JPH01175967A - α−置換ケトン誘導体またはその塩およびそれを含む除草剤 - Google Patents

α−置換ケトン誘導体またはその塩およびそれを含む除草剤

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JPH01175967A
JPH01175967A JP63000010A JP1088A JPH01175967A JP H01175967 A JPH01175967 A JP H01175967A JP 63000010 A JP63000010 A JP 63000010A JP 1088 A JP1088 A JP 1088A JP H01175967 A JPH01175967 A JP H01175967A
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直樹 樋口
Kinya Ide
井手 欽也
Toshio Takahashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−最大(1) (式中、Xは水素原子又は塩素原子、Yは酸素原子又は
イミノ基、Zは単結合又はカルボニル基、R1、R2、
R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は低級アルキ
ル基、R3は水素原子又はそれぞれ置換されてもよい低
級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルケニル基、
アリール基、アリールオキシアルキル基もしくはアラル
キル基をそれぞれ表わす)で示されるα−置換ケトン誘
導体またはその塩およびそれを有効成分として含む除草
剤に関する。
前記−最大(1)において、基R1、RZ  、 R3
及びR4で表わされる低級アルキル基としては代表的に
はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基およびイソブチル基等の炭素数1〜4
のアルキル基があげられ、R5で表わされる低級アルキ
ル基としては代表的にはメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基
、ter t−ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル
基又はクロロエチル基、クロロプロピル基、フェネチル
基、ブロモプロピル基、トリフルオロメチル基およびト
リフルオロエチル基などのようなハロゲン置換低級アル
キル基等が例示される。低級アルコキシ基としては代表
的にはメトキシ恭、エトキシ基、n−プロピルオキシ基
およびtert−ブトキシ基、などの炭素数1〜4のア
ルコキシ基、低級アルケニル基としては代表的にはビニ
ル基、アリル基などの炭素数2〜4のアルケニル基又は
ハロゲンなどで置換された置換アルケニル基、了り−ル
基としては代表的にはフェニル基、p−クロロフェニル
基及びトリル基などのような炭素数6〜10の了り−ル
基及びそのハロゲンなどの置換体、了り−ルオキシアル
キル基としては代表的にはフェノキシメチル基およびp
−クロロフェノキシエチル基などの炭素数7〜10のア
リールオキシアルキル基及びそのハロゲンなどの置換体
、アラルキル基としては代表的にはフェネチル基および
フェニルプロピルなどの炭素数7〜10のアラルキル基
およびそのハロゲンなどの置換体をあげることができる
(従来の技術〕 従来より2− (4−(3−クロロ−5−トリフルオロ
メチル−2−ピリジルオキシ)フェノキシ)プロピオン
酸等の一連のピリジルオキシフェノキシ系化合物は農園
芸上、重要な除草剤として開発されてきた。これらピリ
ジルオキシフェノキシ系除草剤は、それ以前のフェノキ
シ系除草剤に比して安全で有用栽培植物に与える影響が
少なく、かつ除草効果が強いという特徴を持っている。
しかしこれらピリジルオキシフェノキシ系除草剤は、単
子葉植物に対しての選択性が小さく、有用植物である稲
、小麦、又は大麦などに薬害を生起すると共に一部多年
生雑草に効果を示さないため、適用場面、使用法などが
極めて限定されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は、これらピリジルオキシフェノキシ系除草剤
の特性を維持しながら、かつ単子葉植物間での選択性を
上げ、稲、小麦、或は大麦などに薬害のない除草剤を開
発すべ(、研究を進めてきた過程で、ピリジルオキシフ
ェノキシプロピオン酸とα−置換ケトン誘導体の縮合物
に非常に活性が強く、かつ選択性のよい殺草活性化合物
を見い出した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従えば、強力な除草効果を有する新規化合物で
ある、前記−最大(1)に示されるα−置換ケトン誘導
体およびその塩並びにそれを有効成分として含む除草剤
が提供される。
本発明に係る前記−最大(1)の化合物はピリジルオキ
シフェノキシプロピオン酸及びα−置換ケトン誘導体を
その骨格に含む点で従来よく知られている除草剤とは異
なっており、人体に対する毒性も極めて低いものである
本発明の前記−最大(1)で示されるα−置換ケトン誘
導体は、例えば以下のようにして製造することが出来る
袈遺失人 一般式 (式中Xは水素原子または塩素原子を表わす)で示され
る化合物のアミン塩に一般式 %式%:1 (式中、X+ は塩素原子又は臭素原子、Yは酸素原子
又はイミノ基、Zは単結合又はカルボニル基、R5は水
素原子、それぞれ置換されてもよい低級アルキル基、低
級アルコキシ基、低級アルケニル基、アリール基、了り
−ルオキシアラルキル基又はアラルキル基を表わす)で
表わされる化合物を非プロトン性極性溶媒中で反応させ
る。
製造歳旦 一般式 (式中Xは水素原子または塩素原子を表わす)で示され
る化合物のアミン塩と一般式 %式% (式中、X2及びX3は同−又は異って塩素原子又は臭
素原子を表わし、R1、R2、R3及びR4は前記定義
の通りである)で表わされる化合物を非プロトン性極性
溶媒中で反応させて一般式%式% (式中、x4は前記定義のx2又はX3のどちらかで、
X、R’  、R”  、R3及びR4は前記定義の通
りである)で示される化合物を導き、続いてこれに一般
式 %式%() (式中、R3は前記定義の通りである。)で示されるカ
ルボン酸のアミン塩を非プロトン性極性溶媒中で反応さ
せる。
前記製造法Aおよび製造法Bにおけるアミンとしては、
一般のジアルキルアミン、トリアルキルアミン等があげ
られ、ジシクロヘキシルアミンを好適に使用することが
できる。
製造法人および製造法Bにおける非プロトン性極性溶媒
としては、特に限定はないが、好適なものとしては、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどがあげ
られる。、製造法Aおよび製造法Bの縮合反応は、通常
0℃〜100℃、好ましくは室温〜60℃の温度で行う
。また反応は一般にO,1〜3時間で完了する。
上記のようにして得られる本発明化合物口)は、反応終
了後、必要に応じて、一般的な精製法を用いて精製する
ことが出来る。そのような精製法としては、例えば再結
晶、カラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラ
フィー等があげられる。
なお、本発明に係る化合物には、前記置換基R’  、
R”  、R3、R’  、Yおよびピリジルオキシフ
ェノキシプロピオン酸に基づ(光学異性体が存在するが
、これらも全て本発明に含まれる。
このようにして得られる本発明化合物は、人体家畜に対
する毒性が弱く、単子葉植物に対して極めて特異的かつ
強力な発育阻害活性を有する。このことは本発明化合物
が農薬として広(用いられることを示唆している。
本発明の化合物を除草剤として施用するにあたっては、
一般には適当な担体、例えばクレー、珪藻上等の固体担
体或は水、アルコール類、芳香族炭化水素類、エーテル
類、ケトン類、エステル類などの液体担体と混用して適
用することが出来る。
また所望により乳化剤、分散剤、懸濁剤、展着剤、安定
剤などを添加し、乳剤、水和剤、粒剤、粉剤などの剤型
にて供することができ、必要に応じて他種の除草剤、各
種殺虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤などと混合施用して
もよい。
本発明の実施に当たり、本発明化合物の濃度は広範囲に
わたり変えることが出来るが、一般には10アールあた
り0.5〜10gの範囲で使用するのが好ましい。前記
各種製剤を製造するに際しては、有効成分を0,5〜9
0重量%の範囲で含有するように製造することが出来る
〔実施例〕
次に製造例、試験例及び製剤例によって本発明を更に具
体的に説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの例に
限定するものでないことはいうまでもない。
型】11− ’2−(4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−
2−ピリジルオキシ)フェノキシ)プロピオン酸(3−
(4−クロロフェノキシ)−2−オキソ)プロピルエス
テル(化合物番号1)2−(4−(3−クロロ−5−ト
リフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェノキシ)
プロピオン酸724■をジメチルホルムアミド20m1
に溶かし、ジシクロヘキシルアミン0.4+ilを加え
、50℃で攪拌した。ここに1−クロロ−3−(4−ク
ロロフェノキシ)アセトン420 mgを加え、さらに
50℃で3時間攪拌した。反応混合物に水30m1を加
え、酢酸エチルで抽出し、水洗後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られる油状物を、
シリカゲル中圧カラムクロマトグラフィー[(n−ヘキ
サン:酢酸エチル=6 : 1  (V/V) ]に付
し無色油状の標記化合物600 mgを得た。
H遣皇1 2− +4− (3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェノキシ)プロピオン酸(3
−アセトキシ−2−オキソ)プロピルエステル(化合物
番号3) 2− +4− (3−クロロ−5−トリフルオロメチル
−2−ピリジルオキシ)フェノキシ)プロピオン酸1.
81gをジメチルホルムアミド100++1に溶かし、
ジシクロヘキシルアミン1mlを加え、50℃で攪拌し
た。ここに1.3−ジクロロアセトン1.9gを加え、
さらに50℃で3時間攪拌した。
反応混合物に水100m1を加え、酢酸エチルで抽出し
、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧留去して得られる油状物を、シリカゲル中圧
カラムクロマトグラフィー[(n−へキサン:酢酸エチ
ル=9 : 1  (V/V) ]に付し無色油状のク
ロロメチルケトン誘alt体1.43gを得た。
酢酸0.6mlをジメチルホルムアミド10m1に溶か
し、ジシクロヘキシルアミン0.2mlを加え、50℃
で攪拌した。ここに上記クロロメチルケトン誘導体45
2■を加え、さらに50℃で3時間攪拌した。反応混合
物に水10m1を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して
得られる油状物を、シリカゲル中圧カラムクロマトグラ
フィー[(n−ヘキサン:酢酸エチル−9: 1  (
v/v) ]に付し、無色油状の標記化合物310■を
得た。
また、上記製造例1と同様の方法により、製造法Aを用
いて以下の化合物2.4.8,9,10,11゜12 
、13 、14、及び15を合成し、また上記製造例2
と同様の方法により、製造法Bを用いて、以下の化合物
5,6及び7をそれぞれ合成した。
以上、合成した全化合物の構造と物性値を表1に示す。
以下余白 8   イ多11 (土 、     ! 几  )?
、 I X 7.1 amの角型ポットに畑土壌をつめ
、イヌビエ、メヒシバを播種した後、51重の覆土を行
った。所定用量の被験化合物を水で希釈し、アール当た
り10fを土壌処理した。処理後、20日間温室内で管
理し、除草効果を下記基準により観察評価して、表2の
結果を得た。
5:完全枯死 4:大 害 3:中 害 2:小 害 1:微害 0:無 害 以下余白 表−1 7、I X 7.1 cmの角型ポットに畑土壌をつめ
、イヌビエ、メヒシバを播種し、5鰭の覆土を行った。
温室内で7日間育成して二葉期植物体とし、所定用量の
被験化合物を水で希釈して、アール当たりlolを茎葉
処理した。処理後、20日間温室内で管理し、除草効果
を試験例1と同様の基準により観察評価して、表3の結
果を得た。
7、 I X 7.1 cmの角型ポットに水田土壌を
つめ、湛水して水田状態にし、タイヌビエ、コナギを播
種した。所定用量の被験化合物を水で希釈し、ピペット
でポット水面に滴下処理した。処理後、20日間温室内
で管理し、除草効果を試験例1と同様の基準により観察
評価して、表4の結果を得た。
7、 I X 7. l cnの角型ポットに水田土壌
をつめ、湛水して水田状態にし、タイヌビエ、コナギを
播種した。温室内で7日間育成して二葉期植物体とし、
所定用量の被験化合物を水で希釈して、ピペットでポッ
ト水面に滴下処理した。処理後、20日間温室内で管理
し、除草効果を試験例1と同様の基準により観察評価し
て、表5の結果を得た。
有効成分として本化合物(化合物番号3)を15重量部
、キシレン65重量部及びポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテル20重量部を混合して均一な溶液とし、
有効成分化合物を15%含有する乳剤を得た。使用に際
しては水で所定の濃度にまで希釈して散布する。
’2     ) 有効成分として本化合物(化合物番号5)を40重量部
、ジ−クライト55重量部、アルキルベンゼンスルホン
酸ソーダ2重量部、及びポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル3重量部を混合粉砕して有効成分化合物
を40%含有する水和剤を得た。使用に際しては水で所
定の濃度にまで希釈して散布する。
jl生lバ1」υ− 有効成分として本化合物(化合物番号8)を5重量部、
ベントナイト20重量部、クレー73重量部及びドデレ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ2重量部を混和し、本釣2
0重量部を加えて混練り機で練った。これを造粒機を通
して造粒し、次いで乾燥整粒して有効成分5%を含有す
る粒剤を調製した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは水素原子又は塩素原子、Yは酸素原子又は
    イミノ基、Zは単結合又はカルボニル基、R^1、R^
    2、R^3及びR^4は、それぞれ独立に、水素原子又
    は低級アルキル基、R^5は水素原子又はそれぞれ置換
    されてもよい低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級
    アルケニル基、アリール基、アリールオキシアルキル基
    もしくはアラルキル基をそれぞれ表わす)で示されるα
    −置換ケトン誘導体またはその塩。 2、特許請求の範囲第1項に記載の化合物を有効成分と
    して含む除草剤。
JP1088A 1987-08-11 1988-01-04 α−置換ケトン誘導体またはその塩およびそれを含む除草剤 Expired - Lifetime JP2553122B2 (ja)

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