JPH0116882Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116882Y2
JPH0116882Y2 JP1983178155U JP17815583U JPH0116882Y2 JP H0116882 Y2 JPH0116882 Y2 JP H0116882Y2 JP 1983178155 U JP1983178155 U JP 1983178155U JP 17815583 U JP17815583 U JP 17815583U JP H0116882 Y2 JPH0116882 Y2 JP H0116882Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
furnace wall
furnace
load
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983178155U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6086706U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17815583U priority Critical patent/JPS6086706U/ja
Publication of JPS6086706U publication Critical patent/JPS6086706U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116882Y2 publication Critical patent/JPH0116882Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスパイラル炉壁を有するボイラに係
り、特に炉壁強度を高める炉壁支持構造を有する
ボイラ装置に関する。
発電所をはじめとする事業所用の大型水管ボイ
ラの炉壁構造の一つとして水管を螺旋状に巻き回
して火炉を構成するいわゆるスパイラル炉壁構造
は、火炉空間を中心として給水が炉壁に沿つて旋
回するよう上昇するので均一な加熱が行え、垂直
管の様に、設置位置によつて熱吸収量が相違する
ことがない。また比較的少い本数の水管で火炉を
構成し得るので内部流体の流速を高くすることが
できるため核沸騰や膜沸騰の虞れも少いという利
点がある。反面、各水管は重力方向に対して斜め
に配置されることになるので炉壁強度は垂直管壁
よりも低下することは避けられず、スパイラル管
壁の支持には特別の工夫が必要となる。
第1図は従来のスパイラル炉壁の支持方法を示
す。ボイラの火炉はスパイラル壁2と、その上部
の垂直管壁3とから構成されており、スパイラル
壁2内を上昇した給水は図示しないヘツダに入り
垂直管壁の各水管に再配分されるように構成して
ある。この形式のボイラにおいて、スパイラル炉
壁2に対しては重力方向に位置するよう吊り板1
が多数本溶接され、その吊り板1の上端部は垂直
管壁3に溶接されている。これにより吊り板1に
対して火炉壁の支持荷重の一部を負坦させること
により火炉壁の支持荷重を軽減するようにしてい
る。しかしこの方法ではボイラ起動停止時に生じ
るスパイラル炉壁2と吊り板1との温度差に起因
する熱応力により吊り板溶接部の熱疲労の問題が
あり、今後発電所の起動停止の頻度が増々高くな
り、かつボイラ起動時間の短縮による炉壁の昇温
速度の増加傾向を考えると以上の形式の炉壁支持
方法は必ずしも妥当なものとは考えられない。
以上の形式の支持方法に対して、火炉壁の荷重
の一部をコンスタントハンガーと称する支持部材
を介してボイラ支持用の架構に支持させる方法が
提案されている。この方法を用いれば溶接部の熱
応力の問題は完全に回避することができるが、そ
の支持(吊り下げ)の位置及び強度によつては炉
壁の一部に荷重が集中しかえつて炉壁に損傷を生
じる虞れもある。これに加えてボイラ運転時には
炉内圧力によつて炉壁に対しては自重による荷重
の外に、炉内圧に基づく荷重も加わるのでこの荷
重に対しても十分に対応し得る支持構造でなけれ
ばならない。
この考案は上述の問題点に鑑み構成したもので
あり熱応力による炉壁の損傷を防止しかつ効果的
な炉壁支持構造を備えたスパイラル壁ボイラに関
する。
要するにこの考案は、垂直管壁とその下部に接
続するスパイラル壁とよりなる火炉をこれを囲む
外側の鉄骨架構から吊り下げ支持する構造におい
て、スパイラル壁下端に接続する支持梁4を該ス
パイラル壁外側の架構に取付けたコンスタントハ
ンガー5で保持し、該スパイラル壁の下部にその
許容力内の圧縮荷重を与えるように構成したスパ
イラル炉壁を有するボイラであることを特徴とす
る。
以下この考案の実施例を図面により説明する。
第2図はこの考案に係るスパイラル炉壁の支持
状態を示す。6はボイラ周囲に形成配置した架構
であり、この架構6に対してはコンスタントハン
ガー本体5aが配置してあり、この本体5aには
吊り用ロツド5bが接続してあり、かつこのロツ
ド5bの他端はボイラ火炉底面に配置したガーダ
と称する支持梁4に接続しており、これら本体5
aおよびロツド5bから成るコンスタントハンガ
ー5により火炉の荷重は支持されている。
第3図及び第4図はこの支持状態を示したもの
であり、特に第4図は従来方法と比較して示して
ある。第4図中線図イ,ロ,ハはボイラ火炉に対
して火炉圧が加わつていない場合のスパイラル炉
壁の高さと荷重の関係を示す。図中線図イはコン
スタントハンガーを用いない場合の荷重の分布を
示し、炉壁全体は自重により引張り荷重が加わ
り、上部ほど多くの荷重が加ることを示してい
る。次に線図ロは第2図に示す様にコンスタント
ハンガー5を用いて炉壁を支持しているのである
が、スパイラル炉壁下端部における荷重f2をoと
するように支持している。従つて炉壁の荷重分布
は線図イの場合に比較して同じ高さでほぼf2だけ
減少する。
ハはこの考案に係る支持状態を示す。線図ロの
場合にはコンスタントハンガーによる吊り荷重を
炉壁下部の荷重f2と同じにすることにより炉壁下
部の荷重f2をoとしたが、この考案の場合にはこ
の吊り荷重をより大きなfとする。これによりf2
より大きな荷重△fは全て圧縮荷重として炉壁に
作用することになる。つまり、これによつて荷重
oの部分は炉壁の上方h1へ移動し、炉壁、特にそ
の上部に加わる引張り荷重を減少させ炉壁高さh
全体として引張り荷重を減少させることができ
る。但し、荷重oとなる高さh1以下の部分に圧縮
荷重が加わることになるので、この圧縮荷重は炉
壁強度以内に止めておき炉壁の座屈等の問題が生
じないようにする。
次に火炉に対して内圧が生じた場合、この炉内
圧による荷重は炉壁全体に対して均等に作用する
ので荷重の線図は前述の線図に対してほぼ平行移
動した形となり、イはイ′に、ロはロ′に、ハは
ハ′に移動する。
ここで炉壁の強度は上述の荷重の外に炉壁の温
度も大きく影響する。第5図は炉壁温度と炉壁高
さの関係を示し、バーナ火災が形成されている部
分については上部ほど昇温して最高温部dを形成
し、かつバーナ火災部上部ではこの火炎から遠ざ
かるためスパイラル壁上端部Cに向つて上部ほど
温度降下し、温度分布は全体として線図ニの如く
なる。炉壁強度は高温になるほど低下するので、
炉壁の許容荷重曲線は第4図の線図Aの如く線図
ニに対して対象な略「く」の字形の曲線となる。
炉内圧が加つた場合線図イ′,ロ′では炉壁高さの
中間部より上部ではこの許容荷重以上の荷重が加
わることになり、炉壁自体の強度を高めるか、ま
たはコンスタントハンガーによる吊り下げ支持部
を炉底部以外の他の場所にも設けなければならな
い。この実施例の場合には炉壁下部に圧縮荷重を
加えることにより炉壁全体の引張り荷重を減少で
き炉壁の全ての高さにおいてその加わる荷重が許
容荷重曲線A以下に収まる。
第6図、第7図は第2の実施例を示す。この実
施例の場合にはボイラ炉壁高さhのうち所定の高
さhにおいて他のコンスタントハンガーを用いて
炉壁を支持する。これにより炉壁全体に加わる引
張り荷重をさらに低減することができる。なお、
第7図の場合は炉壁底部に加わる圧縮荷重は前述
の実施例と同じにとつてあるが、炉壁途中での支
持を見込んで△fを小さくし、炉壁底部における
圧縮荷重の減少を図つてもよい。
この考案を実施することにより、コンスタント
ハンガー等の吊り下げ支持具を用いて、他に補強
部材を用いることなく、垂直管壁とスパイラル壁
との接続部に掛る引張力をボイラ運転時でもボイ
ラ停止時でも低いものに保持でき、ボイラの安全
運転を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の支持方法を示すスパイラル炉壁
のボイラ火炉斜視図、第2図はこの考案の実施例
を示すスパイラル炉壁のボイラ火炉斜視図、第3
図は第2図の側面図、第4図は荷重と炉壁高さと
の関係を示す線図、第5図は管壁温度と炉壁高さ
との関係を示す線図、第7図は第2の実施例によ
る荷重と炉壁高さとの関係を示す線図、第6図は
第2の実施例を示すボイラ火炉の側面図である。 2……スパイラル壁、5……コンスタントハン
ガー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直管壁とその下部に接続するスパイラル壁と
    よりなる火炉をこれを囲む外側の鉄骨架構から吊
    り下げ支持する構造において、スパイラル壁下端
    に接続する支持梁4を該スパイラル壁外側の架構
    に取付けたコンスタントハンガー5で保持し、該
    スパイラル壁の下部にその許容応力内の圧縮荷重
    を与えるように構成したことを特徴とするスパイ
    ラル炉壁を有するボイラ。
JP17815583U 1983-11-19 1983-11-19 スパイラル炉壁を有するボイラ Granted JPS6086706U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17815583U JPS6086706U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 スパイラル炉壁を有するボイラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17815583U JPS6086706U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 スパイラル炉壁を有するボイラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6086706U JPS6086706U (ja) 1985-06-14
JPH0116882Y2 true JPH0116882Y2 (ja) 1989-05-17

Family

ID=30386870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17815583U Granted JPS6086706U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 スパイラル炉壁を有するボイラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6086706U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111242A (ja) * 1974-07-17 1976-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS56133502A (en) * 1979-12-03 1981-10-19 Foster Wheeler Corp Apparatus for and method of supporting steam generator
JPS58136901A (ja) * 1982-02-09 1983-08-15 石川島播磨重工業株式会社 水管式蒸気発生器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111242A (ja) * 1974-07-17 1976-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS56133502A (en) * 1979-12-03 1981-10-19 Foster Wheeler Corp Apparatus for and method of supporting steam generator
JPS58136901A (ja) * 1982-02-09 1983-08-15 石川島播磨重工業株式会社 水管式蒸気発生器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6086706U (ja) 1985-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5042234B2 (ja) 発電用ボイラの壁を支持するための方法及び装置
KR101120436B1 (ko) 유동층 보일러용 사이클론 분리기 장치와 설치 구조
JPH0116882Y2 (ja)
RU2364785C2 (ru) Подвесной паровой котел
JP2939333B2 (ja) 流動層容器のフレーム
JP7266586B2 (ja) ボイラ構造体
JPH0652121B2 (ja) たて型ガス通路
AU2016410643B2 (en) A bottom-supported boiler
US3266467A (en) Bottom fired package boiler
US5282442A (en) Spiral tube wall furnace seismic/wind tube stop
US3208436A (en) Furnace wall support and expansion apparatus
US4179860A (en) Lateral stiffener for strut
JPH0512232B2 (ja)
TWI706110B (zh) 用於支撐一鍋爐負載之系統及方法
EP0428115B1 (en) Pressure fluidized bed firing boiler
JPS6330003Y2 (ja)
JPH0428962B2 (ja)
JPH0343521B2 (ja)
JPH0318803Y2 (ja)
JPH025203Y2 (ja)
JPS6143637B2 (ja)
JPS6333603B2 (ja)
JPH0321803B2 (ja)
JP3165684B1 (ja) ボイラ火炉壁の支持構造及びこれを有するl形ボイラ
JPS5834397A (ja) 液体貯蔵用タンク