JPH01187568A - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の製造方法

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JPH01187568A
JPH01187568A JP1154488A JP1154488A JPH01187568A JP H01187568 A JPH01187568 A JP H01187568A JP 1154488 A JP1154488 A JP 1154488A JP 1154488 A JP1154488 A JP 1154488A JP H01187568 A JPH01187568 A JP H01187568A
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JP
Japan
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shielding material
layer
electrophotographic photoreceptor
removal
resin
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JP1154488A
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English (en)
Inventor
Ippei Kuwayama
桑山 一平
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0525Coating methods

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真感光体の製造法に関し、さらに詳し
くは、有機層を有する電子写真感光体であって、該有機
層端部が剥離されてなる電子写真感光体の製造法に関す
る。
(従来の技術) 光導電性物質を感光材料として利用する電子写真感光体
において、該光導電性物質としては、セレン、酸化亜鉛
、酸化チタン、硫化カドミウム等の無機光導電体及びフ
タロシアニン顔料、ジスアゾ系顔料等の有機光導電体が
知られており、導電性支持体上にこれらの光導電体を含
む層を形成して電子写真感光体とされる。
この場合、光導電体を含む層としては、酸化亜鉛、酸化
チタン、硫化カドミウム等の無機光導電体を樹脂に分散
させた層、有機光導電体からなる層、有機光導電体を樹
脂に溶解又は分散させた層などの有機層が利用される。
セレンについては蒸着層として使用するのが一般である
また、上記光導電層の上に、電荷輸送層を設けることも
知られている。
電荷輸送層としては、電荷輸送性物質を樹脂に溶解又は
分散させた有機層が利用されるのが一般的である。
また、上記光導電層又は上記電荷輸送層の上に表面保護
のために樹脂を含む有機層(保護層)を設けることもよ
く知られている。
上記した種々の有機1−は、有機溶剤に必要成分を分散
及び/又は溶解した溶液を浸漬塗工、スプレーコート、
ブレードコート、刷毛室シ、ロールコート、ナイフコー
ト、バーコード等の方法で塗布して形成される。また、
有機光導電体からなる層は真空蒸着によって形成するこ
とができる。
電子写真感光体は円筒状の場合が多いが、有機層を上記
の方法で形成した場合、有機層が端部まで形成される。
このため、電子写真感光体を電子複写機、レーザビーム
プリンタ等に挿着するとき。
複写機又はプリンタの嵌合部で有機層の剥離が起こシ、
これが電子写真感光体の中央よりに有機層を損傷する原
因となる。また、上記の塗布法によると感光体端部及び
裏面(若しくは内側)に塗液ダマリが発生し、上記した
挿着を阻害することがある。さらに、電子写真感光体の
端部は導電処理されるため、この端部に有機層が存在す
るとこの導電処理が有効に行なわれない。
そこで、電子写真感光体の有機層端部は剥離されるが、
これを剥離する方法として、塗膜を有する電子写真感光
体端部を有機溶剤に浸漬しつつ柔軟性の板(例えば、ポ
リテトラフルオロエチレンの板)で摺擦して塗膜端部を
除去する方法(%開田60−170858号公報)9円
筒状支持体上に光導電層、絶縁層を有する電子写真感光
体であって、浸漬塗工を行なって形成した光導電層の下
端部を溶剤に浸漬しつつゴムブレードでかき落とした後
、研摩する方法(%開田60−119562号公報)、
樹脂層又は感光層を有する電子写真感光体の端部を有機
溶剤に浸漬しつつ超音波を印加して樹脂層又は感光層を
除去する方法(特開昭59−142555号公報)など
が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 特開昭60−170858号公報に記載される方法では
、電子写真感光体の必要な塗膜表面に有機溶剤が飛散し
、有機溶剤蒸気がたちこめるため。
必要な塗膜の膜厚むらを起こす。また、この方法では除
去境界線に塗膜カスが付着するだけでなく。
溶剤と接触しているために該境界線付近の塗膜が膨潤し
、溶解しやすい。さらに、この方法では。
円筒状電子写真感光体の内側に塗液だまりがある場合、
これを除去することができない。
特開昭6C1−119562号公報に記載される方法も
上記と同様の欠点があセ、さらに、ゴムブレードを使用
するため、塩素系溶剤、アルカリ性の強い溶剤または溶
解力の強い溶剤を使用しない七かき落としが困難な場合
が多く、このような溶剤を使用する場合は、上記の欠点
が逆に助長される。また、研摩によシ、研摩粉の付着等
の問題が起こり、光導電層が除去される境界線付近の必
要な部分を損傷しやすい。
特開昭59−142555号公報に記載される方法では
、超音波を印加した場合、溶剤表面が激しく波立ち、こ
れによって溶剤の飛散も起こり。
さらに溶剤のミスト及び蒸発が盛んになる。この結果、
除去境界線の乱れ、必要な感光層又は樹脂層の膜厚むら
等が起こヤやすい。また、感光層又は樹脂層が乾燥・硬
化したものである場合は超音波の印加では感光層又は樹
脂層を剥離することはできないことがある。
本発明は、このような問題点を解決するものであシ、第
1に必要な部分の損傷、膜厚むらを起こさずに有機層端
部を除去する電子写真感光体の製造法を提供するもので
あり、第2に、さらに除去境界線の乱れのない電子写真
感光体の製造法を提供するものであり、第3に、さらに
、塗液だまシの除去を可能にする電子写真感光体の製造
法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、導電性支持体の上に有機層を有する6一 電子写真感光体の該有機層の端部を除去するに際し、該
有機層の除去部と非除去部の境界に沿って非除去部を保
護すべく遮蔽材を設け、かつ非除去部の該遮蔽材で保護
された部分に非除去部から除去部に向って気体を吹付け
つつ除去部を除去することを特徴とする電子写真感光体
の製造法に関する。
本発明において、導電性支持体の上に有機層を有する電
子写真感光体とは1次のものである。
導電性支持体としては、アルミニウム等の金属からなる
金属板1円筒形シリンダー(ドラム)等。
プラスチック板又はプラスチック円筒形シリンダーにア
ルミニウム等の金属箔を積層したもの、金層、プラスチ
ック等からなる基体に導電処理した紙又はプラスチック
フィルムを積層したものなどがあ99円筒形状のものが
最も一般的に使用される。
なお、導電性支持体として導電処理した紙又はプラスチ
ックフィルムそのものを使用してもよい。
上記電子写真感光体は、導電性支持体の上に光導電層を
有することを必須とし、必要に応じて。
この光導電層の上に保護層、光導電層の下に下引き層、
接着層、バリア層等を有するものである。
光導電層は、セレン、酸化亜鉛、酸化チタン。
硫化カドミウム等の無機光導電体又は後述する有機光導
電体を含む層であわ、これらの光導電体の皮膜、光導電
体と樹脂結合剤を含む皮膜、電荷発生層及び電荷輸送層
からなる複合型皮膜等がある。
この光導電層において、樹脂結合剤を含むもの及び有機
光導電体からなる皮膜は1本発明において有機層となる
ものである。
無機光導電体のうち、酸化亜鉛、酸化チタン。
硫化カドミウム等は、樹脂結合剤に分散させて使用され
ることが多い。この樹脂結合剤としては。
後述するものがある。
セレンは、主に導電性支持体上に真空蒸着される。
無機光導電体を使用した場合にも、電荷発生層と電荷輸
送層から々る複合型皮膜を使用することができ1例えば
、セレン−テルル皮膜からなる電荷発生層及びセレンか
らなる電荷輸送層の組合せ。
酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等を樹脂結合剤
に分散させてなる電荷発生層と後述の有機電荷輸送層の
組合せ等がある。
酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウム等と後述の電荷
輸送性物質を組合せて樹脂結合剤に分散させ光導電層と
してもよい。
上記有機光導電体としては公知のものが使用できる。ま
だ、有機光導電体としては電荷を発生する有機顔料と電
荷輸送性物質を併用するのが好ましい。なお、複合型皮
膜の場合、電荷発生層には電荷を発生する有機顔料が含
まれ、電荷輸送層には電荷輸送性物質が含まれる。
電荷を発生する有機顔料としては、アゾキシベンゼン系
、ジスアゾ系、トリスアゾ系、ペンズイミグゾール系、
多環キノン系、インジゴイド系。
キナクリドン系、ペリレン系、メチン系、α型。
β型、γ型、δ型、ε型、χ型等の各種結晶構造を有す
る無金属タイプ又は金属タイプのフタロシアニン系など
の電荷を発生することが知られている顔料が使用できる
。これらの顔料は9例えば。
特開昭47−37453号公報、特開昭47−3754
4号公報、特開昭47−18543号公報、特開昭47
−18544号公報、*開田48−43942号公報9
%開昭48−70538号公報、特開昭49−1231
号公報、特開昭49−105536号公報9%開昭50
−75214号公報、特開昭53−44028号公報、
特開昭54−17732号公報などに開示されている。
特に、長波長(800nm付近)にまで感度を有する点
で特開昭58−182640号公報及びヨーロッパ特許
公開筒92,255号公報などに開示されているτ、τ
′、η及びη′型型金金属フタロシアニン好適でちる。
このようなもののほか、光照射によシミ荷担体を発生す
る有機顔料はいずれも使用可能である。
電荷輸送性物質としては高分子化合物のものでハyj”
IJ−N−ビニルカルバゾール、ノ・ロゲン化ボ’J 
−N−ビニルカルバゾール、ポリとニルピレン。
ポリビニルインドロキノキサリン、ポリビニルベーlθ
〜 ンゾチオフエン、ポリビニルアントラセン、ポリビニル
アクリジン、ポリビニルピラゾリン等が。
低分子化合物のものではフルオレノン、フルオレン、2
.7−シニトロー9−フルオレノン、4H−インデノ(
1,2,6)チオフェン−4−オン、a7−シニトロー
ジベンゾチオフエンー5−オキサイド、1−ブロムピレ
ン、2−フェニルピレン、カルバゾール、3−フェニル
カルバゾール、2−フェニルインドール、2−フェニル
ナフタレン、オキサジアゾール、1−フェニル−3−(
4−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、2−(1)−ジメチルアミノフェニル)〜
4−(p−ジエチルアミノフェニル)−5−(O−クロ
ルフェニル)−1,3−オキサゾール、イミダゾール、
クリセン、テトラフェン、アクリデン、トリフェニルア
ミン、これらの誘導体等がある。
電荷を発生する有機顔料と電荷輸送性物質を混合して使
用する場合は、後者/前者が重量比でこのとき、電荷輸
送性物質が高分子化合物のものであれば、樹脂結合剤を
使用しなくてもよいが。
この場合でも又は電荷輸送性物質が低分子化合物の場合
でも、樹脂結合剤をこれらの化合物全量に対して500
重量%以下で使用するのが好ましい。
また、電荷輸送性物質として低分子化合物を使用する場
合は、結合剤を30重量%以上使用するのが好ましい。
樹脂結合剤を使用する場合、さらに。
可塑剤、流動性付与剤、ピンホール抑制剤等の添加剤を
必要に応じて添加することができる。
樹脂結合剤としては、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂
、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂。
エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂
、ポリスチレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポ
リアクリルアミド樹脂等が挙げられる。また、熱及び/
又は光によって架橋される熱硬化型樹脂及び光硬化型樹
脂も使用できる。
いずれにしても絶縁性で通常の状態で皮膜を形成しうる
樹脂、並びに熱及び/又は光によって硬化し、皮膜を形
成する樹脂であれば特に制限はない。可塑剤としては、
ハロゲン化パラフィン、ジメチルナフタリン、ジブチル
フタレート等が挙ケられる。流動性付与剤上しては、モ
ダフロー(モンサンドケミカル社製)、アクロナール4
F(バスフ社製)等が挙げられ、ピンホール抑制剤とし
テハ、ベンゾイン、ジメチルフタレート等が挙ケられる
。これらは適宜選択して使用され、その量も適宜決定さ
れればよい。
有機光導電体を使用する場合において電荷発生j−及び
電荷輸送層からなる複合型の光導電層を形成する場合、
電荷発生層中には、前記した電荷を発生する有機顔料が
含有させられ、前記樹脂結合剤を該有機顔料に対して5
00重量%以下の量で含有させてもよく、また、前記し
た添加剤を該有機顔料に対して、5重量条以下で添加し
てもよい。
また、電荷輸送層には、前記した電荷輸送性物質が含有
させられ、前記結合剤を該電荷輸送性物質に対して50
0重−31%以下で含有させてもよい。
電荷輸送性物質が低分子量化合物の場合は、結合剤を該
化合物に対して50重量%以上含有させるのが好ましい
。電荷輸送層には、前記した添加剤を電荷輸送性物質に
対して5重量−以下で含有させてもよい。
複合型皮膜において、電荷発生層及び電荷輸送層が、そ
れぞれ、樹脂結合剤を含む場合9本発明の有機層となり
、電荷発生層については前記した有機顔料からなる皮膜
及び電荷輸送層については前記した電荷輸送性物質から
なる皮膜は、それぞれ本発明の有機層と々る。
本発明における電子写真感光体は、前記した光導電層の
上に保護層を形成したものでもよい。
保護層に用いる材料としては、ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラールm1JL ポ
リビニルホルマール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、ア
ルキド樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂又は熱硬化
性樹脂若しくは光硬化性樹脂がある。
熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂を用いる場合。
硬化触媒や硬化剤を樹脂に対して100重量%以下で用
いることができる。硬化触媒や硬化剤が多すぎると硬化
後の塗膜がもろくなりやすい。
このような保護層は9本発明において有機層となる。
本発明の電子写真感光体において、光導電層の厚さは5
〜50μmが好ましい。光導電層として電荷発生層及び
電荷輸送層の複合型を使用する場合、電荷発生1−は好
ましくは0.001〜10μm。
特に好ましくは0.2〜5μmの厚さにする。0.00
1μm未満では、1M、荷発生層を均一に形成するのが
困難になり、10μmを越えると、電子写真特性が低下
する傾向にある。電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜5
0μm、特に好ましくは8〜20μmである。5μm未
満の厚さでは、初期電位が低くカリ、50μmを越える
と、感度が低下する傾向がある。
必要に応じて積層される保護層の厚さは好ましくは0.
01〜10μm9%に好ましくはo、i〜5μmである
。0.01μm未滴では、保護層とじての効果が少なく
、耐久性が劣り、5μmを越えると、感度が劣り、残留
電位が増大する傾向にある。
導電4支持体上に、光導電層を形成するには。
光導電体を導電性支持体に蒸着する方法、光導電体、樹
脂結合剤及び必要に応じその他の成分をアセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン系溶剤。
テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、トルエン、キ
シレン等の芳香族系溶剤、塩化メチレン。
四塩化炭素等の・・ロゲン化炭化水素系溶剤、メタノー
ル、エタノール、プロパツール等のアルコール系溶剤に
均一に溶解又は分散させて導電性支持体上に塗布し、乾
燥する方法などがある。電荷発生層及び電荷輸送層を形
成する場合も同様に行なうことができるが、この場合、
電荷発生層と電荷輸送層は、どちらを上層としてもよく
、電荷発生層を二層の電荷輸送層ではさむようにしても
よい。
保護層の形成は、光導電層の形成における塗布・乾燥す
る方法と同様にすればよい。
上記において、光導電層等を形成する際に行なわれるこ
れらの材料の塗布の具体的方法としては。
浸漬塗布、スプレーコート、ブレードコート、刷毛mす
、  ロールコート、ナイフコート、バーコード等のよ
く知られた方法が採用される。
本発明において、導電性支持体の上に有機層を有する電
子写真感光体とは、導電性支持体の上に形成された光導
電層全体が有機層であるもの、複合型皮膜であれば、*
上層のみが有機層であるもの、保護層を積層したもの等
があシ、少なくとも表面層が有機層であるものをいう。
以上で説明した導電性支持体の上に有機層を有する電子
写真感光体を図面を用いて説明する。
第1図は9円筒状導電性支持体(例えば、アルミニウム
ドラム)に光導電層を形成した電子写真感光体の断面図
を示す。
第1図において9円筒状導電性支持体1の外表面に光導
電層2が積層されている。この光導電層2は上記した有
機層からなるものである。
このような電子写真感光体の有機層端部を除去した例を
第2図に示す。
第2図においては1円筒状導電性支持体1の上に形成さ
れた光導電層2のうち、除去部と非除去部の境界線に沿
って上下両端部(不要部)が除去されている。
また9円筒状導電性支持体の上端を把持密閉しつつ、下
端は開放したまま、光導電層形成溶液に浸漬塗布して光
導電層を形成した場合、得られる電子写真感光体は小口
部分3または支持体内側。
特にインロ一部4(これは必ずしも必要でない)に塗液
だまりを有する。この例を第3図に示す。
第3図において9円筒状導電性支持体1に光導電層2が
形成されているが、光導電層の塗液だまりが形成されて
いる。このような電子写真感光体については、光導電層
2の端部だけでなく、塗液だまシをも除去して、第2図
に示すような構造にするのが好ましい。
以上の説明は、光導電層を有機層とする電子写真感光体
について説明したが、前記したように。
本発明において、有機層は適宜に形成されたものであり
、形成された有機層に応じて第1〜3図に示した構造は
変りうろことが理解されなければならない。
本発明に係る方法では、第1図又は第3図に示すような
電子写真感光体の有機層端部又はこれと塗液だまシを除
去するものであシ、このとき、有機層の除去部と非除去
部の境界に沿って遮蔽材を設ける。遮蔽材は電子写真感
光体に接触していても間隙を有していてもよりが、この
場合、この遮蔽材の電子写真感光体に接触する部分又は
最接近部(以下先端という)は、線状になるように又は
わずかな幅の面(好ましくは幅1mI[1以下の面)に
なるように構成されることが、除去液の有機層非除去部
への浸透を防ぐために好ましい。
遮蔽材の材質には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−プロピレン共重合体、ポリテトラフルオロエチ
レン等の耐除去液性の合成樹脂。
耐除去液性のゴム弾性体、ステンレス、セラミック等が
ある。
遮蔽材としては、0−リング、■−リング、平形リング
(幅広のもの)等のバッキング、シール材等を遮蔽材の
先端部分として使用したものでもよい。このとき、!!
蔽材と電子写真感光体を接触させない場合と接触させる
場合がある。前者の場合には、0−リング、■−リング
、平形リング等の先端は、線状というよシも面的又は面
状となるため、これらと感光体の間隙に除去液が浸透し
やすく、従って、除去部と非除去部の境界線が不鮮明に
なりやすい。後者の場合、O−リング、■−リング、平
形リング等のバッキング、シール材等を締め付けて電子
写真感光体と密着させると、上記と同様に境界線の不鮮
明だけでなく、境界線付近の有機層の膜厚の増大、境界
線付近の有機層の除去むら及びこれに起因する非除去部
の剥離、締め付は解除時の有機層の剥離、シール自体の
汚れが起こシやすく、このような遮蔽材を繰り返し使用
する場合にシール汚れの洗浄、遮蔽材の締付けと解除が
必要となるため電子写真感光体の量産には不適当となる
。また、この場合、締付けと解除をなくすため、0−リ
ング、■−リング、平形リング等バッキング又はシール
材を電子写真感光体と接触するような径のものとすると
締付は及びこれの解除による欠点はなくなるが、上記と
同様の欠点がちシ、また。を子写真感光体の挿着に際し
感光体端部の激突によりバッキング、シール材等を破壊
しやすく、引抜きに際し、導電性支持体に折き傷が付き
ゃすい。
以上のようなバッキング、シール材等は9本発明の方法
を繰り返す毎に取換えることは、電子写真感光体の生産
性を低下させる。バッキング、シール材等の取換えが簡
単なものとしては、フンタッチ・・カプラーがあるが、
これでは、有機層端部も覆われ、使用不能である。
これに対し、前記した先端が線状又はわずかな幅の面に
なるように構成される遮蔽材は、このような欠点を有し
ない。さらに電子写真感光体が遮蔽材から着脱する際、
遮蔽材が非接触で開放状態とし、除去部の除去工程時は
遮蔽材を絞シ、密閉状態にしてもよい。
本発明において、非除去部は遮蔽材で区切bm蔽し除去
部の除去液による除去中に除去液の蒸気・ミストなど弊
害物の非除去部への上昇や飛びはねを防ぐとともにさら
に非除去部から除去部へ向って気体を非除去部の遮蔽部
分へ吹付け、除去液の非除去部への上昇や飛びはねを阻
止する。あるいは、わずかな洩漏に対しては速やかに吹
き飛ばし、拡散せしめ、非除去部を保護することを特徴
とするものである。
本発明の電子写真感光体の製造法は例えば第4図に示す
ことができる。気体吹付ノズル5が非除去部の遮蔽部分
に設けられ気体を非除去部から除去部に向って吹付けす
るものである。
吹付ける気体は除湿し、フィルタ又はスクリーンを通過
させ清浄化することができる。このような気体としては
例えば窒素ガス、空気、炭酸ガス。
ヘリウム、アルゴンなどを用いることができる。
また、除去部側は除圧とし、または吸引することが好ま
しい。
例えば第4図に示すように吸引ポンプ6にょシ。
除去液収客種7は除圧または吸引される。
また、除去部側を除圧とし又は吸引する方法としては、
有機層の端部を除去すべく電子写真感光体を遮蔽材と接
触するような密閉構造とし、除去部側を除圧又は吸引装
置に連結して除圧又は吸引装置を駆動させることによっ
て行なう方法がある。
電子写真感光体と遮蔽材の間に9間隙があっても差支え
ない。
非除去部側の遮蔽材付近で非除去部の該遮蔽材で保護さ
れた部分に非除去部から除去部へ向って吹きつける。こ
の場合吹きつけられた気体は遮蔽材の先端と電子写真感
光体との間に間隙がある場合には一部除去部側に吹き込
まれてもよい。
さらに、遮蔽材と電子写真感光体の間隙を通して遮蔽材
より非除去部から除去部に向って気体を吹付けするには
、前記の気体吹付は又は除圧若しくは吸引において、遮
蔽材と電子写真感光体が接触していない場合であって、
全体として気流が生じるように開放系になっていてもよ
い。また、遮蔽材と電子写真感光体が接触していない場
合に。
非除去部側の遮蔽材の付近に気体吹付ノズルを設置し、
除去部側の遮蔽材の付近に吸引ノズルを設置してもよい
電子写真感光体の有機層端部(除去部)を除去するには
、除去液の存在下に行なう方法、研摩材を吹付ける方法
等によって行なうことができる。
除去部を、除去液の存在下に行なう場合、除去液を噴射
又は散布する方法、除去液に浸漬し、超音波を印加する
方法、これらの方法に除去具による摺擦又は剥離を組み
合わせる方法、除去具に除去液を供給しつつ摺擦又は剥
離する方法などがある。また、除去液を噴射又は散布す
る場合、除去液に不溶性の有機又は無機の微粒子を分散
させておくことにより、有機層端部の除去効果を向上さ
せることができる。
除去液としては、有機層を溶解又は膨潤する作用を有す
るものが好ましいが、噴射力を利用する場合、除去具に
よシ主に除去する場合は、このような作用を有しないも
のでもよい。除去液としては9例えばヘキサン、ヘプタ
ン、インヘキサン。
オクタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン。
キシレン、エチルベンゼン、石油エーテル、ガソリン、
ラッカ溶剤1召油ナフサ、ソルベントナフサなどの炭化
水素系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素
、トリクロールエタン、トリクロールエチレン、テトラ
クロールエチレン、テトラクロルエタン、パークロルエ
チレン、ジクロルフリン、クロルベンゼンナトのハロゲ
ン系溶剤。
メチルアルコール、エチルアルコール、フロビルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、アミルアルコール、シ
クロヘキサノールfr、ト(Dアルコール系溶剤、エチ
ルセロソルブエーテル、ブチルエーテル、メチルセロソ
ルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、カルピトール類
、ジオキサン類、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフ
ランクどのエーテル系溶剤、アセトン、メチルアセトン
、メチルプロピルケトン、ジメチルケトン、メチルブチ
ルケトン、エチルブチルケトン、メチルオキシド。
シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、ギ酸エチル、ギ
酸アミル、ギ酸ブチル、醋酸メチル、醋酸エチル、醋酸
ブチル、醋酸イソブチル、セロソルブアセテートなどの
エステル系溶剤、パラアルデヒド、クロトンアルデヒド
、アセトニトリル、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチ
ルアセトアルデヒド、Nメチル2−ピロリドン、水など
である。
これらは単独で又は二糧以上使用され、混合溶剤として
使用してもよい。除去に際し、電子写真感光体の有機層
は、未乾燥のものでもよく、乾燥硬化させたものでもよ
い。
除去部の除去を研摩材を吹付ける方法によって行なう場
合は、研摩材を除去部に圧搾空気等の圧搾気体によって
吹付ける方法がある。研摩材としては、砂、金属、ガラ
ス、ダイヤモンド等の無機物の粉体又は粒体が使用され
る。
以下2図面を用いて本発明を説明する。
本発明に係る方法を第4図を用いて説明する。
第4図は本発明に係る方法を実施するだめの装置の一例
の断面図である。
除去液収容槽7に、遮蔽材8及びガイド9が設置されて
いる。有機層を有する円筒状導電性支持体1は把持装置
10に把持され1円筒状導電性支持体1の下端がガイド
9によって案内されて遮蔽材8の中央孔に挿入され、除
去液収容槽7内にその下端が導入されている。円筒状導
電性支持体1はその有機層である光導電層2の除去部と
非除去部の境界線が遮蔽材8の先端に位置するように保
持される。把持装置10は搬送装置11により上下に移
動可能である。
除去液収容槽7の底部の開口部から除去具回転軸管12
が回転自在に挿入されてお)、この回転軸管12の先端
に除去具台13及び除去具支持体14.14’が順次連
結されている。回転軸管12の内側に除去液を通し、こ
の除去液は、除去具台13内の流路15及びこれに連結
している除去具支持体14.14’の除去具支持体流路
16.16’を通υ、除去具支持体14.14’の開口
部から除去具17に供給される。除去具台13にはガイ
ド9が連結されている。なお、除去液収容槽7には。
遮蔽材8が連結されている。また、気体吹付ノズル5が
遮蔽材8と円筒上導電性支持体1との間に円筒状導電性
支持体1を囲むように固定されている。除去液収容槽7
には吸引ポンプ6が連結されている。
遮蔽材8の先端には円筒状導電性支持体1に接触してい
てもよいが、離れていてもよい。離れている場合は、遮
蔽材8の先端と円筒状導電性支持体1の間隔は、好まし
くは5w以下9%に好ましくは2皿[以下にされる。
第4図の遮蔽材8の平面図を第5図に、第5図のa  
a’断面図を第6図にボす。さらに、遮蔽材の他の態様
を第7〜16図に、第6図と同様の断面図として示す。
本発明の遮蔽材としては、第6〜13図のような内面が
下方凸状の円錐帯または球状帯のものが。
電子写真感光体を除去液収容槽に挿入するに際し。
シュートガイドの機能を有し、これによシミ子写真感光
体端部の遮蔽材先端部分への激突を回避することができ
るため好ましい。このために、第6〜10図及び第13
図の角度αは5〜40度とするのが好ましく、特に10
〜30度とするのが好ましい。この角度が大きすぎると
遮蔽材によるシ ・ニートガイドの機能が失われる。
本発明の遮蔽材としては、第6〜12図に示すような外
面が下方凸状の円錐帯や球状帯のものが。
電子写真感光体の有機層非除去部への除去液の吹上り、
飛散等を切シ返す液返しの機能、すなわちナイフ効果を
生じるため好ましい。また、これにより、後述の必要に
より設けられる除去具によシ有機層端部を除去する場合
、除去部と非除去部の境界線に沿って確実に除去部を摺
擦又は剥離することができる。
第6〜10図において、遮蔽材に適当な強度又は弾性を
付与するため、角度βは角度αに5〜15度を加えた角
度が好ましい。
第14〜16図のようにシュートガイド機能のないもの
は、開閉可能な機能の付加、内径を広くすること、先端
部分の保護機能の追加等を行なうと好ましい。この場合
、電子写真感光体の挿入後の遮蔽性を完全にする必要が
ある。
第15図に示す遮蔽材は、遮蔽板33をバックアップリ
ング34及び34′ではさみボルト35で固定化したも
のである。
第16図に示す遮蔽材は9弾性体0−IJング36をバ
ックアップリング37と37′ではさみ。
ボルト35で固定化したものである。
以上の遮蔽材は、除去液収容槽に一体的に、螺合して又
はボルドーナツトによって固定化してもよく、他の手段
で除去液収容槽とは別個に固定化してもよい。
遮蔽材は、除去液収容槽と一体化することにより、有機
溶剤の飛散、その蒸気の拡散を防ぎ、その目的と共に作
業環境の悪化を防止することができる。また、遮蔽材を
除去液収容槽と一体化しないときは、その目的を達成す
るよう、充分な拡がりを持つか、除去液の散布、噴射等
、除去液を充分覆うように構成される。
第4図中、ガイド9は、遮蔽材のシュートガイド機能と
同様に、遮蔽材先端部の保護及び電子写真感光体の除去
液収容槽への挿着及び位置決めを容易にして量産性を上
げるために設けるのが好ましい。
ガイド9は9%に、前記シュートガイド機能と組み合わ
せることによシ、量産での速い電子写真感光体の挿着を
可能にする。
一般に、電子写真感光体の挿着は、ガイド機能により案
内されるのが好ましく、ガイド機能としては上記以外に
気流等を使用する方法があり、外面の有機層の損傷がな
いように留意される。
第4図においては、有機層の下端の除去は、除去液の噴
射などのほか下端部を除去液に浸漬し。
超音波を印加する方法で行なってもよい。
また除去具17はフェルト、スポンジ、不織布。
織布、金属又は非金属のウール状物、ブラシ、刷毛等を
用いることができこのもので除去部を摺擦し除去するこ
とができる。またナイフ状物、ヘラ等によシ削シ落す(
剥離する)ことができる。
第17図に除去具及び除去具合の一例の平面図を示す。
ここで除去具台13の上に除去具17を設けである。
電子写真感光体の端部の除去部を除去し電子写真感光体
を除去液収容槽より抜き出した後に、遮蔽材の先端を洗
浄する態様を第18図に示す。
第18図において、除去具17は、遮蔽材8の先端を十
分覆うようにされる。除去具17は、除去具支持体流路
16と除去具支持体21を介し。
一体的に連結されておシ、除去液は除去具17上に流下
するようになっている。
有機層下端部の除去が完了した円筒状電子写真感光体は
1把持装置と搬送装置によシ引き上げられ、移載される
。この引き上げ時に1円筒状電子写真感光体の除去液で
ねれた端部を気体吹付ノズルよシス体の送風によシ乾燥
することができる。
また非除去部と除去部の境界に非除去部側から気体を吹
付ける場合、遮蔽材全周より気体を吹付けつつ電子写真
感光体の端部を除去液の噴射によシ除去する装置の一例
の断面図を第21図に示す。
遮蔽材8の上部を環状に被う気体吹付用フード兼ノズル
27よシ、保護気体流路24を経て気体を全周よシ吹付
けつつ、収容槽7に設けられた除去液噴射ノズル22に
より除去液を噴射し除去部分を除去する。気体の噴射圧
力は0.1〜50(kg/cm2)好ましくは5kg/
cIn2未満に加圧することがよく除去液噴射圧力は除
去液噴射ポンプ25にて0.1〜1.500 (kg/
cm” )  の範囲で除去液の種類により適宜条件設
定することができる。また除去液の回収および除去液収
容槽7の除圧は吸引ポンプ6を運転し吸引すれはよい。
第19図に遮蔽材8および気体吹付フード兼ノズル27
の断面図を記す。遮蔽材8の全周表面を遮蔽材先端部へ
環状のスリットを設けた気体吹付用のフード兼ノズル2
7で被い、これよシス体を吹付け、除去側からのミスト
、蒸気などの弊害物の上昇飛散を遮蔽材とともに防止す
るものであってたとえ、わずかな洩漏に対しても、速や
かに吹き飛ばし拡散せしめ非除去部分である電子写真感
光体9本体をより良好に保護するものである。気体は気
体流路24.切換弁26および流路24′を経て、遮蔽
材先端部へ吹付けられるものである。
また遮蔽材先端部は除去、剥離界面を精度よく鮮明に仕
上げることが重要であるので常時清浄状態を保つことが
好ましい。このため適宜遮蔽材表面を洗浄することがで
きるものでその手段は電子感光体端部の除去部を除去し
、fi蔽材より抜き出し後、気体の流路24′よシ洗浄
液29を流入し洗浄するものであって切換弁26を回転
することにより切換弁26内の切換弁通路30を洗浄液
人口31ヘセツトし洗浄液供給ポンプ32などで洗浄液
29を供給し遮蔽材8を洗浄することができる。
のち切換弁を当初の気体流路24′へ戻し気体を通気す
ることにより流路24′および洗浄により清浄化された
遮蔽材8を乾燥することができる。
また遮蔽材8が多孔状体であり表面から流体が通過可能
なものであり、遮蔽の機能と気体吹付は機能が、共に可
能である遮蔽材を用いた装置の断面図を20図に示す。
これらの遮蔽材8は金属。
無機物および樹脂等の粉粒体を焼結することで成型する
こともでき、第19図と同様の方法で気体。
洗浄液切換弁26を切換え洗浄液人口31より洗浄液を
供給し洗浄を行ない気体による乾燥は気体流路24を経
て乾燥および気体の噴射が可能なものである。
(実施例) 以下1本発明の実施例について説明するが、これらによ
り本発明の実施内容や態様が限定されるものではない。
以下の例中に用いる電子写真感光体の各材料を次に列記
する。括弧内は略号を示す。
(1)電荷を発生する有機顔料 τ型無金属フタロシアニン(τ−H2PC)(2)電荷
輸送性物質 2−(p−ジメチルアミノ)フェニル−4−(p−ジメ
チルアミン)フェニル−5−(0−10ロフエニル)−
1,3−オキサゾール(OXZ)(3)結合剤 (3)電荷発生層用結合剤 シリコンワニス:KR−255[信越化学工業■商品名
〕 [B)  電荷輸送用結合剤 ポリエステル樹脂:バイロン200[東洋紡績■商品名
〕 (4)保護層用材料 (5)ブチルエーテル化メラミン・ホルムアルデヒド樹
脂(BMF) (BMFの合成) 攪拌機・還流冷却器、温度計を装置したフラスコ中にメ
ラミン1269.n−ブタノール4449及び61%硝
酸水溶液0.2gを入れ、100℃に昇温した後、パラ
ホルムアルデヒド169を30分間に6回に分けて等間
隔を添加し、その後還流温度で30分間反応させ、水分
を除去し、加熱残分が50%になるように脱溶剤を行な
った。
得られた樹脂溶解の粘度は、ガードナー(25℃)でB
であった。樹脂の数平均分子量はゲル透過クロマトグラ
フィにより標準ポリスチレン換算で1,400であった
CB)  ポリビニルブチラール樹脂 デンカプチラールナ3000−1(電気化学工業■〕 電子写真感光体(3) τ−HzPc80g、 シリコーンワー=−ス(KR−
255)1609及びテトラヒドロフラン鴇7609を
ボールミルを用いて10時間混練した。得られた顔料分
散液を外径80mu+、肉厚2乱、長さ300m+n、
表面粗度0.ISのアルミニウムシリンダー上に浸漬法
により乾燥膜厚が約1.0μmになるよう塗工した。得
られた塗膜を100℃で30分間乾燥して電荷発生層を
形成した。
次にoxz2oogとポリエステル樹脂(バイロン20
0)600gt−テトラヒドロフラン3.2009に混
合し、完全に溶解した。得られた溶液を前記の電荷発生
層の上に浸漬法で乾燥膜厚が15μmになるよう塗工し
た。得られた塗膜を100℃で30分間乾燥して電荷輸
送層を形成した。このようにしてアルミニウムシリンダ
ー上に電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層した電子写
真感光体(A)を製造した。
電子写真感光体(B)の製造 ブチルエーテル化メラミン・ホルムアルデヒド樹脂(B
MF)  6009とポリビニルブチラール樹脂(す3
000−1)1009及びイソブチルアルコール3.3
009を混合し、完全に溶解した。
得られた溶液を前記の電子写真感光体(3)の上に浸漬
法により乾燥膜厚が3μmになるよう塗工した。
−37= 得られた塗膜を120℃、1時間加熱して保護層を形成
した。このようにして表面に保護層を設けた電子写真感
光体(B)を製造した。
電子写真感光体(5)及び(B)は、第3図に示すよう
に有機層が形成されていた。
実施例1 電子写真感光体(3)を第21図に示す装置を用いて処
理し、その両端面の有機層及び塗液だまり(第3図の3
,4に対応)を除去した。
除去液(矢印で示す)は塩化メチレンを用い。
遮蔽材8の材質はポリテトラフルオロエチレンとした。
また、遮蔽材8の先端と円筒状導電性支持体10間隙は
接触状態とし円筒状導電性支持体1は遮蔽材8の先端か
ら10mの深さに挿入された。
また除去液収容槽7は吸引ポンプ6を運転し約0、1 
kg/cm”以下の除圧、吸引状態を保った。気体の吹
付けは気体流路24より切換弁26を経て圧力2kg/
cm”にて20 //minの乾燥空気を気体吹付、環
状ノズル23より供給した。除去液は、除去液噴射ポン
プ25で供給し除去液流路15を経て除去液供給ノズル
22から下30度の位置に圧力約15 kg/cm”で
40 sec供給され、剥離、除去後除去孔を経て吸引
ポンプ6より吸引・排出した。
有機層(電荷発生層及び電荷輸送層)の除去は約50秒
間で完了し、除去幅10±0.8 wで鮮明に除去され
た。有機層が除去された部分(アルミニウムシリンダー
)は損傷なく鏡面を呈していた。
この電子写真感光体を用い、印字試験を行なったところ
良好であった。
また、1!子写真感光体(B)を上記と同様にして処理
したところ、有機層(電荷発生層、電荷輸送層及び保護
層)の除去は50秒間で完了し、他は上記と同様の結果
が得られた。
また遮蔽材の洗浄液29である塩化メチレン液よび気体
、洗浄液切換弁26を経由し−7−Q−Gm/ /20
 Sec流下後、約80115osecの乾燥空気を気
体流路24より供給し乾燥させた。
(発明の効果) 本発明によれば、電子写真感光体の有機層の必要な部分
(非除去部)を効率よく保護しつつその端部が除去され
た電子写真感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、有機層を有する円筒状電子写真感光体の断面
図、第2図は有機層端部が除去された円筒状電子写真感
光体の断面図、第3図は塗液だまυ及び有機層を有する
円筒状電子写真感光体の断面図、第4図は本発明に係る
方法を実施するための装置の一例を示す断面図、第5図
は遮蔽材の一例を示す平面図、第6図は第5図のa −
a’断面図。 第7〜16図は、遮蔽材の他の例を示す断面図。 第17図は除去具の一例を示す平面図、第18図は遮蔽
材の洗浄のための装置の一例を示す断面図。 第19図及び第20図は遮蔽材への気体吹付および乾燥
のための装置の一例を示す断面図、第21図は9本発明
に係る方法を実施するだめの他の例を示す装置の一例を
示す断面図である。 符号の説明 1・・・円筒状導電性支持体 2・・・光導電層     3・・・小口部分4・・・
インロ一部   5・・・気体吹付ノズル6・・・吸引
ポンプ    7・・・除去液収容槽8・・・遮蔽材 
    9・・・ガイド10・・・把持装置    1
1・・・搬送装置12・・・除去具回転軸管 13・・
・除去具合14、 14’・・・除去具支持体 15・・・除去液流路 16、 16’・・・除去具支持体流路17・・・除去
具     18・・・除去液導入管19・・・モータ
     20・・・伝導ベルト21・・・除去具支持
体  22・・・除去液噴射ノズル23・・・気体吹付
、環状ノズル 24、 24’・・・気体流路 25・・・除去液噴射
ポンプ26・・・気体、洗浄液切換弁 27・・・気体吹付用フード兼ノズル 28・・・洗浄液供給管  29・・・洗浄液30・・
・切換弁通路   31・・・洗浄液入口32・・・洗
浄液供給ポンプ33・・・遮蔽板34、 34’・・・
バックアップリング35・・・取付ボルト36・・・弾
性体O状リング37、 37’・・・0状リング用バッ
クアップリング代理人 弁理士 若 林 邦 彦 パ′
・□−二″ =42−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体の上に有機層を有する電子写真感光体
    の該有機層の端部を除去するに際し、該有機層の除去部
    と非除去部の境界に沿つて非除去部を保護すべく遮蔽材
    を設けかつ非除去部の該遮蔽材で保護された部分に非除
    去部から除去部に向つて気体を吹付けつつ除去部を除去
    することを特徴とする電子写真感光体の製造法。 2、除去部を除去液の存在下に除去する請求項1記載の
    電子写真感光体の製造法。 3、除去部を除去具を用いて除去する請求項2記載の電
    子写真感光体の製造法。 4、除去部を研摩材を吹付けることによつて除去する請
    求項1記載の電子写真感光体の製造法。 5、遮蔽材がそれと電子写真感光体との接触部分又は最
    接近部分が線状又はわずかな幅の面である請求項1、2
    、3又は4記載の電子写真感光体の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278104A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 塗膜端部処理方法と装置及び感光体の製造装置

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