JPH01182380A - 記録液及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

記録液及びそれを用いた記録方法

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JPH01182380A
JPH01182380A JP63003749A JP374988A JPH01182380A JP H01182380 A JPH01182380 A JP H01182380A JP 63003749 A JP63003749 A JP 63003749A JP 374988 A JP374988 A JP 374988A JP H01182380 A JPH01182380 A JP H01182380A
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JP
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recording
dye
ink
water
concentration
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JP63003749A
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Hiroko Ogawa
小川 博子
Takeshi Sakaeda
栄田 毅
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Canon Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、筆記用具、プリンター等の種々の記録器具に
使用する記録液(以下インクという)及び該インクを用
いる記録方法に関し、特に記録ヘッドのオリフィスから
液滴を飛翔させて記録を行うインクジェット記録方式に
好適なインク及び該インクを用いる記録方法に関する。
更に詳しくは、記録画像の耐水性及び耐光性が改良され
、且つインクの長期保存安定性に優れ。
又、筆記具や吐出オリフィス先端で目詰りを生じること
のなく、特に熱エネルギーを作用させてインクを吐出さ
せるインクジェット装置の発熱ヘッドに沈降物を生じな
いインク及び該インクを用いる記録方法に関する。
(従来の技術) 従来、インクジェット記録方式は、記録時の騒音の発生
が少なく、又、カラー化対応が容易で高解像度の記録画
像が高速で得られるという利点を有している。
インクジェット記録方式では、インクとして各種の水溶
性染料を水又は水と有機溶剤との混合液に溶解させたも
のが使用されている。この場合、使用されるインクの特
性として、粘度、表面張力等の物性値が適当な範囲にあ
ること、溶解成分の溶解安定性が高く、微細なオリフィ
スを目詰まりさせないこと、十分に高い濃度の記録画像
を与えること、保存中に物性値の変化又は固形分の析出
が生じないことが要求される。
更に上記の特性に加え、被記録材の種類に制限されずに
記録が行えること、定着速度が大きいこと、記録画像の
耐光性、耐水性、耐溶剤性(特に耐アルコール性)に優
れていること、解像度の優れた記録画像を与えること等
の性質も要求される。
更に熱エネルギーを用いてインクを吐出させるタイプの
インクジェット方式では、発熱ヘッド上に沈着物が発生
しないインクであることが要求される。
(発明が解決しようとしている問題点)従来、インクジ
ェット記録方式におけるインクの色材としては、液媒体
が水性であることから主として水溶性染料が使用されて
おり、水溶性染料を用いることにより、インクジェット
記録方式の上記の基本的要求の多くが満足されている。
しかしながら、水溶性染料を用いた場合には、これらの
水溶性染料は本来耐光性が劣るため、記録画像の耐光性
が問題となる場合が多い。すなわち、記録画像が日光、
蛍光灯或いはプロジェクタ−等の光源光にさらされた場
合には、記録画像が消失したり又は判読し難くなったり
或いは長時間の保存中に退色したりすることがある。
又、染料が水溶性であるために、記録画像の耐水性が問
題となる場合が多い。すなわち、記録画像に、雨、汗或
いは飲食用等の水がかかったりした場合、記録画像が滲
んだり、消失したりすることがある。
そこで、水溶性染料の耐光性を向上させる目的で、既存
の紫外線吸収剤や酸化防止剤をインク中に添加すること
が知られている。
しかしながら、これらの紫外線吸収剤等はインクの媒体
に不溶のものが多く、わずかに溶解するものであっても
インク中で析出及び凝集し、オリフィス先端やペン先で
の目詰りの原因となっている。
従って、本発明の主たる目的は上記のような従来のイン
クの問題点を解決したインクを提供すること、すなわち
、耐光性及び耐水性が良好な画像を与え、インクとして
保存安定性に優れ且つペン先やオリフィス先端での目詰
まり生じたり、発熱ヘッド上に沈着物が発生したりしな
いインク及び慈インクを用いる記録方法を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明の第一の発明は、少なくとも色素を含
む水性媒体中に、油相を乳化分散させた記録液であって
、該記録液中の硅素(Si)を濃度が10ppm以下に
調整してあることを特徴とする記録液であり、第二の発
明は、記録液を微細口から吐出させて被記録材に記録を
行う記録方法において、該記録液が、少なくとも色素を
含む水性媒体中に、油相を乳化分散させた記録液であっ
て、該記録液中の硅素を濃度が10ppm以下に調整し
てあることを特徴とする記録方法である。
(作  用) 色素を含むインク中に、油相な乳化分散させ、且つイン
ク中の硅素の濃度を10ppm以下、好ましくは鉄(F
e)濃度も10ppm以下に抑えることによって、イン
クの保存安定性、目詰まり性及び発熱ヘッド上の沈着物
の発生が改善され、且つこれを用いて形成した画像は、
上記の油が撥水剤として作用するため、画像の耐水性も
向上する。
又、好ましい実施態様として油相中に紫外線吸収剤及び
/又は酸化防止剤−を含有させることによって耐光性に
優れた画像を提供することができる。
すなわち、市販の染料中には染料以外の多くの不純物(
例えば、分散剤、均染剤等種々の有機物及び無機物)が
含有されており、これらの不純物がインクジェット装置
のオリフィスに目詰まりを生じたり、加熱ヘッドの表面
に沈着物が生じたり、長期保存中に沈澱物が生じる等の
原因となる。これらの不純物の中で特に硅素と鉄の濃度
が深く関係しており、この様な不純物の濃度を制御した
インクが提案されている(特開昭et−113669号
公報)。
ところが、前記提案は水溶性の均一系インクに適用され
るものであり、本発明に係るインクは、氷中油滴型エマ
ルジョン(以下エマルジョンインクという)であるので
、前記提案内容はそのままでは通用できないものである
本発明者は鋭、α研究の結果、エマルジョンインクの場
合には、特に水相中の硅素及び鉄の濃度が高いと、イン
クの長期保存安定性が著しく悪化すること、更に加えて
インクを充填した吐出オリフィスやペン先の毛細口にお
いて、目詰りが著しく生じたり、熱エネルギーを用いる
インクジェット装置では発熱ヘッド上に沈着物が生じる
ことを知り本発明に至ったものでふる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明において使用する色素とは、カラーインデックス
に記載されているような色素は殆ど使用できるものであ
り、又、カラーインデックスに記載されていないもので
あっても好適なものが多い。特に−数的に使用されるも
のは、水溶性の酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応
性染料等であり、その低分散染料(反応型分散染料も含
む)も使用可能である。特に好ましいものは酸性染料と
直接染料である。
これらの染料はエマルジョンインク中で5重量%以下を
占める濃度で使用するのが好ましく、これを越える濃度
であると、エマルジョンインクの場合には油滴の凝集や
染料の析出等を生じてインクの保存安定性が低下したり
、ペン先やオリフィス先端での目詰りを引起し易く好ま
しくない。
本発明における硅素及び鉄のコントロール方法は、濾過
法、溶存鉄を酸化し、沈澱及び濾過によって除去する曝
気法、イオン交換樹脂を用いて不純物イオンを捕捉する
イオン交換法、凝集剤を添加して不純物を沈澱させる凝
集沈澱方法或いはこれらの組合せ等従来公知の方法はい
ずれも利用可能である。
本発明においては、これらの方法によって染料中の硅素
及び鉄の濃度を、インク化した状態でインク中で少なく
とも硅素が10ppm以下好ましくは硅素及び鉄の両方
ともが10ppm以下にすることが必要であり、更に好
ましくは両者とも8ppm以下、より好ましくは5pp
m以下とする。
本発明のインクは、前記の染料を含み、且つ硅素濃度を
10ppm以下にしたインク中に油相を乳化分散させた
ことを特徴としている。
上記で使用する油相としては、実質的に水に不溶であれ
ば特に限定されるものではないが、蒸気圧は低い方が好
ましく、蒸気圧が高いと油の臭気やインクの安定性が問
題となったりする。又、比重は水に近いもの、例えば、
比重が0.8乃至1.2程度のものがインクの保存安定
性から好ましい。
好ましい油相としては、例えば、植物油類(例えば、オ
リーブ油、大豆油、ひまし油等)、鉱物油類(例えば、
石油、ケシロン、パラフィン等)、炭化水素類(例えば
、アルキル置換ベンゼン、アルキル置換ナフタレン、ア
ルキル置換ビフェニル等)、エステル類(例えば、フタ
ル酸エステル、安息香酸エステル、脂肪酸エステル、り
エン酸エステル、リン酸エステル等)、エーテル類(例
えば、グリコールエーテル等)、高級アルコール類、高
級脂肪酸類、アミド類、塩素化パラフィン、シリコーン
油等が挙げられる。
これらの油相はインク媒体である水相に対して重量比で
1%乃至50%の範囲、好ましくは3%乃至30%の範
囲で用いられる。
上記の油相な、染料を含む水性媒体中に乳化分散させる
方法としては、超音波による方法や各種分散機や攪拌機
を用いる方法等が挙げられる。この際必要に応じて各種
乳化剤や分散剤となる界面活性剤、例えば、脂肪酸塩、
アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスル
ホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアル
キル硫酸エステル塩等のアニオン系界面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ソルビタン詣肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン詣肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチレ
ンオキシプロピレンブロックコポリマー等のノニオン系
界面活性剤が用いられ、これらの乳化剤は水相に対して
0.01乃至20重量%、好ましくは0.1乃至5重量
%に範囲で使用される。
更には上記界面活性剤に加えて又は代えて保護コロイド
として、例えば、PVA、PVP、アラビアゴム等の高
分子物質も使用できる。
上記の如くして得られる乳化分散体の粒径は、インクの
保存安定性やオリフィスの目詰まりの点から、粒度分布
の最頻値が10μm以下であることが好ましく、最頻値
が10μmを越えると、インク中の乳化粒子の凝集が生
じ易くなり、保存安定性の聞届が生じるので好ましくな
い。
又、上記方法に加えて、水性媒体中に油相を乳化分散さ
せた後に、硅素(及び鉄)を除去した染料を加えること
も当然本発明の範囲に包含される。
又、本発明の好ましい実施態様では、上記油相中に紫外
線吸収剤及び/又は酸化防止剤を包含させることによっ
て、形成される画像の耐光性を一層向上させることがで
きる。
上記油相中に溶解又は分散させる紫外線吸収剤の好まし
い例としては、例えば、 2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェ
ノン、 2.2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシ−5−
スルホベンゾフェノンNa塩、 2.2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
、 2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2(2′−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、 Tinuvin 234 (商品名、チバガイギー製)
、同320、同326、同327、同328、LIvi
nu1400 (商品名、BASF製)、同M40、同
D49、同490、同D50、同MS40、同N35、
同N539、 Cyasorb 1IV9 (商品名、アメリカン・サ
イアナミツド製)、同UV24、同11V207、同t
lV284、同UV531、同UV1084、同UV5
411等が挙げられる。
又、酸化防止剤の好ましい例としては1例えば、 2.6−シーLert−ブチ7L/−P−クレゾール、
2.6−terj−ブチル−4−エチルフェノール、2
(3)−ブチル−4−オキシ−アニソール(BHA)、 2.6−シーtert−ブチル−オキシトルエン(BI
T)、 2.2′−メチレンビス(4−メチル−6−Lert−
ブチルフェノール)、 4.4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−LerL
−ブチルフェノール)、 4.4′−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、 2.2′−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、 2.4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、 4−イソオクチルフェノール、 ハイドロキノン、 Irganox 245 (商品名、チバガイギー製)
、同259、同565、同101o、同1035FF1
同1076、同1081、同1098、同1222、同
1330、同1425WL。
Cyanoxl 790 (商品名、アメリカン・サイ
アナミツド製)、同425、同2246、同711、同
1212、同LTDP、同MTDP、同5TDP等が挙
げられる。
以上の如き紫外線吸収剤及び/又は酸化防止剤は、前記
油相に対して、その1乃至50重量%、好ましくは10
乃至30重量%の量で溶解又は分散させる。
本発明のインクに使用するのに好適な水性媒体は、水又
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適な
ものは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶
性有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価ア
ルコールを含有するものである。又、水としては、種々
のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用
するのが好ましい。
水と混合して使用される水溶性有機溶剤としては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、5ec−ブチルアルコール、tert−ブチ
71/アルコール、イソブチルアルコール等の炭素数1
乃至4のアルキルアルコール類ニジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド等のアミド類:アセトン、ジア
セトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類:テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリ
アルキレングリコール類:エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレンゲリコール、トリエチレング
リコール、1,2.6−ヘキサンドリオール、チオジグ
リコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子を含むアル
キレングリコール類;グリセリン;エチレングリコール
メチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコール
メチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類:N−メチル−2−ピロリ
ドン、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙
げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジ
エチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレン
グリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価
アルコールの低級アルキルエーテルが好ましいものであ
る。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は一般にはイン
クの全重量に対して重量%で0乃至95重量%、好まし
くは10乃至80重量%、より好ましくは20乃至50
重量%の範囲である。
又、本発明のインクは上記の成分の外に必要に応じて、
pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包含し得
る。
上記のインクにおいて使用するpHの調整剤としては1
例えば、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン等
の各種有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム
、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物等の無機
アルカリ剤、有機酸や鉱酸が挙げられる。
以上の如き本発明のインクは、25℃における粘度が1
乃至20cpsで、表面張力が30 dyne/cm以
上で、pHが4乃至lO程度の物性を有するのが好まし
い。
上記の本発明のインクを使用する記録方法としては、一
般のペン、万年筆、フェルトベン、毛筆等のいわゆる一
般的筆記具の外に、ペンプロッタ−やインクジェット方
式等の機械的記録方法も使用でき特に限定されないが、
特に好適な方法はインクジェット方式であり、従来公知
の各種インクジェット方式にはいずれも本発明のインク
が好適に使用できる。
又、使用する被記録材は一般の紙、コート紙、合成紙、
各種プラスチックフィルム等いずれも使用でき特に限定
されない。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中%とあるのは重量基準である。
実施例1 染料(:、1.ダイレクトブルー86の水溶液から、逆
浸透装置(東し製)を用いて無機塩を除去した。この5
%染料水溶液1リツトルに硫酸カルシウム30gを加え
、1時間撹拌後、−昼夜静置し、上澄を濾紙(No、1
31)で濾過した。キレート樹脂CR−20(三菱化成
製)を充填したカラムに上記の染料溶液を通し、蒸発乾
燥させて染料粉末とした。これを15g採り、水283
gに溶解し、更にポリビニルアルコール2gを加えて溶
解し、更に油相としてKMC113(呉羽化学製)10
0gを加え、特殊機化工製ホモミキサーを用いて12、
OOOrpm及び15分間の条件で乳化分散を行った。
更にジエチレングリコール100gを加え、撹拌して本
発明のインクとした。
比較例1−1 実施例1において染料の精製工程を省略した以外は、実
施例1と全く同様にして比較例のインクを得た。
比較例1−2 実施例1と同様に精製した染料を3g採り水77gに溶
解し、更にジエチレングリコール20gを加え、撹拌し
て比較例のインクとした。
実施例2 染料C,1,アシッドレッド37の10%水溶液に硫酸
ナトリウムを加えて染料を塩析させ、沈澱物を硫酸ナト
リウムの飽和水溶液で洗浄し、乾燥した。これを染料濃
度が12%になるようにグリセリン150gとN−メチ
ル−2−ピロリドン100gの混合溶液に溶解し、1μ
mのフィルターで加圧濾過し、1週間静置した後、再び
1μmのフィルターで加圧濾過した。これに水230g
を加え、イオン交換樹脂C−464(住友化学工業製)
の層を通過させた。、1−メチルナフタレン70gに紫
外線吸収剤Cyasorb UV 284  (商品名
)20gとCyanox 2246  (商品名)10
gとを溶解し、前記水相に加え、特殊機化工業製ホモミ
キサーを用いて8,000rpm及び20分間の条件で
乳化分散し本発明のインクとした。
比較例2−1 実施例2において染料の精製工程を省略した以外は、実
施例2と全く同様にして比較例のインクを得た。
比較例2−2 実施例2と同様に精製した染料を4g採り水66gに溶
解し、更にグリセリンlog及びN−メチル−2−ピロ
リドン20gを加え、撹拌して比較例のインクとした。
実施例3 塩化第二鉄の20%水溶液500mJ!に10%水酸化
ナトリウム水溶液を加えpHを9とした。
静置後上澄を捨て、水を加えて撹拌する操作を数回繰返
し、水酸化第二鉄の懸濁液を得た。限外濾過装置(日東
電工製)を用いて無機塩を除去した染料C,1,フード
ブラック2の5%水溶液1リツトルに上記の懸濁液を加
え、1時間撹拌した後、1昼夜静置し、上澄を濾紙(N
o、 131)で濾過した。これを蒸発乾固して染料粉
末を得た。オレイン酸85gに紫外線吸収剤Tinuv
in 2:14 (商品名)15gを溶解した。又、上
記染料10gと界面活性剤とニラコールNP−7,5(
日光ケミカルズ製)3gを水307gに溶解し、前記油
相を加え、超音波分散機(ブランソン製)を用いて20
0W及び10分間の条件にて乳化分散させた。これにト
リエチレングリコール39gとエチレングリコール50
gを加え、撹拌して本発明のインクとした。
比較例3−1 実施例3において染料の精製工程を省略した以外は、実
施例3と全く同様にして比較例のインクを得た。
比較例3−2 実施例3と同様にM製した染料を2g採り水82gに溶
解し、更にトリエチレングリコール6gとエチレングリ
コール10gとを加え、撹拌して比較例のインクとした
実施例4及び比較例4 上記実施例及び比較例のインクを夫々用いて、記録ヘッ
ド内のインクに熱エネルギーを与えて液滴を発生させ、
記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッド(吐出オ
リフィス径35μm、発熱抵抗体 抵抗値150オーム
、駆動電圧30V、周波数2 KHz)を打するインク
ジェット記録装置によって、コピー紙にプリントして画
像を形成し、得られた画像にキセノンフェードメーター
(スガ試験機製)を使用し、30時間光照射し、照射前
と照射後の色差を求めて耐光性を評価した。
又、得られた画像に水滴を落し、画像の滲み具合を目視
にて判断し、耐水性を評価した。
又、使用したインクをガラス瓶中に密閉し夫々0℃、室
温及び60℃で3力月間保存した後、沈殿物の発生及び
液物性の変化を測定して保存安定−性を評価した。
又、各々のインクを前記記録装置に充填し、60℃で1
ケ月放置後の吐出を調べ、目詰まり性を評価した。
又、各々のインクを前記記録装置に充填し、室温にて4
8時間の連続吐出を行い、試験後の画像品位の劣化の程
度のチエツクと発熱ヘッドの表面を顕微鏡で観察し、堆
積物の有無をチエツクし、吐出安定性を評価した。
更に夫々のインクを誘導プラズマ発光分光分析装置を用
いて硅素濃度及び鉄濃度を測定した。
評価結果を下記第1表に示した。表中の◎は優良を、0
は良好を、Δはやや不良を、モして×は不良を示す。
幻W 実施例1  00000  2.8 3.5比較例1−
1 0 0  X  Δ X  13.1 16.0比
較例1−2 0  X  000  2.8 3.5実
施例2  ◎ 0OO04,Q3.2比較例2−1  
◎ OΔ x  x  12.I  J4.9比較例2
−2  ΔX  000  4.0 3.2実施例3 
 0 0 0 0  X   6.5 14.1比較例
3−I  Q  ○ △ Δx  16.0 15.7
比較例3−2  △ X  OOX   6.5 14
.1*;インク中の濃度 単位ppm (効 果) 以上の如き本発明によれば、色素を含むインク中に、油
相を乳化分散させ、且つインク中の硅素の濃度を10p
pm以下、好ましくは鉄濃度も10ppm以下に抑える
ことによって、インクの保存安定性、目詰まり性及び発
熱ヘッド上の沈着物の発生が改善され、且つこれを用い
て形成した画像は、上記の油が撥水剤として作用するた
め、画像の耐水性も向上する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも色素を含む水性媒体中に、油相を乳化
    分散させた記録液であって、該記録液中の硅素の濃度を
    10ppm以下に調整してあることを特徴とする記録液
  2. (2)記録液を微細口から吐出させて被記録材に記録を
    行う記録方法において、該記録液が、少なくとも色素を
    含む水性媒体中に、油相を乳化分散させた記録液であっ
    て、該記録液中の硅素の濃度を10ppm以下に調整し
    てあることを特徴とする記録方法。
  3. (3)記録液中の鉄の濃度を10ppm以下に調整して
    ある特許請求の範囲第(1)項及び第(2)項に記載の
    記録液及び記録方法。
  4. (4)色素が水溶性染料又は分散染料である特許請求の
    範囲第(1)項及び第(2)項に記載の記録液及び記録
    方法。
  5. (5)油相が紫外線吸収剤及び/又は酸化防止剤を含む
    特許請求の範囲第(1)項及び第(2)項に記載の記録
    液及び記録方法。
  6. (6)染料が記録液中で5重量%以下を占める濃度であ
    る特許請求の範囲第(1)項及び第(2)項に記載の記
    録液及び記録方法。
  7. (7)記録方法が熱エネルギーを作用させて行うインク
    ジェット方式である特許請求の範囲第第(2)項に記載
    の記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269378A (ja) * 1995-04-04 1996-10-15 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録用インクおよびインクジェット記録方法
JP2015091970A (ja) * 2014-11-25 2015-05-14 セイコーエプソン株式会社 インクジェット用インク

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