JPH01184013A

JPH01184013A - フィルタ用吹出口ユニット

Info

Publication number: JPH01184013A
Application number: JP498188A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Kachi; 康弘加地
Original assignee: RYOWA CHIYOUON KOGYO KK
Current assignee: RYOWA CHIYOUON KOGYO KK
Priority date: 1988-01-14
Filing date: 1988-01-14
Publication date: 1989-07-21
Anticipated expiration: 2009-03-30
Also published as: JPH0622649B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、主としてクリーンルームの天井に取付けられ
るフィルタ用吹出口ユニットの改良に関する。

（従来の技術）従来から、クリーンルームにおいては、清浄化された空
気が満たされるようになっている。

このクリーンルームの天井には、フィルタ用吹出口ユニ
ットが設置され、ここから空気が送り込まれている。

このフィルタ用吹出口ユニットは、給気口及び排気口を
有するチャンバを本体とし、このチャンバ内に空気を浄
化するＨＥＰＡフィルタを備え、チャンバの排気口に全
面に多数の孔が設けられたパンチングフェイスが設置さ
れる構成となっている。

このようなフィルタ用吹出口ユニットの従来例を、図面
を参照して具体的に説明する。

第４図に示すように、フィルタ用吹出口ユニットＵは、
角形のチャンバ１を備え、このチャンバ１の側面上方に
は、給気７ランジ２が形成されている。この給７ランジ
２は、通気ダクト３に接続され、チャンバ１内に空気を
送り込むようになっている。

チャンバ１内の下方には、ＨＥＰＡフィルタ４が支持枠
５にボルト６によって設置され、この日ＥＰＡフィルタ
４は、給気フランジ２がらの空気を全面で受けるよう、
広い長方形の平面を備えた直方体となっている。

そして、空気がＨＥＰＡフィルタ４内を通過することに
より、浄化され、チャンバ１の最下面に取付けられたパ
ンチングフェイス７から、クリーンルーム内に送り込ま
れる。

しかしながら、以上のような従来例においては、次のよ
うな問題点があった。即ち、このような従来のフィルタ
用吹出口ユニットＵを、クリーンルームなどの天井に設
置させる作業は、チャンバ１の設置、給気フランジ２と
通気ダクト３との接続、トＩＥＰＡフィルタ４と支持枠
５の固定、パンチングフェイス７の固定となり、工数が
多かっ大。しかも、ＨＥＰＡフィルタ４をポルト６によ
って支持枠５に設置させる場合、ＨＥＰＡフィルタ４を
水平に保つため、４ケ所以上を均一にボルト締めしなけ
ればならず、熟練を要した。

さらに、従来例においてはかなりの重量（約４５　Ｋｙ
　）があり、これを天井面に設置させるためには、二Å
以上の作業員が必要だった。

又、チャンバ１及びＨＥＰＡフィルタ４が角形であるた
め、給気フランジ２付近は風速が小ざく、給気フランジ
２から離れるにつれ、風速が大きくなる。従って、ＨＥ
ＰＡフィルタ４で浄化される空気の気流に偏りができて
しまう。

一方、チャンバ角形であるため、ＨＥＰＡフィルタ４を
通過して浄化された空気が、チャンバ１の下方の端部付
近に滞留してしまうことがあり、汚染の危険性があった
。

（発明が解決しようとする問題点）従来のフィルタ用吹出口ユニットＵは、上記のように重
量が大きく、施工性が低く、ユニット内の気流が不均一
であり、滞留空気が発生するため、清浄作用の信頼性が
低いという問題点があった。

本発明のフィルタ用吹出口ユニットは、このような問題
点を解決するために提案されたものであり、その目的は
小型・計量化され、施工性が高く、しかも清浄作用の高
いフィルタ用吹出口ユニットを提供することである。

Ｕ発明の構成コ（問題点を解決するための手段）本発明のフィルタ用吹出口ユニットは、上記の問題点を
解決するために、給気口及び排気口を備え、上部が密封
されたドラム形チャンバと、このドラム形チャンバ内に
一定の距離を保って組込まれた筒形フィルタと、このド
ラム形チャンバの上面の中心に設置され、筒形フィルタ
を固定する支持部材を備えたことを構造上の特徴とする
ものである。

（作用）以上のような構成を有する本発明のフィルタ用吹出口ユ
ニットは、次のように作用する。

即ち、給気口からドラム形チャンバに送り込まれた空気
は、ドラム形チャンバの形状に沿って円筒状に拡がり、
筒形フィルタに均一に当接する。

従って、排気口から送り出される空気は、一定の流徂を
保ちつつ、清浄度が高い。

さらに、ドラム形チャンバに筒形フィルタを固定させる
際に、ドラム形チャンバ上面中心から下方に伸びて設け
られる支持部材によって、均一締付がこの一ケ所のみで
可能となり、しかも角形に比べ計量であるため、施工性
に優れている。

（実施例）以上説明したような本発明の一実施例を、図面を参照し
て具体的に説明する。

なお、従来例と同様の部材については、同符号を付し、
記号を省略する。

＊実施例の構成＊第１図に示すように、ドラム形チャンバ８は上面板８ａ
を備え、側面には通気ダクト３−に接続される円筒形の
給気口２″を突出して有している。

上面板８ａは、その中心点にセンターボルト９を備えて
おり、円周上にドラム形チャンバ８の固定孔８ｂが空け
られている。

センターボルト９は、下方に向かって伸びておリ、ドラ
ム形チャンバ８よりも長く設定されている。

ドラム形チャンバ８内に、一定の空間を保って収納され
る筒形ＨＥＰＡフィルタ１０は、底部にＸ字型のハンド
ル１１が設置されており、このハンドル１１は、Ｘ字型
の交叉点にセンターボルト９が挿通される係合孔１１ａ
を形成している。

ざらに、係合孔１１ａの下方には、センターボルト６に
付設されたワッシャ１２及びナツト１３が位置し、筒形
ＨＥＰＡフィルタ１０を下方から規制するようになって
いる。

又、ナツト１３の下方には、バッフル板１４が設置され
、ストッパ１５によって係止されている。

ドラム形チャンバ８の最下面には、円錐台形をしたパン
チングフェイス１６を備え、このパンチングフェイス１
６は中心部にセンターボルト９を挿通する孔１６ａを有
する底面板１９ｂを備えている。

センターボルト９の先端には、クローズドナツト１７が
設置され、パンチングフェイス１６の位置規制を行うよ
うになっている。

本実施例の作用＊以上のような構成を有する本実施例は、次のように作用
する。

即ち、通気ダクト３′からの空気が給気口２−を介して
、ドラム形チャンバ８内に入り、円筒状に拡がり、筒形
）（ＥＰＡフィルタ１０に均一に当接する。そして、筒
形ＨＥＰＡフィルタ１０を通過した空気は、バッフル板
１４に衝突し、へ方に拡散し、パンチングフェイス１６
からクリーンルーム内に均一に送り込まれる。

又、ドラム形チャンバ８内に、筒形ＨＥＰＡフィルタ１
０を組込む場合、センターボルト９にハンドル１１の検
札１１ａを挿入させて、ＨＥＰＡフィルタ１０の上部が
ドラム形チャンバ８の上面板８ａに当接させ、下方から
ワッシャ１２及びナツト１３によって締付ける。（第２
図（Ａ＞及び（Ｂ））そして、センターボルト９には、
バッフル板１４、ストッパ１５、パンチングフェイス１
６及びクローズドナツト１７が順次設置される。

このような設置方法によれば、筒形ＨＥＰＡフィルタ１
０の底面部の中心に、センターボルト９が挿通するため
、このセンターボルト９の締付けだけで、均一な固定が
可能となる。

又、バッフル板１４もセンターボルト９に設置されてい
るため、ストッパ１５を動かして、上下動させることは
容易であり、それにより気流の分布状態を調整できる。

さらに、空気を清浄化するＨＥＰＡフィルタが円筒形で
あるため、空気が滞留することなく、均一にＨＥＰＡフ
ィルタに衝突する。この時、気流はフィルタ内に入りな
がら、下降するため、渦状になって送り出されるため、
風速が上がる。

また、本実施例のフィルタ用吹出口ユニットは、ドラム
型チャンバ８及び筒型ＨＥＰＡフィルタ１０のみならず
、バッフル枝１４さえも丸型で構成されているので、三
社のいずれか１つでも角型になっている吹出口ユニット
に比べて、吹出気流が均一して送り出される。

しかも、ドラム形チャンバ８ヤ筒形１−ＩＥＰＡフィル
タ１０は、角形と比べると重量も低く、ユニット全体で
も２０Ｋｇ前後となり、作業員−人でも施工作業が可能
である。

＊他の実施例＊本発明のフィルタ用吹出口ユニットは、上記の実施例に
限定されるものではなく、通気ダクト２−の接続位置は
、第３図に示すように接線型でもよい。

又、パンチングフェイスの形状は、第４図に示すように
、アネモ型や角形でもよく、ドラム形チャンバ及び筒形
フィルタの寸法は、適宜選択可能である。

ざらに、パンチングフェイスのクローズドナツトの下方
に、吹出口の蓋を設置ざぜる場合においても、前記の筒
形ＨＥＰＡフィルタ１０と同様、−点でセンターボルト
９に取付けが可能となる。

そのため、本発明のフィルタ用吹出口ユニットをバイオ
ハザード施設や、動物実験至などに採用して、それらの
室内を消毒する必要に迫られた場合でも、保護パツキン
と共に蓋を一点で設置させるだけなので、養生がしやす
い。

一方、本発明のフィルタ用吹出口ユニットから送り出さ
れる気流の吹出口風速が早い。このことを利用して、ユ
ニットの排気口にフレシキブルダクトなどを設け、清浄
化された空気を所望の場所に送り込むことをできる。

又、本発明は空気を逆流させて、室内の汚染空気を、外
部に漏らさずフィルタによって浄化させた後、排気する
アイソレータとして利用されることも可能である。

また、給気フランジに、鋭角部を通気ダクト側に向けた
０字板を設置させてもよい。この実施例によれば、通気
ダクトから送り込まれる空気が０字板によって左右に分
かれてチャンバ内に流入する。従って、気流が給気フラ
ンジ付近のＨＥＰＡフィルタに集中的に衝突することが
なく、ＨＥＰＡフィルタに均一に接触する。

また、ＨＥＰＡフィルタにパンチングメタルを装着させ
、このパンチングメタルの給気７ランジに対向する部分
をふさぐことによっても、同様の結果が得られる。

［発明の効果］以上述べたように、本発明のフィルタ用吹出口ユニット
によれば、ドラム形チャンバ及び筒形フィルタを用いる
という簡単な構成で、製造工数が少なく、小型・計量化
が実現でき、フィルタの均一な締付けが容易であるため
、施工性が良く、空気がフィルタに平均して当るため、
浄化能力が高く、且つ滞留空気がないため、清浄化され
た空気が汚染されにくく、気流吹田の均一性が高く、し
かも気流速度の早い、優れたフィルタ用吹出口ユニット
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の側面断面図、第２図（Ａ）。（Ｂ）、（Ｃ）は本実施例の組立図、第３図は伯の実施
例の平面図、第４図は他の実施例の側面断面図、第５図
は従来例の側面断面図である。１・・・チャンバ、２・・・給気フランジ、３・・・通
気ダクト、４・・・ＨＥＰＡフィルタ、５・・・支持枠
、６・・・ボルタ、７・・・パンチングフェイス、８・
・・ドラム形チャンバ、９・・・センターボルタ、１０
・・・筒形ＨＥＰＡフィルタ、１１・・・ハンドル、１
２・・・ワッシャ、１３・・・ナツト、１４・・・バッ
フル板、１５・・・ストッパ、１６・・・パンチングフ
ェイス、１７・・・クローズドナツト、１８・・・アネ
モ型パンチングフェイス。

Claims

【特許請求の範囲】ａ、側面に給気口、下面に排気口を備え、上部が密封さ
れたドラム形チャンバ。ｂ、ドラム形チャンバの上面中心から下方に伸びて設け
られた支持部材。ｃ、一定のクリアランスを保つて、ドラム形チャンバ内
に組込まれた筒形フィルタ。ｄ、支持部材を挿通する固定孔を有し、筒形フィルタの
下部に設けられた支持体。ｅ、支持部材に装着され、筒形フィルタをドラム形チャ
ンバ内に固定される係止片。以上、ａ〜ｅを備えたことを特徴とするフィルタ用吹出
口ユニット。