A JPH01199503A (ja) 1988-02-04 1988-02-04 催芽,催根苗マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63022783A JPH01199503A (ja) 1988-02-04 1988-02-04 催芽,催根苗マット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01199503A true JPH01199503A (ja) 1989-08-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020501553A (ja) * 2016-12-14 2020-01-23 ライク・ズワーン・ザードテールト・アン・ザードハンデル・ベスローテン・フェンノートシャップ 播種向けの種子を選択する方法

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JP2020501553A (ja) * 2016-12-14 2020-01-23 ライク・ズワーン・ザードテールト・アン・ザードハンデル・ベスローテン・フェンノートシャップ 播種向けの種子を選択する方法

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