JPH0118870Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0118870Y2 JPH0118870Y2 JP15044381U JP15044381U JPH0118870Y2 JP H0118870 Y2 JPH0118870 Y2 JP H0118870Y2 JP 15044381 U JP15044381 U JP 15044381U JP 15044381 U JP15044381 U JP 15044381U JP H0118870 Y2 JPH0118870 Y2 JP H0118870Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- discharge hole
- recess
- bearing
- concave part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、回転式圧縮機に関し、体積効率の向
上及び騒音の低減を目的とする。
上及び騒音の低減を目的とする。
従来の回転式圧縮機では、機械部にて圧縮され
たガスが通過する例えば下軸受に設けた吐出孔部
は、圧縮完了後も吐出されないガスが残る空間で
ある為、下軸受に凹陥状の弁シート面を形成し、
吐出バルブを埋設するようにし、可能な限り小容
量とすることが行なわれている。しかし吐出孔周
辺の肉厚を薄くし過きると、強度の点で問題があ
り、肉厚に限界があつた。また、従来の回転式圧
縮機では、圧縮されたガスは吐出孔より弁シート
部を介してカバー内へ円周方向に吐出され、カバ
ー内に乱流が発生し、その結果新たな圧力脈動が
生じることになりカバーの共振ケーシングの共振
により騒音が大きくなる問題があつた。
たガスが通過する例えば下軸受に設けた吐出孔部
は、圧縮完了後も吐出されないガスが残る空間で
ある為、下軸受に凹陥状の弁シート面を形成し、
吐出バルブを埋設するようにし、可能な限り小容
量とすることが行なわれている。しかし吐出孔周
辺の肉厚を薄くし過きると、強度の点で問題があ
り、肉厚に限界があつた。また、従来の回転式圧
縮機では、圧縮されたガスは吐出孔より弁シート
部を介してカバー内へ円周方向に吐出され、カバ
ー内に乱流が発生し、その結果新たな圧力脈動が
生じることになりカバーの共振ケーシングの共振
により騒音が大きくなる問題があつた。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであり、
吐出孔部の肉厚を薄くし体積効率の向上を計ると
共に十分な強度を保証するために、吐出孔近傍に
リブを設け、且つリブにより吐出ガスの流れを整
流し、騒音の低減を計ろうとするものである。
吐出孔部の肉厚を薄くし体積効率の向上を計ると
共に十分な強度を保証するために、吐出孔近傍に
リブを設け、且つリブにより吐出ガスの流れを整
流し、騒音の低減を計ろうとするものである。
以下本考案の一実施例を第1図〜第5図にて説
明すると、1はケーシング、2は電動機部であ
り、その下部には、シリンダ3、ピストン4、シ
ヤフト4a、ベーン5、上軸受6、下軸受7及び
カバー8により構成される機械部本体9が固定さ
れている。又シリンダ3内はピストン4及びベー
ン5により圧縮室10が形成される。又、ベーン
5はその反ピストン4側をベーバネ11により押
圧せられ、ピストン4に押付けられる。シリンダ
3には吸入孔12が、又下軸受7には、吐出孔1
3が開孔されている。
明すると、1はケーシング、2は電動機部であ
り、その下部には、シリンダ3、ピストン4、シ
ヤフト4a、ベーン5、上軸受6、下軸受7及び
カバー8により構成される機械部本体9が固定さ
れている。又シリンダ3内はピストン4及びベー
ン5により圧縮室10が形成される。又、ベーン
5はその反ピストン4側をベーバネ11により押
圧せられ、ピストン4に押付けられる。シリンダ
3には吸入孔12が、又下軸受7には、吐出孔1
3が開孔されている。
そして、下軸受7に形成した吐出孔13の反圧
縮室10側には、凹陥部14を設け、この凹陥部
14内に吐出弁15、弁押え16が固定ボルト1
7にて重合固定してある。18は吐出孔13周縁
のバルブシートである。19は下軸受7とカバー
8にて形成した吐出室である。
縮室10側には、凹陥部14を設け、この凹陥部
14内に吐出弁15、弁押え16が固定ボルト1
7にて重合固定してある。18は吐出孔13周縁
のバルブシートである。19は下軸受7とカバー
8にて形成した吐出室である。
尚、図面上の矢印はガス流れ方向を示す。
また第3図より明らかなように、凹陥部14の
形状は、吐出孔13を吐出弁15の固定部に比べ
て大きくとつてあり、キーホール状をなしてい
る。さらに、下軸受7の吐出孔13を開閉する吐
出弁15の反固定ボルト17側には、吐出ガスの
流れを円潤にする為の傾斜面22が設けられ、又
吐出孔13から円周方向に吐出されるガスを、傾
斜面22方向に整流する数条のリブ23a〜23
gが吐出孔13の近傍より凹陥部14に放射線状
に立設してある。またリブ23a〜23gの方向
は反固定ボルト17方向へ傾斜し、かつその高さ
はほぼ下軸受7表面におよんでいる。
形状は、吐出孔13を吐出弁15の固定部に比べ
て大きくとつてあり、キーホール状をなしてい
る。さらに、下軸受7の吐出孔13を開閉する吐
出弁15の反固定ボルト17側には、吐出ガスの
流れを円潤にする為の傾斜面22が設けられ、又
吐出孔13から円周方向に吐出されるガスを、傾
斜面22方向に整流する数条のリブ23a〜23
gが吐出孔13の近傍より凹陥部14に放射線状
に立設してある。またリブ23a〜23gの方向
は反固定ボルト17方向へ傾斜し、かつその高さ
はほぼ下軸受7表面におよんでいる。
かかる構成によれば、吐出孔13より弁シート
面18の円周方向に吐出されたガスは、リブ23
a〜23gにより、反固定ボルト17側の傾斜面
22方向に整流され、乱流を起すことなく一方向
に流出すると共に、リブ23a〜23gを設ける
ことにより、吐出孔13部の肉厚を薄くより深い
凹陥部14を設けられる。
面18の円周方向に吐出されたガスは、リブ23
a〜23gにより、反固定ボルト17側の傾斜面
22方向に整流され、乱流を起すことなく一方向
に流出すると共に、リブ23a〜23gを設ける
ことにより、吐出孔13部の肉厚を薄くより深い
凹陥部14を設けられる。
従つて、ガス流れを安定化ることによる騒音低
減と、吐出孔13部の容積を可能な限り小さくす
ことにより体積効率の向上が計れる。
減と、吐出孔13部の容積を可能な限り小さくす
ことにより体積効率の向上が計れる。
このように本考案は、吐出室が軸受とこの軸受
に覆着されたカバーによつて形成されるととも
に、この吐出室内に位置して軸受に凹陥部と、こ
の凹陥部内に開口する吐出孔を形成し、さらにこ
の吐出孔の開口を開閉する吐出弁を備えるととも
に、上記凹陥部の側壁の一部に傾斜部と、上記吐
出孔にその先端が近接し、上記凹陥部内に立設す
るリブを設けるという構成としたものでありリブ
により吐出孔の近傍部が補強され、吐出孔部分の
肉厚を薄くでき吐出孔内容積減少による体積効率
を向上でき、またリブにより吐出ガスの流れが整
流され安定した一方向流れとなり騒音が低減でき
る等の効果を有するものである。
に覆着されたカバーによつて形成されるととも
に、この吐出室内に位置して軸受に凹陥部と、こ
の凹陥部内に開口する吐出孔を形成し、さらにこ
の吐出孔の開口を開閉する吐出弁を備えるととも
に、上記凹陥部の側壁の一部に傾斜部と、上記吐
出孔にその先端が近接し、上記凹陥部内に立設す
るリブを設けるという構成としたものでありリブ
により吐出孔の近傍部が補強され、吐出孔部分の
肉厚を薄くでき吐出孔内容積減少による体積効率
を向上でき、またリブにより吐出ガスの流れが整
流され安定した一方向流れとなり騒音が低減でき
る等の効果を有するものである。
第1図は本考案による回転式圧縮機の断面図、
第2図は第1図の−′線における断面図、第
3図は第1図の−′線における断面図、第4
図は第3図の−′線における断面図、第5図
は要部斜視図である。 1……密閉ケーシング、9……圧縮機械部、2
……電動機部、14……凹陥部、13……吐出
孔、18……弁シート、23a〜23g……リ
ブ。
第2図は第1図の−′線における断面図、第
3図は第1図の−′線における断面図、第4
図は第3図の−′線における断面図、第5図
は要部斜視図である。 1……密閉ケーシング、9……圧縮機械部、2
……電動機部、14……凹陥部、13……吐出
孔、18……弁シート、23a〜23g……リ
ブ。
Claims (1)
- シリンダ、上軸受及び下軸受から成る機械部本
体と、これと結合する電動機部と、これらを収納
するケーシングから成り、上記いずれかの軸受に
覆着されたカバーと、それによつて形成された吐
出室及びこの吐出室内に位置して上記軸受に形成
された凹陥部と、この凹陥部内に開口する吐出孔
と、この吐出孔の開口を開閉する如く上記凹陥部
内に固定ボルトにより装着された吐出弁とを備
え、上記凹陥部の側壁の一部に傾斜部を形成する
とともに、前記吐出孔にその先端が近接し、前記
凹陥部内に放射線状に立設するリブを設け、前記
リブの方向は前記固定ボルトと反対方向に傾斜し
てなる回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15044381U JPS5853892U (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15044381U JPS5853892U (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 回転式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5853892U JPS5853892U (ja) | 1983-04-12 |
JPH0118870Y2 true JPH0118870Y2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=29943165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15044381U Granted JPS5853892U (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 回転式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853892U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102803734A (zh) * | 2009-06-11 | 2012-11-28 | 三菱电机株式会社 | 制冷剂压缩机以及热泵装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015011906A1 (ja) * | 2013-07-22 | 2015-01-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 密閉型圧縮機および冷凍装置 |
-
1981
- 1981-10-09 JP JP15044381U patent/JPS5853892U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102803734A (zh) * | 2009-06-11 | 2012-11-28 | 三菱电机株式会社 | 制冷剂压缩机以及热泵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5853892U (ja) | 1983-04-12 |