JPH0117548B2 - - Google Patents

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JPH0117548B2
JPH0117548B2 JP57020466A JP2046682A JPH0117548B2 JP H0117548 B2 JPH0117548 B2 JP H0117548B2 JP 57020466 A JP57020466 A JP 57020466A JP 2046682 A JP2046682 A JP 2046682A JP H0117548 B2 JPH0117548 B2 JP H0117548B2
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JP57020466A
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Shozo Uchihashi
Shozo Shibuya
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Furuno Electric Co Ltd
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Furuno Electric Co Ltd
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Publication of JPH0117548B2 publication Critical patent/JPH0117548B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/52003Techniques for enhancing spatial resolution of targets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、送信パルスに対する物体からの反
射信号を受信してその物体の位置等を探知する物
体探知装置において、指向性受波ビームのサイド
ローブによる影響を受けることなく高精度探知を
行える物体探知方法および装置に関する。 広範囲物体探知装置として、超音波の反射を利
用したスキヤニングソーナーやサーチライトソー
ナー、また電波の反射を利用したレーダーなどが
知られている。スキヤニングソーナーやサーチラ
イトソーナーは超音波受波装置を用いた広範囲水
中探知用装置であり、その超音波受波装置は、単
一または複数の超音波振動子を送受波面が共通の
曲面または平面上に位置するよう配列し前記超音
波振動子の選択的使用または相互間の位相差設定
により、また単一の振動子のときにはその指向設
定により一定方向の受信ビームを形成するよう構
成されている。スキヤニングソーナーは広範囲方
向を一定角度毎に複数区間に分割して各区間から
受信する反射信号を高速で時系列的に取り出して
画像表示する装置であり、またサーチライトソー
ナーは単一の振動子の向きを機械的に切り換えて
広範囲の方向の探知を行う装置である。またレー
ダーは周知のように物体からの反射電波によつて
物体の探知を行うものであつて、その反射電波を
受波する受波装置を有している。 第1図は上述の超音波受波装置の一定の振動子
ユニツトによつて形成された、0゜方向の受信ビー
ムの指向特性を示す図である。 同図においてaは主ビーム、b,dはサイドロ
ーブと称される。図の半径方向は感度の大きさを
示している。理想ビームはCのように単一ローブ
からなるが、一般に指向性受信ビームは単一の振
動子であれ、複数の振動子による指向合成による
ものであれ、主ローブと複数個のサイドローブと
により形成されている。 また、スキヤニングソーナーやサーチライトソ
ーナーにおいては、それらの探知性能は上述の超
音波送受波装置の指向特性に大きく影響されるこ
とが知られている。良好な探知性能を得るために
は、すなわち指向特性を改善するためには主ビー
ムaを尖鋭にするとともにサイドローブb,dを
小さくしなければならない。もし、指向特性が悪
ければ、すなわち主ビームaに対するサイドロー
ブb,dの比が大きいほど、スキヤニングソーナ
ーなどの表示面上に被探知物の像を高い忠実度で
もつて再現することが不可能になるとともに、虚
像が表示される度合が大きくなる。たとえば、第
1図において、0゜方向の反射信号を受信する時、
サイドローブのある−32゜付近に物体Aがあれば、
その物体Aからの反射信号により0゜方向にその物
体Aがあたかも存在するかのように表示画面上に
表示されてしまう。また、レーダーにおいてもサ
イドローブによる虚像が現われる。このように、
従来の物体探知装置では、表示画面上にサイドロ
ーブによる虚像が現われ実像と紛らわしくなり物
体探知性能が悪化するという問題が生じていた。 この発明の目的は、上述の問題点を解消し、指
向性受信ビームのサイドローブによる虚像の影響
を受けることなく高精度に、かつ広範囲に物体探
知を行える物体探知方法および装置を提供するこ
とにある。 この発明に係る物体探知方法は、前記目的を達
成するために、送信パルスに対する受信ビームが
各方位に対応したベクトル成分を含むことに着目
し、その受信ビームから各方位に対応する受信ビ
ーム成分を求め、それらの受信ビーム成分を各方
位ごとに全方位にわたり合成してみかけ上の理想
受信ビームを形成し、その理想受信ビームによつ
て物体を探知することを特徴としている。 また、この発明に係る物体探知装置は、前記目
的を達成するために、受信器と、送信パルスに対
する一定の方位毎の前記受信器の受信信号を全方
位にわたり一時記憶するレジスタ部と、前記レジ
スタ部に記憶された各受信信号を、前記受信器の
指向特性に基づき各方位毎に定まる重みをつけて
加算する演算部とを有し、前記演算部の演算結果
から物体を探知し、前記物体探知方法に基づく物
体探知を行うよう構成されている。 この発明はスキヤニングソーナーやサーチライ
トソーナーやレーダーに適用できる。なお、この
発明は水中にて使用される探知装置をはじめ陸上
において使用される装置にも実施可能である。 この発明に係る物体探知方法および装置は次に
述べる物体探知原理に基づいている。 第2図は、送信パルスの発生源、たとえばスキ
ヤニングソーナーの超音波振動子の送受信方位を
示す図である。図のように、全周を10゜毎に36等
分し、各区分に1から36の方位番号を付ける。こ
の方位番号をmで表し、m=1は基準方位とす
る。また振動子は各方位毎に取付けられており、
n番目の振動子をZnと表すとZmの振動子は方位
mの中心に取り付けられたものであり、Z1の振動
子は基準方位に取り付けられた振動子である。 振動子Znによる方位mの指向特性をao,nで表
す。すなわち、ao,nは方位nの振動子Zoによつて
方位nにあらわれる主ローブの端またはサイドロ
ーブの指向利得を示す。ここでao,nは一つの区分
内の感度を平均したときの値である。たとえば、
第3図では平均の感度が−6dBであるから指向利
得は約0.5となる。 また振動子Z1による受信ビームを第1図と同じ
であるとすると、主ローブは基準方向となるか
ら、各指向利得は次の表1のように求められる。
なお、理想ビームの場合、サイドローブがないか
らaooのみ1であり、他のn≠mの指向利得は0
である。
【表】 さて、方位mに受波される反射信号の平均音圧
をPnとすると、振動子Zoの受波器の増幅器検波
出力電圧Voはαを比例定数として下式で表せる。 Vn=α(ao,1・P1+ao,2・P2+……+ao,36・P36
……(1) なお(1)式はao,n、Pmが測定値であるときなり
たつが、上述のように平均値を用いても実用上さ
しつかえない。 この(1)式は36個の各振動子に対応した増幅器出
力電圧に対してなりたつから、下式が得られる。 他方各振動子の受波器がサイドローブのない理
想受信ビームを受信する場合、そのときの振動子
Znに対応した増幅器出力電圧Vnsは下式 Vns=αPn ……(3) で表わされる。 式(2)と(3)から下式が求まる。 この(4)式はV1s…,V36sおよびaonが既知であ
るからV1s,…,V36sを未知数とする連立1次方
程式である。したがつてこの(4)式を解くことによ
つてV1,…,V36を求めることができる。 そこですべての振動子および受波器の増幅器の
出力特性が等しいとすると、 a1,1=a2,2=……=a36,36=a1 a1,2=a2,3=……=a36,1=a2 a1,3=a2,4=……=a36,2=a3 … … … … a1,36=a2,1=……=a36,35=a36 がなりたつから、(4)式の解は下式のようになる。 この(5)式のB1,…,B36は(4)式のa1,1,a1,2,…
…a36,36からなる行列の逆変換から求まる値であ
る。この(5)式が示すように、あらかじめ変換係数
B1,…,B36を求め、その係数を重みとして測定
値V1,…,V36に付加して加算することによつて
各方位毎のみかけ上の理想受信ビームに対する増
幅器の出力電圧V1s,…,V36sが得られる。また、
この出力電圧を画像表示装置に導入すれば、みか
け上の理想受信ビームによる表示、すなわちサイ
ドローブによる虚像などは全く含まない表示を得
ることができる。 なお前記原理の説明において振動子のビームと
して受信ビームのみを考えているので、(5)式がな
りたつためには振動子Z1,…,Z36が全方位に同
時に等しく送信される必要がある。 また、これに対してサーチライトソーナーのよ
うに単一の振動子を用いて機械的に方位を切り換
える場合には送信ビームを考慮する必要があるの
で、その時には送信ビームと受信ビームとは同じ
形状であることから(1)式は下式のようになる。 Vo=α(a2 o,1・P1+a2 o,2・P2+……+a2 o,36・P36
……(6) よつて、この場合(5)式は次のようになる。 ここで、C1,C2,…,C36は(4)式のa1,1,…
a36,36からなる行列に対応する、a2 1,1,a2 1,2,…,
a2 36,36からなる行列の逆変換から求まる値である。 以下、この発明を適用した実施例を図面を参照
して説明する。 この実施例に係るスキヤニングソーナーの構成
を示すブロツク図を第4図に示す。36個の超音波
振動子(以下振動子という。)Z1…,Z36は前記第
2図のように10゜間隔で円形に配列されている。
各振動子は単一または複数個の振動子からなる。
周知のように超音波指向特性を改善するために複
数個の振動子からなる振動子ユニツトが通常用い
られるが、この実施例では簡単のために振動子
Z1,…Z36はそれぞれ単一振動子から構成された
ものとする。これらの振動子は水中物体の探知の
ために船底などに配設される。 振動子Z1,…,Z36はそれぞれ送信器2の駆動
により水中の各方向に向けて超音波パルスを送出
するとともに、物体からの反射信号を受信する送
受波器を構成する。すなわち、送信は後述のR軸
カウンタ9の送信トリガパルスt3で送信器2を駆
動し、送信器2であらかじめ定められたパルス幅
と電力の送信パルスでZ1からZ36の全振動子から
同時に水中に超音波パルスを発射することにより
行われる。また、この発射された超音波パルスは
水中物体で反射され、各振動子に受波される。受
信された反射(受信)信号は増幅器1で増幅され
る。この36個の増幅器1の出力、すなわち前述の
V1,…,V36はそれぞれ切換スイツチ3に接続さ
れる。 切換スイツチ3は1から36の方位の反射信号を
時系列化するものであり、デコーダおよびスイツ
チドライブ4の出力に基づいて各反射信号を1か
ら順番に36まで高速で切り換えて時系列信号とし
てレジスタ部6に送り出す。 レジスタ部6は受信された反射信号を全方位に
わたり一時記憶するものであり、36個のアナログ
遅延回路D1,…,D36からなる。切換スイツチ3
から時系列的に入力された信号は順次アナログ遅
延回路に記憶される。すなわち最新の信号は1段
目のアナログ遅延回路D1に記憶され、また、最
も古い信号は36段目のアナログ遅延回路D36に記
憶される。各アナログ遅延回路は入力アナログ信
号を後述のθ2軸カウンタ11から画面を10度走査
する毎に出力される出力パルスの立下りで取り込
み、次のパルスの立上りまでその信号を保持す
る。このアナログ遅延回路には、BBD(バケツト
ブリゲード素子)やCCD(電荷結合素子)などの
アナログデイレイ、またLC回路や超音波遅延回
路等で構成される。さらにA/D変換器とシフト
レジスタを用いて入力アナログ信号をデジタル信
号に変換して記憶してもよい。 アナログ遅延回路D1,…,D36のそれぞれの出
力は演算部7に接続される。演算部7は前記(5)式
に基づきVos(n=1、…、36)を求めるために、
増幅器1の出力V1,…,V36に変換系数B1,…,
B36の重みを付けて加算し、(5)式の演算を実行す
るものである。演算部7の一構成例を第5図に示
す。変換係数B1,…,B36は前述したように振動
子の指向利得a1,1,…,a36,36から各方位毎に定ま
る値である。なお、(5)式を導いた時同様に、すべ
ての振動子の指向特性および増幅器1の各出力特
性は同じであるとする。あらかじめ算出した変換
係数B1,…,B36のうち負である係数の絶対値を
入力抵抗R1,…,Ri-1により設定し、また正であ
る係数の値を入力抵抗Ri,…,R36で設定する。
入力抵抗R1,…,R36の入力側にアナログ遅延回
路D1,…,D36の各出力が接続され、また、入力
抵抗R1,…,Ri-1の出力は演算増幅器OP1の
入力端子に接続し、他方入力抵抗Ri,…,R36
出力は演算増幅器OP4の入力端子に接続する。
演算増幅器OP1およびOP4の帰還抵抗をRとす
ると、たとえば変換係数B2が負のとき20段目の
アナログ遅延回路D20の出力は抵抗値R/|B2
をもつ入力抵抗を介して演算増幅器OP1に接続
される。演算増幅器OP1の出力は演算増幅器OP
2からなる反転増幅器に入力されて反転され、演
算増幅器OP4の出力とともに演算増幅器OP3の
入力端子に導入される。演算増幅器OP3の出
力からレジスタ部6の出力V1,…,V36に変換係
数B1,…,B36を(5)式に従い乗算して加算した値
V1s,…,V36sが得られる。 演算部7における係数乗算は、19段目から36段
目のアナログ遅延回路D19,…,D36の出力に係
数B1,…,B18をそれぞれかけ、また、1段目か
ら18段目のアナログ遅延回路D1,…,D18の出力
に係数B19,…,B36をそれぞれかけることによ
つて行われる。たとえば、アナログ遅延回路D19
の出力電圧がV20とすると、演算部7が出力する
電圧はV20sになる。このように演算部7は、36進
カウンタであつて画面の一走査(360度掃引する)
毎にR軸カウンタ9に1パルスを出力するθ1軸カ
ウンタ10の計数値t1に数値18を加算した方位の
反射信号を出力するよう構成されている。これ
は、切換スイツチ3を切り換え全方位を一周した
ときの受信データから(5)式のVosを求めると、一
周するときの遅延時間により同一方位において受
信信号の感度が異なることになるから、さらに半
周分切り換えたときの受信データからVosを求め
る方がより好ましいからである。 また、演算部7の出力は表示用増幅器8を経て
表示器21の輝度端子に導かれる。表示器21に
は、残光性のある円形ブラウン管などを用い、そ
の表示はスパイラル走査により行われ走査線数を
200本とする。 クロツクパルス発生器14は比較的高周波のク
ロツクパルスを発生するクロツクパルス発生回路
であり、その出力は分周器13に接続されてい
る。分周器13は探知範囲設定器12で設定され
た探知距離(X〔n〕)にしたがつてクロツクパル
スを分周する。水中の音速を1500m/sec、後述
のR軸カウンタ9、θ1軸カウンタ10およびθ2
カウンタをそれぞれ200、36、10進カウンタとす
ると、分周器13の出力パルスの周波数f〔Hz〕
は下式で表される。 f=750/X×200×36×10=5.4×107/X ROM17は表示器21の表示に必要な正弦波
を発生するためのものであり、θ1軸カウンタ10
およびθ2軸カウンタ11の計数値に応じてデジタ
ル信号を出力する。ROM17には、θ1軸カウン
タ10の計数値t1に数値18を加算する加算器22
の出力と、θ2軸カウンタ11の計数値t2が導入さ
れる。ROM17の出力はD/A変換器23を介
して乗算器16に導入される。D/A変換器23
の出力電圧をV〓とすると、V〓は下式で表される。 V〓=sin{(t1+18)×10+t2} ……(8) 加算器22は上述のように、θ1軸カウンタ10
の計数値がt1のとき表示器21に表示される受信
信号の方位がt1+18(ただし、t1+18が36を超え
る時にはt1−18)になるように、表示方位をθ1
カウンタ10の計数値より数値18を加えた方位に
し、半周すすめるためのものである。 θ2軸カウンタ11は10進カウンタであり、1か
ら10まで分周器13の出力パルスを計数し、10に
なると次のパルスで1に戻るとともに、θ1軸カウ
ンタ10およびレジスタ部6にパルスを送出す
る。θ2軸カウンタ11が1から10まで計数する間
に36個の振動子のうち一つから受信信号が取り込
まれ表示される。 θ1軸カウンタ10は36進カウンタであり、1か
ら36までθ2軸カウンタ11の出力パルスを計数
し、36になると次のパルスで1になるとともにR
軸カウンタ9にパルスを出力する。θ1軸カウンタ
10が1から36まで計数する間に、(8)式中の(t1
+18)×10+t2は1から360まで変化し、1周分す
なわち全振動子の受信信号が1回取り込まれると
ともに、表示器21上で1走査が行われる。ま
た、θ1軸カウンタ10の計数値t1はデコーダおよ
びドライブ回路4に出力される。 R軸カウンタ9は200進カウンタであり、1か
ら200までθ1軸カウンタ10の出力パルスを計数
し、200になると次のパルスで1になるとともに
送信器2に送信トリガパルスt3を出力する。R軸
カウンタ9が1から200まで計数する間に表示器
21で200本の走査が行われ、1画面分の受信信
号が表示される。R軸カウンタ9の計数値rは
D/A変換器15によりアナログ値r′に変換され
アナログ乗算器16に導入される。乗算器16は
このアナログ値r′にD/A変換器23の出力V〓を
乗算し、その値Vd(=r′×V〓)を出力する。乗算
器16の出力Vdは時間に比例して振幅が増大す
る正弦波であつて、Y軸偏向アンプ20および
90゜移送器18に導入される。Y軸偏向アンプ2
0の出力はY軸偏向コイル25に接続し、電子ビ
ームの走査を行うようY軸偏向コイル25に電流
が供給される。 出力Vdは90゜移送器18で90゜進相または遅相さ
れX軸偏向アンプ19に導入され、電子ビームの
走査を行うようX軸偏向アンプ19に電流が供給
される。 以上の構成において、演算部7の動作を示すタ
イムチヤートを第6図に示す。θ1軸カウンタ10
はθ2軸カウンタ11の出力パルスの立上りでカウ
ントアツプし、その計数値をデコーダおよびスイ
ツチドライブ4へ出力する。デコーダおよびスイ
ツチドライブ4は、その計数値に応じて閉成すべ
き切換スイツチ3の切換接点を指示し、切換スイ
ツチ3はその指示に対応した切換接点をオンす
る。たとえば、図示しているように、計数値t1
2であるとき切換スイツチ3の振動子Z2に対応す
る切換接点がオンになり、アナログ遅延回路D1
に振動子Z2の出力に接続した増幅器出力電圧V2
(r)が記憶される。このときアナログ遅延回路
D2には振動子Z1の出力に対応した増幅器出力電
圧V1(r)が記憶され、さらにアナログ遅延回路
D3からD36には前回の受信信号による出力電圧
V36(r-1)、V35(r-1)、……、V3(r-1)が記憶されてい
る。図においてrはR軸カウンタ9のある計数値
を示し、Vo(r)は新しくサンプリングした出力
電圧、Vo(r−1)は前回にサンプリングした出
力電圧を表す。そこでアナログ遅延回路D19には
V20(r-1)が記憶されているからこのときに、演算
部7が出力する電圧はV20sとなる。 このように、演算部7の出力電圧は(5)式に基づ
くVosであるから、表示器21の画面上にはみか
け上ではあるが理想受信ビームのみの映像が現わ
れる。また、その表示は非常に信頼性の高い画像
データによるものであるから、物体探知を高精度
に実施できる。 以上の実施例において、36個の振動子の指向特
性はすべて等しいとしたので、演算部7の変換係
数設定用入力抵抗R1,……,R36は固定されてい
るが、指向特性が異なる場合には加算器22の出
力値により入力抵抗値を切り換えることにより
個々の特性に応じた変換係数の設定を行うよう構
成すればよい。 この発明はレーダーおよびサーチライトソーナ
ーなどにも前記実施例に係るスキヤニングソーナ
ーと同様の構成によつて適用することができる。
この場合、受信した反射信号を一時デジタルメモ
リに記憶させる必要がある。そして走査方法とし
てスパイラル走査またはラジアル(放射)走査を
用いる。スパイラル走査による場合、メモリから
表示器への読み出しは前記実施例と同じように行
えばよい。ただしメモリ出力に接続するD/A変
換器を備える必要がある。 他方ラジアル走査を行う場合、デジタルメモリ
から表示器への読み出し時に一度に36方位の中心
から等距離のデータが読み出されるように、たと
えば第7図に例示した回路構成にする。同図にお
いて要部のみを示し、他の回路要素子を省略して
いる。各方位からの受信データを記憶しているデ
ジタルメモリM1,……,M36はそれぞれD/A
変換器T1,……,T36および切換接点S1,……,
S36を介して演算部70に接続される。演算部7
0は前記実施例の演算部7と同様の機能を有し、
36個の入力部からの入力データに(5)式の変換係数
を乗じて加算し同式のVosを演算するものであ
り、その出力Vosは表示用増幅器71を介して表
示器に導入される。読出し用R軸カウンタ73は
クロツクパルス発生器74からのクロツクパルス
を計数し、読出しアドレス信号を各デジタルメモ
リに出力する。読出し用θ1軸カウンタ72は、
D/A変換器T1,……,T36の各出力を演算部7
0の入力部の何れかに接続させるために、切換接
点S1,……,S36を開閉する信号を出力する。ま
た、読出し用θ1軸カウンタ72の出力はX軸およ
びY軸偏向波合成回路75に導入され、偏向コイ
ルに走査用電流が供給される。 このようなスパイラル走査またはラジアル走査
方法による構成にすれば、単一の送信源で物体探
知を行うレーダーやサーチライトソーナーなどに
もこの発明を適用でき物体探知を高精度に実施で
きる。 以上説明したように、この発明によれば、受信
ビームの各方位の成分からみかけ上の理想受信ビ
ームを形成するから、指向性受信ビームのサイド
ローブの虚像による影響を受けることなく物体探
知を高精度に、かつ広範囲に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の指向性受信ビームの指向特性を
示す図、第2図はこの発明の物体探知原理を説明
するための送受信方位の図、第3図は第2図の一
方位における指向利得を示す説明図、第4図はこ
の発明の実施例を示すブロツク図、第5図は同実
施例の演算部7を示す回路図、第6図は同演算部
7の動作を説明するためのタイムチヤート、第7
図はこの発明の他の実施例におけるラジアル走査
を説明するためのブロツク図である。 Z1,…,Z36…超音波振動子、1…増幅器、3
…切換スイツチ、4…デコーダおよびスイツチド
ライブ、6…レジスタ部、D1,…,D36…アナロ
グ遅延回路、7…演算部、9…R軸カウンタ、1
0…θ1軸カウンタ、11…θ2軸カウンタ、13…
分周器、14…クロツクパルス発生器、16…乗
算器、17…ROM、18…90゜移送器、19…X
軸偏向アンプ、20…Y軸偏向アンプ、21…表
示器、22…加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 広範囲方向を一定角度毎に複数区間に分割
    し、送信パルスに対する受信ビームから各区間の
    方位に対応する受信ビーム成分を求め、それらの
    受信ビーム成分を各区間の方位ごとに全方位にわ
    たり合成して、サイドローブのないみかけ上の理
    想受信ビームを作成し、その理想受信ビームによ
    つて物体を探知することを特徴とする物体探知方
    法。 2 受信器と、送信パルスに対する一定の方位毎
    の前記受信器の受信信号を全方位にわたり一時記
    憶するレジスタ部と、前記レジスタ部に記憶され
    た各受信信号を、前記受信器の指向特性に基づき
    各方位毎に定まる重みをつけて加算する演算部と
    を有し、前記演算部の演算結果から物体を探知す
    る物体探知装置。
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