JPH01171217A - 円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法 - Google Patents

円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法

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JPH01171217A
JPH01171217A JP33125387A JP33125387A JPH01171217A JP H01171217 A JPH01171217 A JP H01171217A JP 33125387 A JP33125387 A JP 33125387A JP 33125387 A JP33125387 A JP 33125387A JP H01171217 A JPH01171217 A JP H01171217A
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JP
Japan
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ingot
cylindrical
rare earth
magnet
centrifugal force
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Application number
JP33125387A
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English (en)
Inventor
Mutsuhiro Miyagawa
宮川 睦啓
Nobuyasu Kawai
河合 伸泰
Yoshitomo Sato
佐藤 義智
Tsuguaki Oki
大木 継秋
Akifumi Kanbe
神戸 章史
Shinji Maekawa
前川 信治
Tatsuya Shimoda
達也 下田
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Seiko Epson Corp
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法に
関し、特にモータ用の磁石の製造に有用である。
〔発明の課題〕
モータには円筒状の磁石が用いられるが、最近の電気製
品の小型化、高効率化の要求に伴い、その材料として高
い磁気的性能をもつ希土類元素と鉄とボロンとを基本的
成分とする合金を用いることが望まれている。すなわち
、希土%−Fe−B系磁石である。
希土類−Fe−B系磁石の製造方法としては、いわゆる
焼結法と、いわゆる液体急冷法と、例えば特開昭62−
203302号公報に開示の鋳造法などが知られている
しかし、いわゆる焼結法で円筒状磁石を製造しようとす
ると、収縮率の異方性のために割れを生じてしまう問題
点がある。また、同様に、いわゆる液体急冷法や前記鋳
造法でも、希土類元素と鉄とボロンとを基本成分とする
合金は加工性が悪いため、円筒状に成形しようとすると
多くの場合割れを生じる問題点がある。すなわち、かか
る従来技術は、必ずしも円筒状磁石を製造するのに適し
たものとは言えなかった。
従って、本発明の目的とするところは、円筒状の希土類
−Fe−B系磁石を好適に製造する方法を提供すること
にある。
〔発明の構成〕
本発明の円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法は、
希土類と鉄とボロンとを基本成分とする合金の溶湯を、
回転させた円筒状鋳型に流し込み、遠心力で加圧しつつ
冷却して円筒状の鋳塊とする工程を含むことを構成上の
特徴とするものである。
希土類元素としては、Y、La、Ce、Pr。
Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb、Luが挙げられ、これらのうちの1種あるい
は2種以上を組み合わせて用いる。最も高い磁気的性能
はPrで得られるから、実用的にはPr、PrとNdの
組み合わせ、CeとPrとNdの組み合わせ等を用いる
のが好ましい。
希土類元素の比率は、8〜25i子%が適当である。希
土類元素と鉄とボロンとを基本成分とする永久磁石の主
相はR2Fel 4 B (Rは希土類元素)であるが
、希土類元素が8原子%未満では上記化合物を形成せず
α−鉄と同一構造の立方晶組織となるため良好な磁気的
特性が得られない。
他方、鋳造法によっても良好な磁気的特性を得るために
は、25原子%以下とすることが適当であるからである
ボロンの比率は、2〜8原子%が適当である。
2原子%未満では菱面体のR−Fe系になるため高保磁
力を得られず、他方、鋳造法によっても良好な磁気的特
性を得るためには、8原子%以下とすることが適当であ
るからである。
また少量の添加元素、例えば、Co、 Ail、 M。
、Si等や、重希土元素のDy、Tb等は、保磁力の向
上に有効である。
COはキュリー点を高めるのに有効である。永久磁石と
して考えられる1kOe以上の保磁力をirIるには5
0原子%以内がよい。Coは基本的にFeのサイトを置
換しR2Co1+Bを形成するのであるが、この化合物
は結晶異方性磁界が小さく、その最が増すにつれて磁石
全体としての保磁力が小さくなってしまうからである。
Aβは、保磁力の増大効果を有する。Allの添加量は
I55原子以下がよい。A/は非磁性元素であるため、
その添加量を増すと残留磁束密度が低下し、15原子%
を越えるとハードフェライト以下の残留磁束密度になっ
てしまうからである。
C作用〕 本発明は、端的に言うならば、いわゆる遠心鋳造法を希
土類−Fe−B系磁石の製造方法に応用したもので、従
って、その遠心鋳造法の効果として割れを発生すること
なく円筒状に成形することが出来る。
ところが、単に上記成形上の改良にとどまらず、遠心力
と温度とを適切に選択することによってラジアル方向に
柱状晶を発達させたり逆に100%等軸品にするなど組
織を自由にコントロールすることが可能となるので、こ
れにより磁気的特性を自由に制御できるようになる。
中空鋳型を用いても組織をコントロールすることが不可
能ではないが、容易ではなく、特に柱状晶を100%ラ
ジアル方向に発達させるのは実用上困難である。
従って、本発明は、成形上の改良と磁気的特性の制御性
の2つの観点から、円筒状希土類−Fe−B系磁石の製
造方法として著しく優れた利点を有するものである。
なお、遠心鋳造法によれば、鋳造欠陥(空隙)が少なく
なるので強度的に向上する。また、結晶粒径も微細とな
り、これは磁気的性能とりわけ保磁力を向上させる効果
がある。
円筒状の鋳塊とした後、200℃以上の温度で熱処理す
ことにより磁気的に硬化させるのが好ましい。初晶Fe
を拡散させ、平衡状態に推移させるためである。
また、円筒状の鋳塊とした後、500℃〜1゜00℃の
温度で熱間加工を行うのが好ましい、加工時の応力によ
って結晶粒が微細化され特に保磁力を向上できるように
なると共に、結晶軸を特定の方向に配向せしめて磁気的
に異方性化し特に最大エネルギー積を増大できるように
なるからである。温度を500℃〜1000℃とするの
は、500℃未満では加工性が悪く、1000℃を越え
ると結晶粒が大きく成長しすぎるからである。
熱間加工後、熱処理を行えば更に好ましい。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明
する。ここに第1図は遠心鋳造工程を示す概念図、第2
図は円筒状の鋳塊の柱状晶の発達の説明図、第3図は円
筒状の鋳塊の等軸品組織の説明図、第4図は熱間プレス
工程の説明図、第5図は熱間押出工程の断面図である。
なお、これにより本発明が限定されるものではない。
ス止側ユ 第1表に示す3種類の組成の各々の合金の溶湯を真空溶
解炉で得た。
第1表 次に、第1図に示すように、遠心鋳造装置lで鋳込み、
円筒状の鋳塊2を得た。鋳塊2の寸法は、外径80龍、
内径40mm、長さ200 mmである。
ここで、鋳込温度を1600℃、鋳塊2の内面での遠心
力を2000(G;加速度単位)とすると、第2図に示
す如き柱状晶3が100%ラジアル方向に発達した鋳塊
28を得た。
また、鋳込温度を1250度、鋳塊2の内面での遠心力
を100Gとすると、第3図に示す如き100%等軸晶
組織の鋳塊2t、を得た。
次に、円筒状の鋳塊2.または2t、を1000℃x 
24 hで熱処理した。
この各試料について円筒の軸方向の磁気的特性とラジア
ル方向(半径方向)の磁気的特性とを測定した。測定結
果を第2表の上段に示す。
なお、比較のために、第1表の組成■の合金を中空鋳型
を用いて普通に鋳込んで円筒状の鋳塊を得、その際、温
度コントロールによって柱状晶が100%ラジアル方向
に発達したものと100%等軸品組織のものとを作製し
た。その磁気的特性の測定結果を第2表の下段に示す。
第2表 柱:100%柱状晶 等:100%等軸晶m址
I 次に、実施例1で得た円筒状の鋳塊2.または2しをス
ライスしてリング状とし、これをリングの軸方向に熱間
プレスした。
第4図は、ラジアル方向に柱状晶3を発達させた鋳塊2
aをスライスして得たリング2cに、矢印αのように熱
間プレスする状態を示している。
この場合のように、柱状晶3の発達方向に垂直に加工力
を与えると、その方向に良好に結晶軸が配向して磁気的
に異方性化される。矢印4は配向方向を示している。
この理由は、第1に熱間加工による異方性化効果は元々
の配向度が高いほど高くなるため、柱状晶組織を発達さ
せて元々の配向度を高めておくことが有効だからと考え
られ、第2に加工による加圧変形が柱状晶に垂直に及ぶ
ことにより結晶粒微細化の効率を向上できることになる
からと考えられる。
他方、第2図に示すように、円筒状の鋳塊2aまたは2
bを軟m製のカプセル5に密封し、ダイス6より熱間押
出を行った。7はマンドレル、8は押盤、9はコンテナ
である。この場合、円筒状の鋳塊2□または2トは、矢
印βのようにラジアル方向に加圧されることになる。
以上の各試料について磁気的特性を測定した結果を第3
表の上段に示す。
なお、比較のために、第1表の組成■の合金を中空鋳型
を用いて普通に鋳込んで円筒状の鋳塊を得、その際、温
度コントロールによって柱状晶が100%ラジアル方向
に発達したものと100%等軸品組織のものとを作製し
た。その磁気的特性の測定結果を第2表の下段に示す。
第3表 柱:100%柱状晶 等:100%等軸晶〔発
明の効果〕 本発明によれば、希土類と鉄とボロンとを基本成分とす
る合金の溶湯を、回転させた円筒状鋳型に流し込み、遠
心力で加圧しつつ冷却して円筒状の鋳塊とする工程を含
むことを特徴とする円筒状希土類−Fe−B系磁石の製
造方法が提供され、これにより割れ等を防止して能率よ
く円筒状に成形した希土類−Fe−B系磁石を得られる
ようになると共に、磁気的特性をも向上できる。特に、
軸方向に異方性をもつ強力なリング状永久磁石を得るこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は遠心鋳造工程を示す概念図、第2図は円筒状の
鋳塊の柱状晶の発達の説明図、第3図は円筒状の鋳塊の
等軸晶組織の説明図、第4図は熱間プレス工程の説明図
、第5図は熱間押出工程の断面図である。 〔符号の説明〕 1・・・遠心鋳造装置 2・・・円管状の鋳塊 2a・・・柱状晶の発達した鋳塊 2t、・・・等軸品組織の鋳塊 3・・・柱状晶 2c・・・リング状の磁石 4・・・配向方向 5・・・カプセル    6・・・ダイス7・・・マン
ドレル   8・・・押盤9・・・コンテナ α・・・熱間プレス方向 β・・・加圧方向。 第4図 第5図 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.希土類と鉄とボロンとを基本成分とする合金の溶湯
    を、回転させた円筒状鋳型に流し込み、遠心力で加圧し
    つつ冷却して円筒状の鋳塊とする工程を含むことを特徴
    とする円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法。
  2. 2.円筒状の鋳塊とした後、200℃以上で熱処理する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の円筒状希
    土類−Fe−B系磁石の製造方法。
  3. 3.円筒状の鋳塊とした後、500℃以上で熱間加工す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の円筒状
    希土類−Fe−B系磁石の製造方法。
  4. 4.熱間加工後、熱処理することを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の円筒状希土類−Fe−B系磁石の製
    造方法。
JP33125387A 1987-12-25 1987-12-25 円筒状希土類−Fe−B系磁石の製造方法 Pending JPH01171217A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19528291A1 (de) * 1995-08-02 1997-02-06 Ald Vacuum Techn Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Partikeln aus gerichtet erstarrten Gußkörpern

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19528291A1 (de) * 1995-08-02 1997-02-06 Ald Vacuum Techn Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Partikeln aus gerichtet erstarrten Gußkörpern
EP0756911A3 (de) * 1995-08-02 1997-05-21 Ald Vacuum Techn Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Partikeln aus gerichtet erstarrten Gusskörpern
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