JPH01178701A - 回転駆動源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば一般の家庭用電気掃除機等の吸引力を
利用して、諸種の用途の回転動力源を手軽に作り出せる
ようにした回転駆動源装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来から家庭等で使用されている駆動源を有する諸種の
装置には、その動力源として一般に電動機が内蔵されて
いるため、装置が大損りとなってコストも高くなるとい
う問題がある。また、その動力源は装置専用のものであ
るから、その動力源を手軽に他の用途に転用することは
難しい。

［発明の目的］ 本発明の目的は、例えば家庭用電気掃除機の吸引ホース
を接続するだけで、手軽に回転動力を作り出せるように
した安価で便利な回転駆動源装置を提供することにある
。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、一部に円
弧部を有する略扇形状のケース内に前記円弧部の曲率中
心を中心として回転する回転体を設け、前記円弧部に沿
った前記ケース内の流体通路を塞ぐように開き、前記流
体通路以外では前記回転体の周りに沿って閉じるように
した複数枚の開閉羽根を前記回転体に取り付け、前記ケ
ースの円弧部の両側にそれぞれ流体入口部と流体出口部
とを設けたことを特徴とする回転駆動源装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明に係る回転駆動源装置の片側の断面図、
第２図は第１図の］Ｔ−ＩＴ線に沿った断面図である。

外周壁１と左右両側の側壁２（ただし、第２図において
は左側の側壁の図示を省略している）とで構成されたケ
ース３の内部には、枢軸４に取り付けられた回転体５が
回転自在に設けられ、この回転体５の周囲にはピン６に
よって開閉可能に支持された複数の開閉羽根７が等間隔
に取り付けられている。ケース３の外周壁１は円弧部１
ａとかなめ郡ｌｂを宥するＶ＠扇形状となっており、枢
軸４はこの円弧部１ａの曲率中心に位置しているが、全
体的には偏心した位置に配置されている。そして、円弧
部１ａと回転体５との間には空気通路８が形成されてお
り、かなめ部ｔｂと回転体５との間は閉じられた開閉羽
根７を通すだけの狭い間隙とされている。開閉羽根７は
合成樹脂等の材料により空気通路８を塞ぐ形状に造られ
ており、例えば第３図、第４図に示すように、基部には
ピン６を挿入するピン孔７ａと、補助スプリング９を嵌
め込む凹部７ｂと、その裏側には開き限度を規制するス
トッパ７ｃとを有し、また先端部両側には側壁２に設け
られたガイド溝１０に嵌合される凸部７ｄが設けられて
いる。更に、外周壁１のかなめ部１ｂにはストッパ７Ｃ
を通過させるための逃げ溝１１が設けられている。また
、かなめ部１ｂの片側には金網等で造られたフィルタ１
２を備えた空気人口１３、他側には例えば家庭用電気掃
除機等の吸引管を接続する空気出口１４が設けられてい
る。

」二連の構成において、空気出口１４に家庭用電気掃除
機等の吸引管を接続して空気通路８内の空気を吸引する
と、空気人口１３がら空気が吸引されて開閉羽根７を押
し込み、回転体５が枢軸４を中心に矢印方向に回転を始
める。この回転に伴って、ガイド溝１０によって案内さ
れている開閉羽根７は、空気出口１４の前を通過した後
は回転体５の周りに沿って閉じられ、この状態でかなめ
部１ｂを通過した後は再び開き、空気通路８を塞ぐよう
になる。開閉羽根７が開く際には、凸部７ｄがガイド溝
１０に案内されているので、必ずしも補助スプリング９
がなくても開くことは可能であるが、補助スプリング９
はその開き動作を助長する役割を果たすことができる。

また、ガイド溝１０は開閉羽根７を強制的に開閉するこ
とができ、ガイド溝１０がなくども回転は可能であるが
、開閉羽根７の折り畳み時に生ずる打発音の減少に寄与
している。

このように、空気出口１４の前を通過した開閉羽根７を
回転体５の周りに閉止するようにすれば、空気通路８を
塞いでいる開閉羽根７に強力な吸引力を作用させること
ができ、家庭用電気掃除機等の吸引力によって枢軸４か
ら強力な回転動力源が得られる。

なお、以上の構成において空気出口１４に吸引管を接続
する代りに、空気人口１３から圧力空気を供給する場合
にも同様な効果が得られることは云うまでもない。更に
、」二連の実施例は吸引流体として空気を利用する場合
を示したが、空気以外の例えば油等の他の流体を用いる
場合にも同様に適用することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る回転駆動源装置は、流
体通路を塞ぐ開閉羽根を流体通路通過後は回転体の周り
に閉じるように構成したため、流体出口に作用される吸
引力によって強力な回転力を得ることが可能である。従
って、例えば一般家庭に普及している電気掃除機のホー
スを接続することによって、諸種の用途の強力な動力源
が安価にかつ簡単に得られるという便利さがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る回転駆動源装置の一実施例を示し、
第１図は断面図、第２図は第１図のｍ−■線に沿った断
面図、第３図、第４図は開閉羽根の斜視図である。 符号１は外周壁、１ａは円弧部、■ｂはかなめ部、２は
側壁、３はケース、４は枢軸、５は回転体、６はビン、
７は開閉羽根、８は空気通路、９は補助スプリング、１
０はガイド溝、１１は逃げ溝、１３は空気入口、１４は
空気出口である。 特許出願人　　有限会社吉公製作所 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一部に円弧部を有する略扇形状のケース内に前記円
   弧部の曲率中心を中心として回転する回転体を設け、前
   記円弧部に沿った前記ケース内の流体通路を塞ぐように
   開き、前記流体通路以外では前記回転体の周りに沿って
   閉じるようにした複数枚の開閉羽根を前記回転体に取り
   付け、前記ケースの円弧部の両側にそれぞれ流体入口部
   と流体出口部とを設けたことを特徴とする回転駆動源装
   置。