JPH01192502A - 籾殻ボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は籾殻ボードに関し、更に詳しくは農業廃棄物で
ある籾殻を有用利用し、遠赤外線放射効果に優れたａｆ
ｉボードの提供を目的とする。

（従来の技術及びその問題点） 従来、農業廃棄物である籾殻は利用方法が少なく農場等
で焼却処理され、煙害の一因となっている。

従って籾殻の有効利用方法の開発が要望されている。

（開運点を解決するための手段） 本発明者は籾殻の有用利用について研究の結果、籾殻は
多量のケイ酸分を含有していることから５これを加熱す
ると遠赤外線を効率良く放射することを見い出し本発明
を完成した。

すなわち、本発明は、籾殻粉をバインダーで結着しボー
ド状に成形してなる籾殻ボードである。

（作　　用） 籾殻を適当な粒度に粉砕し、これをバインダーにより結
着しボード状に成形したものを、樹脂発熱体やホットカ
ーペット上に置いて加熱すると、吸収した熱を遠赤外線
として効率良く放射するので身体の芯まで良好に暖まり
、暖房器具として有用である。

（好ましい実施態様） 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。

本発明において使用する籾殻は、一般に籾を脱穀して取
れる籾殻であり、その種類は特に限定されない。籾殻の
粉砕も一般的な方法でよく、粉砕体の粒径は０．１乃至
１ｍｍ程度がよい。

結着剤として使用するバインダーは、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニルと他の千ツマ−との共重合体、（メタ）アク
リル酸エステル樹脂又は（メタ）アクリル酸エステルと
他の千ツマ−との共重合体、塩化ビニリデン樹脂、ナイ
ロン、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等の熱硬化性樹脂橙のいずれのバインダ
ーでもよく、特に好ましいものは造膜温度（ＭＦＴ　）
が６０℃以上のものである。又、取扱上の点からはエマ
ルジョンの形態やホットメルトの形態がよい。又、得ら
れる成形体の強度や硬度を高めるために、例えば、メラ
ミン樹脂、フェノール樹脂、尿素ホルマリン樹脂等の熱
硬化性樹脂を用いてもよく、更に熱可塑性樹脂と熱硬化
性樹脂とを併用してもよい。

バインダーの使用量は籾殻１００重量部当り１０乃至１
００重量部の割合がよい。

結着及び成形は籾殻にバインダーを適当量混合して籾殻
粉末にバインダーを均一に付着させた後、常温で風乾す
るか又は６０乃至８０℃の温度で乾燥させ、これを適当
な形状の型に入れ、例えば５０乃至２００℃の温度で５
０乃至２００　ｋｇ／ｃｍ″の圧力で数秒乃至数分間プ
レス成形することにより本発明の籾殻ボードを得ること
ができる。

この本発明の籾殻ボードの形状は特に限定されないが、
０．５乃至１０ｃｍ程度の厚みの板状がよい。

（実施例） 次に実施例により本発明を更に具体的に説明する。尚、
文中、部又は％とあるのは重量基準である。

実施例１ 粉砕籾殻（粒度的０．５ｍｍ）　１００部に塩化ビニル
樹脂エマルジョン（固形分５０％）２５部を加え、スー
パーミキサー中で混合し、エマルジョンを均一に吸収さ
せた。次に６０乃至７０℃で１時間乾燥させた後、１０
０ｋｇ／♂の圧力、２００℃の温度で３０秒間プレス成
形を行い１６０Ｘ１６０Ｃ１１で厚さ１ｃｍの本発明の
籾殻ボードを得た。この籾殻ボードをホットカーペット
上に１ａ置して加熱したところ表面から遠赤外線が放射
され、暖房用として有用であった。

（効　　果） 以上の如き本発明によれば、籾殻の有用利用が達成され
、且つ暖房用として有用な部材が安価に供給される。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）籾殻粉をバインダーで結着しボード状に成形して
   なる籾殻ボード。