JPH01186843A - 新規エステル化合物 - Google Patents

新規エステル化合物

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JPH01186843A
JPH01186843A JP63007245A JP724588A JPH01186843A JP H01186843 A JPH01186843 A JP H01186843A JP 63007245 A JP63007245 A JP 63007245A JP 724588 A JP724588 A JP 724588A JP H01186843 A JPH01186843 A JP H01186843A
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Japan
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acid
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ester compound
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ester
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JP63007245A
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Tsuratake Fujitani
貫剛 藤谷
Yoshifumi Fujitani
藤谷 嘉文
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New Japan Chemical Co Ltd
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New Japan Chemical Co Ltd
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高フッ素含量の新規なエステル化合物に関す
る。
[従来の技術] 近年、需要の伸長している耐熱性の熱可塑性樹脂の成形
に際しては、その熔a温度が高いため、特別な滑剤を必
要としており、現在、フッ化エチレンのオリゴマーが多
く用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記の化合物は極性に乏しく、溶解性等の特性
上間°題があった。このため、フッ素化アルコールのエ
ステル化合物が検討されているが、フッ素含量、分子量
等の不足のため、期待する物性は得られていない。
−本発明者らは、上記問題を解決するために種々検討の
結果、当該エステル化合物の酸成分として1.2,3.
4−ブタンテトラカルボン酸(以下rBTcJと略称す
る。)に着目した。
BTCは4つのカルボキシル基をほぼ最小の分子量で有
する有機酸゛である。これにフッ素化アルコールを作用
させてエステル化合物とすれば、分子量が充分に大きく
、かつ高フッ素含量のエステルとなる。
更に、酸成分に対するフッ素化アルコールの配合比率を
適宜選択することにより、分子量及びフッ素含量を必要
に応じた数値に設定でき、所望の特性を得ることができ
る。
即ち、本発明は、耐熱性滑剤や繊維処理剤等として有用
な文献未記載の新規なフッ素含有エステル化合物を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るエステル化合物は、一般式(I)で表わさ
れることを特徴とする。
(I) (式中、k、/Sm、nはO〜3の整数を表わし、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。ただし、それ
らのすべてがOであることはない。albSc、dはO
又は1を表わし、それぞれ同一でありても興なっていて
もよい。ただし、それらのすべてがOであることはない
。) 当該化合物は、例えば以下の方法により調製される。即
ち、 (1)酸成分としてのBTC類と、アルコール成分とし
ての一般式(n)で表わされるフッ素化アルコールとを
常法に従ってエステル化する。
H(CF20F2 )pC820H(II)(式中、p
は1′〜3の整数を表わす。)ここで、BTC類とは、
BTC及び当該−無水物もしくは二無水物、並びにそれ
らとメタノール、エタノール、プロパツール、イソプロ
パツール、ブタノール、イソブタノール等に例示される
炭素数1〜4の低級アルコールとのモノエステル、ジエ
ステル、トリエステル、テトラエステル等の総称である
(2)BTCの低級アルコールエステルを当該フッ素化
アルコールを用いてエステル交換する。
フッ素化アルコールの添加量は、いずれの方法において
も、目的とするエステル中のエステル基の数に応じて適
宜選択され、具体的にはBTC類中のカルボキシル基当
り1.0〜3.0倍当量程度、好ましくは1.05〜2
.0倍当量程度用いて、反応を行う。
触媒としては、一般にエステル化触媒若しくはエステル
交換触媒として用いられる化合物であれば足り、具体的
にはアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、酸
化物、炭酸塩、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸類、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機スルホ
ン酸、酸性白土、硫酸バンド、シリカアルミナ、γ−ア
ルミナ、リンタングステン酸、リンモリブデン酸等の固
体酸触媒、三フッ化ホウ素、塩化亜鉛、塩化スズ等のル
イス酸や、酸化スズ、酸化チタン、ジブチルスズオキシ
ド等の金属酸化物及びこれらの低級アルコールとのフル
コキシド、Na、に、Ca1M9、ZnSPb等の脂肪
酸カルボン酸塩及びその低級アルコールとのフルキシド
等が有効である。
触媒の添加量は、BTC類に対し0.001〜50m!
量%程度、好ましくは0.01%〜10%程度である。
反応温度は、−殻内に約30〜300℃、好ましくは約
6Q〜200℃である。
反応は、常圧下のみならず、必要に応じて減圧下若しく
は加圧下で進行させることができ、通常、1〜20時間
で完結する。
エステル化反応の場合には生成水を、又、エステル交換
反応の場合には低級アルコールを回出除去しながら反応
を進行させることが望ましい。この場合、必要に応じて
ベンゼン、トルエン、キシレン等のエントレーナーを使
用することは有効である。
反応終了侵、触媒を中和、水洗、濾過等の適切な処理に
より除き、更に過剰のアルコールを減圧下トッピングし
て目的生成物を得る。
かくして得られたエステル化合物は、耐熱性滑剤、磁気
記録媒体用潤滑剤、防水、防汚性繊維等各種繊維の繊維
処理剤、紙、皮革等の表面処理剤、防汚性塗料、カーワ
ックス等の各種ワックス類、印刷インキ添加物、粘着テ
ープの背面処理剤、離型剤、プラスチック類用の流動性
改良剤、耐煮沸性向上剤、防曇性付与剤等として有用で
ある。又、部分エステル類は、上記用途に加え、エポキ
シ樹脂硬化剤、含フッ素系界面活性剤としての一般的用
途、例えば、消泡剤、乳化剤、金属又は顔料の表面処理
剤等として用いられる。
[実施例] 以下に実施例を掲げ、本発明の詳細な説明する。
実施例1 デカンタ−を取り付けた11四ツロフラスコに、BTC
23,49(0,1モル)と18,1H。
7日−ドデカフルオロ−1−ペンタノール160g(0
,48モル)及びp−トルエンスルホン酸2gを入れ、
加熱しながら攪拌した。液温190℃において還流し、
生成水を除去しつつ反応を継続すると、当初分散状態で
あった液は均一な液となった。更に、加熱しながら理論
量の水が生成するまで反応を継続した。このときの溶液
の酸価は2.1であった。斯かる反応混合物にトルエン
と酸価に対して1.1倍当量の水酸化カリウムのメタノ
ール溶液を加え、60〜70℃で30分間攪拌し中和し
た。これに熱水を加え、3回水洗した侵、トッピングし
て目的とするエステル142g(収率95%)を得た一
当該エステルはケン化価149.5(理論値150.6
>、酸価0.5、融点86.5〜88.0℃であった。
このものの元素分析値を以下に示す。又、NMR(d5
−アセトン)及び赤外吸収スペクトル(KBr法)を第
1図、第2図として夫々掲げる。
実測値(%)  理論値(%) C29,129,02 H1,21,21 0B、7     8.59 F    61,0    61.18C36H180
8F1a 実施例2 実施例1と同様の四ツロフラスコにBTCのブトラメチ
ルエステル29.09 (0,1モル)と18、IH,
7H−ドデカフルオロ−1−ヘプタツール160g(0
,48モル)及びナトリウムメチラート29を入れ、1
00℃に加熱しながら攪拌した。留出するメタノールを
招去しつつエステル交換反応を行ない、メタノールの留
出が遅くなった後は若干減圧してメタノールの除去を促
進した。反応の追跡はNMRのメチル基のピークの消失
により行なった。こうして得られた反応物をトルエンで
希釈し、熱水にて3回水洗後、トッピングして目的とす
るエステル1449(収率97%)を嚇た。このものの
ケン化価は152(理論150.6>、酸価は0.1以
下、フッ素含量は60.9%(理論61.2%)であっ
た。
実施例3 フッ素化アルコールとして、1H,1H,5H−オクタ
フルオ口−1−ペンタノール112g(0,48モル)
を用いた以外は実施例2と同様にしてエステル交換した
ところ目的とするエステルが1039(収率95%)得
られた。当該エステルのケン化価は207(理論205
.9> 、酸価は0.1以下であった。このものの元素
分析値を以下に示す。
実測Wi(%)  理論fifi(%)C31,030
,85 H1,81,65 011,611,74 F     55.6     55.76028H1
808F32 実施例4 フッ素化アルコールとして、1H,1H,3H−テトラ
フルオロ−1−ペンタノール127g(0,98モル)
を用い、反応温度を90℃とした以外は実施例2と同様
にしてエステルを調製した。このときの収量は62g(
収率90%)であった。又、得られた目的物のケン化価
は327(理論値325.2>、酸価0.1以下であっ
た。
このものの元素分析値を以下に示す。
実測Wi(%)  理論1![(%) C34,734,80 1−12,72,61 018,618,55 F    44.0    44.04020H180
8F16 実施例5 BTC二無水物19.89 (0,1モル)及びIH,
1H,7H−ドデカフルオ0−1−ヘプタツール66.
49 (0,2モル)を原料として、160℃の温度条
件下、30分間撹拌して半エステル化し、均一に溶融し
たジカルボキシジエステル化合物を93%の収率で得た
。当該生成物のケン化価は258(理論値260.3>
、中和価は132(理論fl1130.1>であった。
このものの元素分析値を以下に示す。
実測値(%)  理論値(%) C30,730,65 H1,81,62 014,914,85 F    52,6    52.880228140
8 F24
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られたエステル化合物のNMR
(d6−アセトン)スペクトルを、第2図は、当該化合
物の赤外吸収スペクトルCKBr法)を夫々示す。 特許出願人 新日本理化株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )で表わされることを特徴とする新規
    エステル化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、k、l、m、nは0〜3の整数を表わし、それ
    ぞれ同一であつても異なつていてもよい。ただし、それ
    らのすべてが0であることはない。a、b、c、dは0
    又は1を表わし、それぞれ同一であつても異なつていて
    もよい。ただし、それらのすべてが0であることはない
    。)
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