JPH0117198Y2 - - Google Patents

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JPH0117198Y2
JPH0117198Y2 JP2100985U JP2100985U JPH0117198Y2 JP H0117198 Y2 JPH0117198 Y2 JP H0117198Y2 JP 2100985 U JP2100985 U JP 2100985U JP 2100985 U JP2100985 U JP 2100985U JP H0117198 Y2 JPH0117198 Y2 JP H0117198Y2
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ashtray
motor
opening
manual switch
worm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、自動車の車室内に装着される灰皿の
開閉機構に関するものである。
〔考案の背景〕 従来のこの種の自動車用灰皿機構は、その灰皿
を手動操作により開閉できるものであり、またこ
の灰皿の使用者は運転者自身である場合が圧倒的
に多い。従つてこの灰皿の開閉操作は、主として
運転者が片手の手探りで行うことが多く、その灰
皿の取扱い時に不便を起すものであつた。
また運転走行中の喫煙時において使用される灰
皿は、手探りで使用される場合が多く、このため
灰皿の内面は勿論、外面及び灰皿収納部の周囲ま
でが灰と“やに”とで広範囲に汚れてくる。従つ
て従来の手動開閉機構の灰皿の開閉では、この広
範囲に汚れた灰皿周辺の手探りでの開閉操作が余
儀なく手が汚れるのは止むを得なかつた。また運
転中の手の汚れは、感覚的に好ましくないのみな
らず、直ちに運転操作機器に触れなければならな
いから、手を介して運転席まわりに汚れが拡がる
等の問題がある。このため潔癖な人にあつては運
転中は喫煙しないよう習慣付けしている者もいる
程なのである。これでは灰皿の存在そのものが無
意味になつてしまうという問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、灰皿の開閉を手元スイツチによ
り行うことができる電動開閉機構とすることによ
り、上記の問題点を解消することができる自動車
用灰皿の開閉装置を提供することを目的とするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細
に説明する。
実施例 1 第1図及び第2図において、1は灰皿本体であ
つて、この灰皿本体1の開口縁の一対の辺縁には
鍔2a,2bと他の一辺縁には鍔2cが一体形成
されており、さらにその鍔2cには、その辺縁と
平行な長孔3が形成されている。4は灰皿本体1
の受枠であつて、この受枠4には前記一対の鍔2
a,2bを嵌合案内するガイド溝5a,5bが形
成されている。さらにこの受枠4の平面部中央に
は、ウオームギヤ6が支軸7を介して回転自在に
支持されている。このウオームギヤ6の偏心位置
には、受枠4の下側へ突出するピン8が突設され
ており、またこのウオームギヤ6の上面には、そ
のウオームギヤの直径方向対称位置に隔設される
2個のカム9a及び9bが突設されている。10
はウオームギヤ6と噛合されるウオーム11を有
するモータであつて、該モータ10は受枠4の内
側に取付けられている。12は受枠4に取付けら
れているリミツトスイツチであつて、このリミツ
トスイツチ12は前記ウオームギヤ6に設けられ
ているカム9a,9bに押動される作動片12a
である。なお13は車室の適宜位置に設備した手
動スイツチ、14は電源を示す。
以上が本実施例の構造であるが、次にその作用
について述べると、受枠4は車体(図示せず)に
取付け、この受枠4の両側ガイド溝5a,5b内
へ灰皿本体1の両側鍔2a,2bを嵌合して、こ
の灰皿本体1を矢方向Aへ摺動可能に嵌合せしめ
ると共にウオームギヤ6に取付けられるピン8を
灰皿本体1に設けた長孔3内に遊嵌せしめる。そ
こで今手動スイツチ13を閉路すると、モータ1
0が回転し、これによつてウオーム11及びウオ
ームホイール6が回転するために、このウオーム
ホイール6に固定されたピン8が回動し、その結
果灰皿本体1はピン8の動作で受枠6より押し出
され、開口する。そしてこの灰皿本体の押し出し
が完了する直前で、カム9aがリミツトスイツチ
12の作動片12aを押動し、該スイツチが閉路
されるためにモータ10は停止し、灰皿本体の押
し出し状態が保持される。次いでこの灰皿本体1
を受枠6内へ押し込みたい場合は、再度手動スイ
ツチ13を閉路すると、モータ10は回動し、こ
れによりウオームホイール6が回動し、カム9a
による作動片12aの押圧力が解けるために、そ
のリミツトスイツチ12が閉路するため、手動ス
イツチ13の押圧力を解いてもモータ10の回転
は継続し、これによつてウオームホイール6の回
転に伴なうピン8の動作で灰皿本体1は受枠6内
に引き込められる。そしてこの灰皿本体1の引き
込みが完了する前即ちウオームホイール6が約
180゜回転されるとカム9bがリミツトスイツチ1
2の作動片12aを押動し、該スイツチが閉路さ
れるためにモータ10は停止し、灰皿本体1の引
き込みが完了保持される。再度灰皿本体1を使用
したい場合は手動スイツチ13を押動すれば前記
動作が繰返しなされて灰皿の開口がなされるもの
である。
従つてこの実施例によれば手動スイツチ13を
ワンタツチ操作するだけで灰皿本体1をその受枠
6より押し出すこと、及び引き込ませることがで
きるので、灰皿本体1の開閉操作がきわめて容易
かつ確実に行える効果がある。
実施例 第3図及び第4図において、21は灰皿本体で
あつてこの灰皿本体21は灰皿受枠22によつて
嵌合支持されるようになつている。この灰皿受枠
22の対向辺縁には、夫々のピン23a,23b
が突設されており、この一対のピン23a,23
bは灰皿受板24に設けた夫々の長孔25a,2
5b内に遊嵌されるようになつている。この灰皿
受板24上には、2枚のウオームホイール26
a,26bが並設されており、さらにこれらのウ
オームホイール26a,26bは支軸27により
回転自在に支持されている。またこれらのウオー
ムホイール26a,26bの偏心位置にはリンク
28a及び28bの一端が軸支され、これらリン
ク28の他端には、前記のピン23a及び23b
に連結されるようになつている。29は永久磁石
界磁モータのような電線極性によつて回転方向が
変換されるモータであつて、このモータ29の駆
動軸には前記双方のウオームホイール26a,2
6bに噛合されるウオーム30が設けられてい
る。31は押圧された方向へラツチする構造の正
逆転切換用接点31′を有するリミツトスイツチ
であつて、このリミツトスイツチ31には作動片
32が設けられ、この作動片32はウオームホイ
ール26aに設けられている突起33a,33b
によつて動作されるようになつている。なお34
は手動スイツチ、35は電源、36は自己保持接
点36′を有するリレーである。
次にこの作用について述べると、今手動スイツ
チ34を押圧するとリレー36及びその自己保持
回路が閉路して手動スイツチ34を離して開路さ
れた後でもモータ29の正転動作が継続され、こ
れにより回動する双方のウオームホイール26
a,26bの正転動作が、リンク28a,28b
を介して灰皿本体21を押し出す。この灰皿本体
21の押し出しが完了される直前で、ウオームホ
イール26aに設けた突起33aでリミツトスイ
ツチ31の作動片32が押動し、その正逆切換接
点31′が切換えられると同時にリレー36が開
路され、モータ29の動作は停止し灰皿本体21
は押し出された状態に保持される。次に再度手動
スイツチ34を押圧すると、再度リレー36及び
その自己保持回路が閉路して、手動スイツチ34
を離して開路された後でもモータ29の逆転動作
が継続され、これによる回動する双方のウオーム
ホイール26a,26bの逆転動作がリンク28
a,28bを介して灰皿本体21を引き込める。
この灰皿本体21の引き込みが完了される直前
で、ウオームホイール26aに設けた突起33b
でリミツトスイツチ31の作動片32を押動し、
その正逆切換接点31′が切換えられると同時に
リレー36が開路し、モータ29の動作は停止
し、灰皿本体21は引き込められた状態に保持さ
れる。
このように本実施例においても、手動スイツチ
34をワンタツチ操作をすることにより、灰皿本
体は電動作用により押し出され、また引き込めら
れるものであるが、この実施例によれば対設せし
めた双方のリンク機構により、灰皿本体の両側を
同時に動作せしめることができるので、その灰皿
本体の押し出し、引き込み動作力のバランスが良
く、これによつて灰皿本体は円滑に押し出し、ま
たは引き込み動作される効果がある。さらに本実
施例ではリレーの使用によつて、手動スイツチの
瞬間的押動操作によつて灰皿本体を開閉動作させ
ることができるので、安全運転上有利である等の
効果がある。なお、ウオームギヤ6を平歯車と
し、しかもモータの停止位置が押し出し、引き込
み直前の位置となるようにすることにより車両の
停車時、すなわち電源オフのときにおいても手動
で開閉させることができる。
〔考案の概要〕
以上のように本考案は自動車に装着されるフレ
ーム4又は9に灰皿体1又は21を前後に摺動さ
せて開閉を行う灰皿において、前記フレーム4又
は9にモータ10又は29に伝達部11又は30
を介して駆動される回動体6又は26a,26b
を設け、該回動体6又は26a,26bと前記灰
皿体1又は21とを連結体8又は28a,28b
を介して連結すると共に、前記回動体6又は26
a,26bに固設したカム9a,9b又は33a
又は33bと、これに対向して前記フレーム4又
は9上に設けられたリミツトスイツチ12又は3
1との当接により回動体6又は26a,26bの
回動角度を検出し、該検出結果と適宜の位置に設
けた手動スイツチ13又は34との関連で前記モ
ータ10又は29を回動・停止するようにしたこ
とを特徴とする自動車用灰皿の開閉機構である。
〔考案の効果〕
従つてこの自動車用灰皿開閉機構によれば手動
スイツチを押圧する操作のみで灰皿を開閉するこ
とができるので、運転中に視線を逸らし、灰皿を
捜して開閉するといつた運転時における危険が防
止できる。また上記の手動スイツチを操作しやす
い個所に予め配置することにより、さらに安全運
転を高めることができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を示し、第1図
はその灰皿開閉装置の説明斜視図、第2図はその
電気回路説明図、第3図は本考案の他の実施例を
示した説明斜視図、第4図はその電気回路説明図
である。 1……灰皿本体、2a,2b,2c……鍔、3
……長孔、4……受枠、5a,5b……ガイド
溝、6……ウオームギヤ、7……支軸、8……ピ
ン、9a,9b……カム、10……モータ、11
……ウオーム、12……リミツトスイツチ、13
……手動スイツチ、14……電源、21……灰皿
本体、22……灰皿受枠、23a,23b……ピ
ン、24……灰皿受板、25a,25b……長
孔、26a,26b……ウオームホイール、27
……支軸、28a,28b……リンク、29……
モータ、30……ウオーム、31……リミツトス
イツチ、32……作動片、33a,33b……突
起、34……手動スイツチ、35……電源、36
……リレー、36′……自己保持接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車に装着されるフレーム4又は9に灰皿
    体1又は21を前後に摺動させて開閉を行う灰
    皿において、前記フレーム4又は9に、モータ
    10又は29に伝達部11又は30を介して駆
    動される回動体6又は26a,26bを設け、
    該回動体6又は26a,26bと前記灰皿体1
    又は21とを連結体8又は28a,28bを介
    して連結すると共に、前記回動体6又は26
    a,26bに固設したカム9a,9b又は33
    a又は33bと、これに対向して前記フレーム
    4又は9上に設けられたリミツトスイツチ12
    又は31との当接により回動体6又は26a,
    26bの回動角度を検出し、該検出結果と適宜
    の位置に設けた手動スイツチ13又は34との
    関連で前記モータ10又29を回動・停止する
    ようにしたことを特徴とする自動車用灰皿の開
    閉機構。 (2) 灰皿体21が灰皿枠22と組合せ構成されて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
    車用灰皿の開閉機構。 3 手動スイツチ34がラツチ回路36を併有す
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動車
    用灰皿の開閉機構。
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