JPH01190496A - 電子名刺及び処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、必要な情報を電子的手段によって記録すると
いう方法で作成された電子名刺、及び、このような電子
名刺を発行並びに受は入れてその記録内容を処理する装
置に関する。

［従来の技術］ 従来、名刺は手軽でしかも重要な個人情報の交換媒体で
あった。しかるに、人によっては大量の名刺を消費する
ために、その作成費用は膨大であるばかりでなく、受は
取った名刺の保存整理が非常に煩わしく、折角名刺を数
多く集めても有効に利用することができないという問題
があった。また、印刷された名刺は情報量が不十分で情
報量を多くすると見にくいという欠点があった。

［発明が解決しようとする課題］ したがって、本発明の目的は、このような従来の名刺の
欠点を解消し、名刺として必要な情報を電子的手段で記
録した電子名刺なるものを新たに提供し、また、この電
子名刺に必要な情報を記録し、かつ、そこに記録されて
いる内容を容易に交換することができる処理装置を提供
することである。つまり１名刺の所有者は自分の電子名
刺に必要な情報を容易に記録又はその変更を行なうこと
ができ、一方、その受手は電子名刺を受は取った後直ち
に内容の読み出しを行ない、その場で所有者に返却する
。そうすることにより、この名刺は再利用できるわけで
あるから、数多くの名刺を保持する必要かなくなり、経
費の節減となる。さらに、読み出し装置には、情報の整
理蓄積ならびに検索１表示、印刷機能などを付与させる
ことにより、従来の名刺の保存整理作業から開放される
ばかりでなく、情報の有効利用が可能となる。また、名
刺をより高度な情報交換媒体として活用できるようにな
る０本発明は、このような新規な電子名刺及びその処理
装置からなるシステムを提供することを目的とするもの
である。

−［課題を解決するための手段］ 本発明の電子名刺は、必要な情報を磁気的、光学的、半
導体素子的、機械的、印刷手段のいずれか、又は、これ
らの組み合せによって電気信号に変換可能に記録（以下
、機械読み出し可能に記録という、）することによって
作成されたものである。

このような電子名刺の発行装置は、必要な情報を入力て
きるように構成されており、かつ、その入力情報を上記
のような電子名刺に転記することができるように構成さ
れている。

このような電子名刺の受は入れ装置は、上記のような電
子名刺の内容情報を読み出すことができるように構成さ
れていて、その内容情報を一時記憶することができるよ
うに構成されている。

上記のような電子名刺は、上記のような電子名刺受け入
れ装置を兼ねているものであってもよい。

さらに、上記のような電子名刺発行装置は、上記のよう
な電子名刺受け入れ装置を兼ねるように構成することも
できる。

［作　用］ このような電子名刺の所有者は、上記の電子名刺発行装
置により必要な情報を容易に記録、変更ができる。一方
、その受手は、電子名刺を受は取った後、上記電子名刺
受け入れ装置によりその内容を読み取って一時記憶させ
、電子名刺をその場で返却でき、後からこれを整理１表
示等をさせればよい。

［実　施　例］ 本発明の電子名刺は電子的手段によって必要な情報を記
録した名刺であり、ここで電子的手段とは、磁気的、光
学的、半導体素子的などの電子光学的手段、並びに、電
気信号に容易に変換できる機械的並びに印刷的手段をさ
し、これらの何れかの手段又はこれらの組み合せによっ
て記録された媒体を名刺として用いるものを総て電子名
刺と称する。具体的には、磁気的手段としては、例えば
磁性膜を塗布した媒体、光学的手段としては、例えばホ
ログラムあるいは光学的に感知できる凹凸を表面に形成
した媒体、半導体的手段としては、例えばＲＯＭ、ＲＡ
Ｍの半導体素子を内蔵させ、この記憶素子に必要な情報
を記憶させた媒体、また、機械的手段としては、例えば
機械的に孔をあけたもの、印刷的手段としては１文字も
しくは記号等を印字して、これを光学的手段等によって
容易に電気信号に変換できる媒体Ｓ１れぞれさし、これ
らはいずれもその内容を電気信号として容易に読み出す
ことができ、コンピュータの入力信号となすことができ
る。

このような電子名刺の形状としては、カード状のほかに
、これに類する機能を持った記録媒体であれば、円盤デ
ィスク状、棒状、シート状あるいはテープ状のいずれの
形状であってもよい、さらに、半導体素子及びこれに類
する記憶素子を内蔵したパッケージなども含まれる。最
も簡便なものとしては、従来の名刺に情報をコートなど
を用いて印刷したもので、これを光学的に読み出し可能
にしたものも含まれる。

記録する形式としては、必要情報を文字１図形パターン
、文字コードという形で直接記録する方法によるもの、
ならびに、コンピュータプログラムによるものを含む。

前者においては、記録内容そのものを情報として処理で
きるが、後者では。

必要な情報な与えられたプログラムを実行することによ
ってはじめて発生されるので、情報処理としては高度な
技術が要求されるが、前者とは比較にならない程多種多
様な表現が可能となる。

記憶容量の大きい媒体ては、単に従来名刺に記載されて
いる内容ばかりでなく、積極的に面談相手に報知したい
内容をより多彩にかつ詳細に記録できる０例えば、面談
用件、誇示したい略歴、業績、所属企業や商品の宣伝や
案内などである。また、より広範囲な個人に関する事柄
をも記録し、例えば身分証明書、会員証、住民登録票、
印鑑登録票、許可証、免許証、預金通帳、料金先払い証
などとしても兼ねるようにさせることも可能である０本
発明の電子名刺にはこのような利用形態も含まれる。

本発明の電子名刺発行装置は、このような電子名刺を作
成する装置であり、情報入力機能と入力情報を電子名刺
媒体へ転記する機能を有するものである０発行装置とし
て専用となっているもの。

及び、後述の電子名刺受は入れ装置と一体となっていて
、携帯可能な形状となっているものを含む、また、報知
する必要がない情報の機密を保護する機能を有する電子
名刺を発行する装置を含む、これは、このような装置に
キーワードの使用によってのみ解読できる暗号に変換す
る機能を持たせ、電子名刺の発行時にその情報の一部を
暗号化し、電子名刺の受は入れ時に予め決まられたキー
ワードを入力しなけらば秘匿を要しない部分だけが読み
出されるようにするものである。

本発明の電子名刺受は入れ装置は携帯できる形状を有し
、電子名刺の交換時にすぐさまこれを読み取り、その場
で返却できることを可能ならしめる目的で、電子名刺の
内容情報を読み出す機能と、その内容を一時記憶する機
能を有するものである。さらに、記憶された情報の整理
蓄積、検素、表示、印刷出力機能を有するもの、また、
外部の情報処理装置へ直接又は自動電話などを通じて必
要な情報を転送して、高度な情報処理や情報の有効利用
に供することができるようになった装置全体も含まれる
。

そして、本発明の電子名刺は、その内部にマイコン等の
情報処理装置を内蔵させ電子名刺受は入れ装置の機能を
も合せ持つようにすることもできる。

次に、添付の図面を参照して本発明のいくつかの実施例
を説明することにする。

電子名刺の１つの実施例を第１図に示す０名刺ｌは現在
実用されている名刺と同一サイズのカード状のものであ
る。材質はプラスチックで、磁気記録方式によつている
。第１図（Ｂ）に示すように、カートｌの裏面に磁性体
皮ｌＩ２を帯状に塗布しである。カードｌの表面には、
第１図（Ａ）に示すように１通常の名刺と同様の内容を
印刷し。

通常の名刺としても使用可能である。第２図は第１図に
示した名刺１への情報の書き込み、読み出しを行なうた
めの装置８を示したもので、この装置８は小型可搬で、
名刺の発行、並びに、受は取り後の処理を簡便なものと
している。この装置８は、書き込み、読み取り用の磁気
ヘット３、磁気ヘット３へ送る信号又は磁気ヘッド３か
らの信号を増幅する信号増幅器４．大容量のＲＯＭ、Ｒ
ＡＭからなる電子記憶素子５．小型長寿命の蓄電池６、
書き込み、読み取り動作を制御するマイコン等からなる
制御回路（図示せず）、操作キー（図示せず）等を内蔵
している。この例においては、カードｌの走査は、カー
ト１を装置８に設けられた溝７内を手動で滑らせること
により遂行している０手動とすることで、電池の早期消
耗を防止するとともに、装置を小型、安価にすることが
できる０手動での動作の不安定を軽減するために、磁気
帯の１本をタイミング用クロック信号の授受に用いてい
る。書き込み動作、読み取り動作はいずれも周知のもの
であり、書き込みの場合は、ＲＯＭ又はＲＡＭ５に記憶
されている必要な情報を操作キーの指示によってマイコ
ンで制御して磁気ヘッド３により磁性体被膜２に記録さ
せればよい。

また、読み取りの場合は、磁気ヘット３からの信号をマ
イコンの制御によりＲＡＭ５に記憶させればよい。

第３図は第２図に示した装置８に設けられた外部結合用
端子ｌＯならびに結合孔１１を用いて、装置８に小型の
印刷機９を付加した状態を示したもので、このように構
成することにより、電子名刺受は入れ装置を有しない相
手であっても簡便名刺１２を即時印刷発行できるし、受
は入れた電子名刺の内容をプリントアウトすることがで
きる。

また、名刺を発行専用装置の１例を第４図に示す、小型
コンピュータ１３に予め氏名、住所、所属、身分役職、
電話番号、勤務先の所在地等の必要な情報を記憶させて
おき、このコンピュータ１３によって電子名刺発行装置
１４を制御して電子名刺ｌにこれら情報を記録させて電
子名刺１を発行する。この名刺発行装置１４は、第５図
にその構造を示すように、ガイドローラ２１、駆動ロー
ラ２２、駆動ローラ２２を回転させる駆動モータ２３、
ガイドローラ２１及び駆動ローラ２２によって送られる
カードｌの表面に文字を印刷するための熱転写プリント
ヘッド２４、カード１の裏面の磁気帯に情報を記録する
ための磁気ヘット２５、駆動モータ２３、熱転写プリン
トへウド２４及び磁気へウド２５の動作を制御するため
の制御系電子回路２６、外部接栓２７を内蔵しており、
ケーブル２８を通してコンピュータ１３からの情報を磁
気的に電子名刺ｌに転記するばかりでなく、熱転写プリ
ントへウド２４により、通常の名刺と同様にその表面に
文字を印刷することができるようになっている。これは
、電子名刺受は入れ装置を有しない相手にもこの名刺１
を提示てきるようにするためである。

第６図に表示部３１を有する電子名刺受は入れ装置ｉ３
０の実施例を示す、これは、電子名刺ｌを受は取った後
、直ちにその内容を表示し、情報交換の即効性を生じさ
せる効果を持つものであり。

表示部３１は例えば第２図および後で説明する第７図、
第１１図に示したような装置８．４０゜７０の裏面又は
側面に設ければよく１表示部３１は例えば液晶表示素子
で構成すればよい。

第７図は２枚の押え板４１によって、その間に薄膜状の
ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＣＰＵ等からなる電子回路４３、蓄電
池４４．磁気へウド４５などを保持する板４２を挟んで
重ね合せて接着−本化してカート状に作成された電子名
刺４０の実施例を示すものである。電子名刺４０内のＲ
ＯＭ又はＲＡＭに記憶された情報は、カート４０の一端
に設けられた外部結合用端子１０（第２図参照）を通し
て電気的に読み取るようにしてもよいし、発光素子又は
液晶素子を設けてこれらからの光情報な光電変換して読
み取るようにしてもよい。電子名刺４０を単に情報を記
録した名刺として用いる場合は、ＲＯＭ又はＲＡＭと必
要に応じて蓄電池を内蔵させるたけでよいが、これにＣ
ＰＵを内蔵させることによって情報処理機能を持たせる
ことができる。この実施例の場合は、さらに磁気ヘット
４５を内蔵させて、上述したような電子名刺としてだけ
ではなく、第２図に示したような磁気記録方式の電子名
刺ｌを受は入れる装置８の機能をカード４０自体が達成
できるようにしている。第７図（Ｃ）に示すように、カ
ート４０で第１図に示したような電子名刺ｌの裏面の磁
性体皮膜２をなぞることによって、電子名刺ｌからの情
報を受は取ってカード４０内に記憶し、情報の処理を行
なうことができる０、そして、このようにして記憶した
情報は、カード４０の一端に設けた外部結合用端子１０
（第２図参照）を通して出力したり（第３図）、第８図
に示したようにコンピュータ１３で一括処理することが
できる。

第８図は、第２図に示したような装置８ならびに第７図
に示したようなカード４０からの情報を収集し、これを
−括処理するための装置の実施例を示すものである。こ
の装置は信号の授受のためのアダプタ４６と小型コンピ
ュータ１３とから構成されている。コンピュータ１３に
はデータベースソフトウェアが内蔵されており、読み出
した情報を集積管理する。また、必要に応じて人名録、
住所録なども適宜プリンタ４８によって出力する。コン
ピュータ１３は情報量の大小によって市販のコンピュー
タから自由に選択することにより、需要に合致した装置
とすることができる。

第９図、第１０図は、既存の名刺５０に、それぞれ、機
械的手段によりコード化パターンの孔５４をあけて電子
名刺とした実施例、及び、それに相当するパターン６１
を印刷して電子名刺とした実施例を示すもので、第１１
図にこれらの電子名刺の受は入れ装置７０の実施例を示
す、この受は入れ装置７０は、孔５４又は印刷パターン
６１を発光ダイオード７３とホトダイオード７４からな
る反射光の検出を利用した検知部７２により光学的に読
み取るもので、その他の構成は上述した受は入れ装置８
．３０．４０と同様の形態、茎５を有している。

以上、本発明のいくつかの実施例を説明したが、本発明
はこれらの実施例に限定されることなく、種々の変形が
可能であることは明らかである。

［発明の効果］ 以上のような電子的手段による名刺によって。

上述のように、個人、並びに企業等の間での種々の情報
の交換が容易になるという効果が期待できる。また、他
の情報機器と容易に連結することが可能になるというこ
とによって、これまでにない名刺の利用方法の展開が可
能になるという効果がある。さらに、本発明には、この
ような電子名刺を発行する装置、電子名刺を受は入れる
装置、その内容情報を処理する装置が含まれるが、これ
らを合わせたシステムにより、このような電子名刺の実
用化か支えられるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子名刺の１実施例の表面の斜視図（
Ａ）と裏面の斜視図（Ｂ）、第２図は本発明の電子名刺
発行装置蓋受は入れ装置の１実施例の斜視図、第３図は
第２図の装置に印刷機を付加した状態の斜視図、第４図
は電子名刺発行専用装置の説明図、第５図は第４図の装
置の構造を示す模式図、第６図は電子名刺受は入れ装置
の１実施例の正面図（Ａ）と断面図（Ｂ）、第７図は電
子名刺兼電子名刺受け入れ装置の１実施例の分解図（Ａ
）と斜視図（Ｂ）を受は入れ状態を示す説明図（Ｃ）、
第８図は第２図の装置及び第７図のカードから情報を収
集し処理する装置の説明図、第９図及び第１θ図は他の
形態の電子名刺の平面図、第１１図は第９図又は第１Ｏ
図の電子名刺の受は入れ装置の斜視図（Ａ）と断面図（
Ｂ）及びその検知部の拡大斜視図（Ｃ）を示す。 １．５〇−電子名刺、２−磁性体被膜、３゜２５．４５
−磁気ヘッド、４−信号増幅器、５−電子記憶素子、６
．４４−蓄電地、７−溝、８−電子名刺発行装置蓋受は
入れ装置、９−印刷機、ｌ〇−外部結合用端子、１１−
結合孔、１２−簡便名刺、１３−コンピュータ、１４−
電子名刺発行装置、２１−ガイドローラ、２２−駆動ロ
ーラ、２３−駆動モータ、２４−熱転写プリントヘッド
、２６−制御系電子回路、２７−外部接栓、２８−ケー
ブル、３０．７０−電子名刺受は入れ装置、３１−表示
部、４〇−電子名刺兼電子名刺受け入れ装置、４１−押
え板、４２−板、４３−電子回路、４６−アダプタ、４
８−プリンタ、５４−穿孔、６１−コード化パターン、
７２−検知部、７３−発光ダイオード、７４−ホトダイ
オード

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）必要な情報を磁気的、光学的、半導体素子的、機
   械的、印刷的手段のいずれか、又は、これらの組み合せ
   によって電気信号に変換可能に記録（以下、機械読み出
   し可能に記録という）することによって作成されたこと
   を特徴とする電子名刺。
2. （２）必要な情報を入力できるように構成され、かつ、
   その入力情報を機械読み出し可能に電子名刺に転記する
   ことができるように構成されたことを特徴とする電子名
   刺発行装置。
3. （３）必要な情報を機械読み出し可能に記録した電子名
   刺の内容情報を読み出すことができるように構成され、
   かつ、その内容情報を一時記憶することができるように
   構成されたことを特徴とする電子名刺受け入れ装置。
4. （４）必要な情報を機械読み出し可能に記録した電子名
   刺が、他の必要な情報を機械読み出し可能に記録した電
   子名刺の内容情報を読み出すことができるように構成さ
   れ、かつ、その内容情報を一時記憶することができるよ
   うに構成されたことを特徴とする電子名刺兼電子名刺受
   け入れ装置。
5. （５）必要な情報を入力できるように構成され、かつ、
   その入力情報を機械読み出し可能に電子名刺に転記する
   ことができるように構成された電子名刺発行装置が、必
   要な情報を機械読み出し可能に記録した電子名刺の内容
   情報を読み出すことができるように構成され、かつ、そ
   の内容情報を一時記憶することができるように構成され
   たことを特徴とする電子名刺発行装置兼受け入れ装置。