JPH01187526A - 偏波変換器 - Google Patents
偏波変換器Info
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- JPH01187526A JPH01187526A JP1189788A JP1189788A JPH01187526A JP H01187526 A JPH01187526 A JP H01187526A JP 1189788 A JP1189788 A JP 1189788A JP 1189788 A JP1189788 A JP 1189788A JP H01187526 A JPH01187526 A JP H01187526A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は無線通信および光通信に利用する。特に、電波
または光波の偏波面を円偏波と直線偏波とで双方向に変
換する電磁波回路に関する。
または光波の偏波面を円偏波と直線偏波とで双方向に変
換する電磁波回路に関する。
第4図は従来例偏波変換器の構成図である。この偏波変
換器は90°移相器1により構成される。
換器は90°移相器1により構成される。
ここで、互いに直交するX軸、y軸およびZ軸を定義し
、z軸の正方向に円偏波を入射し、この円偏波からX軸
方向およびy軸方向の直線偏波を得る場合を例に説明す
る。
、z軸の正方向に円偏波を入射し、この円偏波からX軸
方向およびy軸方向の直線偏波を得る場合を例に説明す
る。
この場合には、90°移相器1をX軸に対して45゜傾
斜させて配置する。この90°移相器1に2軸正方向に
円偏波が入射すると、その円偏波の回転方向により、X
軸方向またはy軸方向のどちらかに平行な直線偏波が得
られる。したがって、y軸およびy軸に平行に偏分波器
を配置することにより、それぞれの成分を互いに漏れ込
むことなく取り出すことができる。以下の説明では、左
旋円偏波がX軸方向の直線偏波に変換され、右旋円偏波
がy軸方向の直線偏波に変換されるものとする。
斜させて配置する。この90°移相器1に2軸正方向に
円偏波が入射すると、その円偏波の回転方向により、X
軸方向またはy軸方向のどちらかに平行な直線偏波が得
られる。したがって、y軸およびy軸に平行に偏分波器
を配置することにより、それぞれの成分を互いに漏れ込
むことなく取り出すことができる。以下の説明では、左
旋円偏波がX軸方向の直線偏波に変換され、右旋円偏波
がy軸方向の直線偏波に変換されるものとする。
また、この90°移相器1に、2軸負方向にX軸方向ま
たはy軸方向のどちらかに平行な直線偏波を入射すると
、その偏波方向により、左旋円偏波または右旋円偏波の
どちらか一方が得られる。
たはy軸方向のどちらかに平行な直線偏波を入射すると
、その偏波方向により、左旋円偏波または右旋円偏波の
どちらか一方が得られる。
このような偏波変換器を無線通信装置や光通信装置に用
いた場合には、回転方向の異なる円偏波を使用して異な
る情報を伝送できることから、周波数を有効に利用する
ことができる利点がある。
いた場合には、回転方向の異なる円偏波を使用して異な
る情報を伝送できることから、周波数を有効に利用する
ことができる利点がある。
しかし、90°移相器は使用する周波数帯域内で位相誤
差があり、さらに温度変化によって位相誤差が生じる問
題がある。90°移相器に位相誤差があると、この90
°移相器に円偏波を入射しても、得られる偏波はy軸ま
たはy軸に一致する直線偏波とはならず、楕円偏波とな
る。このた必、例えば反時計方向に回転する円偏波を入
射しても、X軸成分だけでなくX軸成分も発生してしま
う。したがって、直交する二つの偏波を使用した場合に
、位相誤差により互いの偏波成分に漏れ込みが生じ、通
信品質が劣化してしまう欠点があった。
差があり、さらに温度変化によって位相誤差が生じる問
題がある。90°移相器に位相誤差があると、この90
°移相器に円偏波を入射しても、得られる偏波はy軸ま
たはy軸に一致する直線偏波とはならず、楕円偏波とな
る。このた必、例えば反時計方向に回転する円偏波を入
射しても、X軸成分だけでなくX軸成分も発生してしま
う。したがって、直交する二つの偏波を使用した場合に
、位相誤差により互いの偏波成分に漏れ込みが生じ、通
信品質が劣化してしまう欠点があった。
この問題点についてさらに詳しく説明する。
第5図は90°移相器の位相誤差に対する交差偏波識別
度、すなわち主偏波成分と交差偏波成分との電力比によ
り定義される量の計算値を示す。この図に示したように
、位相誤差がOoの付近では交差偏波識別度が大きく良
好な特性が得られるが、位相誤差が増加すると交差偏波
識別度が急激に劣化する。例えば位相誤差が2°のとき
には、35[IBの交差偏波識別度しか得られない。ま
た、5QdB以上の交差偏波識別度を確保するためには
、位相誤差を0.4°以下に抑える必要がある。
度、すなわち主偏波成分と交差偏波成分との電力比によ
り定義される量の計算値を示す。この図に示したように
、位相誤差がOoの付近では交差偏波識別度が大きく良
好な特性が得られるが、位相誤差が増加すると交差偏波
識別度が急激に劣化する。例えば位相誤差が2°のとき
には、35[IBの交差偏波識別度しか得られない。ま
た、5QdB以上の交差偏波識別度を確保するためには
、位相誤差を0.4°以下に抑える必要がある。
90°移相器の移相誤差と交差偏波識別度の劣化との関
係を第6図に示すポアンカレ球により説明する。ポアン
カレ球は電磁波の任意の偏波を球面上の位置で表すもの
で、一般に、北極点しは左旋円偏波を示し、南極点Rは
右旋円偏波を示す。また、赤道上の点は直線偏波を示し
、点X、Yがそれぞれy軸、y軸方向の直線偏波を示す
。
係を第6図に示すポアンカレ球により説明する。ポアン
カレ球は電磁波の任意の偏波を球面上の位置で表すもの
で、一般に、北極点しは左旋円偏波を示し、南極点Rは
右旋円偏波を示す。また、赤道上の点は直線偏波を示し
、点X、Yがそれぞれy軸、y軸方向の直線偏波を示す
。
このポアンカレ球を用いると、90°移相器は、中心○
から経度90° (傾斜角45°の2倍)の点Pに向か
う直線を軸とし、球面上の点を位相量90゜だけ右回り
に回転させる動作として表される。90゜移相器の位相
差が正確に90°であれば、純粋に、北極点りの左旋円
偏波が点Xで表されるX軸方向の直線偏波に変換される
。しかし、90°からの位相誤差がある場合には、点X
からずれた点A1に変換され、直線偏波ではなく楕円偏
波となる。ここで、lAI OXが位相誤差φcに対応
する。この一方で、点A、で表される偏波に対する交差
偏波識別度は1,4AI OXの正接の二乗に逆比例す
る。したがって、点Xから離れるほど交差偏波識別度が
劣化する。
から経度90° (傾斜角45°の2倍)の点Pに向か
う直線を軸とし、球面上の点を位相量90゜だけ右回り
に回転させる動作として表される。90゜移相器の位相
差が正確に90°であれば、純粋に、北極点りの左旋円
偏波が点Xで表されるX軸方向の直線偏波に変換される
。しかし、90°からの位相誤差がある場合には、点X
からずれた点A1に変換され、直線偏波ではなく楕円偏
波となる。ここで、lAI OXが位相誤差φcに対応
する。この一方で、点A、で表される偏波に対する交差
偏波識別度は1,4AI OXの正接の二乗に逆比例す
る。したがって、点Xから離れるほど交差偏波識別度が
劣化する。
このように、従来の偏波変換器では、90°位相器の位
相誤差が直接に交差偏波識別度の劣化の原因となる。こ
のため、所望の交差偏波識別度を得るためには、使用周
波数帯域全体にわたって位相誤差を小さく抑える必要が
ある。このためには、材料および構造が複雑になり、し
かも製造後に調整工程が必要となるため、製造コストが
高くなる欠点があった。また、位相誤差の最悪値により
使用可能な周波数帯域幅が制限されるため広帯域化が困
難であり、温度その他の周囲環境により位相量が変化す
るため使用条件が制限される欠点があった。
相誤差が直接に交差偏波識別度の劣化の原因となる。こ
のため、所望の交差偏波識別度を得るためには、使用周
波数帯域全体にわたって位相誤差を小さく抑える必要が
ある。このためには、材料および構造が複雑になり、し
かも製造後に調整工程が必要となるため、製造コストが
高くなる欠点があった。また、位相誤差の最悪値により
使用可能な周波数帯域幅が制限されるため広帯域化が困
難であり、温度その他の周囲環境により位相量が変化す
るため使用条件が制限される欠点があった。
本発明は、以上の問題点を解決し、位相誤差による特性
劣化を改善し、広い周波数帯域にわたり良好な特性を示
し、しかも温度変化による影響を受けにくい偏波変換器
を提供することを目的とする。
劣化を改善し、広い周波数帯域にわたり良好な特性を示
し、しかも温度変化による影響を受けにくい偏波変換器
を提供することを目的とする。
本発明の偏波変換器は、90°移相器の直線偏波側に、
この90°移相器の位相誤差を補正する180゜移相器
を備えたことを特徴とする。ここで、180゜移相器は
直線偏波の偏波方向に対して角度αだけ傾斜して配置さ
れ、90°移相器は上記偏波方向に対して角度〔2α+
45°〕だけ傾斜して配置される。ただし、角度αは、
180°移相器の移相誤差をφ、とし、180°移相器
の位相誤差をφcとするとき、φ、≧φcの場合には、 α−’/25in−1(φc/φ、) φ、〈φcの場合には、 α−45゜ により定義される角度である。
この90°移相器の位相誤差を補正する180゜移相器
を備えたことを特徴とする。ここで、180゜移相器は
直線偏波の偏波方向に対して角度αだけ傾斜して配置さ
れ、90°移相器は上記偏波方向に対して角度〔2α+
45°〕だけ傾斜して配置される。ただし、角度αは、
180°移相器の移相誤差をφ、とし、180°移相器
の位相誤差をφcとするとき、φ、≧φcの場合には、 α−’/25in−1(φc/φ、) φ、〈φcの場合には、 α−45゜ により定義される角度である。
本発明の偏波変換器は、90°移相器に移相誤差があっ
ても、180°移相器を組み合わせることにより、両者
の移相誤差を打ち消すことができる。
ても、180°移相器を組み合わせることにより、両者
の移相誤差を打ち消すことができる。
周波数や温度その他の変化によりそれぞれの移相器の位
相誤差が変化しても、二つの移相器の材料および構造が
同等であれば、その移相誤差の比は一定になる。そこで
、このような移相器を組み合わせることにより、全体の
移相誤差を自己補償することができる。
相誤差が変化しても、二つの移相器の材料および構造が
同等であれば、その移相誤差の比は一定になる。そこで
、このような移相器を組み合わせることにより、全体の
移相誤差を自己補償することができる。
第1図は本発明実施例偏波変換器の斜視図を示す。
この偏波変換器は、円偏波と直線偏波とを双方向に変換
する90°移相器1と、この90°移相器1の直線偏波
側に、この90°移相器1の位相誤差を補正する180
°移相器2を備える。
する90°移相器1と、この90°移相器1の直線偏波
側に、この90°移相器1の位相誤差を補正する180
°移相器2を備える。
180°移相器2はX軸方向に対して角度αだけ傾斜し
て配置され、90°移相器1はX軸方向に対して角度〔
2α+45°〕だけ傾斜して配置される。
て配置され、90°移相器1はX軸方向に対して角度〔
2α+45°〕だけ傾斜して配置される。
角度αは、180°移相器2の移相誤差をφLとし、9
0°移相器1の位相誤差をφcとするとき、φL≧φc
の場合には、 α−’/2 sin ’(φC/φL ) −−−
−(1)φしくφcの場合には、 α−45° (2)により
定義される角度である。
0°移相器1の位相誤差をφcとするとき、φL≧φc
の場合には、 α−’/2 sin ’(φC/φL ) −−−
−(1)φしくφcの場合には、 α−45° (2)により
定義される角度である。
ここで、本発明の詳細な説明するために必要な移相器の
位相誤差の一般的特性について説明する。
位相誤差の一般的特性について説明する。
一般に移相器は、使用する周波数帯域の中心周波数にお
いて位相誤差が零となるように設計されるが、周波数の
増加と共にその位相誤差が増加する。これは、周波数が
増加すれば波長が短くなり、一定の長さの移相器に対し
て等化的に移相器の電気的長さが増加することによる。
いて位相誤差が零となるように設計されるが、周波数の
増加と共にその位相誤差が増加する。これは、周波数が
増加すれば波長が短くなり、一定の長さの移相器に対し
て等化的に移相器の電気的長さが増加することによる。
したがって、位相誤差の増加は本質的なものである。同
じ理由により、180°移相器は90°移相器の二倍の
位相量をもつので、位相誤差φ、は90°移相器の位相
誤差φcのほぼ二倍となる傾向がある。さらに、r−φ
L/φc とすると、使用周波数が温度その他の周囲の条件が変化
して位相誤差φ0、φcが変化しても、rは一定に保た
れる性質がある。したがって、(1)式の場合でも角度
αは不変であり、周波数や温度その他の変化が生じても
設定角度αを変える必要はない。
じ理由により、180°移相器は90°移相器の二倍の
位相量をもつので、位相誤差φ、は90°移相器の位相
誤差φcのほぼ二倍となる傾向がある。さらに、r−φ
L/φc とすると、使用周波数が温度その他の周囲の条件が変化
して位相誤差φ0、φcが変化しても、rは一定に保た
れる性質がある。したがって、(1)式の場合でも角度
αは不変であり、周波数や温度その他の変化が生じても
設定角度αを変える必要はない。
第2図は本実施例における90°移相器1の位相誤差に
対する交差偏波識別度の特性例を示す。ここては、r=
2の場合とr=5の場合との例を示す。このときの角度
αは(1)式により与えられ、それぞれα=14.9°
およびα−5,4°に設定した。
対する交差偏波識別度の特性例を示す。ここては、r=
2の場合とr=5の場合との例を示す。このときの角度
αは(1)式により与えられ、それぞれα=14.9°
およびα−5,4°に設定した。
この特性を第5図に示した従来例の特性と比較すると、
同じ90°移相器1の位相誤差に対して交差偏波識別度
が大きくなり、特性が大幅に改善されることがわかる。
同じ90°移相器1の位相誤差に対して交差偏波識別度
が大きくなり、特性が大幅に改善されることがわかる。
例えばr=2の場合には、位相誤差が2°のとき、従来
例では35dB程度の交差偏波識別度しか得られないが
、本実施例では65dB以上となり、30dB以上の交
差偏波識別度が得られる。また、50dB以上の交差偏
波識別度を得るためには、従来例では位相誤差を0.4
°以下に抑える必要があったが、本実施例では5°まで
の位相誤差を許容できる。
例では35dB程度の交差偏波識別度しか得られないが
、本実施例では65dB以上となり、30dB以上の交
差偏波識別度が得られる。また、50dB以上の交差偏
波識別度を得るためには、従来例では位相誤差を0.4
°以下に抑える必要があったが、本実施例では5°まで
の位相誤差を許容できる。
このような良好な特性が得られるのは、90’移相器1
の位相誤差と180°移相器2の位相誤差とが自動的に
相殺する自己補償作用をもつからである。この作用の原
理について、第3図に示すポアンカレ球を用いてさらに
詳しく説明する。
の位相誤差と180°移相器2の位相誤差とが自動的に
相殺する自己補償作用をもつからである。この作用の原
理について、第3図に示すポアンカレ球を用いてさらに
詳しく説明する。
第3図において、0はポアンカレ球の中心、Lは左旋円
偏波に対応する北極点、Rは右旋円偏波に対応する南極
点、X、YはそれぞれX軸、y軸方向の直線偏波に対応
する点をそれぞれ表す。さらに、線分OQは第1図にお
ける90°移相器1の挿入方向、O8は180°移相器
2の挿入方向、B。
偏波に対応する北極点、Rは右旋円偏波に対応する南極
点、X、YはそれぞれX軸、y軸方向の直線偏波に対応
する点をそれぞれ表す。さらに、線分OQは第1図にお
ける90°移相器1の挿入方向、O8は180°移相器
2の挿入方向、B。
およびB1は90°移相器1の位相誤差がそれぞれ0、
φcのときに左旋円偏波が変換される偏波に対応する点
、Coは180°移相器2の位相誤差がφ、の場合に点
B。の偏波が変換される点、Slは線分O8と線分XB
o との交点をそれぞれ示す。
φcのときに左旋円偏波が変換される偏波に対応する点
、Coは180°移相器2の位相誤差がφ、の場合に点
B。の偏波が変換される点、Slは線分O8と線分XB
o との交点をそれぞれ示す。
第1図に示した90°移相器1は、X軸に対する傾斜角
が〔2α+45°〕であり、線分OQを軸として球面上
の点を90°回転させる機能をもつ。また、180°移
相器2は、X軸に対する傾斜角がαであり、線分○Sを
軸として球面上の点を180゜回転させる機能をもつ。
が〔2α+45°〕であり、線分OQを軸として球面上
の点を90°回転させる機能をもつ。また、180°移
相器2は、X軸に対する傾斜角がαであり、線分○Sを
軸として球面上の点を180゜回転させる機能をもつ。
ここで、90°移相器1に位相誤差がなければ、北極点
りが赤道上の点B。に移され、左旋円偏波が直線偏波に
変換される。しかし、90°移相器1に位相誤差φcが
あると、北極点りが1BoOB+−φcとなる点B1に
移り、左旋円偏波が楕円偏波に変換される。
りが赤道上の点B。に移され、左旋円偏波が直線偏波に
変換される。しかし、90°移相器1に位相誤差φcが
あると、北極点りが1BoOB+−φcとなる点B1に
移り、左旋円偏波が楕円偏波に変換される。
また、180°移相器2に位相誤差がなければ、点B。
の直線偏波は点Xに移され、X軸方向の直線偏波となる
。しかし、位相誤差φ、がある場合には、点B。は点X
から離れた点C8に移る。ここで点C8は、線分B。X
と線分O8との交点を点S1 とするとき、fco
St X−φ、となる点である。また、弧C8Xの長
さは、線分○Xの長さを「1」として、5in(2α)
×φ、で表される。
。しかし、位相誤差φ、がある場合には、点B。は点X
から離れた点C8に移る。ここで点C8は、線分B。X
と線分O8との交点を点S1 とするとき、fco
St X−φ、となる点である。また、弧C8Xの長
さは、線分○Xの長さを「1」として、5in(2α)
×φ、で表される。
ここで、角度αを(1)式のように設定すると、弧Co
xの長さがφcとなり、弧B。B1の長さに等しくなる
。したがって、90°移相器に位相誤差φ0がある場合
の点B1が、180°移相器の位相誤差により点Xの近
傍に移される。すなわち、90゜移相器と180°移相
器との双方に位相誤差があっても、左旋円偏波をほぼX
軸方向に一致する実質的な直線偏波に変換することがで
きる。交差偏波識別度は点Xに近いほど良好であり、上
述した構成により交差偏波識別度が改善される。
xの長さがφcとなり、弧B。B1の長さに等しくなる
。したがって、90°移相器に位相誤差φ0がある場合
の点B1が、180°移相器の位相誤差により点Xの近
傍に移される。すなわち、90゜移相器と180°移相
器との双方に位相誤差があっても、左旋円偏波をほぼX
軸方向に一致する実質的な直線偏波に変換することがで
きる。交差偏波識別度は点Xに近いほど良好であり、上
述した構成により交差偏波識別度が改善される。
以上の説明では左旋円偏波をX軸方向の直線偏波に変換
する例を述べたが、左旋または右旋円偏波とX軸または
y軸方向の直線偏波との各組み合わせについても同様で
ある。
する例を述べたが、左旋または右旋円偏波とX軸または
y軸方向の直線偏波との各組み合わせについても同様で
ある。
以上説明したように、本発明の偏波変換器は、90°移
相器と180°移相器との位相誤差による自己補償効果
を利用して、従来例に比較して良好な交差偏波識別特性
が得られる。また、所望の交差偏波識別度を得るために
必要な位相誤差の制限を大幅に緩和できる。したがって
、位相誤差を小さくするために従来必要であった材質お
よび構造の高度化や調整工程が不要になり、安価に製造
できる効果がある。
相器と180°移相器との位相誤差による自己補償効果
を利用して、従来例に比較して良好な交差偏波識別特性
が得られる。また、所望の交差偏波識別度を得るために
必要な位相誤差の制限を大幅に緩和できる。したがって
、位相誤差を小さくするために従来必要であった材質お
よび構造の高度化や調整工程が不要になり、安価に製造
できる効果がある。
また、従来は位相誤差が大きくなるために制限を受けて
いた使用周波数帯域幅を拡大でき、広帯域化が可能とな
る効果がある。
いた使用周波数帯域幅を拡大でき、広帯域化が可能とな
る効果がある。
さらに、移相器の位相誤差は温度により劣化するが、本
発明の偏波変換器では温度変化による位相誤差に対して
も自己補償効果をもつことから、この偏波変換器を使用
するための環境条件が緩和される効果がある。
発明の偏波変換器では温度変化による位相誤差に対して
も自己補償効果をもつことから、この偏波変換器を使用
するための環境条件が緩和される効果がある。
本発明は、無線通信用アンテナ給電回路、導波管回路、
光伝送回路その他に利用して、広帯域、高性能でしかも
温度その他の環境条件に優れた回路を経済的に提供でき
る効果がある。
光伝送回路その他に利用して、広帯域、高性能でしかも
温度その他の環境条件に優れた回路を経済的に提供でき
る効果がある。
第1図は本発明実施例偏波変換器の構成図。
第2図は90°移相器の位相誤差に対する交差偏波識別
度の計算値を示す図。 第3図は本発明実施例の動作原理図。 第4図は従来例偏波変換器の構成図。 第5図は90°移相器の位相誤差に対する交差偏波識別
度の計算値を示す図。 第6図は従来例の動作原理図。 1・・・90°移相器、2・・・180°移相器。 代理人 弁理士 井 出 直 孝 ゛ ・1.、′ 夷鞄例 昂 1 図 on@銘粕凧の相租総弗 r廂)
度の計算値を示す図。 第3図は本発明実施例の動作原理図。 第4図は従来例偏波変換器の構成図。 第5図は90°移相器の位相誤差に対する交差偏波識別
度の計算値を示す図。 第6図は従来例の動作原理図。 1・・・90°移相器、2・・・180°移相器。 代理人 弁理士 井 出 直 孝 ゛ ・1.、′ 夷鞄例 昂 1 図 on@銘粕凧の相租総弗 r廂)
Claims (2)
- (1)円偏波と直線偏波とを変換する90゜移相器を備
えた双方向性の偏波変換器において、 上記90゜移相器の直線偏波側に、この90゜移相器の
位相誤差を補正する180゜移相器を備えたことを特徴
とする偏波変換器。 - (2)180゜移相器は直線偏波の偏波方向に対して角
度αだけ傾斜して配置され、 90゜移相器は上記偏波方向に対して角度〔2α+45
゜〕だけ傾斜して配置された 請求項1記載の偏波変換器。 ただし、角度αは、180゜移相器の移相誤差をφ_L
とし、90゜移相器の位相誤差をφ_cとするとき、 φ_L≧φ_cの場合には、 α=1/2sin^−^1(φ_c/φ_L)φ_L<
φ_cの場合には、 α=45゜ により定義される角度である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1189788A JPH01187526A (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 偏波変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1189788A JPH01187526A (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 偏波変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01187526A true JPH01187526A (ja) | 1989-07-26 |
Family
ID=11790519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1189788A Pending JPH01187526A (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 偏波変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01187526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111081140A (zh) * | 2019-05-21 | 2020-04-28 | 友达光电股份有限公司 | 显示面板及显示面板制作方法 |
-
1988
- 1988-01-22 JP JP1189788A patent/JPH01187526A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111081140A (zh) * | 2019-05-21 | 2020-04-28 | 友达光电股份有限公司 | 显示面板及显示面板制作方法 |
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