JPH01173600A - 荷電粒子加速器 - Google Patents
荷電粒子加速器Info
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- JPH01173600A JPH01173600A JP33124887A JP33124887A JPH01173600A JP H01173600 A JPH01173600 A JP H01173600A JP 33124887 A JP33124887 A JP 33124887A JP 33124887 A JP33124887 A JP 33124887A JP H01173600 A JPH01173600 A JP H01173600A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、荷電粒子加速器に関し、更に詳しくは、高周
波電場を利用して荷電粒子(ビーム)の加速・集束を行
うことができる荷電粒子加速器に関する。
波電場を利用して荷電粒子(ビーム)の加速・集束を行
うことができる荷電粒子加速器に関する。
従来の荷電粒子加速器として、RF C(Radi。
Frequency Quadrupole)といわれ
る線型加速器が知られており、例えば特開昭60−11
5199号公報に開示されている。
る線型加速器が知られており、例えば特開昭60−11
5199号公報に開示されている。
このRFQは、4−ベイン構造といわれる特殊な構造の
電極に所定の位相を持つ高周波電圧を印加し、4−ベイ
ン構造の中心軸方向成分と4重極成分とを持つ電場を形
成し、中心軸方向成分の電場により加速を行い、4重極
成分の電場により集束を行わせるものである。
電極に所定の位相を持つ高周波電圧を印加し、4−ベイ
ン構造の中心軸方向成分と4重極成分とを持つ電場を形
成し、中心軸方向成分の電場により加速を行い、4重極
成分の電場により集束を行わせるものである。
上記RFCは、取り扱いが容易であり、性能も優秀であ
るが、上述のように4−ベイン構造といわれる特殊な電
極構造とするため、製作が容易でないという問題点をを
している。即ち、電極の形状が特殊な波型であり且つ高
い精度が要求されるため、NCフライスを用いても高度
な加工技術が必要となる。また、組み立てにも高精度が
要求される。
るが、上述のように4−ベイン構造といわれる特殊な電
極構造とするため、製作が容易でないという問題点をを
している。即ち、電極の形状が特殊な波型であり且つ高
い精度が要求されるため、NCフライスを用いても高度
な加工技術が必要となる。また、組み立てにも高精度が
要求される。
従って、本発明の目的とするところは、取り扱い易く、
加速・集束力に優れ、且つ、製作が容易な荷電粒子加速
器を提供することにある。
加速・集束力に優れ、且つ、製作が容易な荷電粒子加速
器を提供することにある。
本発明の荷電粒子加速器は、中心軸に向って凸面形状を
なす2枚の電極を中心軸に対称に配置して電極対となし
、その電極対を多数中心軸に沿って互いに絶縁間隙をあ
けて並べ設け第一列の対向電極対群とし、その第一列の
対向電極対群と同様の第二列の対向電極対群を電極対の
対向方向が第一列と第二列とで直交するように設け、さ
らに、各電極に所定位相の高周波電圧を印加して中心軸
方向成分と四正極成分とをもつ電場を電極間に形成させ
る高周波電圧印加手段を具備したことを構成上の特徴と
するものである。
なす2枚の電極を中心軸に対称に配置して電極対となし
、その電極対を多数中心軸に沿って互いに絶縁間隙をあ
けて並べ設け第一列の対向電極対群とし、その第一列の
対向電極対群と同様の第二列の対向電極対群を電極対の
対向方向が第一列と第二列とで直交するように設け、さ
らに、各電極に所定位相の高周波電圧を印加して中心軸
方向成分と四正極成分とをもつ電場を電極間に形成させ
る高周波電圧印加手段を具備したことを構成上の特徴と
するものである。
上記構成において、電極の凸面形状は、双曲線状とする
ことが好ましい。
ことが好ましい。
本発明の荷電粒子加速器では、RFQのような特殊な波
型をした電極を用いず、多数の凸面形状をなす電極を配
列した構造となっている。このため、電極形状が単純と
なる等の点で製作が容易となる。
型をした電極を用いず、多数の凸面形状をなす電極を配
列した構造となっている。このため、電極形状が単純と
なる等の点で製作が容易となる。
更に、加速のための電場は、中心軸方向に隣り合う電極
の配置と印加する高周波電圧で規定でき、集束のための
電場は、中心軸の周方向に隣り合う電極の軸方向の長さ
と電極に内接する円の半径(ボーア半径という)で規定
でき、各々独立なパラメータとして取り扱えるので、設
計が容易となる。
の配置と印加する高周波電圧で規定でき、集束のための
電場は、中心軸の周方向に隣り合う電極の軸方向の長さ
と電極に内接する円の半径(ボーア半径という)で規定
でき、各々独立なパラメータとして取り扱えるので、設
計が容易となる。
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を更に詳しく説
明する。ここに第1図は本発明の荷電粒子加速器の一実
施例の電極構造を示す斜視図、第2図は第1図に示す電
極と高周波電圧印加手段を示す概念図、第3図は第1図
及び第2図に示す荷電粒子加速器の作動の説明図、第4
図は本発明の他の一実施例の荷電粒子加速器の電極構造
を示す斜視図、第5図は第4図に示す電極と高周波電圧
印加手段を示す概念図、第6図は第4図及び第5図に示
す荷電粒子加速器の作動の説明図、第7図はラザフォー
ド後方散乱/粒子励起X線分析装置の概念図、第8図は
イオン注入装置の概念図である。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
明する。ここに第1図は本発明の荷電粒子加速器の一実
施例の電極構造を示す斜視図、第2図は第1図に示す電
極と高周波電圧印加手段を示す概念図、第3図は第1図
及び第2図に示す荷電粒子加速器の作動の説明図、第4
図は本発明の他の一実施例の荷電粒子加速器の電極構造
を示す斜視図、第5図は第4図に示す電極と高周波電圧
印加手段を示す概念図、第6図は第4図及び第5図に示
す荷電粒子加速器の作動の説明図、第7図はラザフォー
ド後方散乱/粒子励起X線分析装置の概念図、第8図は
イオン注入装置の概念図である。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
第1図に示す荷電粒子加速器1において、電極A1とC
8とは、中心軸lに向かって凸面の双曲線状形状であり
、中心軸lについて対称の位置で対向し、電極対(A+
、C+)を形成している。
8とは、中心軸lに向かって凸面の双曲線状形状であり
、中心軸lについて対称の位置で対向し、電極対(A+
、C+)を形成している。
そして、電極対(A+ 、C+ )と同様の電極対(A
2 、 C2) 、 (A3 、 C3) 、・・・
、が、中心軸lに沿って並べ設けられ、第一列の対向電
極対群(AL、C&)を形成している。
2 、 C2) 、 (A3 、 C3) 、・・・
、が、中心軸lに沿って並べ設けられ、第一列の対向電
極対群(AL、C&)を形成している。
電極A、の中心軸l方向の幅W、は、荷電粒子の速度を
R4とし、高周波電圧の周波数をfとする時、Wi =
Ri /2 fの関係に基づいて規定されている。
R4とし、高周波電圧の周波数をfとする時、Wi =
Ri /2 fの関係に基づいて規定されている。
荷電粒子の速度R,は、中心軸l方向に隣り合う電極間
の電位差を■、とじ、荷電粒子の電荷をqとし、質量を
mとし、入射エネルギーをEoとする時、 R,= ((qΣv、 + R6) /ml ’Aであ
る。
の電位差を■、とじ、荷電粒子の電荷をqとし、質量を
mとし、入射エネルギーをEoとする時、 R,= ((qΣv、 + R6) /ml ’Aであ
る。
中心軸β方向の電極間のギャップは、この荷電粒子加速
B1では一定となっている。但し、変化させても良い。
B1では一定となっている。但し、変化させても良い。
他方、電極Blとり、とて上記と同様の電極対(B+、
D+)が形成され、同様の電極対(B2゜B2)、
(B2 、B2 ) 、・・・、が中心軸lの方向に並
べ設けられ、第二列の対向電極対群〔B、。
D+)が形成され、同様の電極対(B2゜B2)、
(B2 、B2 ) 、・・・、が中心軸lの方向に並
べ設けられ、第二列の対向電極対群〔B、。
D、〕が構成されている。
第一列の対向電極対群(Ai、Ci)と第二列の対向電
極対群(Bi、D工〕の各々の対向方向は直交している
と共に、両対向電極対群の中心軸lの方向の電極の配W
は!/2ピッチずれている。
極対群(Bi、D工〕の各々の対向方向は直交している
と共に、両対向電極対群の中心軸lの方向の電極の配W
は!/2ピッチずれている。
このような電極配置は、絶縁材スペーサー2によって容
易に規定することができる。
易に規定することができる。
各電極A、、B、、Cえ、DLには、第2図に示すよう
に、高周波電圧印加手段3から所定位相の高周波電圧が
印加される。即ち、中心軸l方向に隣り合う電極間では
、1/2周期の位相差となり、且つ、中心軸lの周方向
(S方向)に隣り合う電極間では1/4周期の位相差と
なるように高周波電圧が印加されている。
に、高周波電圧印加手段3から所定位相の高周波電圧が
印加される。即ち、中心軸l方向に隣り合う電極間では
、1/2周期の位相差となり、且つ、中心軸lの周方向
(S方向)に隣り合う電極間では1/4周期の位相差と
なるように高周波電圧が印加されている。
例えば、電極B2を基準にして考えると、中心軸β方向
に隣り合う電極B1及びB3とは1/2周期の位相差を
有しており、周方向(S方向)に隣り合う電極A、、A
2+ c、、C2とば1/4周期の位相差を存してい
る。対向する電極は同電位とされる。
に隣り合う電極B1及びB3とは1/2周期の位相差を
有しており、周方向(S方向)に隣り合う電極A、、A
2+ c、、C2とば1/4周期の位相差を存してい
る。対向する電極は同電位とされる。
次に、第3図を参照し、上記荷電粒子加速器lの作動を
説明する。
説明する。
まず、電極対(A+、C+)の電位が0で、電極対(B
+、D+)の電位が正で、電極対(B2゜B2)の電位
が負である時刻をtlとし、その時刻1.から高周波電
圧の1/2周期毎の時刻をそれぞれ1..13,1.と
すると、各電極間の電場は、図の破線矢印のようになる
。但し、破線矢印は説明に必要な部分のみ示している。
+、D+)の電位が正で、電極対(B2゜B2)の電位
が負である時刻をtlとし、その時刻1.から高周波電
圧の1/2周期毎の時刻をそれぞれ1..13,1.と
すると、各電極間の電場は、図の破線矢印のようになる
。但し、破線矢印は説明に必要な部分のみ示している。
時刻も、において正の荷電粒子Qが侵入すると、「側方
視」に示すように、電場の中心軸方向成分によって加速
される。そして、時刻1..13゜t4の「側方視」に
各々示すように、荷電粒子Qの進行に同期して電場が変
化するので、荷電粒子Qは常に加速力を受けることにな
る。
視」に示すように、電場の中心軸方向成分によって加速
される。そして、時刻1..13゜t4の「側方視」に
各々示すように、荷電粒子Qの進行に同期して電場が変
化するので、荷電粒子Qは常に加速力を受けることにな
る。
他方、時刻t、〜t、の「進行方向視」に示すように、
4正極電場が形成されているので、荷電粒子Qは集束力
を受ける。
4正極電場が形成されているので、荷電粒子Qは集束力
を受ける。
従って、この荷電粒子加速器1によれば、荷電粒子(ビ
ーム)を好適に加速・集束することが出来る。
ーム)を好適に加速・集束することが出来る。
次に、第4図に示す荷電粒子加速器11は、本発明の他
の実施例であり、第1図に示した荷電粒子加速器1とは
、第一列の対向電極対群〔A、。
の実施例であり、第1図に示した荷電粒子加速器1とは
、第一列の対向電極対群〔A、。
C,)と第二列の対向電極対群[B、、Dよ]の中心軸
lの方向の電極配置において異なっている。
lの方向の電極配置において異なっている。
即ち、第1図に示す荷電粒子加速器1では、1/2ピッ
チずれていたが、この荷電粒加速器11では「ずれ」が
な(、一致している。このような電極配置は、絶縁材ス
ペーサー12によって容易に規定される。
チずれていたが、この荷電粒加速器11では「ずれ」が
な(、一致している。このような電極配置は、絶縁材ス
ペーサー12によって容易に規定される。
各電極A、、B工、C,,D、には、第5図に示すよう
に、高周波電圧印加手段13により所定位相の高周波電
圧が印加される。
に、高周波電圧印加手段13により所定位相の高周波電
圧が印加される。
即ち、中心軸l方向について一つ置きに並ぶ電極A2
、 A4 + ・・・、が基準電位とされ、その電極A
、、A、、・・・、に周方向(S方向)について隣り合
わない電極B、、B、、・・・及びD I + B3
。
、 A4 + ・・・、が基準電位とされ、その電極A
、、A、、・・・、に周方向(S方向)について隣り合
わない電極B、、B、、・・・及びD I + B3
。
・・・、が基準電位とされている。この原則から、電極
c、l c、 、・・・、は基準電位とされる。
c、l c、 、・・・、は基準電位とされる。
そして、前記以外の電極には、中心軸lの方向について
は同相であり、第一列の対向電極対群〔A工、C4〕と
第二列の対向電極対群(B、、D。
は同相であり、第一列の対向電極対群〔A工、C4〕と
第二列の対向電極対群(B、、D。
〕の関係では172周期の位相差となるように高周波電
圧が印加されている。
圧が印加されている。
具体的には、例えば電極B2を基準にとると、中心軸l
の方向に隣り合う電極B、、B3は基準電位とされ、周
方向(S方向)に隣り合う電極A2゜C7も基準電位と
され、電極対(B2 、 B2 )をなす相手側電極
D2は同電位とされ、異なる対向電極対群の電極A、、
A3やC,、C3とは1/2周期の位相差となっている
。
の方向に隣り合う電極B、、B3は基準電位とされ、周
方向(S方向)に隣り合う電極A2゜C7も基準電位と
され、電極対(B2 、 B2 )をなす相手側電極
D2は同電位とされ、異なる対向電極対群の電極A、、
A3やC,、C3とは1/2周期の位相差となっている
。
次に、第6図を参照して上記荷電粒子加速器11の作動
を説明する。
を説明する。
まず、電極対(A+、C+)の電位が正である時刻を1
.とし、それから高周波電圧の1/2周期毎の時刻を各
々L2+ t3.t4とすると、図に破線矢印で示す
ように電場が形成される。但し、説明に必要な部分のみ
破線矢印を示している。
.とし、それから高周波電圧の1/2周期毎の時刻を各
々L2+ t3.t4とすると、図に破線矢印で示す
ように電場が形成される。但し、説明に必要な部分のみ
破線矢印を示している。
時刻tlにおいて、「側方視」に示すように正の荷電粒
子Qが侵入すると、電場の中心軸方向成分から加速力を
与えられる。
子Qが侵入すると、電場の中心軸方向成分から加速力を
与えられる。
時刻t2では電場が無くなるが、荷電粒子Qは慣性で進
行する。
行する。
時刻t3では、再び電場が形成され、その中心軸方向成
分により荷電粒子Qは加速力を与えられる。
分により荷電粒子Qは加速力を与えられる。
時刻1.では電場が無くなるため、慣性で進行する。
他方、時刻t1〜t4の「進行方向視」から理解される
ように、4正極成分の電場が形成されており、荷電粒子
Qは集束力を受ける。
ように、4正極成分の電場が形成されており、荷電粒子
Qは集束力を受ける。
従って、荷電粒子(ビーム)は、加速・集束されること
となる。
となる。
上記荷電粒子加速器1.11は、第7図に示すように、
ラザフオード後方散乱/粒子励起X線分析装!20に適
用することが出来る。ここで、21はイオン源、22は
偏向電極、23はイオン用半導体検出器、24はX線用
半導体検出器、25は散乱イオン、26は特性X線であ
る。
ラザフオード後方散乱/粒子励起X線分析装!20に適
用することが出来る。ここで、21はイオン源、22は
偏向電極、23はイオン用半導体検出器、24はX線用
半導体検出器、25は散乱イオン、26は特性X線であ
る。
また、第8図に示すように、イオン注入装置30に通用
することが出来る。ここで、31はイオン源、32は基
板、33は蒸着用ヒータ、34は蒸気である。
することが出来る。ここで、31はイオン源、32は基
板、33は蒸着用ヒータ、34は蒸気である。
本発明によれば、中心軸に向って凸面形状をなす2枚の
電極を中心軸に対称に配置して電極対となし、その電極
対を多数中心軸に沿1て互いに絶縁間隙をあけて並べ設
け第一列の対向電極対群とし、その第一列の対向電極対
群と同様の第二列の対向電極対群を電極対の対向方向が
第一列と第二列とで直交するように設け、さらに、各電
極に所定位相の高周波電圧を印加して中心軸方向成分と
四重極成分とをもつ電場を電極間に形成させる高周波電
圧印加手段を具備したことを特徴とする荷電粒子加速器
が提供され、これにより次のような効果が得られる。
電極を中心軸に対称に配置して電極対となし、その電極
対を多数中心軸に沿1て互いに絶縁間隙をあけて並べ設
け第一列の対向電極対群とし、その第一列の対向電極対
群と同様の第二列の対向電極対群を電極対の対向方向が
第一列と第二列とで直交するように設け、さらに、各電
極に所定位相の高周波電圧を印加して中心軸方向成分と
四重極成分とをもつ電場を電極間に形成させる高周波電
圧印加手段を具備したことを特徴とする荷電粒子加速器
が提供され、これにより次のような効果が得られる。
(1)加速電場は供給する高周波電圧に、4重極集東電
場は、ボーア半径に依存し、独立なパラメータとして設
計できるので、電極形状は単純なものとなり、製作/組
立が簡単で安価になる。
場は、ボーア半径に依存し、独立なパラメータとして設
計できるので、電極形状は単純なものとなり、製作/組
立が簡単で安価になる。
(2)各種イオンに対する加速の同期性は、電極の軸方
向長、高周波電圧および周波数によって柔軟に対応でき
、軽イオンから重イオンまで任意のエネルギーに加速で
きる。
向長、高周波電圧および周波数によって柔軟に対応でき
、軽イオンから重イオンまで任意のエネルギーに加速で
きる。
(3)集束力のある輸送効率の高い加速を行うことが出
来る。
来る。
第1図は本発明の荷電粒子加速器の一実施例の電極構造
を示す斜視図、第2図は第1図に示す電極と高周波電圧
印加手段を示す概念図、第3図は第1図及び第2図に示
す荷電粒子加速器の作動の説明図、第4図は本発明の他
の一実施例の荷電粒子加速器の電極構造を示す斜視図、
第5図は第4図に示す電極と高周波電圧印加手段を示す
概念図、第6図は第4図及び第5図に示す荷電粒子加速
器の作動の説明図、第7図はラブフォード後方散乱/粒
子励起X線分析装置の概念図、第8図はイオン注入装置
の概念図である。 〔符号の説明〕 1.11・・・荷電粒子加速器 2.12・・・絶縁材スペーサー 3.13・・・高周波電圧印加手段 l・・・中心軸 A I + A、 l ・・・ ・・・電極S・・・周
方向 Q・・・荷電粒子。 出願人 株式会社 神戸製鋼所
を示す斜視図、第2図は第1図に示す電極と高周波電圧
印加手段を示す概念図、第3図は第1図及び第2図に示
す荷電粒子加速器の作動の説明図、第4図は本発明の他
の一実施例の荷電粒子加速器の電極構造を示す斜視図、
第5図は第4図に示す電極と高周波電圧印加手段を示す
概念図、第6図は第4図及び第5図に示す荷電粒子加速
器の作動の説明図、第7図はラブフォード後方散乱/粒
子励起X線分析装置の概念図、第8図はイオン注入装置
の概念図である。 〔符号の説明〕 1.11・・・荷電粒子加速器 2.12・・・絶縁材スペーサー 3.13・・・高周波電圧印加手段 l・・・中心軸 A I + A、 l ・・・ ・・・電極S・・・周
方向 Q・・・荷電粒子。 出願人 株式会社 神戸製鋼所
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、中心軸に向って凸面形状をなす2枚の電極を中心軸
に対称に配置して電極対となし、その電極対を多数中心
軸に沿って互いに絶縁間隙をあけて並べ設け第一列の対
向電極対群とし、その第一列の対向電極対群と同様の第
二列の対向電極対群を電極対の対向方向が第一列と第二
列とで直交するように設け、さらに、各電極に所定位相
の高周波電圧を印加して中心軸方向成分と四重極成分と
をもつ電場を電極間に形成させる高周波電圧印加手段を
具備したことを特徴とする荷電粒子加速器。 2、第一列の対向電極対群の電極の配置と第二列の対向
電極対群の電極の配置とが、中心軸方向について1/2
ピッチずれており、高周波電圧印加手段が、中心軸方向
に隣り合う電極間では1/2周期の位相差となり且つ中
心軸の周方向に隣り合う電極間では1/4周期の位相差
となるように高周波電圧を印加する特許請求の範囲第1
項記載の荷電粒子加速器。 3、第一列の対向電極対群の電極の配置と第二列の対向
電極対群の電極の配置とが、中心軸方向について一致し
ており、高周波電圧印加手段が、中心軸方向については
1つおきで且つ中心軸の周方向については隣り合わない
電極を基準電位とし、それら以外の電極は中心軸方向に
ついては同相となり且つ第一列と第二列との関係では1
/2周期の位相差となるように高周波電圧を印加する特
許請求の範囲第1項記載の荷電粒子加速器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33124887A JPH01173600A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 荷電粒子加速器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33124887A JPH01173600A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 荷電粒子加速器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01173600A true JPH01173600A (ja) | 1989-07-10 |
Family
ID=18241558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33124887A Pending JPH01173600A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 荷電粒子加速器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01173600A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212100A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-12-09 | コミサリア・ア・レネルジ・アトミツク | 線形荷電粒子加速器 |
JPS60235400A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-22 | 理化学研究所 | 線形加速器 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP33124887A patent/JPH01173600A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212100A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-12-09 | コミサリア・ア・レネルジ・アトミツク | 線形荷電粒子加速器 |
JPS60235400A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-22 | 理化学研究所 | 線形加速器 |
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