JPH01178659A - 床材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は床面の表装に使用される床材に関し、更に詳し
くは基材と表面材とから構成されると共に目地部に防水
処理が施された床材に関する。

（従来の技術） 家屋の床面を表装するためには、所定形状の床材を順序
良く並べながら隣り合う床材同士を嵌合しつつ貼着した
り、木ネジや釘等で固定するのであるが、側面から押圧
しながら床材と床材の間の目地部に隙間が生しないよう
に形成しても、完成後時間の経過につれ床材の変形など
が生じるためこの目地部の隙間を完全に無くすことはで
きなかった。

（発明が解決すべき課題） 床面のこれらｌ］地部に隙間が存在すると、水やその他
の液体をこぼしたりした場合に、当然ながらこの目地部
の隙間から水が床材に浸みて、回数が重なれば床材自体
に反りが生じ床面が歪んでくるという事態になる。更に
床下地材にもこの水等が伝わって腐ったりすることにも
なった。

従来においては、床材の表面部分を例えば　ＷＰＣ化木
材を使用したりして吸水性を無くしたり、隣り合う床材
の側面の凸状部と凹状部の嵌合を精度良くせんとしたり
、或いは床材自身や床下に防腐処理をするなどして対処
していたが、目地部自体には何らの対策が施されていな
かったため、水等の浸透に対する根本的な解決にはなっ
ていなかった。基材を合成樹脂にて形成する手段もある
が、基材自体には浸透しなくても目地部に水分を含んだ
ままになったり、床下などに滴下するなどの問題点は残
存していた。

（課題を解決するための手段） 本発明は」二連の問題点に鑑みなされたものであって、
床面の目地部から水等が床材や床下面に浸透しないよう
防水処理を施した床材を提供するものであって、その手
段は、 基材の上面に表面材を貼着してなる床材において、 基材側面の所定位置には弾性を有する合成樹脂からなる
シーリング材を貼着したことを特徴とする床材である。

そして、この基材の一側面には、外方に突出する凸状部
を設けると共にこの凸状部を有する一側面の反対側面に
は切り欠かれた凹状部を設け、シーリング材は基材の側
面であって凸状部の上部に貼着するのがよい。

この場合、シーリング材は帯状の定形とすることができ
る。

更に、シーリング材が貼着される基材の側面は、シーリ
ング材の貼着面に合わせて切り欠かれているのがより好
ましい。

（実施例） 以下本発明に係る床材につき、添付の図面に従いその実
施例を説明する。

第１図は本発明に係る床材（１０）の一実施例を示す斜
視図であり、第２図はその部分拡大図である。

図に示すように、床材（１０）は本実施例では基材（１
）の上面に表面材（２）としてＷＰＣ化木材を貼着した
高級床材（１０）である。

本実施例では基材（１）はパーチクルボードや合板など
木質系の材料を所定大きさ及び厚さに形成したものであ
るが、基材（１）は木質系材料に限らず、例えばケイカ
ル板のごとく無機質系材料や合成樹脂材料であってもよ
い。尚、必要に応じて本実施例のごとく、基材（１）の
下面にバッカー材（４）を同様の接着剤（３）にて接着
してもよい。

表面材（２）は本実施例ではＷＰＣ化木材を使用してい
るが、特に限定されるものでもない。

基材（１）と表面材（２）とは、本実施例では接着剤（
３）としてウレタン系樹脂を所定量塗布することでで貼
着しであるが、他にエポキシ系樹脂や酢酸ビニール系樹
脂等であってもよい。その塗布量は１００〜４ｏｏｇ／
ｒｎ’程度が好ましく、ヘラ塗り或いはスプレーやロー
ルにて塗布されるものである。

尚、本実施例の床材（１０）においては、第１図や第２
図に示すように、基材（１）の側面には外方に突出する
凸状部（ｌａ）を設けると共に、この凸状部（１ａ）を
有する側面の反対側面には切り欠かれた凹状部（１ｂ）
を設け、第４図に示すように凸状部（１ａ）と凹状部（
１に＋）とを互いに嵌合させることで、床材（１０）同
士が強固に嵌合されると同時に仮り止めや表面調整を行
ない易くしている。

そして、本発明に係る床材（１０）には、基材（１）の
側面の所定位置には第３図に示すような合成樹脂からな
る帯状の定形シーリング材（５ａ）（５ｂ）がやはり同
様の接着剤（３）や、又は接着性を有するシーリング材
（５ａ）（５ｂ）自身にて貼着しである。この定形のシ
ーリング材（５ａ）　（５ｂ）は弾性を有するものであ
って、本実施例では帯状の定形のシーリング材（５ａ）
　（５ｂ）としてポリウレタン系樹脂を採用しているが
、所望の性質を有するものであれば、ポリウレタン系樹
脂に限らず例えば、ポリ塩化ビニール系、クロロプレン
ゴム系、クロロスルホン化ポリエチレン系、エチレンプ
ロピレン系、ポリエチレン系、ポリスチレン系、アスフ
ァルト含浸ウレタン系であってもよい。又、その形状も
帯状に限られるものではない。更に不定形のシーリング
材として、シリコン系、変成シリコン系、ポリサルファ
イド系、ポリウレタン系、アクリル系、ブチル系、ＳＢ
Ｒ系の材料であってもよい。

シーリング材（５ａ）（５ｂ）は合成樹脂からなるため
、水分を内部へ吸収することなく、その浸透を防ぐこと
ができるのである。更にシーリング材（５ａ）（５ｂ）
は弾性を有しているので、床材（１０）同士の嵌合時に
は側面からの抑圧により一旦収縮してその嵌合工程に何
ら支障を生じることはなく、床面の完成後には元の形状
に戻ろうとして、目地部（８）の隙間を塞ぐものである
。

又、本実施例では定形のシーリング材（５ａ）　（５ｂ
）は基材（１）の側面であって上述した凸状部（１ａ）
の上部に貼着しであるので、目地部（６）の隙間を少し
の分量で床材（ｌＯ）の表面から完全に充填することが
できると共に、凸状部（１ａ）に遮えぎられて下方へ移
動することもなく、かつ基材（１）の側面に貼り易いの
である。更に本実施例では定形のシーリング材（５ａ）
（５ｂ）が貼着される基材（１）の側面（１５ａ）　（
１５ｂ）は、この定形のシーリング材（５ａ）（５ｂ）
（７）貼着面（１５ａ）（１５ｂ）の形状に合わせ切り
欠かれており、その貼着を一層容易にしである。従って
、誤ってこの床面に水等をこぼしても、床材（１０）間
の目地部（６）には定形のシーリング材（５ａ）　（５
ｂ）が充填されているので、目地部（８）内や床下へこ
れらの水等が浸透することはなく、防水処理の施された
床材（１０）、床面となるのである。

第４図は床材（１０）同士を嵌合せんとする拡大正面図
であり、第５図は嵌合し床面を形成した状態の斜視図で
ある。

（発明の効果） 本発明は上述のとうり構成されているので以下に記載す
る効果を奏する。

請求項１に係る床材にあっては、 この合成樹脂からなるシーリング材により、床材間に存
在する目地部の隙間から水等が浸透して床材や床下面が
腐ったり、床面が水分を吸収して反ったりするといった
ことを防ぐことができるものである。

又、シーリング材が弾性を有しているので、床材同士の
嵌合には何ら支障なく通常の床面が形成されるものであ
る。

請求項２に係る床材にあっては、 更に凸状部及び凹状部によって床材同士が強固に嵌合さ
れると同時に仮り止めや表面調整を行ない易くなり、目
地部の隙間を少しの分量で床材の表面から完全に充填す
ることができ、しかも凸状部に遮えぎられてシーリング
材が下方へ移動することもなくかつ基材の側面に貼り易
いものである。

請求項３に係る床材にあっては、 シーリング材は帯状の定形であるので、その取り扱いが
便利である。

そして請求項４に係る床材にあっては、シーリング材が
貼着される基材の側面が、そのシーリング材の貼着面に
合わせ切り欠かれているので、シーリング材の貼着を一
層容易にし、剥れることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は床材の一実施例を示す斜視図、第２図はその部
分拡大図、第３図はシーリンク材の一実施例を示す斜視
図、第４図は床材同士を嵌合せんとする拡大正面図、第
５図は床材同士を嵌合して床面を形成した状態の斜視図
である。 符号の説明 １０　　・・・　床材、１　・・・　基材、２　・・・
　表面材、 ５ａ、５ｂ　　・・・　シーリング材。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）基材の上面に表面材を貼着してなる床材において
   、 基材側面の所定位置には弾性を有する合成樹脂からなる
   シーリング材を貼着したことを特徴とする床材。
2. （２）基材の一側面には外方に突出する凸状部を設ける
   と共にこの凸状部を有する一側面の反対側面には切り欠
   かれた凹状部を設けてなり、シーリング材は基材の側面
   であって凸状部の上部に貼着したことを特徴とする請求
   項１記載の床材。
3. （３）シーリング材は帯状の定形であることを特徴とす
   る請求項１記載の床材。
4. （４）シーリング材が貼着される基材の側面は、シーリ
   ング材の貼着面に合わせ切り欠かれていることを特徴と
   する請求項１記載の床材。