JPH01177856A

JPH01177856A - 電滋ポンプ

Info

Publication number: JPH01177856A
Application number: JP11388A
Authority: JP
Inventors: Hidetsugu Matsuzawa; 松澤　秀貢
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-01-05
Filing date: 1988-01-05
Publication date: 1989-07-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、液体金属を移送する電磁ポンプに関する。

（従来の技術）伝導型電磁ポンプは、磁界中に液体金属を導き、磁界と
直角方向から電極をとうして電流を流し、液体金属にフ
レミングの左手の法則による力を発生させ、液体金属を
一方向に圧送するものである。

以下その構成を図４を用いて説明する。

液体金属を移送するステンレス鋼製ダクト１の上下には
、流体に磁界を与えるため磁極２が設けられている。ま
たその磁極２と直角方向には、液体金属中に電流を流す
ための電極３が溶接によりダクト両側面に取付けられて
いる。尚、磁極は。

励磁コイル１５により励磁され、電極３は図示してない
電源に接続されている。

対向する磁極２により発生した磁場中にある液体金属に
電極３により磁場の方向と垂直に電流を流すことにより
、フレミングの左手の法則による力がダクト１内の液体
金属に矢印の方向に働き、液体金属が圧送される。

（発明が解決しようとする問題点）前記従来技術では、流体である液体金属に電流を流すた
めに、金属製ダクトに直接電極を溶接していた。

従って電流は、液体金属中だけでなく、金属製ダクト自
体も流れ、このダクト自体を流れる電流分は、ポンプ作
用に寄与せず、損失となってい′た。

また、ダクト内に流れる電流分を減らすために電極をダ
クト内側に設置しても、液体金属を外部に漏らさずに、
外から、電極に配線することが困難であった。

また、ダクトは高温・高圧の液体金属を内包するため、
強度的に信頼性の高い金属製ダクトが用いられており、
ダクト全体を絶縁材ではあるが脆いセラミックスに交換
することも困難であった。

本発明の目的は、金属性ダクトを用いたまま、ダクトに
流れる電流をなくし、強度的信頼性、密封性を保ちなが
らポンプ効率を上げることである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）問題点を解決するための手段を第１図を用いて説明する
。

液体金属を移送するためのダクト１の内面に電気的に絶
縁でかつ耐熱性の材料（例えばアルミナ等のセラミック
ス）をダクト１の内側に塗布、もしくはダクト１と同形
状に加工しＲ［し、その内側に電極３を設置する。

ダクト１には、電極３に通電するための配線を通す導線
管５の外側には冷却フィン６を設置する。

また、導線管５の端部には、フランジ７を設け、電極３
と連続した上部フランジ８との間でシールリング９を設
ける。

（作　用）ダクト内面に電気絶縁物を設置することにより、ダクト
１内を流れる電流が零または減少する。

この電極３にダクト１との絶縁性を保ったまま、配線、
通電するために、導線管５内も電気絶縁材料を設置して
あり、かつ、導線管５に設けた冷却フィン６により、導
線管５の内側の電極３とのすき間を上昇してくる液体金
属１０を凝固させ液体金属１０が、導線管５の端部のシ
ールリング９に達するのを防止している。これにより、
シールリング９はガス気密用の通常のもの使用でき、ダ
クト１内の液体金属が酸化するのを容易に防止できる。

（実施例）本発明の一実施例を第２図、第３図を引用して説明する
。

液体金属１０を移送するダクト１の上下には液体金属中
に磁界を発生させるべく、永久磁石、もしくは電磁石の
磁暴のＮ極、Ｓ極が対向して設置される。

この磁極２は９図示していないケーシングにより支持さ
れる。

この磁極２と垂直な方向のダクト１の側方には、液体金
属ＩＯ中に電流を流すための電極３が電極支持突起１１
に絶縁性の例えばセラミックスボルト１２により固定さ
れる。

また、ダクト１の内面には電気的に絶縁であり、耐熱性
材料、例えばアルミナ等のセラミックスを全周かつ流れ
方向には電極よりやや広い領域に塗布しである。これは
、かわりに板状のセラミックスを設置してもよい。また
、対向する電極３の間のダクト１の内面には必ずしもセ
ラミックスはなくても良い、ダクト１には導線管５が設
けてあり、この中を棒状電極１３が通り、導線管５の端
部で通常の電線１４接続され、電線１４は、図示してな
い電源に接続される。

また、第１図に電極部分の拡大図を示した。電極３は、
導線管５の中を通る棒状電極１３とダクト１内の平板状
電極３に分離でき１通常は棒状電極１３の先端に切った
図示してないねじにより、平板状電極３に切った雌ネジ
に結合される。

導線管５の内側にもセラミックス４が塗布されており、
棒状電極１３とダクト１の絶縁を保っている。このセラ
ミックスは、管状のものを設置してもよい。

導線管５のまわりには、冷却フィン６が複数設置されて
いる。

また、導線管５の端部は、シールリング９により密封さ
れており、ダクト１内と外部は気密が保たれている。

また電極３と導線管５は絶縁を保ちながら結合するため
に、セラミックスボルトによりフランジ７．８で結合さ
れている。

以上のように構成された実施例により、ダクト１と電極
３は、電気的に絶縁されるためダクト１内を電流がほと
んど流れず、大部分が液体金属１０中を流れるようにな
る。

また、導線管５に設けられた冷却フィン６により棒状電
極１３とダクトの間を浸透してきた液体金属１０は、凝
固し導線管５の端部のシールリング９まで到達しなくな
る。

〔発明の効果〕

金属製ダクト１にセラミックスを塗布したことにより従
来と同様に金屑製ダクトで強度を保ちつつ、ダクト１と
電極３の絶縁がなされ、ダクト中の電流損失がなくなり
ポンプ効率が増大することである。

また、導線管５につけた冷却フィン６の効果によりシー
ル９まで液体金属１０が上昇しないので。

通常のガス用シールリングを用いて、ダクト内の気密を
保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電極部分の拡大断面図、第２図は本発
明の実施例である電磁ポンプの横断面図、第３図は第２
図の矢印Ａ−Ａで切った縦断面図、第４図は従来例の外
観図である。１・・・ダクト　　　　　　２・・・磁極３・・・電極
　　　　　　　４・・・電気絶縁物５・・・導線管　　
　　　　６・・・冷却フィン代理人　弁理士　則　近　
憲　佑同　　　　第子丸　　　健第１図第　３　図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

液体金属を移送するために、用いられる伝導型電磁ポン
プにおいて、金属製ダクト内に電極を設置し、前記ダク
トと電極の間に電気絶縁物を介在させ、電極の一部を内
包する、前記ダクトの一部をなす導線管のまわりに冷却
フィンを設けたことを特徴とする電磁ポンプ。