JPH01184296A - アルミニウムまたはアルミニウム合金上への陽極酸化被膜の形成方法 - Google Patents

アルミニウムまたはアルミニウム合金上への陽極酸化被膜の形成方法

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JPH01184296A
JPH01184296A JP63290379A JP29037988A JPH01184296A JP H01184296 A JPH01184296 A JP H01184296A JP 63290379 A JP63290379 A JP 63290379A JP 29037988 A JP29037988 A JP 29037988A JP H01184296 A JPH01184296 A JP H01184296A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、アルミニウムまたはアルミニウム合金上への
厚い陽極酸化(陽極処理)コーティッグ(被膜)の生成
に関するもので、特に電子回路パッケージング用に適し
た基板を得るためのアルミニウム基板用陽極酸化用電解
浴に関するものである。
B、従来技術 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化について
は、従来技術で多数の方法が知られている。米国特許第
3985E329号明細書には、アルミニウム及びアル
ミニウム合金の着色陽極酸化法が開示されており、この
方法では、クエン酸と硫酸を含む電解浴中で陽極酸化が
行なわれる。
米国特許第3849264号明細書には、好ましくは約
11ないし約17重量%の硫酸を含む電解質水溶液を用
いる従来のアルミニウムの陽極酸化が開示されている。
米国特許箱422.9266号明細書は、アルミニウム
及びアルミニウム合金を機械的、化学的または電気化学
的に粗面化した後、硫酸とリン酸を含む電解質水溶液中
で陽極酸化を行なう方法に関するものである。硫酸の濃
度はIQ当たり約25ないし約150g、リン酸の濃度
はIQ当たり約10ないし約50gである。この参照文
献は、研削、研磨、ブラッシングもしくはサンド・ブラ
スト等の前処理、または脱脂、酸洗い、または粗い表面
を形成するための化学的表面処理、または酸中での電流
の作用による電気化学的表面処理についても論じている
。この文献の教示は特にプリント回路板の支持基板とし
て用いる材料の製造を目的としている。
米国特許第4406757号明細書は、硫酸電解質中で
温度を約50℃未満に維持して、リソグラフィ級のアル
ミニウムを電解処理する方法に関するものである。
米国特許第4439287号明細書は、厚みが4μmを
超える硬質で耐摩耗性の陽極酸化層を形成するため、約
0ないし約15℃の温度の浴中でアルミニウムを陽極酸
化する方法に関するものである。
米国特許第4478689号明細書には、陽極酸化すべ
き表面に印加される処理電圧を自動的に検出して、それ
に応じて陽極酸化電流パルスの持続時間を調整するため
の手段を含む、アルミニウム及びアルミニウム合金を電
解処理する方法及び装置が開示されている。
米国特許第4481083号明細書は、電解コンデンサ
用アルミニウムの陽極酸化の方法に関するものである。
米国特許第4507179号明細書は、アルミニウム基
板表面をクロム酸水溶液中で60Vを超える電解電圧で
陽極酸化することにより、高密度磁気記録媒体を製造す
るのに適したアルミニウム基板に関するものである。
IBMテクニカル・ディスクロージャ・プルテン(IB
M Technical Disclosure Bu
lletin) %Vo1.23、No、8.1981
年1月、pp。
3854−3−856に所載のホモラ(Homola)
等の論文には、陽極酸化したアルミニウムの表面をシー
ルするためのコロイド状シリカの使用が開示されている
これらの従来技術の例はいずれも、電解陽極酸化により
、プリント回路の製造用基板として特に用いられるアル
ミニウムを生成する方法に関するものではない。上記の
各特許及び入手できる文献はすべて、陽極酸化コーティ
ングが主として結晶型のハイブリッド構造を持つ方法を
教示している。
特に、厚みが25μmを超えるコーティングは、化学的
及び機械的な欠陥を有し、回路のパッケージングには不
適である。
最後に、上記の文献は本発明に関連があると考えられる
が、アルミニウムの陽極酸化に関する特許やその他従来
技術は多数ある。しかし、いずれも、新規の陽極酸化浴
(あるいは陽極処理用電解浴)を含む本発明の陽極酸化
法の結果をもたらさない。
C0開示の概要 本発明は、アルミニウム基板上に厚い陽極酸化コーティ
ングを形成し、これにより、電子回路パッケージに使用
するのに適した基板を作成する方法に関するものである
。この方法には、洗浄、すすぎ、研磨、陽極酸化及びす
すぎの各工程が含まれる。
主な新規な点は、陽極酸化溶液の組成にある。
この新規な陽極酸化浴によりボイドや亀裂(機械−的欠
陥)のない非晶質の構造が得られ、同時にイオン担体が
排除され、相転移(化学的欠陥)が防止される。この浴
の組成は、冶金学的及び化学的考察の結果得られたもの
である。イオン担体、ボイド及び化学量論の形での欠陥
に付随する問題は回避される。この研磨済は、均一な陽
極酸化コーティングに重要な核形成サイトを増加させる
マイクロエツチングされた表面をもたらす。尿素及びコ
ロイド状シリカ[ルドックス(LUDOX)(E、1.
デュポン(E、 1. duPont deNemou
rs &Co、)の登録商標)が好適な材料であるコが
成長機構を乱し、非化学量論的酸化アルミニウムと反応
する。従来技術の方法、によれば、ボイドや亀裂のある
ハイブリット非晶質結晶構造が形成される。
陽極酸化浴中に存在する錯化剤であるクエン酸により、
未反応の重金属がイオン担体に対する陽極酸化コーティ
ング源の内部に残ることに付随する問題が克服される。
−〇− D、実施例 陽極酸化浴の溶液には、脱イオン水、硫酸、錯化剤、レ
ベリング剤、及び安定剤が含まれる。最良の利益を与え
る電解陽極酸化浴の組成は、脱イオン水974mQ、硫
酸20 m Q N錯化剤としてクエン酸5.5g、レ
ベリング剤として尿素3゜0g1安定剤としてアンモニ
ア処理したコロイド状シリカ6.0mQを含む。浴に浸
漬する時間は、必要とする厚みTに応じて変わる。これ
は、平均のT=15八/秒へ合計の秒数を掛けたものに
基、づいて変化する。浴の温度は、約5℃ないし約15
℃1初期電流密度は約320ないし約540A/ m 
2の範囲の値をとる。
陽極酸化すべきアルミニウムの工作物を、本発明の陽極
酸化浴を含む電解質溶液を入れた陽極酸化電気化学セル
中で正にする。初期電流密度及びセル電圧は、電圧ダイ
アルを最大値に設定し、電流を38OA/m2の最小値
に達するまで徐々に増大させることにより、電流を導入
した後10ないし15秒以内に設定する。このような電
流密度は約30ないし約35Vに相当する。陽極酸化中
に、電流は減少し、工作物の大きさに応じて約45ない
し150分後に0に達する。電圧は、使用する装置によ
って決まる上限に達するまで増大する。
この方法の好ましい実施例では、塩素化合物等の有機溶
媒、またはpHが8ないし10の弱塩基性溶液を用いて
、約50ないし約65℃の温度で、アルミニウム工作物
を洗浄する。この洗浄工程の後、工作物を脱イオンです
すぐ。
次に、洗浄した工作物を、好ましくは関連特許出願に記
載する化学研磨法により研磨する。研磨工程の後、流れ
る脱イオン水で、1分間未満すすぎを行なう。
次に、脱イオン水、硫酸、錯化剤、レベリング剤、及び
安定剤を含む浴溶液中で陽極酸化を行なう。
陽極酸化の後、工作物を流れる脱イオン水で2ないし3
分間すすぎ空気中で強制乾燥する。
本発明の教示の特別の利点は、研磨と陽極酸化処方の組
合せにある。好ましい実施例では、研磨により、均一な
陽極酸化コーティングを得るのに重要な因子である核形
成サイトを増加させるマイクロエツチングされた表面が
生成する。陽極酸化浴の化学組成は、ボイドや亀裂のな
い非晶質構造をもち、イオン担体がほぼなく、相転移が
防止されるという性質をもつ陽極酸化コーティングをも
たらす。他の方法ではアルミニウムの表面に拡がる恐れ
のあるボイドや亀裂がない非晶質構造が得られる。周知
の陽極酸化方法では、アルミニウム中に非晶質と結晶性
などの混合構造が形成され、これがボイドや亀裂を生じ
る。
本発明の方法と従来技術の方法の主な相違点は、陽極酸
化浴中にレベリング剤と安定剤を使用することである。
レベリング剤は、好ましい実施例では尿素であるが、成
長機構を乱す働きをする。安定剤は、アンモニア処理を
したコロイド状シリカ、好ましくはルドックスであり、
非化学量論的酸化アルミニウムと反応する。アンモニア
処理をしたコロイド状シリカを使用すると、1)非化学
量論的酸化アルミニウムとの反応を生じて、相転移、す
なわち酸化アルミニウムから水酸化アルミニウムへまた
はその逆の変化を防止し、2)アルミナ・シリカの重合
体網を形成し、これがボイドを除去し、加熱及び冷却中
のコーティングの安全性を維持するという2つの利点が
ある。
錯化剤はクエン酸が好ましいが、銅、鉄、ニッケル等の
合金を形成する元素と反応して、イオン担体を除去する
。錯化剤を使用しないと、このような重金属は未反応の
まま陽極酸化コーティング中に残留する。これらの金属
が存在すると、後で行なう耐電圧試験で、著しい電源の
漏れを生じる。
さらに注目すべきことは、陽極酸化浴中に少量、好まし
くは2ないし3重量%の硫酸を使用することで、従来技
術では陽極酸化浴中に15ないし20%の硫酸を必要と
する。本発明のこのように希薄な硫酸溶液は、アルミニ
ウムの解離速度が大きくなるのを防止し、これにより、
アルミニウム工作物の陽イオンと、電解質の陰イオンの
好ましいバランスが生じる。このバランスにより、動的
平衡が生じ、陽極酸化コーティングが電気的に中性とな
るのを助ける。
本発明は下記の例により、さらによく理解することがで
きる。はとんどの実験は、下記の金属を合金として含有
する市販のアルミニウム合金6061を用いて行なった
。SiO,6%、Fed。
5%、Mg1.2%、Cub、3%、Zn0゜2%、T
i0.2%。
適当な陽極酸化装置は、直流電源、銅陽極を有するタン
ク、両側に1本ずつ2本の鉛陰極、及び陽極酸化浴を所
定の一定温度に保つため、冷凍装置に接続したステンレ
ス・スチールの冷却コイルを含むものである。陽極酸化
タンクの底部に設けたプラスチックの多孔管から空気を
導入して、陽極酸化サイクル中の撹拌レベルを均一に維
持した。
陽極酸化コンソールは、電流、電圧、時間、及び空気撹
拌を監視、制御する計器盤を有する。陽極酸化温度は、
電解質を冷却装置に接続する検出装置により、一定に保
った。
陽極酸化タンクに、タンクの大きさに適した量に計量し
た電解質を入れた。次に、冷却システムを始動して、温
度を10±5℃にした。その後、陽極酸化浴の温度が1
5℃を超えると自動的に冷却装置を起動する検出装置に
より、浴の温度を制御した。陽極酸化中、酸化物層が厚
くなるにつれて発熱する。
アルミニウムのサンプルを銅の陽極上に置き、正のバイ
アスを印加した。次に電圧ダイヤルを回して、電源最高
出力の75Vに合わせた。電流は最初徐々に上昇し、次
いで安定した」二限電圧に達するまで急速に上昇する。
すべての実験で、電流6は30ないし35A1電圧は3
5ないし40Vに保った。陽極酸化時間は、タイマで制
御し、所定の時間が経過すると、装置を自動的に停止さ
せた。
通常、電流と電圧は、陽極酸化の初期(15ないし20
分間)は一定に保たれた。その後、電流は減少し、電圧
は最大電源出力の75Vまで連続的に上昇した。4つの
サンプルを電流がOに接近するまで意図的に陽極酸化浴
中に保持した。
40個のサンプルについて、代表的な陽極酸化時間、電
流密度、及びコーティングの厚みを第1表に示す。
第  1  表 うず電流法で測定したコーティングの厚み時間    
電流密度 コーティングの厚み(分)     (A/
cm2)     (μm)45     0、 1 
     4045     0、 1      3
545     0、 1      4245   
  0.05     3045     0.05 
    3845     0.10     404
5     0.10     4245     0
.10     4845     0.10    
 4345     0.05     40+30 
    0. 10     6060     0.
10     5560     0.10     
6960     0.05     4860   
  0.05     5580     0.05 
    46時間    電流密度 コーティングの厚
み(分)     (A/cm2)     (μm)
80     0.10     7060     
0.10     7060     0.05   
  5860     0.10     6575 
    0.05     7275     0.1
0     8575     0.10     8
0100     0.05    125100  
   0.01    120150     0.1
0    150*180     0.10    
175*160     0.10    150*1
80     0.10    170** 電流がO
に近づくまでサンプルを浴中に置いたもの 例  1 アルミニウム合金6081−T6の12.7cmX20
.3cmのサンプルを合計50個、脱イオン水974m
Q1硫酸20 m (L 1クエン酸5.5g。
尿素3.0g1ルドックスAS−406,0m、11を
含む溶液中で陽極酸化を行なった。これは、溶液1麩を
調製する基本処方である。浴の温度は、約5ないし約1
0℃、電流密度は0.032A/cm2ないし0.05
4 A/cm2とした。工作物は、電気化学セル中で正
にする。陽極酸化の後、走査電子顕微鏡、X線回折及び
原子吸収法によりサンプルの構造及び元素組成を検査し
た。本発明の浴で陽極酸化を行なったサンプルは、非晶
質構造と、バランスのとれた化学量論量を有する。コー
チインクの元素組成は、アルミニウム、酸素、イオウ、
マグネシウム及びケイ素であった。30個のサンプルに
ついて耐電圧試験を行なった結果、コーティングは真の
絶縁体として挙動し、絶縁耐力は1ミル当たり700な
いし800Vであった。
例  2 例1と同様の陽極酸化後の試験を、従来技術により陽極
酸化を行なったサンプルについて実施した。その結果に
よれば、すべての場合に、従来技術により陽極酸化を行
なったサンプルは非晶質と結晶性の混合構造を示し、大
きい亀裂及びボイドの形の激しい機械的欠陥を有し、化
学量論量はバランスがとれていなかった。鉄、ニッケル
等の合金を成形する元素の重いイオンが検出された。耐
電圧試験の結果、これらのサンプルは半導体として挙動
し、約200ないし約300Vで電流の漏れが始まった
例  3 温度を5ないし15℃の間で変動させ、電流密度を0.
02ないし0 、05 A/cm2の間で変動させた以
外、例1と同じ方法で陽極酸化を行なった。分析の結果
、非晶質構造、バランスのとれた化学量論量、1ミル当
たり700V以上の耐電圧を示した。予想したように、
高温のため、例1と例3で陽極酸化したサンプルの差は
陽極酸化コーティングの厚みだけであった。この結果は
、陽極酸化層の生成が温度及び活性化エネルギーに依存
するという化学動力学の結論と矛盾しない。
例  4 6061−T6アルミニウム合金のサンプル・パネルを
硫酸とクエン酸の混合物中で、5℃の温度、0 、02
3 A/am2の電流密度で陽極酸化した。陽極酸化後
の分析結果は、例2のサンプルと同様の混合構造及び亀
裂を示した。この結果は、本発明の浴の好ましい実施例
について述べたように、尿素等のレベリング剤や、ルド
ックス等の安定剤を使って陽極酸化コーティングの構造
や相転移を変更する必要のあることを示すものである。
例  5 陽極酸化浴中にクエン酸を含まないサンプルについてい
くつかの実験を行なって、陽極酸化コーティングの元素
組成及び耐電圧に対する錯化剤としてのクエン酸の影響
を証明した。質量イオン分光分析及び波動分散X線分析
により、鉄、チタン、ニッケル等の重いイオンの存在が
示された。耐電圧試験により、イオン性伝導固体の電流
漏れ特性が明らかになった。したがって、真の絶縁体と
して挙動する陽極酸化コーティングを得るには、陽極酸
化浴の化学薬品の混合物が、陽極酸化の間にコーティン
グから選択的に重いイオンを除去する錯化剤を含をする
ことが好ましい。
例  6 例1.2及び4のサンプル・パネルを、相対湿度85%
、温度85℃の環境に置いた。例1で作成したサンプル
には変色はなかった。例2及び例4のサンプルは変色し
、白い島状の斑点が見られた。これは分析により、酸化
アルミニウムから水酸化アルミニウムへの相転移の結果
である水酸化アルミニウムであることが確認された。
前述のように、本発明による浴の利点は、処方の冶金学
的及び化学的特性によるものであると考えられる。この
処方は、代替材料が使用できる優先順位を決定する。ク
エン酸に類似の錯化剤を使用することができる。それに
は、短鎖ないし長鎖のジカルボン酸、EDTA1ポリリ
ン酸塩その他が含まれる。尿素以外に酸素を多く含む他
のレベリング剤も使用できる。例を挙げると、糖または
糖誘導体は陽極で分解して、レベリング剤と酸素を供給
する。ルドックスの代わりに無機及び有機重合体の陽イ
オンを非化学量論的酸化アルミニウムを安定化させたり
、反応させたりするために使用することもできる。
出願人  インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーション 代理人  弁理士  山  本  仁  朗(外1名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  アルミニウムまたはアルミニウム合金上に陽極酸化被
    膜を形成する方法であって、 約5℃から約15℃の温度範囲の電解浴中で、約320
    A/m^2から約540A/m^2の初期電流密度の電
    流を流しながら、 前記アルミニウムまたはアルミニウム合金を陽極酸化し
    、 前記電解浴には脱イオン化水、硫酸、クエン酸、尿素、
    及びアンモニウム化されたコロイド状シリカが含まれて
    いる陽極酸化被膜形成方法。
JP63290379A 1988-01-15 1988-11-18 アルミニウムまたはアルミニウム合金上への陽極酸化被膜の形成方法 Granted JPH01184296A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US145805 1988-01-15
US07/145,805 US4894126A (en) 1988-01-15 1988-01-15 Anodic coatings on aluminum for circuit packaging

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01184296A true JPH01184296A (ja) 1989-07-21
JPH0442478B2 JPH0442478B2 (ja) 1992-07-13

Family

ID=22514633

Family Applications (1)

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JP63290379A Granted JPH01184296A (ja) 1988-01-15 1988-11-18 アルミニウムまたはアルミニウム合金上への陽極酸化被膜の形成方法

Country Status (4)

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US (1) US4894126A (ja)
EP (1) EP0324325B1 (ja)
JP (1) JPH01184296A (ja)
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