JPH01199360A

JPH01199360A - 磁気デイスク駆動装置

Info

Publication number: JPH01199360A
Application number: JP2207088A
Authority: JP
Inventors: Masao Okita; 正夫大北; Shinichi Omori; 信一大森; Tatsu Yunokuchi; 湯ノ口　龍
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1988-02-03
Filing date: 1988-02-03
Publication date: 1989-08-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、ディスク状に形成された磁気記録媒体に対
し、情報の記録または再生をおこなう磁気ディスク駆動
装置に関する。

（従来の技術〕ディスク状に形成された磁気記録媒体（以下、ディスク
と称する）に対して、情報の記録／再生をおこなう磁気
ディスク駆動装置は、コンピュータやワードプロセッサ
等の情報処理装置の外部記憶装置として現在では広く用
いられている。このディスクには、基体が硬質の材料か
らなるハードディスクと称されるものと、基体が可撓性
を有する材料からなるフレキシブルディスクと称される
ものがある。このうち、八−ドディスクでは浮上式のへ
ラドスライダを用い、磁気ヘッドがディスク表面から微
少寸法浮上して記録／再生を行ない、フレキシブルディ
スクでは磁気ヘッドと摺接して記録／再生を行なうよう
に設定されている。ハードディスクで浮上式のへラドス
ライダを用いているのは、硬質のディスクが高速で回転
しているため、ディスク表面に何か固体が当接すると磁
気記録層が損傷を受け、情報が破壊されるからで、この
ため、ハードディスクでは記憶容量は大きいが、取扱い
が難しいという性質がある。

また、フレキシブルディスクの場合には、ハードディス
クに比べてディスクの回転速度が遅（、トラック幅も大
きいため、記録容量が小さいが、磁気ヘッドが摺接もし
くは当接したとしても、磁気記録層が形成された基体に
可撓性があるので、基体が変形して磁気ヘッドから受け
る力を逃がすことになり、磁気記録層に損傷をきたすこ
とはない、すなわち、フレキシブルディスクはハードデ
ィスクと比較すると、記録容量は小さいが使用性に優れ
ていると言う性質がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

一方、情報処理装置は小型化が進み、ハンドベルト（ラ
ップトツブ型とも称される）コンピュータやパーソナル
ワープロが普及してきており、これらの機器に搭載され
る外部記憶装置にも小型化の要望が強い、そこで、これ
らの機器には、現在では所謂３．５インチ径のハードデ
ィスク装置やフレキシブル（フロッピとも称される）デ
ィスク装置が搭載されているが、ハードディスク装置は
振動や衝撃に弱いこと、ディスクの互換性がないことか
ら、容量の大きなフレキシブルディスク装置が望まれて
いた。

しかし、従来までのフレキシブルディスク駆動装置では
、安定したヘッドタッチを得るため磁気ヘッドに対向し
て何らかのロード圧付与手段を必要としているため、小
型化には限度があった。

この発明は、上記のような技術的背景に鑑みてなされた
もので、その目的は、フレキシブルディスクを用いなが
ら、使用性に優れかつ記録容量の大きな磁気ディスク駆
動装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、この発明は、可撓性を有する
磁気ディスクを回転駆動し、凹陥部内で磁気ヘッド支持
体により突出支持された磁気ヘッドを介して情報の記録
および／または再生を行なう磁気ディスク駆動装置にお
いて、複数の磁気記録媒体の各面に上記磁気ヘッド支持
体を介して磁気ヘッドを対向させ、かつ、隣接する各々
の磁気記録媒体の間に配置された磁気ヘッドは、一体に
形成され両面に凹陥部を有する磁気ヘッド支持体のそれ
ぞれの凹陥部に支持されているとともに、隣接する各磁
気ヘッド支持体が互いに重なり合わない位置に配置され
た構成になっている。

〔作用〕

上記手段によれば、ディスクと磁気ヘッド支持体と磁気
ヘッドの王者の相対位置を予め規定しておけば、ディス
クの回転によってディスクが凹陥部に吸引されるので、
磁気ヘッド支持体をディスク面に対し水平方向に可動に
設定するだけで、ロ−ド圧付与手段を別体に設けること
なくフレキシブルなディスクに対して記ａ／再生が可能
になる。

これにより、フレキシブルディスクを複数枚間隔をおい
て積層し、その間に磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッド支
持体を挿入するだけで、ハードディスクと同様に使用す
ることができる。この際、ディスクはフレキシブルであ
るので、ディスクが磁気ヘッド支持体や磁気ヘッドに当
接しても磁気記録層が損傷することはない。

【実施例〕

以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

図は全て実施例に係る磁気ディスク駆動装置を説明する
ためのもので、第１図は磁気ディスクの内部構造を示す
平面図、第２図は同側面図、第３図は同正面図、第４図
は支持板と磁気ヘッドの状態を示す平面図、第５図はデ
ィスクの吸引状態を示す説明図、第６図および第７図は
２枚のディスクを用いたときの非吸引状態と吸引状態を
それぞれ示す説明図、第８図は４枚のディスクを用いた
他の実施例を示す説明図である。

第１図において、磁気ディスク駆動装置１は、ケース２
と、ケース２内に収容された２枚の可撓性を有するディ
スク３と、このディスク３を回転駆動するダイレクトド
ライブモータ（以下、ＤＤモータと称する）４と、磁気
ヘッド支持体としての支持板５を支承するアーム６と、
アーム６を揺動自在し支持し、支持板５をディスク３の
半径方向に移送するステッピングモータ７とから主に構
成されている。

ディスク３は２インチ径のもので、ケース２の幅方向寸
法は上記ディスク３の径よりも若干大寸に形成され、第
１図においてケース２の上方向に偏った位置で、ＤＤモ
ータ４の回転軸４ａに同軸に軸着されている。このＤＤ
モータ４に隣接する個所にはステッピングモータフが配
置され、さらにステッピングモータ７の回動軸８がディ
スク３と当接しない位置に延出している。

磁気ヘッド９を支持する支持板５は、第４図および第５
図に示すように円板状に形成され、周縁部に環状の突条
１０を有し、これにより突条１０の内側に凹陥部１１が
形成されている。また、この支持板５は、−面側にのみ
凹陥部１１が形成され、上側のディスク３の上面側と下
側のディスク３の下面側に配置された第１および第２の
支持板５ａ、５ｂと、両面側のそれぞれに凹陥部１１が
形成され、互いに反対方向に磁気ヘッド９が突出し、２
枚のディスク３の中間部に挿入される第３の支持板５Ｃ
の２種類のものに分れている。この例の場合、支持板５
ａ、５ｂ、５ｃの外径は７ａ＋ｓ＋、凹陥部１１の内径
は６ｍｍ、凹陥部１１の深さは１００μｍに設定されて
いる。磁気ヘッド９は、第１および第２の支持板５ａ、
５ｂでは凹陥部１１の中央に突設された磁気ヘッド取付
孔１２に支持板５の反問陥部形成側から挿入され、所定
の高さ、例えば突条ｌＯの上端面からさらに５μｍ程度
突き出した状態で固定される（第３の支持板５Ｃについ
ても同様）、この突出量は、凹陥部１１の面積、ディス
ク３の周速、ディスク３の可撓性の程度等に応じて適宜
選択される。

アーム６は、剛体により平面視Ｖ字形に、第２図および
第３図に示すように３段にわたって形成され、７字形の
頂点にあたる部分がステッピングモータフの回動軸８に
固定されている。そして、このアーム６の上側と下側の
延出部（ｉａ、５ｂの他端側に、磁気ヘッド９のギャッ
プ１３が上側のディスク３の上面側からディスク３に対
向する支持１５ａと、下側のディスク３の下面側から対
向する支持板５ｂとがそれぞれ取り付けられ、２枚のデ
ィスク３を隔てて互いに対向している。また、中間部か
ら延出した延出部６Ｃの先端には、上記支持板５Ｃが取
り付けられている。このアーム６ａ、６ｂと６ＣとのＶ
字形の角度θは、二つの支持板５ａ、５ｂがディスク３
のデータ領域の最外周位置Ｇにきたとき他方の支持板５
Ｃがディスク３のデータ領域の最内周位置Ｕにくるよう
に設定されている。また、支持板５ａ、５ｂ、５ｃの磁
気ヘッド９からそれぞれアーム６に沿って内蔵されたヘ
ッドアンプ１４までＦＰＣＩ　５によって導線が導かれ
、さらに、ヘッドアンプ１４から接続すべきコンピュー
タやワードプロセッサなどの機器に接続するための外部
端子１６に接続するための図示しない導線が延出してい
る。１枚のディスク３を挟んで互いに対向する支持板５
ａ、５ｃおよび５ｂ、５ｃは第６図に示すようにディス
ク３の非回転時に突条１０の上端面がディスク３に当接
しない程度例えば５０μｍの距離に近接して配置されて
いることが望ましい。

上記のように構成された磁気ディスク駆動装置１は、こ
のディスク駆動装置１自体を一つのユニットとして取り
扱うことができるように意図されたもので、使用時には
、前記外部端子１６を例えばラップトツブコンピュータ
の外部接続端子に接続して使用゛される。この場合、Ｄ
Ｄモータ４のスイッチがＯＦＦのときにはディスク３は
回転しないので第６図のように、ディスク３は支持板５
ａ。

５ｂおよび磁気ヘッド９から離れている。しかし、ＤＤ
モータ４のスイッチがＯＮになると、突条１０の上端面
に沿ってディスク３が回転し始めるので、第７図に示す
ようにこの回転によって凹陥部１１内の空気を吸い出し
、凹陥部１１内の圧力が外気より下がってディスク３が
凹陥部１１の内面側に吸引される。これにより、第５図
に示すように、ディスク３が磁気ヘッド９のギャップ１
３の形成面の曲率に沿って変形し、このディスク３の張
力によるロード圧が付与される。このロード圧付与条件
は、三つの支持板５ａ、５ｂ、５ｃについて同一になる
ので、二枚のディスク３のそれぞれの表裏で記録／再生
条件が変わることはなく、安定した記録／再生特性を得
ることができる。そして、このように吸引された状態で
ステッピングモータフによりアーム６が回動して磁気ヘ
ッド９がディスク３の半径方向に移送され、記録／再生
がおこなわれる。このアーム６の揺動角は、最大、磁気
ヘッド９が記録領域の最外周Ｇから最内周Ｕに移送され
る角度δに設定されている。

このように凹陥部１１を利用して吸引すると、記録再生
時および記録／再生開始時に磁気ディスク駆動装置に対
し衝撃などの外力が加わったとしても、互いに対向する
側にディスク３の位置を規定する支持板５が配置されて
いるので、ディスク３が吸引不能な程離れてしまうこと
はない、なお、たとえ吸引不能な程離れたとしても、離
れた分だけ一方の支持板５に近接することになり、その
支持板５で吸引されると、ディスク３位置は安定し、他
方の支持板５に対しても直ぐに吸引されることになる。

それ故、吸引不能となって所定のロード圧を付与できず
、記録／再生に不都合を及ぼすことはない。

次に、上記のように構成された磁気ディスク駆動装置の
記録容量およびケーシングの寸法について説明する。

まず、ディスク３は前述のようにスチルビデオフロッピ
ディスクとも称される２インチ径のフレキシブルディス
クで両面記録が可能なものである。

このディスク３のトラックピッチを２５μｍ（１０００
７Ｐ　Ｉ）とし、２インチデータ用フロッピディスクと
同様に１トラック当りの容量をフォーマツティングで１
６ＫＢとすると、３１３トラツクで５ＭＢになる。この
ときのヘッドストロークは、０．０２５Ｘ３１２＝７．
８ｍｍとなり、アー゛ムロのスパンを２５ｍｍとした場
合、角度δが１７．５度程度になる。この角度は、１ス
テツプの０．９度のステッピングモータで２０パルスの
駆動となり、１６分割（４ビツト）のマイクロステップ
を行なえばよい。

一方、最内周トラックの半径を１５　ｍｍｓ　Ｊｌ外周
トラックの半径を２２．８ｍｍとし、支持板５の外径を
前記のように７ｍｍとした場合のディスク３の外径は（１５＋７．８＋３．５）Ｘ２＃５３ｍｍとなる。

また、上記磁気ディスク駆動装置１は、ディスク３がＤ
Ｄモータ４の回転軸４ａに固定された固定ディスクのた
め、ロード・イジェクトなどの機構が不要となる。さら
に、カートリッジ型のディスク駆動装置には諸回路も必
要がなくなるので、ケース２の外形は、５８Ｘ８２Ｘ１
８ｍｍ程度の小型化が可能になる。この寸法は、タバコ
のパッケージの外寸と同寸以下であり５．上記のように
片面で５ＭＢの記憶容量が可能であることから、実施例
の場合には２０ＭＢになる。すなわち、従来、２枚構成
のハードディスク装置で得られていたものと同等の記録
容量を、タバコのパッケージ以下の大きさのもので得る
ことができる。

以上のように、上記実施例によれば、 ■　２枚のディスク３のそれぞれの面に対向して磁気ヘ
ッド９を配置したので、記録容量が非常に大きい、 ■　ディスク３を挟んで対向する支持板５の一方が他方
の支持板５に対して互いにディスク３の過度離間防止機
能を有しているので、ディスク３が凹陥部１１で吸引不
能になることがなく、安定した記録／再生特性を発揮で
きる、■　ディスク３がディスクカートリッジのように
外部に露出することがないので、外部から接触したり塵
埃類が侵入する虞がなく、耐用期間が長い、 ■　ディスク３がフレキシブルディスクであるので、磁
気ヘッド９がディスク３に当接してもハードディスクの
ように記録層が破壊される虞れがない、 ■　上記■で述べたように記録層が破壊される虞がない
ので、信幀性に優れている、 ■　同程度の記憶容量のハードディスクに比べて非常に
小さ（、軽量になる、 ■　上記■と■で述べたことに関連して、ハードディス
クとは異なり可搬性、互換性を有し、使い易くなる、 ■　従来の両面記録型のもののようにロード圧を付与す
るための可動部材を磁気ヘッドに対して用意する必要が
ないので構造が簡単になる、等々の効果がある。

なお、上記実施例にあっては、２枚構成のディスク３を
有する磁気ディスク駆動装置を例示しているが、同様の
構成により、３枚、４枚（第８図）・・・・・・・・・
と多数枚積層してディスク群を形成し、記憶容量の増加
を図ることもできる。この場合には、厚さ方向の寸法が
積層されるディスク３の枚数によって付加されるだけで
あり、基本的には小型に構成できる。す八、第８図にお
いて前記実施例と同等とみなせる構成要素には同一の符
号を付しである。

〔発明の効果〕

これまでの説明で明らかなように、この発明は、複数枚
の可撓性を有するディスク状の磁気記録媒体の両面に対
向して、凹陥部内に磁気ヘッドを支持させて流体力学的
手法により吸引してロード圧を付与しているので、小型
で記録容量が大きく、かつ、互換性を備え、振動や衝撃
が加わっても記録が失なわれることのない使用性に優れ
た磁気ディスク装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は全て実施例に係る磁気ディスク駆動装置を説明する
ためのもので、第１図は磁気ディスクの内部構造を示す
平面図、第２図は同側面図、第３図は同正面図、第４図
は支持板と磁気ヘッドの状態を示す平面図、第５図はデ
ィスクの吸引状態を示す説明図、第６図および第７図は
２枚のディスクを用いたときの非吸引状態と吸引状態を
それぞれ示す説明図、第８図は４枚のディスクを用いた
他の実施例を示す説明図である。ｌ・・・・・・・・・磁気ディスク駆動装置、２・・・
・・・・・・ケース、３−−−−−−−−−ディスク、
５，５ａ、５ｂ、５ｃｍ・・・・・・支持板、６・・・
・・・・・・アーム、７・・・・・・・・・ステッピン
グモータ、９・・・・・・・・・磁気ヘッド、ｌＯ・・
・・・・・・・突条、１１・・・・・・・・・凹陥部。第７図　　　　第２図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

　ディスク状に形成された可撓性を有する磁気記録媒体
を回転駆動し、凹陥部内で磁気ヘッド支持体により突出
支持された磁気ヘッドを介して情報の記録および／また
は再生を行なう磁気ディスク駆動装置において、複数の
磁気記録媒体の各面に上記磁気ヘッド支持体により支持
された磁気ヘッドを対向させ、かつ、隣接する各々の磁
気記録媒体の間に配置された磁気ヘッドは、一体に形成
され両面に凹陥部を有する磁気ヘッド支持体のそれぞれ
の凹陥部に支持されているとともに、磁気記録媒体を挟
んで対向する各磁気ヘッド支持体が互いに重なり合わな
い位置に配置されていることを特徴とする磁気ディスク
駆動装置。