JPH01187365A - 発電機兼始動電動機 - Google Patents

発電機兼始動電動機

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JPH01187365A
JPH01187365A JP1126388A JP1126388A JPH01187365A JP H01187365 A JPH01187365 A JP H01187365A JP 1126388 A JP1126388 A JP 1126388A JP 1126388 A JP1126388 A JP 1126388A JP H01187365 A JPH01187365 A JP H01187365A
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JP
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gear
generator
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angular velocity
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JP1126388A
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Inventor
Akira Morishita
森下 暸
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エンジンの出力軸と発電機兼始動電動機と
の間に歯車式無段変速機を設けて、始動発電機の小形化
を図った発電機兼始動電動機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のスタータダイナモ装置に関しては、たとえば実開
昭59−30563号公報により開示されている。これ
はスタータダイナモがバッテリに接続されると、回転力
を発生する。この回転力はチェーンホイールを介してエ
ンジンに伝達され、エンジンが始動付勢(クランキング
)される。
エンジンが始動されると、スタータダイナモがチェーン
ホイールを介して逆付勢され、高速度回転し、バッテリ
を充電するのに必要な電源電圧を発生する。
このようなスタータダイナモ装置においては、エンジン
のクランクシャフトとスタータダイナモ装置間の減速比
(増速比)が一定であり、発電機用にこの減速比を設定
すると、始動電動機は高トルクのモータが必要になり、
大きなモータになる。
そこで、−船釣に始動電動機とクランクシャフトに対し
、15倍位の減速がなされており、低トルク、小形のモ
ータでも成立し得るようになっている。
第15図は実開昭59−79560号公報により開示さ
れた無段変速装置を使用した従来のスタータダイナモ”
A Mのブロック図であり、図において、lはエンジン
、2はエンジン1のクランク軸、3はクランク軸2によ
って回転力が係合されるスタータダイナモである。
5はスタータダイナモ3を駆動し、またはスタータダイ
ナモ3により充電されるバッテリ、6は電源スィッチ、
7はスタータダイナモ3を始動させる押釦スイッチであ
る。
8は無段変速装置であって、エンジン1のクランク軸2
とスタータダイナモ3の回転軸9との間に装着されてい
る。10はこの無段変速装置8の減速比を変えて、その
出力回転速度を制御する制御装置である。
次に動作について説明する。まず、スイッチ6が閉成さ
れ、次に押釦スイッチ7が閉成されると、スタータダイ
ナモ3にバッテリ5の電源電圧が印加される。
これにより、スタータダイナモ3が回転力を発生し、無
段変速装置8を介してエンジン1がクラッキングされる
。このクランキング時の無段変速装置8の動作は、まず
制御装置10の作用により最大減速比の位置にセントさ
れて始動する。
エンジン1の付勢回転数が遅くて不完全始動状態となり
、追い打ち始動が必要なときは、この状態を図示しない
センサで検知して、制御装置lOにより減速比が低めら
れ、回転速度が速くなり、クランキングが完全になされ
る。エンジン1のクランキングが完了すると、押釦スイ
ッチ7が開かれる。
また、エンジンlの回転速度が変動しても、制御装置1
0の作用により、スタータダイナモ3の回転速度が一定
となってスタータダイナモ3の発生する電圧が一定とな
り、この電圧によって直接バッテリ5が充電される。
〔発明力(解決しようとする課題〕
従来のスタータダイナモ装置は以上のように構成されて
いるので、制御装置10として特別のものが必要である
という問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためにな・された
もので、始動時に減速比が大きくでき、始動電動機の小
形化が図れる発電機兼始動電動機を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る発電機兼始動電動機は、エンジンの出力
軸と発電機兼始動電動機間に内部自動制御機能を有する
歯車式無段変速機を設けたものである。
〔作 用〕
この発明においては、歯車式無段変速機は負荷により自
動的に減速比が変動し、歯車式無段変速機に加わるトル
クが大きくなると自動的に減速比が大きくなり、かつ発
電機兼始動電動機が発電機として作動するときは自動的
に減速比が小さくなる。
〔実施例〕
以下、この発明の発電機兼始動電動機の実施例について
図面に基づき説明する。第1図はその一実施例の構成を
示すブロック図である。この第1図において、100は
エンジン、200はこのエンジン100の出力軸である
クランクシャフト101と発電機兼始動電動機300と
の間に設けられた歯車式無段変速機である。
この歯車式無段変速機200は、第2図ないし第5図に
示すように構成されている。第2図はその断面図であり
、第3図は第2図のm−m線の断面図、第4図は第3図
のIV−IV線の断面図、第5図は第2図の■−v線の
断面図である。
これらの第2図ないし第5図において、21は外箱であ
り、第1図の発電機兼始動電動機の機枠(図示せず)に
固定されている。機枠は発電機兼始動電動機100の回
転子301を保持するようにしている。
この外箱21の中央部には、軸受22,23が保持され
ている。軸受22には入力軸25が回転自在に支承され
ている。入力軸25の一端はエンジン100のクランク
軸101に直結されている。
一方、軸23には、上記発電機兼始動電動機300の回
転子301が回転自在に支承されている。
24は外箱21に固着され、常時静止している入力中心
歯車であり、また、26は上記人力軸25に両端が固着
され、この入力軸25と一体に回転される人力フレーム
であり、1対の軸受27を保持しており、両端の1対の
第1の回転規制穴28が設けられている。
29は両端が人力フレーム26に固着された第1のばね
かけピン、30は1対の軸受27,27に回転自在に支
承されている人力遊星軸で、入力非円形&星歯車312
.31bを固着している。
32は人力遊星歯軸30に固着され、入力中心歯車24
とかみ合う人力遊星歯車、33は1対の軸受34を介し
、人力軸25に回動可能に支持された出力フレームで、
1対の軸受35を保持しており、両端に1対の第2の回
動規制穴36が設けられている。
37は出力フレーム33に両端部が固着された第2のば
ねかけピンである。第2の回動規制穴36には、第1の
ばねかけピン29が通されており、第2のばねかけピン
37はその両端部が第1の回動規制穴28に挿入されて
いる。
38は1対の捩り弾性部材で、この例では渦巻ばねを用
いており、第1のばねかけピン29と第2のばねかけピ
ン37との間にそれぞれ装着され、入力軸25を中心と
する捩り弾性トルクを、入力フレーム26と出力フレー
ム33との間に作用させている。
39は軸受35.35により回転自在に支承されている
出力遊星軸で、出力非円形遊星歯車40aおよび40b
を、それぞれ一方向クラッチ機能付軸受41を介して支
持しており、軸端には、出力遊星歯車42が固着されて
いる。
前述した回転子301は一端側が軸受23を介して回転
自在に支承されており、その端部に備えた軸受44によ
り人力軸25の一端を支持している。
45は回転子301に固着された出力中心歯車で、出力
遊星歯車42と噛合している。46aと46bはそれぞ
れ軸受47を介して入力軸25に回転自在に支持された
非円形中心歯車で、人力非円形遊星歯車31aと31b
に噛み合っており、かつ出力非円形J!両歯車0aおよ
び40bにそれぞれ噛み合っている。
第3図では、入力軸25を支点軸として、入力フレーム
26と出力フレーム33とが相対的に回動できる構造で
あることを示している。この例では、第3図にαで示し
である回動角が0から0.415πラジアンまで変化す
る範囲で回動可能としている。
両フレーム26と33は、これらの間に捩り弾性部材3
8による以外には、外部回動トルクが作用していない状
態では、第1のばねかけピン29に第2の回動規制穴3
6の一方の端が押し付けられた位置をとり、α−βwi
nである状態を保つようにされている。
この状態では、第2のばねかけピン37も第1の回動規
制穴28の一方に押し付けられた位置をとっており、両
フレーム26と33の回動関係位置が、α−β1nとな
るように規制している。
角度αがβminより小さい値となるのは、捩り弾性部
材38による涙り弾性トルクに抗する何らかの外部回動
トルクが入力フレーム26と出力フレーム33との間に
作用するときであって、その外部回動トルクと涙り弾性
部材38に与えであるトルク特性とによって、回動角α
は変化する。
外部回動トルクが捩り弾性部材38の涙り弾性トルクの
最小値より大で、その最大値より小なるときは、β−i
n >α〉0なる回動角となり、外部回動トルクが捩り
弾性部材38の捩り弾性トルクの最大値を越えるときは
、第1のばねかけピン29に第2の回動規制穴36の他
の一方の端部が押し付けられる位置まで回動して、α=
0である状態となるようにされている。
この状態では、第2のばねかけピン37も第1の回動規
制穴28の他の一方の端部に押しつけられる位置まで回
動していて、やはり回動関係位置が、α−0となるよう
に規制している。
このように構成された歯車式無段変速機200において
、入力非円形遊星歯車31a、31bおよび出力非円形
遊星歯車40a、40bは、非円形歯形仕様に関しては
、すべてが同一である。
また、非円形中心歯車46aと46bとの非円形歯形仕
様は同一で、各非円形遊星歯車とは別である。したがっ
て、この歯車式無段変速機には、都合2種類の非円形歯
形をもつ歯車を噛み合わせた非円形歯車対が用いられて
いる。
第6図および第7図では、前述の非円形歯車対のIMl
を取りあげて説明している。第6図および第7図には、
非円形中心歯車46aと、人力非円形遊星歯車31aと
を示しているが、それぞれは上記2種類あるうちの各同
一仕様歯車を代表している。
この非円形歯車対は、たとえば、特願昭60−1065
24号、あるいは特願昭60−275540号に示され
た非円形歯車の特徴を備えているもので、非円形中心歯
車46aの角速度ω1に対する入力非円形遊星歯車31
aの角速度ω8の比率の絶対値1ωt/ω11には、第
8図に示したグラフのように、非円形中心歯車の角変位
θの所定の範囲において、この角変位θに関する指数関
数的な変化特性が与えられている。
この変化特性F(θ)は次のような指数関数式で定まる
ようになっている。
F(θ)=l alt/ ωll = 6−”°a −
F (0)ここで、F(0)は基準角速度比、Kは常に
正値を与える角速度変調係数で、ともに装置の設計上で
任意に選び得る値である。
ちなみに、第6図に示される例では、角変位θの範囲0
〜πラジアン、F(0)  −1,386、K =0.
2206ラジアンー1である。式中のeは自然対数の底
である。
なお、第6図の各非円形歯車は、たとえば、部分的に図
示されているような、インボリュート形歯車が全周に刻
み込まれているのであるが、噛み合った歯車の角速度、
あるいは伝達トルクなどの関係は、噛み合いピッチ曲線
によって支障なく説明できるため、第6図およびその他
の図についても歯形の図示の一部、または全部を省略し
、噛み合いピンチ曲線のみで示している。
次いで、上記のような非円形歯車対の角速度比の特徴か
ら導くことができる独特の角速度変調作用を説明する。
第9図および第10図は第2図ないし第5図で示した歯
車式無段変速装置200における角速度変調作用をなす
要素機構の正面図および側面断面図である。
この第9図および第1O図では、すでに第6図、第7図
で説明した非円形歯車対に出力非円形遊星歯車40aを
加えた関係を示している。
ここで、非円形中心歯車46aと人力非円形遊星歯車3
1aとが噛み合ってなる歯車対を第1次用達度変調手段
と呼び、非円形中心歯車46aと出力非円形遊星歯車t
Oaとが噛み合ってなる歯車対を第2次用達度変調手段
と呼ぶことにする。
第1次用達度変調手段は、非円形中心歯車46aの角速
度ω1に対する入力非円形遊星歯車31aを固着させた
入力遊星軸30の角速度ω:の比率を定める手段であり
、この比率を第1次用達度比と呼ぶことにする。
第2次用達度変調手段は、上記角速度ω1に対する出力
非円形遊星歯車40aが一方向クラッチ機能付軸受41
を介して直結駆動する出力遊星軸39の角速度ω、の比
率を定める手段であり、この比率を第2次周速度比と呼
ぶことにする。
第1次用達度変調手段が、上記第6図ないし第8図で説
明したものであると同様に、第2次用達度変調手段も単
独では、第6図ないし第8図での説明が適用できる。
しかしながら、ここで注目すべきは、第9図に示すよう
に、入力軸25の位置を基準にして、人力遊星軸30の
位置に対して出力ii軸39が中心角π−αラジアンの
位置に配置されていることである。
出力非円形遊星歯車40aは非円形中心歯車46aの周
囲で、この歯車46aとの噛み合いが、中心角πラジア
ンごとに同じ関係に戻るため、π−αラジアンは実質−
αラジアンの中心角を与えたのと等価である。
したがって、第1次用達度変調手段が、非円形中心歯車
46aの角変位θで噛み合い状態にあるとき、第2次用
達度変調手段は上記角変位θ−αでの噛み合い状態とな
っている。
このような状態にあるため、第1次用達度比1ω2/ω
11がすでに説明したのと同様に、指数関数式〇−M′
θ・F (0)なる値のとき、第2次周速度比1ω、/
、、J、lが、指数関数式e1°”−” ・F(0)な
る値になっている。
この状態において、入力遊星軸30の角速度に対する出
力遊星軸39の角速度の比率ω、/ω2は、上記第1次
用達度比に対する上記第2次周速度比の除算商として、
角変位θと基準角速度比F(0)とは消去され、上記係
数にと上記回動角αとのみによる指数関数式eK−aな
る値をとる。
上記最終式は、この歯車式無段変速機200に備えられ
た角速度変調作用をなす要素機構の特徴を示している。
この要素機構とは、1個の非円形中心歯車と2個の非円
形遊星歯車との組合わせでなる第9図および第1O図で
示したような非円形歯車機構である。
第2図ないし第5図による歯車式無段変速機200には
、上記要素機構の2組が用いられており、その第1MI
の要素機構は第9図、第1θ図に示す3個の各非円形歯
車46a、31a、40aによるもので、その第2組の
要素機構は非円形中心歯車46b、入力非円形遊星歯車
31b、出力非円形遊星歯車40bの各非円形歯車によ
るものである。
この歯車式無段変速機200は以上説明したように、指
数関数的な角速度変調機能のある要素機構が備わってお
り、この歯車式無段変速機200はこの要素機構の複数
組を組み合わせ、回動角αの値を手動または自動にかか
わらず、可変制御できる構造とし、角速度比の繰返し変
化パターンの中から特定値のみを選択して取り出すため
の一方向クラッチ機能が付加されて、構成されている。
すなわち、すでに説明したように、入力フレーム26と
出力フレーム33とが相対的に回動可能な構造になって
いるのが、αの可変制御手段である。
この可変w制御手段は、上記第1Miと第2組の複数の
要素機構に共通に機能する。
なお、上記両フレーム26と33との間に所定の弾性特
性を与えたり、捩り弾性部材38を配置し、回動角αを
自動制御する方式がとられている。
次に、入力遊星軸30に固着されている第1組と第2組
の人力非円形遊星歯車31aと31bには、第3図に示
したように、π/2ラジアンの回転位相角差が与えられ
ている。
ここで、第1組の要素機構による角速度比ω、/ω2の
値を関数G + (θ)で表わし、第2&Hの要素機構
による角速度比ω、/ω2の値を関数G!(θ)で表わ
すとき、G2(θ)”G+(θ+β)なる関係を保つよ
うにしである。
上式のβは入力aX軸30上での上記回転位相差角π/
2ラジアンを、入力軸25上での非円形中心歯車46a
と46bの回転位相差角に置き換えたもので、その値は
人力軸25の角変位θの関数で与えられる。
第2図の例では、βの最小値β−inが、0.415π
ラジアンである。このように、要素機構の複数組を組み
合わせて使用することで、角速度比ω、/ω。
の一定値の連続化が達成される。
上記複数の要素機構によって得られる複数の角速度比の
変化パターンの中から、特定値のみを選択する手段は、
一方向クラッチ機能で達成させる。
第2図ないし第5図で、第1組と第2組の出力非円形遊
星歯車40aと40bに現われるω2基準の角速度比が
θの値によって異なる値をとっているとき、どちらか一
方の角速度比による角速度のみを出力軸39に伝達する
ように、一方向クラッチ機能付軸受41が選択する。
選択方向の設定は、図示の回転方向において、出力非円
形遊星歯車40a、40bから出力遊星軸39へ向って
のみ回転動力を伝達するようになされているので、角速
度比の高い値のみを、出力遊星軸39の駆動に寄与させ
、低い値は、一方向クラッチ機能付軸受41の空転で上
記駆動には寄与しないようになされている。
ここまでの説明は、入力遊星軸30と出力遊星軸39と
の間の角速度ω、/ω2に関係する角速度変調作用を主
体にしたものであった。これは第2図ないし第5図にお
いて、入力遊星歯車32、入力中心歯車24および出力
遊星歯車42、出力中心歯車45を、とりあえず省いた
機構を想定し、人力遊星軸30と出力遊星軸39の回転
成分角速度のみを考えたものと云える。
これにより、前述の角速度比ω、/ω8に基づいて回動
角αの範囲0から0.415 πラジアンにおいて、入
力遊星軸30と出力遊星軸39とが等角速度で回転する
状態(α=O)から1.333倍の角速度比が現われる
状態(α=0.415 πラジアン)まで、回動角αの
無段階中間設定値に対応して無段階の中間角速度比が現
われる。
第2図ないし第5図に示される構造の歯車式無段変速機
200において、入力軸25と回転子301との角速度
の関係は、この歯車式無段変速機200の一形式をとっ
て構成されているため、前記角速度比ω3/ω2の特性
から変換して求めることができる。
すなわち、角速度比ω、/ω、の特性は、一般に、T!
星歯車機構の回転速度計算手法として使われるキャリア
固定(この例では、フレーム固定)での角速度比である
第2図ないし第5図の例において、人力中心歯車24と
入力遊星歯車32との歯数比および出力中心歯車45と
出力遊星歯車42との歯数比は、任意に設定可能である
これらの歯数比は、歯車式無段変速a200の入力軸2
5と回転子301の回転速度比の絶対値を固定的に整合
させる手段として有効な意味をもち、また、自動制御の
特性設定上で、伝達トルクと捩り弾性部材38の弾性特
性とに関係して定数的な影響を及ぼすものであるが、歯
車式無段変速機200が備える角速度可変機能の木質に
影響するものではない。
第2図では、入力中心歯車24と人力遊星歯車32との
歯数比は1対1で、出力中心歯車45と出力遊星歯車4
2との歯数比も1対1である。入力軸角速度ω直に対す
る出力角速度ω、(回転子301の角速度)の比率は、
−船釣な方法に準じて作成し、次の構成機素の角速度対
比素から求められる。
構成各機素の用達凌対比表 (単位 ラジアン/秒) 丁↑ ω盈ω工 すなわち、第2図ないし第5図の歯車式無段変速機の入
力軸25と回転子301の角速度比ω、、/ω1は、回
動角αの関数として、−(θ1°a−1)なる値に定ま
り、第11図のグラフに示したような特性になる。横軸
回動角αのOから0.45πラジアンの範囲において、
入力軸25の角速度ω、が如何なる値であっても、回転
子301の角速度ω。
は0である状Li(α=0)から−0,333倍の角速
度比が現われる状態(α−0,415πラジアン)の間
で、連続無段階でωU/ω1の値が定まる。
第2図ないし第5図において、ω五は入力軸25゜入力
フレーム26.出力フレーム33.捩り弾性部材38の
角速度および入力遊星軸30.出力遊星軸39の公転成
分角速度を示す。
ω2は入力遊星軸30.入力非円形′i!i星歯車31
a、31b、人力遊星歯車32の自転成分角速度を示す
ω、は出力遊星軸39.出力遊星歯車42の自転成分角
速度を示す。
ω、は回転子301.出力中心歯車45の角速度を示す
、また、Cは非円形中心歯車46a、46bの自転成分
の回転方向を示している。
次に、回動角αが自動制御される作用を説明する。第1
2図は第2図に示した装置が第1図のエンジン100の
動力を負荷装置、すなわち、回転子301側に伝達して
いる状態でのトルクの平衡に関する説明図である0図中
の48は入力端、49は出力側、50は上記各装置を固
定して設置している共通ベース、lで示す直線は各装置
の共通回転軸線、τ直およびτ工は共通回転軸線lに関
するこの装置の人力および出力トルク、mとnで示す閉
曲線のそれぞれは、入力トルクτ、に関して力学的平衡
が保たれている径路と出力トルクτ1に関して力学的平
衡が保たれている径路である。
入力側48は人力軸25をトルクτ、で駆動するとき、
これに均衡する反作用トルク−τ、を共通ヘース50に
与えている。この作用、反作用トルクは、入力フレーム
261人力遊星軸302人力a星歯車321人力中心歯
車24.外箱21を経由する閉曲線mの径路で平衡して
いる。
一方、回転子301は出力側49をトルクτ。
で駆動するとき、これに均衡する反作用トルク−で工を
出力中心歯車45.出力遊星歯車42゜出力遊星軸39
を経て、出力フレーム33に与えてい′る。
出力側49に与えたトルクτ1は共通ベース50・から
外箱21.入力中心歯車24.入力遊星歯車32、入力
遊星軸30を経て入力フレーム26に作用している。こ
のように、入力と出力との両フレーム26と33との間
には、出力トルクτ、に相当する回動トルクが作用し、
結果的には、この両フレーム間に意図的に装架されてい
る捩り弾性部材38の捩り弾性トルクが、τ、と均衡す
ることによって、閉曲線nの径路での作用、反作用トル
クが平衡する。
回動角αは出力トルクτ。によって自動制御され、その
値は捩り弾性部材38にあらかじめ任意に与えておくこ
とができる捩り弾性トルクの特性にしたがって定まる。
第13図は模り弾性部材38に与える涙り弾性トルクの
回動角αに関する変化特性の一実施例を示したグラフで
ある。
また、第14図は第11図と同じ入力軸25と回転子3
01の角速度比の特性グラフであるが、出力トルクの値
による上記入出力軸角速度比の自動制御特性を示してい
る。
これが第2図ないし第5図の歯車式無段変速機の無段変
速機能を外部接続端子である入力軸25と回転子301
の動力学的作用で実際的に表わした特性曲線である。
この第14図における横軸の出力トルクは、すなわち、
この発明の発電機兼始動電動機を用いて駆動するエンジ
ン1のリングギヤ(図示せず)からビニオン(図示せず
)にかかる負荷トルクであり、負荷トルクの刻々の変動
値に対応して連続無段階に人力軸25と回転子301と
の角速度比が制御されることを示している。この負荷ト
ルクがこの実施例で35kg−m以上のところでは、入
力軸25の角速度ω、の値如何にかかわらず、回転子3
01の角速度ω、は0となっている。
なお、前述した構成のものでは、捩り弾性部材38の具
体例として、渦巻ばねを示しているが、これは渦巻ばね
に限定されるものではなく、入力フレームと出力フレー
ムに涙り弾性トルクを与える他の弾性部材の単体または
弾性を与える構成体などを用いてもよい。
また、上記実施例では、捩り弾性部材38を2個用いて
いるが、これは単数、複数いずれかに限定されるもので
はない。
さらに、前述の構成例での入力フレーム26と出力フレ
ーム33の形状においても、入力遊星軸30または出力
遊星軸39を支持する機能をはじめ、前述の説明にある
と同様に機能するものであれば、異なる形状であっても
適用できるものである。
マタ、入力フレーム26と出力フレーム33の回動角α
を規制するのに、上記構成例では、第1゜第2の各ばね
かけピンと第1.第2の各回動規制穴を用いたが、この
ような回動2部材の回動角を規制するための数多い公知
構造の中から別の構造を選択して用いてもよく、上記構
成例と同様の効果があげられる。
この歯車式無段変速機200に用いる非円形歯車につい
て、上記構成例では、第6図に示すものを用いたが、多
数の中の一例を示したにすぎない。
目的達成に有効な非円形歯車の形状には、たとえば、特
願昭61−113005号公報による角速度変調装置を
構成し得るものなども、すべて含まれ、その基本的な形
状要件は、たとえば、特願昭60−106524号およ
び特願昭60−275540号に示されているものが対
象であり、これらのすべてが有効である。
この発明はこのような負荷変動に応じて自動的に減速比
が調整される歯車式無段変速機200を用いているもの
であるから、発電機兼始動電動機によりエンジン100
を始動させるときのように、歯車式無段変速機200に
加わるトルクが大きくなると、この歯車式無段変速[2
00は自動的に減速比が大きくなる。
また、エンジン100が始動して、発電機兼始動電動機
300が発電機として作動するときは、エンジン100
から歯車式無段変速Ia200に加わる伝達力は小さく
なり、その減速比が自動的に低下する。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、エンジンと発電機兼始
動電動機との間に負荷変動に応じて自動的に減速比が制
御される歯車式無段変速機を設けるように構成したので
、始動時に減速比を大きくでき、発電機兼始動電動機を
小形にできるとともに、歯車式無段変速機に加わるトル
クに応じて変速比が自動的に変わることから、特別な制
御装置も不要となり、全体としての構成を簡略にでき、
ひいては安価にできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による発電機兼始動電動機
のブロック図、第2図は同上実施例における歯車式無段
変速機の断面図、第3図は第2図のm−m線に沿って切
断して示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
って切断して示す断面図、第5図は第2図のv−■線に
沿って切断して示す断面図、第6図は第3図の歯車式無
段変速機における非円形歯車対を示す正面図、第7図は
第6図の■−■線に沿って切断して示す断面図、第8図
は第6図の非円形歯車対の角速度比に関する曲線図、第
9図は同上歯−車代無段変速機の角速度変調作用をなす
要素機構を示す正面図、第10図は第”9図のX−x″
gに沿って切断して示す断面図、第11図は第2図の歯
車式無段変速機の入力軸と回転子との角速度比を示す曲
線図、第12図は第2図の歯車式無段変速機の動力が第
1図の回転子側に伝達している状態でのトルクの平衡に
関する説明をするための歯車式無段変速機の断面図、第
13図は第2図の歯車式無段変速機における捩り弾性部
材に与えられている捩り弾性トルクの特性図、第14図
は第2図の歯車式無段変速機の出力トルクによる入力軸
と回転子との角速度比の自動制御特性を示す曲線図、第
15図は従来のスタータダイナモ装置のブロック図であ
る。 100・・・エンジン、101・・・クランクシャフト
、200・・・歯車式無段変速機、300・・・発電機
兼始動電動機、301・・・回転子。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  エンジンの始動時、エンジンの出力軸に連係された回
    転子をバッテリからの電力により回転して上記エンジン
    を始動し、上記エンジンの始動後上記回転子を上記エン
    ジンの出力軸により回転して発電し、上記バッテリに電
    力を供給する発電機兼始動電動機において、上記出力軸
    と上記回転子との間に負荷変動に応じて減速比が制御さ
    れる内部自動制御機能を有する歯車式無段変速機を設け
    たことを特徴とする発電機兼始動電動機。
JP1126388A 1988-01-20 1988-01-20 発電機兼始動電動機 Pending JPH01187365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02264153A (ja) * 1989-04-04 1990-10-26 Honda Motor Co Ltd エンジンの起動装置および起動方法
JPH0634169U (ja) * 1992-10-07 1994-05-06 株式会社丸山製作所 バッテリ充電装置
JPH11182279A (ja) * 1997-12-16 1999-07-06 Nissan Diesel Motor Co Ltd ハイブリッド車両のエンジン始動装置

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