JPH01181183A - 携帯可能電子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば消去可能な不揮発性メモリおよびＣ
ＰＵなどの制御素子を有するＩＣ（集積回路）チップを
内蔵した、いわゆるＩＣカードと称される携帯可能電子
装置に関する。

（従来の技術） 最近、新たな携帯可能なデータ記憶媒体として、ＥＥＰ
ＲＯＭなどの消去可能な不揮発性メモリおよびＣＰＵな
どの制御素子を有するＩＣチップを内蔵したＩＣカード
が開発されている。この種のＩＣカードは、内蔵する制
御素子によって内蔵するメモリをアクセスし、外部から
の要求に応じて必要なデータの入出力を行なうものであ
る。

このようなＩＣカードにあっては、メモリの特定エリア
内にＩＣカードの製造者によって設定される情報（以後
、製造情報と称す）が記憶されている場合がある。この
製造情報は、通常、ＩＣカードの製造を完了した時点で
、製造者が特定コマンドを用いてメモリの特定エリア内
に書込む。ここに、製造情報は、たとえば家庭電化製品
であるならば必ず記されており、大衆の目に晒されてい
る製造番号および製造年月日などの、ＩＣカードの内部
制御に直接関係なく、またその情報の漏れによるセキュ
リティ性の低下が無い、さらにＩＣカードに不具合が生
じた場合などには直ぐに必要となる情報である。

さて、上記特定コマンドは、製造者のみが使用できる製
造情報書込みコマンドであり、そのコマンドの実行は製
造者用正当性確認キーがあらかじめ照合されていること
が条件となっている。また、そのコマンドによって書込
まれた製造情報は、同じく製造者用正当性確認キーがあ
らかじめ照合されていることが実行のための条件である
製造情報読出しコマンドにより読出せるようになってい
る。

しかし、従来のＩＣカードにあっては、上記したよ°う
に、製造者用正当性確認キーの照合により製造情報書込
みコマンドおよび製造情報読出しコマンドの実行が許可
されるため、セキュリティ性を必要とせず、必要と感じ
たときはいつでも認識できるはずである製造番号等の製
造情報が製造者の許可がなければ読出せないという不具
合があった。このため、たとえばＩＣカードに不具合が
発生した場合（カードの内部制御やハードウェア上での
不具合という製造関係がからむ事故の発生時）、ＩＣカ
ードの発行者および所持者はそのＩＣカードの製造情報
を容易に知ることができず、たとえば過去の不具合カー
ドとの比較など、迅速に対策をたてることができないと
いう問題があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記したようにセキュリティ性を必要とせず
、必要と感じたときはいつでも認識できるはずである製
造情報の読出しに制限があり、製造者以外は容易に読出
して知ることができないという問題点を解決すべくなさ
れたもので、本装置を操作する正当な人なら誰でも、そ
の製造情報を容易に読出して知ることが可能となる携帯
可能電子装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、不揮発性メモリと、この不揮発性メモリに対
してデータの読出しおよび書込みを行なうための制御部
を有し、選択的に外部からの入出力を行なう携帯可能電
子装置であって、前記不揮発性メモリ内に設けられ、本
装置の製造者によって設定される情報を記憶している記
憶手段と、外部から正当な読出命令を受けたとき、前記
記憶手段内の情報を読出して外部へ出力する読出制御手
段とを具備している。

（作用） メモリに記憶されている製造情報の読出しに従来のよう
な制限を設けないようにしたものであり、これにより製
造者の許可を得なくとも、本装置を操作する正当な人（
すなわち、正当な読出命令を知っている人）なら誰でも
、その製造情報を容易に読出して知ることが可能となる
。したがって、たとえば本装置に不具合が発生した場合
、本装置の発行者および所持者はその製造情報を容易に
知ることができ、たとえば過去の不具合装置との比較な
ど、その不具合に対する対策を迅速に施すことができる
。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第３図は本発明に係る携帯可能電子装置としてのＩＣカ
ードの構成例を示すもので、制御部としての制御素子（
たとえばＣＰＵ）１１、消去可能な不揮発性メモリ１２
、プログラムメモリ１３、および図示しない外部装置と
電気的に通信するためのコンタクト部１４によって構成
されており、これらのうち破線内の部分（制御素子１１
、メモリ１２、プログラムメモリ１３）は１つ（あるい
は複数）のＩＣチップで構成されてＩＣカード本体内に
埋設されている。プログラムメモリ１３は、たとえばマ
スクＲＯＭで構成されており、制御素子１１の制御プロ
グラムなどを記憶するものである。メモリ１２は各種デ
ータの記憶に使用され、たとえばＥＥＦＲＯＭで構成さ
れている。

メモリ１２は、たとえば第２図に示すように、製造情報
エリア２１、エリア定義情報エリア２２、゛およびデー
タエリア２３から構成されている。製造情報エリア２１
は、本ＩＣカードの製造者によって設定される情報、つ
まり製造情報が記憶されている。エリア定義情報エリア
２２は、データエリア２３を複数のエリアに分割定義し
管理する複数のエリア定義情報が記憶されている。１つ
のエリアを定義するエリア定義情報は、たとえばエリア
固有の番号を定義するエリア番号、データエリア２３に
おけるエリアの位置を定義する先頭アドレス、エリアの
大きさを定義するエリアサイズなどからなっている。デ
ータエリア２３は、各種データが記憶されるもので、上
記したようにエリア定義情報エリア２２内のエリア定義
情報によって分割定義される。

製造情報エリア２１のサイズは第２図に示すように固定
長りを有しており、したがってエリアの内容にサイズデ
ータを持たなくても、あらかじめ定められたフォーマッ
ト（第２図参照）に基づき製造情報が記憶されていれば
、製造情報エリア２１に対する読出動作を正しく行なう
ことができる。製造情報エリア２１内に記憶される製造
情報は、たとえば第２図に示すように、家庭電化製品で
あるならば必ず記されており、大衆の目に晒されている
製造番号、製造年月日１製造者名、製造工場コードなど
の、ＩＣカードの内部制御に直接関係なく、またその情
報の漏れによるセキュリティ性の低下が無い、さらにＩ
Ｃカードに不具合が生じた場合などには直ぐに必要とな
る情報である。

このような構成において、製造情報の読出動作を第１図
に示すフローチャートを参照して説明する。外部からコ
マンドを受信すると、制御素子１１は、受信したコマン
ドが製造情報読出しコマンドか否かを判断し、製造情報
読出しコマンドでなければ受信したコマンドに対応する
他の処理ルーチンへ進む。上記判断の結果、製造情報読
出しコマンドであれば、制御素子１１は、そのコマンド
電文が正常であるか否かをチエツクし、異常であればコ
マンド電文異常のステータスを外部に出力して処理を終
了する。上記チエツクの結果、正常であれば、制御素子
１１は、メモリ１２の製造情報エリア２１から製造情報
を読出し、この読出した製造情報を外部へ出力して処理
を終了する。

このように、メモリに記憶されている製造情報の読出し
に従来のような制限を設けないようにしたものである。

これにより、製造者の許可を得なくとも、本ＩＣカード
を操作する正当な人（すなわち、正当な製造情報読出し
コマンドを知っている人）なら誰でも、そのＩＣカード
の製造情報を容易に読出して知ることが可能となる。し
たがって、たとえば本ＩＣカードに不具合が発生した場
合、そのＩＣカードの発行者および所持者はその製造情
報を容易に知ることができ、たとえば過去の不具合カー
ドとの比較など、その不具合に対する対策を迅速に施す
ことができ、結果的に極小の不具合に抑えることができ
る。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、本装置を操作する
正当な人なら誰でも、内部のメモリに記憶されている製
造情報を容易に読出して知ることが可能となる携帯可能
電子装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１図
は製造情報の読出動作を説明するフローチャート、第２
図は不揮発性メモリの構成を概略的に示す図、第３図は
ＩＣカードの構成を概略的に示すブロック図である。 １１・・・・・・制御素子（制御部）、１２・・・・・
・不揮発性メモリ、１３・・・・・・プログラムメモリ
、２１・・・・・・製造情報エリア（記憶手段）、２２
・・・・・・エリア定義情報エリア、２３・・・・・・
データエリア。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 ｒ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−］
硼 Ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　不揮発性メモリと、この不揮発性メモリに対してデー
   タの読出しおよび書込みを行なうための制御部を有し、
   選択的に外部からの入出力を行なう携帯可能電子装置で
   あって； 前記不揮発性メモリ内に設けられ、本装置の製造者によ
   って設定される情報を記憶している記憶手段と； 外部から正当な読出命令を受けたとき、前記記憶手段内
   の情報を読出して外部へ出力する読出制御手段と を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。