JPH01197942A - カラー受像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−１−の利用分野］ この発明はカラー受像管に関し５とくにパネル内面に内
装されるシャドウマスクの保持構造を改良したカラー受
像管に関するものである。

［従来の技術］ 第５図はカラー受像管の一般的な構成を示す分解斜視図
である。図において、（１）はパネル部、（１ａ）はこ
のパネル部（１）の内面に形成された矩形状の蛍光面部
、（２）は色選別電極であるシャドウマスク、（３）は
パネル部（１）と接合されるファンネル部、（４）は蛍
光面部（１ａ）に向けて電子ビームを発射する電子銃で
、上記シャドウマスク（２）はマスクスプリング（５）
を介してパネル部（１）に内装保持される。

パネル部（１）の外面形状は球面状に形成されていると
ともに、シャドウマスク（２）は、第６図で示すように
、色選別機能をイｉするシャドウマスク本体（２１）と
、この本体（２１）を保持するフし・−ム（２２）と、
］−述したマスクスプリング（５）とから構成されてい
る。シャドウマスク本体（２１）は、一般に、シＡ・ド
ウマスクスカート部（２３）をフレーム（２２）に溶接
等することにより、フレームＣ２２）に固定されている
。

ｌ記シＡ・ドウマスク本体（２Ｉ）は、上記パネル部（
１）の外面形状とほぼ相似形の球面状をしており、また
、Ｉ゛、記フレーム（２２）は、シャドウマスク本体（
２１）の強度を保つため、０．８〜０．２５ｍｍ厚の熱
間圧延鋼板または冷間圧延鋼板により、第６図で示すよ
うな枠状に形成されている。

さて、シャ・ドウマスク（２）は、色選別電極の機能を
なす丸形または矩形の多数の電子ビーム透過孔（２４）
を有し、この透過孔（２４）のイーｉ孔部境界形状（２
５）は実質的に矩形状に形成されている。また、この電
子ビーム透過孔（２４）はカラー受像管の製造にあたっ
て、周縁が実質的に矩形状の蛍光面部（１ａ）を形成す
る露光工程における露光ビーム通過機能も有する。

この露光−［程において、パネル部（１）の内面に周縁
が矩形状の蛍光面部（ｌａ）を形成する際、パネル部（
１）に対し、シャドウマスク有孔部境界形状（２５）が
偏心あるいは回転した状態で露光されると、第７図ｆａ
）のように蛍光面部（１ａ）の中心Ｐが本来の中心ＰＯ
から偏心したり、あるいは第７図（ｂ）のように蛍光面
部（１ａ）が回転状態で形成されたりする、いわゆる「
画面ズレｊが生じ、カラー受像管の外観り好ましくない
。

この画面ズレの主な原因は、フレーム（２２）の内壁に
シャドウマスク本体（２１）を溶接Ｍで固定するいわゆ
るインサイドマスクＩＩＩ！ｉ造において、フレーム（
２２）とこの内壁に固定されるシャドウマスクスーカー
ト部（２３）とのクリアランスが不適当なために、第７
図（ｃ）、（ｄ）のように、フレーム（２２）内でシャ
ドウマスク本体（２１）が偏心あるいは回転した状態で
固定されることにある。

たとえば、３７吋カラー受像管の場合、有孔部境界の長
辺の長さが約６４０ｍｍであるが、この場合、シャドウ
マスク本体（２１）がＸ軸に対し０゜４度傾いてＩ−４
定されると、パネル内面」二の蛍光面部（１ａ）の回転
ズレτ１ｔｄ（第７図（ｂ）参照）は約５ｍｍとなり、
外観上見苦しくなることがあった。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のカラー受像管は以１−のように構成されているの
で、特にインサイドマスク１１■造の場合、画面ズレな
なくすためには、フレーム内壁にシャドウマスク本体を
偏心や回転のないように精度よく嵌合固定して組立てる
必要がある。

しかし、そのためには、シャドウマスク本体のセンタリ
ングや位置決めなどのための装置を用意しなければなら
ず、シャドウマスク本体およびフレームの部品加工精度
のバラツキを考慮すると、これらの組立装置は機構が複
雑で、高価なものとならざるを得ないという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、シャドウマスク本体とフレームとのセンタリ
ングや位置決めなどのための特別な装置を用いないで、
シャドウマスク本体をフレーム内壁に偏心や回転ズレの
ないようにほぼ均等なりリアランスを保って精度良く固
定できる画面ズレの少ないカラー受像管を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、」１記課題を解決するために、シャドウマ
スク本体のスカート部とフレームの内壁に、それぞれ互
いに嵌合する嵌合部を対応させて設けたものである。

［作用］ この発明においては、シャドウマスク本体のスカート部
の嵌合部とフレームの内壁の嵌合部とがｌｉ、いに嵌合
することによって、シャドウマスク本体はフレームに対
して適正に位置決めされ、フレームの内壁にほぼ均笠な
りリアランスでもって固定される。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明の一実施例によるシャドウマスクの分
解斜視図を示している。

第１図において、（２１）はシャドウマスク本体、ｆ２
１ａ）はこのシャドウマスク本体（２１）のスカート部
（２３）の短辺側コーナ近傍の４個所（図では、手１１
；１側の２個所のみ図示）に設けられた凸部であり、こ
の凸部（２１ａ）は外周が円弧状の柱状突起に形成され
ており、シャドウマスク本体（２１）と一体成形されて
いる。（２２）は枠状のフレーム、ｆ２２ａ）はフレー
ム（２２）の短辺側コーナ近傍の４個所の内壁に設けら
れた四部であり、この四部（２２ａ）はＶ字形のγ１■
に形成され、上記凸部（２１ａ）と対応する部位にフレ
ーム（２２）と一体成形されている。（２４）はシャド
ウマスク本体（２１）に形成された電子ビーム透過孔、
（２５）は実質的に矩形状の（■孔部境界形状である。

第２図は、シャドウマスク本体（２１）の凸部（２１ａ
）とフレーム（２２）の凹部（２２ａ）とが対応するよ
うに嵌合して、シャドウマスク本体（２１）をフレーム
（２２）の内壁に固定した状態を示す。

第２図においては、シャドウマスク本体（２１）の凸部
（２１ａ＞とフレーム（２２）の凹部（２２ａ）とは４
個所で嵌合状態にある。また、凸部（２１ａ）は外周が
円弧状の柱状突起であり、凹部（２２ａ）はＶ字形の溝
であるから、各凸部（２１ａ）と四部（２２ａ）とは、
柱状突起の２個所において線接触を保ちつつ圧接状態で
嵌合している。

このため、シャドウマスク本体（２１）は、第７図（ｃ
）　、　ｆｄ）のようにフレーム（２２）内で偏心や回
転ズレを生じることがなく、フレーム（２２）に対して
、一定のクリアランスを保って適正に位置決めすること
ができる。したがって、この状態でシャドウマスク本体
（２１）のスカート部（２３）をブレーム（２２）の内
壁に溶接等によって固定することにより、蛍光面製造工
程中における、いわゆる画面ズレな防止することができ
る。

第３図はこの発明の他の実施例を示す。第３図において
、第１図とは逆に、シャドウマスク本体（２１）のスカ
ート部（２３）にＶ字形の溝からなる四部（２１ｂ）を
、また、これと対応してフレーム（２２）の内壁に外周
が円弧状の柱状突起からなる凸部（２２ｂ）をそれぞれ
設けたものである。

この場合でも５四部（２１ｂ）と凸部（２２ｂ）とは線
接触を保ちつつ圧接状態で嵌合し、第１図の場合と同様
の効果が得られる。

なお、」１記実施例では、シャドウマスク本体（２１）
の凸部（２１ａ）または凹部（２１ｂ）と、これに対応
するフレーム（２２）の内壁の凹部（２２ａ）または凸
部＋２２ｂ）を、いずれもスカート部（２３）あるいは
フレーム（２２）の短辺側コーナ近傍にそれぞれ４個所
設けた場合について示したが、これらの凹凸部（２１ａ
）　、　（２１ｂ）　、　（２２ａ）　、　（２２ｂ）
は、フレーム（２２）内でシャドウマスク本体（２１）
が偏心または回転しないような部位に設置すればよく、
たとえば第４図ｆａ）に示すように、シャドウマスク本
体（２１）の中心０に対して点対称の位置に最低２個所
設けてもよく、あるいは第４図（ｂ）　、　（ｃ）に示
すように、必要に応じて３ないしそれ以上の複数個所に
設けてもよい。なお、第４図では、フレーム内壁の四部
（２２ａ）の位置のみを図示し、これに対応するシャド
ウマスク本体側の凸部（２１ａ）は図示を省略しである
。

また、」１記実施例では凸部（２１ａ）　、　（２２ｂ
ｌを外周が円弧状の柱状突起とし、凹部（２２ａ）　、
（２１ｂｌをＶ字形の溝として、これら凹凸部が線接触
する場合について示したが、凹凸部は互いに嵌合が可能
な形状であればどのような形状でもよく、たとえば、凸
部（２１ａ）　、　（２２ｂｌを外周が円弧状の柱状突
起とし、凹部ｆ２２ａ）　、　（２１ｂｌをこの柱状突
起の外周円弧面に沿うＵ字形の溝として、凹凸部が面接
触するようにしてもよい。

さらに、上記実施例では、いずれの場合も凸部（２１ａ
）　、　［２２ｂｌをシャドウマスク本体（２１）また
はフレーム（２２）と一体成形した場合について示した
が、凸部（２１ａ）　、　（２２ｂ）を別成形して、シ
ャドウマスク本体（２１）またはフレーム（２２）に溶
接等で固定しても同様の効果が得られる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明、によれば、シャドウマスク本
体のスカート部とフレームの内壁に、それぞれ互いに嵌
合する嵌合部を対応させて設けたことにより、シャドウ
マスク本体はフレームに対して適正に位置決めされ、フ
レームの内壁にほぼ均等なりリアランスでもって固定さ
れるので、シャドウマスク本体とフレームとのセンタリ
ングや位置決めなどのための特別な装置を用いないで、
シャドウマスク本体を偏心や回転ズレのない状態で精度
良く固定することができ、これによって画面ズレのない
カラー受像管が得られる。

４、図面のｌ７ｉｉ！ｉｔな説明 第１図はこの発明の一実施例によるカラー受像管におけ
るシャドウマスクの分解斜視図、第２図はシャドウマス
ク本体をフレーム内壁に装着した状態を示す平面図、第
３図はこの発明の他の実施例によるシャドウマスクの分
解斜視図、第４図（ａｌ、ｆｂ）、ｆｃ）はフレーム内
壁の四部の設置例を示す平面図、第５図は従来のカラー
受像管の一般的な構成を示す分解斜視図、第６図は従来
のシャドウマスクの一部を切欠いた斜視図、第７図（ａ
）　、　（ｂ）　。

（ｃ）　、　（ｄ）はカラー受像管における画面ズレを
説明するための図である。

＋２１１・・・シャドウマスク本体、（２１ａｌ　、　
ｆ２２ｂ）　・＝凸部、＋２２１・・・フレーム、（２
１ｂ）　、　ｆ２２ａ）　・＝凹部、（２３）・・・シ
ャドウマスクスカート部。

なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）パネルの内面に所定の間隔をおいて対向配置され
   た多数の電子ビーム透過孔を有するシャドウマスク本体
   と、このシャドウマスク本体の周縁に固定されたフレー
   ムとを有するカラー受像管において、上記シャドウマス
   ク本体のスカート部と上記フレームの内壁に、それぞれ
   互いに嵌合する嵌合部を対応させて設けたことを特徴と
   するカラー受像管。