JPH01195162A - トラッククレーンにおけるアウトリガ - Google Patents

トラッククレーンにおけるアウトリガ

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JPH01195162A
JPH01195162A JP63225259A JP22525988A JPH01195162A JP H01195162 A JPH01195162 A JP H01195162A JP 63225259 A JP63225259 A JP 63225259A JP 22525988 A JP22525988 A JP 22525988A JP H01195162 A JPH01195162 A JP H01195162A
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JP
Japan
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horizontal beam
cylindrical arm
car body
body frame
outrigger
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JP63225259A
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Katsuhiro Yamamoto
山本 克宏
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Kato Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kato Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、トラッククレーンにおけるアウトリガに関
するものである。
(従来の技術) 従来のトラッククレーン等の特殊車両におけるアウトリ
ガとしては、例えば、第9図ないし第12図に示すよう
なものがある(類似構造のものについては、実公昭50
−39538号公報参照)このものは、トラッククレー
ンにの車体フレーム1の挟小部IAの下側に、中央壁3
1Aを共通にする一対の水平基筒31.31を配し、該
水平基筒31.31の左右両側上部に固定した吊金具3
2A、32Aを有する箱状ブラケット32,32を、車
体フレーム1の挟小部IAに溶着したブブラケット33
.33にビン34.34着すると共に、前記水平基筒3
1.31に、端部に伸縮支脚4.4を有し、互いに逆方
向に伸縮する一対の水平ビーム30.30を設けたもの
である。
このトラッククレーンKを目的とする荷役作業場所に移
動させた後、水平ビーム30.30を伸長させると共に
、伸縮支脚4゛、4を伸長させてトラッククレーン1を
地面Gに支承し、伸縮ブーム28を伸縮させると共にそ
の起伏角θを調整し、かつ、クレーン基台29をその中
心Oまわりに回動させ、図示しないウィンチによりロー
プ28Aを巻き上げ、下げして荷役作業をするもので、
水平ビーム30.30の先端に加わるアウトリガ負荷P
(第11図ではその反力を示す)により、水平ビーム3
0.30に曲げモーメントが発生し、水平ビーム30.
30と水平基筒31.31との重なり部分(長さD)の
両端付近に極圧Q、Rが発生し、これが箱状ブラケット
32.32、ピン34.34、ブラケット33.33を
介して車体フレーム1に伝達される。
そして、この水平ビーム30の長さをMとすれば、前記
各極圧Q、Hの作用個所におけるモーメントの釣合によ
り、 PM=RD P (M−D)=QD 、@、  R=P+Q となり、極圧Rは極圧Qよりアウトリガの反力Pだけ大
きくなる。
また、このようなトラッククレーンKにおける荷役作業
可能な限界モーメント曲線は、第10図のように伸縮ブ
ーム28が、車体の後(同図右)側に位置する場合(3
5)より、車体側方(同図の上下側)に位置する場合(
38)が小さくになり、この横方向限界モーメント38
が、当該トラッククレーンの限界モーメントとされるの
が通常である。
なお、図中、36は運転室、37はエンジン、Aは水平
ビーム30.30の伸長時における伸縮支脚4.4の間
隔、Bは車中、Hは車高である。
また、前記実公昭50−39538号公報には、水平ビ
ーム30.30の端部に伸縮支脚4.4を回動可能に装
着したアウトリガについて記載されているが、ここでは
省略した。
また、トラッククレーンの車体端部に取付けられ、連結
ピンの嵌合穴を有する互いに平行なアウトリガラグと、
該平行なアウトリガラグ間に挿入可能で、連結ピンの嵌
合穴を有するジヤツキシリンダ付アウトリガ本体と、車
体に支持され、両側に油圧で出没可能な連結ピンを有す
る油圧シリンダとからなり、油圧シリンダで連結ピンを
出没させることにより、車体フレームに対してアウトリ
ガを装脱可能とし、走行時には車体フレームから取外し
て車中の増加を防ぐ一方、り・レーン作業時には車体フ
レームに取付け、その限界転倒モーメントを大きくする
ものの着脱を迅速に行えるもの(実開昭51−3881
7号公報参照)も知られている。
なお、特殊車両におけるアウトリガの水平ビームを伸長
させた状態において、負荷により水平ビームの内端が下
降して、水平案内筒の底壁部を下方へ押圧する極圧Qを
分散させるため、水平基筒の底壁下部まわりにバンド掛
けしたもの(特公昭45−26247号公報参照)、ト
ラッククレーンの水平基筒の底壁下側(この公報には、
ディファレンシャルギヤケースの両側部位に設けたもの
が図示されている)から、その前後壁部にかけて帯状補
強片を溶着したもの(実開昭50−23810号公報参
照)、水平基筒(機体)の中央部底抜下側に広巾の補強
板を溶着したもの(実公昭45−30483号公報参照
)、アウトリガ本体(水平基筒)の底抜下位と同底板前
後の側壁中央近傍位まで延びるコ字状の補強部材を溶着
したもの(実開昭50−67511号公報参照)等も知
られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記第9図ないし第12図に示すような
の従来のトラッククレーン等の特殊車両におけるアウト
リガにあっては、水平ビーム30端部の伸縮支脚4に発
生する反力Pを、水平基筒31、箱状ブラケット32、
ブラケット33を介して車体フレーム1側に伝達する構
成のものであり、しかも、車体横方向の限界転倒モーメ
ント38の増大を図るため、張出し時における水平ビー
ム30と水平基筒31間に発生する強大な曲げモーメン
トに耐え、それを車体フレーム1側に伝達可能にする必
要があり、各部、殊に、水平基筒31全体を肉厚にする
必要があり、その結果、アウトリガ全体の重量増を招く
ことになり、これは近時の道路交通法規による車軸荷重
の制限強化に照らし、好ましくないという問題があった
もっとも、特殊車両におけるアウトリガを、その水平ビ
ームを伸長させた際、水平ビームの内端部により下方へ
押圧されて水平基筒の底壁部に発生する極圧を分散させ
るため、バンド又はコ字状金具等の補強手段を、伸長時
の水平ビーム内端の当接する水平基筒底壁の外側に構じ
たものは、例えば、前記特公昭45−26247号公報
、実公昭45−30483号公報、実開昭50−238
10号公報、実開昭50−67511号公報等に一応示
されてはいるものの、これらの従来例の何れにも、水平
基筒の端部側に補強手段を構することについては何等の
配慮がなされておらず、まして、この水平基筒の端部に
対応する前記第9図ないし第12図に示した筒状ブラケ
ット32の端部側に発生することになる極圧R対策は構
じられていないという問題があった。
すなわち、前記第9図ないし第12図に示したものを含
め、従来の特殊車両におけるアウトリガにあっては、水
平ビーム30を支承する水平基筒31全体の肉厚を増す
か、又は、水平ビーム30を伸長させた状態において、
その内端の当接部近傍の底抜外側部まわりにバンド又は
コ字状金具等の補強片を配することにより、水平基筒3
0の中央部の曲げ剛性等を如何に増加させるかの対策が
構しられていたに留まり、水平基筒30の端部や、これ
に対応する筒状ブラケット32の端部に切欠きを設ける
等、回部の強度低下に結び付くことになるような示唆は
全く見られず、その結果として、アウトリガの重量増を
招き、ひいては、トラッククレーン等の荷役能力の低下
を招くという問題があった。
また、水平基筒31内に水平ビーム30を格納させて、
水平ビーム30端部に設けた伸縮支脚4を車中B内に納
めようとすると、水平基筒31の長さEが、車中B゛か
ら少なくとも伸縮支脚4の外径dの2倍を引いた長さと
なる(第10図のアウトリガでは、車体フレーム1の両
側に凹部を形成した挟小部IAに、水平ビーム30端部
の伸縮支脚4が収納される)ため、これに応じて水平ビ
ーム30.3oの最大伸長量が減小し、その伸長時にお
ける両側伸縮支脚4,4の最大間隔Aが、例えば、前記
実開昭51−38817号公報に記載されたアウトリガ
を着脱可能にすることにより、水平基筒31の長さを車
中Bにしたものより減小することになり、ひいては、ト
ラッククレーンにの限界転倒モーメントが相対的に減小
し、荷役作業時、殊に、伸縮ビーム28の起伏角θの小
さい範囲におけるトラッククレーンにの支承安定性が低
下するという問題があった。
この発明は、このような従来例に鑑み、特殊車両のアウ
トリガの水平ビームを支承する二重樋状案内筒の端部に
、前記水平ビームの頂壁に当接する受面を備える底抜を
有する筒状アームを設けると共に、該筒状アームの底抜
端部に、前記水平ビームの収縮時に、その端部に設けた
伸縮支脚の上部が遊嵌する外開き切欠を設け、かつ、該
外開き切欠まわりの側板下部に、前記側板下部に前記水
平ビーム頂壁の受面を有する補強片を一体状に設けるこ
とにより、アウトリガを車体フレームから取外すような
煩わしさを伴なうことなく、前記のような課題を解決で
きるトラッククレーンにおけるアウトリガを提供しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、前記のような従来例の課題を解決するため
、車体フレーム下側の横方向に設けた二重樋状案内部材
の両案内路の互いに対向する一端部上側位に、端縁が当
該車体巾一杯に延びる筒状アームを配し、該筒状アーム
の基部を前記車体フレームの側壁部に固着すると共に、
前記筒状アームの底抜下面が、前記両案内路に伸縮可能
に挿入され、断面が長方形状をなす水平ビーム頂壁の受
面として構成され、かつ、前記筒状アームの底板端部に
、前記水平ビーム端部に突設された伸縮支脚上部の遊嵌
可能な外開き切欠を形成すると共に、該外開き切欠まわ
りの側板下部に、前記水平ビーム頂壁の受面を有する補
強片を一体状に設けたものであり、また、前記底板端部
の外開き切欠まわりの側板下部に、一体状に設けた補強
片の下縁が下方に延長され、前記水平ビームの頂壁側面
のガイド片を構成したものであり、さらに、前記筒状ア
ームの底板端部の外開き切欠より内側位に、該筒状アー
ムの底抜、頂板、側板を連結する隔壁板を溶着したもの
である。
(作用) この発明は、前記のような構成を有するから、車体フレ
ームの下部横方向に設けた二重樋状案内部材の案内路に
挿入した水平ビームを、互いに反対方向に伸長させた後
、水平ビーム端部の伸縮支脚を伸長させ、車体を地上に
支承してクレーンによる荷役作業をし、また、伸縮支脚
を収縮させた後、水平ビームを収縮させる等、従来のト
ラッククレーンにおけるアウトリガと同様な作用をする
外、水平ビームの収縮時に、水平ビームの端部に設けた
伸縮支脚が、車体フレームの側壁部に溶着され、車体巾
−杯に延びる筒状アームの底抜端部に形成された外開き
切欠内に嵌入して車中内に格納され、しかも、筒状アー
ムの底板端部の外開き切欠まわりの側板下部に、一体状
に設けられた前記水平ビーム頂壁の案内面付補強板によ
り、筒状アーム端部の曲げ剛性が確保され、水平ビーム
伸長時の負荷による案内アーム端部の下向極圧が、車重
−杯に延びる側板下部の補強板により支承される。
また、前記外開き切欠まわりの側板下部に、一体状に形
成され、水平ビームの頂面の受面付補強片の下部から下
方に延び、回部の曲剛性を増大するガイド片により、前
記水平ビームの頂壁側部がガイドされ、横ぶれなく伸縮
する。
(実施例) 以下、この発明に係るトラッククレーンにおけるアトリ
ガの実施例を、第1図ないし第8図を参照して説明する
。なお、第9図ないし第12図に示した従来例と共通す
る部分には、同−名称及び同一符号を用いる。
第1図ないし第8図において、1は大型トラッククレー
ンの車体フレームで、該車体フレーム1の前後は、それ
ぞれ適宜の車輪懸架装置を介して車輪2で地面G上に支
承される。3は長方形断面の筒状水平ビームで、その先
端には油圧により伸縮する伸縮支脚としての油圧シリン
ダ4°が固着され、該油圧シリンダ4のシリンダロッド
5の下端に接地板6が着脱自在に装着される。この水平
ビーム3は2個一組が互いに逆向きに、車体フレーム1
下側に、後述の二重樋状部材23.23により、横方向
に摺動自在に支承される。
7.7は筒状アームで、該筒状アーム7.7は、その基
部が車体フレーム1の左右(第2図)両側壁部にそれぞ
れ溶着され、その端部が車体の横巾−杯に突出する。両
筒状アーム7.7は共に、頂板8.底板9、側板10.
11を互いに溶着して筒状に構成され、その長手方向の
中間に補強用の隔壁板12が溶着され、これにより筒状
アーム7の車体フレーム1へ溶着される基部側が、曲げ
剛性の高い箱状に構成される。13は前記隔壁板12位
より先端側の底板9に設けた外開き切欠で、該切欠13
には、水平ビーム3の頂面より上方へ突出する油圧シリ
ンダ4が遊嵌する。
筒状アーム7の側板10.11は、第5図にのように水
平ビーム3の両側壁の直上に位置する。
また、筒状アーム7の隔壁板12より先端側の側板10
.11の下端には、水平ビーム3の頂面に当接する受面
14A、15A付補強片14.15が一体状に設けられ
、また、この補強片14.15の下縁外側から、水平ビ
ーム3の頂部側壁のガイド片14B、15Bが下方へ突
設される。16は前記側板11の隔壁板12取付部分と
頂板8とに溶着したブラケットで、該ブラケット16は
同時に車体フレーム1に溶着される。17はアーム7の
先端に突設され、隣接する水平ビーム3の伸縮反力を受
は止める支持梁である。
前記水平底板9の基部は車体フレーム1の下面に溶着さ
れる。この底板9と協動して水平ビーム3を摺動自在に
支持するかすがい状支持部材18の上部開放端が、筒状
アーム7基部の側板10.11にピン19により止着さ
れる。20は前記ピン19を囲んで両側板1o、11間
を補強連結する套管である。
各かすがい状支持部材18.18は、第6図ないし第8
図のように、水平ビーム3の支持用底辺部分18a、1
8aの両側にそれぞれ水平案内用の脂汗部分18b、1
8bを直立固定してなり。
面側脂汗部分18b、18bの水平ビーム3張出部分側
にそれぞれブラケット21.21を突出固着し、該ブラ
ケット21.21の先端に案内ローラ22.22が軸着
される。23は車体フレーム1の両側のかすがい状支持
部材18.18に支持させた水平ビーム3の、少くと共
、底部を案内する案内路23D、23Dを構成する二重
樋状案内部材で、該二重樋状案内部材23により両側の
かすがい状支持部材18.18が剛に連結される。
23a、23bは二重樋状案内部材23の底板及び側壁
で、中央の側壁23bは共通のものとして構成される。
なお、この実施例では、第3図のように筒状アーム7の
頂板8が、かすがい状支持部材18.18基部の取付部
分より、その先端に至るに従って順次下降するように構
成されているから、同アーム7の曲げ剛性は隔壁板12
の所まで次第に小さくなり、該隔壁板12より先はアー
ム7先端の方への曲げ剛性の減小に対して、補強片14
.15による剛性増加分だけ曲げ剛性が加算されるが、
切欠13部からは同曲げ剛性が、同切欠き13に相応す
る量、先端に至るに従って次第に減小する。
即ち、この筒状アーム7の曲げ剛性は、切欠13凹設部
分とそれに続く箱状基部側との間に曲げ剛性の急増する
部分が設けられているから、最も大きな曲げ剛性を受け
る筒状アーム7の底板9端部の外開き切欠13凹設部分
に発生する応力が、この曲げ剛性増加部分により分散し
て円滑に車体フレーム1へ伝達され、また、筒状アーム
7の先端とかすがい状支持部材18の取付部分に作用す
る互いに逆方向の力を該筒状アーム7内で相殺し得る。
各かすがい状支持部材18.18は、第6ないし第8図
に示すように、水平ビーム3案内用の両側脂汗部分の水
平ビーム張出側にそれぞれブラケット21を溶着突出さ
せ、該ブラケット21の先端にはそれぞれ水平ビーム3
の底面支持する案内ローラ22.が枢支され、車体フレ
ーム1両側のかすがい状支持部材18.18間には、少
なくと共水平ビーム3の底部を案内する二重樋状案内部
材23の両端を溶着して互いに連結される。
二重樋状案内部材23は肉薄の板で断面が長方形状をな
す軽重量のものとして構成され、単に水平ビーム3の引
込み、張出し時における支持部材18.18の振れ止め
及び摺動案内と、殿ラッククレーンにの路上走行時にお
ける水平ビーム3の振れ止めをする。
各水平ビーム3.3の先端内部と、該水平ビーム3.3
を支持する筒状アーム7と反対側の筒状アーム7から突
出する片持梁17の端部に固着したブラケット24との
間に、複動型油圧シリンダ25の両端がそれぞれ枢着2
6.27され、水平ビーム3を第3図の格納状態と第4
図の張出状態との間で摺動し得るようにし、水平ビーム
3の張出完了時のストッパは、油圧シリンダ25内又は
水平ビーム3と支持部材18間に設ける。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、トラッククレーンKを路上走行させる場合には、
第3図のように下部から接地板6を取外し、シリンダロ
ッド5を油圧シリンダ4内に収縮させた後、先端の油圧
シリンダ4が筒状アーム7底板9端部の外開き切欠13
内に嵌入するまで、油圧シリンダ25を縮小させて水平
ビーム3引込ませ、水平ビーム3をトラッククレーンに
の車中B内に格納する。
トラッククレーンにより荷役作業をする場合には、油圧
シリンダ25を伸長させて水平ビーム3.3を張出した
後、シリンダロッド5の下部に接地板6を取付け、油圧
シリンダ4によるシリンダロッド5の伸長により接地さ
せて、このアウトリガにより車体フレーム1を地上Gに
支承した後、通常のクレーン作業をする。
伸長した水平ビーム3.3端部の伸縮支脚4.4に反力
Pを発生するクレーン作業時の負荷により、車体フレー
ム1の側壁IB、IBに基部を溶着された筒状アーム7
端部に発生する極圧Rは、同端部及びその側板10.1
0下部に一体状に溶着された補強片14.15の受面1
4A、15Aを介して筒状アーム7.7の箱状基部側に
伝達され、さらに車体フレーム1へ伝達される。
なお、本件発明者の調査によれば、このアウトリガの使
用時に、二重樋状案内部材23の中央隔壁板23bに発
生する応力は極めてちいさいから、この二重樋状案内部
材23にはアウトリガの使用時における強度保持機能を
持たせる必要はなく、単に水平ビーム3の案内機能や水
平ビーム3伸縮時における支持部材18の振れ止め機能
等を持たせたせるだけの軽量に構成でき、この実施例の
ものでは、従来例のように、水平ビームに係る荷重を、
−旦水平ビームの支持基筒(二重樋状案内部材)により
受止めた後、これを更に車体フレームに伝達するものに
比し、トラッククレーン等の重量をかなり(5%程度)
軽減でき、しかも、伸縮支脚4.5を含めた水平ビーム
3.3の長さを、車体横巾−杯にすることができる。
その上、張出し時の水平ビーム3と筒状アーム7及びか
すがい状支持部材18との重なり部分の長さDは筒状ア
ーム7の強度増大により短く楕成し得るから、水平ビー
ム3を多段テレスコープ型にした従来例、(例えば、特
開昭51−4729号公報参照)に比べて、水平ビーム
3.3の伸長時におけるその支承部との重なり部分の長
さが短かくなり、しかもその構造が簡易化するから、所
要の張出量を有するアウトリガを、その重量増を招く恐
れなく提供できる。
(発明の効果) この発明は、前記のような構成を有し1作用をするから
、次のような効果が得られる。
(1) 底板端部に外開き切欠を有し、端部が車中−杯
に延びる筒状アームの基部を車体フレーム側部に設けた
から、端部に伸縮支脚付水平ビームを車中内に格納でき
る。
(2) 筒状アーム端部の側板下部に、水平ビーム頂部
の受面付補強片を一体状に設けたから、筒状アームの底
板端部に外開き切欠を設けたにもかかわらず、筒状アー
ム端部の充分な曲げ剛性を確保できる。
(3) アウトリガの最小縮小中の増大を招くことなく
、筒状アーム端部の曲げ剛性を確保できるから、水平ビ
ームの伸長時における伸縮支脚の最大スパンを従来例よ
り増大でき、トラッククレーンの限界転倒モーメントを
増大し、安全荷役作業領域が増大する。
なお、筒状アームの底抜端部の外開き切欠まわりの側板
下部に一体状に設けた受面付補強片の外側下縁に下方へ
延びるガイド片を形成すれば、このガイド片により水平
ビームの伸縮時における横ぶれが防止できる外、このガ
イド片の延設により筒状アーム端部の曲げ剛性が一層増
大する。
また、筒状アームの底板端部の外開き切欠より内側位に
、筒状アームの底板、頂板、側板内側に溶着される補強
用隔壁板を設ければ、基部を車体フレームに溶着したこ
とと併せて、筒状アームの基部側が箱状となり、その曲
げ剛性が増大する。
なお、筒状アームの基部を補強用隔壁板の溶着により、
また、端部をその側板下部へ補強片の溶着によりそれぞ
れ補強したから、底抜端部に外開き切欠を設けたにもか
かわらず、筒状アーム全体の曲げ剛性が増大し、同−曲
げ剛性の筒状アームを従来例により薄肉に構成でき、ア
ウトリガを軽量に構成できる。
また、筒状アームを水平ビームの頂壁上側に位置させる
と共に、その底抜端部に外開き切欠を設け、かつ、同底
板又はその側板下部を水平ビーム頂部の受面ないしガイ
ドとする外は、筒状アームの外形を、水平ビームの断面
形状の制約を受けることなく構成できるから、その設計
自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係るトラッククレーンにおけるアウト
リガの一実施例を示すもので、第1図はその要部を一部
を切除して示す平面図(第3図のY−Y断面図)、第2
図はその平面図、第3図はアウトリガ格納時の縦断正面
図(第2図のX−X線図)、第4図はそのアウトリガの
張出時の縦断面図、第5図は第4図の2−2断面図、第
6図及び第7図はその水平ビーム支持部材の正面図及び
平面図、第8図は第6図のW−W断面図、第9図及び第
10図は従来のトラッククレーンハ側面図及び平面図、
第11図はそのアウトリガの正面図、第12図は第11
図のU−U断面図である。 1・・・・・・車体フレーム、   IB・・・・・・
側壁、3・・・・・・水平ビーム、   4.5・・・
・・・伸縮支脚、7・・・・・・筒状アーム、   9
・・・・・・底板、12・・・・・・隔壁板、    
13・・・・・・切欠、14.15・・・・・・補強片
、14A、15A・・・・・・受面、14B、15B・
・・・・・ガイド片、23・・・・・・二重樋状案内部
材、 23D・・・・・・案内路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体フレーム下側の横方向に設けた二重樋状案内
    部材の両案内路の互いに対向する一端部上側位に、端縁
    が当該車体巾一杯に延びる筒状アームを配し、該筒状ア
    ームの基部を前記車体フレームの側壁部に固着すると共
    に、前記筒状アームの底板下面が、前記両案内路に伸縮
    可能に挿入され、断面が長方形状をなす水平ビーム頂壁
    の受面として構成され、かつ、前記筒状アームの底板端
    部に、前記水平ビーム端部に突設された伸縮支脚上部の
    遊嵌可能な外開き切欠を形成すると共に、該外開き切欠
    まわりの側板下部に、前記水平ビーム頂壁の受面を有す
    る補強片を一体状に設けたことを特徴とするトラックク
    レーンにおけるアウトリガ。
  2. (2)前記底板端部の外開き切欠まわりの側板下部に、
    一体状に設けた補強片の下縁が下方に延長され、前記水
    平ビームの頂壁側面のガイド片を構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のトラッククレーンにお
    けるアウトリガ。
  3. (3)前記筒状アームの底板端部の外開き切欠より内側
    位に、該筒状アームの底板、頂板、側板を連結する隔壁
    板を溶着したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のトラッククレーンにおけるアウトリガ。
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