JPH01187402A - 走査トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査トンネル顕微鏡

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JPH01187402A
JPH01187402A JP63012358A JP1235888A JPH01187402A JP H01187402 A JPH01187402 A JP H01187402A JP 63012358 A JP63012358 A JP 63012358A JP 1235888 A JP1235888 A JP 1235888A JP H01187402 A JPH01187402 A JP H01187402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
probe
piezo element
fixed
piezo
Prior art date
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Pending
Application number
JP63012358A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Iwatsuki
岩槻 正志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
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Publication of JPH01187402A publication Critical patent/JPH01187402A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走査トンネル顕微鏡における探針の粗動機構
に関する。
〔従来の技術〕
走査トンネル顕微鏡に於いて、現在大きな問題となって
いる点は、探針を破損せずに、安全に2軸ピエゾ素子が
トンネル電流を検出できる0、1μm以下の距離に近づ
けるかという、所謂探針の粗動機構に関する問題である
。探針の粗動機構に関しては、従来回転型モーターでロ
ッドを長手方向に駆動しようとする方式、Magnet
icWalkerという電磁石を使用する方式、静電チ
エツクを使用して探針を試料に近づける方式がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこれらの方式では、Z軸ピエゾ素子による
駆動範囲にまで探針を粗動させるために、ギアや梃子を
使用することになるため、どうしてもバンクラッシュや
ガタが生じ、探針が試料に衝突して探針を破損するとい
う問題が生じた。
最近ピエゾ素子を使用したモーターが一般化しているが
、これは3個のピエゾ素子を使用してインチワーム(尺
取り虫)機構により動作を行わせ、ロットを駆動するも
のである。このピエゾモーターを使用する場合、ロット
を直接長手方向に動かせるので有効である。
そのために本発明は、ピエゾモーターを走査トンネル顕
微鏡の探針の粗動機構に適用することにより、探針をZ
軸ピエゾ素子の駆動可能な範囲まで安全に近づける手段
を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、探針と、その走査部とを先端部に配置したロ
ッドからなる探針支持部において、該ロットの粗動機構
として、ピエゾモーターをロットと同心状に、且つ該探
針支持部に隣接するロット周囲に配設したこと、またこ
のピエゾモーターが、同心状の固定部材に固定され、且
つ上記ロット長手方向に沿い一定間隔で配置された2つ
の固定ピエゾ素子、およびこの固定ピエゾ素子の内、1
つの固定ピエゾ素子のロット側側面に、ロットに対向し
て取り付けられた、ロット長手方向にずれるシュアモー
ド型ピエゾ素子である駆動ピエゾ素子とからなり、各ピ
エゾ素子はそれぞれの駆動回路により駆動し、該ロッド
を長手方向に摺動させること、更に上記ロットが円柱、
または多角柱であり、この形状に対応して上記ピエゾ素
子の形状がそれぞれ円筒形、または該円筒形がロット長
手方向で分割された形状であることを特徴とする。
〔作用〕
走査トンネル顕微鏡においては、操作中心が操作中にず
れていく、所謂ドリフトしていく問題があり、探針によ
るスキャンはできるだけ早く終了させる必要がある。そ
のためロットの固有振動数を上げてスキャニングするに
際し、ロットの振動による影響を少なくしておく必要が
ある。ピエゾモーターによるとロットを堅く把持するの
でロットの固有振動数を従来の方式に比較して1桁上げ
ることができる。またピエゾ素子の移動量は、各素子の
圧電定数、大きさ、印加電圧により決まり、1サイクル
O,1μm程度は容易に移動しうる。
一般にピエゾ素子は、駆動回路により電圧を印加される
ことにより伸縮、ズレ(シュアモード)を生じる。本発
明のピエゾ素子は、第1図に示すように固定ピエゾ素子
7.9は伸縮ピエゾ素子を使用し、ロットに対して垂直
方向に伸縮するように配置し、その内固定ピエゾ素子7
には、駆動ピエゾ素子8をロッド側側面に取りつけ、固
定ピエゾ素子7を伸縮させることにより、駆動ピエゾ素
子8をロッド10に押しつけたり、離したりする。
駆動ピエゾ素子8は、シュアモードピエゾ素子で、ロッ
ト10に押しつけられた際、電圧を印加されると、ロッ
ト10を第1図におけるX、またはX゛方向摺動させる
ものである。
固定ピエゾ素子7.9は駆動回路により0n−Offで
駆動するものとしておけばよいが駆動ピエゾ素子8を高
電圧で操作するようにしておけば、印加電圧の最高値ま
での適当な値を印加することにより、ロットの移動量を
適宜の位置で停止させることが可能となる。したがって
探針と試料間のトンネル電流をモニターしていれば、駆
動ピエゾ素子8の移動量を制御することができる。これ
により、例えばZ軸ピエゾ素子の駆動範囲にまで、探針
を早く粗動させ、次いで微動により探針を更に試料に近
づけることができるので、従来のように探針を試料に衝
突させて探針を破損することがない。
〔実施例〕
第1図は本発明における探針の粗動機構を示す断面図、
第2図は本発明の探針の粗動機構の駆動メカニズムを示
す図である。
1は試料、2は探針、3はZ軸ピエゾ素子、4はX軸駆
動ピエゾ素子、5はY軸駆動ピエゾ素子、6はセラミッ
ク絶縁材からなる固定部材、7は固定ピエゾ素子、8は
駆動ピエゾ素子、9は固定ピニジ素子、10はロッド、
11は探針ホルダーを示す。
第1回に示すように、試料lに対向して探針2が配置さ
れ、探針2は探針ホルダー11に固定され、Z軸ピエゾ
素子3、X軸駆動ピエゾ素子4、Y軸駆動ピエゾ素子5
と共に、ロッド10と一体に形成されて探針走査部を形
成している。
またロッド10はピエゾモーターを構成する各ピエゾ素
子、即ち固定ピエゾ素子7.9、駆動ピエゾ素子8内に
配置され、これらの駆動の組み合わせにより、第1図に
示すX、またはX°力方向精密移動する。各固定ピエゾ
素子7.9の外周面は固定部材6に固定されており、固
定ピエゾ素子7のロッド側側面には駆動ピエゾ素子8が
取りつけられている。
次ぎに第2図、(a)〜(f)によりピエゾモーターの
駆動メカニズムについて説明する。
(a)まず固定ピエゾ素子7を駆動回路(図示せず)に
より、ロッド10に対して垂直方向に駆動させ、駆動ピ
エゾ素子8をロッド10に押しつけることによりロッド
10を把持する。
(b)次ぎに駆動ピエゾ素子8に電圧を印加し、ずれ駆
動させ、ロッド10を長手方向X方向に移動させる。
(C)(b)の状態で固定ピエゾ素子9に電圧を印加し
てロッド10に対して垂直に駆動させてロッド10を把
持しロッド10を固定する。
(d)固定ピエゾ素子7をOffにして、駆動ピエゾ素
子8をロッド10から離す。
(e)駆動ピエゾ素子8をOffにして元に戻す。
(f)固定ピエゾ素子7を再びOnにして、駆動ピエゾ
素子8を介してロッド10を把持する。
以上を1サイクルとして、さらに進める場合には上記の
動作を繰り返せばよい。また駆動ピエゾ素子8への印加
電圧の極性を変えることにより、ロッド10の移動方向
を第1図に示すX、またはX”方向に変えることができ
る。
このように粗動機構により探針を、探針走査部における
Z軸ピエゾ素子3の駆動範囲にまで持ってきた段階で、
探針走査部におけるxY軸駆動ピエゾ素子4.5を動作
させ試料1表面を走査すればよい。図示はしていないが
、探針2と試料1の間には適当なバイアス電圧が印加さ
れている。
また走査時にば、固定ピエゾ素子7をOnにしてロッド
10の固有振動数を上げておけば、安定して走査させる
ことができる。またZ方向の制御は微小ドライブ用ピエ
ゾ素子3を使用するのがよい。
〔発明の効果〕
走査トンネル顕微鏡において、探針をZ軸ピエゾ素子に
よる走査範囲にまで近づける粗動機構として、本発明で
はピエゾモーターを使用することにより、探針を試料に
衝突させることなく安全に近づけることが可能となった
。またZ軸ピエゾ素子と試料の間のトンネル電流をモニ
ターして制御することにより自動的に探針を試料に近づ
けることができ、モータードライブを可能とすることが
できる。
更にロッドを摺動させるのに、シュアモード型ピエゾ素
子を使用するので、ロッドを従来の如く円柱だけではな
く、多角柱、例えば3角柱、4角柱等のものでも採用す
ることができる。
また、探針の粗動機構としてピエゾモーターを使用する
ので、試料の加熱が必要な場合とか、スパフタリングし
たりする時に、探針の汚染を防止するため探針を本発明
の粗動機構により容易に試料から遠ざけることができる
更に本発明では、採針を任意の位置で堅固に固定できる
ので、システムの固有振動数をあげることができ、高速
走査が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における探針の粗動機構を示す断面図、
第2図は本発明における探針の粗動機構の駆動メカニズ
ムを示す図である。 1は試料、2は探針、3はZ軸ピエゾ素子、4はX軸駆
動ピエゾ素子、5はY軸駆動ピエゾ素子、6はセラミッ
ク絶縁材からなる固定部材、7は固定ピエゾ素子、8は
駆動ピエゾ素子、9は固定ピエゾ素子、10はロッド、
11は探針ホルダーを示す。 (a) (b) (C) (e) (f)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)探針と、その走査部とを先端部に配置したロッド
    からなる探針支持部において、該ロッドの粗動機構とし
    て、ピエゾモーターをロッドと同心状に、且つ該探針支
    持部に隣接するロッド周囲に配設したことを特徴とする
    走査トンネル顕微鏡。
  2. (2)上記ピエゾモーターが、同心状の固定部材に固定
    され、且つ上記ロッド長手方向に沿い一定間隔で配置さ
    れた2つの固定ピエゾ素子、およびこの固定ピエゾ素子
    の内、1つの固定ピエゾ素子のロッド側側面に、ロッド
    に対向して取り付けられた、ロッド長手方向にずれるシ
    ュアモード型ピエゾ素子である駆動ピエゾ素子とからな
    り、各ピエゾ素子はそれぞれの駆動回路により駆動し、
    該ロッドを長手方向に摺動させることを特徴とする請求
    項1記載の走査トンネル顕微鏡。
  3. (3)上記ロッドが円柱、または多角柱であり、この形
    状に対応して上記ピエゾ素子の形状がそれぞれ円筒形、
    または該円筒形がロッド長手方向で分割された形状であ
    ることを特徴とする請求項1、または2記載の走査トン
    ネル顕微鏡。
JP63012358A 1988-01-21 1988-01-21 走査トンネル顕微鏡 Pending JPH01187402A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330250A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Hikari Gijutsu Kenkyu Kaihatsu Kk 走査トンネル顕微鏡
JP2004004060A (ja) * 2002-04-26 2004-01-08 Jeol Ltd 移動ステージ装置及び走査形プローブ顕微鏡
CN106597025A (zh) * 2015-10-16 2017-04-26 中国科学院合肥物质科学研究院 嵌套压电管驱动多维可脱离压电马达及扫描探针显微镜
CN106645802A (zh) * 2015-10-30 2017-05-10 中国科学院合肥物质科学研究院 通过杠杆扫描的高精度压电扫描器及其扫描探针显微镜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61182112A (ja) * 1985-02-06 1986-08-14 Rion Co Ltd 精密変位駆動装置

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