JPH01179248A - 磁気光学複合ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、記録媒体に記録された磁気パターンと光学
パターンとを同時に読み取ることが出来る磁気光学複合
ヘッドに関する。

（従来の技術） 記録媒体の同じ位置に記録される磁気パターンと光学パ
ターンとを同時に検出する磁気光学複合ヘッドが本出願
人により提案されている（実開昭６１−１２５７６３号
公報）、この磁気光学複合ヘッド１は第６図に示すよう
に、磁気コア２にコイル３が巻装された磁気センサ４の
磁気検出ギャップ（先端ギャップ）５に光透過性非磁性
材料で成形された光透過部材（光学部材）６を装着し、
この光学部材６に光学データを読み取る光ファイバ束７
を接合し、磁気センサ４の外側にセンサ４を挟持してこ
れを固定する二つのホルダ８を被せたものである。光フ
ァイバ束７は更に２組の束７ａ、７ｂに分割してホルダ
８より外方に延出され、光ファイバ束７ａの端面には発
光素子１５が、光ファイバ束７ｂの端面には受光素子１
６が夫々光結合されている。

紙幣等の記録媒体Ｆはその表面に磁性体粉末が混入され
た印刷インクにより磁気・冬ターンと光学的濃淡パター
ンとが同時に描かれており、この記録媒体Ｆを磁気光学
複合へラド１のギャップ部５に密着しながら移動させる
と磁気光学複合へラド１は磁気コア２の外周に巻回され
たコイル３の誘導電流ないしはインピーダンスの時間変
化を検出することにより上記磁気パターンを読み取ると
共に、発光素子１５からの光を入射路用光ファイバ束７
ａを介して透明な光学部材６に導き、この光を記録媒体
Ｆで反射させてその反射光を反射路用光ファイバ束７ｂ
を介して受光素子１６に温くことにより上記光学的濃淡
パターンが読み取られる。

磁気パターンを検出する上述の磁気コイル３に代えて、
磁気抵抗素子やホール素子を使用することも可能である
。又、光学的濃淡パターンを検出するために上述のよう
な反射光を利用するものに代えて透過光を利用すること
も可能である。

この磁気光学複合ヘッド１は第７図及び第８図に示すよ
うに外部ケース１０内に複数個収容して磁気光学複合マ
ルチヘッド１１として使用される場合がある。

磁気光学複合マルチヘッド１１は第９図に示すように、
磁気光学複合へ７ド１のホルダ８の側面８ａに段部８ｂ
を形成し、その段部８ｂと外部ケース１０との間の隙間
（例えば、約０．５１程度の隙間）に光ファイバ束７を
挿通し、この光ファイバ束７を更に保護チューブ９に挿
通して第７図及び第８図に示すように外部ケース１０の
底面１０ａから外部に引き出すようにしている。第７図
及び第８図中１３は磁気端子（磁気ピン）であり、磁気
センサ４のリード線３ａを一端に接続したバイブ１３ａ
の先端部を外部ケース１０の底面１０ａに突出させたも
のである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の磁気光学複合マルチヘッド１１は第８図及び第９
図に示すように狭いスペースに多数の光ファイバ束７と
磁気と７１３とが混在しているので磁気光学複合マルチ
ヘッド１１の実装時に取り扱いに細心の注意が必要であ
った０例えば、外部ケース１０に磁気光学複合ヘンド１
を組み込む際に、光ファイバ束７がホルダ８内に引き込
まれたり、第７図及び第８図に示す磁気ビン１３に外部
電線を半田付けする際に、外部ケース１０の外側に引き
出されている保護チューブ９に半田鏝が触れたりするこ
とが生じる場合がある。特に、光ファイバがプラスチッ
クファイバの場合には保護チューブ９を通して同ファイ
バに半田鏝が接触すると、同ファイバに傷が付いたり、
切断したりする不都合が生じる。

本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもので
、磁気光学複合ヘッドの配線を簡潔にしてマルチヘッド
とする場合の組立てや、半田付は作業を容易に行い得る
ように図った磁気光学複合ヘッドを提供することを目的
とする。

（問題点を解決するための手段） 上述の目的を達成するために本発明に依れば、磁気セン
サの先端ギャップに光学部材が配設され、該光学部材に
光ファイバ束の一端が接合される磁気光学複合ヘッドに
おいて、前記磁気センサは少なくとも先端ギャップ部を
除いてケースに囲繞され、前記光ファイバ束の他端は該
ケースの前記先端ギャップと反対側の背面に、その端面
が平滑化されて露出するように固定されていることを特
徴とする磁気光学複合ヘッドが提供される。

そして、この磁気光学複合ヘッドの平滑化された光ファ
イバ束の他端面ば、ホルダに保持された発光素子又は受
光素子と対向してこれと光結合される。

（作用） 磁気光学複合ヘッドは、取り扱いの煩わしい光ファイバ
束が外部に引き出されず、ケースの背面に、光ファイバ
束の端面が平滑化されて露出するように固定される。こ
のため、磁気光学複合ヘッドは発光素子又は受光素子が
保持されたホルダに取り付けるだけでよいので組立が容
易になる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。尚、前述した第６図乃至第９図に示す従来の磁気光学
複合ヘッドの構成要素と同じものには同じ符号を付して
説明する。

第１図は本発明に係る磁気光学複合ヘッドの断面構成図
であり、第４図及び第５図はこの磁気光学複合ヘッドを
多数組み込み、回路基板に実装される磁気光学複合マル
チヘッドの適用例を示す。

本実施例の磁気光学複合へラド２０の磁気センサ４はそ
の先端ギャップ部５を除いてケース３０に囲繞され、こ
の磁気センサ４をケース３０に多数収容してマルチヘッ
ド１１′としたもので、磁気センサ４はその先端ギャッ
プ５側をケース３０の一側面３０ａに、先端ギャップ５
と反対側の端部をホルダ２１に夫々支持されている。

磁気コア２は、第２図に示すように半割りに分割して形
成され、前記先端ギャップ５と反対側の端部中央には光
ファイバ束７が挿通される穴２ａが穿設されている。非
磁性光透過性材料で形成された光学部材６が磁気コア２
の先端ギャップ５に嵌挿され、この光学部材６の背面に
ギャップ５に沿って一列に整列された光ファイバ束７の
一端が接合されており、この光ファイバ束７は上述の穴
２ａを介して磁気コア２の外方に引き出される。

ケース３０は、断面略Ｕ字状のケース本体３０ｂと、開
口を覆う蓋体３０Ｃとからなり、蓋体３０ｃの外表面（
先端ギャップ５に対して前面）３０ｆには磁気光学複合
ヘッド２０の配設位置に対応して各−組の円柱状突起３
０ｄ、３０ｄが幅方向対称位置に突設形成されている。

この各突起３０ｄには貫通孔３０ｅが穿設されている（
第３図ｉａｌ参照）、光ファイバ束７は磁気コア２の穴
２ａから外方に引き出された後、入射路用光ファイバ束
７ａと反射路用光ファイバ束７ｂに分割され、各光ファ
イバ束７ａ、７ｂは夫々上述の貫通孔３０ｅに挿通され
る。そして、蓋体３０ｃをケース本体３０ｂに固定した
後、光ファイバ束７ａ、７ｂの周りに二液混合型エポキ
シ樹脂等の固定剤３１を流し込んでこれらを貫通孔３０
ｅに固定する（第３図（ｂ）参照）９貫通孔３０ｅに固
定された各光ファイバ束１ａ、１ｂは突起３Ｑｄ、３０
ｄの端面で切断され（第３図ｔｅｌ）、回転式研磨器等
でパフ研磨され、切断された光ファイバ束７ａ、７ｂの
各端面が平滑化される（第３図（ｄｌ）、斯くして、光
ファイバ束７の他端はケース３０の先端ギャップ５と反
対側の背面３０ｆに、その端面が平滑化されて露出する
ように固定されることになる。

ケース３０内の前述したホルダ２１の蓋体３０ｃに対向
する面に固着される端子板３ｂには各磁気光学複合ヘッ
ド２０につき２木の磁気ピン３３の一端が植設され、磁
気ピン３３の他端はケース本体３０ｂの両側壁に切欠形
成された切欠溝３０ｇを介して外部に突出している。磁
気ピン３３の前記一端にはコイル３の各リード線３ａが
夫々接続されている。蓋体３０ｃの左右の側壁にはケー
ス本体３０ｂに形成された切欠溝３０ｇに対応する各位
置に上下方向に溝３０ｈが夫々形成されている。

ケース３０は発光素子１５及び受光素子１６を組み込み
保持するホルダ４０に取り付けられる。

より具体的には、ホルダ４０は磁気光学複合ヘッド２０
を組み込んだケース３０と同じ長さ及び幅を存する厚手
の板状をなし、ケース３０の背面３０ｆと対向する面に
、ケース３０の各円柱状突起３０ｄが嵌合し、突起３０
ｄの高さと略同じ深さの円筒状穴４０ａが同じ個数だけ
穿設されており、この多穴４０ａと同軸に反対の面に発
光素子１５又は受光素子１６を嵌挿保持する穴４０ｂが
穿設され、穴４０ａと穴４０ｂとは小径の透孔４０ｃで
連通されている。そして、ホルダ４０の幅方向に互いに
隣接する２つの穴４０ｂ、４０ｂには夫々発光素子１５
及び受光素子１６が嵌挿固定されている。

ホルダ４０の左右の側壁にはケース３０側の溝３０ｈと
整合する位置に同じ深さの溝４０ｅが上下方向に形成さ
れている。

このような磁気光学複合マルチへラド１１”を回路基板
に実装する場合には、先ず、磁気光学複合ヘッド２０を
組み込んだケース３０とホルダ４０とを重合し、各突起
３０ｄを穴４０ａに嵌合密着させ、次いで磁気ピン３３
をホルダ４０側に折り曲げ、この状態で磁気ピン３３、
及゛メ発光・受光素子１５．１６の各端子１３，１３°
を回路基板５０の所定のスルーホールに嵌挿半田付けし
て実装を完了する。尚、発光素子１５の断線等により故
障した場合には回路基板５０の半田付は部を溶解して磁
気光学複合マルチヘッドを離脱させ、ケース３０とホル
ダ４０とを分離してホルダ４０だけを交換することが可
能である。

上述の実施例ではケース３０側の突起３０ｄとホルダ４
０側の穴４０ａとを嵌合密着させることによりこれらを
結合するようにしたが、本発明のケース３０とホルダ４
０の結合方法はこれに限定されず、突起３０ｄや穴４０
ａを設けずに光ファイバ束７の露出端面をホルダに保持
された発光素子又は受光素子に対向させた状態でこれら
を重合し、ビス等によりホルダをケースに固定するよう
にしてもよい。

（発明の効果） 以上詳述したように本発明の磁気光学複合ヘッドに依れ
ば、磁気センサは少なくとも先端ギャップ部を除いてケ
ースに囲繞され、一端が磁気センサの先端ギャップに配
設された光学部材に接合される光ファイバ束の他端がケ
ースの前記先端ギャップと反対側の背面に、その端面が
平滑化されて露出するように固定されるので、光ファイ
バ束がケース外に引き出されず、配線が簡潔となる。そ
して、磁気光学複合ヘッドの組付時に半田鏝が光ファイ
バに接触して焼損することがない、更に、発光素子ない
し受光素子が保持されたホルダに容易に結合することが
でき、回路基板への組み込みや半田付は作業が容易にな
り取り扱いが極めて簡第１図ないし第５図は本発明の一
実施例を示し、第１図は本発明に係る磁気光学複合ヘッ
ドを組み込んだ磁気光学複合マルチヘッドの分解断面構
成図、第２図は磁気光学複合ヘッドの分解斜視図、第３
図はケース背面に露出させる光ファイバ束の端面処理手
順を示す工程図、第４図は本発明に係る磁気光学複合ヘ
ッドを多数組込んだケースと、発光素子及び受光素子を
保持するホルダとの分解斜視図、第５図は回路基板に実
装された状態の磁気光学複合マルチヘッドの斜視図、第
６図は従来公知の磁気光学複合ヘッドの斜視図、第７図
は従来の磁気光学複合ヘッドを組込んｔ２ｍ気光学複合
マルチヘッドの側面図、第８図は同マルチヘッドの底面
図、第９図は同マルチヘッドの部分断面図である。

２・・・磁気コア、３・・・コイル、５・・・先端ギャ
ップ、６・・・光学部材、７・・・光ファイバ束、１５
・・・発光素子、１６・・・受光素子、３０・・・ケー
ス、３０ａ・・・ケース本体、３０ｂ・・・蓋体、３０
ｄ・・・円筒状突起、３３・・・磁気ビン、４０・・・
ホルダ、４０ａ・・・穴、５０・・・回路基板。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気センサの先端ギャップに光学部材が配設され
   、該光学部材に光ファイバ束の一端が接合される磁気光
   学複合ヘッドにおいて、前記磁気センサは少なくとも先
   端ギャップ部を除いてケースに囲繞され、前記光ファイ
   バ束の他端は該ケースの前記先端ギャップと反対側の背
   面に、その端面が平滑化されて露出するように固定され
   ていることを特徴とする磁気光学複合ヘッド。
2. （２）前記平滑化された光ファイバ束の他端面は研磨面
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁
   気光学複合ヘッド。
3. （３）前記平滑化された光ファイバ束の他端面はホルダ
   に保持された発光素子又は受光素子に対向してこれと光
   結合されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の磁気光学複合ヘッド。