JPH0116785Y2 - - Google Patents

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JPH0116785Y2
JPH0116785Y2 JP1986054982U JP5498286U JPH0116785Y2 JP H0116785 Y2 JPH0116785 Y2 JP H0116785Y2 JP 1986054982 U JP1986054982 U JP 1986054982U JP 5498286 U JP5498286 U JP 5498286U JP H0116785 Y2 JPH0116785 Y2 JP H0116785Y2
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barb
needle
auxiliary
main
felt
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JP1986054982U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は例えば濾過用ニードルフエルト又は
抄紙用ニードルフエルトの如く一面側の繊維密度
が密で表面肌の平滑性がよく、他面側の繊維密度
が粗いニードルフエルトの製造に好適なフエルト
製造用針に関するものである。 〔考案の背景〕 従来のフエルト製造用針は第4図に示す如く最
上端にクランク41を有するシヤンク42の下端
にブレード43を延設している。このブレード4
3は断面三角形、十字形その他稜線が軸方向にで
きる形状に形成され、その稜線の一部又は全部に
は繊維バツトの繊維を刺し方向に係留搬送して圧
縮し、かつ繊維同士の絡み付きを促進するための
バーブ44が1稜当たり複数個づつ一定の間隔
(1.3mm〜6.35mm)で設けられている。このバーブ
44は前記稜線部に斜め上向きの切込みを設け、
これにより出来た突起を外方に起こして形成する
から、この切込みの強さ及びピツチにより繊維搬
送力を異にする。従つて、予めバーブを切込みの
強さ及びピッチの異なつた複数個の針を用意し、
その中から得ようとするフエルトの繊維密度に合
わせて望ましいものを選択使用していた。 しかしながら、従来のフエルト製造用針はバー
ブの切込みの強さ及びピツチは同一の針であれば
全て一定であり、フエルトは厚み方向に同一の密
度のものが得られるだけで、一面側を他面側に対
して密にしたり、抜毛や脱毛を少なくするために
は針打ち深さを数回に分けて打ち替えたり、バー
ブの切込みの強さ及びピッチの異なる2種以上の
針を交換使用しなければならず、非能率的な方法
であり、生産性が低下した。 〔考案の目的〕 この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、針打ち時の針の深さが一定でも一面側と他面
側との繊維密度差を簡単に形成でき、しかも一面
側の平滑性及び抜毛、脱毛の少ないニードルフエ
ルトの得られるフエルト製造用針を提供すること
を目的としている。 〔考案の構成〕 上記目的を達成するため、この考案は針本体の
ブレード部の下位領域又は全域に主バーブを設
け、上位領域に切込みの弱い補助バーブを設ける
ように構成したものである。 〔実施例〕 次に、この考案を添付図面に示す実施例により
説明する。 1は針本体で、該針本体1は最上端にクランク
2を有するシヤンク3の下端にブレード部4を延
設している。ブレード部4は断面三角形、十字形
その他、稜線が軸方向にできる形状に形成されて
いる。5は前記ブレード部4の稜線の一部又は全
部に設けたバーブで、該バーブ5は切込みの強い
主バーブ5aと、切込みの弱い補助バーブ5bと
からなる。主バーブ5aは第1図及び第2図に示
す如くブレード部4の全域a又は下位領域a′に設
けるが、補助バーブ5bは上位領域a″にのみ設け
られている。しかも、補助バーブ5bは主バーブ
5aのピツチPより細かいピツチP′になつてい
る。 第3図A〜Fはブレード部4の断面形状と主バ
ーブ5aと補助バーブ5bを設ける稜を示したも
のである。A〜Dは三角形ブレードで、Aは黒印
で示した一の稜に主バーブ5aを設け、他の二つ
の無印の稜の何れか一方に補助バーブ5bが設け
られている。Bは黒印で示した一の稜に主バーブ
5a及び補助バーブ5bが共に設けられている。
Cは黒印で示した二の稜に主バーブ5aを設け、
他の一の無印の稜に補助バーブ5bが設けられて
いる。Dは黒印で示した二の稜に主バーブ5a及
び補助バーブ5bが共に設けられている。こ場合
は他の一つの無印の稜に補助バーブ5bを設けて
もよい。E及びFはピンチブレードで、Eは黒印
で示した対向する二の稜に主バーブ5a及び補助
バーブ5bが共に設けられ、Fは黒印で示した一
の稜に主バーブ5aを設け、これに対向する稜に
補助バーブ5bが設けられている。 このように主バーブ5a及び補助バーブ5bは
ブレード部4の同一稜であつても異なる稜であつ
てもよい。また、主バーブ5aは少なくとも1稜
に設ければよいが、通常は2稜に設ける場合が多
い。 前記主バーブ5aは1稜当たりの設置数はブレ
ード部の全域に設ける場合と下位領域にのみに設
ける場合とでは異なるし、ピツチの設定によつて
も異なるが、通常1〜5程度で充分である。これ
に対して補助バーブ5bは主バーブ5aより多
く、密にすることが必要であり、標準的には4〜
8個となるが、主バーブとの関係でこれ以上多く
なる場合もある。 前記補助バーブ5bはブレード部4の上位領域
であればその設置範囲は特に限定しないが、補助
バーブ5bの最下段が針打ち時にフエルトの厚さ
のほゞ半分程度の位置にとどまり、最上段がフエ
ルト内に若干沈み込む程度の範囲であれば好まし
い。 〔実験例〕 いま、10デニールのナイロン繊維を76mmにカツ
トしてなる繊維バツト(120g/m2)を積層して
1000g/m2にし、次の条件の従来の針と、本願
の針を用いて針打ちを実施した。 従来の針 三角形ブレード部の2稜に、1稜当たり3個の
バーブを設け、その一の稜は針先端と最下段のバ
ーブまでが6.35mm、最下段と2段目、2段目と3
段目の間隔が3.3mmであり、他の一の稜は針先端
と最下段のバーブまでが8.35mm、最下段と2段
目、2段目と3段目の間隔が3.3mmである。 本願の針 三角形ブレードの2稜に、1稜当たり2個の主
バーブ(この切込みの強さは従来針と同一であ
る)を設け、1つの稜は針先端と最下段のバーブ
までが6.35mm、最下段と2段目の間隔が3.3mmで
あり、他の稜は針先端と最下段のバーブまでが
8.35mm、最下段と2段目の間隔が3.3mmである。
また、これらと同じ稜に1稜当たり4個の補助バ
ーブを1.3mm間隔で設けた。 上記従来の針と本願の針の針打ち回数は出
来上がりの平均密度を同一にするためにが2000
回/平方吋、が1600回/平方吋で実施し、平均
密度、脱毛量、平滑性を調べた処、次表の結果を
得た。
〔考案の効果〕
以上の如く、この考案は針本体のブレード部の
下位領域又は全域に主バーブを設け、上位側領域
に切込みの弱い補助バーブを主バーブに対して密
に設けたことを特徴としているから、針打ち時の
針の深さが一定でも一面側と他面側との繊維密度
差を簡単に形成でき、しかも一面側の平滑性及び
抜毛、脱毛の少ないニードルフエルトが得られ
る。従つて、従来の針の如く一面側を他面側に対
して密にしたり、抜毛や脱毛を少なくするために
針打ち深さを数回に分けて打ち替えたり、バーブ
の切込みの強さ及びピツチの異なる2種以上の針
を交換使用するような面倒さがないため、能率的
で生産性が向上するという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示す正
面図、第3図A〜Fは主バーブと補助バーブの設
置位置を示すブレード部の断面図、第4図は従来
例を示す正面図である。 1…針本体、4…ブレード部、5…バーブ、5
a…主バーブ、5b…補助バーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 針本体のブレード部の全域又は下位領域に主
    バーブを設け、上位領域に切込みの弱い補助バ
    ーブを設けたことを特徴とするフエルト製造用
    針。 (2) 前記補助バーブが、主バーブに対して密のピ
    ツチに設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のフエルト製造用針。 (3) 前記補助バーブが、主バーブと同一稜に設け
    られている実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項記載のフエルト製造用針。 (3) 前記補助バーブが、主バーブと異なる稜に設
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載のフエルト製造用針。
JP1986054982U 1986-04-12 1986-04-12 Expired JPH0116785Y2 (ja)

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JPS62175096U JPS62175096U (ja) 1987-11-06
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JPH0827654A (ja) * 1994-07-07 1996-01-30 Sekisui Chem Co Ltd 熱成形性繊維複合材料の製造方法
EP1806444B1 (de) * 2005-12-27 2009-04-01 Groz-Beckert KG Filznadel

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