JPH01193519A - 調理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、単品にて混練調理と焙焼調理及びそれらの連
続調理の出来る調理装置に関するものである。

従来の技術 従来より、被調理物を焼いて調理する焙焼装置にはオー
プンが使用されており、又、被調理物をこねて調理する
混練調理には混練機が使用されている。しかしながら最
近になり、例えば食パンについては混練から焼き上げま
でを連続して自動的に行う自動パン焼き機が発売され始
めた。又、それ以前には、オープンの中に混練専用の容
器を装着し、混練した後、別の容器あるいは皿に移し変
えて発酵ならびに焼き上げを行う混練装置付オープンも
市場に出回っている。

発明が解決しようとする課題 前者の自動パン焼き機の場合、食パン専用機であり、バ
ターロール、クロワツサン等いわゆるパンづくりのバリ
エーションを広げる場合は、練りと発酵の一部迄を行う
ことは出来るが、焼き上げをする為には、皿の上で同時
に数個焼ける広さを持ったオープンが必要であり、後者
の混練装置付オープンの場合は、食パンにしろその他の
ノくンにしろいづれにしても発酵の一部が終了した段階
で、焼き上げ専用の容器に移し替えをしなくてはならず
手間がかかり、頻度の高い食パンづくりにおいても失敗
しやすいばかりか、タイマーを使用して朝焼き上ったば
かりの、パンが食べられるといったことの出来ない不都
合なものであった。そこで、オープンに、混練用の機能
・容器を附属し、この容器を食パン等利用頻度の高いパ
ンの形状にすれば、いつも必要とするパンが自動で食べ
たい時につくれるし、パンのバリエーションも焼き上げ
時にオープン上に移す手間は必要であるが、十分に楽し
める。従来非常に面倒アあった混練作業は自動で出来る
のはもちろんのこと食パンについては焼き上げるまでの
完全自動化が実現出来、オープン専用容器を附加するだ
けで、混練専用機・自動パン焼き機・電気オープンの３
つの調理機を１つに集約した極めて省スペース・省コス
ト等に優れた調理器を実現するものである。いうまでも
なく。

オープン電子レンジやトースターレンジに組み合わせれ
ば、更に集積度の高い優れた加熱調理器が実現出来る。

この、混練及び焼き上げ用の専用容器は、一般家庭での
パンの消費量から、およそ１〜２斤穆度が標準であり、
自動パン焼き機が１及び１．５斤で発売していることを
見ても解かる。

この専用容器を調理室略中央に設置して焼き上げ調理を
行うと、調理室開口部側、すなわち透視窓を有する扉の
面は、金属および金属上に表面処理を施した他の５面に
比べると焼き上がった調理物の焦げ色は弱い。

この原因としては、透視窓の調理室内側を構成する耐熱
ガラスは、他の金属面と異なり赤外線吸収特性が良く従
って赤外線を殆んど反射しないので、専用容器の表面に
熱ムラを発生させる。これは調理室に設けた加熱手段で
あるヒーターの位置・形状を工夫しても改善が極めてむ
ずかしい問題であった。例えば、日常使用頻度の高い電
子レンジとの複合化を考えた場合、調理室内を透視しや
すい程良く、その為には透視窓は大きい程良いこと−に
なり、相反する問題であった。

課題を解決するための手段 本発明は、前記課題を解決する為、オープン機能を備え
かつ附属の容器により混練及び焼き上げが可能な調理器
であり、容器には、調理室に設置した状態で扉側に断熱
部材を設ける調理装置に係るものである。又、前記断熱
部材は耐熱ガラスより赤外線反射率の高い表面材質にエ
リ構成された調理装置に係るものである。

作用 調理室内略中央部に専用容器を設置した時、前記容器に
断熱部材を、調理室扉部の透視窓に対向する位置に設け
ることによって、焼き上げ加熱時、容器表面の温度分布
を、本来弱い扉面を断熱部材にて補強できるので加熱手
段であるヒーターの形状等の工夫をすれば、均一にする
ことが出来るので、均一に焼き上がった見映えも味も良
い調理物をつくることが出来る。

特に断熱部材の表面材料を赤外線反射特性の良いものと
することによりその効果はより一層高くなる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に説明する。

第１図は本発明による加熱調理器の調理室中央部断面図
を示したものである。調理物を加熱する調理室１の前面
には調理物を出し入れするために開口部２には、開閉自
在にドアー３が設けられている。３＆は透視窓で調理室
内側には耐熱透明ガラス３ｂが設けられている。調理室
１の天井壁４と底面６の加熱室外面にはそれぞれ面状の
ヒーター６と７が密着して設けられ、熱効率向上を主目
的として設けられた断熱材８，９がこれを覆っている。

本体は外装板１０、底板１１とこの一部を覆う底版カバ
ー１２、裏＠１３で構成される。

第２図は、オープン電子レンジに混練機能を設けた本発
明の一実施例の調理器の調理室中央断面図であり、混練
時の動作をこれに基づいて説明する。尚、マイクロ波は
、発振管１４から放射され調理室側壁開口部１６より調
理室１内に導かれる。

調理室１の中央には、混練用材料（図示せず）を入れた
混練・焼き上げ用容器１６がその底部に設けた脚部１７
を介して置かれている。容器１６内には材料を混練する
為の羽根１８が回転自在そして着脱自在に設けられる。

回転駆動源であるモーター１９の出力軸２０の先端に取
付けられたプーリー小２１にはベルト２２が掛けられ、
その一方にはプーリー大２３が同様にして取付けられて
いる。この様にしてプーリー２１．２３の外径の部分だ
け落とされた回転はプーリー大２３と一体に取付けられ
た伝達軸２４に伝えられる。取付板上２５に設けられた
軸受上２６と取付板下２７に設けられた軸受下２８に軸
支された伝達軸２４に一体で設けられた原動歯車２−９
は従動歯車３０に動力を伝え、さらに主軸３１へと伝達
する。主軸３１は主軸軸受３２と調理室中央板３３によ
り軸支され、上部には原動回転連結体３４が固定装着さ
れ、混練・焼き上げ用容器１６の回転軸と一体構成され
た従動回転連結体３６と噛み合わされている。回転軸は
軸受３６により軸支されており、容器１６に装着される
。このようにして、モーター１９の回転は、プーリー、
ベルト、歯車等により減速され、羽根１８に伝達される
。この時、モーター１９がコンパクトでかつ回転数が低
く、又、任意に可変できる構成であれば減速機構・伝達
機構はさらに簡素化出来るものと思われる。

第１図において、調理室１の開口部２には、開閉自在に
設けられた扉３が取付けられている。３ａはその開閉の
支点であり、３ｂは透視窓、３Ｃは調理室内にあって透
視窓を覆う耐熱性の透明ガラスである。ガラス３Ｃは、
通常、熱的・機械的強度確保の為厚さ３ｆｉ以上が望ま
しく、その結果、熱容量も大きい。専用容器１６を加熱
室１に設置し調理物３９を調理して行き、ヒーター６．
７により加熱する。上下の調理室壁面４，６が加熱され
、次第に調理室１内は温度上昇する。この時、調理室１
内の温度上昇は、左右前後壁面の赤外線反射効率の良し
悪しによシそのスピードは大きく変化することが知られ
ている。前記４面を全て金属生地、例えばステンレスの
通常レベルの表面粗度のもので構成した時、調理室内を
無負荷にし、加熱室中央部が２６０℃に至達するのに約
１０分要したとする。同じヒーター消費電力にて、同様
の実験を今度は、前面のみガラスを取付けて行うと、約
１３分要し、３０％程度遅くなる。これを裏付けるデー
タとしては、２６０℃至達時のガラス面とステンレス面
の同じ位置での表面温度をみると、ガラス面は２４０〜
２５０℃になっているのに対して、ステンレスの場合は
１７０℃以下であり温度は低い。これは、ガラスの高い
赤外線吸収特性によるもので、熱源から出た赤外線をほ
とんど反射せずに吸収して自己発熱してしまうことによ
る。

このことから、第１図において、調理室１内のガラス面
３Ｇ近傍は赤外線輻射が弱く、容器１６のガラス３Ｃ側
には有効に赤外線輻射が得られにくく、雰囲気温度も低
く抑えられてしまう。第３図（＆）　、　（ｂ）　、　
（Ｃ）は、以上説明した現象の対応策として考案された
容器の正面図、右側面図および平面図である。容器１６
には調理室内に設置した場合扉と対向する面を覆う断熱
部材４３が取付けられている。容器１６には複数の取付
は脚部４９ａ。

４９ｂにより固定されている。尚この取付は脚部４ｓａ
　、　４ｓｂは、容器１６の熱を放熱することのない様
、配慮され、細い熱伝導を押さえる形状にて構成されて
いる。又、取付は脚部４９ａ。

４９ｂを含む上下面には開孔部６０１Ｌ　、５０ｂが設
けられている。これによって上方及び下方、側方からの
熱い熱気を容器１６と断熱部材４３との間に採り入れる
効果が拡大され、さらに断熱部材４３の効力が増大され
る。

第４図は、このような断熱部材４３の形状を変えること
により、さらに有効な機能を附加させた実施例を示す。

第４図（ａ）は、高温時の取扱いを配慮して、保護用の
手袋を使用した状態で指の部分が入る大きさの孔５１１
Ｌ及び５１ｂを容器１ｅの、図における略中心線６２附
近に設けたものである。

第４図（ｂ）は、断熱部材４３の一部分６３を手で握れ
る程度の幅寸法Ｗ、に構成したものである。第４図（０
）は、断熱部材４３の幅寸法Ｗ２を全体的に手で握れる
程度の寸法にて構成したものである。

断熱部材４３は、アルミニウムや鉄のように熱伝導率に
優れた材料よりも、ステンレスや樹脂などの熱伝導率の
悪い材料を選定した方が断熱効果は大きくなる。

断熱部材４３に本体と容器１６との着脱を確実に行うた
めに、その操作部を設けることも容易に考えられる。こ
の実施例を第５図に示す。

第６図は、調理物３９が焼き上がり、調理器のドアー３
を開けて使用者３７が防護用手袋３８をはめて容器１ｅ
を調理室列へ取り出そうとしているところを示している
。今、容器１６の脚１７は、調理室底中央板３３に設け
られた係止部４０と嵌合し固定されている。係止部４０
に設けられた貫通孔４１とこれに対応して容器１６の脚
１７に設けられた貫通孔４２には、容器１６に固定して
取付けられた断熱部材４３の一部を構成するレバー４４
の下方先端４６が入り込んでいる。レバー４４は上方で
断熱部材４３に設けられた支点４６にて回転自在に保持
されている。レバー４４は、板バネ４７により支点４６
を中心に反時計方向へふ勢されている。レバー４４は断
熱部材４３に設けた案内溝４８を貫通しており、前記溝
に沿って断熱部材４３の中を摺動する。使用者３了が断
熱部材４３を把み、レバー４４を握れば、レバー４４の
先端４５は脚の孔４２と係止部４ｏの孔４１から外れる
。この状態で断熱部材４３を上方へ持ち上げてから手前
へ引けば、簡単かつ安全に容器１ｅを調理室外へ取り出
すことが出来る。

容器１６を加熱室１内に設置する場合もこの逆の操作を
するだけであり、簡単に出来る。断熱部材４３のレバー
４４を握りながら脚１７を係止部４ｏに入れ、手を放せ
ば固定できる。

発明の効果 本発明によれば、次に挙げる数々の優れた効果を奏する
ことが出来る。

（１）、調理室の開口部に開閉自在に設けた扉の透視窓
から調理室内の熱が漏洩しやすくても、混練及び焼成用
の容器の前記界と対向した面には、容器の熱を奪いにく
くかつ強力な断熱効果を有する断熱部材が設けられてい
るので、調理物を均一に焼き上げることが出来るように
なり、調理器としての性能を満たすことが可能となる。

（２）透視窓の調理室内壁を構成するものが例えばガラ
スであれば、これは赤外線吸収特性が非常に良いので、
容器本体とガラスの間に容器と一体に設けた断熱部材の
少なくとも表面材質を、ガラスより赤外線反射率の良好
なもので構成すれば容器の扉面の放熱はさらに改善出来
る。

（３）断熱部材の形状を工夫して、片手で握れる形状で
あるとか、指を入れる孔を設けるとか、最小限の幅寸法
に設定するとかにより、とっ手の機能を持たすことが出
来るので取り扱いが大変便利である。調理室内外への着
脱、又は使用後の掃除や収納に際しても持ち運びの点で
も極めて扱い易い。

（４）容器のとっ手として扱えるので、それは調理室開
口部に設けた扉近傍に設けられているので、焼き上げ調
理の完了した後の高温化した状態でも、扉を開放すれば
外の冷たい空気により扉附近は急激に冷却されるので、
高温化している調理室中央部附近まで手を入れなくて済
む上、当然とっ手の部分の温度も低下するので更に安全
性は高くなる。

（５）容器は薄板を加工して構成した場合、断熱部材を
取り付けることにより補強され、堅牢な耐久性の高いも
のとなり、寿命の長い調理器を実現する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、それぞれ本発明の一実施例における
調理装置の容器装着状態を示す断面図、第３図（２Ｌ）
〜（Ｃ）は、容器の一実施例の正面図、側面図および平
面図、第４図（ＩＬ）〜（Ｃ）は、本発明による容器の
他の実施例の正面図、第５図は、本発明による調理装置
の容器着脱状態を示す断面図である。 １・・・・・・調理室、２・・・・・・調理室開口部、
３°゛°パ°扉、３Ｃ・・・・・・保護スクリーン、６
．７・・・・・・発熱体、１６・・・・・・混練及び焼
き上げ用容器、１８・・・・・・羽根、１９・・・・・
・駆動源、２４．３１・・・・・・軸、３４．３６・・
・・・・回転連結体、４３・・・・・・断熱部材、４４
・・・・・・操作部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はづ・１名４
３−　酵格舒ぞ 第３図 第４囚 ｌ、１５Ｚ 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）調理室と、この調理室の開口部に開閉自在に設け
   られた扉と、前記扉内の透視窓と、前記調理室内の被調
   理物を加熱する加熱手段と、前記調理室に対し出し入れ
   自在に設けた混練・加熱調理用の容器と、前記調理室の
   下部に回転自在に設けられた軸と、その軸の回転駆動源
   であるモーターと、前記軸と連動しその回転によって前
   記容器内に収容した被調理物を混練する羽根とを有し、
   前記容器には、前記調理室内に設置した状態で前記扉側
   に面する断熱手段が設けられている調理装置。
2. （２）調理室内扉側表面の材質より容器の断熱手段の表
   面の材質の赤外線反射率を高くした請求項１記載の調理
   装置。
3. （３）断熱手段に容器の保持手段を設けた請求項１記載
   の調理装置。